JPH10268199A - 点光源光学系及びこれを用いた共焦点光学装置とホログラム露光装置及び露光方法 - Google Patents

点光源光学系及びこれを用いた共焦点光学装置とホログラム露光装置及び露光方法

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JPH10268199A
JPH10268199A JP7167497A JP7167497A JPH10268199A JP H10268199 A JPH10268199 A JP H10268199A JP 7167497 A JP7167497 A JP 7167497A JP 7167497 A JP7167497 A JP 7167497A JP H10268199 A JPH10268199 A JP H10268199A
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light source
point light
glass plate
pinhole
hologram
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JP7167497A
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Kiyoo Matsuno
清伯 松野
Manabu Ando
学 安藤
Eri Suda
江利 須田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜とガラス板からなる点光源発生装置のピ
ンホールから出射された点光源がレンズ群を介して同一
位置に焦点を結ぶようにする。 【解決手段】 ピンホール14aを有する薄膜14をガ
ラス板13に固定してなる点光源発生装置に平行光を照
射し、上記ピンホール14aから発散する光をレンズ系
にて集光するようにした点光源光学系において、上記点
光源発生装置を、これのピンホール14aを有する薄膜
14を上記光の経路の下流側に位置させて配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に物体表面
の凹凸形状を測定する共焦点光学装置の光路内に用いる
ピンホールからなる点光源発生装置及びこれを用いた共
焦点光学装置とホログラム露光装置及び露光方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記ピンホールからなる点光源発生装置
を用いた従来の共焦点光学装置は図1に示すようになっ
ていて、光源1から発する光2は拡大レンズ装置(コン
デンサレンズ)3によって拡大平行光となり、投光側の
点光源発生装置4に入射される。投光側の点光源発生装
置4を通過した光は点光源5として出射し、ビームスプ
リッタ6を通過して、テレセントリック系を形成する第
1レンズ群7、及び第2レンズ群8によって集光され、
被計測物体9に照射される。10はこのときの集光点で
ある。
【0003】被計測物体9の表面で反射した光は、入射
時と同じ経路を逆にたどって第2レンズ群8、第1レン
ズ群7を通過して集光され、その一部がビームスプリッ
タ6によって反射され、これが上記投光側の点光源発生
装置4と共役な位置に結像される。この結像位置に受光
側の点光源発生装置11を配設し、この点光源発生装置
11を通過する光の光量を光検出器12で検出する。
【0004】かかる従来の構成の共焦点光学装置では、
第2レンズ群8、または被計測物体9を光軸方向(Z方
向)に移動させると、投光側の点光源発生装置4から出
射された点光源5が被計測物体9の表面で合焦した場合
に光検出器12の検出信号が極大値を示す。従って、こ
のとき被計測物体9を光軸に垂直なXY方向に走査すれ
ば、被計測物体9の表面形状を精密に測定することがで
きる。このとき、被計測物体9をXY方向に走査する代
わりに、両点光源発生装置4,11及び光検出器12を
2次元に配置したアレイとすることにより、同時に多点
での計測を行うことができる。
【0005】ところで、かかる共焦点光学装置を利用し
た3次元計測装置においては、計測精度を向上させるた
めに、光源1に近い投光側の点光源発生装置4から投光
された点状の光はなるべく小さな焦点に集光させなけれ
ばならない。
【0006】図2はレンズ(第2レンズ群)8にて集光
された光の焦点近傍の拡大図である。この図において、
集光された光の径Rが大きい程共焦点効果が薄れ、装置
の精度が低下する。またこの図に示すように、焦点は光
の回折、レンズの収差などの影響により、光軸(Z)方
向にある程度伸びを持つが、この伸び長さdが大きい
程、やはり装置の精度が低下してしまう。
【0007】ところで、図1における点光源発生装置4
は、簡単のためにピンホールを有する線でしか図示され
