JPH10268716A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10268716A
JPH10268716A JP9090132A JP9013297A JPH10268716A JP H10268716 A JPH10268716 A JP H10268716A JP 9090132 A JP9090132 A JP 9090132A JP 9013297 A JP9013297 A JP 9013297A JP H10268716 A JPH10268716 A JP H10268716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像転写後の用紙等の記録媒体を、ファン等
のエア吸着装置により搬送ガイドに吸着しながら定着装
置へ搬送するとき、画像形成装置本体内の浮遊トナーも
空気と一緒に外部へ排出して画像形成装置まわりをトナ
ーで汚すことを防ぐ。 【解決手段】 搬送ガイドユニット40にリブ状の搬送
ガイド41aを設け、その搬送ガイド41aとプロペラ
ファン50との間で空気流路Aを横断してエアフィルタ
45を設ける。そして、記録時、プロペラファン50を
回転して空気流路Aを形成し、画像転写後の用紙Pを搬
送ガイド41aに吸着しながら用紙搬送路33を通して
定着装置22へ案内する。このとき、空気の流れととも
に空気流路A中に吸い込まれるトナーを、エアフィルタ
45に付着して除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
・ファクシミリ・プリンタやそれらの複合機など、用紙
等の記録媒体に画像を記録する画像形成装置に関する。
その中でも、特に感光体等の像担持体の上側に記録媒体
を搬送し、その記録媒体の下面に記録を行うタイプの画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばレーザプリンタの中に、
図5に示すように、プリンタ本体1内に、そのほぼ中央
に備える感光体2と転写装置3間から、定着装置4内の
定着ローラ4aと加圧ローラ4b間へと至る用紙搬送路
Eを形成し、その用紙搬送路Eの上側に、複数の吸気穴
5aを有する搬送ガイド5を設け、その吸気穴5a位置
の上側にファン6を設置したものがある。
【0003】そして、記録時に、ファン6を回転して図
中矢示方向に空気の流れを形成し、画像転写後の用紙P
を空気の流れにより搬送ガイド5に吸着しながら、用紙
搬送路Eを通して定着ローラ4aと加圧ローラ4b間へ
と搬送し、その間でトナー画像を定着してから、排紙口
7を通して排紙スタック部8に排出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、その
ようにファン6を回転して空気の流れを形成すると、用
紙搬送路Eの下側に備えるクリーニング装置9周辺に浮
遊するトナーをも空気と一緒に吸気穴5aから吸い込
み、そのトナーを空気の流れに従って排紙口7から外部
へ放出し、その放出トナーでプリンタ本体1およびその
周辺を汚してしまうという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すよう
に、画像転写後の、用紙P等の記録媒体をプロペラファ
ン50のようなエア吸着装置で搬送ガイド41aに吸着
しながら定着装置22へと搬送する画像形成装置におい
て、前記エア吸着装置により形成される空気流路Aを横
断してエアフィルタ45を設けてなる、ことを特徴とす
る。
【0006】そして、画像記録時、エア吸着装置を作動
して空気流路Aを形成し、画像転写後の記録媒体を、空
気の流れにより搬送ガイド41aに吸着しながら定着装
置22へと搬送する。そのとき、空気の流れとともに空
気流路A中に吸い込まれたトナーをエアフィルタ45で
除去する。
【0007】請求項2に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1に記載の画像形
成装置において、前記エアフィルタ45をプリンタ本体
10のような画像形成装置本体の開閉扉39で保持し、
その開閉扉39を開いたとき前記エアフィルタ45を着
脱可能としてなる、ことを特徴とする。
【0008】そして、たとえばエアフィルタ45を清掃
したり交換したりするとき、開閉扉39を開いてエアフ
ィルタ45を取り出す。
【0009】請求項3に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1または2に記載
の画像形成装置において、感光体11や中間転写装置1
6のような像担持体に対して接離自在に、多色現像装置
14・黒色現像装置15・ベルトクリーニング装置20
のようなトナー収納装置を備えてなる、ことを特徴とす
る。
【0010】そして、記録時、そのトナー収納装置を作
動して像担持体に対し接離する。
【0011】請求項4に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項1、2または3に
記載の画像形成装置において、排気口55のような前記
空気流路Aの出口を、画像形成装置本体の背面側に向け
て設けるとともにその画像形成装置本体の外装ケース1
2の背面12aより正面側に間隔を保持して位置させて
なる、ことを特徴とする。
【0012】そして、画像形成装置本体を設置したと
き、空気流路Aの出口を後方の壁面等から離し、記録
時、その出口から画像形成装置本体の背面側に向けて排
気する。
【0013】請求項5に記載の発明は、たとえば以下の
図示実施の形態に示すように、請求項4に記載の画像形
成装置において、前記外装ケース12の背面12aより
後方に突出させて給紙カセット27を設けてなる、こと
を特徴とする。
【0014】そして、画像形成装置本体を設置したと
き、空気流路Aの出口を、外装ケース12の背面12a
より給紙カセット27の突出分さらに壁面等から離し、
記録時、その出口から画像形成装置本体の背面側に向け
て排気する。
【0015】請求項6に記載の発明は、たとえば以下の
実施の形態に示すように、請求項4に記載の画像形成装
置において、前記外装ケース12の背面12aより後方
に突出させて排紙スタック部24を設けてなる、ことを
特徴とする。
【0016】そして、画像形成装置本体を設置したと
き、空気流路Aの出口を、外装ケース12の背面12a
より排紙スタック部24の突出分さらに壁面等から離
し、記録時、その出口から画像形成装置本体の背面側に
向けて排気する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態を説明する。図1は、この発明によるカ
ラーレーザプリンタを示す概略構成図である。
【0018】図中符号10は、プリンタ本体(この発明
でいう「画像形成装置本体」)である。プリンタ本体1
0には、その外装ケース12内の中央やや正面寄り(図
中右寄り)に、感光体11を備える。感光体11は、駆
動ローラ11aと第1従動ローラ11bと細径な第2従
動ローラ11c間に、エンドレスの感光体ベルト11d
を掛け渡してなる。そして、感光体11の周りには、そ
の下に設ける帯電装置13から感光体ベルト11dの搬
送方向(図中矢印a方向)に順に、多色現像装置14、
黒色現像装置15、中間転写装置16、感光体クリーニ
ング装置17、除電装置18を備える。また、多色現像
装置14の下側にレーザ書込み装置19を備える。
【0019】多色現像装置14は、円筒ケース14a内
の中心軸14bの周りに、それぞれ青色・赤色・黄色の
トナーを収納した3つの現像器を支持フレーム14cに
取り付け、支持フレーム14cを回動自在に支持する。
そして、中心軸14bを中心として支持フレーム14c
を回動して各現像器の現像スリーブを、順次感光体ベル
ト11dに接離可能とする。黒色現像装置15は、常時
その背後に設けるカム15aに向けてばね付勢する一
方、そのカム15aを回転して感光体ベルト11dに対
し現像スリーブ15bを接離自在に設ける。
【0020】中間転写装置16は、駆動ローラ16aと
従動ローラ16b間にエンドレスの転写ベルト16cを
掛け渡し、その一部を感光体ベルト11dに接触し、そ
の接触位置の内側に、ベルト転写チャージヤ16dを設
けてなる。そして、駆動ローラ16aの右横に転写ロー
ラ21を備え、左横にベルトクリーニング装置20を備
える。ベルトクリーニング装置20は、多色現像装置1
4と黒色現像装置15と同様にこの発明でいうトナー収
納装置の1つで、図示しない接離機構で移動可能に設
け、ブレード20aを転写ベルト16cに対し接離自在
としてなる。
【0021】また、プリンタ本体10には、黒色現像装
置15の上側に定着装置22を備え、その定着装置22
の左側に排紙ローラ対23を備え、さらにその左側に排
紙スタック部24を設けてなる。定着装置22は、ヒー
タを内蔵した定着ローラ22aと、その定着ローラ22
aに押し当てる加圧ローラ22bと、定着ローラ22a
の周面にオイルを塗布するオイル供給部22cとを備え
る。
【0022】さらに、多色現像装置14の左側には電装
・制御装置25を備え、その上側に換気用のファン26
を備える。そして、プリンタ本体10の底部には、記録
媒体である用紙Pを収納した給紙カセット27を、正面
側から把手27aを持って出し入れ自在に取り付けてな
る。
【0023】そうして、図示プリンタでは、画像記録時
に、感光体ベルト11dを図1中a方向に搬送し、転写
ベルト16cをb方向に搬送するとともに、給紙カセッ
ト27内の用紙Pを給紙ローラ29を回転して繰り出
す。さらに、その用紙Pを搬送ローラ対30で給紙路3
1を通して搬送し、レジストローラ対32に突き当てて
止める。
【0024】一方、カラー記録の場合、感光体ベルト1
1dの搬送にともない、まずその表面を帯電装置13で
