JPH102692A - 熱交換器のブラケット構造 - Google Patents

熱交換器のブラケット構造

Info

Publication number
JPH102692A
JPH102692A JP15460296A JP15460296A JPH102692A JP H102692 A JPH102692 A JP H102692A JP 15460296 A JP15460296 A JP 15460296A JP 15460296 A JP15460296 A JP 15460296A JP H102692 A JPH102692 A JP H102692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver tank
header pipe
bracket
heat exchanger
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15460296A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kato
宗一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP15460296A priority Critical patent/JPH102692A/ja
Publication of JPH102692A publication Critical patent/JPH102692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器とレシーバータンクを連結する構造
簡易なブラケット構造を提供すること。 【構成】 熱交換器1のヘッダパイプ6,7に、熱交換
媒体の気液分離を行うレシーバータンク2をブラケット
3で連結する熱交換器のブラケット構造において、ブラ
ケット3は、ブラケット本体20の一側にヘッダパイプ
形状に沿う接合面21を備えるとともに、ブラケット本
体の他側にはレシーバータンク形状に沿う接合面22を
備え、ヘッダパイプ形状に沿う接合面とレシーバータン
クに沿う接合面とを連通する連通孔23をブラケット本
体20に設け、ヘッダパイプ及びレシーバータンクは、
ブラケット本体の連通孔23に開口する通流孔14,1
6を備えている。また、ヘッダパイプの通流孔14又は
レシーバータンクの通流孔16には、ブラケット本体の
連通孔23の方向に突出するバーリング14a,16a
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器のヘッダ
パイプに熱交換媒体の気液分離を行うレシーバータンク
を連結するブラケットの組み付け構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置、冷蔵装置等の冷
房サイクルに組み込まれる熱交換媒体凝縮装置として、
例えば、積層型熱交換器が知られている。この種の熱交
換器は、複数のチューブとフィンとが交互に積層され、
これら積層されたチューブの両端がヘッダパイプに挿入
された挿入孔に挿入して接合されている。これらのヘッ
ダパイプの所要箇所には、ヘッダパイプ長手方向に区画
する仕切り板が配設され、ヘッダパイプに設けられた入
口継手から流入した熱交換媒体がヘッダパイプの間を複
数回蛇行して通流する構成を備えている。
【0003】前記熱交換器には、冷房能力の低下を防止
するためにレシーバータンクが連結される場合がある。
熱交換器にレシーバータンクが連結されていると、熱交
換器のフィンを介して外部空気と熱交換されて気液二相
状態となった熱交換媒体は、前記レシーバータンクに通
流され、レシーバータンク内部に設置されたドライヤ及
びフィルター等によって気液分離されて液体単相の熱交
換媒体となり、再び熱交換器に流入して更に熱交換され
て、出口継手から流出して冷房サイクルを循環する。こ
のように、熱交換器にレシーバータンクが連結されてい
ると、熱交換媒体は、レシーバータンクによって気液分
離されてガス媒体を含まない液体単相の熱交換媒体とな
るため、熱交換媒体の循環量が低下することなく冷房サ
イクルを循環することができ、冷房能力の低下を防止す
ることができる。
【0004】レシーバータンクは、通常、熱交換器に隣
接して熱交換器と一体型となるように構成されている。
例えば、図4に示すように、特開平2−267478号
公報に記載されたレシーバータンク25は、円筒状に形
成されており、レシーバータンク25の一側面には凹部
25aが形成され、前記凹部に熱交換媒体の通路穴25
bが設けられている。ヘッダパイプ24の下方には、熱
交換媒体の通路穴24aが形成されている。レシーバー
タンク25がヘッダパイプ24の偏平面に配置固定され
てろう付けされ、ヘッダパイプの一部をレシーバータン
クの一部として利用して一体型となるように構成されて
いる。尚、図中矢印は、熱交換媒体が通流する方向を示
す。
