JPH10253987A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10253987A
JPH10253987A JP5622397A JP5622397A JPH10253987A JP H10253987 A JPH10253987 A JP H10253987A JP 5622397 A JP5622397 A JP 5622397A JP 5622397 A JP5622397 A JP 5622397A JP H10253987 A JPH10253987 A JP H10253987A
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JP
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pixel electrode
data
liquid crystal
crystal display
display device
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Application number
JP5622397A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素数増や大画面化にともなう画素電圧充電
不足を解消し、良好で均一な表示が得られるようにす
る。 【解決手段】 画素電極2の1つの列に対し複数のデー
タ線41〜m,51〜mを形成する、あるいは画素電極2群
を複数に区分けして、それぞれ別のデータ駆動回路
(8,9)(32,33)に接続し、さらに、ゲート駆
動回路7,28,29により数行の画素電極2を同時に
書込状態にすることにより、画素電極2へのデータ信号
の書込時間を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や文字情報の
表示を行う液晶表示装置、特に、アクティブマトリクス
型の液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
は、薄型軽量という液晶表示装置の特徴に加えて、コン
トラストや応答速度などの表示性能に優れ、パーソナル
コンピュータやテレビなどの表示ディスプレイとして広
く用いられている。
【0003】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装
置は、例えば電子ディスプレイデバイス(オーム社)の
60〜62ページに示されるようなものである。図11
はその平面図であり、アレイ基板50上に、画素電極5
1,…がマトリクス状に整列配列され、それぞれの画素
電極51,…には薄膜トランジスタ(;Thin Film Tran
sistor、以下、TFTと称す)52が接続されている。
TFT52は各画素電極51に対するスイッチング素子
として動作している。531〜nはゲート線である。54
1〜nはデータ線であって画素電極51にデータ信号(信
号電圧)を伝達している。56はゲート駆動回路、57
はデータ駆動回路であり、それぞれゲート線531〜n
データ線541〜nとにゲート信号やデータ信号となる所
定の信号電圧を供給している。液晶表示装置は、このよ
うにして供給されるゲート信号やデータ信号によって駆
動制御されており、図には、液晶表示装置の左上の4行
4列の部分が示されている。
【0004】図12は、上記の液晶表示装置のA−A’
線断面図である。図において、アレイ基板50の上に画
素電極51とTFT52が形成されている。61は対向
基板であり、この上に対向電極63が形成されている。
両基板50,61間には液晶69が挟持されており、画
素電極51と対向電極63との間にかかる電圧によりそ
の配列状態が制御されて表示が行われる。
【0005】TFT52は、ゲート電極64、絶縁膜6
5、半導体層66、ソース電極67、およびドレイン電
極68で構成されている。ゲート電極64はゲート線5
1〜nに、ソース電極67はデータ線541〜nに、ドレ
イン電極68は画素電極51,…にそれぞれ接続されて
いる。半導体層66にはアモルファス・シリコンや多結
晶シリコンが用いられる。ゲート線531〜nを通じてゲ
ート電極64にパルス状のゲート信号が印加されると、
半導体層66にチャネルが形成されて、ソース電極67
とドレイン電極68とが導通状態となり、データ線54
1〜nの電圧(データ信号)が画素電極51,…に充電さ
れる。ゲート信号の印加が終了してゲート電極64の電
位が非走査レベルになると、このライン(TFT52は
アレイ状に整列配置されている;図16参照)上のTF
T52,…が非導通状態(オフ状態)になり、次にゲー
ト信号が印加されるまで画素電極51の電圧は保持され
る。
【0006】図11において、ゲート線531にゲート
信号を与えて1行目の画素電極51にデータ信号を書込
んだ後、この電位を非走査レベルとして1行目の画素電
極51,…を保持状態にし、次いで、ゲート線532
ゲート信号を与えて2行目の画素電極51,…に信号電
圧を書込んだ後、この電位を非走査レベルにして2行目
の画素電極51,…を保持状態にするというように、ゲ
ート線531〜nが順次走査されていく。この結果、全部
の画素電極51,…にデータ信号が書込まれて表示が行
われる。
【0007】全画面を走査する周波数(フレーム周波
数)は、表示におけるフリッカを避けるために、通常は
60ヘルツ以上に設定される。走査線数は、コンピュー
タ用ディスプレイでは480本から1000本程度であ
る。1ゲート線531〜nあたりの選択期間(書込時間)
tは、フレーム周波数をfヘルツ、走査線数をn本とす
ると、次の式で表される。
【0008】t=1/f/n(秒) … フレーム周波数の下限は60ヘルツであるので、書込時
間の上限は走査線数によって定まり、走査線数が480
本の場合は約35マイクロ秒、走査線数が1000本の
場合は約17マイクロ秒である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置においては、画素数、特に走査
線数が増加した場合に、1ラインあたりの書込時間が減
少するため、画素電極51,…への充電が完全に行えな
くなって、液晶の動作が不完全になり、十分な表示がで
きなくなるという課題がある。
【0010】また、走査線数が増加したり、ディスプレ
イが大型化すると、表示むらが生じやすいという課題が
あった。以下、説明する。TFTアクティブマトリクス
型の液晶表示装置では、ゲート線531〜nと他の配線や
画素電極51,…との間に形成される容量と、ゲート線
531〜nの抵抗とによってCR遅延が生じる。このCR
遅延は、ゲート信号に歪みを生じさせ、これによって、
TFT導通状態となるのに必要な電圧が印加される時間
が減少してしまう。上記歪量はゲート線531〜nの給電
側と終端側とでは異なる値となるので、表示位置によっ
て実質的な書込時間に差が生じることになる。歪に比べ
て走査パルス幅が十分に広い場合は、書込時間の差があ
っても画素への充電状態には差が生じないので表示に影
響を及ぼさない。しかしながら、走査線数が増加して走
査電圧パルス幅が狭くなったり、ディスプレイが大型化
して抵抗や容量が増加してCR遅延歪が増加したりする
と、画素電極51,…に対する信号電圧の充電が不足す
るようになる。このような充電不足、すなわち、書込時
間の差は画素電極51,…への充電率の違いに直結し、
表示むらを起こす要因となる。
【0011】そこで、本発明は、画素数が増加しても表
示品位を高めることができる液晶表若干装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、液晶層の一面に整列配置された
画素電極群と、画素電極群を構成する画素電極列に沿っ
て配設されてその画素電極列の画素電極にデータ信号を
供給するデータ線と、画素電極毎に設けられて画素電極
に対するデータ信号の供給制御を行うスイッチング素子
と、画素電極群を構成する画素電極行に沿って配設され
てその画素電極行に対応する前記スイッチング素子に制
御信号を供給する制御線とを有する液晶表示装置におい
て、前記画素電極列の1列に対して複数本のデータ線を
設ける一方、前記画素電極行の1行に対して1本の制御
線を設けることに特徴を有している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、液晶層の一面に整列配置された画素電極群と、画素
電極群を構成する画素電極列に沿って配設されてその画
素電極列の画素電極にデータ信号を供給するデータ線
と、画素電極毎に設けられて画素電極に対するデータ信
号の供給制御を行うスイッチング素子と、画素電極群を
構成する画素電極行に沿って配設されてその画素電極行
に対応する前記スイッチング素子に制御信号を供給する
制御線とを有する液晶表示装置において、前記画素電極
列の1列に対して複数本のデータ線を設ける一方、前記
画素電極行の1行に対して1本の制御線を設けており、
これにより次のような作用を有する。すなわち、画素電
極行の2行またはそれ以上の行に属する画素電極に対し
て、同時にデータ信号を供給することができるので、そ
の分、各スイッチング素子に対する制御信号の信号印加
幅が広がって1つの画素電極に対するデータ信号の書込
時間が増大する。
