JPH1025737A - 既設基礎直下の場所打ち杭構築工法 - Google Patents

既設基礎直下の場所打ち杭構築工法

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JPH1025737A
JPH1025737A JP28520096A JP28520096A JPH1025737A JP H1025737 A JPH1025737 A JP H1025737A JP 28520096 A JP28520096 A JP 28520096A JP 28520096 A JP28520096 A JP 28520096A JP H1025737 A JPH1025737 A JP H1025737A
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正 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎の面積を広げることなく、また、既存の
基礎を撤去することなく、簡単かつ確実に基礎の支持
力、耐力、水平変形性能の向上が得られ、既存杭がある
場合はその有効利用も図れる。 【解決手段】 既設基礎1に上下方向の貫通孔4aを穿
設し、この貫通孔4aを用いて水ジェットで地盤を切削
して泥水状態とし、袋15をロッドとともに挿入し、該袋
15の中にセメントミルク,モルタルあるいはコンクリー
ト等を充填して広げ、袋15で覆われた円柱状の地盤改良
体3を造成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震補強(液状化
対策も含め)あるいは上部構造物の荷重増にともない既
設の基礎では、支持力、基礎そのものの耐力(鉛直およ
び水平)および地震時変形性能が不足する場合に、既設
基礎直下に新規に場所打ち杭を構築する工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】既設の基礎の補強としては、図23、図24
に示すように既設のフーチング21および既設杭22の外側
に増杭23をして、かつ、フーチング21も増設して基礎の
支持力、耐力および地震時の変形性能を向上させるか、
あるいは杭基礎、直接基礎のいずれの場合でも下方およ
び周辺の地盤全体を地盤改良して基礎直下、または既設
杭直下の地盤強度を上げる方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記増杭の方法では、
既設の基礎の平面内だけでは面積的に不十分であり、用
地の制約あるいは既設構造物の直下の空頭制限がある場
所では活用できない。
【0004】また、地盤改良工法による補強では、基礎
の直下全域あるいはその外の広い範囲を改良しなけれ
ば、所定の性能を満足できず、設計上既存杭を考慮しな
いため、結果としてコスト高となる。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、面積を広げることなく、また、既存の基礎を撤去す
ることなく、簡単かつ確実に基礎の支持力、耐力、水平
変形性能の向上が得られ、既存杭がある場合はその有効
利用も図れる既設基礎直下の場所打ち杭構築工法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、既設基礎に上下方向の貫通孔を穿設
し、この貫通孔を用いて水あるいは安定液のジェットで
地盤を切削して泥水状態とし、孔壁を安定させた状態で
袋をロッドとともに挿入し、該袋の中にセメントミル
ク,モルタルあるいはコンクリート等を充填して広げ、
袋で覆われた円柱状の地盤改良体を造成すること、第2
に、袋は、合成樹脂繊維のうち、ポリエステル、ポリア
ミド、ビニロン、アラミド等の高強度の繊維によるもの
とし、この袋に鉛直方向および円周方向の鉄筋と同様の
機能を持たせること、または、袋は、合成樹脂繊維また
は天然繊維によるもので、セメントミルクまたはモルタ
ルを充填して広げ、袋で覆われた円柱状の地盤改良体を
造成した後、既設基礎に穿設した貫通孔を用いて前記円
柱状の地盤改良体の内部に鉛直方向の鋼材を配設するこ
とを要旨とするものである。
【0007】第3に、既設基礎に上下方向の貫通孔を穿
設し、この貫通孔を用いて高圧噴射置換工法により既設
基礎直下に円柱状の地盤改良体を構築し、既設基礎に穿
設する貫通孔を用いてこの円柱状の地盤改良体の内部で
周面近くに線材を螺旋状に配設し、また、円柱状の地盤
改良体の内部で螺旋状に配設した線材の内側に鉛直方向
の鋼材を配設することを要旨とするものである。
【0008】第4に、既設基礎に上下方向の貫通孔を穿
設し、この貫通孔を用いて水ジェットで地盤を切削して
泥水状態とし、おもりを適宜間隔で取り付けた合成樹脂
製繊維のロープを内部に通すロッドを泥水切削に挿入
し、ロッドを引き上げる際に回転させてロッド先端より
繰り出すロープのおもりに遠心力を加えて該ロープを螺
旋状に配設し、セメントミルクまたはモルタルを充填し
て円柱状の地盤改良体を造成し、既設基礎に穿設した貫
通孔を用いて前記円柱状の地盤改良体の内部で螺旋状に
配設したロープの内側に鉛直方向の鋼材を配設するこ
と、第5に、鉛直方向の鋼材にはプレストレスを導入す
ることを要旨とするものである。
【0009】請求項1記載の本発明によれば、既設基礎
直下に円柱状の改良体を構築することで、いわゆる支持
