JPH10269987A - 環形蛍光ランプ - Google Patents
環形蛍光ランプInfo
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- JPH10269987A JPH10269987A JP6953597A JP6953597A JPH10269987A JP H10269987 A JPH10269987 A JP H10269987A JP 6953597 A JP6953597 A JP 6953597A JP 6953597 A JP6953597 A JP 6953597A JP H10269987 A JPH10269987 A JP H10269987A
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Abstract
リッジ部によって相互に接続した環形蛍光ランプにおい
て、ブリッジ部の破損を防止するとともに、輝度分布の
均一化を図る。 【解決手段】 環径の異なる複数の環形発光管1,2が
略同心円状に設けられ、前記複数本の環形発光管1,2
がブリッジ部3により連結されて、前記環形発光管1,
2の内部に一本の放電路が形成された環形蛍光ランプに
おいて、前記複数本の環形発光管1,2が、2個以上の
架橋部材6により相互に接続され、固定されている。前
記架橋部材6は、前記環形発光管1,2の中央断面21
を境にして、主として一方の側に設けられている。
Description
形蛍光ランプを同心円状に配置した環形蛍光ランプに関
するものである。
得るために2本以上の環形蛍光ランプを段違いに配置し
た照明器具が使用されているが、このような照明器具は
厚形で大形のものとなり経済的でなく、かつ器具デザイ
ンの面からも自由度が制約されるなどの問題がある。近
年、このような従来の環形蛍光ランプの問題点を解決す
るために、2本のコンパクトな環形発光管を同一平面上
かつ同心円状に配置し、これをブリッジ接合によって相
互に連結して内部に一本の放電路を形成した、いわゆる
二重管形の環形蛍光ランプが提案されている(特開平2
−61956号公報、特開平6−203798号公報、
特開平8−236074号公報)。
た、いわゆるブリッジ接合形蛍光ランプにおいては、ラ
ンプ点灯時の発熱による熱応力や、ランプ交換時等の機
械的な外力がブリッジ部に加わって、ブリッジ部が破損
しやすいという問題がある。
ため、直管蛍光ランプにおいては、シリコン接着剤から
なる接合部材によってブリッジ部に発生する応力の一部
を負担する構成(特開平3−101047号公報)や、
弾力性を有する合成樹脂からなるスペーサを発光管間に
挿入して圧縮強度を向上させる構成(特開平3−254
059号公報、特開平5−76132号公報)が提案さ
れている。
保持部材(口金)で保持するとともに、電極部と対角側
に発光管を覆う補強部材を設けた構成が提案されている
(特開平1−77858号公報、特開平6−20379
8号公報)。
ンプにおいては、ブリッジ部成形に伴う製造ばらつきが
発生することが知られている。この製造ばらつきを吸収
するために、発光管端部を包囲する口金部の発光管端部
挿入孔の内径を発光管外径より大きくする構成が提案さ
れている(特開平3−98235号公報)。
討によると、環形蛍光ランプの場合には、2本の発光管
を曲げ成形し、さらにそれをブリッジ接合するという製
造工程を経ることから、従来のブリッジ接合形の直管蛍
光ランプに比べて製造ばらつきが大きく、高い寸法精度
を実現することが容易ではない。
つきを吸収するために、口金部の発光管端部挿入孔の内
径を発光管外径よりもかなり大きくしなければならな
い。したがって、口金部の保持部材としての効果は低
く、上記の特開平1−77858号公報および特開平6
−203798号公報に記載された、口金部と対角側に
補強部材を1つだけ設けた構成では、ブリッジ部の補
強、破損防止には不十分である。
制作し、組み立てなければならないこととすると、材料
面および工程面でコストアップにつながるという問題も
ある。
部材を使用すると、ランプ点灯時に補強部材の部分が遮
光されて影となるので、主発光面の輝度分布が不均一と
なったり、ランプ外観を損なったりするという問題があ
る。このような問題を解決するために、発光管の間隙に
反射導光体を介在させる構成が提案されているが(特開
平3−102759号公報)、材料面および工程面で大
幅なコストアップになって実用的とは言い難い。
ジ接合した環形蛍光ランプに最適な補強手段を提供する