【0005】更に、図5に示すように、ヘッダパイプ2
6の内部に仕切り板27を設け、ヘッダパイプの外壁2
6aを変形させてヘッダパイプ26の中央で仕切り板2
7と結合し、熱交換媒体の通路穴28aを設けた円筒状
のレシーバータンク28をヘッダパイプ26の偏平面に
突合せて結合し、ヘッダパイプの一部を授液器の一部と
して利用して熱交換器と一体型となるように構成されて
いる。尚、図中矢印は、熱交換媒体が通流する方向を示
す。
【0006】また、図6に示すように、特開平7−28
0392号公報に記載されたレシーバータンク31は、
ヘッダパイプ29の形状に合わせて逆円弧状の窪み部3
1aを設けた筒体に形成され、前記逆円弧形状の窪み部
31aの上部に方形状の段差部32が形成され、前記逆
円弧形状の窪み部31aの下部に角環状の段差部33が
形成され、更にヘッダパイプ29に形成された第1の貫
通穴30に合わせて前記角環状の段差部33の中央に熱
交換媒体が通流する第2の貫通穴34が形成されてい
る。そして、レシーバータンク31は、前記逆円弧状の
窪み部31aに形成された方形状の段差部32と、角環
状の段差部33がヘッダパイプ29に面接触してろう付
けされ、熱交換器と一体型となるように構成されてい
る。
【0007】更に、ヘッダパイプとレシーバータンクを
ブラケットによって接続し、熱交換媒体は、ヘッダパイ
プとレシーバータンクの間に設けられたパイプによって
通流する構成のものも知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平2−267
478号公報に記載された発明は、前述したようにヘッ
ダパイプの一部をレシーバータンクの一部として利用し
て熱交換器とレシーバータンクを一体型に構成するた
め、レシーバータンク及びヘッダパイプの構造が複雑と
なって製造が困難であり、汎用性に乏しいという問題が
あった。
【0009】また、前記特開平7−280392号公報
に記載された発明は、レシーバータンクとヘッダパイプ
と面接触して密着するために、ヘッダパイプ形状に合せ
てレシーバータンクに逆円弧状の窪み部等を形成する必
要があり、レシーバータンクの製造が困難となる問題が
あった。
【0010】更に、これら特開平2−267478号公
報及び前記特開平7ー280392号公報記載のレシー
バータンクは、ヘッダパイプと密接する構成のため、熱
交換器の熱が直接レシーバータンクに伝達されやすく、
せっかく気液分離されて液体単相となった熱交換媒体の
一部が容器内で再びガス化してしまう虞があった。ま
た、その他、ヘッダパイプとレシーバータンクをブラケ
ットによって接続し、熱交換媒体をヘッダパイプとレシ
ーバータンクの間に設けたパイプによって通流する構成
とすると、熱交換器の熱はレシーバータンクに伝達され
にくくなるが、熱交換媒体を通流するためのパイプを別
部材で設ける必要があり、部品点数が増大し、製造が煩
雑となる問題があった。
【0011】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて、複
雑な構造のヘッダパイプ及び複雑な構造のレシーバータ
ンクを必要とせずに、簡単な構造で容易に熱交換器とレ
シーバータンクを連結することができる熱交換器のブラ
ケット構造を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載さ
れた発明は、熱交換器のヘッダパイプに、熱交換媒体の
気液分離を行うレシーバータンクをブラケットで連結す
る熱交換器のブラケット構造において、前記ブラケット
は、ブラケット本体の一側に前記ヘッダパイプ形状に沿
う接合面を備えるとともに、ブラケット本体の他側には
前記レシーバータンク形状に沿う接合面を備え、前記ヘ
ッダパイプ形状に沿う接合面と前記レシーバータンクに
沿う接合面とを連通する連通孔を、前記ブラケット本体
に設け、前記ヘッダパイプ及びレシーバータンクは、前
記ブラケット本体の前記連通孔に開口する通流孔を備え
た構成の熱交換器のブラケット構造である。
【0013】本願第2請求項に記載された発明は、前記
請求項1の発明において、前記ヘッダパイプの前記通流
孔又は前記レシーバータンクの前記通流孔には、前記ブ
ラケット本体の前記連通孔の方向に突出するバーリング
が形成されている構成の熱交換器のブラケット構造であ
る。
【0014】前記請求項1の発明は、ヘッダパイプ形状
に沿う接合面とレシーバータンク形状に沿う接合面を設
け、更に、2つの前記接合面を連通する連通孔を設けて
構成され、2つの前記接合面をそれぞれヘッダパイプ及
びレシーバータンクに嵌着して、ヘッダパイプの通流孔
とレシーバータンクの通流孔を前記連通孔によって連通
することにより、ヘッダパイプとレシーバータンクを簡
単に連結することができる。
【0015】前記ブラケットを介してヘッダパイプとレ
シーバータンクを連結すると、従来のようにヘッダパイ
プ及びレシーバータンクを複雑な構造に形成する必要が