【0014】また、画素電極へのデータ信号書込タイミ
ングを画素電極行ごとにずらすことができ、その分、信
号に忠実な画像を再現することができる。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る液晶表示装置において、前記データ線を、各画
素電極列の両側それぞれに沿って設けたことに特徴を有
しており、これにより、画素電極列の間の隙間に均等か
つ効率よくデータ線を配設することができる。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1また2に係る液晶表示装置において、前記画素電極群
の列方向両端それぞれに、データ信号生成手段を設け、
かつ、一方のデータ信号生成手段に、隣接する画素電極
行のうちの一方にデータ信号を供給するデータ線を接続
し、他方のデータ信号生成手段に、隣接するデータ電極
行のうちの他方にデータ信号を供給するデータ線を接続
することに特徴を有しており、これにより次のような作
用を有する。すなわち、各データ線にデータ信号を効率
よく供給することができるようになる。また、データ線
を、回り道させることなく、最短距離でデータ信号生成
手段に接続することができる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に係る液晶表示装置において、前記一方のデータ信号
生成手段に、奇数行の画素電極行と偶数行の画素電極行
とのうちの一方にデータ信号を供給するデータ線を接続
し、前記他方のデータ信号生成手段に、奇数行の画素電
極行と偶数行の画素電極行とのうちの他方にデータ信号
を供給するデータ線を接続することに特徴を有してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、各
データ線にデータ信号を一層効率よく供給することがで
きるようになる。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1または2に係る液晶表示装置において、前記画素電極
群の列方向一端にデータ信号生成手段を設け、かつ、隣
接する画素電極行のうちの一方に供給するデータ信号
と、他方に供給するデータ信号とを分離するデータ信号
分離手段を備えることに特徴を有しており、これにより
次のような作用を有する。すなわち、データ信号生成手
段が一つでよくなり、その分、液晶表示装置の構成が簡
単になる。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1または2に係る液晶表示装置において、前記画素電極
群を平面的に複数の領域に区分けし、区分けした各画素
電極領域毎にデータ信号生成手段を設けるとともに、こ
れらデータ信号生成手段を、各画素電極領域にデータ信
号を供給するデータ線群に接続することに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
1つの画素電極に対する信号電圧の書込時間がさらに増
大する。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に係る液晶表示装置において、前記画素電極群を画素
電極行に沿って平面的に2つの領域に区分けする一方、
前記画素電極群の列方向両端それぞれに前記データ信号
生成手段を設け、区分けした一方の画素電極領域にデー
タ信号を供給するデータ線群に、この画素電極領域に近
接する側のデータ信号生成手段を接続し、区分けした他
方の画素電極領域にデータ信号を供給するデータ線群
に、この画素電極部領域に近接する側のデータ駆動回路
を接続することに特徴を有しており、これにより次のよ
うな作用を有する。すなわち、1つの画素電極に対する
信号電圧の書込時間がさらに増大する。また、データ線
を、回り道させることなく、最短距離でデータ信号生成
手段に接続することができる。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1ないし7のいずれかに係る液晶表示装置において、制
御線に制御信号を供給する制御信号生成手段をさらに備
えており、この制御信号生成手段は、複数の制御線に同
時に制御信号を供給するものであることに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
画素電極行の2行またはそれ以上の行に属する画素電極
に対して、同時にデータ信号を供給することができるよ
うになり、その分、各スイッチング素子に対する制御信
号の信号印加幅が広がって1つの画素電極に対するデー
タ信号の書込時間が増大する。
【0022】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8に係る液晶表示装置において、前記制御信号生成手段
は、隣接する一対の画素電極列に対応する制御線に同時
に制御信号を供給するものであることに特徴を有してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、信
号に忠実な画像を液晶表示画面に再現することができ
る。
【0023】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項8または9に係る液晶表示装置において、前記制御信
号生成手段は、画素電極行の1行の走査に要する期間よ
り長くかつ画素電極行の2行の走査に要する期間より短
い期間、制御信号を制御線に供給するものであることに
特徴を有しており、これにより次のような作用を有す
る。すなわち、各スイッチング素子に対する制御信号の
信号印加幅が広がって1つの画素電極に対するデータ信
号の書込時間が増大する。
【0024】本発明の請求項11に記載の発明は、液晶
層の一面に整列配置された画素電極群と、画素電極群を
構成する画素電極列に沿って配設されてその画素電極列
の画素電極にデータ信号を供給するデータ線と、画素電
極毎に設けられて画素電極に対するデータ信号の供給制
御を行うスイッチング素子と、画素電極群を構成する画
素電極行に沿って配設されてその画素電極行に対応する
前記スイッチング素子に制御信号を供給する制御線とを
有する液晶表示装置において、前記画素電極群を平面的
に複数の領域に区分けし、区分けした各画素電極領域毎
にデータ信号生成手段を設けるとともに、これらデータ
信号生成手段を、各画素電極領域にデータ信号を供給す
るデータ線群に接続しており、これにより次のような作
用を有する。すなわち、1つの画素電極に対するデータ
信号の書込時間が増大する。
【0025】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項7または11に係る液晶表示装置において、制御線に
制御信号を供給する制御信号生成手段をさらに備えてお
り、この制御信号生成手段は、区分けされた各画素電極
領域に対応する制御線それぞれに対して、同時に制御信
号を供給するものであることに特徴を有しており、これ
により次のような作用を有する。すなわち、各スイッチ
ング素子に対する制御信号の信号印加幅が広がって1つ
の画素電極に対するデータ信号の書込時間が増大する。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を参照して説明する。
【0027】第1の実施の形態 図1に本発明の第1の実施の形態である液晶表示装置の
構成を示す。この液晶表示装置は、画素電極2と、TF
T3と、ゲート線41〜nと、データ線51〜nと、データ
線61〜nと、ゲート駆動回路7と、データ駆動回路8,
9とを有しており、これらはアレイ基板1上に形成され
ている。
【0028】画素電極2は、アレイ基板1上にアレイ状
に整列配置されている。TFT(薄膜トランジスタ:Th
in Film Transistor)は各画素電極1へのデータ信号の
入力を制御するスイッチング素子であって、画素電極1
それぞれの近傍に配置されている。ゲート線41〜nは、
各TFT2に制御信号であるゲート信号を供給する配線
であって、画素電極1の行(図中左右方向に沿った画素
電極1の配列)に沿って、画素電極2の行の間に配設さ
れている。データ線51〜m,61〜mは、各画素電極1に
データ信号を供給する配線であって、画素電極2の列
(図中上下方向に沿った画素電極2の配列)に沿って、
画素電極2の列の間に配設されている。ゲート駆動回路
7は、ゲート信号を作成してゲート線41〜nに供給する
ゲート信号作成手段であって、画素電極2の行方向一端
(図では左端)側のアレイ基板1の縁部に設けられてい
る。データ駆動回路8は、データ信号を作成してデータ
線51〜mに供給するデータ信号作成手段であって、図
中、画素電極2の列方向上端側のアレイ基板1の縁部に
設けられている。データ駆動回路9は、データ信号を作
成してデータ線61〜mに供給するデータ信号作成手段で
あって、図中、画素電極2の列方向下端側のアレイ基板
1の縁部に設けられている。
【0029】なお、図1には液晶表示画面上の左上の4
行4列の部分のみ取り出して示している。
【0030】本実施の形態においても液晶パネルの断面
は従来例と同様に図17に示すもので、対向基板10に
設けられた対向電極11とアレイ基板1上の画素電極2
との間に設けられた液晶12が、両電極11,2との間
に発生する電圧に応じて動作することで表示が行われ
る。
【0031】この液晶表示装置は、データ線51〜m,6
