JPH10254394A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH10254394A
JPH10254394A JP5793297A JP5793297A JPH10254394A JP H10254394 A JPH10254394 A JP H10254394A JP 5793297 A JP5793297 A JP 5793297A JP 5793297 A JP5793297 A JP 5793297A JP H10254394 A JPH10254394 A JP H10254394A
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JP
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JP5793297A
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Inventor
Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット方式による画像が形成された
画像表記手段を用いても、長期的な使用に耐え得るディ
スプレイ装置を提供する。 【解決手段】 画像形成可能な光透過性の画像表示手段
7と、この画像表示手段7に向かって光を照射する灯光手
段3と、この灯光手段3にて発生する紫外線の前記画像表
示手段への到達を阻止する紫外線遮蔽手段6とを有する
ディスプレイ装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の照射により画
像表示効果を高める光透過性のフィルムを備えたディス
プレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光源を用いて文字や画像(以
下、文字や画像を総称して単に「画像」ということもあ
る)の表示効果を高める種々の方法が各種分野において
広く用いられている。この中の一つに、光透過性のフィ
ルム等の画像表示手段とこの画像表示手段の後ろ側に配
置した灯光手段とを備えたディスプレイ装置がある。こ
のディスプレイ装置は、画像を適宜光量にて発光させる
ことから、文字のみならず図柄模様や絵画などの画像に
おいて特に効果的であり、カラー画像を浮き上がらせる
効果は極めて顕著である。したがって、例えば、看板や
イルミネーション、さらには装飾品などに用いて極めて
有用なものである。
【0003】一方、文字や画像を記録する手段として、
従来より種々の機器や装置が開発され実用化されてきて
いる。その中で、近年特に技術進歩の顕著なものとし
て、インクジェット方式の画像記録装置を用いた画像形
成を挙げることができる。このインクジェット方式によ
る画像記録は、近年においては、画像記録装置の改良な
らびに記録媒体の改良が進んだ結果、非常に高品質な画
像が得られるようになってきている。
【0004】そして、このインクジェット方式による画
像記録は、インクを用いる直接記録であるため可視化に
複雑な処理を必要とすることなく、インクが必要部分に
だけ付着されるのでインクの使用効率が高く、用紙とし
ては広範囲な媒体に適用できしかも自然感がある画像が
得られ、さらに、カラーインクを用いてインク滴の重ね
合わせが可能で容易に高品位なカラー画像(印写)が可能
である。
【0005】このような状況下において、インクジェッ
ト方式により形成される画像を、前掲のディスプレイ装
置の画像表示手段(フィルムなど)上に形成することに
より、色々な種類の画像を極めて容易に作成することが
できる。したがって、このディスプレイ装置は、業務用
ならびに家庭用としその付加価値が高められるととも
に、その需要を拡大することができると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、インクジェット方式の画像形成に用いるインク組成
物は、耐光性が比較的低く、光の照射、長期的な使用に
よって、変色・退色等が発生する問題を抱えている。し
たがって、インクジェット方式による画像を、ディスプ
レイ装置の画像表示手段に適用したとしても、長期的な
使用に耐えることができないという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
であり、インクジェット方式による画像をディスプレイ
装置の画像表記手段に適用しても、長期的な使用に耐え
ることができるディスプレイ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスプレ
イ装置は、画像形成可能な光透過性の画像表示手段を装
着可能な表示部と、該表示部に向かって光を照射する灯
光手段と、該灯光手段にて発生する紫外線の前記表示部
への到達を阻止する紫外線遮蔽手段とを有することを特
徴とし(請求項1)、これによって前記目的を達成するこ
とができる。
【0009】また、本発明は、ディスプレイ装置におい
て、 ・前記表示部は、前記画像表示手段をその平面方向に沿
って挿入可能な開口が設けられたこと(請求項2)、 ・前記表示部は、前記挿入方向に沿って前記画像表示手
