JPH10234688A - 携帯用心電図モニタ装置 - Google Patents
携帯用心電図モニタ装置Info
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- JPH10234688A JPH10234688A JP9055615A JP5561597A JPH10234688A JP H10234688 A JPH10234688 A JP H10234688A JP 9055615 A JP9055615 A JP 9055615A JP 5561597 A JP5561597 A JP 5561597A JP H10234688 A JPH10234688 A JP H10234688A
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Links
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Landscapes
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 胸部及び腰部間の配線を廃止し、しかも胸部
に装着される回路部分の重量を軽減可能にする冒頭に述
べた類の携帯用心電図モニタ装置を提供する。 【解決手段】 モニタ回路により胸部に装着した電極に
誘導された複数チャネルの心電図信号をモニタし、不整
脈が検出された旨の情報を患者の救援機関に無線送信す
るための携帯用心電図モニタ装置であり、胸部側回路部
分と、腰部側回路部分とを備えている。胸部側回路部分
が、複数チャネルの心電図信号を加算する加算手段Ｒ１
〜Ｒ４と、この加算手段で加算された加算心電図信号を
胸部から腰部へ無線送信する装置内送信手段３２とを有
する。腰部側回路部分が、装置内送信手段３２の送信信
号を受信する受信手段４２と、この受信手段で受信され
た加算心電図信号中の看過できない程度に重い不整脈を
検出する不整脈検出手段４５と、不整脈が発生した旨の
情報を患者の識別記号と共に救援機関に無線送信する外
部送信手段４７とを有する。
に装着される回路部分の重量を軽減可能にする冒頭に述
べた類の携帯用心電図モニタ装置を提供する。 【解決手段】 モニタ回路により胸部に装着した電極に
誘導された複数チャネルの心電図信号をモニタし、不整
脈が検出された旨の情報を患者の救援機関に無線送信す
るための携帯用心電図モニタ装置であり、胸部側回路部
分と、腰部側回路部分とを備えている。胸部側回路部分
が、複数チャネルの心電図信号を加算する加算手段Ｒ１
〜Ｒ４と、この加算手段で加算された加算心電図信号を
胸部から腰部へ無線送信する装置内送信手段３２とを有
する。腰部側回路部分が、装置内送信手段３２の送信信
号を受信する受信手段４２と、この受信手段で受信され
た加算心電図信号中の看過できない程度に重い不整脈を
検出する不整脈検出手段４５と、不整脈が発生した旨の
情報を患者の識別記号と共に救援機関に無線送信する外
部送信手段４７とを有する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者が携帯したモ
ニタ回路により胸部に装着した電極に誘導された複数チ
ャネルの心電図信号をモニタし、心電図信号中に検出さ
れた不整脈情報を救援機関に無線送信して、専門家によ
る診断、患者に対する指示或は救急等の救援を受けるた
めの携帯用心電図モニタ装置に関するものである。
ニタ回路により胸部に装着した電極に誘導された複数チ
ャネルの心電図信号をモニタし、心電図信号中に検出さ
れた不整脈情報を救援機関に無線送信して、専門家によ
る診断、患者に対する指示或は救急等の救援を受けるた
めの携帯用心電図モニタ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】心電図信号を解析してその中の不整脈を
自動的に検出することは既に行われているが、患者が携
帯したモニタ回路自体で不整脈を検出して、その発生を
患者のスイッチ操作により、或は自動的に救援機関にテ
レメータで通報するような携帯用心電図モニタ装置は少
なくとも実用化されていない。
自動的に検出することは既に行われているが、患者が携
帯したモニタ回路自体で不整脈を検出して、その発生を
患者のスイッチ操作により、或は自動的に救援機関にテ
レメータで通報するような携帯用心電図モニタ装置は少
なくとも実用化されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような装置に限ら
ず、一般的に心電図信号をテレメータ送信する場合、胸
部に装着された電極に誘導された心電図信号を有線で腰
