JPH10257312A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

Info

Publication number
JPH10257312A
JPH10257312A JP9061348A JP6134897A JPH10257312A JP H10257312 A JPH10257312 A JP H10257312A JP 9061348 A JP9061348 A JP 9061348A JP 6134897 A JP6134897 A JP 6134897A JP H10257312 A JPH10257312 A JP H10257312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
signal
correction
gain
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9061348A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kishimoto
順一 岸本
Seiichiro Satomura
誠一郎 里村
Tsutomu Takayama
勉 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9061348A priority Critical patent/JPH10257312A/ja
Publication of JPH10257312A publication Critical patent/JPH10257312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナにおける原稿照射用蛍光ランプのR
GB蛍光体の劣化によるカラーバランスのくずれを補正
する。 【解決手段】 CCDセンサ109が白色板を読み取っ
たときに得られるRB信号はゲインコントロールアンプ
408r、408bを経てG信号と共にA/D変換後、
シェーディング補正される。カラーバランス補正演算回
路411は、ゲイン制御後のRB信号をCCDセンサ1
09からのG信号を基準信号として比較し、比較結果に
応じてゲインコントロールアンプ408r、408bを
制御する。蛍光体劣化によりRB信号が基準信号より低
いときはゲインを大きくするように制御することにより
カラーバランスを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等で用いら
れ、原稿の画像を読み取るスキャナ等の画像読み取り装
置に関し、特にシェーディング補正に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像読み取り装置や複写機で用いられて
いるCCDイメージセンサ、密着型イメージセンサなど
で読み取った画像信号には、一般にシェーディングと呼
ばれる出力歪みが含まれている。出力歪みの原因は、
(1)原稿を照射する光源の光量分布の不均一性、
(2)レンズの性質からくる画角に対応した周辺光量低
下、(3)光学系の透過光量のばらつきによる不均一
性、(4)センサそのものが持つ感度ムラ、(5)CC
Dイメージセンサの転送効率に起因する1走査線終端方
向へ対する出力低下、等が挙げられる。これらの出力歪
みを取り除くためには、あらかじめ基準面を読み取って
おいて、その読み取り値を使って画像読み取り信号の歪
みを補正するシェーディング補正という手段が有効であ
る。
【0003】図16は従来のシェーディング補正回路の
ブロック図、図17は図16の回路によるシェーディン
グ補正における画像信号を示す。図16において、CC
Dセンサによって得られた画像信号がADコンバータ4
01に入力される。原稿読み取りに先立ってCCDは均
一白色の基準面を読み取り、ADコンバータ401がデ
ジタル信号化する。逆数変換回路402は、基準補正係
数を求めるために、基準面読み取り信号について、セン
サの1素子ごとに所定の信号レベルに対する比率を求め
る。
【0004】これによって得られたシェーディング補正
値をRAM404に入れる。RAM404にはCCDセ
ンサの素子の数だけのデータが蓄えられる。コントロー
ラ403が基準面読み取りとシェーディング補正値の格
納の制御とを行う。次に原稿画像を読み取った時に、原
稿画像読み取り信号にシェーディング補正値を、乗算器
407によって掛けてその結果を次の画像処理部に出力
する。
【0005】以上の処理によって、図17においてa.