段を支持する光透過性の支持手段が設けられたこと(請
求項3)、 ・前記画像表示手段が表面層および該表面層の内側のイ
ンク受容層を有する光透過性のフィルム状部材からな
り、前記灯光手段が前記インク受容層側から前記紫外線
遮蔽手段を介して前記画像表示手段を照射するように構
成されたこと(請求項4)、 ・前記表面層が紫外線遮蔽機能を有する前記画像表示手
段を備えること(請求項5)、 ・前記画像表示手段と前記紫外線遮蔽手段とが一体に構
成されたこと(請求項6)、 ・前記画像表示手段が光拡散性を有すること(請求項
7)、 ・前記紫外線遮蔽手段が光拡散性を有すること(請求項
8)、 ・前記画像表示手段がインクジェト記録により出力され
たものであること(請求項9)、を特徴とする。
【0010】本発明に係るディスプレイ装置によれば、
画像の形成可能な光透過性の画像表示手段を装着可能な
表示部と、該表示部に向かって光を照射する灯光手段
と、該灯光手段にて発生する紫外線の前記画像表示手段
への到達を阻止する紫外線遮蔽手段とを有することで、
灯光手段からの紫外線が画像表示手段上の画像(画像表
示のために用いられている物質)の劣化を防止すること
ができる。
【0011】本発明に係るディスプレイ装置によれば、
前記表示部に、前記画像表示手段を該画像表示手段の平
面方向に沿って挿入可能な開口を設けた構成、並びに、
前記挿入方向に沿って前記画像表示手段を支持する光透
過性の支持手段を設けた構成により、該画像表示手段の
ディスプレイ装置に対する着脱が容易になる。
【0012】また、本発明によれば、前記画像表示手段
が表面層および該表面層の内側のインク受容層を有する
光透過性のフィルム状部材からなり、前記灯光手段が前
記インク受容層側から前記紫外線遮蔽手段を介して前記
画像表示手段を照射するように構成されているので、灯
光手段からの紫外線によるインクの劣化を防止できると
ともに、前記表面層によりインク受容層の保護ができ
る。また、前記表面層が紫外線遮蔽機能を有する場合
は、外部からの紫外線もカットすることができる。
【0013】さらに、前記画像表示手段と前記紫外線遮
蔽手段とが一体的に構成されていることにより、画像形
成物質に対する紫外線遮蔽機能を高めることができ、デ
ィスプレイ装置の構造の複雑化を回避できる。
【0014】また、前記画像表示手段や前記紫外線遮蔽
手段が光拡散性を有することによって、前記灯光手段か
らの光が適宜拡散され、画像表示手段の明るさのムラを
防止し、画像表示手段全面の画像表示機能を良好且つ十
分に発揮することができる。
【0015】更にまた、前記画像表示手段がインクジェ
ト記録により出力されたものであることにより、高画質
の画像でしかも多種類の画像が極めて容易に得られると
ともに、長期的な使用に耐え得る画像を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明の一実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る
ディスプレイ装置の外観斜視図であり、図2は、図1に
示すA−A断面に沿った部分の断面図である。
【0017】本発明に係るディスプレイ装置1は、図1
に示すように、ケーシング2の一側面に画像表示手段7
を装着可能な表示部15を備えた構成することができ
る。そして、ディスプレイ装置1は、図2に示すよう
に、画像の形成可能な光透過性の素材からなる画像表示
手段7を装着した表示部15と、該表示部15(画像表
示手段7)に向かって光を照射して、画像の表示を際立
たせる機能を有する灯光手段3と、この灯光手段3にて
発生する紫外線が前記画像表示手段7に到達しないよう
にする紫外線遮蔽手段6とを有する構成である。
【0018】画像表示手段7は、透明基材からなる表面
層4および該表面層4の内側(裏面側)のインク受容層5
(図2においては単層として図示したが複層構造でもよ
い)を有する光透過性のフィルム状部材からなる。この
画像表示手段7は、磨りガラス等から構成される光拡散
手段8の上に載置するとともに、画像表示手段7の外周
縁部分を適宜抑えることのできる押え枠9によって、所
定の位置にしっかりと固定することができる。なお、押
さ枠9の構造については、特に限定するものではなく、
周知の構造を適宜採用することができるものである。
【0019】また、光拡散手段8から一定の距離をあけ
て灯光手段3寄りの位置には、平板状の紫外線遮蔽手段
6が配置されている。このように、灯光手段3はインク
受容層側から紫外線遮蔽手段6を介して画像表示手段7
を照射するように構成されていることで、灯光手段3か
らの紫外線によるインク受容層5内のインクの劣化が防
止できる。また、前記表面層4によりインク受容層5が
外部から保護される。更にまた、表面層4に紫外線遮蔽
層(図示せず)を設ける等して、該表面層4が紫外線遮蔽
機能を有するように構成することもできる。この構成に
よれば、何れの方向から照射された紫外線に対しても保
護機能を発揮することができる。
【0020】灯光手段3は、光源3aおよび反射板3b等
から構成することができ、光源3aとしては、例えば白
熱電球、ハロゲンランプ、蛍光ランプ、HIDランプ(H
