JPH10249990A - ガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体 - Google Patents

ガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体

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JPH10249990A
JPH10249990A JP9100711A JP10071197A JPH10249990A JP H10249990 A JPH10249990 A JP H10249990A JP 9100711 A JP9100711 A JP 9100711A JP 10071197 A JP10071197 A JP 10071197A JP H10249990 A JPH10249990 A JP H10249990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はガス遮断性とフレキシビリティーに
優れたプラスチック基板と金属酸化物の積層体を提供す
る。 【解決手段】 ガス遮断性積層体においてにプラスチッ
ク基板上に炭素、窒素の1種類以上含み、炭素、窒素の
合計含有量が10〜50%を含む金属酸素化物層の第1
層を形成したその表面に炭素、窒素の1種類以上を含
み、かつ炭素、窒素の合計含有量が0.5〜5%を含む
金属酸化物の第2層を形成したガス遮断性及びフレキシ
ビリティーに優れた積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス遮断性に優れた
積層体に関する。さらに詳しくは、プラスチック基板上
に金属酸化物層を設けたガス遮断性とフレキシビリティ
ーに優れた積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック基板上にアルコキシシラン
の加水分解物を被覆してガス遮断性被膜を形成した包装
材は、例えば特公平5−64648号公報や特開平7−
205363号公報、特開平8−64648号公報等で
提案されている。しかしながら、特公平5−64648
号公報に記載されたものはオルガノアルコキシシラン加
水分解物の被膜のプラスチック基材に対する密着性が悪
く、また被膜のフレキシビリティーが劣る問題があっ
た。特開平7−205363号公報は次の3種類が記載
されている。R−Si−(OR′)加水分解物を被覆
した第1層は重合が進んでいない2〜3分子の縮合状態
の炭素や窒素の多い膜であり、密着性向上のためにプラ
ズマ処理しても急激に有機物が除去された密度の小さい
ポーラスな面となっており、金属酸化物の蒸着層を設け
ても密着性が良好でなく、フレキシビリティーも悪いと
いう問題がある。特開平8−165365号公報に記載
されたものはガスバリヤ蒸着層が物理的蒸着層であるた
めに金属と直接結合する炭素窒素などのアルキル基由来
の元素を含有しない層であり、フレキシビリティーが悪
いという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は加水分解物の
プラズマ処理やプラズマCVD法の従来技術の欠点であ
る、フレキシビリティーを改善し、ガス遮断性を向上し
た積層体を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. ガス遮断性積層体においてにプラスチック基板
上に炭素、窒素の1種類以上含み、炭素、窒素の合計含
有量が10〜50%を含む金属酸素化物層の第1層を形
成したその表面に炭素、窒素の1種類以上を含み、かつ
炭素、窒素の合計含有量が0.5〜5%を含む金属酸化
物の第2層を形成したガス遮断性及びフレキシビリティ
ーに優れた積層体。 2. 第1層の膜厚は第2層の膜厚より厚く200〜1
0000Åの厚みである、1項に記載されたガス遮断性
及びフレキシビリティーに優れた積層体。 3. 第1層はSi、Ti、Al、Zrの金属を1種類
以上と酸素を含有する層である、1項または2項に記載
されたガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層
体。 4. 第1層の金属酸化物層に含まれる炭素、窒素は金
属原子に直接結合するアルキル基によりもたらされるも
のが主であって金属原子に直接結合するアルコキシ基に