1〜mやTFT3の配設構造に特徴がある。以下、説明す
る。
【0032】ゲート線41〜nは従来と同様、画素電極2
の各行それぞれに対して1本ずつ、画素電極2の行間に
設けられている。これに対して、データ線51〜m,6
1〜mでは、隣接する画素電極2の列の間に2本のデータ
線51〜m,61〜mを配置している。データ線51〜mとデ
ータ線61〜mとは、画素電極2を挟んで互い違いに配設
されている。すなわち、データ線51〜mは画素電極2の
各列の図中左側に沿って配設されており、データ線6
1〜mは、画素電極2の各列の図中右側に沿って配設され
ている。そのため、隣接する画素電極2の列の間には、
一方の列の左側に配設されたデータ線51〜mと、他方の
列の右側に配設されたデータ線61〜mという、2本のデ
ータ線51〜m,61〜mが配設されている。
【0033】TFT3は、各画素電極2に対応して1つ
ずつ設けられており、画素電極2の奇数行(図中上端の
行を先頭として数えている)に対応するTFT3は、図
中、画素電極2の下端左隅に配設されている。一方、画
素電極2の偶数行(図中上端の行を先頭として数えてい
る)に対応するTFT3は、図中、画素電極2の下端右
隅に配設されている。
【0034】このように配設されたゲート線41〜n,デ
ータ線51〜m,61〜mは次のようにして各画素電極2に
接続されている。
【0035】ゲート線41〜nのうち、奇数番目に位置す
る(図中上端のゲート線を先頭のゲート線41として数
えている)ゲート配線41,43,…は、画素電極2の下
端左隅に配設されたTFT3(画素電極2の奇数行に対
応している)に接続されている。一方、ゲート線41〜n
のうち、偶数番目に位置するゲート配線42,44,…
は、画素電極2の下端右隅に配設されたTFT3(画素
電極2の偶数行に対応している)に接続されている。
【0036】データ線51〜mは、画素電極2の下端左隅
に配設されたTFT3を介して、画素電極行の奇数行
(図中、画素電極2の上端行を先頭として数えている)
を構成する画素電極2の群に接続されている。一方、ゲ
ート線61〜mは、画素電極2の下端右隅に配設されたT
FT3を介して、画素電極行の偶数行を構成する画素電
極2の群に接続されている。
【0037】以上のような構成により、2行分の画素電
極2に同時にしかも個別的に信号電圧を書き込むことが
できる。すなわち、奇数行を構成する画素電極2の群に
は信号電圧であるデータ信号SDA(データ駆動回路8で
生成される)がデータ線51〜mから供給される。一方、
偶数行を構成する画素電極2の群にはデータ信号S
DB(データ駆動回路9で生成される)がデータ線61〜m
から供給される。そして、この状態で、ゲート線4
1.3.5...およびゲート線42.4.6...からそれぞれ1本ず
つ選択された2本のゲート線4X,4Yに、同時に走査パ
ルスであるゲート信号SGを供給し、これによって画素
電極行の2行分に対応するTFT3を同時にオン状態す
る。すると、奇数行を構成する画素電極2の群にはデー
タ線51〜mからデータ信号SDAが供給され、偶数行を構
成する画素電極2の群にはデータ線61〜mからデータ信
号SDBが供給される。そのため、2行分の画素電極2の
群には同時にしかも個別的にデータ信号SDA,SDBを書
き込むことができる。
【0038】このように、この液晶表示装置では、2行
分の画素電極2の群に同時にしかも個別的にデータ信号
を書き込むことができるので、従来の液晶表示装置に比
べてゲート信号SGのパルス幅を2倍に広げることがで
き、1ライン(画素電極行)あたりの書込時間を2倍に
することができる。この結果、表示領域の全体にわたっ
て画素電極2にデータ信号SDA,SDBが十分に充電さ
れ、良好で均一な表示が得られる。
【0039】また、奇数行の画素電極2の群にデータ信
号SDAを供給するデータ駆動回路8と、偶数行の画素電
極2の群にデータ信号SDBを供給するデータ駆動回路9
とを別系統のものとすることにより、液晶表示装置の駆
動信号(データ信号SDA,SDB、ゲート信号SG)の処
理が容易になっている。また、データ線をデータ線5
1〜m,61〜mという二つのグループに分割し、それぞれ
にデータ駆動回路8,9を設けて、さらに、これらデー
タ駆動回路8,9を画素電極列の両端それぞれに対向し
て配置しているので、データ線51〜m,61〜mの引出し
ピッチを比較的広くとることができ、その分、配線設計
や外部回路との接続が容易になる。
【0040】図2は、本実施の形態の液晶表示装置にお
ける信号処理のブロック図である。まず、外部の信号源
から入力された入力信号SINはコントロール信号SC
データ信号Sdに分離される。コントロール信号SCはコ
ントローラ13に送られる。コントローラ13は、入力
されるコントロール信号SCに基づいてデータコントロ
ール信号SCDと、ゲートコントロール信号SCGとを作り
出し、データコントロール信号SCDをデータ駆動回路
8,9に出力し、ゲートコントロール信号SCGをゲート
駆動回路7に出力する。ゲート駆動回路8,9では、入
力されるゲートコントロール信号SCGに基づいてゲート
信号(請求項における制御信号に相当する)SGを作成
して液晶表示パネル14に出力する。
【0041】一方、データ信号Sdのうち奇数行のデー
タ信号Sdaは液晶表示パネル14(アレイ基板1と対向
基板10とからなる)の上側に位置するデータ駆動回路
8に送られる。偶数行のデータ信号Sdbは液晶表示パネ
ル14の下側に位置するデータ駆動回路9に送られる。
データ駆動回路8,9では、入力されるデータ信号
da,Sdbを信号電圧からなるデータ信号SDA,SDB
変換する。さらに、データ駆動回路8,9は、コントロ
ーラ13から入力されるデータコントロール信号SCD
基づいて出力タイミングを制御しつつ、データ信号
DA,SDBを液晶パネル14に出力する。液晶パネル1
4に出力されたデータ信号SDA,SDBは、各画素電極
2,…に書き込まれ、書き込まれたデータ信号SDA,S
DBに応じて表示が行われる。
【0042】次に、この液晶表示装置の駆動方法を、図
3の駆動波形図を参照して説明する。図3において、S
G1〜SG4は1〜4本目のゲート線41〜44に供給するゲ
ート信号(走査電圧)の駆動波形であり、SGnは最終行
のゲート線4nに供給するゲート信号の駆動波形であ
る。SDA1はデータ線51に供給するデータ信号(信号電
圧)の駆動波形であり、SDB1はデータ線61に供給する
データ信号の駆動波形である。図面では記載を省略して
いるが、データ線52〜mへ供給するデータ信号S
DA(2〜m)の駆動波形は、表示内容によりそれぞれ信号レ
ベルは異なるが、データ信号SDA1と同じタイミングで
信号レベルが変化する。また、データ信号SDB(2〜m)
供給するデータ信号についても同様に、表示内容に応じ
てデータ信号SDB1と同じタイミングで信号レベルが変
化する。
【0043】Rはラッチパルスであり、tvは1垂直走
査期間の時間幅、thは1水平走査期間の時間幅、nは
表示の行数(画素電極2の行数)である。なお、データ
信号SDの電圧極性は、液晶12を交流駆動するために
フレーム毎に反転されている。
【0044】また、フリッカを避けるため時間幅tvは
1/60秒以下に設定されるのが普通である。時間幅t
hはブランキング期間bkがなければtv/nであり、ブ
ランキング期間bkがあれば時間幅tvからブランキング
期間bkを差し引いたものを表示の行数nで割った時
間、すなわち、th=(tv−bk)/nとなる。したが
って、フレーム周波数60ヘルツで表示の行数nが20
00本の液晶表示装置を駆動する場合には、ブランキン
グ期間bkなしとすると、時間幅tvは16.6ミリ秒、
時間幅thは8.3マイクロ秒となる。
【0045】以下、この液晶表示装置の駆動方法につい
て説明する。まず、垂直走査期間の最初(t=0)に、
1行目のゲート線41に供給されるゲート信号SG1がレ
ベルハイになり、1行目の画素電極2の群に接続された
TFT3の群がオン状態となる。このとき、データ線5
1〜mには、ゲート信号SG1に同期してデータ駆動回路8
からデータ信号SDA1が供給されており、データ線5
1〜mに供給されたデータ信号SDA1は、オン状態となっ
たTFT3の群を通って1行目の画素電極2の群に充電
され始める。例えば、1行目で1列目(図中上端左隅)
にある画素電極2にはデータ信号SDA1の第1期間の信
号電圧αが充電されていく。
【0046】時間幅th経過後(t=th)に、2行目の
ゲート線42に供給されるゲート信号SG2がレベルハイ
になり、2行目の画素電極2の群に接続されたTFT3
の群がオン状態となる。このとき、データ線61〜m
は、ゲート信号SG2に同期してデータ駆動回路9からデ
ータ信号SDB1が供給されており、データ線61〜mに供
給されたデータ信号SDB1は、オン状態となったTFT
3の群を通って2行目の画素電極2の群に充電され始め
る。例えば、2行目で1列目(図1中、上端左隅から一
つ下側)にある画素電極2にはデータ信号SDB1の第1
期間の信号電圧βが充電されていく。
【0047】このとき、1行目のTFT3の群に供給さ
れているゲート信号SG1は、t=thにおいてもレベル
ハイの状態を継続させており、そのために、1行目の画
素電極2の群に対する充電は継続されている。しかしな
