JPH10265704A - 表面処理カーボンブラックおよびその用途 - Google Patents

表面処理カーボンブラックおよびその用途

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JPH10265704A
JPH10265704A JP6990797A JP6990797A JPH10265704A JP H10265704 A JPH10265704 A JP H10265704A JP 6990797 A JP6990797 A JP 6990797A JP 6990797 A JP6990797 A JP 6990797A JP H10265704 A JPH10265704 A JP H10265704A
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carbon black
compound
recording liquid
denotes
water
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JP6990797A
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English (en)
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Yoshichika Ueno
嘉睦 上野
Seiji Hazama
清二 間
Jun Satake
順 佐武
Hisashi Negishi
尚志 根岸
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録物の耐水性及びカーボンブラックの分散性
を向上させる。 【解決手段】下記一般式(1)に示す化合物を各種鉱酸
または各種有機酸水溶液としてカーボンブラックの水ス
ラリー中に添加し、攪拌することによりカーボンブラッ
ク表面に吸着させ、吸着後アンモニア、各種有機アミ
ン、アルカリ金属の水酸化物などで再度不溶化すること
により処理顔料とし、カーボンブラックの分散性を改良
する。 一般式(1) P−〔X−Y−Z−N(R1 )R2 n (但し、式中、Pは有機色素残基または複素環残基、X
はS、C、N、O、Hから選ばれる2〜15個の原子で
構成される化学的に合理的な組み合わせからなる2価の
結合基、Yは直接結合または−N(R)−(但し、Rは
Hまたは炭素数1〜18のアルキル基またはZ−N(R
1 )R2 )または−O−、Zは炭素数1〜6のアルキレ
ン基、R1 、R2 はそれぞれ独立に、置換されていても
よい炭素数1〜18のアルキル基またはR1 、R2 とで
N、OまたはSを含んでもよい置換されていてもよい複
素環、nは1〜3の整数を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボンブラック
の分散安定性に優れた記録液に関する。さらに詳しく
は、カーボンブラックを良好に分散し、記録物が耐水性
の優れたインクジェット用の記録液およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット用記録液として
は、酸性染料、直接染料、塩基性染料等の水溶性染料を
グリコール系溶剤と水に溶解したものが多く用いられて
いる。(特開昭53─61412、特開昭54─898
11、特開昭55─65269)。水溶性染料として
は、記録液の安定性を得るため、水に対する溶解性の高
いものが一般的に用いられる。したがって、インクジェ
ット記録物は、一般的に耐水性が悪く、水をこぼした場
合などに容易に記録部分の染料のにじみを生じるという
問題があった。
【0003】このような耐水性の不良を改良するため、
染料の構造を変えたり、塩基性の強い記録液を調製する
ことが試みられている(特開昭56─57862)。ま
た、記録紙と記録液との反応をうまく利用して耐水性の
向上を図ることも行われている(特開昭50─4900
4、特開昭57─36692、特開昭59─2069
6、特開昭59─146889)。これらの方法は、あ
る種の記録紙については著しい効果をあげているが、イ
ンクジェット方式による記録においては種々の記録紙を
用いるため、水溶性染料を使用する記録液では記録物の
十分な耐水性が得られないことが多い。
【0004】また、耐水性の良好な記録液としては、油
溶性染料を高沸点溶剤に分散ないし溶解したもの、油溶
性染料を揮発性の溶剤に溶解したものがあるが、溶剤の
臭気や溶剤の排出に対して環境上好ましくなく、大量の
記録を行う場合や装置の設置場所によっては、溶剤回収
等の必要性が問題となることがある。以上の問題点を克
服すべく、水系媒体に顔料を分散した記録液の開発が行
われており、耐光性の向上が図られている。顔料の分散
安定化を図るためには、十分な顔料の微細化が必要とな
り、記録液の製造においては、顔料を安定に分散させる
化合物の選択が必要とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、どの
ような紙に対しても耐水性の良好な記録物が得られ、か
つ分散安定性の良好な水分散インクジェット用記録液お
よびその容易な製造方法の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)に示す化合物を吸着させてなる表面処理カーボン
ブラックに関する。 一般式(1) P−[X−Y−Z−N(R1 )R2 n (但し、式中、Pは有機色素残基、複素環残基、Xは
S、C、N、O、Hから選ばれる2〜15個の原子で構
成される化学的に合理的な組み合わせからなる2価の結
合基、Yは直接結合または−N(R)−(但し、RはH
または炭素数1〜18のアルキル基またはZ−N
(R1 )R2 )または−O−、Zは炭素数1〜6のアル
キレン基、R1 、R2 はそれぞれ独立に、置換されてい
てもよい炭素数1〜18のアルキル基またはR1 、R2
とでN、OまたはSを含んでもよい置換されていてもよ
い複素環、nは1〜3の整数を表す。)
【0007】更に本発明は、表面処理カーボンブラック
中の一般式(1)の化合物の割合が0.1〜20重量%
である上記表面処理カーボンブラックに関する。更に本
発明は、表面電位が、pH=7.0において−10mV
〜+10mVである上記表面処理カーボンブラックに関
する。更に本発明は、上記表面処理カーボンブラックを
水性樹脂または界面活性剤を含む水性媒体に分散させて
なるカーボンブラック分散液に関する。更に本発明は、
インクジェット用記録液である上記カーボンブラック分
散体に関する。更に本発明は、一般式(1)の化合物を
溶解させたカーボンブラックの水スラリー中に塩基性物
質を添加し、一般式(1)の化合物を該カーボンブラッ
ク表面に不溶化させてなる上記面処理カーボンブラック
の製造方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用するカーボンブラッ
クは、粉状品、粒状品のいずれの形態であってもよい。
記録液の製造にあたっては、ノズルにおける飛翔安定性
の点から、粒子径の微細な顔料を使用することが望まし
い。本発明において使用するカーボンブラックの一次粒
子径は、10nm〜100nm、好ましくは15nm〜
50nmである。また、使用するカーボンブラックのD
BP吸油量は100以下、好ましくは70以下である。
本発明においては、分散安定性を付与するために水性樹
脂または界面活性剤を使用する。これらを使用した場
合、記録液の分散安定性の点から、カーボンブラック表
面は疎水性の状態であることが望ましい。そのため、本
発明において使用するカーボンブラック中の揮発分は、
2重量%以下であることが好ましい。カーボンブラック
中の揮発分が高い場合、表面に存在する親水性官能基量
が多く、分散安定性が低下する。
【0009】一般式(1)の有機色素としてはフタロシ
アニン系、不溶性アゾ系、アゾレーキ系、アントラキノ
ン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、ジケトピロロ
ピロール系、アントラピリミジン系、アンサンスロン
系、インダンスロン系、フラバンスロン系、ペリノン
系、ペリレン系、チオインジゴ系、キノリン系等があ
り、これらの色素は任意に選択することができる。ま
た、一般式(1)の複素環としては、例えば、チオフェ
ン、フラン、キサンテン、ピロール、イミダゾール、イ
ソインドリン、イソインドリノン、ベンズイミダゾロ
ン、インドール、キノリン、カルバゾール、アクリジ
ン、アクリドン、アントラキノン等がある。
【0010】XはS、C、N、O、Hから選ばれる2〜
15個の原子で構成される化学的に合理的な組み合わせ
からなる2価の結合基であり、例えば、−SO2 −、−
CO−、−CH2 −、−O−、−COO−、−NH−又
はこれらの組み合わせであり、好ましくは−SO2 −、
−CO−、−CH2 −、−CH2 NHCOCH2 −等が
ある。R1 、R2 がアルキル基の場合、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基が好ま
しい。これらのアルキル基は最大で炭素数18までの範
囲で分岐していてもよく、置換されていてもよい。さら
に場合によってはR1、R2 が連結してさらにN、Oま
たはSを含む5員または6員の複素環を形成していても
よい。
【0011】本発明において使用する一般式(1)の化
合物は、塩酸、硫酸などの鉱酸水溶液またはギ酸、酢
酸、プロピオン酸などの有機酸水溶液としてカーボンブ
ラックの水スラリー中に添加し、攪拌することによりカ
ーボンブラック表面に吸着させ、吸着後アンモニア、ま
たはトリエチルアミン、トリエタノールアミン、N,N
−ジメチルエタノールアミンなどの各種有機アミン、ま
たは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩基性物
質で不溶化して得られる顔料組成物として使用する。
【0012】上記の方法における一般式(1)の化合物
の添加量は、顔料組成物中の0.1〜20重量%、好ま
しくは0.1〜10重量%、更に好ましくは0.5〜5
重量%である。一般式(1)の化合物を未添加の場合あ
るいは添加量が上記の数量以下の場合、カーボンブラッ
ク表面の親水性官能基の存在により、表面は電気的に陰
性の強い状態となり、添加量が上記の数量以上の場合、
表面に吸着する一般式(1)の化合物中のアミノ基によ
り、表面は電気的に陽性の強い状態となる。その結果、
使用する水性樹脂または界面活性剤の吸着が妨げられ、
記録液の分散安定性が低下する。本発明によれば、処理
顔料の表面電位を−10mV〜+10mVに制御するこ
とが可能であり、記録液の分散安定性が向上する。以上
で得られた顔料組成物は乾燥品あるいは含水品のいずれ
の形態で使用してもよい。
【0013】本発明においては、必要に応じて染料を併
用することもできる。染料としては、顔料の色相の調
整、濃度の付与等を目的として耐水性、耐光性に問題の
無いような形にて使用できる。染料の使用によっては、
カーボンブラックの分散安定性を悪くすることもあるの
で、顔料の40重量%以下、このましくは25重量%以
下の添加量で使用する必要がある。染料としては、酸性
染料、塩基性染料、直接染料、反応性染料、分散染料、
含金属染料等があげられる。これらの染料は、無機塩の
除去された精製染料が好ましい。
【0014】本発明において水性樹脂は、カーボンブラ
ックの分散安定性および記録液の被印刷体への定着を良
好にするため用いることができる。水性樹脂としては、
水に可溶性の樹脂および水に分散性の樹脂を単独ないし
混合して用いることができる。このような樹脂として
は、アクリル共重合体系、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリウレタン系などの樹脂が挙げられる。
【0015】これらの樹脂は、必要に応じ、アンモニ
ア、またはトリエチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N−ジメチルエタノールアミンなどの各種有機アミ
ン、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど、あ
るいは各種有機酸、塩酸、硫酸などの各種鉱酸により、
塩の形にして使用することができる。アクリル共重合体
系樹脂は(メタ)アクリル酸アルキルエステル50〜8
0重量%、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸等のカルボン酸含有単量体5〜30重量%およ
びその他の単量体0〜20重量%を乳化重合または水溶
性溶媒中で溶液重合して得られる、重量平均分子量50
00〜300000、酸価が1〜250の樹脂である。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル等がある。上記その他のモノマ
ーとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、
スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、ビニルアルコール、エチレン等がある。
【0016】本発明において、界面活性剤としては、ア
ニオン性、非イオン性、カチオン性両イオン性活性剤を
用いることができる。アニオン性活性剤としては、脂肪
酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスル
ホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキ
ルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキ
ルジアリールエーテルジスルホン酸塩、アルキルリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ナフ
タレンスルホン酸フォルマリン縮合物、ポリオキシエチ
レンアルキルリン酸エステル塩、グリセロールボレイト
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪
酸エステル等を例示できる。
【0017】非イオン性活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレ
ンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、フッ素系、シリコン
系等の非イオン性活性剤が例示できる。カチオン性活性
剤としては、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイミダゾリウム
塩等を例示できる。両イオン性活性剤としては、アルキ
ルベタイン、アルキルアミンオキサイド、ホスファジル
コリン等が例示できる。
【0018】水性溶剤は、記録液のノズル部分での乾
燥、記録液の固化を防止し、安定な記録液の噴射および
ノズルでの乾燥を防止するものである。このような水性
溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、テトラエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ケトンアル
コール、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテルエチレングリコール
モノエチルエーテル、1,2─ヘキサンジオール、N−
メチル─2─ピロリドン、置換ピロリドン、2,4,6
─ヘキサントリオール、テトラフルフリルアルコール、
4─メトキシ─4メチルペンタノン等を挙げることがで
きる。また、記録液の紙での乾燥を速める目的において
は、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類も用いることができる。これらの水性
溶剤は、単独ないし混合して記録液の2〜50%の範囲
にて用いる。記録液の媒体である水は、金属イオン等を
除去したイオン交換水ないし蒸留水を用いる。その他の
添加剤として、尿素、ジメチル尿素等を加えることもで
きる。
【0019】記録液の被印刷体が紙などの場合には、被
印刷体への記録液の浸透を速め見掛けの乾燥性を速くす
るため浸透剤を加えることができる。このような浸透剤
としては、水性溶剤として記述したジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル等のグリコールエーテル、アルキ
レングリコール、ポリエチレングリコールモノラウリル
エーテル、ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム等を用いることができ
る。これらは、記録液の5重量%以下の使用量で十分な
効果があり、これよりも多いと印字の滲み、紙抜け(プ
リントスルー)を起こし好ましくない。
【0020】防腐剤は、記録液の腐敗、黴の発生を防止
するものであり、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナ
トリウム、ソジウムピリジンチオン─1─オキサイド、
ジンクピリジンチオン─1─オキサイド、1,2─ベン
ズイソチアゾリン─3─オン、1─ベンズイソチアゾリ
ン─3─オンのアミン塩等が用いられる。これらは、記
録液の0.05〜1.0重量%程度もちいる。キレート
剤は、記録液中の金属イオンを捕捉し、ノズル部での金
属の析出や記録液中で不溶解性物の析出等を防止するも
のであり、エチレンジアミンテトラアセティックアシ
ド、エチレンジアミンテトラアセティックアシドのナト
リウム塩、エチレンジアミンテトラアセティックアシド
のジアンモニウム塩、エチレンジアミンテトラアセティ
ックアシドのテトラアンモニウム塩等を0.005〜
0.5重量%もちいる。
【0021】また、記録液のpHを所望の値に調整し、
記録液の安定性及び記録装置中の記録液配管との安定性
を得るため、トリエチルアミン、トリエタノールアミ
ン、N,N−ジメチルエタノールアミンなどの各種有機
アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機
塩、アンモニア等のpH調整剤、リン酸等の緩衝液を用
いることができる。また、記録液の循環、あるいは、移
動、また、記録液の製造時の泡の発生を防止するため消
泡剤を添加することもできる。
【0022】本発明の記録液の製造方法としては、上記
で得られる顔料組成物を、水性樹脂の分散液または溶液
あるいは界面活性剤溶液に配合して使用する。顔料組成
物を水性樹脂の分散液または溶液あるいは界面活性剤溶
液に分散させるには、ペイントシェーカー、ボールミ
ル、アトライター、サンドミル、ジェットミル等の分散
機を使用することが好ましい。また、顔料組成物と水性
樹脂をニーダー、二本ロールミルにてあらかじめ良く混
練した後、サンドミル、アトライター等の分散機にてさ
らに分散してもよい。以上の方法で得られた分散体を、
適宜、水にて希釈し、必要な添加剤を混合する。混合攪
拌は、通常の羽根を用いた攪拌機による攪拌のほか、高
速の分散機、乳化機等により行うことができる。混合さ
れた記録液は、必要に応じて、遠心分離、濾過等の操作
により粗粒子を除去する事が可能である。記録液は、記
録装置の方式にもよるが、粘度0.8〜15cps(2
5℃)の液体として調整する。表面張力は、25〜60
dyn/cmである。pHは、特に制約されないが4〜
12の範囲であり、好ましくは、7〜9の弱アルカリ性
である。
【0023】本発明により製造される記録液は、水性で
ありながら耐水性が著しく良好であるのでインクジェッ
ト用記録液、印刷インキ、塗料、捺染、皮革用着色など
の用途に好適に用いられ、オフィスにおける書類の作成
をはじめ、郵便物の宛名書き、ダンボールのマーキン
グ、ナンバリング、バーコード等の分野にて利用するこ
とができる。また、染料によって製造された記録液と比
較して耐光性も良好であり、記録物の保存性の優位なカ
ラー画像を形成することができる。一般式(1)に示さ
れる化合物の代表例を別紙の表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】
【実施例】以下実施例に基づき、本発明をさらに詳細に
説明する。実施例中、部および%は、重量部および重量
%をそれぞれ表す。 [実施例1]化合物aを酢酸水溶液中に溶解し、10%
−化合物a水溶液を調製した。下記の原料をホモディス
パー中で攪拌し、カーボンブラック表面に化合物aを吸
着させた。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 9.7部 10%−化合物a水溶液 3.0部 イオン交換水 87.3部 上記のスラリー中に、25%−アンモニア水を添加し、
スラリーのpHを9.0とした。上記スラリーを濾過
後、固形分を水洗し、表面処理カーボンブラックaを得
た。得られた表面処理カーボンブラックaの表面電荷を
測定した結果、−5mVであった。上記表面処理カーボ
ンブラックaと下記の原料を混合し、ペイントシェーカ
ーを用いて4時間分散し、水分散インクジェット記録液
の濃縮液を作製した。 表面処理カーボンブラックa 20.0部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) イオン交換水 58.6部 上記濃縮液と下記のものとを混合し、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルを適宜加えて、粘度2.5cp
s(25℃)、表面張力40dyn/cmに調整した。
後に、1.0μmメンブランフィルターを用いて濾過
し、さらに0.45μmメンブランフィルターを用いて
濾過して水分散インクジェット記録液を作製した。 上記濃縮液 12.5部 エマポリーTYN−40 5.5部 (スチレンアクリル共重合体 固形分44.8% 岐阜セラック製造所製) グリセリン 10.0部 イオン交換水 72.0
【0026】[比較例1]下記の原料を混合し、ペイン
トシェーカーを用いて4時間分散し、水分散インクジェ
ット記録液の濃縮液を作製した。下記で使用したモナー
ク 800の表面電荷を測定した結果、−40mVであ
った。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 20.0部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) イオン交換水 58.6部 上記濃縮液を使用し、実施例1に準じて水分散インクジ
ェット記録液の濃縮液及び水分散インクジェット記録液
を作製した。
【0027】[比較例2]下記の原料を混合し、ペイン
トシェーカーを用いて4時間分散し、水分散インクジェ
ット記録液の濃縮液を作製した。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 19.4部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) 化合物a 0.6部 イオン交換水 58.6部 上記濃縮液を使用し、実施例1に準じて水分散インクジ
ェット記録液を作製した。 [実施例2]化合物bを酢酸水溶液中に溶解し、10%
−化合物b水溶液を調製した。下記の原料をホモディス
パー中で攪拌し、カーボンブラック表面に化合物bを吸
着させた。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 9.9部 10%−化合物b水溶液 1.0部 イオン交換水 89.1部 上記のスラリー中に、25%−アンモニア水を添加し、
スラリーのpHを9.0とした。上記スラリーを濾過
後、固形分を水洗し、表面処理カーボンブラックdを得
た。得られた顔料組成物dの表面電荷を測定した結果、
−7mVであった。上記表面処理カーボンブラックdを
使用し、実施例1に準じて水分散インクジェット記録液
の濃縮液及び水分散インクジェット記録液を作製した。
【0028】[比較例3]下記の原料を混合し、ペイン
トシェーカーを用いて4時間分散し、水分散インクジェ
ット記録液の濃縮液を作製した。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 19.8部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) 化合物b 0.2部 イオン交換水 58.6部 上記濃縮液を使用し、実施例1に準じて水分散インクジ
ェット記録液を作製した。
【0029】[実施例3]化合物cを酢酸水溶液中に溶
解し、10%−化合物c水溶液を調製した。下記の原料
をホモディスパー中で攪拌し、カーボンブラック表面に
化合物cを吸着させた。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 9.6部 10%−化合物c水溶液 4.0部 イオン交換水 86.4部 上記のスラリー中に、25%−アンモニア水を添加し、
スラリーのpHを9.0とした。上記スラリーを濾過
後、固形分を水洗し、表面処理カーボンブラックgを得
た。得られた表面処理カーボンブラックgの表面電荷を
測定した結果、+5mVであった。上記表面処理カーボ
ンブラックgを使用し、実施例1に準じて水分散インク
ジェット記録液の濃縮液及び水分散インクジェット記録
液を作製した。
【0030】[比較例4]下記の原料を混合し、ペイン
トシェーカーを用いて4時間分散し、水分散インクジェ
ット記録液の濃縮液を作製した。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 19.2部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) 化合物c 0.8部 イオン交換水 58.6部 上記濃縮液を使用し、実施例1に準じて水分散インクジ
ェット記録液を作製した。
【0031】[実施例4]化合物dを酢酸水溶液中に溶
解し、10%−化合物d水溶液を調製した。下記の原料
をホモディスパー中で攪拌し、カーボンブラック表面に
化合物dを吸着させた。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 9.8部 10%−化合物d水溶液 2.0部 イオン交換水 88.2部 上記のスラリー中に、25%−アンモニア水を添加し、
スラリーのpHを9.0とした。上記スラリーを濾過
後、固形分を水洗し、表面処理カーボンブラックjを得
た。得られた表面処理カーボンブラックjの表面電荷を
測定した結果、+3mVであった。上記表面処理カーボ
ンブラックjを使用し、実施例1に準じて水分散インク
ジェット記録液の濃縮液及び水分散インクジェット記録
液を作製した。
【0032】[比較例5]下記の原料を混合し、ペイン
トシェーカーを用いて4時間分散し、水分散インクジェ
ット記録液の濃縮液を作製した。 モナーク 800(キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製) 19.6部 ジョンクリル61J 16.4部 (スチレンアクリル共重合体 固形分31.0% ジョンソンポリマー社製) エマルゲンA−90 5.0部 (非イオン性界面活性剤 花王(株)製) 化合物d 0.4部 イオン交換水 58.6部 上記濃縮液を使用し、実施例1に準じて水分散インクジ
ェット記録液を作製した。
【0033】実施例1〜4、比較例1〜5に準じて作製
した水分散インクジェット記録液の保存安定性として顔
料の沈降の有無、粘度変化を調べると共にエプソン社製
HG5130のカートリッジに充填して印字を行い、目
詰まり性をテストした。
【0034】保存安定性 記録液30ccをねじ口瓶(日電理化硝子(株))にと
り、60℃にて1カ月間放置した後、顔料の沈降の有無
を調べると共にB型粘度計(東京計器(株))で25℃
における粘度を測定した。 沈降性 カーボンブラックの沈降無し ○ カーボンブラックの沈降有り × 粘度 粘度変化無し ○ 僅かに増粘 △ 増粘 ×
【0035】 目詰まり性 連続1時間打ち出しを行い目詰まり発生の有無を調べた 目詰まり発生無し ○ 打ち出し開始後、15分から30分で目詰まり発生 △ 打ち出し開始後、15分以内で目詰まり発生 ×
【0036】上記評価結果を別紙の表2に示す。
【表2】
【発明の効果】本発明により、水を媒体としながら、耐
水性の良好な記録物を与える記録液が得られるようにな
った。これにより、被記録体の制約が非常に少なくな
り、従来の被記録体の影響により耐水性の不足を生じる
ことの多かった水性記録液の用途への拡大が可能になっ
た。
フロントページの続き (72)発明者 根岸 尚志 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)に示す化合物を吸着さ
    せてなる表面処理カーボンブラック。 一般式(1) P−[X−Y−Z−N(R1 )R2 n (但し、式中、Pは有機色素残基、複素環残基、Xは
    S、C、N、O、Hから選ばれる2〜15個の原子で構
    成される化学的に合理的な組み合わせからなる2価の結
    合基、Yは直接結合または−N(R)−(但し、RはH
    または炭素数1〜18のアルキル基またはZ−N
    (R1 )R2 )または−O−、Zは炭素数1〜6のアル
    キレン基、R1 、R2 はそれぞれ独立に、置換されてい
    てもよい炭素数1〜18のアルキル基またはR1 、R2
    とでN、OまたはSを含んでもよい置換されていてもよ
    い複素環、nは1〜3の整数を表す。)
  2. 【請求項2】 表面処理カーボンブラック中の一般式
    (1)の化合物の割合が0.1〜20重量%である請求
    項1記載の表面処理カーボンブラック。
  3. 【請求項3】 表面電位が、pH=7.0において−1
    0mV〜+10mVである請求項1記載の表面処理カー
    ボンブラック。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の表面処
    理カーボンブラックを水性樹脂または界面活性剤を含む
    水性媒体に分散させてなるカーボンブラック分散液。
  5. 【請求項5】 インクジェット用記録液である請求項4
    記載のカーボンブラック分散体。
  6. 【請求項6】 一般式(1)の化合物を溶解させたカー
    ボンブラックの水スラリー中に塩基性物質を添加し、一
    般式(1)の化合物を該カーボンブラック表面に不溶化
    させてなる請求項1記載の表面処理カーボンブラックの
    製造方法。
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