ことにより、ブリッジ部の破損を防止し、かつ、ランプ
の輝度分布の均一性を損なわず、外観を損なうこともな
い、高出力・高効率・コンパクトな環形蛍光ランプを提
供することを目的とする。
め、本発明の環形蛍光ランプは、環径の異なる複数本の
環形発光管が略同心円状に設けられ、前記複数本の環形
発光管がブリッジ部により連結されて、前記環形発光管
の内部に一本の放電路が形成された環形蛍光ランプにお
いて、前記複数本の環形発光管が、2個以上の架橋部材
により相互に接続され、固定されているものである(請
求項1)。
備えた二重管形の環形蛍光ランプにおいて、複数箇所に
設けた架橋部材によって環形発光管を相互に接続し、固
定することができるので、ブリッジ部をしっかりと補強
することができる。
中央断面を境にして、主として一方の側に設けられてい
ることが好ましい(請求項2)。
面にはみ出して光を遮ることを低減することができるの
で、他方の主発光面の輝度分布の均一化を図ることがで
き、また、環形蛍光ランプの外観を損なうことがない。
光管の間隙に樹脂を充填したものからなり、前記樹脂
は、前記環形発光管の中央断面に対して片側にのみ設け
られていることが好ましい(請求項3)。
組立てする必要がなく、また、架橋部材の主発光面への
はみ出し、ならびにそれに伴う遮光、主発光面の輝度分
布の不均一化を完全に防止することができる。
部により包囲され、前記口金部は、前記環形発光管の主
発光面と略垂直に立設された口金ピンを有し、前記架橋
部材は、前記口金ピンが立設された主発光面の側に設け
られていることが好ましい(請求項4)。
の主発光面に架橋部材がはみ出して光を遮ることを防止
することができるので、主発光面の輝度分布を均一化す
ることができ、また、環形蛍光ランプの外観を損なうこ
とがない。
光管の同心軸の周りに等間隔で4箇所、かつ、口金部に
対して略左右対称に設けられていることが好ましい(請
求項5)。
に加わる力が分散されて吸収されるので、ブリッジ部の
補強をより強固に行うことができる。また、架橋部材が
口金部に対してほぼ左右対称に4箇所設けられているの
で、強度的にも外観的にもバランスのとれたものとな
る。
ものであることが好ましく(請求項6)、架橋部材によ
る遮光、影の発生をより効果的に防止することができ
る。
面図を示す。
二本の環形発光管1,2が、略同一平面上、かつ、略同
心円状に配置されており、環形発光管1,2の電極側端
部4,4には電極(図示せず)を保持するステムが封着
され、環形発光管1,2の非電極側端部5,5は電極を
有さないステムにより閉塞されている。
近傍がブリッジ接合部3によって接合されており、これ
によって電極間に一本の放電路が形成されている。
体(図示せず)が塗布されており、管内には水銀と始動
補助用ガスとしてアルゴン、ネオンなどの希ガス200
〜500[Pa]が封入されている。なお、水銀として
は亜鉛−水銀などのアマルガム合金として封入してもよ
い。
管1,2の管外径が約20[mm]、外側の環形発光管
2の環外径が約200[mm]、内側の環形発光管1の
環内径が約114[mm]、環形発光管1,2の相互の
間隔、すなわちブリッジ接合部3の長さが約3[mm]
であり、定格電力40[W]で点灯されるものである。
隙に充填されたシリコーン樹脂からなる。架橋部材6
は、環形発光管1,2の同心軸の周りにほぼ90゜間隔
に、かつ、発光管端部4および5に対してほぼ左右対称
に、4箇所設けられている。
時等に加わる外力やランプ点灯中の熱応力が各架橋部材
に分散されて吸収されるので、ブリッジ部の補強をより
強固に行うことができる。また、架橋部材6を発光管端
部4,5に対して左右対称に4箇所設けているので、強
度的にも外観的にもバランスのとれたものとなる。
1,2の環の径方向の寸法)が約9[mm]、長さ(環
形発光管1,2の長さ方向の寸法)が約20[mm]で
あり、1個あたりの重量は約2[g]である。
リッジ部の補強を行うことができるが、3個設けて3点
支持とすればより良好な補強を行うことができるが、さ
らに4個以上とすれば補強性がより向上する。
部材6および環形発光管1,2の断面図を示す。
隙に、硬化性のシリコーン樹脂からなる架橋部材6が充
填されている。架橋部材6は、環形発光管の中央断面2
1(環形発光管1,2の管の中心線を含む面。一点鎖線
で示す。)を境にして、主として一方の主発光面の側に
設けられているので、他方の主発光面への樹脂のはみ出
し量はわずかであり、環形発光管1,2からの光放射を
遮って架橋部材6の影を発生させることがない。したが
