JPH10272484A - 廃水の処理装置 - Google Patents

廃水の処理装置

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Publication number
JPH10272484A
JPH10272484A JP9079610A JP7961097A JPH10272484A JP H10272484 A JPH10272484 A JP H10272484A JP 9079610 A JP9079610 A JP 9079610A JP 7961097 A JP7961097 A JP 7961097A JP H10272484 A JPH10272484 A JP H10272484A
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JP
Japan
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screen
carrier
cylinder
wastewater treatment
outer diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP9079610A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Tsubone
俊明 局
Tatsuo Takechi
辰夫 武智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストの増大や担体の破壊を招くことな
くスクリーンの閉塞を防止できる廃水の処理装置を提供
する。 【解決手段】 微生物固定化担体3が充填され、かつ処
理水出側にスクリーン4が設けられている反応槽を有す
る廃水の処理装置において、下記の条件を満足すること
を特徴とする廃水の処理装置。(イ)前記スクリーン4
の目幅Wが3mm以上である。(ロ)前記微生物固定化
担体3の形状が円筒であり、前記円筒の内径をDi、外
径をDoとしたとき、W/Do≦3/4、かつ0.5≦
Di/Do≦0.8である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微生物固定化担体
(以後、単に担体と呼ぶ)を用いて廃水を生物学的に処
理する廃水の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文献1〔日本下水道事業開発部編著:
「包括固定化担体を用いた消化促進型循環変法”ペガサ
ス”の評価に関する報告書」(1993.6)〕や文献
2〔京才俊則:第30回日本水環境学会セミナー講演資
料集(1996.11)P.67−93〕などに紹介さ
れているように、廃水中の汚濁物質を生物学的に除去す
る廃水の処理方法として、反応槽に担体を充填し、この
担体に汚濁物質を分解除去する微生物を担持させて行う
方法がある。この方法を用いると、従来の活性汚泥法に
比べ反応槽内の微生物を高濃度にできるので、反応槽を
小型化でき設備コストを大幅に低減できる。
【0003】通常、担体はポリプロピレンなどの樹脂で
形成され、最短外径が1〜30mmの球、立方体、円筒
などの形状をしており、流動性を考慮して10%前後の
充填率(反応槽単位体積当たりに存在する担体の総体
積)で反応層に充填されている。ここで、担体の最短外
径とは、担体の有する複数の鏡面対象面に対し対象関係
にある担体外表面上の2点を結んだ直線の長さのうち最
短の長さのものをいう。球では球の直径、立方体では辺
の長さ、直方体では最短辺の長さ、円筒では断面円の外
径が最短外径となる。
【0004】しかし、この担体を用いる方法には次のよ
うな問題がある。すなわち、反応槽の処理水出側には、
担体が反応槽外へ流出しないように目幅が1〜1.5m
mのスクリーンが設けられているが、このスクリーンの
表面に微生物を担持した担体が付着してスクリーンを閉
塞し、連続的な廃水処理を不可能にする。
【0005】スクリーンの閉塞を防止するために、特開
平6ー238390号公報に記載されているようにブラ
シを用いてスクリーン面に付着した担体を掻き落とす方
法などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラシ
を用いて機械的に付着した担体を掻き落とすことは、設
備コストの増大を招くばかりでなく、樹脂製の担体を破
壊する場合もある。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、設備コストの増大や担体の破壊を招く
ことなくスクリーンの閉塞を防止できる廃水の処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、微生物固定
化担体が充填され、かつ処理水出側にスクリーンが設け
られている反応槽を有する廃水の処理装置において、下
記の条件を満足することを特徴とする廃水の処理装置に
より解決される。 (イ)前記スクリーンの目幅Wが3mm以上である。 (ロ)前記微生物固定化担体の形状が円筒であり、前記
円筒の内径をDi、外径をDoとしたとき、W/Do≦
3/4、かつ0.5≦Di/Do≦0.8である。
【0009】本発明者等は、既存の廃水の処理装置を用
いて、スクリーンの目幅、担体の大きさ、形状を種々変
えて、担体付着によるスクリーンの閉塞挙動を検討し
た。このとき、担体の充填率は10%と一定にし、処理
した廃水は都市下水処理場で処理される廃水(COD:
45mg/L、NH4 ーN:26mg/L、Lはリット
ル)である。
【0010】図3に、スクリーン前後の水位差とスクリ
ーン通過流速との関係におよぼすスクリーンの目幅Wの
影響を示す。
【0011】本結果は円筒の担体を用いた場合の結果で
あるが、スクリーンの目幅Wを3mm以上にすれば、ス
クリーン通過流速を速めてもスクリーン前後の水位差を
小さく抑えることができることがわかる。スクリーン前
後の水位差が小さいことは、スクリーンにおいて閉塞が
起こってないことを意味する。なお、球や立方体の担体
を用いた場合にも同様な結果が得られた。
【0012】図4に、(スクリーン目幅W)/(担体最
短外径D)とスクリーンに噛み込んだスクリーン単位面
積当たりの担体の個数との関係を示す。
【0013】本結果は、球、立方体、円筒の担体を用
い、スクリーン通過流速を120m/hrと一定にした
ときの結果であるが、W/D≦3/4であれば、いずれ
の形状の担体においてもスクリーンに噛み込まれた担体
は認められず、スクリーンの閉塞を引き起こさないこと
がわかる。なお、最短外径Dは、担体が円筒のときはそ
の外径Doである。
【0014】スクリーンの目幅が3mm以上で、W/D
≦3/4であることは、D≧4mmでなければならず、
必然的に担体の体積が大きくなるので担体の単位体積当
たりの表面積は小さくなり、廃水の処理能力が低下す
る。
【0015】体積増大にともなう処理能力の低下を防止
する方法としては、担体の充填率を上げたり、中空の担
体を用いて担体の総表面積を確保すればよい。しかし、
前者の場合は、担体のコスト増や担体の流動性の低下を
招くので、水の抵抗を受けやすく流動性にも優れた中空
の担体を用いる必要がある。
【0016】中空の担体の場合、その形状を円筒にする
ことが、上記したスクリーンの目幅との関係を満足する
ように製造する上で最も簡便であり、コスト的にも有利
である。このとき、Di/Doが0.5未満では担体の
表面積を充分に確保できず、また0.8を超えると担体
の強度が著しく低下するので、0.5≦Di/Do≦
0.8にする必要がある。
【0017】なお、こうした中空の担体を用いると担体
自体が占めるデッドスペースを小さくできるので、処理
槽の反応容積確保の点からも有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に本発明である廃水の処理装
置の1実施の形態を示す。図で、1は廃水、2は処理
水、3は担体、4はスクリーン、5は散気装置、6はブ
ロワーを表す。なお、以下の図においても、同じ番号は
図1と同じものを表す。
【0019】担体3が充填され、処理水出側にはスクリ
ーン4が設けられた1槽の反応槽からなり、反応槽の底
部にはブロワー6によって散気する散気装置5により微
生物に酸素供給する機構を有した廃水の処理装置であ
る。
【0020】廃水1は本廃水の処理装置により汚濁物質
が除去されて処理水2となるが、担体3として内径D
i、外径Doの円筒形状のものを用い、スクリーン4の
目幅Wを3mm以上にし、かつW/Do≦3/4、0.
5≦Di/Do≦0.8を満足するように調整すれば、
処理能力の低下やスクリーンの閉塞は起こらない。
【0021】図2に本発明である廃水の処理装置の別の
1実施の形態を示す。図で、7は最終沈殿池、8は返送
汚泥、9は攪拌機、10は循環水を表す。
【0022】前段に担体3の充填されてない反応槽が1
槽設けられ、担体3を充填した2槽の反応槽からなり、
しかも再循環処理できる機構を有した廃水の処理装置で
ある。
【0023】廃水1は本廃水の処理装置により汚濁物質
が除去されて処理水2となるが、最終沈殿池7の汚泥は
返送汚泥8として循環水10とともに前段の反応槽へ送
られ、新たな廃水とともに再処理される。前段に反応槽
があるため図1の場合に比べてスクリーンの閉塞は起こ
り難いが、この場合も、担体3として円筒形状のものを
用い、スクリーン4の目幅Wを3mm以上にし、かつW
/Do≦3/4、0.5≦Di/Do≦0.8を満足す
るように調整すれば、処理能力の低下やスクリーンの閉
塞は起こらない。
【0024】円筒担体の外径Doが大き過ぎると流動性
が低下する場合もあるので、Doは100mm以下であ
ることが好ましい。
【0025】担体には、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、廃プラスチックな
どの樹脂またはこれらの樹脂を2種以上混合したものを
円筒に成形したものを用いることができる。また、こう
した樹脂を発泡体にしたり、樹脂にタルク、活性炭、各
種セラミックスなどを添加したり、円筒表面に凹凸を付
けてもよい。
【0026】
【実施例】図1に示す廃水の処理装置に、表1に示す大
きさの円筒と立方体形状のポリプロピレン製担体を充填
率10%で充填し、ワイヤー幅1.5mmのウエッジワ
イヤータイプで目幅が表1の担体の最短外径の3/4に
調整されているステンレス製スクリーンを処理水出側に
設置して、都市下水処理場の最初沈殿池越流水(TーB
OD:13045mg/L、COD:45mg/L、N
4 ーN:33mg/L、Lはリットル)を処理し、ス
クリーン前後の水位差によりスクリーンの閉塞の程度
を、またCODとNH4 ーNの除去率により処理能力を
評価した。なお、処理水の滞留時間は2hr、スクリー
ン通過流速は120m/hrと一定にし、散気は溶存酸
素濃度が3〜4mg/L(Lはリットル)となるように
行った。
【0027】結果を表1に示す。スクリーンの目幅およ
び担体形状が本発明範囲内にある場合は、スクリーン前
後の水位差が小さくスクリーンの閉塞が起こらず、ま
た、CODとNH4 ーNの除去率も高く処理能力にも優
れていることがわかる。
【0028】一方、担体の最短外径が3mmの場合は、
スクリーンの目幅を担体の最短外径の3/4にしている
のでスクリーンの目幅は2.25mmと本発明範囲外に
なるため、スクリーン前後の水位差が50mmを超え、
スクリーンの閉塞が起こる。なお、このとき、担体が小
さいので総表面積を充分に確保できるため、CODの除
去率が90%以上、NH4 ーNの除去率が84%以上と
処理能力上の問題はない。
【0029】また、担体の最短外径が6、10mmの場
合は、スクリーンの目幅はそれぞれ4.5、7.5mm
と本発明範囲内にあるので、スクリーンの閉塞は起こら
ないが、立方体やDi/Doが0.3の円筒の場合のよ
うに担体形状が本発明範囲外にあると、CODの除去
率、NH4 ーNの除去率が低下し処理能力上の問題が生
じる。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、設備コストの増大や担体の破壊を招くことな
くスクリーンの閉塞を防止できる廃水の処理装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である廃水の処理装置の1実施の形態を
示す図である。
【図2】本発明である廃水の処理装置の別の1実施の形
態を示す図である。
【図3】スクリーン前後水位差とスクリーン通過流速と
の関係におよぼすスクリーンの目幅Wの影響を示す図で
ある。
【図4】(スクリーン目幅W)/(担体最短外径D)と
スクリーンに噛み込んだスクリーン単位面積当たりの担
体の個数との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 廃水 2 処理水 3 担体 4 スクリーン 5 散気装置 6 ブロワー 7 最終沈殿池 8 返送汚泥 9 攪拌機 10 循環水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物固定化担体が充填され、かつ処理
    水出側にスクリーンが設けられている反応槽を有する廃
    水の処理装置において、下記の条件を満足することを特
    徴とする廃水の処理装置。 (イ)前記スクリーンの目幅Wが3mm以上である。 (ロ)前記微生物固定化担体の形状が円筒であり、前記
    円筒の内径をDi、外径をDoとしたとき、W/Do≦
    3/4、かつ0.5≦Di/Do≦0.8である。
JP9079610A 1997-03-31 1997-03-31 廃水の処理装置 Pending JPH10272484A (ja)

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JP9079610A JPH10272484A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 廃水の処理装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205287A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Takeda Chem Ind Ltd 水処理用担体、水処理用担体の製造方法および水処理用装置
JP2001205288A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Takeda Chem Ind Ltd 水処理用担体、水処理用担体の製造方法および水処理用装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205287A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Takeda Chem Ind Ltd 水処理用担体、水処理用担体の製造方法および水処理用装置
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