一様に帯電する。次いで、第1色の書込み情報に基づき
レーザ書込み装置19でレーザ光Lを照射して感光体ベ
ルト11d上に第1色の静電潜像を形成する。
【0025】また、感光体ベルト11dと対向する位置
に移動した第1色の現像器で第1色のトナーを付着して
静電潜像を現像し、その可視像をベルト転写チャージャ
16dで転写ベルト16c上にいったん転写する。その
画像転写後、感光体ベルト11d上に残った第1色のト
ナーを、感光体クリーニング装置17のブレード17a
でクリーニングして回収する。
【0026】その後、第2色および第3色の画像を形成
するときは、各々の書込み情報に基づき、同様に、レー
ザ書込みを行って各々の静電潜像を形成し、第2および
第3色の現像器を各々現像位置に移動して静電潜像を現
像し、それら可視像を各々転写ベルト16c上に転写
し、画像転写後に感光体ベルト11d上をクリーニング
する。
【0027】また、黒色トナーを用いて画像を形成する
ときは、同様に、その書込み情報に基づきレーザ書込み
を行って静電潜像を形成し、黒色現像装置15の現像ス
リーブ15bを感光体ベルト11dに接触して静電潜像
を現像し、その可視像を転写ベルト16c上に転写し、
画像転写後に感光体ベルト11d上をクリーニングす
る。なお、感光体ベルト11dのクリーニング後は、そ
の表面を除電装置18で除電する。
【0028】上述のようにして転写ベルト16c上に単
色または複数色の転写画像を形成した後に、ベルトクリ
ーニング装置20を移動してブレード20aを転写ベル
ト16cに接触する一方、レジストローラ対32でタイ
ミングをとって用紙Pを転写ローラ21と転写ベルト1
6cとの間へ搬送する。そして、転写ベルト16c上の
転写画像を転写ローラ21で用紙Pの下面に転写する。
その画像転写後、用紙Pは、その記録面を下にして搬送
路33を通して定着ローラ22aと加圧ローラ22b間
へ搬送する。そして、そのローラ間で熱と圧力を加えて
画像を定着し、その定着後、排紙ローラ対23で排紙口
28から排紙スタック部24へ排出しその上に順次スタ
ックする。
【0029】一方、転写ベルト16c上への画像転写後
は、ベルトクリーニング装置20のブレード20aで転
写ベルト16c上に残ったトナーをクリーニングして回
収する。
【0030】ところで、図示プリンタでは、ともに像担
持体である感光体11および中間転写装置16を、帯電
装置13・感光体クリーニング装置17・ベルトクリー
ニング装置20とともに、一体にまとめてフレーム35
aで支持し、その全体をプロセスカートリッジ35とし
て着脱可能に組み込んでなる。
【0031】また、プリンタ本体10は、その正面側に
開閉扉39を支軸39aを中心として開閉自在に設け
る。開閉扉39は、その内側に、転写ローラ21・搬送
ローラ対30の一方・レジストローラ32対の一方など
を取り付けて保持し、外側に、オペレーションパネル3
7や手差し給紙装置38などを設けてなる。さらに、上
部側に、搬送ガイドユニット40を取り付けて保持して
なる。
【0032】そして、たとえば給紙路31で用紙Pがジ
ャムしたとき、開閉扉39をあけ、給紙路31を開放し
てジャム処理を行う。また、プロセスカートリッジ35
を交換するときは、図2に示すように、同様に開閉扉3
9をあけてから、プロセスカートリッジ35を上方に取
り出して新しいものと取り替える。さらに、奥側の多色
現像装置14や黒色現像装置15を交換するときは、開
閉扉39をあけてプロセスカートリッジ35をいったん
取り出してから、それら現像装置14・15を取り出
す。
【0033】さて、図示プリンタにおいて、搬送ガイド
ユニット40は、開閉扉39の幅方向に横長であり、図
3に示すような箱形形状の樹脂製ユニットケース41を
備える。ユニットケース41は、その上面dに横長な排
気開口42をあけ、一側の長手側面eに、その長手方向
に間隔をあけてリブ状の搬送ガイド41aを並べて設け
る。また、長手側面eには、その長手方向中央の搬送ガ
イド41a間に複数の吸気穴43を形成する。さらに、
それら吸気穴43の内側に、上面dに出し入れ口44を
あけたフィルタ収納室41bを形成してなる。
【0034】そして、フィルタ収納室41b内にエアフ
ィルタ45を出し入れ自在に収納し、フィルタ収納室4
1bの背後に設けるファン取付枠部41dに、図4に示
すようにプロペラファン(この発明でいう「エア吸着装
置」)50を取り付けてなる。エアフィルタ45は、図
3に示すように、たとえばメッシュ状の適宜繊維材45
aの周囲を枠45bで保持してなる。なお、ユニットケ
ース41には、出し入れ口44を間に挟んで両側に、エ
アフィルタ45の枠45bを掴むための指入れ凹部41
eを形成してなる。
【0035】そうして、図示プリンタでは、この搬送ガ
イドユニット40を、図1に示すように、転写ローラ2
1と駆動ローラ16a間から定着ローラ22aと加圧ロ
