JPH10248816A - 患者位置検出システム - Google Patents
患者位置検出システムInfo
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- JPH10248816A JPH10248816A JP6080797A JP6080797A JPH10248816A JP H10248816 A JPH10248816 A JP H10248816A JP 6080797 A JP6080797 A JP 6080797A JP 6080797 A JP6080797 A JP 6080797A JP H10248816 A JPH10248816 A JP H10248816A
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- transmitter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 病棟内における患者の居場所を検出すること
ができる患者位置検出システムを提供する。 【解決手段】 病棟内の各領域にその領域を示す位置デ
ータを送信する赤外送信機２を設置し、患者には赤外送
信機２から送信される位置データを受信し、その位置デ
ータに識別コード、心電図データ及びナースコールデー
タを付加した患者位置データをＦＭ変調して送信する医
用送信機４を携帯させ、医師室や看護婦室等には患者が
携帯した医用送信機４から送信される患者位置データを
受信し、その患者位置データに基づいて表示部５７に心
電図波形、心拍数、患者の居場所、患者の名前等を表示
すると共に記録部５８からプリントアウトするモニタ６
を設置する。
ができる患者位置検出システムを提供する。 【解決手段】 病棟内の各領域にその領域を示す位置デ
ータを送信する赤外送信機２を設置し、患者には赤外送
信機２から送信される位置データを受信し、その位置デ
ータに識別コード、心電図データ及びナースコールデー
タを付加した患者位置データをＦＭ変調して送信する医
用送信機４を携帯させ、医師室や看護婦室等には患者が
携帯した医用送信機４から送信される患者位置データを
受信し、その患者位置データに基づいて表示部５７に心
電図波形、心拍数、患者の居場所、患者の名前等を表示
すると共に記録部５８からプリントアウトするモニタ６
を設置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、病棟内での患者の居場
所を検出する患者位置検出システムに関する。
所を検出する患者位置検出システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】入院患者の殆どが寝たきりであるが、不
整脈や心筋梗塞などの患者は、経過観察のために入院し
て目立った症状が出ない限り通常の生活を送ることがで
きるので、常に病室に居ることはない。このため、必要
があってその患者を呼び出す場合は構内放送を使用して
いる。
整脈や心筋梗塞などの患者は、経過観察のために入院し
て目立った症状が出ない限り通常の生活を送ることがで
きるので、常に病室に居ることはない。このため、必要
があってその患者を呼び出す場合は構内放送を使用して
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その患
者が発作を起こして倒れていたり、構内放送が聞こえな
いような場所に居たりした場合には所在を確認すること
ができないという問題点があった。
者が発作を起こして倒れていたり、構内放送が聞こえな
いような場所に居たりした場合には所在を確認すること
ができないという問題点があった。
【０００４】そこで本発明は、病棟内における患者の居
場所を検出することができる患者位置検出システムを提
供することを目的としている。
場所を検出することができる患者位置検出システムを提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の基本的な
考え方を説明する。病棟内における患者の居場所を確認
できるようにするために、病棟内の各所には、その場所
を示す位置情報を送信する赤外送信機を設置し、患者に
は、赤外送信機から送信された位置情報を受信し、その
位置情報を送信形式を変えて送信する医用送信機を携帯
させ、医師室や看護婦室等には、患者が携帯した医用送
信機から送信された位置情報を受信し、その位置情報を
表示するモニタを設置する。
考え方を説明する。病棟内における患者の居場所を確認
できるようにするために、病棟内の各所には、その場所
を示す位置情報を送信する赤外送信機を設置し、患者に
は、赤外送信機から送信された位置情報を受信し、その
位置情報を送信形式を変えて送信する医用送信機を携帯
させ、医師室や看護婦室等には、患者が携帯した医用送
信機から送信された位置情報を受信し、その位置情報を
表示するモニタを設置する。
【０００６】医用送信機には、特定の識別情報を持た
せ、その識別情報を位置情報と共に送信するようにすれ
ば、他の医用送信機と区別することができ、患者を特定