なくなり、ヘッダパイプ及びレシーバータンクの製造コ
ストを低減することができる。また、レシーバータンク
は、従来のようにヘッダパイプ形状に合せて製造する必
要がなくなるため、例えば、平板状の素材を丸めて簡単
に形成することができ、生産性及び汎用性が向上する。
【0016】また、前記ブラケットは、ヘッダパイプ形
状に沿う接合面とレシーバータンク形状に沿う接合面が
形成され、2つの前記接合面がそれぞれヘッダパイプと
レシーバータンクに嵌着するため、ねじ等を必要とする
ことなく簡単に組み付けることができ、更に、前記ブラ
ケットは前記連通孔によって、ヘッダパイプとレシーバ
ータンクを熱交換媒体が通流するように連通するため、
従来のように熱交換媒体を通流するためのパイプ等を設
ける必要がなく、その結果、部品点数を削減して、スペ
ースを増大させることなくヘッダパイプとレシーバータ
ンクを連結することができる。
【0017】また、前記ブラケットを介してヘッダパイ
プとレシーバータンクを連結すると、従来のようにヘッ
ダパイプとレシーバータンクが密接しないため、熱交換
器の熱がレシーバータンクに伝達されにくくなり、気液
分離機能の低下を防止することができる。
【0018】前記請求項2の発明は、ヘッダパイプの通
流孔又はレシーバータンクの通流孔には、ブラケット本
体の前記連通孔の方向に突出するバーリングが形成され
ているため、前記バーリングによって容易にブラケット
が位置決めされて、ヘッダパイプやレシーバータンクの
通流孔とブラケットの連通孔がずれることなく組み付け
ることができるので、組み付けに治具等を用いる必要が
なくなり、組み付け作業が容易化される。
【0019】このように、本発明によれば、簡易な構造
のブラケットを用いてヘッダパイプとレシーバータンク
を簡単に組み付けることができるとともに、ヘッダパイ
プとレシーバータンクの通流を容易に実現することがで
きる。
【0020】
【発明実施の形態】以下に本発明の具体例を図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1及び図2は、熱交換器1及びレシーバ
ータンク2を示し、図1は、熱交換器1及びレシーバー
タンク2の一部断面図を含む正面図であり、図2は熱交
換器1及びレシーバータンク2の平面図である。
【0022】図1及び図2に示すように熱交換器1とレ
シーバータンク2は後述するブラケット3によって連結
されている。
【0023】図1に示すように、この熱交換器1は、複
数の偏平チューブ4と波状フィン5が交互に積層され、
これらの積層された偏平チューブ4,4の各両端が、そ
れぞれヘッダパイプ6,7のチューブ挿入孔8,8に挿
入されて接続されている。前記積層された偏平チューブ
4の上端側及び下端側には、横断面コ字状のサイドプレ
ート9が配設されている。ヘッダパイプ6,7の上下端
部の開口はキャップ10によって閉塞されている。ま
た、ヘッダパイプ6,7の所要箇所には仕切り板11が
配設され、レシーバータンク2と連結されないヘッダパ
イプ6に入口継手12及び出口継手13が設けられてい
る。また、レシーバータンク2と連結されるヘッダパイ
プ7には、熱交換媒体を通流するための上部通流孔14
及び図示を省略した下部通流孔が形成されている。
【0024】また、図1に示すようにレシーバータンク
2は、ヘッダパイプ6,7と略等しい長さの円筒状に形
成され、その両端は蓋体15,15によって閉塞されて
いる。また、レシーバータンク2には、熱交換媒体が通
流するための上部通流孔16及び図示を省略した下部通
流孔が形成されている。レシーバータンク2の内部に
は、フィルター17とフィルター17の上部に設けられ
たネット状のドライヤ18とが配置され、このドライヤ
18は、レシーバータンク2の上部から挿入された有底
のスペーサ19により幾分圧縮された状態でフィルター
17との間に保持されている。このフィルター17は、
例えば金属製または、セラミック製である。また、ドラ
イヤ18は、例えば、合成ゼオライト等で構成され、6
00℃でも溶けない材質のものが用いられている。そし
て、スペーサ19のドライヤ18と当接する底部19a
には多数の小孔が形成されている。また、レシーバータ
ンク2の下部には分離されて液化された熱交換媒体が貯
留する貯留部20が形成されている。
【0025】入口継手から熱交換器1に流入した熱交換
媒体は、ヘッダパイプ6,7の間をを複数回蛇行して通
流し、フィンによって外部空気と熱交換されて一部ガス
体を含む液体媒体となる。その後、前記気液二相状態と
なった熱交換媒体は、ヘッダパイプ7に形成された上部
通流孔14から流出して、後述するブラケット3の連通
孔を通流して、レシーバータンク2に形成された上部通
流孔16からレシーバータンク2の内部に流入し、前記
ドライヤ18及びフィルター17を通過して気液分離さ
れ、液体単相となった熱交換媒体が貯留部20に貯留さ
れる。その後、熱交換媒体は、レシーバータンク2に形
成された下部通流孔から流出し、後述するブラケット3