杭を既設基礎直下に施工したのと同じような強度、鉛直
方向、水平方法に対する耐力、および水平方向の変形性
能をこの円柱状の改良体が発揮する。さらに、この円柱
状の改良体は既設の杭がある場合はこれと組み合わさる
ことで既設の杭の有効利用が図れる。このように袋を型
枠として用いた場合には充填したセメントミルク,モル
タルあるいはコンクリート等は泥水と置換されるため、
qu =300kgf/cm2 〜500kgf/cm2 の高強化が可能であ
る。
【0010】また、既設の基礎の直下に杭を造成できる
ため、新規に余分な用地を必要とせず、ボーリング削孔
が可能な空間があれば施工可能である。
【0011】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、袋材として高強度の繊維を用い、この袋に鉛
直方向および円周方向の鉄筋と同様の機能を持たせるこ
とで鉄筋等の使用を必要とせずに杭の曲げ耐力の向上を
図ることができる。
【0012】請求項3記載の本発明によれば、袋で覆わ
れた円柱状の改良体は内部に鉛直方向の鋼材を配設する
ことで杭頭固定状態の支持杭を既設基礎直下に施工した
のと同じような強度、鉛直方向、水平方向に対する耐
力、および水平方向の変形性能を発揮することができ
る。
【0013】請求項4記載の本発明によれば、既設基礎
直下に構築する円柱状の改良体は、螺旋状部材と鉛直方
向の鋼材とを配設することでいわゆる支持杭を既設基礎
直下に施工したのと同じような強度、鉛直方向、水平方
法に対する耐力、および水平方向の変形性能を発揮す
る。さらに、この円柱状の改良体は既設の杭がある場合
はこれと組み合わさることで既設の杭の有効利用が図れ
る。
【0014】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
と同じであるが、既設基礎直下に構築するセメントミル
クまたはモルタルを充填して円柱状の改良体はおもりを
適宜間隔で取り付けた合成樹脂製繊維のロープを螺旋状
に配設することで支持杭を既設基礎直下に施工したのと
同じような強度、鉛直方向、水平方向に対する耐力、お
よび水平方向の変形性能を発揮する。
【0015】請求項6記載の本発明によれば、プレスト
レスを導入することで円柱状の地盤改良体のより強度を
高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の既設基礎直下
の場所打ち杭構築工法の第1実施形態を示す縦断側面
図、図2は同上平面図で、図中1は鉄筋コンクリート構
造物等による既設基礎、2はこの既設基礎を支持する既
成杭である。また、図3〜図7は各工程の側面図であ
る。
【0017】第1工程として図3に示すように既設基礎
(フーチング)1にφ150mm 程度の上下方向の貫通孔4
aを穿設し、第2工程として図4に示すようにこの貫通
孔4aを用いてロッド14による水ジェットで地盤を切削
して泥水状態とする。その場合、ベントナイト等の泥水
置換を行ってもよい。切削した土砂は貫通孔4aに挿入
した2重管あるいは3重管の空隙から上方に排出され
る。
【0018】図5に示すようにポリエステル、ポリアミ
ド、ビニロン、アラミド等の高強度樹脂繊維の袋15を閉
じた状態でロッド16とともに挿入し、図6に示すように
この袋15の中にロッド16の先端より注出するセメントミ
ルクまたはモルタル等を充填して該袋15を広げ、図7に
示すように袋15で覆われた円柱状の地盤改良体3を造成
する。
【0019】このように袋15は、高強度の樹脂繊維によ
るものとしたので、この袋15に鉛直方向および円周方向
の鉄筋と同様の機能を持たせることができ、袋15を型枠
として用いた場合には充填したセメントミルクあるいは
モルタルは泥水と置換されるため、qu =300kgf/cm2
〜500kgf/cm2 の高強化が可能である。また、貫通孔4
aに鉄筋あるいは鋼棒等を挿入し、既設のフーチングと
円柱状の地盤改良体に定着させることにより水平力を伝
達させる。
【0020】第2実施形態として、袋15には高強度では
ない合成樹脂繊維または天然繊維を使用し、図3〜図6
に示すように、既設基礎(フーチング)1に貫通孔4a
を穿設し、この貫通孔4aを用いてロッド14による水ジ
ェットで地盤を切削して泥水状態とし、袋15を閉じた状
態でロッド16とともに挿入し、この袋15の中にロッド16
の先端より注出するセメントミルク,モルタルあるいは
コンクリート等を充填して該袋15を広げ、袋15で覆われ
た円柱状の地盤改良体3を造成する点は前記第1実施形
態と同じであるが、さらに、図8に示すように、既設基
礎1に穿設した貫通孔4cを用いて前記円柱状の地盤改
良体3の内部に鉛直方向の鋼材8を配設するようにし
た。
【0021】この鋼材8は異径鉄筋、PC鋼線、PCよ
り線からなり、必要に応じてプレストレスを導入しても
よい。
【0022】図9、図10、図16は本発明の第3実施形態
を示すもので、図12に示すように前記既設基礎(フーチ
ング)1にφ150mm 程度の上下方向の貫通孔4aを穿設
し、図13に示すようにこの貫通孔4aにロッド5を挿通
して高圧噴射置換工法(空気と液体の力で土を切削し地
盤を改良するジェットグラウト工法)により既設基礎1
の直下に高強度(qu =150 〜200kgf/cm2 )の円柱状
の地盤改良体3を構築する。
【0023】ジェットグラウト工法にはロッドとして2