補正前のCCD出力を、基準面を読み取って得られた
b.基準白レベル値で割った値がc.補正後の出力値と
して出力される。aの補正前の値は両端が暗くなってい
て、さらに高周波歪みがあるのに対して、cの補正後は
歪みがなくなり、両端の暗さも解消されている。
【0006】図18は、デジタルカラー複写機における
画像処理の流れを示す回路のブロック図である。CCD
1から順次送られてくる各画素の濃度に応じたアナログ
信号(輝度データ)であるところのカラー色分解画像信
号は、まずA/D変換されデジタル信号に変換される。
その後、原稿照明系ランプの光量分布の不均一性、CC
Dセンサそのものが持つ感度ムラ等を補正するために補
正部2で、黒オフセット補正、RGBゲイン補正、シェ
ーディング補正が行われ画像処理部3に送られる。
【0007】ここで画像位相ズレ補正部4によりカラー
色分解画像信号のずれを補正する。ずれ補正されたRG
Bデータは、原稿の色味と基準色の色味とが一致するよ
うに、入力マスキング部5において基準チャートに基づ
く最適マスキング係数により色味の補正を行う。次にフ
ィルタリング部6でエッジが強調された後、LOG対数
変換部7において、原稿の反射光量に比例する輝度デー
タであるカラー画像信号を濃度変換するための対数補正
を行い、M(マゼンダ)、C(シアン)、Y(イエロ
ー)、Bk(ブラック)データに変換される。このM、
C、Y、Bkデータはプリンタ部に出力した時に、出力
画像の色味と原稿の色味が一致するように出力マスキン
グ及びγ補正を行うダイレクトマッピング部8で補正さ
れた後、プリンタ部へと送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カラー読み取り系に3
波長蛍光ランプを原稿照射用に使用する場合、緑色蛍光
体や赤色蛍光体に対して青色蛍光体の方が耐久劣化が早
く、蛍光灯の点灯を繰返すうちに次第にカラーバランス
がくずれてくる。そこでカラーバランスを補正してやる
必要が生じてくるが、A/D変換後のシェーディング補
正回路でこのカラーバランスの補正を行おうとすると、
A/D変換レンジに対して信号レベルが徐々に小さくな
るためにS/Nが劣化してしまうという問題があった。
【0009】また蛍光ランプの寿命を検知する際、光量
検知により必要光量が得られなくなったことを検知する
だけでは、先に述べたように特定の蛍光体の劣化による
特定色の光量低下を正確に検知することができないた
め、過度にゲイン補正をしてしまい、S/N劣化や飽和
部の不自然な着色を発生させる原因となってしまうとい
う問題があった。
【0010】本発明は上記の問題を解決するために成さ
れたもので、蛍光ランプの蛍光体劣化によるカラーバラ
ンスのくずれを補正できるようにすることを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、基準
面及び原稿を照射する複数の色光を発生する光源手段
と、上記基準面及び原稿を光学的に読み取り複数の色信
号を含む画像信号を出力する読み取り手段と、上記画像
信号が入力されると共に上記読み取り手段が上記基準面
を読み取ったときの画像信号のカラーバランスを補正す
るためにその色信号のゲインを制御する補正制御手段
と、上記補正制御手段により制御された上記色信号のゲ
インが所定の第1の設定値を越えたことを検出する第1
の検出手段と、上記第1の検出手段の検出結果を表示す
る表示手段と、上記補正制御手段の前段又は後段に設け
られたシェーディング補正手段とを設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】図9は、本発明が適用される画像
形成装置であるデジタルカラー複写機の概略構成を示す
縦断面図である。図9において、200は画像形成装置
(デジタルカラー複写機)で、筺体200aの上部にデ
ジタルカラー画像リーダ部(以下、リーダ部と記述す
る)201、このリーダ部201の下部にデジタルカラ
ー画像プリンタ部(以下、プリンタ部と記述する)20
2を有している。
【0013】リーダ部201において、原稿204を原
稿台ガラス205上に載置し、光学系読み取り駆動モー
タ206により露光ランプ207aを含む公知の原稿走
査ユニット207を予め設定された一定の速度で露光走
査する。そして、原稿204からの反射光像をレンズ2
08によりフルカラーセンサとしてのCCD109に集
光し、カラー色分解画像信号を得る。フルカラーセンサ
としては、互いに隣接して配置されたR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)のフィルタを付けた3ライ
ンのCCD109を用いている。上記カラー色分解画像
信号は、画像処理部及びコントローラ部209により画
像処理が施された後、プリンタ部202に送出される。
【0014】なお、原稿台ガラス205の周辺には操作
部が設けてあり、複写シーケンスに関する各種モード設
定を行うスイッチ及び表示用のディスプレー及び表示器
が配置されている。また、プリンタ部202は従来公知
のように構成されている。即ち、読み取られた原稿画像
を感光ドラム上に静電潜像として形成し、これをトナー
で現像して記録紙にプリントし排出するように構成され
ているが、詳細な説明は省略する。
【0015】図10は露光ランプとして使用している蛍
光ランプ103の周辺図である。図10では走査ミラー
や遮光板等のスキャナ上の光学部品は図示していない。
蛍光ランプ103はソケット501によって支持されて
おり、このソケット501上のピンから電流が供給され
ている。蛍光ランプ103は必要方向にアパーチャ50
2(光学的開口部)が設けられており、図10では矢印
方向に強い光が出力され、その逆方向には相対的に弱い
光が出力される。
【0016】蛍光ランプ103の光量を測定するため