の連通孔を通流して、ヘッダパイプ7に形成された下部
通流孔から再び熱交換器1に流入し、熱交換器1を通流
した後に、ヘッダパイプ6に設けられた出口継手13か
ら流出して図示を省略した膨脹弁へ送られ冷房サイクル
を循環する。
【0026】図3は熱交換器1の一部、ブラケット3及
びレシーバータンク2の一部を示す斜視図である。
【0027】図3に示すように、ブラケット3は、ブラ
ケット本体20に、ヘッダパイプ7の形状に沿う凹形状
の接合面21及びレシーバータンク2の形状に沿う凹形
状の接合面22が形成されている。そして前記接合面2
1と前記接合面22を連通する連通孔23が形成されて
いる。前記連通孔23は、ヘッダパイプ7に形成された
上部通流孔14及びレシーバータンク2に形成された上
部通流孔16に適合するように形成されている。また、
前記連通孔23は、ヘッダパイプ7に形成された図示を
省略した下部通流孔及びレシーバータンク2に形成され
た図示を省略した下部通流孔に適合するように形成され
ている。
【0028】ヘッダパイプ7に形成された上部通流孔1
4には、ヘッダパイプ外部に突出するバーリング14a
が形成されている。前記バーリング14aは、ヘッダパ
イプ7に通流孔14を形成した後、前記通流孔14から
通流孔14の孔径よりもよりやや大きい直径の球体を有
する治具を用いて、前記通流孔14から前記治具を引出
すことにより簡単に形成することができる。図示を省略
したヘッダパイプ7に形成された下部通流孔において
も、前述した方法と同様の方法でバーリングが形成され
ている。
【0029】前記ブラケット3は、ヘッダパイプ7の上
部通流孔14に形成されたバーリング14aにブラケッ
ト3の連通孔23を嵌合させることによって確実に位置
決めされ、前記ヘッダパイプ7の形状に沿う凹形状の接
合面21をヘッダパイプ7に嵌着することによって、ヘ
ッダパイプ7に容易に組み付けることができる。
【0030】同様に、レシーバードライヤー2に形成さ
れた上部連通孔16においても、前述した方法と同様の
方法でバーリング16aが形成されている。図示を省略
したレシーバータンク2に形成された下部通流孔におい
ても、前述した方法と同様の方法でバーリングが形成さ
れている。
【0031】前記ブラケット3は、レシーバータンク2
の上部通流孔16に形成されたバーリング16aにブラ
ケット3の連通孔23を嵌合させることによって確実に
位置決めされ、前記レシーバータンク2の形状に沿った
凹形状の接合面22をレシーバータンク2に嵌着するこ
とによってレシーバータンク2に容易に組み付けること
ができる。そして、ヘッダパイプ7及びレシーバータン
ク2に嵌着したブラケットをろう付けして、ヘッダパイ
プ7及びレシーバータンク2を連結することができる。
【0032】このように、ブラケット3は、ヘッダパイ
プ7及びレシーバータンク2の上下部通流孔に形成され
たバーリングによって確実に位置決めされ、ヘッダパイ
プ形状に沿う接合面21及びレシーバータンク形状に沿
う接合面22が、それぞれヘッダパイプ7及びレシーバ
ータンク2に嵌着することにより、容易にヘッダパイプ
7及びレシーバータンク2に組み付けられて、ヘッダパ
イプ7とレシーバータンク2を連結することができ、ブ
ラケット3に形成された連通孔23によってヘッダパイ
プ7及びレシーバータンク2に熱交換媒体を連通するこ
とができる。
【0033】このため、従来のように複雑な構造を形成
することなく、熱交換器1にレシーバータンク2を連結
することができ、製造コストを低減することができる。
また、前述したようにレシーバータンク2は、従来のよ
うにヘッダパイプ7の形状に合せて複雑な構造に形成す
る必要がないため、レシーバータンクの生産性及び汎用
性が向上する。レシーバータンク2は、例えば、平板状
のブレージングシート等を丸めて円管状に形成すること
でき、内部構造が複雑化しないため、内部に設置される
ドライヤーやフィルタの交換を簡便に行うことができ
る。
【0034】本例においては、ヘッダパイプの通流孔及
びレシーバータンクの通流孔の双方にバーリングを形成
したが、必要により例えば一方の通流孔のみにバーリン
グを形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】本願第1請求項に記載された発明は、熱
交換器のヘッダパイプに、熱交換媒体の気液分離を行う
レシーバータンクをブラケットで連結する熱交換器のブ
ラケット構造において、前記ブラケットは、ブラケット
本体の一側に前記ヘッダパイプ形状に沿う接合面を備え
るとともに、ブラケット本体の他側には前記レシーバー
タンク形状に沿う接合面を備え、前記ヘッダパイプ形状
に沿う接合面と前記レシーバータンクに沿う接合面とを
連通する連通孔を、前記ブラケット本体に設け、前記ヘ
ッダパイプ及びレシーバータンクは、前記ブラケット本
体の前記連通孔に開口する通流孔を備えた構成の熱交換
器のブラケット構造である。