ていないが、実際には図3に示すように、平行に研磨さ
れた光学ガラスからなるガラス板13の表面に、ピンホ
ール14aを有するクロムや酸化クロム等の薄膜14を
蒸着等の手段にてコーティングした構成となっている。
これは、良質の点光源を作り出すためには、点光源発生
装置4の厚さをなるべく薄くし、ピンホール14aの形
状を正確に形成しなければならず、その結果、薄膜14
が単独では装置の中にこれを固定し得ないため、どうし
てもガラス板13を必要としている。
【0008】従来の共焦点光学装置においての点光源発
生装置4では、このガラス板13による影響を考慮して
おらず、図4に示すように、上記したガラス板13とピ
ンホール14aを有する薄膜14とからなる投光側の点
光源発生装置4が、光源1からの光2の投光方向に対し
てガラス板13が下流側に位置するように配置され、ピ
ンホール14aからの出射光がガラス板13の内部を通
るようにしている。
【0009】また、上記点光源発生装置4は図3に示す
ようにガラス板13の一側面にピンホール14aを有す
る薄膜14をコーティングした構成を示したが、このよ
うな構成のものでは、薄膜14のピンホール14aに塵
や埃が付着したり、薄膜14が衝撃によって傷付いたり
する危険があるため、図5に示すように、薄膜14の表
面をカバーガラス15でカバーした点光源発生装置4′
もある。このとき、ガラス板13とカバーガラス15の
間にシリコンオイル等の屈折液を封入することもある。
【0010】またこの点光源発生装置4′の変形例とし
ては、図6に示すように、一方のガラスであるガラス板
13のかわりに減光フィルタ16を積層した構成の点光
源発生装置4″もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記した各従来
の技術には次のような問題がある。今、点光源発生装置
において、例えば単に薄膜14だけで構成された場合
と、図3に示すように薄膜14とガラス板13とから構
成されたものでの通過光路を図7、図8で比較してみ
る。図7は薄膜14だけの場合、図8は薄膜14とガラ
ス板13とからなる場合のそれぞれのピンホール14a
を出射した光路を示す。なお図8ではわかりやすいよう
に薄膜14とガラス板13とを離間して示している。
【0012】図7からわかるように、薄膜14だけの場
合には、ピンホール14aを出射した点光源5はその発
散角に関わらず、発散角が大きい光5aも、小さい光5
bも、第1、第2のレンズ群7,8を経て同一の場所に
集光される。これに対して、ガラス板13を挿入した場
合には、図8に示すように、発散角の大きい光5aと小
さい光5bはガラス板13によってそれぞれ異なる影響
を受ける。その結果として、第1、第2のレンズ群7,
8で集光された場合に焦点ずれ現象が発生して焦点位置
が異なることになる。
【0013】焦点光における光は、さまざまな発散角の
総和であり、そのためピンホール14aより光路の下流
側にガラス板13が存在していることにより、集光性が
悪くなってしまう。図9はガラス板13がピンホール1
4aの光路の下流側に挿入された場合であり、ガラス板
13がピンホール14aの光路の下流側に挿入されてい
ることにより、図2に示したガラスを挿入しない場合に
比べて、集光部の光の径Rが大きくなると共に、光軸方
向への伸びdも大きくなり、光学装置の計測精度が低下
してしまうという問題があった。
【0014】一方図5、図6に示したように、薄膜14
の両側にガラス板を有する点光源発生装置4′,4″に
あっても、ピンホール14aの光路の下流側に挿入され
ていることにより、上記した場合と同様の問題がある。
【0015】この問題を解決するために、レンズをあら
かじめピンホール14aの射出光の下流側にガラス板1
3が入ることを考慮して設計するという手段が考えられ
るが、従来のレンズが投光ピンホールから射出された光
を単純に等倍または変倍して投光するだけでよかったの
に対し、ガラスの影響を考慮するとなると設計・製作と
もに複雑となる。また、ガラス板13の厚みや屈折率を
変更した場合の対応が困難である。
【0016】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、ピンホールから出射される点光源がレンズ群を介
して同一位置に焦点を結ぶことができるようにした点光
源発生装置及びこれを用いた共焦点光学装置とホログラ
ム露光装置及び露光方法を提供することを目的とするも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る点光源光学系はピンホールを有する薄
膜をガラス板に固定してなる点光源発生装置に平行光を
照射し、上記ピンホールから発散する光をレンズ系にて
集光するようにした点光源光学系において、上記点光源