部に装着した送信機に供給して送信したり、或は胸部自
体に装着した送信機から送信している。したがって、前
者の場合、患者にとって胸部及び腰部間の配線が煩わし
く、また動作が拘束される。後者の場合胸部に装着され
る回路部分の重量が大きくなり、同様に患者の負担にな
る。したがって、特に日常生活時において不整脈発生時
に救援を受けるために携帯する装置としては、改良の余
地がある。
ず、一般的に心電図信号をテレメータ送信する場合、胸
部に装着された電極に誘導された心電図信号を有線で腰
部に装着した送信機に供給して送信したり、或は胸部自
体に装着した送信機から送信している。したがって、前
者の場合、患者にとって胸部及び腰部間の配線が煩わし
く、また動作が拘束される。後者の場合胸部に装着され
る回路部分の重量が大きくなり、同様に患者の負担にな
る。したがって、特に日常生活時において不整脈発生時
に救援を受けるために携帯する装置としては、改良の余
地がある。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、胸部及
び腰部間の配線を廃止し、しかも胸部に装着される回路
部分の重量を軽減可能にする冒頭に述べた類の携帯用心
電図モニタ装置を提供することを目的とする。
び腰部間の配線を廃止し、しかも胸部に装着される回路
部分の重量を軽減可能にする冒頭に述べた類の携帯用心
電図モニタ装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項１により、患者が携帯したモニタ
回路により胸部に装着した電極に誘導された複数チャネ
ルの心電図信号をモニタし、心電図信号中に不整脈が検
出された旨の情報を患者の救援機関に無線送信するため
の携帯用心電図モニタ装置を前提とし、胸部に装着され
る胸部側回路部分と、腰部に装着される腰部側回路部分
とを備え、胸部側回路部分が、複数チャネルの心電図信
号を加算する加算手段と、この加算手段で加算された加
算心電図信号を胸部から腰部へ無線送信する装置内送信
手段とを有し、腰部側回路部分が、装置内送信手段の送
信信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信され
た加算心電図信号中の看過できない程度に重い不整脈を
検出する不整脈検出手段と、不整脈が発生した旨の情報
を患者の識別記号と共に救援機関に無線送信する外部送
信手段とを有することを特徴とする。
成するために、請求項１により、患者が携帯したモニタ
回路により胸部に装着した電極に誘導された複数チャネ
ルの心電図信号をモニタし、心電図信号中に不整脈が検
出された旨の情報を患者の救援機関に無線送信するため
の携帯用心電図モニタ装置を前提とし、胸部に装着され
る胸部側回路部分と、腰部に装着される腰部側回路部分
とを備え、胸部側回路部分が、複数チャネルの心電図信
号を加算する加算手段と、この加算手段で加算された加
算心電図信号を胸部から腰部へ無線送信する装置内送信
手段とを有し、腰部側回路部分が、装置内送信手段の送
信信号を受信する受信手段と、この受信手段で受信され
た加算心電図信号中の看過できない程度に重い不整脈を
検出する不整脈検出手段と、不整脈が発生した旨の情報
を患者の識別記号と共に救援機関に無線送信する外部送
信手段とを有することを特徴とする。
【０００６】装置内送信手段は、複数チャネルの加算心
電図信号を例えばアンテナにより電磁波で或はコイルに
より磁界で腰部ヘ無線送信して、腰部の受信手段に受信
させ、不整脈検出手段で加算心電図信号中の不整脈を検
出させる。不整脈が発生した旨の情報は患者の識別記号
と共に外部送信手段で救援機関に無線送信される。救援
機関では患者にその保存データを基に医者が適宜指示を
与えたり、救急を依頼等の処置を行う。
電図信号を例えばアンテナにより電磁波で或はコイルに
より磁界で腰部ヘ無線送信して、腰部の受信手段に受信
させ、不整脈検出手段で加算心電図信号中の不整脈を検
出させる。不整脈が発生した旨の情報は患者の識別記号
と共に外部送信手段で救援機関に無線送信される。救援
機関では患者にその保存データを基に医者が適宜指示を
与えたり、救急を依頼等の処置を行う。
【０００７】不整脈発生時点の心電図信号自体を診断可
能にするには、請求項２の発明により、患者が携帯した
モニタ回路により胸部に装着した電極に誘導された複数
チャネルの心電図信号をモニタし、不整脈を含む心電図
信号を患者の救援機関に無線送信するための携帯用心電
図モニタ装置を前提とし、腰部側回路部分が、装置内送
信手段の送信信号を受信する受信手段と、この受信手段
で受信された複数心拍分の加算心電図信号を逐次更新し
つつ一時的に記憶する一時記憶手段と、加算心電図信号