【0036】このように、ヘッダパイプ形状に沿う接合
面とレシーバータンク形状に沿う接合面を設け、更に、
2つの前記接合面を連通する連通孔を設けて構成され、
2つの前記接合面をそれぞれヘッダパイプ及びレシーバ
ータンクに嵌着して、ヘッダパイプの通流孔とレシーバ
ータンクの通流孔を前記連通孔によって連通することに
より、ヘッダパイプとレシーバータンクを簡単に連結す
ることができる。
【0037】前記ブラケットを介してヘッダパイプとレ
シーバータンクを連結すると、従来のようにヘッダパイ
プ及びレシーバータンクを複雑な構造に形成する必要が
なくなり、ヘッダパイプ及びレシーバータンクの製造コ
ストを低減することができる。また、レシーバータンク
は、従来のようにヘッダパイプ形状に合せて製造する必
要がなくなるため、例えば、平板状の素材を丸めて簡単
に形成することができ、生産性及び汎用性が向上する。
【0038】また、前記ブラケットは、ヘッダパイプ形
状に沿う接合面とレシーバータンク形状に沿う接合面が
形成され、2つの前記接合面がそれぞれヘッダパイプと
レシーバータンクに嵌着するため、ねじ等を必要とする
ことなく簡単に組み付けることができ、更に、前記ブラ
ケットは前記連通孔によって、ヘッダパイプとレシーバ
ータンクを熱交換媒体が通流するように連通するため、
従来のように熱交換媒体を通流するためのパイプ等を設
ける必要がなく、その結果、部品点数を削減して、スペ
ースを増大させることなくヘッダパイプとレシーバータ
ンクを連結することができる。
【0039】また、前記ブラケットを介してヘッダパイ
プとレシーバータンクを連結すると、従来のようにヘッ
ダパイプとレシーバータンクが密接しないため、熱交換
器の熱がレシーバータンクに伝達されにくくなり、気液
分離機能の低下を防止することができる。
【0040】本願第2請求項に記載された発明は、前記
請求項1の発明において、前記ヘッダパイプの前記通流
孔又は前記レシーバータンクの前記通流孔には、前記ブ
ラケット本体の前記連通孔の方向に突出するバーリング
が形成されている構成の熱交換器のブラケット構造であ
る。
【0041】このように、ヘッダパイプの通流孔又はレ
シーバータンクの通流孔には、ブラケット本体の前記連
通孔の方向に突出するバーリングが形成されているた
め、前記バーリングによって容易にブラケットが位置決
めされて、ヘッダパイプやレシーバータンクの通流孔と
ブラケットの連通孔がずれることなく組み付けることが
できるので、組み付けに治具等を用いる必要がなくな
り、組み付け作業が容易化される。
【0042】本発明によれば、簡易な構造のブラケット
を用いてヘッダパイプとレシーバータンクを簡単に組み
付けることができるとともに、ヘッダパイプとレシーバ
ータンクの通流を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、ブラケットによって連
結した熱交換器及びレシーバータンクを示す一部断面図
を含む正面図である。
【図2】本発明の具体例に係り、ブラケットによって連
結した熱交換器及びレシーバータンクを示す平面図であ
る。
【図3】本発明の具体例に係り、熱交換器の一部と、ブ
ラケット及びレシーバータンクの一部を示す斜視図であ
る。
【図4】従来例に係り、熱交換器及びレシーバータンク
を示す断面図である。
【図5】従来例に係り、熱交換器及びレシーバータンク
を示す一部断面図を含む正面図である。
【図6】従来例に係り、熱交換器及びレシーバータンク
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 レシーバータンク 3 ブラケット 4 チューブ 5 フィン 6 ヘッダパイプ 7 ヘッダパイプ 8 チューブ挿入孔 9 サイドプレート 10 キャップ 11 仕切り板 12 入口継手 13 出口継手 14 通流孔 14a バーリング 15 蓋体 16 通流孔 16a バーリング 17 フィルター 18 ドライヤ 19 スペーサ 19a 底部 20 貯留部 21 接合面 22 接合面 23 連通孔 24 ヘッダパイプ 24a 通路穴 25 レシーバータンク 25a 凹部 25b 通路穴 26 ヘッダパイプ 26a 外壁 27 仕切り板 28 レシーバータンク 28a 通路穴 29 ヘッダパイプ 30 貫通穴 31 レシーバータンク 31a 窪み部 32 段差部 33 段差部 34 貫通穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器のヘッダパイプに、熱交換媒体
    の気液分離を行うレシーバータンクをブラケットで連結
    する熱交換器のブラケット構造において、 前記ブラケットは、ブラケット本体の一側に前記ヘッダ
    パイプ形状に沿う接合面を備えるとともに、ブラケット
    本体の他側には前記レシーバータンク形状に沿う接合面
    を備え、 前記ヘッダパイプ形状に沿う接合面と前記レシーバータ