IGHINTENSITY DISCHARGE LANP)を使用することができ、
色温度3000K以上、好ましくは4000K以上、照
度500ルクス以上、好ましくは1000ルクス以上の
光源中でも蛍光ランプが好ましく、蛍光ランプそのもの
を紫外線遮蔽処理することもできる。また、光源3aは
一つに限らず複数配置してもよい。
【0021】インク受容層5としては、インクを吸収あ
るいは保持することができるものであれば良く、単層,
複数層のいずれの構成であってもよい。
【0022】表面層4には、透明な合成樹脂製フィルム
を使用することができる。この表面層4があることによ
り、該表面層4側からインク画像を観察することとなる
ので、表面層4の光沢ならびに平滑さによって、観察さ
れる画像は、高級感のある付加価値の高い画像となる。
表面層4に使用する合成樹脂製フィルムの材質として
は、ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアミド,ポリ
エステルアミド,ポリエーテル,ポリイミド,ポリアミ
ドイミド,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ-ρ-
フェニレンスルフィド,ポリエーテルエステル,ポリ塩
化ビニル,ポリ(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
また、これらの共重合体やブレンド物、さらには、架橋
したものを用いることもできる。
【0023】また、ポリエステルフィルムとして、公知
の方法で表面処理を施したフイルム、例えば、コロナ放
電処理(空気中,窒素中,炭酸ガス中など)や、易接着処
理が施されたフィルムを使用する場合、あるいは、一軸
または二軸延伸後のフィルムに後記する各種接着剤を塗
布したフィルムを使用する場合、インク受容層との密着
性,耐水性,耐溶剤性などが改良されるので、より好ま
しい。
【0024】なお、易接着処理は、公知の各種の方法を
用いることができ、フィルム製造工程中でアクリル系,
ウレタン系,ポリエステル系などの各種接着剤を塗布し
たものなどが好適に用いることができる。表面層4の厚
さは、プリンターの搬送性などを考慮すると、一般的に
は70〜200μm程度が好ましい。
【0025】本発明に係るディスプレイ装置1の紫外線
遮蔽手段6は、例えばユビナール(Uvinul)(B
ASF社製)、サイアソープ(白石カルシウム社製)、
トミソープ(吉富製薬社製)、ASL(湘南化学工業社
製)等のベンゾフェノン系化合物を含んでなる紫外線吸
収剤、チヌビン(Tinuvin)(チバガイギー社
製)、バイオソープ(共同薬品社製)、JF(城北化学
社製)等のベンゾトリアゾール系化合物を含んでなる紫
外線吸収剤、スミソープ(住友化学社製)、シーソープ
(シプロ化成社製)、OPS(イーストマンケミカル社
製)等のサルチル酸系化合物を含んでなる紫外線吸収剤
の少なくとも1種以上を含有させて形成されてよい。
【0026】また、この紫外線遮蔽手段6は、透明基材
上に層状に形成することができ、結着剤(バインダー)
とともにコーティングによって形成されてよく、また予
めフィルム状に形成された層を透明基材上に積層するこ
とで形成されてもよい。その厚さは、紫外線の遮断特
性、記録媒体の全体の厚さなどを考慮して適宜決定され
てよいが、一般的には1〜100μm程度が好ましい。
紫外線遮蔽手段6において、遮蔽の対象となる紫外線の
波長は、280〜400nmである。また、この紫外線遮
蔽手段6は、紫外線を吸収するもの、或いは紫外線を反
射するもの何れであってもよい。
【0027】紫外線遮蔽手段6は、図示のように平板形
状でなく、光源3aを取り囲むような半円形状、さらに
は光源自体を取り囲むような構成であってもよい。紫外
線遮蔽手段6が光拡散性も有する二機能兼用タイプであ
る場合には、光拡散手段8を配置する必要がなくなる。
【0028】更に、インク受容層5は光拡散性を有して
も良く、また、インクと親和性の高い物質から構成する
ことが好ましく、例えば水溶性インクである場合、水溶
性樹脂から構成される。好ましい水溶性樹脂としては、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニルアセタール、
ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース等
が挙げられる。その厚さは、例えば5〜15μm程度が
好ましい。
【0029】(第2の実施形態)また、上記第1の実施
形態においては、画像表示手段7と紫外線遮蔽手段6と
が一定の距離だけ離れた構成であるが、本発明に係るデ
ィスプレイ装置においては、画像表示手段と紫外線遮蔽
手段とが図3に示すように一体に構成されている構造で
あってもよい。
【0030】図3において、画像表示手段7Aは、透明
基材からなる表面層4および該表面層4の内側(裏面側)
のインク受容層5を有する光透過性のフィルム状部材か
らなる。また、インク受容層5の裏側(灯光手段側)に
は、該インク受容層5を覆うように紫外線遮蔽手段であ
る紫外線遮蔽層6Aが配置されている。図示しない灯光
手段(図2参照)はインク受容層側から紫外線遮蔽層6A
を介して画像表示手段7Aを照射するように構成されて