中の看過できない程度に重い不整脈を検出する不整脈検
出手段と、不整脈検出時点の連続する複数心拍分の加算
心電図信号及び患者の識別記号を救援機関に無線送信す
る外部送信手段とを有するようにする。
能にするには、請求項２の発明により、患者が携帯した
モニタ回路により胸部に装着した電極に誘導された複数
チャネルの心電図信号をモニタし、不整脈を含む心電図
信号を患者の救援機関に無線送信するための携帯用心電
図モニタ装置を前提とし、腰部側回路部分が、装置内送
信手段の送信信号を受信する受信手段と、この受信手段
で受信された複数心拍分の加算心電図信号を逐次更新し
つつ一時的に記憶する一時記憶手段と、加算心電図信号
中の看過できない程度に重い不整脈を検出する不整脈検
出手段と、不整脈検出時点の連続する複数心拍分の加算
心電図信号及び患者の識別記号を救援機関に無線送信す
る外部送信手段とを有するようにする。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１乃至図２を基に本発明の実施
の形態の一例による携帯用心電図モニタ装置を説明す
る。１０は、裏面に胸部へ粘着させるための粘着層を有
する可撓性を有する基部シートである。この基部シート
は、女性の***を避けるようにＬ字形に形成されて前胸
壁に装着され、そのコーナ部１０ａには、胸部の剣状突
起位置に装着されるように心電図電極１１が取付けられ
ている。さらに、その縦長部分１０ｂの上端部には電極
１２、横長部分１０ｃの側端部の上方領域には電極１
５、電極１２の斜め下方には電極１４が取付けられてい
る。このような電極配列により、電極１２及び１１間で
α誘導が検出され、電極１４及び１５間でγ誘導が検出
される。
の形態の一例による携帯用心電図モニタ装置を説明す
る。１０は、裏面に胸部へ粘着させるための粘着層を有
する可撓性を有する基部シートである。この基部シート
は、女性の***を避けるようにＬ字形に形成されて前胸
壁に装着され、そのコーナ部１０ａには、胸部の剣状突
起位置に装着されるように心電図電極１１が取付けられ
ている。さらに、その縦長部分１０ｂの上端部には電極
１２、横長部分１０ｃの側端部の上方領域には電極１
５、電極１２の斜め下方には電極１４が取付けられてい
る。このような電極配列により、電極１２及び１１間で
α誘導が検出され、電極１４及び１５間でγ誘導が検出
される。
【０００９】基部シート１０の表面には、リード線状の
アンテナ３２ａと、胸部側回路部分が収納される回路ケ
ース３０とが取付けられている。この回路ケースには、
α誘導と、γ誘導との２チャネルの心電図信号を加算す
る抵抗Ｒ１〜Ｒ４で構成された加算回路と、その加算心
電図信号を増幅する演算増幅器３１と、その増幅出力を
振幅変調して腰部へ送信するアンテナ３２ａ付の装置内
送信手段３２と、これらの回路部分を駆動するボタン電
池とが収納されている。回路ケース３０は、アンテナ３
２ａ及びボタン電池を含めて１０ｇ以下に構成可能であ
ることが確認されている。
アンテナ３２ａと、胸部側回路部分が収納される回路ケ
ース３０とが取付けられている。この回路ケースには、
α誘導と、γ誘導との２チャネルの心電図信号を加算す
る抵抗Ｒ１〜Ｒ４で構成された加算回路と、その加算心
電図信号を増幅する演算増幅器３１と、その増幅出力を
振幅変調して腰部へ送信するアンテナ３２ａ付の装置内
送信手段３２と、これらの回路部分を駆動するボタン電
池とが収納されている。回路ケース３０は、アンテナ３
２ａ及びボタン電池を含めて１０ｇ以下に構成可能であ
ることが確認されている。
【００１０】ベルト４１には、腰部に装着される腰部側
回路部分が収納される回路ケース４０及びリード線状ア
ンテナ４２ａが取付けられている。回路ケース４０に
は、アンテナ３２ａからの送信信号を受信して増幅及び
復調し、かつ送受共用のアンテナ４２ａが付属した受信
手段４２と、その復調された加算心電図信号をＡ／Ｄ変
換するＡ／Ｄコンバータ４３と、そのディジタル化され
た加算心電図信号を１０心拍分程度逐次更新しつつ一時
的に記憶する一時記憶手段４４と、その記憶した加算心
電図信号を取り込んで、看過できない程度に重い不整脈
の発生を検出する不整脈検出手段４５と、患者の識別記
号を設定登録させる識別記号登録手段４６と、最初の不
整脈が検出された時点に続く例えば５個の心拍分の加算
心電図信号及び患者の識別記号を救援機関に無線送信す
る共用のアンテナ４２ａ付の外部送信手段４７と、受信
信号を受信手段４２に供給し、送信信号をアンテナ４２
ａに供給する分波回路４２ｂと、救援機関に不整脈検出
を通報した旨を患者にも例えば音で報知する報知手段４
８と、バッテリとが収納されている。