がら、データ線51〜mは2行目の画素電極2の群には接
続されていないので、データ線51〜mに供給されたデー
タ信号SDA1は、2行目の画素電極2の群に入力される
ことはない。同様に、データ線61〜mは1行目の画素電
極2の群には接続されていないので、データ線61〜m
供給されたデータ信号SDB1は、1行目の画素電極2の
群に入力されることはない。
【0048】時間幅2×th経過後(t=2×th)にお
いて、ゲート信号SG3がレベルハイとなり3行目の画素
電極2の群へのデータ信号(図示省略)の充電が開始さ
れると同時に、ゲート信号SG1がレベルローになって1
行目の画素電極2の群に対するデータ信号SDA1の充電
が終了する。
【0049】時間幅3×th経過後(t=3×th)にお
いて、ゲート信号SG4がレベルハイとなり4行目の画素
電極2の群へのデータ信号(図示省略)の充電が開始さ
れると同時に、ゲート信号SG2がレベルローになって2
行目の画素電極2の群に対するデータ信号SDB1の充電
が終了する。
【0050】同様に、時間幅4×th経過後(t=4×
th)においては、3行目の書込が終了すると同時に5
行目への書込が開始され、時間幅5×th経過後(t=
5×th)においては、4行目の書込が終了すると同時
に6行目への書込が開始される。
【0051】このように、ゲート信号SGのパルス幅は
2×thであり、各行の画素電極2の群には、最大2×
thの書込時間でデータ信号SDを書き込むことが可能と
なる。書込時間(ゲート信号のパルス幅)を2×th以
上に延長することはできない。それは、ゲート信号SG
のパルス幅を2×th以上にすると、一方の行の画素電
極2の群に供給されるデータ信号SDが他方の行の画素
電極2の群に漏れることになるためである。したがっ
て、データ信号SDの書込時間(ゲート信号SGのパルス
幅)は時間幅th以上、2×th以下が適当となり、この
液晶表示装置1では、最長の2×thとしている。
【0052】以上のような操作を全ゲート線41〜nに対
して繰り返すことにより、すべての画素電極2に対して
書込時間を2×thでデータ信号SDを書込むことができ
る。最終行の画素電極2の群の書込タイミングについて
は、図2のゲート信号SGnとデータ信号SDB1に示すよ
うに次のフレームに時間幅thだけゲート信号SGとそれ
に対応するデータ信号SDとを食い込ませてもよいし、
ブランキング期間bkがある場合にはそれを用いてもよ
い。
【0053】以上の操作では、時間幅(i+1)×th
経過後(t=(i+1)×t)において、i行目のゲー
ト信号が立ち下がると同時に、i+2行目のゲート信号
の立ち上がりとデータ信号の電圧レベルの変化が発生す
るものとしているが、次のようにしてもよい。すなわ
ち、奇数行どうし(偶数行どうしも同様)の中で、隣り
合うゲート線(ゲート線4iとゲート線4i+2)に供給さ
れるゲート信号SGのパルスの立ち上がりと立ち下がり
とを分離する。すなわち、一方のゲート信号SGのパル
スの立ち下がりを早くし、他方のゲート信号SGのパル
スの立ち上がりを遅くする。そうすれば、各ゲート信号
Gのパルス幅はやや短くなってデータ信号書込時間は
2×thよりやや短くなるものの、i行目の画素電極2
の群と(i+2)行目の画素電極2の群におけるデータ
信号の分離が良くなり、より良好な表示を行うことがで
きる。また、ゲート信号SGのパルス変化のタイミング
よりデータ信号SDの電圧変化のタイミングをやや後ろ
側にずらしても同様にデータ信号SDの分離を良好にで
きる。このようなデータ信号SDの分離方法は、前記し
たデータ信号SDの分離方法(一方のゲート信号SGのパ
ルス立ち上がりと他方のゲート信号SGのパルス立ち下
がりとをずらす方法)と併用してもよい。
【0054】ところで、図1においてデータ線51〜m
データ線61〜mとをアレイ基板1の同一の側縁に引き出
したうえで、一つのデータ駆動回路に接続したとする
と、データ線51〜m,61〜mの引き出し順序は、左から
1,61,52,62,…の順になる。そうすると、デー
タ駆動回路は隣り合う出力端子から、それぞれ別の行に
供給するデータ信号を出力しなければならない。これに
対して、パーソナルコンピュータなどの信号源では、デ
ータ信号を各行ごとにまとめてデータ駆動回路に転送す
るようになっている。そのため、データ駆動回路では、
このような信号源からのデータ信号を、そのまま画素電
極2の群に供給することはできず、元のデータ信号配列
を入れ替え操作する必要がある。
【0055】これに対し、この液晶表示装置では、図1
のように奇数行の画素電極2の群に対応するデータ線5
1〜mにデータ信号を供給するデータ駆動回路8と、偶数
行の画素電極2の群に対応するデータ線61〜mにデータ
信号SDを供給するデータ駆動回路9とをそれぞれ個別
に設けているので、元のデータ信号配列を入れ替え操作
する必要がなく、駆動波形の信号処理が簡単なものにな
っている。以下、このことを詳細に説明する。
【0056】図4は入力信号DINのデータ部分の時間的
な並びを示すものである。入力信号DINにおいては、各
行ごとにまとまって時間幅thおきにデータ信号Sdが転
送されてくる。各行のデータ信号Sdの間は連続してい
る場合もあれば、コントロール信号SCや帰線期間のた
めに若干の間があいている場合もあるが、複数行のデー
タ信号Sdが時間的に混在することはない。各行のデー
タ信号Sdは所定の順序(通常は左から右、または右か
ら左へのドット順)に並んでいるので、上側および下側
のデータ駆動回路8,9の中でのデータ整列の順序はこ
れに合わせられている。
【0057】本実施の形態の液晶表示装置の駆動方法に
おいては、奇数行と偶数行とではゲート信号SGの立ち
上がり時間が時間幅thだけずれているので、図2のタ
イミングを用いて説明すると、奇数行のデータ信号Sda
は、t=0、2×th、4×th………までに上側のデー
タ駆動回路8に転送されていればよく、偶数行のデータ
信号Sdbはt=th、3×th、5×th………までに下
側の駆動回路9に転送されればよい。従って、図4に示
すように各行のデータ信号Sda,Sdbを奇数行と偶数行
に応じて時間幅thごとに上下のデータ駆動回路8,9
に振り分ければ、自動的にデータ信号Sdが表示内容に
対応して並ぶので、データ信号Sdの転送順序を行や画
素電極2に応じて入れ替えたり、データ信号Sdの転送
のタイミングをずらしたりする必要がなく、データ信号
dの処理が容易である。また、データ信号Sdの入れ替
えをするため、あるいはデータ信号Sdの送出のタイミ
ングを遅らせるためにデータ信号Sdを記憶するメモリ
ーが不要である。従って、パネル周辺回路の規模が小さ
くてすむようになり、液晶表示装置をコンパクトで安価
なものにできるという利点がある。
【0058】また、各行のデータ信号Sda,Sdbは時間
幅thずつの差を持って記録,処理,転送されてくる
が、この液晶表示装置の駆動方法においては各行への書
込も時間幅thずつの時間差をもって行われているの
で、2行を同時に書込状態にする駆動方法に比べて、よ
り信号に忠実な表示を行うことができる。この利点は、
動画表示においてよりよく発揮される。
【0059】また、本実施の形態の液晶表示装置および
その駆動方法によれば、隣接する画素電極行を個別に駆
動することができるので、インターレース駆動が可能に
なるという利点がある。
【0060】また、本実施の形態では、画素電極行の各
行が単独駆動時間を有するために、次のような利点もあ
る。すなわち、前段の画素電極行に供給されるゲート信
号SG(i-1)のパルス立ち下がりの影響がゲート信号SGi
のパルスに現れたとしても、画素電極行が単独駆動する
期間を有することで、十分その影響を取り除して信号レ
ベルを回復させることができる。そのため、このような
影響で表示が乱れるといった不都合は起きない。
【0061】また、本実施の形態の液晶表示装置の構造
によれば、蓄積容量を形成しやすいという利点がある。
以下、説明する。液晶表示装置においては、画素電圧の
安定化などを目的として、画素電極と前段(前の行側)
側のゲート電極との間に蓄積容量を形成することが行わ
れる。このような蓄積容量を形成する場合、本実施の形
態の構成では、各画素電極2に対して一対一に対応して
ゲート線41〜nが形成されているために、各画素電極2
の図中上側間近に前段(前の行)のゲート線41〜nが位
置している。そのため、各画素電極2と間近にある前段
のゲート線41〜nとの間に蓄積容量を形成すればよく、
構造的にみて簡単に蓄積容量を形成することができる。
この場合、蓄積容量を形成するために前段のゲート線4
1〜nに供給される電圧の供給期間は、前段のゲート線4
1〜nに供給されるゲート信号SGの供給が終了した時点
以降となる。
【0062】また、本実施の形態の液晶表示装置の構造
によれば、液晶表示装置の容量結合駆動が容易に行える
という利点がある。以下、説明する。液晶表示装置にお
いては、低消費電力化やフリッカの抑制等を目的とし
て、TFTに変調信号に付与して、画素電極に印加され
るデータ信号の電圧レベルを底上げすることが行われて
おり(例えば、特開平2−157815号参照)、この
ような駆動方法が容量結合駆動と呼ばれている。容量結
合駆動を行うためには、構造上、TFTを各画素電極に
対応して設ける必要がある。本実施の形態の構造では、
TFT3が画素電極2に対して一対一に対応して設けら