することができる。また、医用送信機は、ケーブルを介
して接続される赤外線受光部を設けると共に、この赤外
線受光部に衣服に着脱自在な止め具を設けることで、衣
服のどの部分にも装着可能になり、赤外送信機からの赤
外線を確実に受光することができる。また、医用送信機
には、心電図、脈波および血圧などの生体情報を測定し
て、その結果を位置情報及び識別情報と共に送信するよ
うにすれば、患者の居場所の他に現在の体調も確認する
ことができる。
せ、その識別情報を位置情報と共に送信するようにすれ
ば、他の医用送信機と区別することができ、患者を特定
することができる。また、医用送信機は、ケーブルを介
して接続される赤外線受光部を設けると共に、この赤外
線受光部に衣服に着脱自在な止め具を設けることで、衣
服のどの部分にも装着可能になり、赤外送信機からの赤
外線を確実に受光することができる。また、医用送信機
には、心電図、脈波および血圧などの生体情報を測定し
て、その結果を位置情報及び識別情報と共に送信するよ
うにすれば、患者の居場所の他に現在の体調も確認する
ことができる。
【０００７】この考えに基づく請求項１の発明は、病棟
内を複数の領域に区分けした各領域ごとに設置され、赤
外線を利用して位置情報を送信する赤外送信機と、患者
が携帯し、前記赤外送信機からの位置情報を受信すると
共に、電波を利用して前記赤外送信機からの位置情報及
び自機を特定する識別情報を送信する医用送信機と、こ
の医用送信機からの送信電波を病棟内に設置したアンテ
ナを介して受信し、その受信信号から前記位置情報及び
識別情報を復調して表示又は記録するモニタとを備える
ものである。
内を複数の領域に区分けした各領域ごとに設置され、赤
外線を利用して位置情報を送信する赤外送信機と、患者
が携帯し、前記赤外送信機からの位置情報を受信すると
共に、電波を利用して前記赤外送信機からの位置情報及
び自機を特定する識別情報を送信する医用送信機と、こ
の医用送信機からの送信電波を病棟内に設置したアンテ
ナを介して受信し、その受信信号から前記位置情報及び
識別情報を復調して表示又は記録するモニタとを備える
ものである。
【０００８】また、請求項２の発明は、前記医用送信機
は、ケーブルを介して接続される赤外線受光部を有し、
この赤外線受光部には衣服に着脱自在な止め具が設けら
ている。また、請求項３の発明は、前記医用送信機は、
少なくとも心電図を測定する生体情報測定部を有し、こ
の生体情報測定部の測定結果を前記位置情報及び識別情
報と共に送信し、前記モニタは、前記医用送信機からの
送信電波を受信して得た受信信号から前記位置情報、識
別情報及び生体情報を復調して表示又は記録するもので
ある。
は、ケーブルを介して接続される赤外線受光部を有し、
この赤外線受光部には衣服に着脱自在な止め具が設けら
ている。また、請求項３の発明は、前記医用送信機は、
少なくとも心電図を測定する生体情報測定部を有し、こ
の生体情報測定部の測定結果を前記位置情報及び識別情
報と共に送信し、前記モニタは、前記医用送信機からの
送信電波を受信して得た受信信号から前記位置情報、識
別情報及び生体情報を復調して表示又は記録するもので
ある。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の患
者位置検出システムの実施の形態について説明する。 Ａ．患者位置検出システムの構成 図１は本発明に係る患者位置検出システムの実施の形態
の構成を示すブロック図である。この図において、患者
位置検出システム１は、病棟内を複数の領域に区分けし
た各領域ごとに設置された赤外送信機２と、患者３が携
帯する医用送信機４と、この医用送信機４からの送信電
波を病棟内に設置したアンテナ５を介して受信するモニ
タ６とから構成されている。
者位置検出システムの実施の形態について説明する。 Ａ．患者位置検出システムの構成 図１は本発明に係る患者位置検出システムの実施の形態
の構成を示すブロック図である。この図において、患者
位置検出システム１は、病棟内を複数の領域に区分けし
た各領域ごとに設置された赤外送信機２と、患者３が携
帯する医用送信機４と、この医用送信機４からの送信電
波を病棟内に設置したアンテナ５を介して受信するモニ
タ６とから構成されている。
【００１０】（ａ）赤外送信機２の構成 赤外送信機２は赤外線を利用して設置領域の位置を示す
位置情報を送信するものであり、図２に示すように、赤
外線を出力する発光ダイオード１０と、この発光ダイオ
ード１０の発光制御を行なう発光制御部１１とから構成
されている。発光制御部１１は、内蔵するメモリ（図示
略）に記憶された制御データに基づいて発光ダイオード
１０を駆動して位置データを送信する。この場合、位置
データには図３に示すように同期信号が付加されてい
る。
位置情報を送信するものであり、図２に示すように、赤
外線を出力する発光ダイオード１０と、この発光ダイオ
ード１０の発光制御を行なう発光制御部１１とから構成
されている。発光制御部１１は、内蔵するメモリ（図示
略）に記憶された制御データに基づいて発光ダイオード
１０を駆動して位置データを送信する。この場合、位置