回路部分が収納される回路ケース４０及びリード線状ア
ンテナ４２ａが取付けられている。回路ケース４０に
は、アンテナ３２ａからの送信信号を受信して増幅及び
復調し、かつ送受共用のアンテナ４２ａが付属した受信
手段４２と、その復調された加算心電図信号をＡ／Ｄ変
換するＡ／Ｄコンバータ４３と、そのディジタル化され
た加算心電図信号を１０心拍分程度逐次更新しつつ一時
的に記憶する一時記憶手段４４と、その記憶した加算心
電図信号を取り込んで、看過できない程度に重い不整脈
の発生を検出する不整脈検出手段４５と、患者の識別記
号を設定登録させる識別記号登録手段４６と、最初の不
整脈が検出された時点に続く例えば５個の心拍分の加算
心電図信号及び患者の識別記号を救援機関に無線送信す
る共用のアンテナ４２ａ付の外部送信手段４７と、受信
信号を受信手段４２に供給し、送信信号をアンテナ４２
ａに供給する分波回路４２ｂと、救援機関に不整脈検出
を通報した旨を患者にも例えば音で報知する報知手段４
８と、バッテリとが収納されている。
【００１１】不整脈検出手段４５は、加算された２チャ
ネルのＲ波は通常ほぼ揃うために１チャネルの場合と同
様なプログラムで解析するようにＣＰＵを用いて構成す
ることができ、逐次Ｒ波を検出し、その間隔が異常にな
ったり或はその間に異常な波形が生じるのを不整脈とし
て検出する。いずれかのチャネルのＲ波間隔がずれた場
合も加算により容易に検出される。そして、例えば不整
脈の連続する個数或はそれぞれの波形を解析して、指示
を与える必要があったり、或は救急を要する程度に異常
な不整脈発生であるか否かも判断する。
ネルのＲ波は通常ほぼ揃うために１チャネルの場合と同
様なプログラムで解析するようにＣＰＵを用いて構成す
ることができ、逐次Ｒ波を検出し、その間隔が異常にな
ったり或はその間に異常な波形が生じるのを不整脈とし
て検出する。いずれかのチャネルのＲ波間隔がずれた場
合も加算により容易に検出される。そして、例えば不整
脈の連続する個数或はそれぞれの波形を解析して、指示
を与える必要があったり、或は救急を要する程度に異常
な不整脈発生であるか否かも判断する。
【００１２】外部送信手段４７は、分波回路４２ｂに受
信信号と送信信号とを分離させるように、装置内送信手
段３２のものと異なる周波数帯域の無線送信を行う。但
し、専用のアンテナを用意しても良い。
信信号と送信信号とを分離させるように、装置内送信手
段３２のものと異なる周波数帯域の無線送信を行う。但
し、専用のアンテナを用意しても良い。
【００１３】救援機関には、識別記号及び病歴等の患者
データが保存されており、患者を診断する医者も待機し
ている。不整脈が検出された加算心電図信号が送信され
てくると受信時刻と共に記録され、医者がその心電図信
号をモニタ画面に表示させて病歴等を参考に診断し、患
者に直接又は電話等で指示を与えたり、或は救急を依頼
する。
データが保存されており、患者を診断する医者も待機し
ている。不整脈が検出された加算心電図信号が送信され
てくると受信時刻と共に記録され、医者がその心電図信
号をモニタ画面に表示させて病歴等を参考に診断し、患
者に直接又は電話等で指示を与えたり、或は救急を依頼
する。
【００１４】このように構成された携帯用心電図モニタ
装置の使用に際しては、基部シート１０のコーナ部１０
ａを剣状突起に位置付けし、縦長部分１０ｂを胸骨に沿
わせ、横長部分１０ｃを直交させて前胸壁に沿わせて粘
着させる。電極１１、１２、１４、１５のリード線は腰
部に向けて配線されず、また胸部の回路部分が軽量化さ
れることにより、使用中に活動が拘束される度合が大巾
に低減される。
装置の使用に際しては、基部シート１０のコーナ部１０
ａを剣状突起に位置付けし、縦長部分１０ｂを胸骨に沿
わせ、横長部分１０ｃを直交させて前胸壁に沿わせて粘
着させる。電極１１、１２、１４、１５のリード線は腰
部に向けて配線されず、また胸部の回路部分が軽量化さ
れることにより、使用中に活動が拘束される度合が大巾
に低減される。
【００１５】２チャネルの心電図信号は加算されて演算
増幅器３１で差動的に増幅されることにより、同相雑音
が相殺されて加算心電図信号としてアンテナ３２ａから
無線送信される。この加算心電図信号は、アンテナ４２
ａで受信されて復調・増幅され、一時記憶手段４４に一
時的に格納される。その加算心電図信号は逐次不整脈検
出手段４５で波形解析され、加算された双方のチャネル
の重い不整脈又は一方のチャネルの重い不整脈が検出さ
れると、その検出時点に続く５個の心拍分の加算心電図
信号及び患者の識別記号がアンテナ４２ａからテレメー
タ送信される。同時に、患者は報知手段４８から発せら
れる音で不整脈の発生が通報された旨を確認できる。
