JPH1025214A - 害虫の駆除・防除用成形体および用途 - Google Patents

害虫の駆除・防除用成形体および用途

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JPH1025214A
JPH1025214A JP8177853A JP17785396A JPH1025214A JP H1025214 A JPH1025214 A JP H1025214A JP 8177853 A JP8177853 A JP 8177853A JP 17785396 A JP17785396 A JP 17785396A JP H1025214 A JPH1025214 A JP H1025214A
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JP
Japan
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weight
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resin
active compound
molding product
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JP8177853A
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Hironori Nakada
博紀 中田
Tatsuhiro Nagamatsu
龍弘 永松
Satoshi Chiho
聡 千保
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効力に優れ、安全性に優れた駆除・防除用成形
体を提供すること。 【解決手段】活性化合物としてフェノブカルブ、あるい
はフェノブカルブおよびピリプロキシフェンを含有する
ことを特徴とする害虫の駆除・防除用成形体および用
途。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性化合物として
フェノブカルブ、あるいはフェノブカルブとピリプロキ
シフェンを含有することを特徴とする害虫の駆除・防除
用成形体およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ジク
ロルボス、ダイアジノン、テトラクロルビンフォス等の
有機リン系化合物、プロポクサー、カルバリル等のカー
バメート化合物、ペルメトリン、シフルスリン等のピレ
スロイド化合物などの殺虫活性成分化合物を、樹脂等に
練り込む、あるいは多孔質体に含浸・塗布する等の方法
で含有せしめ、首輪、メダル等に成形し、害虫の駆除・
防除に用いる方法は知られている。しかしながら、ピレ
スロイド化合物を活性成分化合物として用いた場合は、
安全性は比較的高いものの、原体活性の点から効力的に
十分な性能を得ることが難しく(衛生動物Vol.45、No.
2、P121-128 、1994)、有機リン系化合物を活性成分
化合物として用いた場合には、効力は優れるものの首輪
等の成形体を装着する動物、とりわけ猫に対して体力減
退、衰弱等の悪影響が認められ、安全上好ましくない。
プロポクサー、カルバリル等のカーバメート化合物は、
効力、安全性共に比較的高いという特徴があるが、その
多くが実使用温度(20〜35℃程度)において固体であ
り、保管中にも成形体の表面に移行して、粉状となる所
謂ブルーム(あるいはブリード)を生じる為、取扱上、
及び外観上の問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状
況の下、効力的に優れ、かつ安全性に優れた活性化合物
をより効率的に利用できる駆除・防除用成形体について
鋭意検討を続けた結果、活性化合物としてフェノブカル
ブ(o−(sec−ブチル)フェニル N−メチルカー
バメート)を用いた成形体は、フェノブカルブが成形体
の表面に移行しても液体であり、活性化合物を有効に利
用でき、効力的、安全性にも極めて優れていることを見
出し本発明に至った。また、本発明では活性化合物とし
てフェノブカルブに加えて孵化阻害効果を有する幼若ホ
ルモン様化合物のピリプロキシフェン(4−フェノキシ
フェニル 2−(2−ピリジルオキシ)プロピルエーテ
ル)を併用することにより、効力の更なる長期持続化が
可能であり、商品性が飛躍的に向上するものである。す
なわち、本発明は、活性化合物としてフェノブカルブ、
あるいはフェノブカルブおよびピリプロキシフェンを含
有することを特徴とする害虫の駆除・防除用成形体およ
び用途に関するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる活性化合物を含有する成形体を作製
するに当たって、活性化合物を保持する基材として好適