れているので、TFT3に変調信号を付与する構成を新
たに設けるだけで、容量結合駆動を行って低消費電力化
とフリッカの抑制を得ることができる。
【0063】第2の実施の形態 図5は、本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置の駆
動方法を示す駆動波形を示すものである。この実施の形
態の駆動方法は、図1および図2を参照して構成を説明
した第1の実施の形態の液晶表示装置と同一の液晶表示
装置において実施される駆動方法であって、以下の説明
では、図1,図2と同じ要素には同じ番号を付け、それ
らに付いての説明は省略する。
【0064】本実施の形態の駆動方法が、第1の実施の
形態の駆動方法(図3参照)と違うところは、ゲート線
1〜nのうち、偶数番目に位置する(図中上端のゲート
線を先頭のゲート線41として数えている)ゲート線4
2.4....に供給されるゲート信号SG2.4....の駆動波形
が、その1つ上の奇数番目に位置するゲート線4
1.3....に供給されるゲート信号SG1.3....の駆動波形
と同一となっており、隣接する2行の画素電極2の群が
同一波形のゲート信号SG2.4....,SG1.3....で走査さ
れていることである。さらには、それに伴ってデータ線
1〜mに供給されるデータ信号SDAと、データ線61〜m
に供給されるデータ信号SDBとが、同じタイミングでレ
ベル変化していることにある。
【0065】本実施の形態の駆動方法においても、各画
素電極2への書込時間は第1の実施の形態と同様に2×
thとなる。さらには、本実施の形態の駆動方法におい
ては、2行分のデータ信号Sdをデータ駆動回路8,9
に転送する転送期間が2×thとなるので、前半のth期
間には奇数行のデータ信号Sdaを上側のデータ駆動回路
8に転送し、後半のth期間には偶数行のデータ信号S
dbを下側のデータ駆動回路9に転送することができる。
例えば、3行目と4行目の走査はt=2×thに始まる
ので、0〜thの期間に3行目のデータ信号Sdaを上側
のデータ駆動回路8に転送し、続くth〜2×thの期間
に4行目のデータ信号Sdbを下側のデータ駆動回路9に
転送すれば、第1の実施の形態と同様に、データ信号S
dの転送を、データ信号Sdの順序を入替えることなく行
うことができる。
【0066】そのため、第1の実施の形態で説明したよ
うに、データ信号Sdの処理回路が複雑化することがな
く、それに付随するメモリーが不要となるので、液晶表
示装置をコンパクトで安価なものにできるという利点が
生じる。
【0067】本実施の形態の駆動方法では、例えば、1
行目と2行目は同時に書込が行われるが、2行目と3行
目の書込タイミングには2×thだけの時間差がある。
このため、各行の間の書込タイミングの差がすべてth
である第1の実施の形態の駆動方法に比べてわずかに信
号の再現性には劣るが、すべてのデータ駆動回路の出力
を同じタイミングで変化させればよいため、データ駆動
回路8,9の制御が容易になるという利点がある。
【0068】第3の実施の形態 図6は、本発明の第3の実施の形態の液晶表示装置の構
成を示す平面図であって、この液晶表示装置は、データ
線およびデータ駆動回路の構成が第1の実施の形態で説
明した液晶表示装置と異なっているものの、他の構成は
同一であるので、図6において、図1と同一ないし同様
の部分には同一の符号を付し、それらに付いての説明は
省略する。
【0069】この液晶表示装置は、単一のデータ駆動回
路22をアレイ基板1における画素電極行(図中、上下
方向の画素電極の配列)の一端側(図では上側)に配置
している。さらには、データ線51〜m,61〜mをアレイ
基板1における画素電極行の一端側(データ駆動回路1
9が配置された端部)にそれぞれ引き出している。つま
り、この液晶表示装置は、第1,第2の実施の形態にお
いて設けていた下側のデータ駆動回路9を取り除いたこ
とに特徴がある。
【0070】この構成によれば、データ線51〜m,6
1〜mの引出ピッチ(データ駆動回路19に対する接続ピ
ッチ)は第1,第2の実施の形態の液晶表示装置に比べ
て半分になるが、下側のデータ駆動回路9がない分、ア
レイ基板1の縁部(液晶パルス14の額縁部分)が小さ
くなって液晶表示装置がコンパクト化される。なお、図
6では画素電極2とデータ駆動回路19との離間間隔が
図1に比べて長くなっているが、これは単に作画上のも
のであり特に意味はない。
【0071】本実施の形態の液晶表示装置においても、
第1の実施の形態の液晶表示装置と同様、図3あるいは
図5の駆動波形を用いて2行の画素電極2の群に個別的
にデータ信号SDA,SDBを書き込むことができる。従っ
て、従来の液晶表示装置に比べて1ラインあたりの書込
時間が増加して(この例では2倍)、表示領域の全体に
わたって画素電極2にデータ信号SDA,SDBが十分に充
電され、良好で均一な表示が得られるという利点があ
る。
【0072】ところで、この実施の形態の液晶表示装置
では、単一のデータ駆動回路19によって2つの行に対
応するデータ線51〜m,61〜mが混合して接続されてい
る。そのため、この液晶表示装置を、図2や図5に示す
駆動波形で、同時に2本のゲート線4(j-1),4jがオン
状態にあるように駆動させた場合、データ駆動回路19
を通常用いられる構成にしたのでは、信号源(図示省
略)からデータ駆動回路19にデータ信号Sdを転送す
る際に、データ信号Sdの順序をあらかじめ入れ替えて
おく必要がある。しかしながら、これでは、液晶表示装
置周辺の信号処理回路の複雑化やメモリーの増大を招
く。
【0073】一方、図6に示すような液晶表示装置の構
成であっても、データ駆動回路19に次のようなデータ
信号分離手段を設ければ、第1の実施の形態で説明した
駆動方法(データ転送方法)を用いることができ、周辺
回路の複雑化やメモリーの増大を防ぐことができる。以
下、データ信号分離手段の構成について説明する。
【0074】まず、データ駆動回路19を、データ線5
1〜mにデータ信号SDAを供給するデータ供給部と、デー
タ線61〜mにデータ信号SDBを供給するデータ供給部と
に区分する。そして、これらデータ供給部に対して、信
号源から個別的にデータ信号Sdを転送するように構成
する。このような構成を具体化してものとして、図7に
そのブロック図が示されるように、奇数行用、偶数行の
2系統のデータラッチ部20a,20bを有するデータ
駆動回路19Aがある。同様に、図8にそのブロック図
が示されるように、2系統の駆動IC21A,21Bの
出力を駆動IC21A,21Bの外で入れ替えるように
構成されたデータ駆動回路19Bがある。
【0075】データ駆動回路19A,19Bが有する駆
動IC21,21A,21Bはデータラッチ部20a,
20b,22a,22bに転送されたデータ信号Sd
基づいて出力スイッチ部23,24a,24bを制御す
るように構成されている。そして、出力スイッチ部2
3,24a,24bには出力端子数に応じたスイッチが
あり、それぞれの出力端子にデータ信号Sdに応じた所
定の電圧(データ信号SD)を出力するようになってい
る。なお、図8,図9では図示していないが、駆動IC
21,21A,21Bには上記のほかに、タイミング制
御を行うラッチパルスなどのコントロール信号や、信号
電圧発生のための電源電圧などが供給されている。
【0076】データ駆動回路19Aは、1つの系列の駆
動IC21と2系統のデータラッチ部20a,20bと
単一の出力スイッチ部23とを備えている。データ駆動
回路19Aに入力されるデータ信号Sdのうち、奇数行
のデータ信号Sdaは一方(図中上側)のラッチ部20a
に、偶数行のデータ信号Sdbは他方(図中下側)のラッ
チ部20bに転送される。駆動IC213がシリアル接
続されている場合には、データ信号Sdは次の駆動IC
21に転送されるが、このときも一方(図中上側)のラ
ッチ部20aには奇数行のデータ信号Sdaが、他方(図
中下側)ラッチ部20bには偶数行のデータ信号Sdb
転送される。このようにして各ラッチ部20a,20b
に転送されたデータ信号Sda,Sdbに対応して出力スイ
ッチ部23が信号電圧(データ信号SD)を液晶パネル
14に供給する。
【0077】以上のように構成されたデータ駆動回路1
9Aには、奇数行、偶数行との2系統のデータ信号
da,Sdbが入力され、入力されたデータ信号Sda,S
dbの転送順序が駆動IC21の内部で並び替えられてい
る。すなわち、データラッチ部20a,20bから出力
スイッチ部23に出力されるデータ信号Sda,Sdbの出
力順序を、データラッチ部20a,20bと出力スイッ
チ部23とを結んでデータ駆動回路19Aの基板上に形
成される配線パターン25の配列により並べ替えてい
る。そのため、駆動IC21の出力端子は、奇数行のデ
ータ信号SDAを出力する端子と、偶数行のデータ信号S
DBを出力する端子とが交互に並ぶことになり、これらデ
ータ信号SDA,SDBは図6におけるデータ線51〜m,6
1〜mの配列順序と等しくなる。
【0078】なお、データ信号Sda,Sdbの順序の並び
替えを出力スイッチ部23の後で行うと、次のような不
都合がある。すなわち、液晶表示装置においては、配線
抵抗によってデータ信号SDA,SDBは出力電圧が低下
し、さらには、このような出力電圧低下には、ライン
(画素電極行)ごとに格差がある。出力スイッチ部23
