JPH10263425A - 竪型ミルの粉砕テーブル - Google Patents

竪型ミルの粉砕テーブル

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JPH10263425A
JPH10263425A JP7556297A JP7556297A JPH10263425A JP H10263425 A JPH10263425 A JP H10263425A JP 7556297 A JP7556297 A JP 7556297A JP 7556297 A JP7556297 A JP 7556297A JP H10263425 A JPH10263425 A JP H10263425A
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JP
Japan
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coal
cover
table cover
vertical mill
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7556297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ishikane
正之 石金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH10263425A publication Critical patent/JPH10263425A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竪型ミルの粉砕テーブルに設けられるテーブ
ルカバーに石炭が堆積するのを防止する。 【解決手段】 竪型ミル1のケーシング2内に水平回転
するよう配設された粉砕テーブル4であって、該粉砕テ
ーブル4は、ローラ11と協働して石炭を粉砕するテー
ブル本体5と、該テーブル本体5に形成された内部空間
8を遮蔽するよう前記テーブル本体5上面に配設された
円錐体のテーブルカバー6とを備え、前記内部空間8内
には、配設した駆動装置25に前記テーブルカバー6が
テーブル本体5と同方向へ回転し得るよう、回転軸24
を介し接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型ミルの粉砕テ
ーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラへ供給する石炭を粉砕す
るための微粉炭ミルの一例は、図4に示されており、図
4中、1は竪型ミルである。
【0003】竪型ミル1は、上下を密閉した筒状のケー
シング2により形成され、該ケーシング2内の中央下部
には、底面に配設した駆動装置3により水平回転する粉
砕テーブル4が設置されている。
【0004】粉砕テーブル4は、上方が開口した内部空
間8を中心側に有するテーブル本体5と、該テーブル本
体5の上部中心に内部空間8の上方開口を遮蔽するよう
配設され且つテーブル本体5に対しボルト締結された円
錐体のテーブルカバー6と、周方向へテーブルカバー6
を取囲むようテーブル本体5の上面に配設されたテーブ
ルセグメント7を備えている。
【0005】テーブルセグメント7上方には、流体圧シ
リンダ9により水平軸10を介して上下に傾動し得るロ
ーラ11が配置されており、前記流体圧シリンダ9によ
ってテーブルセグメント7上面にローラ11下端を押し
付けることにより、ローラ11と粉砕テーブル4のテー
ブル本体5が協働し、テーブルセグメント7に送り込ま
れた石炭を粉砕し得るようになっている。
【0006】前記粉砕テーブル4の周囲には、テーブル
本体5の外周側部を取囲むようケーシング2に固設した
環状体12が設けられており、該環状体12には、粉砕
テーブル4の下方位置からケーシング2内へ一次空気1
3を供給し得るようエアノズル14が形成されている。
又、ケーシング2には、駆動装置3が備えられた空間に
石炭が入り込まないよう、テーブル本体5下部外周側部
を取囲む底板15が固設されている。
【0007】ケーシング2の上部外側には、ケーシング
2内と連通するようにした中空フレーム16が設置さ
れ、中空フレーム16の上面側部には微粉炭をボイラの
バーナ(図示せず)へ送給するための微粉炭送給管17
が接続されている。
【0008】中空フレーム16の中心部には、中空フレ
ーム16を貫通して上下方向へ延在するシュート18が
配設されており、シュート18の上方には給炭機19が
接続され、シュート18の下端は、ケーシング2内にお
いて粉砕テーブル4の上方に位置している。
【0009】ケーシング2内の上部で中空フレーム16
の下部外周には、中空フレーム16に対し同心状に分級
器20が配設されており、該分級器20の下方には、截
頭逆円錐状のホッパ22が設置されている。又、前記分
級器20は、ケーシング2の円周方向へ所定の間隔で配
設された複数のベーン20aを備えており、該ベーン2
0aは、ベーン駆動装置21によりベーンの開度を調節
できるようになっている。
【0010】図4に示す竪型ミル1においては、給炭機
19からの石炭は、シュート18を介してテーブルカバ
ー6上の中央部へ投入され、駆動装置3により駆動され
て水平回転している粉砕テーブル4から与えられる遠心
力によりテーブルカバー6中心部からテーブルセグメン
ト7へ移動させられ、テーブルセグメント7へ送り込ま
れた石炭は粉砕テーブル本体5とローラ11との協働作
業により粉砕される。
【0011】粉砕された石炭はエアノズル14から吹き
出す一次空気13に同伴されてケーシング2内を上昇
し、分級器20により粗粒炭を除去され、粗粒炭を除去
された微粉炭はホッパ22から中空フレーム16へ送給
され、中空フレーム16から微粉炭送給管17へ送出さ
れてボイラのバーナ(図示せず)へ送給される。又、分
級された粗粒炭は、ホッパ22を滑落して粉砕テーブル
4上へ戻され、シュート18から投入された石炭と共に
再度粉砕される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、竪型ミ
ル1にシュート18から石炭を投入し粉砕テーブル4で
粉砕する際には、供給される石炭の含水量が多い等、石
炭の性状によっては、図4に示すごとく細かい石炭が、
テーブルカバー6からテーブルセグメント7に移動する
ことなくテーブルカバー6上の中央部に堆積することが
あった。このため、テーブルセグメント7へ送給される
石炭量が減少し、しかも、堆積した石炭の山が崩れた場
合には、崩れた石炭は一度にテーブルセグメント7に流
れ込むので、竪型ミル1の石炭の粉砕効率が低下し、粉
砕性能が劣化するという問題があった。
【0013】本発明は上述の実情に鑑み、粉砕テーブル
の中心部に投入された石炭を強制的にテーブルセグメン
ト側へ移動させ、テーブルカバーに石炭が堆積しないよ
うにした竪型ミルの粉砕テーブルを提供することを目的
としてなしたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、竪型ミルのケ
ーシング内に水平回転するよう配設された粉砕テーブル
であって、該粉砕テーブルは、ローラと協働して石炭を
粉砕するテーブル本体と、該テーブル本体に形成された
内部空間を遮蔽するよう前記テーブル本体上面に配設さ
れた円錐体のテーブルカバーとを備え、前記内部空間内
に配設した駆動装置には前記テーブルカバーが前記テー
ブル本体と同方向へ回転し得るよう、回転軸を介し接続
されている。
【0015】本発明は、円錐体のテーブルカバー上面
に、該テーブルカバーの頂点から外周側まで略放射状に
延在し且つ平面形状が前記テーブルカバーの回転方向へ
凸状に湾曲した複数の凸部を設けてもよい。
【0016】本発明では、テーブル本体の水平回転に加
えて、更にテーブルカバーをテーブル本体とは切り離し
て単独でテーブル本体と同方向へ水平回転させているた
め、テーブルカバーは、テーブル本体よりも高速回転す
る。このため、テーブルカバー上の石炭に強い遠心力が
作用し、石炭はテーブルカバーに堆積することなく、強
制的にテーブルセグメントへ移動させられる。
【0017】又、円錐体のテーブルカバー上面に、該テ
ーブルカバーの頂点から外周側まで略放射状に延在し且
つ平面形状が前記テーブルカバーの回転方向へ凸状に湾
曲した複数の凸部を備えた場合には、テーブルカバー上
の石炭はテーブルカバーと共に回転する凸部により、テ
ーブルセグメントへ送出され、従って、この場合にも石
炭はテーブルカバーに堆積することなく、上記と同様に
強制的にテーブルセグメントへ移動させられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0019】図1〜図3は本発明の実施の形態例であっ
て、竪型ミルの基本的構成は、図4に示すものと略同一
の構成である。而して、図1〜図3中、図4と同一の符
号を付した部分は同一物を表わしている。
【0020】粉砕テーブル4のテーブル本体5に上部が
開口するよう形成され且つテーブルカバー6により前記
開口を遮蔽された内部空間8には、駆動装置25が配設
され、該駆動装置25の出力軸にはテーブルカバー6の
裏面に粉砕テーブル4の回転軸心と同軸となるよう固定
された回転軸24が接続されており、駆動装置25によ
りテーブルカバー6をテーブル本体5と切り離して単独
でテーブル本体5と同方向へ水平回転させるようになっ
ている。なお、回転軸24は、下方から上方へ向かう途
中で一本から三本に分れており、三本の上端部は、テー
ブルカバー6を安定に固定するようテーブルカバー6の
裏面に接続されている。
【0021】テーブルカバー6は、図2、図3に示すご
とく、上部中心部を頂点とした円錐体部6aと、該円錐
体部6aの上面頂点から略放射状に外周側へ向うと共に
平面的に見てテーブルカバー6の回転方向へ若干凸状に