    ンクに沿う接合面とを連通する連通孔を、前記ブラケッ
    ト本体に設け、 前記ヘッダパイプ及びレシーバータンクは、前記ブラケ
    ット本体の前記連通孔に開口する通流孔を備えたことを
    特徴とする熱交換器のブラケット構造。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダパイプの前記通流孔又は前記
    レシーバータンクの前記通流孔には、前記ブラケット本
    体の前記連通孔の方向に突出するバーリングが形成され
    ていることを特徴とする前記請求項1記載の熱交換器の
    ブラケット構造。
JP15460296A 1996-06-14 1996-06-14 熱交換器のブラケット構造 Pending JPH102692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15460296A JPH102692A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 熱交換器のブラケット構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15460296A JPH102692A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 熱交換器のブラケット構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH102692A true JPH102692A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15587778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15460296A Pending JPH102692A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 熱交換器のブラケット構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH102692A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11270928A (ja) * 1998-02-06 1999-10-05 Modine Mfg Co 冷却材のための一体型レシ―バ/凝縮器
JP2000039290A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Suzuki Motor Corp 熱交換装置
WO2003027594A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-03 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique
EP1584875A1 (en) * 2004-04-08 2005-10-12 Delphi Technologies, Inc. Dryer integrated condenser of a refrigerating system and a method of assembling the same
DE19848744B4 (de) * 1998-10-22 2007-06-21 Behr Gmbh & Co. Kg Gelöteter Kondensator für eine Klimaanlage
DE102007051128A1 (de) * 2007-10-24 2009-04-30 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertrager, insbesondere Kondensator für Klimaanlagen und Anordnung zur Befestigung eines Wärmeübertragers
WO2010038672A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 カルソニックカンセイ株式会社 レシーバタンク付き熱交換器
KR101040409B1 (ko) * 2008-07-23 2011-06-09 갑을오토텍(주) 응축유닛 조립체
JP2011237163A (ja) * 2010-04-16 2011-11-24 Showa Denko Kk コンデンサ
KR101280622B1 (ko) * 2010-04-12 2013-07-02 한라비스테온공조 주식회사 응축기
WO2016200042A1 (ko) * 2015-06-08 2016-12-15 삼성전자 주식회사 열교환기
WO2023098655A1 (zh) * 2021-12-01 2023-06-08 丹佛斯有限公司 换热器和具有该换热器的空调***