って、架橋部材6が設けられていない方の主発光面を被
照射物に対向させて使用すれば、主発光面の輝度分布な
らびに被照射面の照度分布の均一化を図ることができ
る。
よび2が形成する面、すなわち図1に示す環形蛍光ラン
プの平面をいい、中央断面21を境にして、表裏2つの
面を有する。
中央断面21に対して一方の主発光面の側にのみ設ける
構成も好ましい。すなわち、樹脂の充填深さを環形発光
管1,2の外径の半分よりも浅いものとすることによ
り、他方の主発光面における影の発生をより効果的に防
止することができる。
ものの他、主発光面の一方に影を生じないものであれば
どのようなものでもよく、たとえば、一方の主発光面の
側にプラスチックからなる補強部材を接着剤で固定する
ようなものでもよい。
一平面上に配置されている場合であるが、環形発光管
1,2が段違いに配置されている場合にも適用すること
ができる。この場合、中央断面が円錐状になる。
の一例について説明する。まず、2本の環形発光管をブ
リッジ接合して一体化した後、環形発光管を水平面内に
位置させる。次に、環形発光管を水平面内でゆっくり回
転させながら、環形発光管の上部に設けられた樹脂充填
手段(ノズル等)から、一定時間間隔で、樹脂の充填、
充填休止を繰り返す。この方法により、環形発光管が一
回転する間に環形発光管の所望の位置に所望量の樹脂を
充填することができる。
ば、充填後の樹脂の垂れ、主発光面への樹脂のはみ出し
を防止することができる。樹脂の粘度の調整は、たとえ
ば、樹脂への蛍光体の混合により行うことができる。
発光管の同心軸の周りに環状に等間隔に配置し、樹脂の
充填と同時に、環形発光管を所定角度だけ回転させるこ
ととすれば、複数箇所の樹脂充填を同時に行うことがで
きる。
に示す環形蛍光ランプの発光管端部4および5を、口金
部7で包囲した環形蛍光ランプの平面図および斜視図を
示す。
よび非電極側端部(図示せず)は、プラスチック製の口
金部7により包囲されている。口金部7の環形発光管挿
入口の内径は、製造ばらつきを見込んで、約23[m
m]と、環形発光管の外径20[mm]よりかなり大き
くなっている。
通気用のスリット9(図5では省略)が設けられ、非電
極側端部に形成される最冷点の温度および環形発光管
1,2内の水銀蒸気圧を適正値に保つ働きをする。
面とほぼ垂直に4本の口金ピン8が立設されており、口
金ピン8はそれぞれ電極外部リード線(図示せず)に接
続されている。口金ピン8は、口金部7の凹部内に設け
られているので、外力が加わることによる口金ピン8の
変形や折れを防止することができる。
に、かつ、等間隔に4個設けられている。すなわち、口
金部7の中央部と環形発光管1,2の同心軸とを通る線
に対して左右対称に設けられている。また、架橋部材6
は、口金ピン8と同一の主平面側に設けられている。
具に装着される様子を示す。図6において、照明器具1
0は、器具本体11、ソケット12、発光管保持部13
および14を有するものであり、環形蛍光ランプの装着
時には、ソケット12への口金ピン8(説明の便宜上、
口金部7から突出したものとしている)の挿入と、発光
管保持部13,14による環形発光管1,2の保持とが
同時に行われるようになっている。
り付けられた照明器具に組み込まれて使用されるため、
主発光面の一方は常に天井や壁の方を向くことになる。
図6に示すような照明器具に組み込んで使用する場合に
は、口金ピン8が立設された側の主発光面が常に照明器
具に対向することになる。
8が立設された側の主発光面に架橋部材6を設けること
により、他方の主発光面には、架橋部材6による影が発
生することがなく、輝度分布ならびに被照射面の照度分
布が良好な照明器具を実現することができる。
破損を防止し、かつ、ランプの輝度分布の均一性を損な
わず、外観を損なうことのない、高出力・高効率・コン
パクトな環形蛍光ランプを提供するものである。
面図
の平面図
様子を示す図
Claims (6)
- 【請求項1】 環径の異なる複数の環形発光管が略同心
円状に設けられ、前記複数本の環形発光管がブリッジ部
により連結されて、前記環形発光管の内部に一本の放電
路が形成された環形蛍光ランプにおいて、前記複数本の
環形発光管が、2個以上の架橋部材により相互に接続さ
れ、固定されていることを特徴とする環形蛍光ランプ。 - 【請求項2】 前記架橋部材は、前記環形発光管の中央
断面を境にして、主として一方の側に設けられているこ
とを特徴とする請求項1に記載の環形蛍光ランプ。 - 【請求項3】 前記架橋部材は、前記複数本の環形発光
管の間隙に樹脂を充填したものからなり、前記樹脂は、
