JPH1026107A - 締め付けバンド - Google Patents

締め付けバンド

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Publication number
JPH1026107A
JPH1026107A JP8183298A JP18329896A JPH1026107A JP H1026107 A JPH1026107 A JP H1026107A JP 8183298 A JP8183298 A JP 8183298A JP 18329896 A JP18329896 A JP 18329896A JP H1026107 A JPH1026107 A JP H1026107A
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JP
Japan
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band
projection
lever
tightening
fastening
Prior art date
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Pending
Application number
JP8183298A
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English (en)
Inventor
Taira Hama
平 濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mihama Seisakusho KK
Original Assignee
Mihama Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体を均等に締め付けるための突起を設けた
バンドの強度を低下させず、大きな締め付け力での締め
付けを可能にする締め付けバンドを提供する。 【解決手段】 リング状に曲げ成形したバンド10の端
部の重ね合わせ部12にレバー14が固定され、前記重
ね合わせ部12を挟んで前記レバー14とは反対側のバ
ンド10部分に前記レバー14を倒して管体を締め付け
た際に、前記重ね合わせ部12の基部に生じる隙間を補
完して管体に均等に締め付け力を作用させるための突起
20を設けた締め付けバンドにおいて、前記突起20の
突起深さを前記重ね合わせ部分の前記レバー14とバン
ド10とを合わせた厚さの約30〜90%に設定し、前
記突起20の突起幅をバンド幅の約30〜50%に設定
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は自動車の等速ジョイ
ント用の樹脂ブーツ等のプラスチック管、ゴム管等の管
体を締め付けて固定するための締め付けバンドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6はゴム管等の締め付け固定に用いる
締め付けバンドとして従来用いられているもので、レバ
ー方式によって締め付け固定する例である。この締め付
けバンドは金属のバンド10をリング状に曲げ成形し、
バンド10の端部の重ね合わせ部12にレバー14を固
定して形成される。締め付けバンドでプラスチック管、
ゴム管等の管体を締め付ける際は、レバー14を立てた
状態で管体の外周にバンド10のリング部を通し、締め
付け位置でレバー14を倒して締め付け、バンド10に
固定した止め金具16を折り曲げてレバー14を係止す
ることによる。
【0003】この締め付けバンドの締め付け操作は、レ
バー14のてこ作用を利用して行うもので、レバー14
を倒して締め付け固定するという簡単な操作によって管
体を締め付け固定することができるという特徴を有して
いる。なお、この締め付けバンドではレバー14を倒し
て締め付けるから、管体の外径寸法に合わせてリング部
の径寸法を設定したバンドを使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の締め付けバンド
はゴム管のようにある程度弾性変形が可能な管体を対象
として使用されてきたが、近年、自動車の等速ジョイン
ト用の樹脂ブーツなどで用いられるプラスチック管のよ
うな弾性変形の小さい、硬い管体の締め付けにも使用さ
れるようになってきた。ところで、レバーを用いる締め
付けバンドはレバー14を倒した際に、リング部の重な
り部分の近傍に隙間が生じるが、この隙間部分では管体
に対する挟圧力が作用せず、管体の締め付けが均等にな
されないという問題がある。
【0005】このリング部の重なり部分の近傍で隙間が
生じることを防止する方法として、図6のようにバンド
10でリング部の内側に突出する突起20を設け、レバ
ー14を倒した際に突起20が隙間部分を埋めて周方向
に均等に締め付け力が作用するようにしたものがある。
図7はレバー14を倒した状態の図で、隙間部分に突起
20が入り込んで管体を締め付けている。図8はレバー
14の基部と突起20を拡大して示す。突起20で管体
の外面に当接する当接面20aは管体の曲面に合わせた
曲面に形成されている。
【0006】ところが、このようにバンド10に突起2
0を設けた場合は突起20を設けた部位の強度が低下
し、締め付けバンドで管体を締め付けた際に必要とする
強度が不足するという問題が生じてきた。すなわち、従
来のゴム管のような弾性を有する管体を締め付ける際に
はそれほど問題にならないのであるが、プラスチック管
のような弾性変形しにくい管体を締め付ける場合は、き
わめて大きな締め付け力が必要であり、突起20を設け
て均等に締め付け力が作用するようにすることから、大
きな締め付け力で締め付けた際に突起20を形成した部
分で破断するといったことが起きる。
【0007】本発明はこのような締め付けバンドで、と
くにバンドに突起を設けるタイプの製品の場合で、突起
形状を所定形状に設定することによって、十分な強度を
有し、かつ均等な締め付け力で締め付け固定することを
可能にする締め付けバンドを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、リング状に曲げ
成形したバンドの端部の重ね合わせ部にレバーが固定さ
れ、前記重ね合わせ部を挟んで前記レバーとは反対側の
バンド部分に前記レバーを倒して管体を締め付けた際
に、前記重ね合わせ部の基部に生じる隙間を補完して管
体に均等に締め付け力を作用させるための突起を設けた
締め付けバンドにおいて、前記突起の突起深さを前記重
ね合わせ部分の前記レバーとバンドとを合わせた厚さの
約30〜90%に設定し、前記突起の突起幅をバンド幅
の約30〜50%に設定することを特徴とする。また、
前記突起の管体に当接する当接面を管体の外径寸法にな
らった曲面状に形成することにより、エア漏れを防止し
てさらに好適な締め付け固定が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明はレバーを用いたワンタッチ式
の締め付けバンドで上述した突起を有する製品につい
て、突起を所定寸法に設定することによって、プラスチ
ック管等の弾性変形しにくい管体であっても好適に締め
付け固定できるようにしたことを特徴とする。
【0010】本実施形態で使用した締め付けバンドの形
態は図6に示したものと同じものである。図1はバンド
幅Aと、突起長さB、突起幅C、突起深さD、突起の当
接面の曲率Rを示す。図1に示すように、突起20は平
面形状で矩形でかつバンドの重ね合わせ部側に向けて徐
々に深くなるテーパ面に形成する。突起20はバンドを
プレス加工して形成するから、突起20を形成した部位
でバンドの肉が引けバンド幅がやや狭くなる。
【0011】図2はバンドに設けた突起20の突起深さ
Dを変えて、エア漏れが発生する圧力を測定した結果を
示す。測定は大径用(直径60〜120mm程度の管体
用)と小径用(直径20〜70mm程度の管体用)につ
いて行った。なお、バンドはバンド幅9mm、バンドの
厚さ0.4mm、レバーの厚さ1.2mmのものを使用
した。一般の締め付けバンドでは、エア漏れ圧力は1kg
f/cm2 以上が許容範囲である。突起を設けない場合およ
び突起深さが大き過ぎる場合にはエア漏れが生じやす
く、測定結果から突起深さとして0.7mm〜1.7m
m程度が有効であることを確かめた。
【0012】この突起深さの範囲は、実施形態の場合、
バンドの厚さが0.4mm、レバーの厚さが1.2mm
であり、重ね合わせ部分では全体で2.0mmの段差が
形成されることを考慮して、突起深さDをバンドの重ね
合わせ部分の全体の厚さの約30〜90%程度に設定し
たことに相当している。突起の深さを設定する場合は、
一般にこの程度の範囲に設定することが有効と考えられ
る。
【0013】図3は突起幅Bを変えてバンドの破断強度
を測定した結果を示す。バンド幅は9mm、バンドの厚
さ0.4mmである。実験の結果、突起幅Cが4.0m
m程度以下の場合は母材が破断し、突起幅Cが4.5m
m程度以上になると突起部分で破断が生じた。なお、図
4は突起を設けない場合すなわち母材に荷重を加えた場
合の伸びとそのときの破断荷重を測定した結果を示し、
図5は突起幅Cを6mmとした場合のバンドの伸びとそ
のときの破断荷重を測定した結果を示す。バンドに突起
を設けた図5の場合は伸びが中途で途切れバンドが破断
するのに対し、図4に示す突起を設けないバンドの場合
は十分な伸びと大きな破断荷重を有することがわかる。
【0014】バンドに突起を設けた場合で母材と同等の
破断荷重を有することを許容条件とすると、図3で突起
幅Cが4.5mm以下程度にするのが良い。なお、突起
幅Cを狭くし過ぎると突起による押さえ作用が減退する
から、突起による押さえ(エア漏れ防止)作用を考慮す
ると突起幅Cはバンド幅の30〜50%程度、本実施形
態では突起幅Cが3.5mm〜4.5mm程度に設定す
るのがよい。
【0015】バンドに設ける突起の長さBについては、
締め付け時に管体の外周面に均等に締め付け力が作用す
るように設定すればよく、使用する管体の直径に応じて
設定すればよい。通常は突起長さBは4.5mm〜1
0.5mm程度で適宜選択すればよい。
【0016】以上説明した実施形態の締め付けバンドは
レバー14を倒して簡単を締め付けて固定する締め付け
バンドであり、バンドに突起20を設けることによっ
て、管体に対して均等に締め付け力を作用させることが
でき、これによってプラスチック管のような弾性変形し
にくい管体についても好適な締め付け固定を可能にす
る。また、バンドに設ける突起も上述した寸法範囲に設
定することによって、突起を設けない母材のみの場合と
ほぼ同等の破断強度を得ることができ、プラスチック管
のようなきわめて大きな締め付け力を用いて締め付ける
管体の締め付け用としても好適に使用することが可能に
なる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る締め付けバンドによれば、
上述したように、管体に対して均等な締め付け力を作用
させてエア漏れのない確実な締め付けを可能にするとと
もに、バンドに突起を設けた締め付けバンドとして十分
な強度を有する製品として提供することができ、これに
よって、プラスチック管のような大きな締め付け力を必
要とする管体に対しても好適に使用することを可能にす
る等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンドに設ける突起を拡大して示す説明図であ
る。
【図2】突起深さを変えた場合のエア漏れ圧力を測定し
た結果を示すグラフである。
【図3】突起幅を変えた場合の破断荷重を測定した結果
を示すグラフである。
【図4】突起を設けないバンドの伸びと破断荷重を測定
した結果を示すグラフである。
【図5】突起を設けたバンドの伸びと破断荷重を測定し
た結果を示すグラフである。
【図6】締め付けバンドの斜視図である。
【図7】レバーを倒した状態の側面図である。
【図8】バンドの重ね合わせ部と突起を拡大して示す説
明図である。
【符号の説明】
10 バンド 12 重ね合わせ部 14 レバー 16 止め金具 20 突起 20a テーパ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に曲げ成形したバンドの端部の
    重ね合わせ部にレバーが固定され、前記重ね合わせ部を
    挟んで前記レバーとは反対側のバンド部分に前記レバー
    を倒して管体を締め付けた際に、前記重ね合わせ部の基
    部に生じる隙間を補完して管体に均等に締め付け力を作
    用させるための突起を設けた締め付けバンドにおいて、 前記突起の突起深さを前記重ね合わせ部分の前記レバー
    とバンドとを合わせた厚さの約30〜90%に設定し、 前記突起の突起幅をバンド幅の約30〜50%に設定す
    ることを特徴とする締め付けバンド。
  2. 【請求項2】 前記突起の管体に当接する当接面が管体
    の外径寸法にならった曲面状に形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の締め付けバンド。
JP8183298A 1996-07-12 1996-07-12 締め付けバンド Pending JPH1026107A (ja)

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JP8183298A JPH1026107A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 締め付けバンド

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JP8183298A JPH1026107A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 締め付けバンド

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JPH1026107A true JPH1026107A (ja) 1998-01-27

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ID=16133229

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JP8183298A Pending JPH1026107A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 締め付けバンド

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