増幅器３１で差動的に増幅されることにより、同相雑音
が相殺されて加算心電図信号としてアンテナ３２ａから
無線送信される。この加算心電図信号は、アンテナ４２
ａで受信されて復調・増幅され、一時記憶手段４４に一
時的に格納される。その加算心電図信号は逐次不整脈検
出手段４５で波形解析され、加算された双方のチャネル
の重い不整脈又は一方のチャネルの重い不整脈が検出さ
れると、その検出時点に続く５個の心拍分の加算心電図
信号及び患者の識別記号がアンテナ４２ａからテレメー
タ送信される。同時に、患者は報知手段４８から発せら
れる音で不整脈の発生が通報された旨を確認できる。
【００１６】図３は外部送信手段として携帯電話機を利
用した心電図モニタ装置の回路構成を示す。ＣＰＵ５０
は動作プログラムが格納されたＲＯＭ５１及びＲＡＭ５
２と協動することにより、本発明の一時記憶手段、不整
脈検出手段及び識別記号登録手段を構成している。即
ち、ＣＰＵ５０は、ＲＯＭ５１の動作プログラムに従
い、ＲＡＭ５２に逐次更新しつつ複数心拍分の加算心電
図信号を記憶させると共に、逐次取り込んでＲＯＭ５１
に格納された不整脈検出用のプログラムで波形解析す
る。ＲＡＭ５２の不揮発領域には、患者の識別記号が設
定登録されている。
用した心電図モニタ装置の回路構成を示す。ＣＰＵ５０
は動作プログラムが格納されたＲＯＭ５１及びＲＡＭ５
２と協動することにより、本発明の一時記憶手段、不整
脈検出手段及び識別記号登録手段を構成している。即
ち、ＣＰＵ５０は、ＲＯＭ５１の動作プログラムに従
い、ＲＡＭ５２に逐次更新しつつ複数心拍分の加算心電
図信号を記憶させると共に、逐次取り込んでＲＯＭ５１
に格納された不整脈検出用のプログラムで波形解析す
る。ＲＡＭ５２の不揮発領域には、患者の識別記号が設
定登録されている。
【００１７】さらに、ＣＰＵ５０と、これに後続するＲ
Ｓ−２３２Ｃによるインタフェース部５３と、このイン
タフェース部にコード５９を通して接続するオプション
として入手可能なモデムインタフェース部５７ａを有す
るアンテナ５７ｂ付の携帯電話機５７とで本発明の外部
送信手段を構成している。図４はこのような腰部側回路
部分の収納具を示すもので、ベルト４１に取付けられた
基部６０の端部に回路部分４２、４３、４８、５０〜５
３が収納され、かつ表面を堅牢に絶縁された回路ブロッ
ク６１が取付けられ、この回路ブロックを包囲して基部
６０に取付けられた可撓性のケース６２に携帯電話機５
７が収納され、面ファスナ６３、６３ａを有する蓋６２
ａでカバーされるようになっている。
Ｓ−２３２Ｃによるインタフェース部５３と、このイン
タフェース部にコード５９を通して接続するオプション
として入手可能なモデムインタフェース部５７ａを有す
るアンテナ５７ｂ付の携帯電話機５７とで本発明の外部
送信手段を構成している。図４はこのような腰部側回路
部分の収納具を示すもので、ベルト４１に取付けられた
基部６０の端部に回路部分４２、４３、４８、５０〜５
３が収納され、かつ表面を堅牢に絶縁された回路ブロッ
ク６１が取付けられ、この回路ブロックを包囲して基部
６０に取付けられた可撓性のケース６２に携帯電話機５
７が収納され、面ファスナ６３、６３ａを有する蓋６２
ａでカバーされるようになっている。
【００１８】ＣＰＵ５０での波形解析により通報すべき
不整脈が検出されると、ＲＡＭ５２から読出されたその
不整脈に関連する連続５個の加算心電図信号及び識別記
号がインタフェース部５３からモデムインタフェース部
５７ａに送出され、携帯電話機５７から送信される。救
援機関から登録された患者の携帯電話番号により電話が
コールされた場合、コード５９を延ばして携帯電話機５
７を取り出し、医者からの指示を受ける。また、必要に
より救急の依頼も行われる。
不整脈が検出されると、ＲＡＭ５２から読出されたその
不整脈に関連する連続５個の加算心電図信号及び識別記
号がインタフェース部５３からモデムインタフェース部
５７ａに送出され、携帯電話機５７から送信される。救
援機関から登録された患者の携帯電話番号により電話が
コールされた場合、コード５９を延ばして携帯電話機５
７を取り出し、医者からの指示を受ける。また、必要に
より救急の依頼も行われる。
【００１９】尚、複数チャネルの心電図信号の加算手段
としては、図５Ａに示すように、基部シート１０の横長
部分１０ｃの側端部の下方領域には電極１３を追加し、
電極１２間とのβ誘導を含む３チャネルの加算にした
り、同図Ｂに示すように、電極１２を共通にしてα誘導
及びβ誘導を加算する等も考えられる。
としては、図５Ａに示すように、基部シート１０の横長
部分１０ｃの側端部の下方領域には電極１３を追加し、
電極１２間とのβ誘導を含む３チャネルの加算にした