前記環形発光管の中央断面に対して片側にのみ設けられ
ていることを特徴とする請求項2に記載の環形蛍光ラン
プ。 - 【請求項4】 前記環形発光管は、その端部が口金部に
より包囲され、前記口金部は、前記環形発光管の主発光
面と略垂直に立設された口金ピンを有し、前記架橋部材
は、前記口金ピンが立設された主発光面の側に設けられ
ていることを特徴とする請求項2または3に記載の環形
蛍光ランプ。 - 【請求項5】 前記架橋部材は、前記複数の環形発光管
の同心軸の周りに等間隔に4箇所、かつ、前記口金部に
対して略左右対称に設けられていることを特徴とする請
求項4に記載の環形蛍光ランプ。 - 【請求項6】 前記架橋部材は、透光性材料からなるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
環形蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06953597A JP3219013B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 環形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06953597A JP3219013B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 環形蛍光ランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10269987A true JPH10269987A (ja) | 1998-10-09 |
JP3219013B2 JP3219013B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=13405521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06953597A Expired - Lifetime JP3219013B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 環形蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219013B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6621209B2 (en) | 2000-08-29 | 2003-09-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent lamp having a spacer between glass tubes |
KR100848882B1 (ko) | 2006-07-25 | 2008-07-28 | 삼창기업 주식회사 | 원자력 발전소 안전 계통의 디지털 신호처리 장치 및 방법 |
JP2010251262A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Panasonic Corp | 放電ランプ |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP06953597A patent/JP3219013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6621209B2 (en) | 2000-08-29 | 2003-09-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent lamp having a spacer between glass tubes |
KR100848882B1 (ko) | 2006-07-25 | 2008-07-28 | 삼창기업 주식회사 | 원자력 발전소 안전 계통의 디지털 신호처리 장치 및 방법 |
JP2010251262A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Panasonic Corp | 放電ランプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3219013B2 (ja) | 2001-10-15 |
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