JPH10267309A - 空気調和機の集塵装置 - Google Patents

空気調和機の集塵装置

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JPH10267309A
JPH10267309A JP9074117A JP7411797A JPH10267309A JP H10267309 A JPH10267309 A JP H10267309A JP 9074117 A JP9074117 A JP 9074117A JP 7411797 A JP7411797 A JP 7411797A JP H10267309 A JPH10267309 A JP H10267309A
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JP
Japan
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dust
dust collector
air conditioner
electrode
pair
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Pending
Application number
JP9074117A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Sakagami
隆雄 阪上
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の室内ユニットに集塵装置50を
組み込んだ場合の、室内ユニットの前面グリル20の汚
れを抑える。室内ユニットの奥行き寸法を小さくし、室
内ユニットのデザインを良くする。 【構成】 前面グリル20の裏側に、集塵装置50の高
圧電極51及び接地電極52の前面側に位置して、シー
ルド部材53を設ける。シールド部材53は、高圧電極
51及び接地電極52から発生する電気力線59をシー
ルドし、且つ、前面グリル20を介した空気の流通を阻
害しないために、導電性の網体等により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に組み
込まれる集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和機の室内ユニットに
は、集塵のためにフィルタが前面グリルの裏側に位置し
て設けられている。しかし、このフィルタはもっぱら熱
交換器の汚れを抑えるためのものであり、専用の空気清
浄機のように室内の空気を積極的に浄化することはでき
ない。そのため、室内の空気を積極的に浄化する必要が
ある場合は、空気調和機と共に空気清浄機を設置するの
が通例になっているが、設置スペースやコストの点で使
用者に犠牲を強いるという問題がある。そこで最近にな
って、空気調和機の室内ユニットにイオン式の集塵装置
を組み込み、その室内ユニットに空気清浄機に匹敵する
空気浄化能力を持たせることが考えられている。
【0003】図3はセパレート型空気調和機の室内ユニ
ットに組み込まれる従来の集塵装置の概略構成図であ
る。これに示されるように、従来の集塵装置は、室内ユ
ニットの前面グリル1の裏側に配設された上下一対の電
極対2,3を具備する。下側の電極2は荷電用の高圧電
極であり、上側の電極3は集塵用の接地電極である。こ
れらの電極間に高電圧を印加すると、高圧電極2から接
地電極3に向かって電気力線4が生じ、周囲の塵埃が正
の電位に帯電(イオン化)して、接地電極3の側に引き
寄せられる。これにより、専用の空気清浄機に匹敵する
空気浄化能力が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、効果的
な集塵を行うためには、高圧電極2と接地電極3の間の
距離を大きくとり、広い範囲に電気力線4を分布させる
必要があるが、そうすると、樹脂製の前面グリル1にも
強い電気力線4が及び、前面グリル1が正の電位に帯電
する。その結果、空気中の負の電荷をもつ塵埃が前面グ
リル1に付着し、これが早期に汚れるという問題が生じ
る。この問題を解決するために、これまでは電極から前
面グリル1までの距離を大きくすることが行われている
が、これによって室内ユニットの奥行き寸法が増大する
とともに、デザインの悪化を招くという問題があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、電気力線の分布範囲を拡大して効果的な集塵
を行う場合にも、前面グリルの汚れを抑え、なおかつ空
気調和機の奥行き寸法の増大を回避することができる空
気調和機の集塵装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
の集塵装置は、空気調和機の前面グリルの裏側に設けら
れた電極対の間に高電圧を印加して電気力線を発生させ
ることにより、周辺の塵埃を帯電させて集める集塵装置
本体と、集塵装置本体の電極対より前面側に位置して前
面グリルの裏側に設けられ、電極対より発生する電気力
線をシールドすると共に、前面グリルを介した空気の流
通を阻害しないシールド部材とを具備することを特徴と
する。
【0007】前記シールド部材としては、接地された導
電性の網体がシールド性、取り扱い性等の点から好まし
い。
【0008】また、前記電極対のうち、塵芥が引き寄せ
られる側には、塵芥を吸着するフィルタが装着されてい
ることが望ましい。
【0009】本発明に係る空気調和機の集塵装置では、
電極対より発生する電気力線をシールドするシールド部
材が、前面グリルの裏側に電極対の前面側に位置して設
けられているので、電極対より発生する電気力線が広い
範囲に分布し、且つ電極対から前面グリルまでの距離が
小さい場合も、その電気力線が前面グリルに及ぶ事態が
回避される。そのため、前面グリルの帯電が防止され、
これによる塵埃の付着が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
セパレート型空気調和機の室内ユニットの概略的縦断側
面図、図2は同室内ユニットに組み込まれた集塵装置の
斜視図である。
【0011】セパレート型空気調和機の室内ユニット
は、図1に示すように、ケーシング10と、ケーシング
10の前面側に装着された前面グリル20と、ケーシン
グ10内に収納された熱交換器30及びファン40と、
熱交換器30と前面グリル13の間に設けられた集塵装
置50とを具備している。なお、60,70は熱交換器
13の前面側にセットされるフィルタで、集塵装置50
より後側に位置する。
【0012】集塵装置50は、荷電用の高圧電極51と
集塵用の接地電極52を組み合わせた集塵装置本体と、
集塵に伴う前面グリル20の汚れを防止するためのシー
ルド部材53とを備えている。
【0013】接地電極52の下側に位置する高圧電極5
1は、図2に示すように、両側一対の支持部材54間に
水平に張設された導電性の線材である。この高圧電極5
1の上側に位置する接地電極52は、両側一対の支持部
材55にねじ止めされた導電性の板材であり、高圧電極
51に対して後側へ若干偏位して配置されている。な
お、接地電極52には、図示されない交換式のフィルタ
が装着される。
【0014】集塵装置50のシールド部材53は、高圧
電極51及び接地電極52の前面側に配置された導電性
の網体である。このシールド部材53は、図示されない
支持部材により、前面グリル20の裏面に吸気口21が
形成された部分のほぼ全体にわたって取り付けられ、接
地電極52と同様にケーシング10内の図示しない金属
フレームに接地されている。
【0015】なお、この室内ユニットは、冷暖房等の本
来の運転を行わない場合も集塵装置50が作動し、純粋
な空気清浄機として機能することができる。この機能を
実現するために、前面グリル20の下部には、本来のス
リット状の吸気口21,21・・とは別のスリット状の
吸気口22が形成されている。
【0016】次に、集塵装置50を備えた上記室内ユニ
ットの機能について説明する。
【0017】高圧電極51と接地電極52の間に高電圧
を印加すると、荷電用の高圧電極51から集塵用の接地
電極52に向かって電気力線59が生じ、周囲の塵埃が
帯電(イオン化)する。その結果、この塵埃が集塵用の
接地電極52に引き寄せられ、接地電極52に装着され
たフィルタに吸着される。
【0018】室内ユニットが冷暖房等の本来の運転を行
っているときは、前面グリル20の本来の吸気口21,
21・・からユニット内に吸引される空気が上記の集塵
作用により浄化される。その結果、清浄な冷風・温風が
室内に吐出口11から吹き出される。室内ユニットが冷
暖房等の本来の運転を行わない状態で、集塵装置50を
作動させた場合は、本来の吸気口21,21・・の下に
設けられた吸気口22から室内の空気が流入し、集塵の
後の清浄な空気が本来の吸気口21,21・・から室内
に流出する。
【0019】いずれの場合にも、効果的な集塵を行うた
めには、下側の高圧電極51と上側の接地電極52との
間の距離を大きくし、電気力線59を広い範囲に分布さ
せる必要があるが、この集塵装置50にあっては、前面
グリル20の吸気口21が形成された部分の裏側にシー
ルド部材53が設けられている。このシールド部材53
は導電性の網体で接地されているので、その裏側に発生
する電気力線59を遮蔽し、この電気力線59が前面グ
リル20の吸気口21が形成された部分に当たるのを阻
止する。このため、電気力線59を広い範囲に分布させ
る場合も、前面グリル20の吸気口21が形成された部
分が帯電する事態が回避され、その帯電による汚れが防
止される。
【0020】従って、優れた空気浄化能力が得られるに
もかかわらず、前面グリル20の汚れが抑制される。ま
た、前面グリル20から高圧電極51及び接地電極52
まで距離を小さくした場合も、前面グリル20の汚れが
促進されることがないので、その距離を小さくできる。
その結果、室内ユニットの奥行き寸法が短縮され、その
室内ユニットのデザインが良くなる。更に、シールド部
材53が空気の流通を阻害しないので、室内ユニットの
本来の運転能力が低下するおそれもない。
【0021】なお、上記の実施形態では、集塵装置50
がセパレート型空気調和機の室内ユニットに設けられて
いるが、一体式の空気調和機に設けることも可能であ
る。シールド部材53としては、直角な2方向の線材を
組み合わせた網体が用いられているが、上下方向あるい
は左右方向等の1方向に配列された線材を用いてもよ
く、その形状・構成は問わない。また、シールド部材5
3の配置位置については、前面グリル20の吸気口形成
部分の全体を覆う必要はなく、その吸気口形成部分に電
気力線59が当たるのを十分に阻止できる位置であるな
らば、下部等に配置することも可能であり、電気力線5
9の分布形状等に応じて適宜選択すればよい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明に係る空気
調和機の集塵装置による場合には、前面グリルの裏側に
電極対の前面側に位置して設けられた電気力線をシール
ドするシールド部材により、電気力線の分布範囲や電極
対から前面グリルまでの距離に関係なく、前面グリルの
帯電が防止される。そのため、電気力線の分布範囲を広
くして効果的な集塵を行う場合にも、その電気力線に起
因する前面グリルの汚れが防止され、合わせて空気調和
機の奥行き寸法の増大が回避される。従って、空気浄化
能力が高く、且つデザインの良い空気調和機が提供され
る。
【0023】また、シールド部材を接地された網体から
構成すると、シールド性、取り扱い性等が容易になる。
すなわち、電気力線が前面グリルを帯電させることもな
く、空気の流通を妨げることもないからである。
【0024】さらに、前記電極対のうち、塵芥が引き寄
せられる側である接地電極に塵芥を吸着するフィルタを
装着すると、接地電極自身の汚れが少くなるとともに、
フィルタを交換するだけで集塵能力を回復させることが
できるので大変便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す空気調和機の室内ユ
ニットの概略的縦断側面図である。
【図2】同室内ユニットに組み込まれた集塵装置の斜視
図である。
【図3】空気調和機の室内ユニットに組み込まれる従来
の集塵装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 20 前面グリル 30 熱交換器 40 ファン 50 集塵装置 51 高圧電極 52 接地電極 53 シールド部材 59 電気力線 60,70 フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の前面グリルの裏側に設けら
    れた電極対の間に高電圧を印加して電気力線を発生させ
    ることにより、周辺の塵埃を帯電させて集める集塵装置
    本体と、集塵装置本体の電極対より前面側に位置して前
    面グリルの裏側に設けられ、電極対より発生する電気力
    線をシールドすると共に、前面グリルを介した空気の流
    通を阻害しないシールド部材とを具備することを特徴と
    する空気調和機の集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記シールド部材は、接地された導電性
    の網体であることを特徴とする請求項1に記載の空気調
    和機の集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記電極対のうち、塵芥が引き寄せられ
    る側には、塵芥を吸着するフィルタが装着されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の集
    塵装置。
JP9074117A 1997-03-26 1997-03-26 空気調和機の集塵装置 Pending JPH10267309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188851A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Fujitsu General Ltd 空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188851A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP4529282B2 (ja) * 2000-12-20 2010-08-25 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機

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