よりもたらされるものは30%以下である、1項ないし
3項のいずれか1項に記載されたガス遮断性及びフレキ
シビリティーに優れた積層体。 5. 第2層の膜厚は50〜500Åの厚みである、1
項ないし4項のいずれか1項に記載されたガス遮断性及
びフレキシビリティーに優れた積層体。 6. 第2層の金属酸化物層はSi、Ti、Al、Zr
の金属を1種類以上と酸素を含有する層である、1項な
いし5項のいずれか1項に記載されたガス遮断性及びフ
レキシビリティーに優れた積層体。 7. 第2層の金属酸化物層に含まれる炭素、窒素は金
属原子に直接結合するアルキル基によりもたらされるも
のである、1項ないし5項のいずれか1項に記載された
ガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体。 8. アルコキシシランとアルコキシチタン、アルコキ
シアルミニウム、アルコキシジルコニウムの1または2
以上を併用した、1項に記載されたガス遮断性及びフレ
キシビリティーに優れた積層体。 9. 第1層と第2層の境界面が第1層から第2層側に
向かって連続的に、炭素が減少し、酸素や金属が増加し
た層である、1項ないし8項のいずれか1項に記載され
た、ガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層
体。」に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明はプラスチック基体に炭
素、窒素の1種類以上を含み合計で含有量が10〜50
%である金属酸化物の第1層を形成するのはこの第1層
はほとんどガスバリヤ性がを持たないが、可撓性が優れ
ていることと、プラスチック基体および第2層の金属酸
化物との密着性が優れているからである。炭素、窒素の
合計含有量が10%以下では可撓性が劣化し、50%以
上では第2層との密着性が低下して積層体のガス遮断性
能が低下する。
【0006】第1層の金属酸化物はSi、Ti、Al、
Zrを1種以上と酸素を含有するが、この層に含まれ
る、炭素、窒素は金属原子に直接結合するアルキル基に
よりもたらされるものが主であって、金属原子に直接結
合するアルコキシ基によりもたらされるものは30%以
下でなければならない。アルコキシ基によりもたらされ
るものが30%以上になると、第1層が低分子量化する
ためにポーラスな状態であり、第2層のガス遮断性能を
低下させる原因となるからである。
【0007】また第1金属酸化物層は第2の金属酸化物
層より厚くなくてはならない。それは第1層が第2層に
かかる応力を緩和する作用があり、第2層よりも薄くな
ると応力が緩和できず第2層にクラックを発生しやすく
なり結果的にガス遮断性能を低下させる原因となるから
である。
【0008】第1層の厚みは200Å〜10000Åで
あって、200Å以下では第2層にかかる応力を充分に
緩和できないので第2層にクラックを生じ積層体のガス
遮断性が低下し、10000Å以上では第1層自体に内
部応力がかかる為にクラックを発生しやすくなる。
【0009】第2層の金属酸化物層は、炭素、窒素の1
種類以上を合計で0.5〜5%含む層であって、ガスバ
リヤ性が優れた層であるが可撓性がやや小さい層であ
る。炭素、窒素の含有量が0.5%以下では第2層自体
のフレキシビリティーがなくなり第2層にクラックが発
生しやすく、5%以上では第2層がポーラスな膜となる
ためにフレキシビリティーは増加するがガス遮断性能が
低下するので、0.5〜5%が好ましい。
【0010】第2層の金属酸化物はSi、Ti、Al、
Zrを1種以上と酸素を含有するが、この層に含まれ
る、炭素と窒素は金属原子に直接結合するアルキル基に
よりもたらされるものである。金属原子に直接結合する
アルコキシ基によりもたらされるとガスバリヤ性が劣化
する。第2層の厚みは第1層より薄く、50Å〜500
Åである、50Åより薄いと連続膜にならないためにガ
ス遮断性能が低下し、500Åより厚いと第2層の可撓
性がなくなるためにクラックが発生しやすくなりガス遮
断性能が低下するので50Å〜500Åが好ましい。
【0011】本発明のフレキシビリティーとガス遮断性
に優れた積層体の製造方法について説明する。第1の金
属酸化物層は、一般式Iで示されるI、II、III、
で示される金属アルコキシドの、一般式IとII、また
はIとIIIを混合したアルコキシシランのアルコール