発生装置を、これのピンホールを有する薄膜を上記光の
経路の下流側に位置させて配置した構成となっている。
【0018】この構成によれば、点光源発生装置のピン
ホールから出射された光はガラス板を通過しないで直接
出射される。従って、点光源発生装置のピンホールから
出射される光は、その発散角に関わらず、レンズ系を経
て同一の場所に集光することができ、点光源発生装置を
用いる光学系の性能を向上することができる。
【0019】また、本発明に関わる点光源光学系は、ピ
ンホールを有する薄膜の少なくとも一側をガラス板に固
定してなる点光源発生装置に平行光を照射し、これの上
記ピンホールから発散する光をレンズ系にて集光するよ
うにした点光源光学系において、上記点光源発生装置
を、ガラス板を上記光の経路の下流側に位置させて配置
すると共に、レンズ系の下流側に他のガラス板を配置し
た構成になっている。
【0020】この構成によれば、点光源発生装置のピン
ホールから出射された光がガラス板を通過して出射する
際に、このガラス板によって焦点ずれが生じるが、この
焦点ずれは他のガラス板によってキャンセルされる。従
って、この構成によれば、点光源発生装置のピンホール
を構成する薄膜の両側をガラス板にて保護することがで
き、光学系の精度を下げずに脆弱な薄膜を、埃や塵の付
着や損傷から保護することができる。
【0021】また、上記点光源装置を用いた共焦点光学
装置は、光源からの光を点光源発生装置を介してレンズ
系を経て集光して被計測物体に照射し、その反射光を上
記レンズ系を経て光検出器アレイに入射するようにした
共焦点光学装置の、上記点光源発生装置を、ピンホール
を有する薄膜をガラス板に固定した構成にし、この点光
源発生装置を、これの薄膜を上記光の経路の下流側に位
置させて配置した構成となっている。
【0022】また、光源からの光を点光源発生装置を介
してレンズ系を経て集光して被計測物体に照射し、その
反射光を上記レンズ系を経て光検出器アレイに入射する
ようにした共焦点光学装置の上記点光源発生装置を、ピ
ンホールを有する薄膜の少なくとも一側をガラス板に固
定した構成にし、この点光源発生装置を、これのガラス
板を光の経路の下流側に位置させて配置すると共に、レ
ンズ系と被計測物体との間に、上記点光源発生装置のガ
ラス板にて生じる焦点ずれをキャンセルするための他の
ガラス板を介装した構成となっている。
【0023】さらに、参照光を入射すると共に、点光源
発生装置を介して物体光を入射して露光されたホログラ
ムに、参照光を入射させ、この参照光にて再生した物体
光を被計測物体に集光して入射し、その反射光をホログ
ラムを通過して点光源発生装置を介して光検出器アレイ
に入射するようにした共焦点光学装置の、上記光検出器
アレイの光の経路の上流側に位置する点光源発生装置
を、ピンホールを有する薄膜の少なくとも一側をガラス
板に固定した構成にし、この点光源発生装置を、これの
ガラス板を上記光の経路の下流側に位置させて配置する
と共に、レンズ系の下流側に他のガラス板を配置した構
成となっている。
【0024】これらの共焦点光学装置では、点光源発生
装置を構成するガラス板による影響をなくすことがで
き、計測精度を向上することができる。
【0025】また、上記点光源発生装置を用いたホログ
ラム露光装置は、ホログラムに参照光と共に、点光源発
生装置を介して物体光を入射することによりホログラム
を露光するホログラム露光装置の、上記点光源発生装置
を、ピンホールを有する薄膜をガラス板に固定した構成
にし、この点光源発生装置を、これの薄膜を上記光の経
路の下流側に位置させて配置した構成となっており、ま
たこの点光源発生装置を用いたホログラム露光方法は、
ホログラムに参照光を入射すると共に、ピンホールを有
する薄膜をガラス板に固定してなる点光源発生装置を介
して入射することによりホログラムを露光する際に、点
光源発生装置を、これの薄膜を上記光の経路の下流側に
位置させて配置してピンホールから光が直接出射するよ
うにしたから、点光源発生装置を構成するガラス板の影
響を受けることなくホログラムを露光することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
0から図12に基づいて説明する。図10は上記図1で
示したビームスプリッタ6を用いた共焦点光学装置に適
用した例を示すもので、図1で示したものと同一構成部
材は同一の符号を付して説明を省略する。
【0027】この実施の形態では、図3で示した構成
の、ガラス板13にピンホール14aを有する薄膜14
とからなる点光源発生装置4を、これのガラス板13が
ピンホール14aを通る光の経路の上流側に位置する姿
勢で装置内に配置した。
【0028】この構成によれば、ピンホール14aから
出射された点光源5は、点光源発生装置4内において、
ガラス板13を通過しないから、この点光源5は図7に
