JPH10270863A - 電子機器用脚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじやリベット、接着剤を用いず安価で作業性
が良く、確実に固定できる電子機器用脚を提供する。 【解決手段】中央部に貫通孔３ａを設けたゴム足３を電
子機器底部に設けたピン２ａに圧入し、ピン２ａの周囲
に設けたリブ２ｂでゴム足３の側面を囲う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電子機器用脚に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の脚の取付方法では、ねじ止めやリ
ベット止め、接着により固定する方法が用いられてい
た。この方法の一例として、例えば、実公平５−２１９
０６号公報があげられる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ねじやリベット、接着
剤を用いず安価で作業性が良く、確実に固定できる取付
脚を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】中央部に貫通孔を設けた
ゴム製の足（以下ゴム足）を電子機器底部に設けたピン
に圧入し、ピン周囲に設けたリブでゴム足の側面を囲
う。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図１から
図５により説明する。

【０００６】図１にディスプレイの標準例の斜視図を示
す。ディスプレイ１には回転台２が取付けられている。
図２に回転台２の底面部を示す。回転台２にゴム足３が
圧入固定されている。

【０００７】図３にゴム足３の斜視図、図４にゴム足取
付け前の縦断面図、図５にゴム足取付け後の縦断面図を
示す。

【０００８】ゴム足３は円筒形状を成しその中央部に円
形の固定用貫通孔３ａを設けてある。一方、回転台２に
は一体で形成された円形断面を有する固定用ピン２ａを
設け固定用ピン２ａと同心の円環形状のリブ２ｂが設け
てある。

【０００９】固定用ピン２ａの径Ｂおよび固定用貫通孔
３ａの径Ａの寸法は、固定用ピン２ａの径Ｂの径が小さ
いため、ゴム足の大きな変形量を比較的小さな力で圧入
できる寸法設定が可能である。従って、固定用ピン２ａ
の径Ｂおよび固定用貫通孔３ａの径Ａの寸法のばらつき
の影響が少なく安定したゴム足３の保持力を確保でき
る。

【００１０】また、ゴム足３の圧入後はリブ２ｂがゴム
足３を囲うので、ディスプレイ１を設置面上で引きずっ
た場合でも、リブ２ｂがゴム足３を側面で支持してゴム
足３の変形や固定用ピン２ａの折損によりゴム足３が外
れることはない。

【００１１】

【発明の効果】本発明により安価で作業性が良く、確実
に固定できる電子機器用脚を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ディスプレイの斜視図。

【図２】回転台の底面の斜視図。

【図３】本発明のゴム足の斜視図。

【図４】本発明のゴム足取付け前の縦断面図。

【図５】本発明のゴム足取付け後の縦断面図。

【符号の説明】

１…ディスプレイ、 ２…回転台、 ２ａ…固定用ピン、 ２ｂ…リブ、 ３…ゴム足、 ３ａ…固定用貫通孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電子機器の底部に取付けられる脚におい
   て、上記脚が中央部に固定用貫通孔を備え、上記電子機
   器が底部に設けた上記脚の固定用ピンと上記固定用ピン
   の周囲に設けたリブとを備え、上記固定用貫通孔を上記
   固定用ピンに圧入して上記脚を固定し、上記リブが上記
   脚の側面を囲うことを特徴とする電子機器用脚。