溶液に酸触媒を加え、水分の存在する状態で加水分解
し、この加水分解物を基体に塗布して形成する。 一般式I R1−Si−(OR2) (R1は炭素数1〜10の飽和、または不飽和炭化水素
残基、またはアミノ基含有の飽和炭化水素残基、R2は
炭素数1〜4のアルキル基) 一般式II R3x−A1−(OR2) (R2は炭素数1〜4の炭化水素残基、R3は酸素を介
してA1に結合する炭素数1〜20の炭化水素残基、0
≦n≦3、x+n=3) 一般式III R3y−M−(OR2) (MはSi、Ti、Zrから選んだ1または2以上であ
り、R2は炭素数1〜4の炭化水素残基、R3は酸素を
介してMに結合する炭素数1〜20の炭化水素残基、0
≦m≦3、0≦y≦3、m+y=4) このようにして得た積層体をプラズマ処理して第1の金
属酸化物層の表面の加水分解を促進して、第2の金属酸
化物層を形成することができる。この他、第1の金属酸
化物層を形成した積層体に有機金属モノマーを用いプラ
ズマCVD法により第2の金属酸化物を形成することも
できる。
【0012】本発明で第1層の金属酸化物形成するのに
使用されるアルコキシシランとしては、テトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシ
シラン、テトラブトキシシラン、ポリメトキシシラン、
ポリエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルエトキ
シシラン、3,3−ジメトキシプロピルトリメトキシシ
ラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリプロポキシシランが用いられ
る。
【0013】アルコキシチタンとしては、チタンアリル
アセトアセテートトリイソプロポキシド、チタン−n−
ブトキシド、チタン−n−ブトキシド(ビス−2,4−
ペンタンジオネート)、チタンジイソプロポキシド(ビ
ス−2,4−ペンタンジオネート)、チタンジイソプロ
ポキシドビス(テトラメチルヘプタンジオネート)、チ
タンジイソプロポキシドビス(エチルアセトアセテー
ト)、チタンエドキシド、チタンイソブトキシド、チタ
ンイソプロポキシド、チタンメタクリレートトリイソプ
ロポキシド、チタンメタクリルオキシエチルアセトアセ
テートトリイソプロポキシド、(2−メタグリルオキシ
エトキシ)トリイソプロポキシチタネート、チタンメト
キシド、チタン−n−プロポキシドが用いられる。アル
コキシアルミニウムとしては、アルミニウム−n−ブト
キシド、アルミニウム−s−ブトキシド、アルミニウム
−s−ブトキシドビス(エチルアセテート)、アルミニ
ウム−t−ブドキシド、アルミニウムジ−s−ブトキシ
ドエチルアセトアセテート、アルミニウムジイソプロポ
キシドエチルアセトアセテート、アルミニウムエトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドが用いられる。
【0014】アルコキシジルコニウムとしては、ジルコ
ニウム−n−ブトキシド、ジルコニウム−t−ブトキシ
ド、ジルコニウムジ−n−ブトキシド(ビス−2,4−
ペンタンジオネート)、ジルコニウムジメタクリレート
ジブドキシド、ジルコニウムエトキシド、ジルコニウム
イソプロポキシド、ジルコニウムメタクリルオキシエチ
ルアセトアセテートトリ−n−プロポキシド、ジルコニ
ウミウ−n−プロポキシドが用いられる。酸触媒として
は加水分解生成段階で酸性にするものであれば特に限定
されないが、具体的には塩酸、硝酸、リン酸、酢酸など
が好ましい。
【0015】第2の金属酸化物をプラズマCVD法で形
成する有機金属モノマーとしてはビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシラン、11
33−テトラメチルジシロキサン、ヘキサメチルジシロ
キサン、アルミニウムIIIイソプロポキサイド、チタ
ンイソプロポキサイド、チタンクロライドトリイソプロ
ポキサイド、ジルコニウムt−ブトキサイド等が用いら
れる。
【0016】
【実施例】図1は本発明でプラズマ処理、及びプラズマ
CVD法による第2層の金属酸化物の形成に使用した高
周波プラズマ処理装置である。酸素ガス導入口(1)及
び有機金属モノマー導入口2系統(8)、(9)を備え
た直径60cmのステンレス製ベルジャー型真空チャン
バー(2)と日本電子株式会社製、高周波電源(3)
(13.56MH、1.5KW、JEH−01B)及
びマッチングボックス(4)、直径13cmの円盤状高
周波電極(5)、直径20cm、高さ1.5cmの円筒
状アース電極(6)両電極間に設置した試料用治具
(7)等からなる。真空ポンプは油回転ポンプと油拡散
ポンプを使用し処理中は常にポンプを引き続けた。プラ
ズマ処理の場合酸素ガスのみ使用して処理を行い、プラ
ズマCVD法による第2層の金属酸化物の形成の場合酸
素ガスと有機金属モノマーを使用して製膜を行った。実
施例、比較例中のXPSはQUANTUM2000(P
HYSICAL ELECTRONICS社製)を使用
して組成比の測定を、SIMSは、ATOMIKA65
00(PERKIN ELMER社製)にて深さ方向の
組成分布測定を行った。また酸素透過量測定は、OXT
RAN2/20(MOCON社製)を使用して25℃、
80%RHを条件下で測定した。
【0017】実施例1 メチルトリエドキシシランをSi量に換算して0.4モ
ルと三菱化学株式会社製MKCシリケートをSi量に換
算して0.3モルはプロピレングリコールモノプロピル
エーテル4モルに溶解し2時間撹拌した。この溶液にプ
ロピレングリコールモノプロピルエーテル2モル、硝酸
0.05モル、水2モルの混合物を1時間かけて徐々に
滴下し、24時間撹拌して加水分解生成物を得た。この
Siの加水分解物に対してチタンイソプロポキシドをT
i量に換算して0.3モルをプロピレングリコールモノ
プロピルエーテル4モルに溶解し1時間撹拌した溶液
を、1時間かけて徐々に滴下してさらに24時間撹拌
し、ケイ素とチタンの加水分解物の混合物を得た。PE
T25μmフイルムに加水分解物をディップコート法に
より塗布し、80℃、1時間の熱乾燥により溶媒を除去
した後、酸素ガスにより真空度0.05Torr、出力
400Wで30秒間プラズマ処理を行い被覆フイルムを
得た。得られた薄膜の膜厚は約1000Åであった。得
られた薄膜の組成をXPSにより測定したところ、表層
から100Åまではケイ素23.5%、チタン9%、酸
素64.5%、炭素3%であり、100から1000Å
まではケイ素13%、チタン5.5%、酸素58%、炭
素23.5%であった。また得られた薄膜の組成をSI
MSにより測定したところ表層を基準にして深さ方向に
50Åから150Åにかけて炭素が連続的に増加し、ケ
イ素、チタン、酸素が連続的に減少していた。得られた
被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックステスターによ
る処理後の酸素透過量を表1に示した。
【0018】実施例2 実施例1のディップコートの速度を変えて塗布を行い以
下同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約500
Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定し
たところ、表層から100Åまではケイ素23.5%、
チタン9%、酸素64.5%、炭素3%であり、100
から500Åまではケイ素13%、チタン5.5%、酸
素58%、炭素23.5%であった。得られた被覆材の
酸素透過量及びゲルボフレックステスターによる処理後
の酸素透過量を表1に示した。
【0019】実施例3 実施例1のチタンイソプロポキシドをジルコニウム−n
−ブトキシドに変更して以下同様の操作を行った。得ら
れた薄膜の膜厚は1000Åであった。得られた薄膜の
組成をXPSにより測定したところ、表層から150Å
まではケイ素22%、ジルコニウム10%、酸素64
%、炭素4%であり、150から1000Åまではケイ
素12%、ジルコニウム6%、酸素57%、炭素25%
であった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレ
ックステスターによる処理後の酸素透過量を表1に示し
た。
【0020】実施例4 実施例1のチタンイソプロポキシドをアルミニウムイソ
プロポキシドに変更して以下同様の操作を行った。得ら
れた薄膜の膜厚は800Åであった。得られた薄膜の組
成をXPSにより測定したところ、表層から100Åま
ではケイ素25%、アルミニウム8%、酸素65%、炭
素2%であり、100から800Åまではケイ素21
%、アルミニウム6%、酸素51%、炭素22%であっ