示す場合と同様になって、第1、第2のレンズ群7,8
による光の焦点は1箇所に集中し、装置の性能が向上さ
れる。
【0029】図11、図12はピンホール14aを構成
する薄膜14とガラス板13とからなる点光源発生装置
4を、ホログラムを用いた共焦点光学装置に用いた場合
を示す。このホログラムを用いた共焦点光学装置は特開
平8−152308号公報にて開示されたもので、図1
1はホログラム21を露光するホログラム露光装置を、
また図12は、この露光されたホログラム21を用いた
共焦点光学装置を示す。
【0030】図11に示した上記ホログラム露光装置で
は、光源22から出射された光はビームスプリッタ23
で分岐され、その一方の光は第1の拡大レンズ装置24
にて拡大平行光となって参照光25としてホログラム2
1に斜め下方から入射される。他方の光は、第2の拡大
レンズ装置26にて拡大平行光となってピンホール14
aを2次元にアレイ状に設けた点光源発生装置4に物体
光として投光させ、アレイ状の各ピンホール14aから
の点光源がレンズ群27に投射され、これが物体光とし
てホログラム21が露光されて記録される。
【0031】図12に示す共焦点光学装置は上記露光記
録されたホログラム21を用いるもので、光源22′か
らの光を拡大レンズ装置24′を介して参照光25′を
ホログラム21に照射すると、このホログラム21に上
記物体光が再生され、この再生物体光28は、あたかも
上方に図11に示される点光源発生装置4のピンホール
アレイが存在するかのように、それと同等の光が、ホロ
グラム21から出射される。これが第2レンズ群29に
よって集光され、点光源として被計測物体30に照射さ
れる。そしてこの再生物体光28は被計測物体30に反
射し、その反射光28′は、第2レンズ群29、ホログ
ラム21、レンズ群27を通過し、点光源発生装置4に
投射され、これを通過する成分が光検出器アレイ31に
て受光される。このとき、上記再生物体光28が被計測
物体30の表面上で合焦している場合にのみ、共焦点光
学系の原理から光検出器アレイ31の出力が最大とな
る。このことから、このときに被計測物体30あるい
は、第2レンズ群29を、X,Y,Z軸に沿って移動す
ることにより、被計測物体30の表面形状が測定され
る。
【0032】このようなホログラム露光装置及び共焦点
光学装置において、図3にて示したピンホール14aを
有する薄膜14とガラス板13とからなる点光源発生装
置4を、これのガラス板13がピンホール14aを通る
光の経路の上流側に位置する姿勢で装置内に配置する。
すなわち、ホログラム露光装置では図11に示すよう
に、ガラス板13が物体光の上流側となる拡大レンズ装
置26側に向けて配置する。
【0033】このように構成したことにより、ホログラ
ム露光装置では、点光源発生装置4より出射された物体
光はガラス板14の影響を受けることなく、ホログラム
21に入射され、ホログラムの性能を良くすることがで
き、これを用いた共焦点光学装置の測定精度をよくする
ことができる。
【0034】次に本発明の第2の実施の形態を図13か
ら図17に基づいて説明する。図13はこの実施の形態
の原理を模式的に示すもので、ピンホール14aを有す
る薄膜14の光路の下流側にガラス板13を位置させて
点光源発生装置4を配置した状態において、上記ピンホ
ール14aを出射した点光源5を結像するための第1、
第2のレンズ群7,8の光路方向の最下流側の第2のレ
ンズ群8の光路の下流側に第2のガラス板32を配置す
る。
【0035】この構成によれば、点光源発生装置4のピ
ンホール14aを出射した光5で、発散角が大きい光5
aと小さい光5bはガラス板13を透過して第1、第2
のレンズ群7,8を通る間に図8で説明したような焦点
ずれ現象が生じるが、この点光源発生装置4側のガラス
板13による焦点ずれ現象は第2のガラス板32を通る
間に補正され、上記ピンホール14aからの光5a,5
bは同一位置で焦点を結ぶ。従ってこの位置に被計測物
体9を位置して計測したときに、正確に計測される。
【0036】このとき、特別の例としてレンズ群7,8
が像を等倍に映すような構成になっていれば、上記第2
のガラス板32をガラス板13と同一の厚み、屈折率と
することが可能である。
【0037】この図13に示した説明では、薄膜14の
一側にガラス板13を配置した点光源発生装置4につい
て説明したが、図5に示したように、薄膜14の両側に
ガラス板13、カバーガラス15を配置した点光源発生
装置4′及びガラス板13を減光フィルタ16に置き換
えてなる点光源発生装置4″の場合も、ピンホール14
aの下流側にガラス板13あるいは減光フィルタ16が
有するものは図13において同等の作用を行う。
【0038】図14は図1で示したものと同じビームス
プリッタ6を用いた共焦点光学装置に図5にて示したカ