データには図３に示すように同期信号が付加されてい
る。
【００１１】（ｂ）医用送信機４の構成 医用送信機４は赤外送信機２から送信される位置データ
を受信すると共に、受信した位置データに識別コード、
心電図データおよびナースコールデータを付加した患者
位置データをＦＭ変調して送信する。図４は患者位置デ
ータの構成を示す図である。なお、この患者位置データ
にも同期信号が付加される。図５は医用送信機４の構成
を示すブロック図である。この図において、ホトダイオ
ード１５は赤外送信機２からの赤外線を受光する。Ｉ−
Ｖ変換器１６はホトダイオード１５の電流出力を電圧に
変換する。増幅器１７はＩ−Ｖ変換器１６の出力を所定
のレベルまで増幅し、復調部１８は増幅器１７の出力か
ら位置データを復調する。データ変換部（Ｓ／Ｐ部）１
９は復調部１８で復調されたシリアルの位置データをパ
ラレル変換する。このデータ変換部１９でパラレル変換
された位置データは制御部１４に取り込まれる。
を受信すると共に、受信した位置データに識別コード、
心電図データおよびナースコールデータを付加した患者
位置データをＦＭ変調して送信する。図４は患者位置デ
ータの構成を示す図である。なお、この患者位置データ
にも同期信号が付加される。図５は医用送信機４の構成
を示すブロック図である。この図において、ホトダイオ
ード１５は赤外送信機２からの赤外線を受光する。Ｉ−
Ｖ変換器１６はホトダイオード１５の電流出力を電圧に
変換する。増幅器１７はＩ−Ｖ変換器１６の出力を所定
のレベルまで増幅し、復調部１８は増幅器１７の出力か
ら位置データを復調する。データ変換部（Ｓ／Ｐ部）１
９は復調部１８で復調されたシリアルの位置データをパ
ラレル変換する。このデータ変換部１９でパラレル変換
された位置データは制御部１４に取り込まれる。
【００１２】心電図電極２０は、この医用送信機４を所
持する患者の胸部等に装着される。増幅器２１は心電図
電極２０で取り込まれた心電図信号を所定のレベルまで
増幅し、Ａ／Ｄ変換器２２は増幅器２１で増幅された心
電図信号をディジタル信号に変換する。このＡ／Ｄ変換
器２２でディジタル信号に変換された心電図信号は制御
部１４に取り込まれる。ナースコールスイッチ２３は患
者がナースコールをするときに押される。ナースコール
スイッチ２３の出力は制御部１４に取り込まれる。
持する患者の胸部等に装着される。増幅器２１は心電図
電極２０で取り込まれた心電図信号を所定のレベルまで
増幅し、Ａ／Ｄ変換器２２は増幅器２１で増幅された心
電図信号をディジタル信号に変換する。このＡ／Ｄ変換
器２２でディジタル信号に変換された心電図信号は制御
部１４に取り込まれる。ナースコールスイッチ２３は患
者がナースコールをするときに押される。ナースコール
スイッチ２３の出力は制御部１４に取り込まれる。
【００１３】制御部１４はＡ／Ｄ変換器１９、２３から
の出力およびナースコールスイッチ２３からの出力に基
づいて処理プログラムを実行し、処理結果をデータ変換
部２６に供給する。制御部１４に接続されるＲＯＭ２４
には処理プログラムおよび識別コードが格納されてお
り、またＲＡＭ２５には処理過程のデータが格納され
る。データ変換部（Ｐ／Ｓ部）２６は、制御部１４から
供給されるパラレルデータをシリアルデータに変換す
る。変調部２７はデータ変換部２６からのシリアルデー
タをＦＭ変調する。電力増幅部２８は変調部２７からの
信号を電力増幅して、アンテナ２９から中空へ放出す
る。
の出力およびナースコールスイッチ２３からの出力に基
づいて処理プログラムを実行し、処理結果をデータ変換
部２６に供給する。制御部１４に接続されるＲＯＭ２４
には処理プログラムおよび識別コードが格納されてお
り、またＲＡＭ２５には処理過程のデータが格納され
る。データ変換部（Ｐ／Ｓ部）２６は、制御部１４から
供給されるパラレルデータをシリアルデータに変換す
る。変調部２７はデータ変換部２６からのシリアルデー
タをＦＭ変調する。電力増幅部２８は変調部２７からの
信号を電力増幅して、アンテナ２９から中空へ放出す
る。
【００１４】図６はこの医用送信機４の外観を示す斜視
図であり、本体の前面部の中央にはナースコールスイッ
チ２３が設けられており、またナースコールスイッチ２
３の上方には赤外線受光窓３０が設けられている。この
赤外線受光窓３０の内側に上述したホトダイオード１５
が配置されている。また、本体の上面部には電源スイッ
チ３１、電源スイッチ３１のオン／オフ状態を表示する
発光ダイオード３２、心電図電極部３８を接続するため
のジャック３３、赤外線受光部４３を接続するためのジ
ャック３４が設けられている。
図であり、本体の前面部の中央にはナースコールスイッ
チ２３が設けられており、またナースコールスイッチ２
３の上方には赤外線受光窓３０が設けられている。この
赤外線受光窓３０の内側に上述したホトダイオード１５
が配置されている。また、本体の上面部には電源スイッ
チ３１、電源スイッチ３１のオン／オフ状態を表示する
発光ダイオード３２、心電図電極部３８を接続するため
のジャック３３、赤外線受光部４３を接続するためのジ
ャック３４が設けられている。