の後でデータ信号SDA,SDBの順序の並び替えを行った
場合には、このような格差が大きくなり、これによって
表示むらが生じることがある。しかしながら、データ駆
動回路19Aでは、ラッチ部20a,20bと出力スイ
ッチ部23との間の配線パターン25の並び替えによっ
てデータ信号Sda,Sdbの転送順序を並べ替えているの
で、出力電圧低下の格差が大きくなるといった不都合は
生じない。
【0079】さらに、データ駆動回路22Aでは、次の
ようにして出力スイッチ部23を制御すれば、図3の駆
動波形で液晶パネルを駆動することができる。すなわ
ち、出力スイッチ部23を構成する各出力スイッチのう
ち、奇数行のデータ信号Sdaが供給される出力スイッチ
を、図3におけるデータ信号SDA1と同様のタイミング
で制御する一方、偶数行のデータ信号Sdbが供給される
出力スイッチを、図3におけるデータ信号SDB1と同様
のタイミングで制御する。そうすれば、データ駆動回路
19Aを用いて、図3の駆動波形で液晶パネルを駆動す
ることが可能となる。
【0080】また、データ駆動回路19Aでは、奇数行
のデータ信号Sdaと偶数行のデータ信号Sdbとがそれぞ
れ別の系列でデータ駆動回路19Aに転送されるので、
奇数行のデータ信号Sdaはt=0、2×th、4×th,
…までにデータラッチ部20aに転送されればよい。一
方、偶数行のデータ信号Sdbはt=th、3×th、5×
th、…までにデータラッチ部20bに転送されればよ
い。そのため、第1の実施の形態で説明したのと同様
に、時間幅thごとにデータ信号Sdを2つの系列
(Sda,Sdb)に振り分けてデータラッチ部20a,2
0bに転送すれば、データ順序の入れ替えが不要にな
る。これにより、液晶パネル14周辺回路における信号
処理部やメモリーの規模が小さくなり、液晶表示装置を
コンパクトで安価なものにできる。
【0081】一方、データ駆動回路19Bは、データ駆
動回路19Bに設ける駆動ICを2つの系列に分け、一
方の系列の駆動IC21Aのデータラッチ部22aには
奇数行のデータ信号Sdaを、他方の系列の駆動IC21
Bのデータラッチ部22bには偶数行のデータ信号Sdb
を転送している。そして、駆動IC21A,21Bの各
出力スイッチ部24a,24bから液晶パルス14に出
力されるデータ信号SDA,SDBの出力順序を、駆動IC
21A,21Bと液晶パネル14とを結んでデータ駆動
回路19Bの基板上に形成される配線パターン26の配
列により並べ替えている。
【0082】データ駆動回路19Bでは、駆動IC21
Aから出力される奇数行のデータ信号SDAを図3におけ
るデータ信号SDA1と同様のタイミングで制御し、駆動
IC21Bから出力される偶数行のデータ信号SDBを図
3におけるデータ信号SDB1と同様のタイミングで制御
すれば、図3の駆動波形を用いて駆動を行うことができ
る。
【0083】また、データ駆動回路19Bでは、奇数行
と偶数行のデータ信号Sda,Sdbがそれぞれ別の系列で
データ駆動回路19Bに転送されるので、奇数行のデー
タ信号Sdaはt=0、2×th、4×th,…までにデー
タラッチ部22aに転送されればよい。一方、偶数行の
データ信号Sdbはt=th、3×th、5×th、…まで
にデータラッチ部22bに転送されればよい。そのた
め、第1の実施の形態で説明したのと同様に、時間幅t
hごとにデータ信号Sdを2つの系列(Sda,Sdb)に振
り分けてデータラッチ部22a,22bに転送すれば、
データ順序の入れ替えが不要になる。これにより、液晶
パネル14の周辺回路における信号処理部やメモリーの
規模が小さくなり、液晶表示装置をコンパクトで安価な
ものにできる。
【0084】ところで、上述した説明では、図3の駆動
波形(第1の実施の形態の駆動方法)を例にとって、図
7および図8のデータ駆動回路19A,19Bの有効性
について述べた。しかしながら、データ駆動回路19
A,19Bはともに、図5の駆動波形(第2の実施の形
態の駆動方法)に対しても有効である。この場合も、時
間幅thごとにデータを2つの系列に振り分けて転送す
ればデータ転送順序の入れ替えが不要になって、液晶パ
ネル14の周辺回路における信号処理部やメモリーの規
模が小さくなり、液晶表示装置をコンパクトで安価なも
のにできるという、上記の説明と同様の効果を得ること
ができる。
【0085】次に、本実施の形態において、図3、図5
の駆動波形を用いた場合を説明する。図3の駆動波形を
用いた第1の実施の形態の液晶表示装置では、データ駆
動回路8,9の間でデータ信号SDA,SDBの電圧レベル
変化のタイミングを時間幅thだけずらせばよい。これ
に対して、図7のデータ駆動回路19Aを有する液晶表
示装置において、図3の駆動波形を用いた場合には、駆
動IC21の出力の1本おきに、データ信号SDA,SDB
の電圧レベル変化のタイミングを時間幅thだけずらす
必要がある。また、図8のデータ駆動回路19Bを有す
る液晶表示装置において、図3の駆動波形を用いた場合
には、駆動IC21A,21Bごとに、データ信号
DA,SDBの電圧レベル変化のタイミングを時間幅th
だけずらす必要がある。
【0086】一方、図5の駆動波形を用いた第2の実施
の形態の液晶表示装置には、データ信号SDA,SDBの出
力信号電圧レベルが同一タイミングで変化するように、
データ駆動回路8,9(奇数行用と偶数行用とにそれぞ
れ設けている)の出力制御を行えばよく、そのために、
信号制御が容易になるという利点がある。これに対し
て、駆動波形に伴うタイミング処理が複雑化している
(図7,図8の説明を参照)本実施の形態の液晶表示装
置において図5の駆動波形を用いれば、信号制御が容易
となるという図5の駆動波形の利点は、さらに有効なも
のとなる。
【0087】第4の実施の形態 図9に、本発明の第4の実施の形態の液晶表示装置の構
成を示す。図9において、図1と同一または同様の部分
には図1と同様の符号を付しており、それらについての
説明は省略する。
【0088】本実施の形態の液晶表示装置は、アレイ基
板1を図中上下の半面ずつに区分けし、基板上側部1A
に位置する画素電極2の群に、これら画素電極2の群に
対応するデータ信号SDCを供給する上側のデータ駆動回
路32と、基板下側部1Bに位置する画素電極2の群
に、これら画素電極2の群に対応するデータ信号SDD
供給する下側のデータ駆動回路33とを備えている。
【0089】ゲート線341〜nは、画素電極2の各行そ
れぞれに対して1本ずつ、画素電極2の行間に設けられ
ている。一方、データ線は、基板上側部1Aに配設され
たデータ線351〜nと、基板下側部に配設されたデータ
線361〜nとから構成されている。これらデータ線35
1〜n,361〜nは、画素電極2の各列それぞれに対して
1本ずつ、画素電極2の列間に設けられているものの、
画素電極2の各列に配設されたデータ線どうし(3
1,361など)は、互いに接続されていない。
【0090】TFT3は、図中、画素電極2の下端左隅
に各画素電極2に対応して1つずつ設けられており、画
素電極2、ゲート線341〜n,データ線351〜mないし
データ線361〜mに接続されている。
【0091】ゲート線341〜nは基板上側部1Aに位置
する画素電極2の群に対応するゲート線群341〜iと、
基板下側部1Bに位置する画素電極2の群に対応するゲ
ート線群34(i+1)〜mとに分けられている。それぞれの
ゲート線群341〜i,34(i+1)〜mから1本ずつ選択さ
れたゲート線34X,34Yにゲート信号SGX,SGYを印
加すると、基板上側部1Aに位置する画素電極2には上
側のデータ駆動回路32からデータ線351〜nを介して
データ信号SDCが供給される。また、基板下側部1Bに
位置する画素電極2には下側のデータ駆動回路33から
データ線361〜nを介してデータ信号SDDが個別的に書
き込まれる。そのため、2本のゲート線34X,34Y
つながる画素電極2,2に同時にデータ信号SDC,SDD
を書込むことができる。この結果、従来の液晶表示装置
に比べて書込時間を2倍にすることができ、表示領域の
全体にわたって画素電極2にデータ信号SDC,SDDを十
分に充電させて、良好で均一な表示を得ることができ
る。
【0092】本実施の形態の液晶表示装置は、画面の上
半分と下半分とに対してデータ信号SDC,SDDを同時に
出力するので、少なくとも画面半面のデータ信号
(SDC,SDD)を蓄えるメモリーが必要になるが、比較
的簡単なパネル構成で書込時間を増加させることが可能
であり、走査線数の多い液晶表示装置や大画面の液晶表
示装置の表示特性を良好にできるという利点がある。
【0093】上記の第1から第4の実施の形態で説明し
た構成に基づいた画素数が2000×2000ドットの
20型液晶表示装置を作製し、フレーム周波数60ヘル
ツで動作させたところ、いずれの技術を用いた場合に
も、従来では8.3マイクロ秒であった1ラインあたり
の書込時間を16.6マイクロ秒とすることができて、
画素電極2にデータ信号が十分に充電されるようにな
り、均一かつ良好な表示を行うことができた。
【0094】これらの実施の形態の技術による表示特性
改善の効果は、ゲート線のCR時定数が大きく走査パル
ス歪が大きい20型以上の液晶表示装置や、通常の構成
では書込時間が10マイクロ秒以下となる走査線数17
00本以上の液晶表示装置において特に顕著であった。