バーガラス15を有する点光源発生装置4′を適用した
例を示すもので、この共焦点光学装置では、第2のレン
ズ群8と被計測物体9との間に第2のガラス板32を配
置した。
【0039】この共焦点光学装置では、点光源発生装置
4′にて発生した焦点ずれは第2のガラス板32にてキ
ャンセルされて、上記点光源発生装置4′のピンホール
14aは1つの焦点に集光される。この反射光は、第2
のガラス板32を上向きに通過した時点でまた焦点ずれ
の影響を受けるため、受光側の点光源発生装置11の入
射側(上流側)に受光側の点光源発生装置11の薄膜1
4を支持するガラス板100を設置するようにしてもよ
い。
【0040】図15、図16は図11、図12で示した
ものと同じホログラム21を用いた共焦点光学装置及び
ホログラム露光装置を示す。図15で示すホログラム露
光装置では、点光学発生装置4からの出射光をホログラ
ム21に記録し、これを図16で示す共焦点光学装置に
て再生して上記点光学発生装置4からの点光源と同等の
光を得るようにしたもので上記点光学発生装置のピンホ
ールは2次元のアレイ状になっている。
【0041】上記ホログラム露光装置では、ピンホール
14aの光路の下流側にガラス板13が配置して点光源
発生装置4を用いた場合、この点光源発生装置4のガラ
ス板13による焦点ずれが生じた状態でホログラム21
に物体光が記録されてしまう。このため、このホログラ
ム21を用いて共焦点光学装置にて再生すると、被計測
物体9に照射される光は図8に示すように焦点ずれが生
じてぼやけてしまう。
【0042】この不具合を解消するために、図16で示
した共焦点光学装置では、第2のレンズ群8の光路下流
側に第2のガラス板32を配置し、これによって、ホロ
グラム21を露光する際に用いた点光学発生装置4のガ
ラス板13による影響がキャンセルされる。
【0043】図17は図16に示した共焦点光学装置の
他例を示すもので、薄膜14の両側にガラス板13、カ
バーガラス15を有する図5で示した点光源発生装置
4′を用い、この点光源発生装置4′と光検出器アレイ
31との間を離間し、これの間にリレーレンズ33を配
置した構成となっていて、点光源装置ピンホール14a
を透過した光は、リレーレンズ33を介して光検出器ア
レイ31に投影している。この装置に用いるホログラム
21の露光は図15で示したものと同じ装置にて行われ
る。
【0044】この装置の場合、点光源発生装置4′を透
過した光を検出器アレイ31で測定するので、光が正確
に光検出器アレイ31に焦点を結ぶことが好ましい。も
しも光の焦点がぼけると、光が他の光検出器に入った
り、検出器からはみ出したりするとするという問題が起
き、測定がうまくいかない恐れがある。
【0045】しかしながらホログラム21は図15に示
すホログラム露光装置にて露光されているので、このホ
ログラム21はガラス板13による焦点ずれが生じた状
態で物体光が記録されている。従って、これをキャンセ
ルするために、第2のレンズ群8の光路の下流側に第2
のガラス板32を設ける。このほかに、カバーガラス1
5による焦点ずれの影響をキャンセルするために、リレ
ーレンズ33と光検出器アレイ31との間にも第2のガ
ラス板32を配置する。これによって光検出器アレイ3
1に入射される光の焦点ずれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】点光源発生装置を用いた共焦点光学装置を示す
説明図である。
【図2】レンズにて集光された光の焦点近傍の拡大図で
ある。
【図3】点光源発生装置の一例を示す断面図である。
【図4】従来の点光源発生装置を用いた共焦点光学装置
を示す説明図である。
【図5】点光源発生装置の他例を示す断面図である。
【図6】点光源発生装置の他例を示す断面図である。
【図7】点光源発生装置が薄膜だけの場合の光路図であ
る。
【図8】薄膜より光路の下流側にガラス板が挿入された
場合の光路図である。
【図9】薄膜より光路の下流側にガラス板が挿入された
場合の集光部近傍を示す拡大図である。
【図10】本発明に係る共焦点光学装置を示す説明図で
ある。
【図11】本発明に係るホログラム露光装置を示す説明
図である。
【図12】本発明に係るホログラムを用いる共焦点光学
装置を示す説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態を示す原理図であ
る。
【図14】本発明の他の実施の形態における共焦点光学
装置を示す説明図である。
【図15】点光源発生装置のガラス板を光路の下流側に
してホログラムを露光する状態を示す説明図である。
【図16】図15で示す方法で露光したホログラムを用
いた共焦点光学装置の説明図である。
【図17】本発明の他の実施の形態における共焦点光学
装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1,22,22′…光源 3…拡大レンズ装置 4,4′,4″,11…点光源発生装置 5…点光源 6…ビームスプリッタ 7,8…レンズ群 9,30…被計測物体 12…光検出器 13,32…ガラス板 14…薄膜 14a…ピンホール 15…カバーガラス 16…減光フィルタ 21…ホログラム 25,25′…参照光 28…再生物体光 31…光検出器アレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンホールを有する薄膜をガラス板に固
    定してなる点光源発生装置に平行光を照射し、上記ピン
    ホールから発散する光をレンズ系にて集光するようにし
    た点光源光学系において、上記点光源発生装置を、これ
    のピンホールを有する薄膜を上記光の経路の下流側に位
    置させて配置したことを特徴とする点光源光学系。
  2. 【請求項2】 ピンホールを有する薄膜の少なくとも一
    側をガラス板に固定してなる点光源発生装置に平行光を
    照射し、上記ピンホールから発散する光をレンズ系にて
    集光するようにした点光源光学系において、上記点光源
    発生装置を、これのガラス板を上記光の経路の下流側に
    位置させて配置すると共に、レンズ系の下流側に他のガ
    ラス板を配置したことを特徴とする点光源光学系。
  3. 【請求項3】 光源からの光を点光源発生装置を介して
    レンズ系を経て集光して被計測物体に照射し、その反射
    光を上記レンズ系を経て光検出器アレイに入射するよう
    にした共焦点光学装置の、上記点光源発生装置を、ピン
    ホールを有する薄膜をガラス板に固定した構成にし、こ
    の点光源発生装置を、これの薄膜を上記光の経路の下流
    側に位置させて配置したことを特徴とする共焦点光学装
    置。
  4. 【請求項4】 光源からの光を点光源発生装置を介して
    レンズ系を経て集光して被計測物体に照射し、その反射
    光を上記レンズ系を経て光検出器アレイに入射するよう
    にした共焦点光学装置の、上記点光源発生装置を、ピン
    ホールを有する薄膜の少なくとも一側をガラス板に固定
    した構成にし、この点光源発生装置を、これのガラス板
    を上記光の経路の下流側に位置させて配置すると共に、
    レンズ系と被計測物体との間に、上記点光源発生装置の
    ガラス板にて生じる焦点ずれをキャンセルするための他
    のガラス板を介装したことを特徴とする共焦点光学装
    置。
  5. 【請求項5】 参照光を入射すると共に、点光源発生装
    置を介して物体光を入射して露光されたホログラムに、
    参照光を入射させ、この参照光にて再生した物体光を被
    計測物体に集光して入射し、その反射光をホログラムを
    通過して点光源発生装置を介して光検出器アレイに入射
    するようにした共焦点光学装置の、上記光検出器アレイ
    の光の経路の上流側に位置する点光源発生装置を、ピン
    ホールを有する薄膜の少なくとも一側をガラス板に固定
    した構成にし、この点光源発生装置を、これのガラス板
    を上記光の経路の下流側に位置させて配置すると共に、
    レンズ系の下流側に他のガラス板を配置したことを特徴
    とする共焦点光学装置。
  6. 【請求項6】 ホログラムに参照光と共に、点光源発生
    装置を介して物体光を入射することによりホログラムを
    露光するホログラム露光装置の、上記点光源発生装置
    を、ピンホールを有する薄膜をガラス板に固定した構成
    にし、この点光源発生装置を、これの薄膜側を上記光の
    経路の下流側に位置させて配置したことを特徴とするホ
    ログラム露光装置。
  7. 【請求項7】 ホログラムに参照光を入射すると共に、
    ピンホールを有する薄膜をガラス板に固定してなる点光
    源発生装置を介して入射することによりホログラムを露
    光する際に、点光源発生装置を、この薄膜を上記光の経
    路の下流側に位置させて配置してピンホールから光が直
    接出射するようにしたことを特徴とするホログラム露光
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103645034A (zh) * 2013-11-28 2014-03-19 上海华力微电子有限公司 集成光学透镜检测器针孔及集成光学透镜检测器
CN109974603A (zh) * 2019-04-19 2019-07-05 北京理工大学 双边错位差动共焦透镜中心厚度测量方法

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