に、蛍光ランプ光量を検出する光センサ504が設けら
れている。この光センサ504はフォトダイオード等が
使用され、蛍光ランプ光量に比例した電流を出力する。
蛍光ランプ103は、光センサ504で得られた光量測
定値をフィードバックして、光量が一定となるように制
御されている。
【0017】蛍光ランプ光量制御回路を図11に示す。
図11において、光センサ504から出力された光量信
号はアンプ601で電圧値に変換され増幅される。光量
コントローラ602は光量に相当する電圧を制御パルス
信号に変換する。この制御パルス信号は入力電圧が高い
ほどデューティが小さくなるPWM信号である。インバ
ータ603は入力される制御パルス信号よりも十分に高
い周波数で蛍光ランプ103に交流電流を供給し、制御
パルス信号によって短時間に点灯/消灯を繰り返す。蛍
光ランプ103は、その短期間における点灯/消灯のサ
イクルのデューティを制御されることによって光量が一
定となるように制御される。
【0018】図12にCCD109の構成例を示す。光
電変換部801、805、809は、フォトダイオード
801−a、b、c、d、805−a、b、c、d、8
09−a、b、c、dにより構成され、その上層には各
々赤、緑、青のカラーフィルタが形成されており、入射
した光を赤、緑、青に分光する。光電変換部801、8
05、809では、入射した光量と各々の分光感度特性
に応じて電子が励起され、信号電荷として蓄積される。
【0019】図13は、上記のようにカラーフィルタの
形成された光電変換部801、805、809の各々の
分光感度特性を示したもので、901は赤(R)のフィ
ルタが形成された光電変換部801の特性を、902は
緑(G)のフィルタが形成された光電変換部805の特
性を、903は青(B)のフィルタが形成された光電変
換部809の特性を各々示している。蓄積された信号電
荷は図12の移送ゲート802、806、810を通し
て周期的に転送部803、807、811に移送され、
さらに光電変換画素列の並び方向、すなわち主走査方向
に順次転送されて、1走査ラインの画像信号が出力アン
プ804、808、812より増幅されてから3原色信
号R、G、B信号が出力される。
【0020】ところで、画像読み取り装置の光源すなわ
ち蛍光ランプの光量は、管内の水銀原子から放射される
紫外線によって、蛍光体から光励起される可視光の放射
強度量に依存する。従って、同一条件下においては蛍光
体の塗布量にほぼ比例した光量となるため、RGB3種
類の蛍光体の塗布量は、図14に示した赤蛍光体の放射
強度スペクトル301と図13に示す光電変換部801
の分光感度特性901とを掛け合わせたもの(これをR
信号の分光感度特性と称す)、図14に示した緑蛍光体
の放射強度スペクトル302と図13に示す光電変換部
805の分光感度特性902とを掛け合わせたもの(こ
れをG信号の分光感度特性と称す)、図14に示した青
蛍光体の放射強度スペクトル303と図13に示す光電
変換部809の分光感度特性903とを掛け合わせたも
の(これをB信号の分光感度特性と称す)の、それぞれ
の積分値をほぼ等しくなるように決定している。これは
即ち、白紙を読み取ったときのRGB信号がほぼ等しく
なるようにしていることに他ならない。
【0021】こうすることで、色の違いによってS/N
が異なったり、光電変換部801、805、809の蓄
積電荷量の飽和する光量の違いによって、色のリニアリ
ティが劣化することを防ぐことができる。また図14に
示すように、各色の蛍光体は赤外域には1000nmの
ところ以外はほとんど放射強度を持っておらず、100
0nmのところの成分もCCDの分光感度特性がかなり
低くなっているので問題にならない。従って、ハロゲン
ランプで使用していた赤外遮断フィルタ等も必要としな
い。
【0022】図15は画像形成装置の回路のブロック図
である。図15において、原稿読み取りを行うリーダ部
201は、CCDセンサ109等を含んで構成され、原
稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプ
リンタ部202あるいは画像入出力制御部203に出力
する。プリンタ部202はリーダ部201あるいは画像
入出力制御部203からの画像データに応じた画像を記
録紙上に記録する。画像入出力制御部203はリーダ部
201に接続されており、パソコンあるいはワークステ
ーションと画像データをやり取りすることも可能であ
る。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態によるリ
ーダ部201のブロック図である。CCD109から出
力されたカラー色分解画像信号は、基準白色板を読み取
ったときに基準色画像信号(本実施の形態ではGree
n信号)の出力レベルに合わせるように他の2色の画像
信号の出力レベルをゲインコントロールアンプ408
r、408bによりゲインを調整する。ゲイン調整され
た各色画像信号はA/Dコンバータ409r、409
g、409bによりアナログ/デジタル変換が行われ、
変換されたデジタル信号はシェーディング補正回路41
0により補正されて画像処理部に送られる。
【0024】A/D変換された各色画像信号はシェーデ
ィング補正回路410に行くのと同時にカラーバランス
補正演算回路411に入り、上記基準色画像信号出力レ
ベルと比較して他の2色の画像信号出力レベルが低いと
きには、ゲインコントロールアンプ408r、408b
によりゲインを大きくして出力レベルを合わせるように
動作する。本実施の形態の場合はGreenを基準色と
しているが、別の色画像信号を基準色とすることも可能
である。
【0025】蛍光体の放射強度の減衰は非常に穏やかに
進行していくので、上記の補正は電源投入直後やコピー
ジョブの前後、またはジョブの行われていない適当なタ
イミングで行えばよい。
【0026】本実施の形態によれば、3波長蛍光ランプ
の蛍光体の耐久劣化が各々異なるために生じるカラーバ
ランスのずれを、シェーディング補正のためのゲイン調
整範囲とは無関係に補正できるので、蛍光体の劣化の早
い色の画像信号のS/Nを極端に劣化させることなく補
正することが可能となる。
【0027】図2は本発明の第2の実施の形態によるリ
ーダ部201のブロック図であり、図1と同一または相
当部分には同一番号を付している。図3は動作を示すフ
ローチャートである。基本的な動作は第1の実施の形態
で示したのと同じであるが、本実施の形態ではカラーバ
ランス補正演算回路411のゲイン設定値によって蛍光
ランプの交換指示を表示パネル701で表示するように
構成しているのが特徴である。
【0028】以下に本実施の形態の動作を説明する。基
本的な動作は第1の実施の形態と同じである。3波長蛍
光ランプの耐久が進むとRed、Green、Blue
各々の蛍光体が劣化してくるため、ゲインコントロール
アンプ408r、408bにより設定されるゲイン設定
値を大きくして行かなければならない。そこで、ゲイン
コントロールアンプ408r、408bにより設定され
るゲイン設定値が所定の値よりも大きくなったときには
蛍光ランプの交換を促すように表示パネル701に表示
する。RBの所定のゲイン値を図4に示す。
【0029】図3において、S1で原稿を読み取る。S
2では基準白色板を読み取ったときの例えばGの基準画
像信号のレベルに合わせるようにRBの画像信号のゲイ
ンを調整する。そしてS3で、調整した結果、RB画像
信号が基準画像信号にレベルが合っているかを調べる。
レベルが合っていなければS6でさらにゲイン調整を行
う。そしてS7で調整されたゲインが所定値を越えてい
るかを調べ、越えていれば、S8でその旨を表示させ
る。越えていなければS3に戻り、ゲイン調整を続け
る。そしてS3でレベルが合えば、S4でシェーディン
グ補正を行った後、S5で画像処理を行う。
【0030】本実施の形態によれば、ゲイン設定値によ
り蛍光体の劣化率を知ることができ、蛍光管の寿命を正
確に知ることが可能となる。
【0031】本実施の形態は光センサ504の出力値が
所定値以下となったとき、あるいは図5に示すようなP
WM信号の調光Dutyが所定値以上となったときに行
ってもよいが、特定色の蛍光体が劣化した時の検出につ
いては、上述したようにゲイン設定値により表示を行う
方が良い。また本実施の形態は、シェーディング補正回
路410のゲイン設定値が所定値以上となったときに行
ってもよい。この場合は特定色の1ラインの画像信号の
内で一部、例えば両端部の信号レベルが特に下がってき
たときでも蛍光ランプの交換を促す表示をすることが可
能となり、読み取り画像全体にわたってS/Nが極端に
劣化すること防止することが可能となる。
【0032】図6は第3の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。リーダ部201は図2のものが用い
られる。図6におけるS1〜S8の基本的な動作は図3
と同じである。次に本実施の形態の特徴的な点について
説明する。ゲインコントロールアンプ408r、408
bにより設定されるゲイン設定値が所定の値(図7に示
す第1の設定値)よりも大きくなったときには蛍光ラン
プの交換を促すように表示パネル701に表示するが、
この時点では極端に色バランスがずれている訳ではない
ので、プリント画像にそれ程大きな影響はでないが、さ
らに蛍光ランプの劣化が進み、S9でゲイン設定値がこ
れ以上画質を保証できないという位に蛍光ランプが劣化
したことを示す値(図7に示す第2の設定値)になった
ときには、S10でコピー動作を停止し、すみやかに蛍
光ランプを交換するように表示パネル701でエラーメ
ッセージを表示することを特徴としている。
【0033】本実施の形態によれば、蛍光ランプの寿命
を正確に知ることができるだけでなく、蛍光ランプの点
灯失敗等によってかかる電源側への負荷(電源の異常動
作)を防止することが可能となる。
【0034】図8は第4の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。S11〜S18の基本的な動作は図
18で説明した従来と同じであるが、以下に本実施の形
態の特徴的な点について述べる。本実施の形態では、原
稿露光ランプとして使用している蛍光ランプの累積点灯
時間をカウントするためのカウンタを有し、S19、S
20により累積時間に応じて複数の入力マスキング係数
テーブルを切り替えることを特徴としている。
【0035】本実施の形態によれば、蛍光ランプの蛍光
体の経時劣化によるスペクトルの変化に起因する色味の
変動分を補正することが可能になり、色再現性が安定、
向上する。
【0036】なお本実施の形態では入力マスキング係数
テーブルを累積点灯時間により切り替えるようにした
が、蛍光ランプの管電流値、または蛍光灯の調光Dut
y、または発光効率、または点灯時の蛍光灯管面の温度
に応じて複数の入力マスキング係数テーブルを切り替え
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源に蛍光ランプ等を用いた場合、例えば3波長蛍光ラン
プの赤、緑、青各色の蛍光体の耐久劣化によるカラーバ
ランスのずれを補正し、S/Nの劣化を最小限に補正す
ることができる。また3波長蛍光ランプの赤、緑、青各
色の蛍光体の耐久劣化によるランプ寿命を的確に知るこ
とができる。さらに3波長蛍光ランプの赤、緑、青各色
の蛍光体の経時劣化に対応させて、マスキング係数を変
化させることにより、色再現性の向上を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】第2、第3の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図3】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図4】第2の実施の形態におけるゲイン設定値の変化
を示す特性図である。
【図5】第2の実施の形態における調光デューティの変
化を示す特性図である。
【図6】第3の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図7】第3の実施の形態におけるゲイン設定値の変化
を示す特性図である。
【図8】第4の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図9】本発明で用いたカラー複写機の断面図である。
【図10】カラー複写機の蛍光ランプ周辺の斜視図であ
る。
【図11】蛍光ランプの光量制御回路のブロック図であ
る。
【図12】CCDセンサの構成図である。
【図13】CCDセンサの分光感度特性図である。
【図14】蛍光ランプの放射強度スペクトルを示す特性
図である。
【図15】カラー複写機のブロック図である。
【図16】従来のシェーディング補正回路のブロック図
である。
【図17】シェーディング補正を説明するための特性図
である。
【図18】従来及び第4の実施の形態によるカラー複写
機における画像処理回路のブロック図である。
【符号の説明】
103 蛍光ランプ 109 CCDセンサ 201 リーダ部 408r、408b ゲインコントロールアンプ 410 シェーディング補正回路 411 カラーバランス補正演算回路 603 インバータ 701 表示パネル 1 CCD 2 補正部 3 画像処理部 5 入力マスキング部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準面及び原稿を照射する複数の色光を
    発生する光源手段と、 上記基準面及び原稿を光学的に読み取り複数の色信号を
    含む画像信号を出力する読み取り手段と、 上記画像信号が入力されると共に上記読み取り手段が上
    記基準面を読み取ったときの画像信号のカラーバランス
    を補正するためにその色信号のゲインを制御する補正制
    御手段と、 上記補正制御手段により制御された上記色信号のゲイン
    が所定の第1の設定値を越えたことを検出する第1の検
    出手段と、 上記第1の検出手段の検出結果を表示する表示手段と、 上記補正制御手段の前段又は後段に設けられたシェーデ
    ィング補正手段とを備えた画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記補正制御手段は、上記複数の色信号
    のうち一つを基準色信号と成し、それ以外の色信号が入
    力されるゲイン可変の増幅手段と、 上記基準色信号と上記増幅手段の出力とを比較し、比較
    結果に応じて上記増幅手段のゲインを制御する比較制御
    手段とから成ることを特徴とする請求項1記載の画像読
    み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記補正制御手段は、係数テーブルから
    得られる補正係数を用いて上記色信号のゲインを制御す
    る補正手段と、上記光源手段の累積点灯時間をカウント
    するカウント手段とから成り、上記補正手段は、上記カ
    ウント手段のカウント値に応じて上記係数テーブルを変
    更することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  4. 【請求項4】 上記補正制御手段は、係数テーブルから
    得られる補正係数を用いて上記色信号のゲインを制御す
    る補正手段と、上記読み取り手段の読み取り回数をカウ
    ントするカウント手段とから成り、上記補正手段は、上
    記カウント手段のカウント値に応じて上記係数テーブル
    を変更することを特徴とする請求項1記載の画像読み取
    り装置。
  5. 【請求項5】 上記光源手段をPWM信号により点灯制
    御するように成されると共に、上記補正制御手段は、係
    数テーブルから得られる補正係数を用いて上記色信号の
    ゲインを制御すると共に上記光源手段の電流値又は上記
    PWM信号のデューティ比に応じて上記係数テーブルを
    変更する補正手段から成ることを特徴とする請求項1記
    載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記補正制御手段により制御された上記
    色信号のゲインが上記第1の設定値より高い第2の設定
    値を越えたことを検出する第2の検出手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 上記表示手段は、上記第1、第2の検出
    手段の検出結果をそれぞれ表示することを特徴とする請
    求項6記載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 上記光源手段は複数波長の色光を発生す
    る複数色の蛍光体を有する蛍光ランプであることを特徴
    とする請求項1記載の画像読み取り装置。
JP9061348A 1997-03-14 1997-03-14 画像読み取り装置 Pending JPH10257312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061348A JPH10257312A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061348A JPH10257312A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10257312A true JPH10257312A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13168552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9061348A Pending JPH10257312A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10257312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030047221A (ko) * 2001-12-08 2003-06-18 삼성전자주식회사 이미지 센서를 가지는 화상 독취 장치 및 그의 화상 독취방법
US7423784B2 (en) 2001-08-22 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Processing of signals from image sensing apparatus whose image sensing area includes a plurality of areas

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423784B2 (en) 2001-08-22 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Processing of signals from image sensing apparatus whose image sensing area includes a plurality of areas
KR20030047221A (ko) * 2001-12-08 2003-06-18 삼성전자주식회사 이미지 센서를 가지는 화상 독취 장치 및 그의 화상 독취방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10735625B2 (en) Information detecting device to perform a color conversion operation on image read by a reading sensor
JP5744655B2 (ja) 分光カラーセンサ、および画像形成装置
JP4987449B2 (ja) カラー入力スキャナ校正システム
US7023589B2 (en) Light source device and device for reading original
US7072083B2 (en) Image reading apparatus, and dimming control method and line sensor layout method therefor
JP4197276B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、および画像処理方法
US7111784B2 (en) Color image forming apparatus and color measurement controlling method therefor
US7518769B2 (en) 4-line CCD sensor and image input apparatus using the same
US20020140996A1 (en) Optical image scanner using pre-scan and post-scan compensation for illumination nonuniformity
US20020100863A1 (en) Optical image scanner with color and intensity compensation during lamp warmup
JP2007060354A (ja) 画像処理方法および画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、プログラム
JPH10257312A (ja) 画像読み取り装置
US10935915B2 (en) Image forming apparatus having test patterns for image density adjustment
JPH08111776A (ja) 画像読取装置
JP6763214B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取装置の制御プログラム
JP2002281240A (ja) 画像読み取り装置
KR101126361B1 (ko) 화상 스캐닝 시스템에서의 색차 보정을 위한 램프 제어장치및 그 방법
JPH08195877A (ja) イメージセンサと画像処理回路
JPH0827486B2 (ja) 自動写真焼付装置用シミユレ−タ
JP3772169B2 (ja) 画像形成装置
JP2003163791A (ja) 画像読取装置、光源ユニットおよび光源制御方法
JP2872864B2 (ja) イメージセンサの非線形性改善方法及びその方法を実施する画像読取装置
JP6241335B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置およびプログラム
JPH07298046A (ja) 画像読取り装置
KR100813970B1 (ko) 이미지 형성장치에서의 균일한 이미지 출력 레벨 제어방법