ーラ22b間へ至る用紙搬送路33の上側で、搬送ガイ
ド41aを用紙搬送方向Bに向けて開閉扉39に取り付
けてなる。
【0036】また、図示プリンタには、定着装置22お
よび排紙ローラ対23の上側に上外装カバー46を備え
るが、その上外装カバー46の排紙スタック部24側を
下向きに折り曲げ、その曲げ板部46aに排気口55を
設ける。そして、その排気口55をプリンタ本体10の
背面側に向けてあけてなる。
【0037】そうして、図示プリンタでは、記録時に、
不図示のファンモータを駆動してプロペラファン50を
回転し、プリンタ本体10内に、図1中矢印Aで示す空
気流路を形成する。そして、画像転写後の用紙Pを、空
気の流れにより搬送ガイド41aに吸着しながら、用紙
搬送路33を通して定着ローラ22aと加圧ローラ22
b間へと搬送する。
【0038】このとき、用紙搬送路33の周辺に浮遊す
るトナーも、空気と一緒にその流れに従って吸気穴43
から搬送ガイドユニット40内に吸い込む。そして、こ
のトナーをエアフィルタ45に付着して除去する。
【0039】特に、図示実施の形態では、現像時に多色
現像装置14および黒色現像装置15の現像スリーブを
感光体ベルト11dに対し接離するとき、或いは、転写
ベルト16cのクリーニング時にベルトクリーニング装
置20のブレード20aを転写ベルト16cに対し接離
するとき、振動でトナーが飛散して比較的多くの浮遊ト
ナーを発生するから、そのようなタイプのものにエアフ
ィルタ45がより有効となる。
【0040】また、図示実施の形態では、排気口(この
発明でいう「空気流路の出口」)55をプリンタ本体1
0の背面側に向けて設け、その排気口55から出る排気
を正面側に立つ操作者に向けないようにするから、その
排気により操作者に不快感を与えることを防止すること
ができる。
【0041】さて、図示プリンタにおいて、エアフィル
タ45が目詰まりを起したときは、図2に示すように、
開閉扉39を開けて出し入れ口44を上向きとし、指入
れ凹部41eに入れて指で枠45bを掴んでエアフィル
タ45をフィルタ収納室41bから取り出す。そして、
エアフィルタ45を清掃し、或いは新しいものと交換す
る。なお、開閉扉39を開いたときは、不図示の安全ス
イッチが作動して上記ファンモータの駆動を停止する。
【0042】ところで、図示プリンタでは、図1に示し
たように、排気口55を、外装ケース12の背面12a
より正面側に、間隔を保持した位置に設ける。その間隔
は、排気口55から排紙スタック部24の後端までの距
離L1と、その後端から背面12aまでの距離L2の合計
距離である。しかも、図示実施の形態では、外装ケース
12の背面12aより距離L3だけ後方に突出させて給
紙カセット27を、プリンタ本体10の底部に取り付け
る。したがって、図示プリンタを、給紙カセット27の
後端を壁面等に近接させて設置したとしても、排気口5
5から壁面等までの間には、L1+L2+L3の間隔が確
保される。
【0043】また、仮に、給紙カセット27に代え、背
面12aから後端が突出しない小サイズ用紙用の給紙カ
セットを、プリンタ本体10の底部に取り付けた場合で
も、排気口55から壁面等までの間には、少なくともL
1+L2の間隔が確保される。
【0044】よって、図示実施の形態では、そのように
排気口55を壁面等から離すことにより、その壁面等が
排気の障害となって搬送ガイド41aへの用紙Pの吸着
力が低下することを防ぐことができる。
【0045】ところで、図示実施の形態では、給紙カセ
ット27を外装ケース12の背面12aより後方に突出
させた場合を示した。しかし、この発明では、そのよう
な給紙カセットに代えて、図示しないが、排紙スタック
部を、そのような外装ケースの背面より後方に突出させ
て形成し、これにより、排気口を壁面等から同様に離し
て位置させることもできる。また、外装ケースの背面よ
り後方に突出しない小型の給紙カセットを取り付けた場
合でも、排気口を壁面等から同様に離すことができる。
【0046】また、上述した図示実施の形態では、搬送
ガイド41aのほぼ中央でプロペラファン50により用
紙Pを吸着するから、その用紙Pが幅サイズの小さいも
のであっても、その用紙を確実に吸着して定着装置22
へ搬送することができる。しかし、幅サイズの大きい用
紙を用いて記録を行う場合には、その大きさに応じて、
たとえばファンを複数備えたり、大型のものを備える構
成とするとよい。その場合は、エアフィルタも大きなも
のを用いる。
【0047】なお、そのようなファン等のエア吸着装置
は、静音化・省エネ化・ファン等の長寿命化を図るべ
く、画像転写後の用紙Pを搬送ガイド41aに吸着する
とき以外は、たとえば前記ファンモータの駆動を適宜停
止したり、駆動速度を下げたりしてコントロールするこ
とが望ましい。
【0048】
【発明の効果】したがって、請求項1〜6に記載の発明
によれば、エア吸着装置により画像転写後の記録媒体を