重管を使用して、空気をともなった超高圧硬化材液を地
盤中に回転して噴射させ地盤を切削し、スライムを地表
に排出させると同時に、円柱状の固結体を造成するJS
G工法と、3重管を使用して、空気をともなった超高圧
水を地盤中に回転して噴射させて地盤を切削し、そのス
ライムを地表に排出させるとともに硬化材を同時充填さ
せ円柱状の固結体を造成するコラムジェットグラウト工
法があるが、本発明に使用するのはそのどちらでもよ
い。
【0024】さらに、高速噴流を交差させ、この交差点
を切削限界として型枠効果を持たせ、また、極小に破砕
される土塊により均質な改良体が得られるクロスジェッ
ト工法(商標名)で円柱状の地盤改良体3を構築するこ
とも可能である。
【0025】このようにしてから、既設基礎1にダイヤ
モンドカッター等による鉛直もしくは斜削孔である貫通
孔4b(φ50〜100mm )を穿設し、この貫通孔4bに形
状記憶合金によるガイドパイプ6を嵌め、これを用いて
螺旋状に加工した、鉄筋と同程度かそれ以上の強度を有
する、鋼線、炭素繊維、ポリエステル、ビニロン、アラ
ミド繊維等の高機能樹脂繊維のケーブルなどによる線材
7を差し入れながら前記円柱状の改良体3の内部で周面
近くに下方から螺旋状に配設する。この線材7は貫通孔
4bを通過する際は直状となるが通過後は螺旋状態を再
現する。
【0026】また、既設基礎1に前記貫通孔4aの周囲
にこれを囲むように円周上に配列した貫通孔4c(φ50
〜100mm )を用いて前記円柱状の改良体3の内部で螺旋
状に配設した線材7の内側に鉛直方向の鋼材8を配設す
る。該鋼材8としては異径鉄筋、PC鋼線、PCより線
が好適で、必要に応じて束ねて配設する。
【0027】さらに、第4実施形態として図11に示すよ
うに前記鉛直方向の鋼材8には必要に応じてプレストレ
スを導入するようにしてもよい。これを行うには支持層
9以深にアンカー定着長分のボーリング削孔を行い、ケ
ーシング11を配設し、鋼材8の先端には支圧体10等を取
り付け、該ケーシング11内に収め、モルタル12を充填
し、硬化後に鋼材8を緊張する。このプレストレスを導
入の方法は、前記第2実施形態の場合も同様である。
【0028】なお、線材7の螺旋状の配設方法としては
図17、図18に示すように傘状に開く挿入ガイド13を閉じ
た状態で貫通孔4aを介して差し入れ、随時開閉して線
材7を設置することも考えられる。
【0029】図19〜図23は本発明の第5実施形態を示す
もので、前記第4実施例と同じく第1工程として既設基
礎(フーチング)1にφ150mm 程度の上下方向の貫通孔
4aを穿設する点は同じであるが、第2工程としてこの
貫通孔4aを用いてロッド14による水ジェットで地盤を
切削して泥水状態とする。(図20、図21参照)
【0030】おもり18を適宜間隔で取り付けた合成樹脂
製繊維のロープ19を内部に通すロッド20を前記泥水切削
に挿入し、図22に示すようにこのロープ19をロッド20の
先端から順次繰り出すが、ロッド20を引き上げる際にこ
れを回転させればロープ19ののおもり18に遠心力を加え
て地山面に押しつけ、螺旋状に配設することができる。
【0031】さらに同時またはその後で、セメントミル
クまたはモルタルを充填して円柱状の地盤改良体3を造
成し、図23に示す既設基礎1に穿設した貫通孔4cを用
いて前記円柱状の地盤改良体3の内部で螺旋状に配設し
たロープ19の内側に鉛直方向の鋼材8を配設する。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明の既設基礎直下
の場所打ち杭構築工法は、既存の基礎直下で、基礎の面
積を広げることなく、また、既存の基礎を撤去すること
なく、簡単かつ確実に基礎の支持力、耐力、水平変形性
能の向上が可能であり、既設構造物の上載荷重の増加
(例えば、高架橋の2層化、諸設備の増加にともなう荷
重等)あるいは耐震性能の向上が可能な(橋脚、躯体の
補強レベルに合わせて基礎も補強できる)ものである。
【0033】さらに、既設ビルの地上部改築時にも既設
の基礎を撤去せずに、杭の増設で既設杭の有効利用が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す第1工程の側面図である。
【図4】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す第2工程の側面図である。
【図5】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す第3工程の側面図である。
【図6】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す第4工程の側面図である。
【図7】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第1実施形態を示す第5工程の側面図である。
【図8】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第2実施形態を示す最終工程の側面図である。
【図9】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法の
第3実施形態を示す縦断側面図である。
【図10】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す平面図である。