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11270928A (ja) * 1998-02-06 1999-10-05 Modine Mfg Co 冷却材のための一体型レシ―バ/凝縮器
JP2000039290A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Suzuki Motor Corp 熱交換装置
DE19848744B4 (de) * 1998-10-22 2007-06-21 Behr Gmbh & Co. Kg Gelöteter Kondensator für eine Klimaanlage
WO2003027594A1 (fr) * 2001-09-21 2003-04-03 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique
EP1584875A1 (en) * 2004-04-08 2005-10-12 Delphi Technologies, Inc. Dryer integrated condenser of a refrigerating system and a method of assembling the same
US7131293B2 (en) 2004-04-08 2006-11-07 Delphi Technologies, Inc. Dryer integrated condenser of a refrigerating system and a method of assembling the same
DE102007051128A1 (de) * 2007-10-24 2009-04-30 Behr Gmbh & Co. Kg Wärmeübertrager, insbesondere Kondensator für Klimaanlagen und Anordnung zur Befestigung eines Wärmeübertragers
KR101040409B1 (ko) * 2008-07-23 2011-06-09 갑을오토텍(주) 응축유닛 조립체
WO2010038672A1 (ja) * 2008-09-30 2010-04-08 カルソニックカンセイ株式会社 レシーバタンク付き熱交換器
US9551536B2 (en) 2008-09-30 2017-01-24 Calsonic Kansei Corporation Heat exchanger with receiver tank
KR101280622B1 (ko) * 2010-04-12 2013-07-02 한라비스테온공조 주식회사 응축기
JP2011237163A (ja) * 2010-04-16 2011-11-24 Showa Denko Kk コンデンサ
WO2016200042A1 (ko) * 2015-06-08 2016-12-15 삼성전자 주식회사 열교환기
WO2023098655A1 (zh) * 2021-12-01 2023-06-08 丹佛斯有限公司 换热器和具有该换热器的空调***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5946940A (en) Tank aggregate body of receiver tank
AU2002217510B2 (en) Layered heat exchangers
JPH102692A (ja) 熱交換器のブラケット構造
JPH11223422A (ja) レシーバタンク
JPH05272889A (ja) 熱交換器
US4745967A (en) Heat exchanger, particularly a refrigerant evaporator
CN100373114C (zh) 制冷***及其冷凝装置
JP3909401B2 (ja) 積層型熱交換器
JP3300192B2 (ja) 熱交換器
JP3854381B2 (ja) 熱交換器の接続構造
JP2020165600A (ja) 熱交換器用レシーバタンク
JPH11325788A (ja) 熱交換器の接続構造
JPH04371798A (ja) 熱交換器
JP2003336939A (ja) 受液器付き熱交換器
JPH0613957B2 (ja) 熱交換器
JP2000055573A (ja) 冷媒蒸発器
JPH0989490A (ja) 積層型熱交換器
JP3858751B2 (ja) 熱交換器
JP2001304725A (ja) 冷凍システム用レシーバタンク
JP4155830B2 (ja) 受液器の取付構造
JP2000283603A (ja) 熱交換器
JP3916298B2 (ja) アキュームレータ
JP3302212B2 (ja) 熱交換器
JPH09287887A (ja) 複式熱交換器
EP2110623A1 (en) Heat exchanger