【0095】また、これより小型で走査線数の少ない液
晶表示装置においても、これらの実施の形態の構成を用
いればゲート線のCR時定数が大きくなっても表示特性
が劣化しにくいため、ゲート線の金属として比較的高抵
抗のものを用いたりその膜厚を薄くできるという利点が
ある。走査線数が1000本程度で20型以下の液晶表
示装置においては、ゲート線の金属として、低抵抗の銅
やアルミを用いる代わりに、遮光性にすぐれたクロムを
用いたり、陽極酸化での絶縁膜形成が可能なタンタルを
用いたりすることができる。また、ゲート線の膜厚を薄
くした場合には、膜形成時間の短縮により製造タクトが
短かくなって生産効率が向上するうえ、アレイ基板の凹
凸が少なくなるため液晶の配向が良好になって画質が向
上する。
【0096】第5の実施の形態 図10に、本発明の第5の実施の形態の液晶表示装置の
構成を示す。本実施の形態の液晶表示装置は、第3の実
施の形態で説明した図6の構成をもとにして、これに第
4の実施の形態で説明した図9の構成(画面上下分割構
成)を適用したものである。図において、図6や図9と
同一ないし同様の部分には同一の番号を付けている。
【0097】本実施の形態の液晶表示装置は、アレイ基
板1を図中上下の半面ずつに区分けし、基板上側部1A
に位置する画素電極2の群に、これら画素電極2の群に
対応するデータ信号SDCを供給する上側のデータ駆動回
路32と、基板下側部1Bに位置する画素電極2の群
に、これら画素電極2の群に対応するデータ信号SDD
供給する下側のデータ駆動回路33とを備えている。
【0098】ゲート線41〜nは、画素電極2の各行それ
ぞれに対して1本ずつ、画素電極2の行間に設けられて
いる。一方、データ線は、基板上側部1Aに配設された
データ線371〜m,381〜mと、基板下側部1Bに配設
されたデータ線391〜m,401〜mとから構成されてい
る。これらデータ線371〜m,381〜m,391〜m,4
1〜mでは、隣接する画素電極2の列の間に2本のデー
タ線371〜m,381〜m,391〜m,401〜mを配置し
ている。データ線371〜mとデータ線381〜m(同様に
データ線391〜mとデータ線401〜m)とは、画素電極
2を挟んで互い違いに配設されている。すなわち、デー
タ線371〜m,391〜mは画素電極2の各列の図中左側
に沿って配設されており、データ線381〜m,401〜m
は、画素電極2の各列の図中右側に沿って配設されてい
る。そのため、隣接する画素電極2の列の間には、一方
の列の左側に配設されたデータ線371〜m,39
1〜mと、他方の列の右側に配設されたデータ線3
1〜m,401〜mという2本のデータ線が配設されてい
る。このようにしてデータ線371〜m,381〜m,39
1〜m,401〜mは配設されているのであるが、画素電極
列の各列に配設されたデータ線どうし(371,391
ど)は、互いに接続されていない。
【0099】TFT3は、各画素電極2に対応して1つ
ずつ設けられており、画素電極2の奇数行(図中上端の
行を先頭として数えている)に対応するTFT3は、図
中、画素電極2の下端左隅に配設されている。一方、画
素電極2の偶数行(図中上端の行を先頭として数えてい
る)に対応するTFT3は、図中、画素電極2の下端右
隅に配設されている。
【0100】このように配設されたゲート線41〜n,デ
ータ線371〜m,381〜m,391〜m,401〜mは第3
の実施の形態(図6参照)と同様にして各画素電極2に
接続されている。
【0101】本実施の形態の液晶表示装置では、ゲート
線41〜nは基板上側部1Aに位置する画素電極2の群に
対応するゲート線群41〜iと、基板下側部1Bに位置す
る画素電極2の群に対応するゲート線群4(i+1)〜nとに
分けられている。それぞれのゲート線群41〜i,4
(i+1)〜nから1本ずつ選択されたゲート線36X,36Y
にゲート信号SGX,SGYを印加すると、基板上側部1A
に位置する画素電極2の群には上側のデータ駆動回路3
2からデータ信号SDCが、基板下側部1Bに位置する画
素電極2の群には下側のデータ駆動回路33からデータ
信号SDDが個別的に書き込まれるので、2本のゲート線
X,4Yにつながる画素電極2,2に同時にデータ信号
DC,SDDを書込むことができる。この結果、従来の液
晶表示装置に比べて書込時間を2倍にすることができ、
表示領域の全体にわたって画素電極2にデータ信号
DC,SDDを十分に充電させて、良好で均一な表示を得
ることができる。
【0102】さらには、本実施の形態の液晶表示装置で
は、第3の実施の形態の液晶表示装置と同様、図3ある
いは図5の駆動波形を用いて2行の画素電極2の群に個
別的にデータ信号SDCA(基板上側部1Aの奇数行の画
素電極2の群に供給される),SDCB(基板上側部1A
の偶数行の画素電極2の群に供給される)や、データ信
号SDDA(基板下側部1Bの奇数行の画素電極2の群に
供給される),SDDB(基板下側部1Bの偶数行の画素
電極2の群に供給される)を書き込むことができる。従
って、従来の液晶表示装置に比べて1ラインあたりの書
込時間がさらに増加して(この例では2倍)、表示領域
の全体にわたって画素電極2にデータ信号SDC,SDD
十分に充電され、良好で均一な表示が得られるという利
点もある。
【0103】以上説明したように、本実施の形態では、
合計4行分の画素電極2に同時にデータ信号を書込むこ
とができる。従って、各画素電極2への信号書込時間は
4×thとなり、従来の液晶表示装置に比べて4倍の書
込時間を得ることができ、第6の実施の形態までの構成
に比べて、さらに良好で均一な表示を行うことができ
る。
【0104】本実施の形態の液晶表示装置は、画面の上
半分と下半分の表示データを同時に液晶パネル14に出
力するので、少なくとも画面半面のデータを蓄えるメモ
リーが必要になる。第3の実施の形態での説明と同様
に、データ駆動回路32,33を通常の駆動回路とした
場合は、これらデータ駆動回路32,33に転送するデ
ータ信号Sdの順序をあらかじめ入れ替える信号処理回
路が必要になるが、図7や図8に示す構成の駆動回路を
用いればデータ順序を入れ替える回路が不要になって、
液晶表示装置をコンパクトで安価なものにできる。
【0105】上記した第1から第5の実施の形態の形態
で説明した液晶表示装置では、奇数行の画素電極2,4
5に対応するTFT3は、各画素電極2,45の図中左
側に形成されて奇数行の画素電極2,45に供給するデ
ータ信号SDAを制御していた。また、偶数行の画素電極
2,45に対応するTFT3は、各画素電極2,45の
図中右側に形成されて、奇数行の画素電極2,45に供
給するデータ信号SDBを制御していた。しかしながら、
TFTの位置とデータ線の位置を左右反転させてもかま
わない。ただし、TFTとデータ線との配置位置の反転
は、画素電極2の列毎に行う必要がある。
【0106】例えば、図6の構成では、2列目(図中、
左から数えて2列目)の画素電極2の列において、奇数
行目に位置する画素電極2,…のTFT3を画素電極2
の右側に配置させる一方、偶数行目に位置する画素電極
2,…のTFT3を画素電極3の左側に形成する。そう
すれば、画素電極2の列の右側にデータ線52が配置さ
れ、画素電極2の列の左側にデータ線62が配置され
る。同様の配置を偶数列にある画素電極2とTFT3の
すべてに適用すれば、データ駆動回路19が表示領域の
片側に形成されているこれらの構成では、データ駆動回
路19に接続されるデータ線51〜n,61〜nの順序が、
1・61・62・52・53・63・64・…というよう
に、奇数行に対応するデータ線51〜nと偶数行に対応す
るデータ線61〜nとが2本おきに配置されることにな
る。この構成は、データ線51〜n,61〜nが1本おきに
配置された図6や図11の構成に比べ、図7や図8の駆
動回路構成においては、2本のデータ線を1組として取
り扱えるので出力配線順序の入れ替えが容易になり、通
常構成の駆動回路においては、2つの画素のデータ信号
を1組として信号処理できるので信号転送時のデータ順
序の入れ替え回数が少なくてすむという利点がある。
【0107】なお、データ駆動回路8,9が表示領域の
上下にそれぞれ形成されている構成(図1参照)におい
て、上述したデータ線およびTFTの配置替えを行う場
合には、画素電極2,45の奇数列に対応するデータ線
1〜nがすべて同一方向に引き出され、画素電極2,4
5の偶数列に対応するデータ線61〜nがそれとは逆の方
向に引き出されるようにするのが望ましい。こうすれ
ば、同一行に対するデータ信号Sdの転送先が別々のデ
ータ駆動回路になることがなく、信号処理が容易である
という利点が維持される。
【0108】また、データ線が表示領域で上下に分断さ
れた構成(図9,図10参照)において、上述したデー
タ線およびTFTの配置替えを行う場合には、基板上側
部1A,基板下側部1Bそれぞれで独立して行うことが
できる。さらには、図10の構成では、基板上側部1
A,基板下側部1Bそれぞれが、図6に相当するもので
あるため、偶数列あるいは奇数列いずれかの構成(デー
タ線およびTFT)を反転させれば、上記に説明した利
点を得ることができる。
【0109】なお、上記の各実施の形態の説明では、デ
ータ駆動回路やゲート駆動回路をポリシリコン技術など
によりアレイ基板の周縁部に一体に形成していたが、デ
ータ駆動回路とゲート駆動回路とをアレイ基板とは別体