【図11】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第4実施形態を示す縦断側面図である。
【図12】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す第1工程の側面図である。
【図13】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す第2工程の側面図である。
【図14】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す第3工程の側面図である。
【図15】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す第4工程の側面図である。
【図16】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第3実施形態を示す斜視図である。
【図17】挿入ガイドの例を示す閉じた状態の斜視図で
ある。
【図18】挿入ガイドの例を示す開いた状態の斜視図で
ある。
【図19】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第5実施形態を示す斜視図である。
【図20】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第5実施形態を示す第1工程の側面図である。
【図21】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第5実施形態を示す第2工程の側面図である。
【図22】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第5実施形態を示す第3工程の側面図である。
【図23】本発明の既設基礎直下の場所打ち杭構築工法
の第5実施形態を示す第4工程の側面図である。
【図24】従来例を示す縦断側面図である。
【図25】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…既設基礎 2…既設杭 3…円柱状の地盤改良体 4a,4b,4c…貫
通孔 5…ロッド 6…ガイドパイプ 7…線材 8…鋼材 9…支持層 10…支圧体 11…ケーシング 12…モルタル 13…挿入ガイド 14…ロッド 15…袋 16…ロッド 17…孔 18…おもり 19…ロープ 20…ロッド 21…既設のフーチング 22…既設杭 23…増杭

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設基礎に上下方向の貫通孔を穿設し、
    この貫通孔を用いて水ジェットで地盤を切削して泥水状
    態とし、袋をロッドとともに挿入し、該袋の中にセメン
    トミルク,モルタルあるいはコンクリート等を充填して
    広げ、袋で覆われた円柱状の地盤改良体を造成すること
    を特徴とする既設基礎直下の場所打ち杭構築工法。
  2. 【請求項2】 袋は、合成樹脂繊維のうち、ポリエステ
    ル、ポリアミド、ビニロン、アラミド等の高強度の繊維
    によるものとし、この袋に鉛直方向および円周方向の鉄
    筋と同様の機能を持たせる請求項1記載の既設基礎直下
    の場所打ち杭構築工法。
  3. 【請求項3】 袋は、合成樹脂繊維または天然繊維によ
    るもので、セメントミルクまたはモルタルを充填して広
    げ、袋で覆われた円柱状の地盤改良体を造成した後、既
    設基礎に穿設した貫通孔を用いて前記円柱状の地盤改良
    体の内部に鉛直方向の鋼材を配設する請求項1記載の既
    設基礎直下の場所打ち杭構築工法。
  4. 【請求項4】 既設基礎に上下方向の貫通孔を穿設し、
    この貫通孔を用いて高圧噴射置換工法により既設基礎直
    下に円柱状の地盤改良体を構築し、既設基礎に穿設する
    貫通孔を用いてこの円柱状の地盤改良体の内部で周面近
    くに線材を螺旋状に配設し、また、円柱状の地盤改良体
    の内部で螺旋状に配設した線材の内側に鉛直方向の鋼材
    を配設することを特徴とした既設基礎直下の場所打ち杭
    構築工法。
  5. 【請求項5】 既設基礎に上下方向の貫通孔を穿設し、
    この貫通孔を用いて水ジェットで地盤を切削して泥水状
    態とし、おもりを適宜間隔で取り付けた合成樹脂製繊維
    のロープを内部に通すロッドを泥水切削に挿入し、ロッ
    ドを引き上げる際に回転させてロッド先端より繰り出す
    ロープのおもりに遠心力を加えて該ロープを螺旋状に配
    設し、セメントミルクまたはモルタルを充填して円柱状
    の地盤改良体を造成し、既設基礎に穿設した貫通孔を用
    いて前記円柱状の地盤改良体の内部で螺旋状に配設した
    ロープの内側に鉛直方向の鋼材を配設することを特徴と
    した既設基礎直下の場所打ち杭構築工法。
  6. 【請求項6】 鉛直方向の鋼材にはプレストレスを導入
    する請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の既設基礎
    直下の場所打ち杭構築工法。
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