搬送ガイドに吸着しながら定着装置へ搬送するとき、空
気の流れと一緒に空気流路中に吸い込まれたトナーをエ
アフィルタで除去するから、排気中に含まれるトナーで
画像形成装置およびその周辺を汚すことを防止すること
ができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
エアフィルタを画像形成装置本体の開閉扉で保持し、そ
の開閉扉を開けばエアフィルタを着脱できるようにする
から、そのエアフィルタの清掃や交換作業を容易に行う
ことができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、加えて、
像担持体に対して接離自在にトナー収納装置を備え、そ
のトナー収納装置を像担持体に対して接離するときに、
振動でトナーが飛散して比較的多くの浮遊トナーが発生
することから、そのようなタイプの画像形成装置におい
て浮遊トナーをエアフィルタで除去する場合により有効
である。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、加えて、
空気流路の出口を、画像形成装置本体の背面側に向けて
設けるから、その空気流路の出口から出る排気で正面側
の操作者に不快感を与えることを防止することができ
る。
【0052】また、空気流路の出口を、画像形成装置本
体の外装ケースの背面より正面側に間隔を保持して位置
させるから、画像形成装置を設置したとき、空気流路の
出口を後方の壁面等から離し、その壁面等がトナー等で
汚れることを防ぐとともに、搬送ガイドへの記録媒体の
吸着力の低下を防ぐことができる。
【0053】請求項5および6に記載の発明によれば、
加えて、その外装ケースの背面より後方に突出させて給
紙カセットまたは排紙スタック部を設けるから、空気流
路の出口を後方の壁面等からさらに離し、これにより、
その壁面等がトナー等で汚れることを一層確実に防止す
るとともに、搬送ガイドへの記録媒体の吸着力の低下を
一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態であるカラーレーザプリ
ンタの概略構成図である。
【図2】そのカラーレーザプリンタを、開閉扉を開けて
プロセスカートリッジを取り出す状態において示す概略
構成図である。
【図3】その開閉扉に備える搬送ガイドユニットを、エ
アフィルタの取り出し状態において示す斜視図である。
【図4】図3中線X−Xに沿って断面にして矢示方向か
ら見てその一部を示す矢視断面図である。
【図5】従来のレーザプリンタの概略構成図である。
【符号の説明】
10 プリンタ本体(画像形成装置本体) 11 感光体(像担持体) 12 外装ケース 12a 外装ケースの背面 14 多色現像装置(トナー収納装置) 15 黒色現像装置(トナー収納装置) 16 中間転写装置(像担持体) 20 ベルトクリーニング装置(トナー収納装置) 22 定着装置 24 排紙スタック部 27 給紙カセット 39 開閉扉 41a 搬送ガイド 45 エアフィルタ 50 プロペラファン(エア吸着装置) 55 排気口(空気流路の出口) A 空気流路 P 用紙(記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像転写後の記録媒体をエア吸着装置で
    搬送ガイドに吸着しながら定着装置へと搬送する画像形
    成装置において、 前記エア吸着装置により形成される空気流路を横断して
    エアフィルタを設けてなる、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記エアフィルタを画像形成装置本体の
    開閉扉で保持し、その開閉扉を開いたとき前記エアフィ
    ルタを着脱可能としてなる、請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に対して接離自在にトナー収納
    装置を備えてなる、請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記空気流路の出口を、画像形成装置本
    体の背面側に向けて設けるとともにその画像形成装置本
    体の外装ケースの背面より正面側に間隔を保持して位置
    させてなる、請求項1、2または3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記外装ケースの背面より後方に突出さ
    せて給紙カセットを設けてなる、請求項4に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記外装ケースの背面より後方に突出さ
    せて排紙スタック部を設けてなる、請求項4に記載の画
    像形成装置。
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