【００１５】心電図電極部３８は、心電図電極２０と、
この心電図電極２０を患者の皮膚に装着するための円形
のテープ３５と、ケーブル３６と、プラグ３７とから構
成されている。この場合、心電図電極２０がケーブル３
５の一端に接続され、プラグ３７がその他端にされてい
る。赤外線受光部４３は、赤外線を検出するホトダイオ
ード（図示略）が内蔵された赤外線受光器３９と、この
赤外線受光器３９に取り付けられたクリップ４０と、ケ
ーブル４１と、プラグ４２とから構成されている。この
場合、赤外線受光器３９がケーブル４１の一端に接続さ
れ、プラグ４２がその他端に接続されている。なお、こ
の赤外線受光部４３はオプション的に使用されるもので
あり、これを使用しなくても本体内に設けられたホトダ
イオード１５によって赤外送信機２からの赤外線が受光
される。また、この赤外線受光部４３はクリップ４０に
よって衣服のどの部分にも装着可能であるので、赤外送
信機２からの赤外線を確実に受光できるという利点を有
している。
この心電図電極２０を患者の皮膚に装着するための円形
のテープ３５と、ケーブル３６と、プラグ３７とから構
成されている。この場合、心電図電極２０がケーブル３
５の一端に接続され、プラグ３７がその他端にされてい
る。赤外線受光部４３は、赤外線を検出するホトダイオ
ード（図示略）が内蔵された赤外線受光器３９と、この
赤外線受光器３９に取り付けられたクリップ４０と、ケ
ーブル４１と、プラグ４２とから構成されている。この
場合、赤外線受光器３９がケーブル４１の一端に接続さ
れ、プラグ４２がその他端に接続されている。なお、こ
の赤外線受光部４３はオプション的に使用されるもので
あり、これを使用しなくても本体内に設けられたホトダ
イオード１５によって赤外送信機２からの赤外線が受光
される。また、この赤外線受光部４３はクリップ４０に
よって衣服のどの部分にも装着可能であるので、赤外送
信機２からの赤外線を確実に受光できるという利点を有
している。
【００１６】（ｃ）モニタ６の構成 モニタ６は医用送信機４からのＦＭ電波を病棟内に設置
したアンテナ５（図１参照）を介して受信し、その受信
信号から位置データ、識別コード、心電図データおよび
ナースコールデータを復調して表示する。図７はこのモ
ニタ６の構成を示すブロック図である。この図におい
て、受信部５０はアンテナ５を介して医用送信機４から
のＦＭ電波を選択的に受信し、その出力を復調部５１に
供給する。復調部５１は受信部５０の受信信号から患者
位置データを復調する。データ変換部（Ｓ／Ｐ部）５２
は復調部５１で復調されたシリアルの患者位置データを
パラレル変換する。このデータ変換部５２でパラレル変
換された患者位置データは制御部５３に取り込まれる。
したアンテナ５（図１参照）を介して受信し、その受信
信号から位置データ、識別コード、心電図データおよび
ナースコールデータを復調して表示する。図７はこのモ
ニタ６の構成を示すブロック図である。この図におい
て、受信部５０はアンテナ５を介して医用送信機４から
のＦＭ電波を選択的に受信し、その出力を復調部５１に
供給する。復調部５１は受信部５０の受信信号から患者
位置データを復調する。データ変換部（Ｓ／Ｐ部）５２
は復調部５１で復調されたシリアルの患者位置データを
パラレル変換する。このデータ変換部５２でパラレル変
換された患者位置データは制御部５３に取り込まれる。
【００１７】制御部５３は取り込んだ患者位置データを
記憶装置（ハードディスク）５６に記憶し、更に患者位
置データの位置データ、識別コードおよび心電図データ
をＣＲＴ等の表示部５７に表示すると共に記録部５８か
らプリントアウトする。ここで、図８は表示部５７にお
ける表示の一例であり、４人の患者の名前（鈴木二郎、
山田太郎、山村拓哉、佐藤俊夫）と、各人の心電図波
形、心拍数および居場所が表示されている。制御部５３
は、更に患者位置データにナースコールデータが含まれ
ていると判断すると、アラーム音発生部５９に対して制
御信号を供給する。アラーム音発生部５９は制御部５３
から制御信号が供給されると、アラーム信号を作成して
スピーカ６０に供給し、アラーム音を発生させる。制御
部５３に接続されるＲＯＭ５４には処理プログラムが格
納されている、ＲＡＭ５５は制御部５３の動作において
使用される。
記憶装置（ハードディスク）５６に記憶し、更に患者位
置データの位置データ、識別コードおよび心電図データ
をＣＲＴ等の表示部５７に表示すると共に記録部５８か
らプリントアウトする。ここで、図８は表示部５７にお
ける表示の一例であり、４人の患者の名前（鈴木二郎、
山田太郎、山村拓哉、佐藤俊夫）と、各人の心電図波
形、心拍数および居場所が表示されている。制御部５３
は、更に患者位置データにナースコールデータが含まれ
ていると判断すると、アラーム音発生部５９に対して制
御信号を供給する。アラーム音発生部５９は制御部５３
から制御信号が供給されると、アラーム信号を作成して
スピーカ６０に供給し、アラーム音を発生させる。制御
部５３に接続されるＲＯＭ５４には処理プログラムが格
納されている、ＲＡＭ５５は制御部５３の動作において
使用される。
【００１８】Ｂ．患者位置検出システムの動作 次に、上記構成による患者位置検出システムの動作につ
いて説明する。 （ａ）医用送信機４の動作 図９は医用送信機４の動作を示すフローチャートであ
る。まず、ステップＳ１０でデータ変換部１９からのデ
ータの取り込みを行ない、次いでステップＳ１２でその
データに位置データが有るか否かを判定する。この判定
において、位置データが無いと判断すると、ステップＳ
１４でナースコールスイッチ２３がオンされたか否かを
判定する。ナースコールスイッチ２３がオンされたと判
断すると、ステップＳ１６でフラグＦを「１」に設定し
てステップＳ１０に戻り、ナースコールスイッチ２３が
オンされないと判断すると何も処理をせずそのままステ
ップＳ１０に戻る。
いて説明する。 （ａ）医用送信機４の動作 図９は医用送信機４の動作を示すフローチャートであ
る。まず、ステップＳ１０でデータ変換部１９からのデ
ータの取り込みを行ない、次いでステップＳ１２でその
データに位置データが有るか否かを判定する。この判定
において、位置データが無いと判断すると、ステップＳ
１４でナースコールスイッチ２３がオンされたか否かを
判定する。ナースコールスイッチ２３がオンされたと判
断すると、ステップＳ１６でフラグＦを「１」に設定し
てステップＳ１０に戻り、ナースコールスイッチ２３が
オンされないと判断すると何も処理をせずそのままステ
ップＳ１０に戻る。
【００１９】ステップＳ１２の判定において位置データ
が有ると判断すると、ステップＳ１８に進み、その位置
データをＲＡＭ２５に記憶する。次にステップＳ２０で
Ａ／Ｄ変換器２２から心電図データの取り込みを行な
い、ステップＳ２２でその心電図データをＲＡＭ２５に
記憶する。心電図データをＲＡＭ２５に記憶した後、ス
テップＳ２４でフラグＦが「１」になっているか否かを
判定する。この判定において、フラグＦが「１」になっ
ていると判断するとステップＳ２６に進み、ＲＡＭ２５
に記憶している位置データと、心電図データと、識別コ
ードと、ナースコールデータとを順次データ変換部２６
に供給する。なお、この処理において、識別コードはＲ
ＯＭ２４から読み出す。
が有ると判断すると、ステップＳ１８に進み、その位置
データをＲＡＭ２５に記憶する。次にステップＳ２０で
Ａ／Ｄ変換器２２から心電図データの取り込みを行な
い、ステップＳ２２でその心電図データをＲＡＭ２５に
記憶する。心電図データをＲＡＭ２５に記憶した後、ス
テップＳ２４でフラグＦが「１」になっているか否かを
判定する。この判定において、フラグＦが「１」になっ
ていると判断するとステップＳ２６に進み、ＲＡＭ２５
に記憶している位置データと、心電図データと、識別コ
ードと、ナースコールデータとを順次データ変換部２６
に供給する。なお、この処理において、識別コードはＲ
ＯＭ２４から読み出す。
【００２０】データ変換部２６に供給されたデータはシ
リアルデータに変換された後、変調部２７でＦＭ変調さ
れ、電力増幅部２８で電力増幅されてアンテナ２９から
中空へ放出される。一方、ステップＳ２４の判定におい
て、フラグＦが「１」になっていないと判断するとステ
ップＳ２８に進み、ＲＡＭ２５に記憶している位置デー
タと、心電図データと、識別コードとを順次データ変換
部２６に供給する。上記ステップＳ２６で位置データ、
心電図データ、識別コードおよびナースコールデータを
データ変換部２６に供給した後、ステップＳ３０でフラ
グＦを「０」にし、次いでステップＳ３２で位置データ
をクリアし、更にステップＳ３４で心電図データをクリ
アしてステップＳ１０に戻る。一方、ステップＳ２８で
位置データ、心電図データおよび識別コードをデータ変
換部２６に供給した後、ステップＳ３２で位置データを
クリアし、更にステップＳ３４で心電図データをクリア
してステップＳ１０に戻る。
リアルデータに変換された後、変調部２７でＦＭ変調さ
れ、電力増幅部２８で電力増幅されてアンテナ２９から
中空へ放出される。一方、ステップＳ２４の判定におい
て、フラグＦが「１」になっていないと判断するとステ
ップＳ２８に進み、ＲＡＭ２５に記憶している位置デー
タと、心電図データと、識別コードとを順次データ変換
部２６に供給する。上記ステップＳ２６で位置データ、
心電図データ、識別コードおよびナースコールデータを
データ変換部２６に供給した後、ステップＳ３０でフラ
グＦを「０」にし、次いでステップＳ３２で位置データ
をクリアし、更にステップＳ３４で心電図データをクリ
アしてステップＳ１０に戻る。一方、ステップＳ２８で
位置データ、心電図データおよび識別コードをデータ変
換部２６に供給した後、ステップＳ３２で位置データを
クリアし、更にステップＳ３４で心電図データをクリア
してステップＳ１０に戻る。
【００２１】（ｂ）モニタ６の動作 図１０はモニタ６の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップＳ５０でデータ変換部５２からのデータ
の取り込みを行ない、次いでステップＳ５２でそのデー
タが医用送信機４からの患者位置データで有るか否かを
判定する。この判定において、患者位置データでないと
判断するとステップＳ５０に戻り、患者位置データで有
ると判断するとステップＳ５４に進む。ステップＳ５４
に進むと、患者位置データを構成する識別コードが予め
登録されたものであるか否かを判定し、登録されたもの
でないと判断するとステップＳ５０に戻り、登録された
ものであると判断するとステップＳ５６に進む。
まず、ステップＳ５０でデータ変換部５２からのデータ
の取り込みを行ない、次いでステップＳ５２でそのデー
タが医用送信機４からの患者位置データで有るか否かを
判定する。この判定において、患者位置データでないと
判断するとステップＳ５０に戻り、患者位置データで有
ると判断するとステップＳ５４に進む。ステップＳ５４
に進むと、患者位置データを構成する識別コードが予め
登録されたものであるか否かを判定し、登録されたもの
でないと判断するとステップＳ５０に戻り、登録された
ものであると判断するとステップＳ５６に進む。
【００２２】識別コードが予め登録されているものと判
断してステップＳ５６に進むと、患者位置データにナー
スコールデータが有るか否かを判定し、ナースコールデ
ータが有ると判断するとステップＳ５８でアラーム音を
発生させ、次いでステップＳ６０で患者位置データの位
置データ、心電図データ、識別コードに基づいて表示部
５７上に心電図波形、患者の居場所、患者の名前等を表
示すると共に記録部５８からプリントアウトする。な
お、この場合、心電図データから心拍数を計算してその
値も表示およびプリントアウトする。一方、患者位置デ
ータにナースコールデータが無いと判断すると、ステッ
プＳ６０の処理のみを行なう。このステップＳ６０の処
理を行なった後、ステップＳ５０に戻る。上記ステップ
Ｓ５０〜ステップＳ６０の処理を患者位置情報を取り込
む毎に行なう。
断してステップＳ５６に進むと、患者位置データにナー
スコールデータが有るか否かを判定し、ナースコールデ
ータが有ると判断するとステップＳ５８でアラーム音を
発生させ、次いでステップＳ６０で患者位置データの位
置データ、心電図データ、識別コードに基づいて表示部
５７上に心電図波形、患者の居場所、患者の名前等を表
示すると共に記録部５８からプリントアウトする。な
お、この場合、心電図データから心拍数を計算してその
値も表示およびプリントアウトする。一方、患者位置デ
ータにナースコールデータが無いと判断すると、ステッ
プＳ６０の処理のみを行なう。このステップＳ６０の処
理を行なった後、ステップＳ５０に戻る。上記ステップ
Ｓ５０〜ステップＳ６０の処理を患者位置情報を取り込
む毎に行なう。
【００２３】このように、この実施の形態では、病棟内
の各領域にその領域を示す位置データを送信する赤外送
信機２を設置し、患者には赤外送信機２から送信される
位置データを受信し、その位置データに識別コード、心
電図データ及びナースコールデータを付加した患者位置
データをＦＭ変調して送信する医用送信機４を携帯さ
せ、医師室や看護婦室等には患者が携帯した医用送信機
４から送信される患者位置データを受信し、その患者位
置データに基づいて表示部５７に心電図波形、心拍数、
患者の居場所、患者の名前等を表示すると共に記録部５
８からプリントアウトするモニタ６を設置するようにし
た。したがって、患者が病棟内の何処にいても、その人
の所在を確実に把握することができる。また、心電図波
形及び心拍数からその人の現在の体調をも確認すること
ができる。
の各領域にその領域を示す位置データを送信する赤外送
信機２を設置し、患者には赤外送信機２から送信される
位置データを受信し、その位置データに識別コード、心
電図データ及びナースコールデータを付加した患者位置
データをＦＭ変調して送信する医用送信機４を携帯さ
せ、医師室や看護婦室等には患者が携帯した医用送信機
４から送信される患者位置データを受信し、その患者位
置データに基づいて表示部５７に心電図波形、心拍数、
患者の居場所、患者の名前等を表示すると共に記録部５
８からプリントアウトするモニタ６を設置するようにし
た。したがって、患者が病棟内の何処にいても、その人
の所在を確実に把握することができる。また、心電図波
形及び心拍数からその人の現在の体調をも確認すること
ができる。
【００２４】なお、上記実施の形態では、患者の心電図
のみ測定するようにしたが、その他に脈波や血圧などを
測定して、それらの結果も送信するようにしても良い。
のみ測定するようにしたが、その他に脈波や血圧などを
測定して、それらの結果も送信するようにしても良い。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の患者位置検出システムに
よれば、病棟内を複数の領域に区分けした各領域ごとに
設置する赤外送信機と、この赤外送信機からの位置情報
を受信してその位置情報と自機を特定する識別情報を送
信する医用送信機と、この医用送信機から送信される各
情報を受信して表示又は記録するモニタを備えたので、
患者が病棟内の何処にいても、その人の所在を確実に把
握することができる。
よれば、病棟内を複数の領域に区分けした各領域ごとに
設置する赤外送信機と、この赤外送信機からの位置情報
を受信してその位置情報と自機を特定する識別情報を送
信する医用送信機と、この医用送信機から送信される各
情報を受信して表示又は記録するモニタを備えたので、
患者が病棟内の何処にいても、その人の所在を確実に把
握することができる。
【００２６】請求項２記載の患者位置検出システムによ
れば、医用送信機に、ケーブルを介して接続される赤外
線受光部を設けると共に、この赤外線受光部に衣服に着
脱自在な止め具を設けたので、衣服のどの部分にも装着
可能になり、赤外送信機からの赤外線を確実に受光でき
る。
れば、医用送信機に、ケーブルを介して接続される赤外
線受光部を設けると共に、この赤外線受光部に衣服に着
脱自在な止め具を設けたので、衣服のどの部分にも装着
可能になり、赤外送信機からの赤外線を確実に受光でき
る。
【００２７】請求項３記載の患者位置検出システムによ
れば、医用送信機に、少なくとも心電図を測定して、そ
の結果を位置情報及び識別情報と共に送信するので、患
者の居場所の他に現在の体調も確認することができる。
れば、医用送信機に、少なくとも心電図を測定して、そ
の結果を位置情報及び識別情報と共に送信するので、患
者の居場所の他に現在の体調も確認することができる。
【図１】本発明に係る患者位置検出システムの実施の形
態の構成を示すブロック図である。
態の構成を示すブロック図である。
【図２】同実施の形態の患者位置検出システムの赤外送
信機の構成を示すブロック図である。
信機の構成を示すブロック図である。
【図３】同実施の形態の患者位置検出システムの赤外送
信機から送信される位置データを示す図である。
信機から送信される位置データを示す図である。
【図４】同実施の形態の患者位置検出システムの医用送
信機から送信される患者位置データを示す図である。
信機から送信される患者位置データを示す図である。
【図５】同実施の形態の患者位置検出システムの医用送
信機の構成を示すブロック図である。
信機の構成を示すブロック図である。
【図６】同実施の形態の患者位置検出システムの医用送
信機の外観を示す斜視図である。
信機の外観を示す斜視図である。
【図７】同実施の形態の患者位置検出システムのモニタ
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図８】同実施の形態の患者位置検出システムのモニタ
に表示される表示の一例を示す図である。
に表示される表示の一例を示す図である。
【図９】同実施の形態の患者位置検出システムの医用送
信機の動作を示すフローチャートである。
信機の動作を示すフローチャートである。
【図１０】同実施の形態の患者位置検出システムのモニ
タの動作を示すフローチャートである。
タの動作を示すフローチャートである。
２ 赤外送信機 ３ 患者 ４ 医用送信機 ５ アンテナ ６ モニタ ２３ ナースコールスイッチ ３６ ケーブル ３８ 心電図電極部 ４０ クリップ ４３ 赤外線受光部 ５７ 表示部 ５８ 記録部
Claims (3)
- 【請求項１】 病棟内を複数の領域に区分けした各領域
ごとに設置され、赤外線を利用して位置情報を送信する
赤外送信機と、 患者が携帯し、前記赤外送信機からの位置情報を受信す
ると共に、電波を利用して前記赤外送信機からの位置情
報及び自機を特定する識別情報を送信する医用送信機
と、 この医用送信機からの送信電波を病棟内に設置したアン
テナを介して受信し、その受信信号から前記位置情報及
び識別情報を復調して表示又は記録するモニタと、 を備えたことを特徴とする患者位置検出システム。 - 【請求項２】 前記医用送信機は、ケーブルを介して接
続される赤外線受光部を有し、 この赤外線受光部には衣服に着脱自在な止め具が設けら
ていることを特徴とする請求項１記載の患者位置検出シ
ステム。 - 【請求項３】 前記医用送信機は、少なくとも心電図を
測定する生体情報測定部を有し、この生体情報測定部の
測定結果を前記位置情報及び識別情報と共に送信し、 前記モニタは、前記医用送信機からの送信電波を受信し
て得た受信信号から前記位置情報、識別情報及び生体情
報を復調して表示又は記録することを特徴とする請求項
１乃至２のいずれかに記載の患者位置検出システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080797A JPH10248816A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 患者位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080797A JPH10248816A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 患者位置検出システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10248816A true JPH10248816A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13152996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080797A Pending JPH10248816A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 患者位置検出システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10248816A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001034869A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 行動判定装置、ケアシステム、ケア住宅およびプログラム記録媒体 |
| JP2001052276A (ja) * | 1999-08-05 | 2001-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 行動判定装置、ケアシステム、ケア住宅およびプログラム記録媒体 |
| JP2003044956A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 移動体監視方法およびシステム |
| US6796799B1 (en) | 1999-07-23 | 2004-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Behavior determining apparatus, care system, care residence and behavior information specifying apparatus and system |
| US7166242B2 (en) | 2002-08-02 | 2007-01-23 | Seiko Epson Corporation | Composition, organic conductive layer including composition, method for manufacturing organic conductive layers, organic EL element including organic conductive layer, method for manufacturing organic EL elements semiconductor element including organic conductive layer, method for manufacturing semiconductor elements, electronic device, and electronic apparatus |
| EP2392254A2 (en) | 2010-06-01 | 2011-12-07 | Nihon Kohden Corporation | Patient position display system |
| EP2428158A2 (en) | 2010-09-10 | 2012-03-14 | Nihon Kohden Corporation | Medical telemetry system and medical telemeter |
| JP2014238638A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | 日本光電工業株式会社 | 医療用外出通知システム、受信機および医療用外出通知プログラム |
| CN104637260A (zh) * | 2015-03-13 | 2015-05-20 | 北京云迹科技有限公司 | 一种实现区域监控报警的方法、装置及服务器 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6080797A patent/JPH10248816A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP2392254A2 (en) | 2010-06-01 | 2011-12-07 | Nihon Kohden Corporation | Patient position display system |
| EP2392254A3 (en) * | 2010-06-01 | 2012-05-09 | Nihon Kohden Corporation | Patient position display system |
| EP2428158A2 (en) | 2010-09-10 | 2012-03-14 | Nihon Kohden Corporation | Medical telemetry system and medical telemeter |
| CN102429647A (zh) * | 2010-09-10 | 2012-05-02 | 日本光电工业株式会社 | 医用遥测***和医用遥测仪 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |