JPH10255572A - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JPH10255572A
JPH10255572A JP9053233A JP5323397A JPH10255572A JP H10255572 A JPH10255572 A JP H10255572A JP 9053233 A JP9053233 A JP 9053233A JP 5323397 A JP5323397 A JP 5323397A JP H10255572 A JPH10255572 A JP H10255572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
panel
wall
lock member
fitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9053233A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Takeda
育生 武田
Kenji Yamazaki
研治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9053233A priority Critical patent/JPH10255572A/ja
Publication of JPH10255572A publication Critical patent/JPH10255572A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロメット本体とロック部材との嵌合作業が
簡単、且つ両者間の離脱が確実に防止される。 【解決手段】 中空円板状の基部11の外周縁の一方に
周壁13を連設し、周壁の端部に内側へ突設する支持壁
14を設けて内側に嵌合凹部15を形成し、支持壁に内
周リップ16と外周リップ17とを周設する軟質のグロ
メット本体10と、嵌合凹部に嵌入する基板33、及び
車両等のパネルに形成されたパネル孔に係止される係止
片34を有する硬質の樹脂性グロメット30とを嵌合し
て成るグロメットにおいて、支持壁の内周縁と内周リッ
プとの間で、係止片とパネルとに干渉しない位置に係合
突起18を立設した。係合突起の突出長さが、グロメッ
ト本体とロック部材との嵌合時における基板とパネルと
の間より大に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質のグロメット
本体と硬質の樹脂性ロック部材との嵌合により形成され
るグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、実開平2−4
6186号公報に開示されたグロメットが提案されてい
る。図5において、このグロメット50は、軟質のグロ
メット本体51と硬質の樹脂性ロック部材52とから成
る。グロメット本体51には基部53の周囲に設けられ
た周壁54と、周壁54の端部に内側へ突設した支持壁
55と、支持壁55に周設された防水用のリップ56と
がそれぞれ設けられていると共に、基部53、周壁5
4、及び支持壁55により嵌合凹部57(図6)が形成
されている。ロック部材52には基板59に湾曲状の環
状壁58が連成され、環状壁58の外周面に係止片58
aが設けられている。
【0003】ロック部材52の基板59がグロメット本
体51の嵌合凹部57へ嵌入されると、基板59に突設
された係合リブ60と、嵌合凹部57に形成された係合
溝61とが係合される。そして、グロメット50内にワ
イヤハーネス62が挿入されると共に、チューブ63と
ワイヤハーネス62とがテープ64で巻回される。65
は車両等のパネルであり、66はパネル65に形成され
たパネル孔である。パネル孔66と係止片58aとが係
合される。
【0004】図5に示すように、グロメット50内に挿
入固定されたワイヤハーネス62に外力F′が上方へ作
用すると、ロック部材52の基板59からグロメット本
体51の周壁54が捲れる。特に、図7に示すように、
ワイヤハーネス62がグロメット70に対して曲がって
いる場合には、グロメット本体71の周壁72がロック
部材73から捲れ易い。即ちグロメット本体71とロッ
ク部材73とが離脱し易い。そこで、ロック部材73の
係合リブ(図示せず)と、グロメット本体71の係合溝
(図示せず)との係合によりグロメット本体71とロッ
ク部材73との離脱が防止されている。
【0005】しかしながら、ロック部材52(73)が
係合リブ60、及びグロメット本体51(71)が係合
溝61をそれぞれ有するから、グロメット本体51(7
1)をロック部材52(73)に嵌合する作業が困難に
なるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、グロメット本体とロック部材との嵌合作業が簡
単に行われ、かつ両者間の離脱が確実に防止されるグロ
メットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中空円板状の基部の外周縁の一方に周壁
を連設し、該周壁の端部に内側へ突設する支持壁を設け
て内部に嵌合凹部を形成し、該支持壁に内周リップと外
周リップとを周設する軟質のグロメット本体と、該嵌合
凹部に嵌入する基板、及び車両等のパネルに形成された
パネル孔に係止される係止片を有する硬質の樹脂性ロッ
ク部材とを嵌合して成るグロメットにおいて、前記支持
壁の前記内周縁と内周リップとの間で、前記係止片とパ
ネルとに干渉しない位置に係合突起を立設したグロメッ
トを基本とする(請求項1)。前記係合突起の突出長さ
が、前記グロメット本体とロック部材との嵌合時におけ
る前記基板とパネルとの間の距離より大に設定されてい
るグロメットも有効である(請求項2)。
【0008】請求項1によれば、グロメット本体の支持
壁に形成された係合突起の配置場所が、支持壁の内周縁
と内周リップとの間であると共に、ロック部材の係止片
とパネルとに干渉しない位置であるから、グロメット本
体とロック部材との嵌合時に係合突起がグロメット本体
およびロック部材に接触しない。
【0009】請求項2によれば、グロメット本体とロッ
ク部材との嵌合時に、係合突起の突出長さの距離がロッ
ク部材の基板とパネルとの間の距離より大であるよう
に、係合突起が設定されているから、例えば、嵌合後に
グロメットに挿入固着されたワイヤハーネスに外力が作
用しても、係合突起が基板とパネルとの間に挟まれて抜
け出ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明に係る
グロメットの一実施例をを示すものである。なお、従来
例と同一構成部材には同一名称を付けて詳細な説明を省
略する。図1において、このグロメット1は、軟質のグ
ロメット本体10と硬質の樹脂性ロック部材30とから
成る。
【0011】グロメット本体10は、中空円板状の基部
11の内周縁の一方にワイヤハーネス2(図3参照)を
挿入するチューブ12を設け、基部11の外周縁の他方
に周壁13を連成し、周壁13の端部に内側へ突設する
支持壁14を設けて基部11、周壁13、及び支持壁1
4とにより嵌合凹部15(図2)を形成し、支持壁14
に内周リップ16と外周リップ17とをそれぞれ周設
し、支持壁14に四つの係合突起18を設けている。
【0012】ロック部材30は、中央に孔31aを有す
る底壁31の周縁部を湾曲させて環状壁32を設け、中
央に孔33a(図3参照)を有する基板33を環状壁3
2の端部に連成し、環状壁32の外周面に外方へ切り起
こして係止片34を複数形成し、係止片34の先端に係
止段部35を設けている。車両等のパネル40に形成さ
れたパネル孔41(図3参照)と係止段部35とが係合
することによりグロメット1がパネル孔41に嵌入され
る。なお、36は係止片34を環状壁32の内部から取
り囲むコ字状の囲い壁である。
【0013】係合突起18は支持壁14の内周縁14a
と内周リップ16との間に配置されると共に、ロック部
材30の係止片34とパネル孔41とに干渉しないよう
な場所に位置し、内周リップ16及び外周リップ17と
ほぼ同方向へ突出している。また、図3に示すように、
グロメット本体10とロック部材30との嵌合後におい
て、係合突起18の突出長さAが、ロック部材30の基
板33の壁面33bとパネル40の壁面41bとの距離
Bより大に、即ちA>Bに設定されている。
【0014】係合突起18は、図1の如くに、支持壁1
4に固着された三角形状の底壁(図示せず)と、底壁の
各辺に立設された内周側壁18a、外周側壁18b、及
び連結壁18cと、底壁に相対向する天井壁18dとか
ら成る。底壁と天井壁18dとの各三辺のうち一辺1
8′、及び低壁と外周側壁18bとが内周リップ16と
同一曲率を有する湾曲状に形成されると共に、連結壁1
8cが囲い壁36に接触しない形状に形成されている。
これにより、係合突起18が基板33と囲い壁36とに
干渉せず、従来と同様にグロメット本体10とロック部
材30とが嵌合される。
【0015】図3に示す如くに、ロック部材30の基板
33がグロメット本体10の嵌合凹部15に嵌入され、
環状壁32と支持壁14との間に係合突起18が挿入さ
れると、グロメット本体10とロック部材30とが嵌合
されてグロメット1が形成される。ワイヤハーネス2が
ロック部材30の底壁31および基板33の各孔31
a,33aと、グロメット本体10のチューブ12とに
挿入された後に、ワイヤハーネス2とチューブ12とが
テープ3で巻回される。これにより。ワイヤハーネス2
がグロメット1に固着される。そして、パネル40のパ
ネル孔41にグロメット1が挿入され、パネル孔41の
周縁41aと係止片34の係止段部35とが係合される
と、グロメット1がパネル孔41に嵌着される。
【0016】グロメット1をパネル孔41に嵌着した後
に、図4に示すように、何かの原因でワイヤハーネス2
に外力Fが作用してワイヤハーネス2が上方に引っ張ら
れても、上述したA>Bの関係があるから、係合突起1
8がパネル40の壁面とロック部材30の基板33の壁
面とに挟まれて環状壁32と支持壁14との間から抜け
出ず、丁度ストッパーとして働く。これにより、ワイヤ
ハーネス2がグロメット1から抜け出るのが防止され
る。
【0017】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、グトメ
ット本体の支持壁に形成された係合突起が、支持壁の内
周縁と内周リップとの間で、且つロック部材の係止片と
パネルとに干渉しないような位置に配置され、グロメッ
ト本体とロック部材との嵌合時にグロメット本体および
ロック部材に接触しないから、従来と同様な嵌合作業に
よってグロメット本体とロック部材とが嵌合される。こ
れにより、係合突起がグロメット本体の支持壁に形成さ
れても嵌合作業性が煩わしくならない。
【0018】また、係合突起の突出長さの距離が、グロ
メット本体とロック部材との嵌合時におけるロック部材
の基板とパネルとの間の距離より大に設定されているか
ら、例えば、嵌合後にグロメットに挿入固着されたワイ
ヤハーネスに外力が作用しても、係合突起が基板とパネ
ルとの間に挟まれて抜けない。これにより、ワイヤハー
ネスに外力が作用してもグロメット本体とロック部材と
の嵌合状態が解除されない。従って、グロメット本体と
ロック部材との嵌合作業が従来と同様に容易であると共
に、嵌合後のグロメット本体とロック部材との嵌合状態
が従来より一層確実に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの一実施例を示す全体
斜視図である。
【図2】図1におけるグロメット本体のS−S線の断面
図である。
【図3】図1のグロメットにワイヤハーネスを挿入固着
した状態を示す断面図である。
【図4】図3においてワイヤハーネスに外力が作用した
状態を示す断面図である。
【図5】従来例のグロメットを示す断面図である。
【図6】図5においてワイヤハーネスに外力が作用した
状態を示す断面図である。
【図7】他の従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 グロメット 10 グロメット本体 11 基部 13 周壁 14 支持壁 15 嵌合凹部 16 内周リップ 17 外周リップ 18 係合突起 30 ロック部材 33 基板 34 係止片 40 パネル 41 パネル孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円板状の基部の外周縁の一方に周壁
    を連設し、該周壁の端部に内側へ突設する支持壁を設け
    て内部に嵌合凹部を形成し、該支持壁に内周リップと外
    周リップとを周設する軟質のグロメット本体と、該嵌合
    凹部に嵌入する基板、及び車両等のパネルに形成された
    パネル孔に係止される係止片を有する硬質の樹脂性ロッ
    ク部材とを嵌合して成るグロメットにおいて、 前記支持壁の前記内周縁と内周リップとの間で、前記係
    止片とパネルとに干渉しない位置に係合突起を立設した
    ことを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記係合突起の突出長さが、前記グロメ
    ット本体とロック部材との嵌合時における前記基板とパ
    ネルとの間の距離より大に設定されていることを特徴と
    する請求項1記載のグロメット。
JP9053233A 1997-03-07 1997-03-07 グロメット Withdrawn JPH10255572A (ja)

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JP9053233A JPH10255572A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 グロメット

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JP9053233A JPH10255572A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 グロメット

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JP9053233A Withdrawn JPH10255572A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 グロメット

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Cited By (6)

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Legal Events

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Effective date: 20040511