り、同図Ｂに示すように、電極１２を共通にしてα誘導
及びβ誘導を加算する等も考えられる。
【００２０】腰部側回路部分の前述の外部送信手段４７
及びＣＰＵ５０には、不整脈の検出時点で自動的に外部
送信を行うのに代えて、報知手段４８の報知に応答して
患者により手動操作されて外部送信手段を始動させるス
イッチを付属させることもできる。電極はＬ字形の基板
シートに装着される場合に限定されない。救援機関に医
者が居ないシステムも考えられ、このような場合敢えて
心電図信号を送信することなく看過できない不整脈が発
生した旨の情報のみを救援機関に通報して、専門家への
診断の依頼又は救急機関への依頼等を行うように構成す
ることも可能である。
及びＣＰＵ５０には、不整脈の検出時点で自動的に外部
送信を行うのに代えて、報知手段４８の報知に応答して
患者により手動操作されて外部送信手段を始動させるス
イッチを付属させることもできる。電極はＬ字形の基板
シートに装着される場合に限定されない。救援機関に医
者が居ないシステムも考えられ、このような場合敢えて
心電図信号を送信することなく看過できない不整脈が発
生した旨の情報のみを救援機関に通報して、専門家への
診断の依頼又は救急機関への依頼等を行うように構成す
ることも可能である。
【００２１】
【発明の効果】請求項１又は２の発明によれば、胸部で
検出した心電図信号を腰部に無線送信して中継送信させ
ることにより、胸部及び腰部間の配線が廃止され、患者
の違和感或はその活動を阻害する度合が大巾に低減され
る。胸部側送信手段は至近位置への送信で済み、しかも
１チャネル送信であるために、その側の回路部分が軽量
化され、一層患者の負担が軽減される。１チャネル送信
であっても複数チャネルの加算心電図信号中の不整脈を
検出するために、不整脈検出の信頼性は確保される。相
対的に大きな電力を要する腰部の回路部分が胸部と分離
されるために、安全性上も有利である。救援体制下で日
常活動するために常時携帯するタイプの心電図モニタ装
置に特に有用である。請求項２の発明によれば、救援機
関で医者が重い不整脈発生を含む心電図信号もしくはそ
の近辺の関連する心電図信号を診断することができる。
検出した心電図信号を腰部に無線送信して中継送信させ
ることにより、胸部及び腰部間の配線が廃止され、患者
の違和感或はその活動を阻害する度合が大巾に低減され
る。胸部側送信手段は至近位置への送信で済み、しかも
１チャネル送信であるために、その側の回路部分が軽量
化され、一層患者の負担が軽減される。１チャネル送信
であっても複数チャネルの加算心電図信号中の不整脈を
検出するために、不整脈検出の信頼性は確保される。相
対的に大きな電力を要する腰部の回路部分が胸部と分離
されるために、安全性上も有利である。救援体制下で日
常活動するために常時携帯するタイプの心電図モニタ装
置に特に有用である。請求項２の発明によれば、救援機
関で医者が重い不整脈発生を含む心電図信号もしくはそ
の近辺の関連する心電図信号を診断することができる。
【００２２】請求項３の発明によれば、不整脈の発生が
患者自身に報知されるために自らも適切に対応すること
ができ、請求項４の発明によれば不整脈の発生時に任意
に外部送信するシステムとすることもできる。請求項５
の発明によれば、外部送信手段を携帯電話機を利用して
構成することにより、安価で、かつ簡単に構成されると
共に、救援機関と患者との交信も可能になる。
患者自身に報知されるために自らも適切に対応すること
ができ、請求項４の発明によれば不整脈の発生時に任意
に外部送信するシステムとすることもできる。請求項５
の発明によれば、外部送信手段を携帯電話機を利用して
構成することにより、安価で、かつ簡単に構成されると
共に、救援機関と患者との交信も可能になる。
【図１】本発明の実施の形態の一例による携帯用心電図
モニタ装置の回路構成を機能ブロック図として示す図で
ある。
モニタ装置の回路構成を機能ブロック図として示す図で
ある。
【図２】同携帯用心電図モニタ装置を患者に装着した状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図３】別の実施の形態による携帯用心電図モニタ装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図４】図３による心電図モニタ装置の腰部側回路部分
の収納具の斜視図である。
の収納具の斜視図である。
【図５】加算回路の別の構成を示す図である。
１１〜１５ 電極 ３０ 胸部側の回路ケース ４０ 腰部側の回路ケース ５７ 携帯電話機
フロントページの続き (72)発明者 小林 郁夫 埼玉県比企郡小川町大字大塚804−３ (72)発明者 安 俊典 群馬県佐波郡赤堀町大字鹿島北鹿島７番 株式会社アムテックス赤堀工場内 (72)発明者 落合 勉 群馬県佐波郡赤堀町大字鹿島北鹿島７番 株式会社アムテックス赤堀工場内
Claims (5)
- 【請求項１】 患者が携帯したモニタ回路により胸部に
装着した電極に誘導された複数チャネルの心電図信号を
モニタし、心電図信号中に不整脈が検出された旨の情報
を患者の救援機関に無線送信するための携帯用心電図モ
ニタ装置であって、 胸部に装着される胸部側回路部分と、腰部に装着される
腰部側回路部分とを備え、 前記胸部側回路部分が、複数チャネルの前記心電図信号
を加算する加算手段と、この加算手段で加算された加算
心電図信号を胸部から腰部へ無線送信する装置内送信手
段とを有し、 前記腰部側回路部分が、前記装置内送信手段の送信信号
を受信する受信手段と、この受信手段で受信された前記
加算心電図信号中の看過できない程度に重い不整脈を検
出する不整脈検出手段と、前記不整脈が発生した旨の情
報を患者の識別記号と共に前記救援機関に無線送信する
外部送信手段とを有することを特徴とする携帯用心電図
モニタ装置。 - 【請求項２】 患者が携帯したモニタ回路により胸部に
装着した電極に誘導された複数チャネルの心電図信号を
モニタし、不整脈を含む心電図信号を患者の救援機関に
無線送信するための携帯用心電図モニタ装置であって、 胸部に装着される胸部側回路部分と、腰部に装着される
腰部側回路部分とを備え、 前記胸部側回路部分が、複数チャネルの前記心電図信号
を加算する加算手段と、この加算手段で加算された加算
心電図信号を胸部から腰部へ無線送信する装置内送信手
段とを有し、 前記腰部側回路部分が、前記装置内送信手段の送信信号
を受信する受信手段と、この受信手段で受信された複数
心拍分の前記加算心電図信号を逐次更新しつつ一時的に
記憶する一時記憶手段と、前記加算心電図信号中の看過
できない程度に重い不整脈を検出する不整脈検出手段
と、前記不整脈検出時点の連続する複数心拍分の前記加
算心電図信号及び患者の識別記号を前記救援機関に無線
送信する外部送信手段とを有することを特徴とする携帯
用心電図モニタ装置。 - 【請求項３】 腰部側回路部分が、不整脈が発生した旨
を患者に報知する報知手段を有することを特徴とする請
求項１又は２の携帯用心電図モニタ装置。 - 【請求項４】 腰部側回路部分が、不整脈が発生した旨
を患者に報知する報知手段と、この報知手段の報知に応
答して患者により手動操作され、かつ外部送信手段を始
動させるスイッチとを有することを特徴とする請求項１
又は２の携帯用心電図モニタ装置。 - 【請求項５】 外部送信手段が、携帯電話機を用いて構
成されたことを特徴とする請求項１又は２の携帯用心電
図モニタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055615A JPH10234688A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 携帯用心電図モニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9055615A JPH10234688A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 携帯用心電図モニタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10234688A true JPH10234688A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13003689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9055615A Withdrawn JPH10234688A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 携帯用心電図モニタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10234688A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6856832B1 (en) | 1997-12-25 | 2005-02-15 | Nihon Kohden Corporation | Biological signal detection apparatus Holter electrocardiograph and communication system of biological signals |
| JP2005521456A (ja) * | 2002-03-29 | 2005-07-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 突然心停止モニターシステム |
| JP2007516815A (ja) * | 2004-01-21 | 2007-06-28 | カーディオネット， インコーポレイテッド | 心臓モニタリング |
| WO2009016886A1 (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-05 | Omron Healthcare Co., Ltd. | 生体情報を効率的に表示する生体情報測定装置 |
| JP2010188148A (ja) * | 2003-11-26 | 2010-09-02 | Cardionet Inc | 心臓不整脈の識別および治療を容易にするために不整脈情報を処理して、表示するシステムおよび方法 |
| JP2011513020A (ja) * | 2008-03-10 | 2011-04-28 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 設定可能な警告リミットを持つｅｃｇ監視システム |
| JP2011514827A (ja) * | 2008-03-10 | 2011-05-12 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | Ｅｃｇ監視システムを改修するための方法 |
| JP4834271B2 (ja) * | 2000-03-23 | 2011-12-14 | エスエイチエル・テレメデイシン・インターナシヨナル・リミテツド | 携帯型ｅｃｇ信号装置 |
| WO2013059529A1 (en) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | Reaser Vernon N Jr | Cardiac monitor |
| JP2013252183A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Fukuda Denshi Co Ltd | 心電図センサーシート |
| US8774897B2 (en) | 2011-10-18 | 2014-07-08 | Vernon N. Reaser, JR. | Patient-readable portable cardiac monitor |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP9055615A patent/JPH10234688A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6856832B1 (en) | 1997-12-25 | 2005-02-15 | Nihon Kohden Corporation | Biological signal detection apparatus Holter electrocardiograph and communication system of biological signals |
| US7433731B2 (en) | 1997-12-25 | 2008-10-07 | Nihon Kohden Corporation | Biological signal detection system |
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| US7941207B2 (en) | 2004-01-21 | 2011-05-10 | Cardionet, Inc. | Cardiac monitoring |
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| JP2009028441A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Omron Healthcare Co Ltd | 生体情報測定装置、生体情報表示方法、および表示プログラム |
| WO2009016886A1 (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-05 | Omron Healthcare Co., Ltd. | 生体情報を効率的に表示する生体情報測定装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |