JPH102569A - 暖房装置および施工用補強部材 - Google Patents
暖房装置および施工用補強部材Info
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- JPH102569A JPH102569A JP17415696A JP17415696A JPH102569A JP H102569 A JPH102569 A JP H102569A JP 17415696 A JP17415696 A JP 17415696A JP 17415696 A JP17415696 A JP 17415696A JP H102569 A JPH102569 A JP H102569A
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Abstract
放熱特性を有する暖房装置が得られなかった。 【解決手段】 温水マット10,10間に施工用補強部
材51が配置され、この施工用補強部材51が、補強部
材52と、補強部材52上に被覆され、その幅方向両側
へ延出された張出部53aを有する張出放熱材53とを
備え、張出放熱材53の表面に、補強部材52の位置マ
ーキングが施されている。
Description
ための暖房装置、及びこれに使用する施工用補強部材に
関するものである。
する。図10は、本出願人が提案している温水を使った
暖房装置の一部分の構造を示している。この暖房装置1
010の温水マット1011は、例えば小根太1016
a,1016bと、マット材1012、そして温水パイ
プ1014等を有している。
bは、例えばウレタン材等のマット材1012,101
2の間に配置されていて、施工性をより簡単にしてい
る。これらマット材1012と小根太1016a,10
16bは、床の上に配置して、温水マット1011を床
の根太に対してクギ打ちによりしっかりと固定するよう
になっている。
12に形成した溝1013内には、温水を通すための温
水パイプ1014が埋め込まれている。そして、マット
材1012と小根太1016a,1016bの上に、放
熱材としてのアルミ箔1018を貼り付けている。
べて施工する場合には、小根太1016a,1016b
の間隔を均等に確保する必要があるため、温水マット1
011と温水マット1011の間に、例えば合板製の施
工用小根太1015を配置し、上記小根太1016a,
1016bおよび施工用小根太1015にフローリング
の固定を行っていた。
装置1010にあっては、温水マット1011と温水マ
ット1011の間に配置される施工用小根太1015上
には、放熱材としてのアルミ箔1018が貼り付けられ
ていなかった。したがって、施工用小根太1015の部
分の放熱特性が他の部分よりも低く、放熱特性にばらつ
きがあるという問題があった。
されたものであって、均一な放熱特性を有する暖房装
置、及び放熱特性の良い施工用補強部材を提供すること
を目的としている。
によれば、温水マットへ熱媒体を供給することにより、
屋内を暖房する暖房装置であり、複数の温水マットを有
しており、各温水マットが、マット材と、マット材間に
配置される補強部材と、マット材に配置されて熱を導く
手段と、マット材および補強部材の上に被覆される放熱
材とを備えて形成され、温水マット間に施工用補強部材
が配置され、この施工用補強部材上に、上記放熱材に重
なり合うように張出放熱材が被覆される暖房装置によ
り、達成される。
張出放熱材の表面に、補強部材の位置マーキングが施さ
れている暖房装置により、達成される。
複数の温水マットを並設する場合に、温水マット間に配
置される施工用補強部材であり、補強部材と、補強部材
上に被覆され、その幅方向両側へ延出された張出放熱材
とを備え、張出放熱材の表面に、補強部材の位置マーキ
ングが施されている施工用補強部材により、達成され
る。
は、上記張出放熱材の張出部に接着剤が塗布され、接着
剤上に剥離紙が貼り付けられている施工用補強部材によ
り、達成される。
並設する場合に、温水マット間に施工用補強部材を配置
し、この施工用補強部材上には、上記マット材および補
強部材の上に被覆された放熱材に重なり合うように張出
放熱材が被覆されている。したがって、暖房装置が全体
として均一な放熱特性を有することになる。
材が、補強部材の幅方向両側へ延出された張出放熱材を
備え、この張出放熱材の表面に補強部材の位置マーキン
グが施されているので、放熱特性が良好であり、又、張
出放熱材下の補強部材の位置を容易に判別することがで
きる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施の形態は、本発明の好適な形態であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
施形態を示しており、特に床暖房装置として構成した形
態であって、この暖房装置が床の上に配置された状態を
示している。また、図2は図1の暖房装置を示す平面図
である。
0の上に配置されている。この暖房装置11は、たとえ
ば8畳間の面積の50パーセントないし70パーセント
の範囲で配置するのが好ましい。
床20は、いわゆる日本の木造建築の床であり、根太2
2が平列に間隔Lで配置されている。この根太の間隔L
は、通常の303mmもしくは300mmである。根太
22,22の間には、断熱材24が配置されている。こ
の断熱材24の厚みは根太22の厚みと同じに設定され
ている。
とよばれる構造用合板26が配置されている。この構造
用合板26の上に、暖房装置11が配置される。
に配置されていると共に、暖房装置11以外の領域には
ダミーの構造用合板28が配置されている。この構造用
合板28は、いわゆるダミーコンパネである。
示すような構造となっている。まず図1と図3を参照す
る。暖房装置11の温水マット10は、マット材12
と、熱を導く手段としての温水パイプ14、および複数
本の小根太16a,16b、および放熱材としてのアル
ミ箔18を有している。
れている。すなわち、このマット材12には、複数本の
温水パイプ14が図1と図2に示すように配列もしくは
配置されている。マット材12の表側には、溝が形成さ
れておりこの溝には小根太16a,16bが配置されて
いる。
6bは、交互に配列されており、所定の間隔Lで平行に
なっている。この所定の間隔Lは、図1における根太2
2の間隔Lと同じに設定されている。そして、この小根
太16a,16bは、たとえば厚みが12mmで、幅が
35mmである。
と図3に示すように、各根太22の上に対応して配置さ
れるようになっている。施工時には、これらの小根太1
6a,16bは、根太22に対してたとえばクギにより
固定される。マット材12は、例えば発泡ポリエチレン
フォーム(例えば発泡率が20倍)により作られてい
る。また温水管ともいう温水パイプ14としては、例え
ば架橋ポリエチレン管が使用されている。
方形となっており、その厚みは、例えば図3に示すよう
に厚みD1が12mmになっている。しかも小根太16
a,16bも厚みD1が12mmに設定されている。
4は、小根太16a,16bの間に、配置されている。
詳しくは、温水パイプ14は図3に示すようにマット材
12の埋め込み溝38に埋め込むようにして保持されて
いる。
面図である。図4において、図3と共に示すように、温
水パイプ14は断面円形であり、そのパイプ径は例えば
7.2mmである。
ある。この図5は、スリット36を示しており、図2に
示すようにマット材12の2つの長手側(図2の横方
向、X方向)に沿って、それぞれこのスリット36が形
成されている。
ことにより、マット材12の短辺方向(図2の縦方向、
Y方向)における熱によるマット材12の膨張変形分を
吸収することができる。すなわちY方向におけるマット
材12の熱による膨張を吸収することができる。
いる。このヘッダ30は図1に示されているように、外
部の熱供給源から各温水パイプ14に対して、温水を供
給するための接続部分である。なお、図6においても上
述したスリット36が示されている。
12の熱による形状変化、すなわち熱による膨張を吸収
するための吸収手段40が示されている。この吸収手段
40は、小根太16a,16bとマット12との間に設
けられている。
凹部44と、この凹部44を挟む2つの凸部42,42
により構成されている。しかも小根太16a,16bの
側面45は、吸収手段40の凸部42の側面に密着して
いる。
すことにより、マット材12が図2におけるX方向に膨
張しても、X方向に関して凸部42,42が変形して凹
部44側に入り込み、そのマット材12の膨張変形分を
吸収することができる。
bは、吸収手段40を介して当たっており、図1と図3
に示すように、アルミ箔18を貼り付ける場合にも、小
根太16a,16bがマット材12から脱落したりある
いは小根太16a,16bがマット材12に対して動い
てしまうようなことがなくなる。したがって、この点か
らも、温水マット10の施工性を向上することができ
る。
のX1方向もしくはその反対方向に沿って張りつけてい
くのが好ましい。この矢印Xは、根太16a,16bの
配置方向であるY方向と直交している。
すようにマーキング18aが形成されている。このマー
キング18aは、小根太16a,16bの位置を示すも
のであり、小根太16a,16bの長さに対応して形成
されている。このマーキング18aは、例えば緑の30
mm幅の線で構成できる。これにより、マーキング18
aを見れば小根太位置が作業者に明白に確認できる。
が、床20上に複数の温水マット10を並設する場合に
は、図7および図8に示すように、温水マット10,1
0間には施工用補強部材51として施工用小根太が配置
される。この施工用小根太51は、通常は温水マット1
0とは別売の小根太として供給される。
示すように構成されている。図9において、52は補強
部材としての合板製の小根太であり、この小根太52上
には張出放熱材53が被覆されている。この張出放熱材
53は、小根太52の幅方向両側へ延出されており、例
えば小根太52の幅が45mmであるのに対して、張出
放熱材53の幅は145mmに形成されている。
構成する小根太16a,16b間の所定の間隔Lを確保
できるように設定されている。すなわち、小根太52
は、温水マット10を構成する小根太16a,16bと
同様に、各根太22の上に対応して配置され、施工時に
は、小根太52は根太22に対してたとえばクギにより
固定される。
に、アルミ箔によって形成されている。張出放熱材53
の幅方向両側に、小根太52から延出された張出部53
aを形成したのは、マット材12および小根太16a,
16b上に貼り付けられるアルミ箔18に、その張出部
53aを重ね合わせるためである。
には接着剤54が塗布され、この接着剤54上には剥離
紙55が貼り付けられている。本実施形態では、アルミ
箔53の張出部53aが上記アルミ箔18上に重なり合
っているので、張出部53aの下面に接着剤54が塗布
され、この接着剤54は剥離紙55によって保護されて
いる。
なく、アルミ箔53の張出部53aを上記アルミ箔18
下に重なり合わせて、張出部53aの上面に接着剤54
を塗布し、この接着剤54を剥離紙55によって保護す
るように構成してもよい。この場合には、マット材12
および小根太16a,16b上に貼り付けるアルミ箔1
8の施工を、最後に行う必要がある。
ミ箔18と同様に、マーキング53bが形成されてい
る。このマーキング53bは、小根太52の位置を示す
ものであり、小根太52の長さに対応して形成されてい
る。このマーキング53bは、例えば緑の40mm幅の
線で構成できる。これにより、マーキング53bを見れ
ば小根太位置が作業者に明白に確認できる。
に施工用小根太51を配置し、マット材12および小根
太16a,16b上にアルミ箔18を貼り付けた後、施
工用小根太51のアルミ箔53の張出部53aを上記ア
ルミ箔18上に重ね合わせ、剥離紙55を接着剤54か
ら離脱させて、アルミ箔53の張出部53aをアルミ箔
18に貼り付け、その後、図1に示すようにフローリン
グ32を配置する。なお、施工順序は、本実施形態に限
られない。
複数の温水マット10を並設する場合に、温水マット1
0,10間に新規な施工用小根太51を配置する。この
施工用小根太51は、小根太52の幅方向両側へ延出さ
れたアルミ箔53を備えており、その張出部53aが上
記マット材12および小根太16a,16b上に貼り付
けられたアルミ箔18上に重なり合うように接着され
る。したがって、暖房装置11の全面に亘ってアルミ箔
18,53が被覆されているので、均一な放熱特性を有
する暖房装置11を提供することができるものである。
の表面に、小根太52の位置マーキング53bが施され
ているので、アルミ箔53の小根太52の位置を容易に
判別することができ、暖房装置11の施工作業の効率化
を図ることができるものである。
態に限定されるものではない。例えば、本発明の暖房装
置11は、図1の床構造に配置するものに限定されず、
例えば壁や天井に設けるようにすることができる。ま
た、他の建築様式の床構造に対してももちろん適用する
ことができる。さらに、暖房装置の熱源として上述の実
施形態では、温水パイプを用いているが、これに限ら
ず、他の熱源、例えば電熱線を配置したもので、所定の
部材が熱膨張する性質をもつもの等にも本発明を適用す
ることができる。
一な放熱特性を有する暖房装置、及び放熱特性の良く、
施工性に優れた施工用補強部材を提供することができる
という優れた効果を発揮する。
い実施形態が、木構造の床の上に配置された状態を示す
図。
する状況を示す平面図。
する状況を示す断面図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 温水マットへ熱媒体を供給することによ
り、屋内を暖房する暖房装置であり、 複数の温水マットを有しており、 各温水マットが、マット材と、マット材間に配置される
補強部材と、マット材に配置されて熱を導く手段と、マ
ット材および補強部材の上に被覆される放熱材とを備え
て形成され、 温水マット間に施工用補強部材が配置され、この施工用
補強部材上に、上記放熱材に重なり合うように張出放熱
材が被覆されることを特徴とする、暖房装置。 - 【請求項2】 前記張出放熱材の表面に、補強部材の位
置マーキングが施されている請求項1に記載の暖房装
置。 - 【請求項3】 複数の温水マットを並設する場合に、温
水マット間に配置される施工用補強部材であり、 補強部材と、 補強部材上に被覆され、その幅方向両側へ延出された張
出放熱材とを備え、 張出放熱材の表面に、補強部材の位置マーキングが施さ
れていることを特徴とする、施工用補強部材。 - 【請求項4】 前記張出放熱材の張出部に接着剤が塗布
され、接着剤上に剥離紙が貼り付けられている請求項3
に記載の施工用補強部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17415696A JPH102569A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 暖房装置および施工用補強部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17415696A JPH102569A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 暖房装置および施工用補強部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102569A true JPH102569A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15973674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17415696A Pending JPH102569A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 暖房装置および施工用補強部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064117A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 住商メタレックス株式会社 | 小根太入り温水マット |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17415696A patent/JPH102569A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064117A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 住商メタレックス株式会社 | 小根太入り温水マット |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050728 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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A521 | Written amendment |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060714 |