に形成したうえで、アレイ基板に接続した液晶表示装置
においても本発明が実施できるのはいうまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御信
号のパルス幅を広げて画素電極1つに対するデータ信号
の書込時間を増大させることができたので、表示情報を
失ったり、フリッカが発生することなく、良好で均一な
表示特性を得ることができた。
【0111】また、1つのデータ信号生成手段を有する
構成において、データ信号分離手段を備えれば、データ
信号生成手段に対するデータ信号の入力順序を入れ替え
る必要がなくなり、その分、液晶表示装置の周辺回路の
小型化や低コスト化が達成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置
を示す平面図である。
【図2】第1の実施の形態の液晶表示装置の回路構成を
示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係る液晶表示装置の駆動方
法を示す電圧波形図である。
【図4】第1の実施の形態に係る液晶表示装置における
データ信号転送を説明するタイミング図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置
の駆動方法を示す電圧波形図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示装置
を示す平面図である。
【図7】第3の実施の形態に係る液晶表示装置のデータ
駆動回路を示すブロック図である。
【図8】第3の実施の形態に係る液晶表示装置のデータ
駆動回路の他の例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る液晶表示装置
を示す平面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る液晶表示装
置を示す平面図である。
【図11】従来例の液晶表示装置を示す平面図である。
【図12】本発明および従来例の液晶表示装置の断面図
である。
【符号の説明】
1 アレイ基板 2 画素電
極 3 TFT 41〜n ゲート
線 51〜m データ線 61〜m デー
タ線 7 ゲート駆動回路 8 データ
駆動回路 9 データ駆動回路 19 データ
駆動回路 19A データ駆動回路 19B デー
タ駆動回路 20a データラッチ部 20b デー
タラッチ部 21 駆動IC 21A 駆動
IC 21B 駆動IC 22a デー
タラッチ部 22b データラッチ部 23 出力
スイッチ部 24a 出力スイッチ部 24b 出力
スイッチ部 32 データ駆動回路 33 デー
タ駆動回路 341〜n ゲート線 351〜m
ータ線 361〜m データ線 371〜m
ータ線 381〜m データ線 391〜m
ータ線 401〜m データ線 SIN 入力信号 SC コント
ロール信号 Sd データ信号 Sda 奇数行
のデータ信号 Sdb 偶数行のデータ信号 SD データ
信号(信号電圧) SDA 奇数行のデータ信号 SDb 偶数行
のデータ信号 SDB 偶数行のデータ信号 SCD データ
コントロール信号 SCG ゲートコントロール信号 SG ゲート
信号 R ラッチパルス th 時間幅 tv 時間幅 bk ブラン
キング期間

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層の一面に整列配置された画素電極
    群と、画素電極群を構成する画素電極列に沿って配設さ
    れてその画素電極列の画素電極にデータ信号を供給する
    データ線と、画素電極毎に設けられて画素電極に対する
    データ信号の供給制御を行うスイッチング素子と、画素
    電極群を構成する画素電極行に沿って配設されてその画
    素電極行に対応する前記スイッチング素子に制御信号を
    供給する制御線とを有する液晶表示装置であって、 前記画素電極列の1列に対して複数本のデータ線を設け
    る一方、前記画素電極行の1行に対して1本の制御線を
    設けることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置であって、
    前記データ線を、各画素電極列の両側それぞれに沿って
    設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の液晶表示装置で
    あって、 前記画素電極群の列方向両端それぞれに、データ信号生
    成手段を設け、 かつ、一方のデータ信号生成手段に、隣接する画素電極
    行のうちの一方にデータ信号を供給するデータ線を接続
    し、他方のデータ信号生成手段に、隣接するデータ電極
    行のうちの他方にデータ信号を供給するデータ線を接続
    することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液晶表示装置であって、 前記一方のデータ信号生成手段に、奇数行の画素電極行
    と偶数行の画素電極行とのうちの一方にデータ信号を供
    給するデータ線を接続し、前記他方のデータ信号生成手
    段に、奇数行の画素電極行と偶数行の画素電極行とのう
    ちの他方にデータ信号を供給するデータ線を接続するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の液晶表示装置で
    あって、 前記画素電極群の列方向一端にデータ信号生成手段を設
    け、 かつ、隣接する画素電極行のうちの一方に供給するデー
    タ信号と、他方に供給するデータ信号とを分離するデー
    タ信号分離手段を備えることを特徴とする液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の液晶表示装置で
    あって、 前記画素電極群を平面的に複数の領域に区分けし、区分
    けした各画素電極領域毎にデータ信号生成手段を設ける
    とともに、これらデータ信号生成手段を、各画素電極領
    域にデータ信号を供給するデータ線群に接続することを
    特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の液晶表示装置であって、 前記画素電極群を画素電極行に沿って平面的に2つの領
    域に区分けする一方、前記画素電極群の列方向両端それ
    ぞれに前記データ信号生成手段を設け、 区分けした一方の画素電極領域にデータ信号を供給する
    データ線群に、この画素電極領域に近接する側のデータ
    信号生成手段を接続し、 区分けした他方の画素電極領域にデータ信号を供給する
    データ線群に、この画素電極部領域に近接する側のデー
    タ駆動回路を接続することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか記載の液晶
    表示装置であって、 制御線に制御信号を供給する制御信号生成手段をさらに
    備えており、この制御信号生成手段は、複数の制御線に
    同時に制御信号を供給するものであることを特徴とする
    液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の液晶表示装置であって、 前記制御信号生成手段は、隣接する一対の画素電極列に
    対応する制御線に同時に制御信号を供給するものである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の液晶表示装置
    であって、 前記制御信号生成手段は、画素電極行の1行の走査に要
    する期間より長くかつ画素電極行の2行の走査に要する
    期間より短い期間、制御信号を制御線に供給するもので
    あることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 液晶層の一面に整列配置された画素電
    極群と、画素電極群を構成する画素電極列に沿って配設
    されてその画素電極列の画素電極にデータ信号を供給す
    るデータ線と、画素電極毎に設けられて画素電極に対す
    るデータ信号の供給制御を行うスイッチング素子と、画
    素電極群を構成する画素電極行に沿って配設されてその
    画素電極行に対応する前記スイッチング素子に制御信号
    を供給する制御線とを有する液晶表示装置であって、 前記画素電極群を平面的に複数の領域に区分けし、区分
    けした各画素電極領域毎にデータ信号生成手段を設ける
    とともに、これらデータ信号生成手段を、各画素電極領
    域にデータ信号を供給するデータ線群に接続することを
    特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項7または11記載の液晶表示装
    置であって、 制御線に制御信号を供給する制御信号生成手段をさらに
    備えており、この制御信号生成手段は、区分けされた各
    画素電極領域に対応する制御線それぞれに対して、同時
    に制御信号を供給するものであることを特徴とする液晶
    表示装置。
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