た。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックス
テスターによる処理後の酸素透過量を表1に示した。
【0021】実施例5 ポリメトキシシロキサン(三菱化学株式会社製MKCシ
リケート MS51)をSi量に換算して0.3モルは
プロピレングリコールモノプロピルエーテル4モルに溶
解し2時間撹拌した。この溶液にプロピレングリコール
モノプロピルエーテル1モル、硝酸0.05モル、水2
モルの混合物を1時間かけて徐々に滴下し、24時間撹
拌して加水分解生成物を得た。この加水分解物に対して
3−アミノプロピルトリエトキシシランをSi量に換算
して0.3モルをプロピレングリコールモノプロピルエ
ーテル4モルに溶解し1時間撹拌し、この混合液を1時
間かけて徐々に滴下してさらに24時間撹拌し、ケイ素
の加水分解物の混合物を得た。PET25μmフイルム
に加水分解生成物をディップコート法により塗布し、8
0℃、1時間の熱乾燥により溶媒を除去した後、酸素ガ
スにより真空度0.05Torr、出力400Wで1分
間プラズマ処理を行い被覆フイルムを得た。得られた薄
膜の膜厚は約2000Åであった。得られた薄膜の組成
をXPSにより測定したところ、表層から100Åまで
はケイ素32%、酸素64%、炭素4%であり、100
から2000Åまではケイ素21%、酸素46%、炭素
21%、窒素12%であった。得られた被覆材の酸素透
過量及びゲルボフレックステスターによる処理後の酸素
透過量を表1に示した。
【0022】実施例6 実施例5のディップコートの速度を変えて塗布を行い以
下同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約600
0Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定
したところ、表層から100Åまではケイ素32%、酸
素64%、炭素4%であり、100から6000Åまで
はケイ素21%、酸素46%、炭素21%、チッ素12
%であった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボフ
レックステスターによる処理後の酸素透過量を表1に示
した。
【0023】実施例7 メチルトリエトキシシランをSi量に換算して0.4モ
ルと三菱化学株式会社製MKCシリケートをSi量に換
算して0.3モルはプロピレングリコールモノプロピル
エーテル4モルに溶解し2時間撹拌した。この溶液に対
してプロピレングリコールモノプロピルエーテル2モ
ル、硝酸0.05モル、水2モルの混合物を1時間かけ
て徐々に滴下し、24時間撹拌して加水分解生成物を得
た。このSiの加水分解物に対してチタンイソプロポキ
シドをTi量に換算して0.3モルをプロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル4モルに溶解し1時間撹拌し
た溶液を1時間かけて徐々に滴下してさらに24時間撹
拌し、ケイ素とチタンの加水分解物の混合物を得た。P
ET25μmフイルムに加水分解物をディップコート法
により塗布し、80℃、1時間の熱乾燥により溶媒を除
去した。この基材を高周波プラズマCVD装置内に設置
し、ヘキサメチルジシロキサンを真空度1.0×10
−3 torrと酸素ガスを2.0×10−3 torr
混入し高周波出力200Wで1分間反応させ、シリコン
酸化物膜を形成した。得られた薄膜の膜厚は約1100
Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定し
たところ、表層から100Åまではケイ素33%、酸素
65%、炭素2%であり、100から1100Åまでは
ケイ素13%、チタン5.5%、酸素58%、炭素2
3.5%であった。得られた被覆材の酸素透過量表2に
示した。
【0024】実施例8 実施例7の高周波プラズマCVD装置を用いたシリコン
酸化物膜の製膜において、製膜時間を3分に変更して同
様の操作を行った。得られた薄膜の厚さは約1300Å
であった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定した
ところ、表層から300Åまではケイ素33%、酸素6
5%、炭素2%であり、300から1300Åまではケ
イ素13%、チタン5.5%、酸素58%、炭素23.
5%であった。得られた被覆材の酸素透過量及びゲルボ
フレックステスターによる処理後の酸素透過量を表2に
示した。
【0025】実施例9 実施例7のヘキサメチルジシロキサンを真空度0.5×
10−3 torrとチタンイソプロポキシドの真空度
1.0×10−3 torrと酸素ガスを2.0×10
−3 torrを混入し以下同様の操作でプラズマCVD
法により無機酸化膜製膜を形成した。得られた薄膜の膜
厚は約1100Åであった。得られた薄膜の組成をXP
Sにより測定したところ、表層から100Åまではケイ
素20%、チタン13%、酸素65%、炭素1%であ
り、100から1000Åまではケイ素13%、チタン
5.5%、酸素58%、炭素23.5%であった。得ら
れた被覆材の酸素透過量及びゲルボフレックステスター
による処理後の酸素透過量を表2に示した。
【0026】比較例1 実施例1のプラズマ処理は行わず80℃、1時間の熱処
理のみを行い被覆フイルムを得た。得られた薄膜の膜厚
は約1000Åであった。得られた薄膜の組成をXPS
により測定したところ、表層から1000Åまではケイ
素13%、チタン5.5%、酸素58%、炭素23.5
%であった。得られた被覆材の酸素透過量表1に示し
た。
【0027】比較例2 実施例1のディップコートの速度を変えて塗布を行い以
下同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約200
Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定し
たところ、表層から100Åまではケイ素23.5%、
チタン9%、酸素64.5%、炭素3%であり、100
から200Åまではケイ素13%、チタン5.5%、酸
素58%、炭素23.5%であった。得られた被覆材の
酸素透過量及びゲルボフレックステスターによる処理後
の酸素透過量を表1に示した。
【0028】比較例3 実施例5のディップコートの速度を変えて塗布を行い以
下同様の操作を行った。得られた薄膜の膜厚は約150
00Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測
定したところ、表層から100Åまではケイ素32%、
酸素64%、炭素4%であり、100から15000Å
まではケイ素21%、酸素46%、炭素21%、チッ素
12%であった。得られた被覆材の酸素透過量を表1に
示した。
【0029】比較例4 プロピレングリコールモノプロピルエーテル1モル、硝
酸0.05モル、水2モルの混合物に対して、3−アミ
ノプロピルトリエトキシシランをSi量に換算して0.
3モルをプロピレングリコールモノプロピルエーテル4
モルに溶解し1時間撹拌した液を1時間かけて徐々に滴
下して、ケイ素の加水分解物の混合物を得た。PET2
5μmフイルムに加水分解生成物をディップコート法に
より塗布し、80℃、1時間の熱乾燥により溶媒を除去
した後、酸素ガスにより真空度0.05Torr、出力
400Wで1分間プラズマ処理を行い被覆フイルムを得
た。得られた薄膜の膜厚は約5000Åであった。得ら
れた薄膜の組成をXPSにより測定したところ、表層か
ら100Åまではケイ素25%、酸素63%、炭素10
%、チッ素2%であり、100から5000Åまではケ
イ素11%、酸素28%、炭素50%、チッ素11%で
あった。得られた薄膜の結合状態をFT−IRにより測
定したところ、3−アミノプロピルトリエトキシシラン
由来のSiに結合したエトキシ基が40%存在してい
た。得られた被覆材の酸素透過量を表1に示した。
【0030】比較例5 実施例7の高周波プラズマCVD装置を用いたシリコン
酸化物膜の製膜において、製膜時間を20秒に変更して
同様の操作を行った。得られた薄膜の厚さは約1000
Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測定し
たところ、表層から30Åまではケイ素33%、酸素6
5%、炭素2%であり、30から1000Åまではケイ
素13%、チタン5.5%、酸素58%、炭素23.5
%であった。得られた被覆材の酸素透過量を表2に示し
た。
【0031】比較例6 実施例7の高周波プラズマCVD装置を用いたシリコン
酸化物膜の製膜において、製膜時間を15分に変更して
以下同様の操作を行った。得られた薄膜の厚さは約25
00Åであった。得られた薄膜の組成をXPSにより測
定したところ、表層から1500Åまではケイ素33
%、酸素65%、炭素2%であり、1500から250
0Åまではケイ素13%、チタン5.5%、酸素58
%、炭素23.5%であった。得られた被覆材の酸素透
過量及びゲルボフレックステスターによる処理後の酸素
透過量を表2に示した。
【0032】比較例7 実施例7の高周波プラズマCVD装置を用いたシリコン
酸化物膜の製膜において、ヘキサメチルジシロキサンに
換えて4塩化ケイ素を使用して以下同様の操作を行っ
た。得られた薄膜の厚さは約1100Åであった。得ら
れた薄膜の組成をXPSにより測定したところ、表層か
ら100Åまではケイ素34%、酸素65%、塩素1%
であり、100から1100Åまではケイ素13%、チ
タン5.5%、酸素58%、炭素23.5%であった。
得られた被覆材の酸素透過量を表2に示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】(註) PET 25μmの酸素透過量5
5.1cc/mday atm
【0036】
【発明の効果】本発明の積層体は高いガス遮断性と良好
なフレキシビリティーを有する優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する高周波プラズマ処理装置の説
明図である。
【符号の説明】 1 酸素ガス導入口 2 真空チャンバー 3 高周波電源 4 マッチングボックス 5 高周波電極 6 アース電極 7 試料固定用治具 8 ガス導入口 9 ガス導入口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス遮断性積層体においてにプラスチッ
    ク基板上に炭素、窒素の1種類以上含み、炭素、窒素の
    合計含有量が10〜50%を含む金属酸素化物層の第1
    層を形成したその表面に炭素、窒素の1種類以上を含
    み、かつ炭素、窒素の合計含有量が0.5〜5%を含む
    金属酸化物の第2層を形成したガス遮断性及びフレキシ
    ビリティーに優れた積層体。
  2. 【請求項2】 第1層の膜厚は第2層の膜厚より厚く2
    00〜10000Åの厚みである、請求項1に記載され
    たガス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体。
  3. 【請求項3】 第1層はSi、Ti、Al、Zrの金属
    を1種類以上と酸素を含有する層である、請求項1また
    は2に記載されたガス遮断性及びフレキシビリティーに
    優れた積層体。
  4. 【請求項4】 第1層の金属酸化物層に含まれる炭素、
    窒素は金属原子に直接結合するアルキル基によりもたら
    されるものが主であって金属原子に直接結合するアルコ
    キシ基によりもたらされるものは30%以下である、請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載されたガス遮断性
    及びフレキシビリティーに優れた積層体。
  5. 【請求項5】 第2層の膜厚は50〜500Åの厚みで
    ある、請求項1ないし4のいずれか1項に記載されたガ
    ス遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体。
  6. 【請求項6】 第2層の金属酸化物層はSi、Ti、A
    l、Zrの金属を1種類以上と酸素を含有する層であ
    る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載されたガス
    遮断性及びフレキシビリティーに優れた積層体。
  7. 【請求項7】 第2層の金属酸化物層に含まれる炭素、
    窒素は金属原子に直接結合するアルキル基によりもたら
    されるものである、請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載されたガス遮断性及びフレキシビリディーに優れた
    積層体。
  8. 【請求項8】 アルコキシシランとアルコキシチタン、
    アルコキシアルミニウム、アルコキシジルコニウムの1
    または2以上を併用した、請求項1に記載されたガス遮
    断性及びフレキシビリティーに優れた積層体。
  9. 【請求項9】 第1層と第2層の境界面が第1層から第
    2層側に向かって連続的に、炭素が減少し、酸素や金属
    が増加した層である、請求項1ないし8のいずれか1項
    に記載された、ガス遮断性及びフレキシビリティーに優
    れた積層体。
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