に用いられる材料としては、種々のものを用いることが
できるが、熱可塑性樹脂、エラストマー、熱可塑性エラ
ストマー、熱硬化性樹脂等を挙げることができる。熱可
塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体等のエチレ
ン性不飽和結合を有する有機カルボン酸誘導体とエチレ
ンとの共重合体、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リスチレン、ポリメタクリル酸メチル、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体への塩化ビ
ニルグラフト共重合体の様な塩化ビニル系の共重合体等
が挙げられる。エラストマーとしては、天然ゴム、イソ
プレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−
ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ニトリル
ゴム、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等が挙
げられ、熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系、
水添スチレン系、オレフィン系、特殊ポリオレフィン
系、ウレタン系、エステル系、ポリアミド系、塩化ビニ
ル系、塩化ビニル/ニトリルゴム系、塩化ビニル/ウレ
タン系等が挙げられ、熱硬化性樹脂としては、尿素樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂等が挙げられる。と
りわけ塩化ビニル系樹脂が、成形加工性、活性成分化合
物の溶解性の面から好ましい。
【0005】本発明の成形体には、本発明の効果を損ね
ない範囲でフェノブカルブ、ピリプロキシフェンに加え
て他の活性化合物、例えば、殺虫活性化合物、植物成長
調節活性化合物、忌避活性化合物、坑菌・防黴活性化合
物等を用いることができる。殺虫活性化合物としては例
えば、ピレスロイド系化合物、有機リン系化合物、カー
バメート系化合物等が挙げられる。ピレスロイド系化合
物としては例えば、プラレスリン、アレスリン、d−ア
レスリン、バイオアレスリン、エスバイオアレスリン、
フレスリン、テラレスリン、天然ピレトリン、フラメス
リン、レスメトリン、d−レスメトリン、ペルメトリ
ン、d−フェノトリン、シフェノトリン、ジペルメトリ
ン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、エンペ
ントリン、テトラメスリン、d−テトラメスリン、シフ
ルトリン、デルタメスリン、トランスフルスリン、エト
フェンプロックス等が挙げられ、有機リン系化合物とし
ては、ジクロルボス、ジメチルビンフォス、クロロフェ
ンビンフォス、テトラクロロビンフォス、サリチオン、
フェンチオン、シアノフォス、パラチオン、フェニトロ
チオン、クロルピリフォスメチル、クロルピリフォス、
ダイアジノン、マラチオン、ジメトエート、トリクロル
フォン等が挙げられ、カーバメート系化合物としては、
キシリルカルブ、カルバリル、カルボフラン、ベンジオ
カーブ、メトキサジアゾン等が挙げられる。昆虫成長阻
害活性化合物としては、例えば、メソプレン、ヒドロプ
レン、フェノキシカルブ、ジフルベンズロン、シロマジ
ン、ルフェヌロン等を挙げることができる。忌避活性化
合物としては、例えば、ディート、ジブチルフタレート
等を挙げることができる。
【0006】成形体に含まれる活性化合物の量は、使用
する樹脂の種類、成形体の用途等によって変化しうる
が、樹脂100重量部当たりフェノブカルブを0.01〜20
0 重量部、より好ましくは、0.1 〜100 重量部、さらに
好ましくは、1 〜50重量部である。ピリプロキシフェン
は、樹脂100重量部当たり0.01〜50重量部、より好ま
しくは、0.1 〜30重量部、さらに好ましくは、0.1 〜10
重量部である。また、フェノブカルブとピリプロキシフ
ェンを併用する場合、または他の活性成分化合物をさら
に併用する場合は、合計した活性成分化合物の量は、樹
脂100重量部当たり0.01〜200 重量部、より好ましく
は、0.1 〜100 重量部、さらに好ましくは、1 〜50重量
部となるように調節することが望ましい。
【0007】本発明の成形体には、その性能を改良する
ために種々の可塑剤、軟化剤を添加することができる。
使用する可塑剤、軟化剤は、使用する樹脂の種類、樹脂
との相溶性に応じて適宜選択されるが、可塑剤として
は、例えばジオクチルフタレート、ジイソデシルフタレ
ート、ジイソウンデシルフタレート等のフタル酸エステ
ル類、トリオクチルトリメリテート、トリ−2−エチル
ヘキシルトリメリテート、トリデシルトリメリテート等
のトリメリト酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジ
イソノニルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジオ
クチルアゼレート、ジオクチルセバケート等の脂肪族2
塩基酸エステル類、トリクレジルホスフェート、トリフ
ェニルホスフェート、トリキシリルホスフェート、トリ
ブチルホスフェート等のリン酸エステル類、エポキシ化
大豆油等のエポキシ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤な
どが挙げられ、軟化剤としては、石油系のプロセスオイ
ル(パラフィン系ナフテン系、芳香族系)、パインオイ
ル等の天然油等が挙げられる。可塑剤、軟化剤の配合量
は、樹脂の種類、樹脂との相溶性、成形体の用途等によ
って変化しうるが、樹脂100重量部当たり、通常120
重量部以下、より好ましくは、100 重量部以下、さらに
好ましくは、80重量部以下である。
【0008】本発明の成形体には、種々の性能を付与す
るために他の成分、例えば安定剤、防汚剤、顔料、染
料、脱臭剤、芳香剤、香料、展着剤、防錆剤、滑剤、ア
ンチブロッキング剤、界面活性剤、帯電防止剤、加硫
剤、加硫促進剤、架橋剤、発泡剤、有機充填剤、無機充
填剤、等を適宜使用することができる。とりわけ、安定
剤は樹脂の加熱加工時あるいは成形体の熱あるいは光に
よる劣化を防止する目的で添加されるが、例えば、フェ
ノール系、リン系等の酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤、老化防止剤、ビスフェノールAジグリシジルエー
テル等のエポキシ化合物、等を挙げることができる。ま
た、活性化合物であるフェノブカルブは、金属の存在
下、もしくはpH値の高い、所謂アルカリ性下では不安
定であるため、活性化合物が安定となるように安定剤を
選択することが好ましい。本発明の成形体は通常樹脂、
ゴムを成形する場合と同様の方法で製造することができ
る。例えば、樹脂と活性化合物、その他の配合剤を通常
20〜140℃で予め混合、分散させ均一な組成物を調
整するか、あるいは、可塑化した樹脂中に活性化合物を
添加し、混合することによって組成物を調製し、該組成
物を通常70〜300℃の範囲の適当な温度で、押出成
形、射出成形、ブロー成形、真空成形、圧空成形、キャ
スティング成形、プレス成形、カレンダー成形、ロール
成形等の通常知られている加工方法にて成形することに
より得られる。あるいは、ポリウレタン等の多孔性基剤
を予め作製した後に、活性成分化合物その他の配合物を
含浸あるいは塗布することによっても製造することがで
きる。
【0009】本発明の害虫の駆除・防除用成形体は種々
の形状で、種々の用途に用いることができる。例えば、
動物用首輪、イヤータッグ、メダル、グローブ、壁紙、
レザー、床材、農業用フィルム、ネット、繊維、不織
布、チューブ、ホース、シート、トレー、プランター等
が挙げられる。本発明の成形体で駆除・防除できる害虫
の種類としては例えば、次のものが挙げられる。アカイ
エカ、ユスリカ、ヌカカ、ブユ、イエバエ、チョウバ
エ、ノミバエ、ウシアブ等の双翅目害虫、チャバネゴキ
ブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ等の網翅目害虫、
スズメバチ、ハバチ、イエヒメアリ等の膜翅目害虫、ヤ
マトシロアリ、イエシロアリ等の等翅目害虫、イナゴ、
カマドウマ、ケラ、コオロギ等の直翅目害虫、トビイロ
ウンカ、オンシツコナジラミ、モモアカアブラムシ、ク
サギカメムシ、トコジラミ等の半翅目害虫、カツオブシ
ムシ、コクゾウムシ等の鞘翅目害虫、モンシロチョウ、
コナガ、コナマダラメイガ等の鱗翅目害虫、ヤマトシ
ミ、セイヨウシミ等のシミ目害虫、クサカゲロウ等の脈
翅目害虫、チャタテムシ等のチャタテムシ目害虫、イヌ
ハジラミ等の色毛目害虫、ケジラミ、コロモジラミ等の
シラミ目害虫、アザミウマ等の総翅目害虫、ネコノミ、
イヌノミ等の隠翅目害虫、以上これら昆虫網に属する各
種害虫の他に、イエダニ、ワグモ、マダニ、ハダニ、ツ
ツガムシ、コナダニ等の各種ダニ類や各種蜘蛛類の属す
るクモ網、各種のゲジやムカデ等の唇脚網、ヤスデ等の
倍脚網等の防除に用いることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の成形体は、害虫の駆除・防除効
力に優れ、活性化合物の利用効率に優れかつ安全性にも
優れていることから各種用途に供することができる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [実施例1]ポリ塩化ビニル(新第一塩ビ(株)製、商
品名:ZEST 1300Z)54.8重量%、可塑剤
としてジイソデシルアジペート(三建化工(株)製、商
品名:DIDA)30.14重量%、ヒンダードアミン
系の光安定剤(日産フェロ(株)製、商品名:NF90)0.
27重量%、ホスファイト化合物(日産フェロ(株)製、
商品名:NF915 )0.27重量%、ヒンダードアミン系の光
安定剤とフェノール系の酸化防止剤の混合物(日産フェ
ロ(株)製、商品名:Nx-803A )0.11重量%、エポキシ
化合物(日産フェロ(株)製、商品名:909 )0.55重量
%を入れ、滑剤として低分子量ポリエチレン(三洋化成
工業(株)製、商品名:サンワックス171 P)0.16重量
%、および活性成分化合物としてフェノブカルブ(住友
化学工業(株)製、商品名:オスバック)13.7重量
%を混合装置中に入れ、一定速度で攪拌しながら昇温
し、成形用の樹脂組成物を得た後、射出成形により、長
さ30cm 、幅1cm、厚さ3mmの成形体を得た。
このようにして得られた成形体を用いて、ノミ成虫、お
よび卵に対する効果を下記の方法で評価した。結果を表
1、2に示す。 (試験方法1:ノミ成虫駆除試験)供試動物(猫)に未
吸血ネコノミ成虫(Ctenocephalides felis)を寄生さ
せ、約25℃の恒温室に設置した金属ケージ(横43×
縦43×高さ33cm)に供試動物を入れて飼育した。
ノミ成虫を寄生させた後、5時間後に供試動物の頸部に
指が縦に2、3本入る程度の余裕をもたせて実施例1で
作製した成形体を装着した。処理後3日目、7日目に供
試動物の体をすき櫛を用いて30分間丁寧に探索し、寄
生成虫数を調べた。また、その際の動物の変化、副作用
の有無を一般臨床観察所見の形で表記した。更に、開封
時の成形体の表面状態についても併記した。 (試験方法2:孵化阻害試験) 方法:上記のノミ成虫駆除試験供試ネコの入ったケージ
床上に40cm×40cmのカーペットを敷いた。首輪
装着後1ヶ月後に、このカーペットの所定位置(左右お
よび中央の3地点)を3cm×3cmに切り抜いた。こ
のカーペット片をガラスシャーレの底に敷き、猫ノミ成
虫20頭と共に幼虫用餌(海砂/粉末飼料/乾燥牛血=8
0/18/2重量%)を1g入れ、蓋をした。これを2
8℃、80%RH下に保管し、1ヶ月後にノミが産卵し
た卵の孵化率を求めた。同様に、首輪装着2ヶ月後、お
よび3ヶ月後のカーペットに関しても、同様の試験を行
なった。 検体:ノミ成虫駆除試験と同一
【0012】[実施例2]ポリ塩化ビニル(新第一塩ビ
(株)製、商品名:ZEST 1300Z)53.2重
量%、可塑剤としてジイソデシルアジペート(三建化工
(株)製、商品名:DIDA)29.65重量%、ヒン
ダードアミン系の光安定剤(日産フェロ(株)製、商品
名:NF90)0.27重量%、ホスファイト化合物(日産フェ
ロ(株)製、商品名:NF915 )0.27重量%、ヒンダード
アミン系の光安定剤とフェノール系の酸化防止剤の混合
物(日産フェロ(株)製、商品名:Nx-803A )0.11重量
%、エポキシ化合物(日産フェロ(株)製、商品名:90
9 )0.54重量%を入れ、滑剤として低分子量ポリエチレ
ン(三洋化成工業(株)製、商品名:サンワックス171
P)0.16重量%、および活性成分化合物としてフェノブ
カルブ(住友化学工業(株)製、商品名:オスバック)
13.7重量%、ピリプロキシフェン(住友化学工業
(株)製、商品名:スミラブ)2.1重量%を混合装置
中に入れ、実施例1と同様の方法で成形体を得た。この
ようにして得られた成形体を用いて、ノミ成虫、および
卵に対する効果を実施例1と同様の方法で評価した。結
果を表1、2に示す。
【0013】[比較例1]活性成分化合物をフェノブカ
ルブ13.7重量%にかえてペルメトリン12.0重量
%を用いた以外は、実施例1と同様にして成形体を得た
後、ノミ、および卵に対する効果を評価した。結果を表
1、2に示す。
【0014】[比較例2]テトラクロルビンフォス、1
0.0重量%を含有した市販成形品を用いて、実施例1
と同様の方法でノミ、および卵に対する効果を評価し
た。結果を表1、2に示す。
【0015】[比較例3]プロポクサー、9.4重量%
を含有した市販成形品を用いて、実施例1と同様の方法
でノミ、および卵に対する効果を評価した。結果を表
1、2に示す。
【表1】
【表2】
【0016】[実施例3]直鎖状低密度ポリエチレン
(住友化学工業(株)製、商品名:スミカセン−LFS
240A)25重量%、超低密度ポリエチレン(住友化
学工業(株)製、商品名VL−200)20重量%、炭
酸カルシウム(白石カルシウム株式会社製、商品名:ホ
ワイトンSSB(赤))55重量%からなる樹脂組成物
を200℃でシート化した後、延伸温度60℃、延伸倍
率5倍でロール延伸し、多孔質基材を作製した。得られ
た基材を、フェノブカルブの入った槽に一昼夜浸漬する
ことにより、フェノブカルブの含有量が約15重量%で
ある駆除・防除用成形体を得た。この成形体を幅1.5
、長さ40 に切断することにより首輪状に加工した
ものは、良好な駆除・防除効果を示した。
【0017】[実施例および比較例で用いた安定剤] ・NF90:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル)セバケート ・NF915 :4,4’−イソプロピリデンジフェノールア
ルキル(C12〜C15)ホスファイトNx-803A :ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)
セバケートとn−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキ
シ3’,5’−t−ブチルフェニル)プロピオネートの
混合物 ・909 :ビスフェノールAジグリシジルエーテル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(A01N 47/22 43:40)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性化合物としてフェノブカルブを含有す
    ることを特徴とする害虫の駆除・防除用成形体。
  2. 【請求項2】活性化合物としてフェノブカルブおよびピ
    リプロキシフェンを含有することを特徴とする害虫の駆
    除・防除用成形体。
  3. 【請求項3】害虫の駆除・防除用成形体の基材が樹脂で
    ある請求項1または2記載の成形体。
  4. 【請求項4】樹脂が、塩化ビニル系樹脂である請求項3
    記載の成形体。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形
    体を害虫の駆除・防除のために使用する方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形
    体の動物用首輪としての使用。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形
    体の動物用イヤータッグとしての使用。
  8. 【請求項8】請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形
    体の動物用メダルとしての使用。
JP8177853A 1996-07-08 1996-07-08 害虫の駆除・防除用成形体および用途 Pending JPH1025214A (ja)

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