いることで、灯光手段からの紫外線によるインク受容層
5内のインクの劣化が防止できる。
【0031】また、表面層4が紫外線遮蔽機能を有する
ように構成することもでき、この両面紫外線遮蔽機能を
有する構成によれば、何れの方向から照射された紫外線
に対しても保護機能を発揮することができ、画像表示手
段7Aを記録媒体の単体として取り扱う際にも好都合で
ある。
【0032】前記第1の実施形態においては、光拡散手
段8は、画像表示手段7を載置する部材を利用したが、
本発明に係るディスプレイ装置においては、画像表示手
段7Aに光拡散機能を持たせることができる。この光拡
散機能を有する部位としては、インク受容層5もしくは
インク受容層5よりも灯光手段寄りの紫外線遮蔽層6
A、さらには紫外線遮蔽層6Aとは別に光拡散層を設け
ることができる。
【0033】また、光拡散層としては、例えばシリカ、
炭酸カルシウム、珪酸カルシウム等と、結着剤と、蛍光
染料等を含有させることにより、その機能を発揮するこ
とができる。例えば、図3に示す紫外線遮蔽層6Aに光
拡散機能を持たせる構成とする場合、その厚さは、イン
ク吸収性、この層の光散乱特性などを考慮すると、一般
的には5〜30μm程度が好ましい。さらに、画像表示
手段7Aは、紫外線遮蔽層6A上に更に保護層などの層
が設けられてもよい。
【0034】(第3の実施形態)図4は、本発明に係る
ディスプレイ装置の第3の実施形態の外観斜視図であ
り、図5は、図4に示すA−A断面に沿った部分の断面
図である。なお、図4および図5において、第1の実施
形態と同じ構成要素については同じ符号を付して説明を
適宜省略する。
【0035】本実施形態におけるディスプレイ装置20
の基本的な構成は、第1の実施形態と同様であるが、前
述の実施形態と相違する点は、表示部15の構成が大き
く相違する。すなわち、図4および図5に示すように、
表示部15には、ケーシング2の側面(上面)に画像表示
手段7を挿入可能な開口10が形成されている。したが
って、表示部15に、画像表示手段7を該画像表示手段
7の平面方向(矢印B方向)に沿って挿入可能となる。な
お、開口10の形成位置は、図4においてはケーシング
2の上面としたが、側面側あるいは底面側に形成しても
よい。
【0036】また、開口10に対応した位置には、画像
表示手段7の挿入方向(矢印B方向)に沿った支持手段1
1が設けられている。この支持手段11は、画像表示手
段7を挿入するときに、該画像表示手段7の裏面に接触
して挿入操作を容易にする機能並びに画像表示手段7を
最終的に保持する機能を有している。
【0037】支持手段11は、当然のことながら、光透
過性の素材にて構成されており、前述の第1の実施形態
における拡散手段8と同様な構成でもよいが、本実施形
態においては、図5に示すように、光拡散層8Aと紫外
線遮蔽層6Aとが一体構造となっている。なお、図示に
おいては、開口10を開閉する蓋を設けていないが、適
当な開閉蓋を設ける構造を採用することもできる。
【0038】このような構造のディスプレイ装置20に
よれば、開口10を介して、画像表示手段7を該画像表
示手段の平面方向に沿って極めて容易に着脱することが
できる。
【0039】上記第1および第3の実施形態において
は、灯光手段3の配置は、図2および図5に示すよう
に、画像を見る方向に対して後方となるバックライト方
式の構造としたが、本発明に係るディスプレイ装置はこ
の構成に限るものではなく、例えば、画像に対して横の
配置形態(サイドライト方式)、画像の前方側の配置形態
(フロントライト方式)であっても、また、これらの方式
を選択的に使用できるように複数の灯光手段を配置した
形態であってもよい。要は、本発明においては、灯光手
段と画像表示手段と間に紫外線遮蔽手段(紫外線遮蔽層)
が介在する構成であれば、種々の形態を採用できるもの
である。
【0040】図1および図2並びに図4および図5に示
した第1の実施形態並びに第3の実施形態においては、
ケーシング2を箱形状の構造としたが、本発明に係るデ
ィスプレイ装置においては、このような形態に限るもの
ではなく、例えば、図示のケーシングに対応する部分が
建造物等の壁面の凹み等であってもよく、その他種々の
形態を採用することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したように、画像形
成可能な光透過性の画像表示手段を装着可能な表示部
と、該表示部に向かって光りを照射する灯光手段と、該
灯光手段にて発生する紫外線の前記画像表示手段への到
達を阻止する紫外線遮蔽手段とを有するように構成され
ているので、灯光手段からの紫外線によって画像表示手
段に形成された画像(画像表示のために用いられている
物質)の劣化を防止することができ、長期使用を可能す
る効果を奏する。
【0042】また、本発明によれば、画像表示手段が表
面層および該表面層の裏面側のインク受容層を有するフ
ィルム状部材からなり、灯光手段がインク受容層側から
紫外線遮蔽手段を介して前記画像表示手段を照射する構
成であることにより、灯光手段からの紫外線によるイン
クの劣化を防止できるとともに、前記表面層によりイン
ク受容層を保護することができる。さらに、表面層が紫
外線遮蔽機能を備えている場合は、外部からの紫外線を
もカットすることができる。さらに、本発明において
は、画像表示手段と紫外線遮蔽手段とが一体に構成され
ていることにより、画像形成物質に対する紫外線遮蔽機
能を高めることができるだけでなく、ディスプレイ装置
の構造を簡略化できる効果を奏することができる。
【0043】また、本発明に係るディスプレイ装置は、
表示部に、画像表示手段を該画像表示手段の平面方向に
沿って挿入可能な開口を設けた構成、並びに、挿入方向
に沿って前記画像表示手段を支持する光透過性の支持手
段を設けた構成であるので、画像表示手段の着脱を容易
に行うことができる。
【0044】また、画像表示手段や紫外線遮蔽手段が光
拡散性を有することによって、灯光手段からの光が適宜
拡散され、画像表示手段の明るさのムラを防止し、画像
表示手段全面の画像表示機能を良好且つ十分に発揮でき
るディスプレイ装置を提供することができる。更にま
た、本発明に係るディスプレイ装置によれば、画像表示
手段がインクジェト記録により出力されたものであるこ
とにより、多種類の画像が、高画質でしかも迅速に極め
て容易に得られるとともに、該画像が長期的な使用に耐
え得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイ装置の一実施形態
(第1の実施形態)を示す斜視図である。
【図2】図1に示すA−A断面に沿った部分の断面図で
ある。
【図3】本発明に係るディスプレイ装置の他の実施形態
(第2の実施形態)を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るディスプレイ装置の他の実施形態
(第3の実施形態)を示す斜視図である。
【図5】図4に示すA−A断面に沿った部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
1,20 ディスプレイ装置 2 ケーシング 3 灯光手段 4 表面層 5 インク受容層 6 紫外線遮蔽手段 6A 紫外線遮蔽層 7,7A 画像表示手段 8 光拡散手段 8A 光拡散層 9 押え枠 10 開口 11 支持手段 15 表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成可能な光透過性の画像表示手段
    を装着可能な表示部と、該表示部に向かって光を照射す
    る灯光手段と、該灯光手段にて発生する紫外線の前記表
    示部への到達を阻止する紫外線遮蔽手段とを有するディ
    スプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部は、前記画像表示手段をその
    平面方向に沿って挿入可能な開口が設けられたことを特
    徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部は、前記挿入方向に沿って前
    記画像表示手段を支持する光透過性の支持手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスプ
    レイ装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示手段が表面層および該表面
    層の内側のインク受容層を有する光透過性のフィルム状
    部材からなり、前記灯光手段が前記インク受容層側から
    前記紫外線遮蔽手段を介して前記画像表示手段を照射す
    るように構成されたことを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記表面層が紫外線遮蔽機能を有する前
    記画像表示手段を備えることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載のディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示手段と前記紫外線遮蔽手段
    とが一体に構成されたことを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載のディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示手段が光拡散性を有するこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のディ
    スプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記紫外線遮蔽手段が光拡散性を有する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のデ
    ィスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記画像表示手段がインクジェト記録に
    より出力されたものであることを特徴とする請求項1か
    ら8のいずれかに記載のディスプレイ装置。
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