湾曲し、しかも断面形状が山形状の凸部6bを備えてい
る。更に石炭が内部空間8に侵入しないようテーブルカ
バー6は、テーブル本体5の接触部23に対し摺動する
ようになっている。
【0022】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0023】本実施の形態例においても、石炭の粉砕時
には、石炭は、従来例と同様にテーブルカバー6の中心
部へ投入され、回転しているテーブルカバー6の遠心力
でテーブルカバー6からテーブルセグメント7へ移動さ
せられ、テーブル本体5とローラ11の協働により粉砕
される。
【0024】この際、駆動装置3により粉砕テーブル4
が水平回転すると共に、テーブルカバー6がテーブル本
体5と切り離されて、駆動装置25により単独でテーブ
ル本体5と同一方向へ水平回転しているので、テーブル
カバー6はテーブル本体5よりも高速回転している。
【0025】例えば、粉砕テーブル4は、ケーシング2
に対して駆動装置3により20RPMで回転しており、
テーブルカバー6は、駆動装置25により粉砕テーブル
4の回転方向と同一方向にテーブル本体5に対し20R
PMで回転しているので、テーブルカバー6の回転は、
ケーシング2に対して40RPMになる。
【0026】シュート18よりテーブルカバー6上の中
心部に落下した石炭には、テーブル本体5よりも高速回
転しているテーブルカバー6により、強い遠心力が作用
し、しかもテーブルカバー6上の石炭は、テーブルカバ
ー6と共に回転する凸部6bにより、テーブルセグメン
ト7側へ送出される。このため、石炭はテーブルカバー
6に堆積することなく、強制的にテーブルセグメント7
へ移動させられて、粉砕されるので、竪型ミル1の粉砕
性能の劣化を防止することができる。
【0027】なお、本発明は、上述の形態例のみに限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明の竪型ミルの粉砕テーブルによれ
ば、下記の如き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0029】I)請求項1、2においては、テーブルカ
バーをテーブル本体から切り離して単独でテーブル本体
の回転方向と同方向へ水平回転させることができるた
め、テーブルカバー上の石炭に強い遠心力が作用し、石
炭をテーブルカバーに堆積させることなく、強制的にテ
ーブルセグメントへ移動させて破砕させることができ、
従って竪型ミルの石炭の粉砕効率の低下及び粉砕性能の
劣化を防止することができる。
【0030】II)請求項2の場合は、テーブルカバー
と共に回転するに凸部により、石炭を送出させるので、
更により一層石炭を強制的にテーブルセグメントへ移動
させて粉砕させることができ、従って竪型ミルの石炭の
粉砕効率の低下及び粉砕性能の劣化を更に有効に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪型ミルの粉砕テーブルの実施の形態
の一例を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視図である。
【図4】従来の粉砕テーブルを備えた竪型ミルの縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 竪型ミル 3 駆動装置 4 粉砕テーブル 5 テーブル本体 6 テーブルカバー 6b 凸部 8 内部空間 11 ローラ 24 回転軸 25 駆動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型ミルのケーシング内に水平回転する
    よう配設された粉砕テーブルであって、該粉砕テーブル
    は、ローラと協働して石炭を粉砕するテーブル本体と、
    該テーブル本体に形成された内部空間を遮蔽するよう前
    記テーブル本体上面に配設された円錐体のテーブルカバ
    ーとを備え、前記内部空間内に配設した駆動装置には前
    記テーブルカバーが前記テーブル本体と同方向へ回転し
    得るよう、回転軸を介し接続されていることを特徴とす
    る竪型ミルの粉砕テーブル。
  2. 【請求項2】 円錐体のテーブルカバー上面に、該テー
    ブルカバーの頂点から外周側まで略放射状に延在し且つ
    平面形状が前記テーブルカバーの回転方向へ凸状に湾曲
    した複数の凸部を設けた請求項1に記載の竪型ミルの粉
    砕テーブル。
JP7556297A 1997-03-27 1997-03-27 竪型ミルの粉砕テーブル Pending JPH10263425A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102215973A (zh) * 2009-03-09 2011-10-12 坡利西斯股份公司 辊磨机
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