JPH10247897A - ダイバーシティ受信方式ならびにその送信装置、受信装置 - Google Patents

ダイバーシティ受信方式ならびにその送信装置、受信装置

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JPH10247897A
JPH10247897A JP9049257A JP4925797A JPH10247897A JP H10247897 A JPH10247897 A JP H10247897A JP 9049257 A JP9049257 A JP 9049257A JP 4925797 A JP4925797 A JP 4925797A JP H10247897 A JPH10247897 A JP H10247897A
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裕二 樋口
Haruo Takeda
陽夫 武田
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JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無線伝送方式にOFDM方式を採用した選択方
式のダイバーシティ受信システムにおいて、複数の受信
系における受信品質の良否の判断を小規模の回路で実現
可能にする。 【解決手段】送信装置において、特定のキャリアに既知
のPN信号を多重する。受信装置では、低域通過フィル
タ14、24により前記の特定のキャリアを抽出し、復
調回路15、25により復調する。この復調出力とPN
信号発生回路34の出力のPN信号とを比較回路16、
26により比較し誤りの数を求める。この誤りの数に応
じて切替回路32を制御することで誤りの数の少ない系
を選択し、全帯域を復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送または通信の
無線伝送信号の受信に使用される選択方式を採用したダ
イバーシティ受信方式ならびに送信装置、受信装置に関
し、特にデジタル信号をOFDM方式により伝送するシ
ステムに供されるダイバーシティ受信方式ならびに送信
装置、受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空間ダイバーシティ受信機として
は、例えば特開平2−189042号公報にあるよう
に、複数の空中線により受信された信号をそれぞれ復調
し、それら復調データ中の誤り数をその復調データ中に
含まれる誤り検出符号を用いて検出し、誤り数の少ない
復調データを選択する方式が知られている。
【0003】図8は上記公報記載の図1を簡略化して示
すものである。図8において、複数(図では2)系統の
空中線81a,81bで受信された信号は、それぞれ復
調部82a,82bで復調された後、誤り検出部83
a,83bに供給される。これらの誤り検出部83a,
83bは、それぞれ入力された復調データについて誤り
検出符号により復調データに含まれる誤り数を検出す
る。各誤り検出部83a,83bから出力される復調デ
ータは切換回路86に供給され、誤り数の情報は誤り数
比較回路84に供給される。
【0004】この誤り数比較回路84は誤り検出部83
a,83bからの誤り数の情報を比較するもので、その
比較結果は切換制御回路85に供給される。この切換制
御回路85は、誤り数比較回路84の比較結果から誤り
数の少ない方の復調データを選択するように切換回路8
6を切換制御する。これにより、切換回路86から、誤
り検出部83a,83bの出力のうち誤りの少ない方の
復調データを出力データとして選択的に取り出すことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の空間ダイバーシティ受信機において、第1
の問題点は、複数の復調部を持たねばならないことにあ
る。特に、伝送方式としてマルチキャリア方式の一つで
あるOFDM方式を採用する場合には、単一キャリアの
方式を採用する場合に比較して、受信機に複数の復調部
を持つことによる回路規模の増加が著しい。
【0006】すなわち、OFDM方式においては、復調
のためにFFT(高速フーリエ変換)処理が必要である
が、OFDM方式によって映像信号及び音声信号を伝送
する場合には、数百から数千のキャリアを使用するた
め、FFT回路も数百から数千ポイントの大規模なもの
が必要になる。よって、復調部が複数になればFFT回
路も複数になるため、全体の回路規模が大幅に増加して
しまう。
【0007】第2の問題点は、複数の誤り訂正符号復号
回路、デインターリーブ回路を持たねばならないことに
ある。特に、地上放送の場合には、大きな回路規模の増
加を必要とする。
【0008】すなわち、地上放送の場合には、フェイジ
ング、マルチパスが存在する。それらによる伝送品質の
劣化を誤り訂正により補うためには、誤り訂正能力の高
い方式が必要となり、畳み込み符合とリードソロモン符
号の連接符号を採用することが想定される。この場合、
受信機にはビタビ復号器とリードソロモン復号器とが誤
り検出のために必要になる。さらに、通常、これらの訂
正符号復号回路の間にデインターリーブ回路が挿入され
るため、デインターリーブのために大容量のメモリが複
数必要となり、全体の回路規模の大幅な増加を招く。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決し、OFD
M方式による伝送信号を比較的に小規模な構成でダイバ
ーシティ受信することのできるダイバーシティ方式なら
びにその送信装置及び受信装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のダイバーシティ受信方式は、以下のよう
に構成される。
【0011】(1)OFDM(直交周波数分割多重)方
式により情報を無線伝送するシステムに供されるダイバ
ーシティ受信方式であって、送信装置には、既知のデジ
タル信号列を1以上の特定のキャリアに階層変調により
多重して送信する既知デジタル信号列多重手段を備え、
受信装置には、互いに独立して前記送信装置から送信さ
れるOFDM信号を受信する複数の受信手段と、前記複
数の受信手段により受信されたOFDM信号それぞれか
ら前記特定のキャリアを抽出し階層変調により多重され
て伝送された前記既知のデジタル信号列を復調して、該
デジタル信号列に含まれる誤りの数を検出する複数の誤
り数検出手段と、前記複数の受信手段の出力から前記複
数の誤り数検出手段により得られた誤りの数を比較する
ことにより最も誤りの数の少ない受信手段の出力を選択
する選択手段とを備え、前記選択手段で選択される受信
手段のOFDM受信信号から情報を復調するようにした
ものである。
【0012】(2)特に、OFDM(直交周波数分割多
重)方式により情報を送信する送信装置であっては、既
知のデジタル信号列を生成する既知デジタル信号列生成
手段と、前記OFDM方式による情報を伝送するのため
の複数のキャリアから1以上のキャリアを特定して、前
記既知デジタル信号列生成手段で生成される既知のデジ
タル信号列を階層変調により多重する階層変調手段とを
具備する構成としたことを特徴とする。
【0013】(3)(2)の構成において、前記既知デ
ジタル信号列生成手段は、既知デジタル信号列の生成を
フレーム同期信号に同期して行なうことを特徴とする。
【0014】(4)(2)の構成において、前記階層変
調手段は、ノンユニフォーム16QAMを使用すること
を特徴とする。
【0015】(5)(4)の構成において、前記階層変
調手段は、前記既知デジタル信号列を差動変換を行なっ
た後に階層変調により多重することを特徴とする。
【0016】(6)(2)の構成において、前記階層変
調手段は、8DAPSKまたは8APSKのいずれか一
方を使用することを特徴とする。
【0017】(7)(4)、(6)のいずれか一方の階
層変調手段において、ノンユニフォーム16QAM、8
DAPSKまたは8APSKのいずれかを使用する場合
において、ノンユニフォーム16QAM、8DAPSK
または8APSKの信号をQPSK復調する場合の最小
符号間距離を、階層変調を行なわない他のQPSK変調
信号を復調する場合の最小符号間距離と等しくすること
を特徴とする。
【0018】(8)既知のデジタル信号列をOFDM
(直交周波数分割多重)方式の特定の1以上のキャリア
に乗せて伝送すべき情報と共に無線伝送されるOFDM
信号を受信するダイバーシティ受信方式の受信装置であ
って、前記無線伝送されるOFDM信号を受信して前記
特定の1以上のキャリア成分を抽出するキャリア抽出手
段、このキャリア抽出手段で抽出されたキャリア成分か
ら階層変調により多重された前記既知デジタル信号列を
復調する復調手段、前記既知デジタル信号列を生成する
既知デジタル信号列生成手段、この手段で得られた既知
デジタル信号列と前記復調手段により復調された既知デ
ジタル信号列とを比較し、前記復調出力に含まれる誤り
の数を検出する比較手段を備える複数の受信系と、前記
複数の受信系それぞれの比較手段で得られた誤り数を比
較する誤り数比較手段と、この手段の比較結果に基づい
て誤りの数の少ない前記受信系を選択する受信系選択手
段と、この手段で選択された受信系の出力から伝送すべ
き情報を復調する復調手段とを具備することを特徴とす
る。
【0019】(9)(8)の構成において、前記既知デ
ジタル信号列生成手段は、フレーム同期信号に同期して
送信側と同じ既知のデジタル信号列を生成することを特
徴とする。
【0020】(10)(9)の構成において、前記選択
手段は、誤りの数の少ない受信系を選択するための切替
をフレーム単位で行なうことを特徴とする。
【0021】すなわち、本発明に係るダイバーシティ受
信方式では、送信装置においてPN信号を階層変調によ
り多重する手段(図1の1、3)を有し、受信機におい
ては、ダイバーシティ受信により受信されたPN信号列
と受信機において発生させたPN信号とを比較する手段
(図1の16、26)とその比較結果から誤りの少ない
受信系を選択する手段(図1の31、32)とを有す
る。
【0022】このことから、本発明のダイバーシティ受
信方式では、少ポイントのFFTによるOFDM信号の
復調またはシングルキャリア復調回路によるOFDM信
号の復調により、複数の受信系の誤りの発生頻度を把握
できる。これにより、各受信系の誤りの発生頻度により
系を選択する方式のダイバーシティ受信装置の復調系の
回路を簡易なものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0024】(第1の実施形態)図1(A)、(B)
は、第1の実施形態として、それぞれ本発明に係るダイ
バーシティ方式によるOFDM送信装置とOFDM受信
装置の構成を示すものである。
【0025】図1(A)に示すOFDM送信装置におい
て、マッピング回路1は映像、音声のデジタル信号と共
に、フレーム同期信号発生回路2の出力に同期してPN
信号発生回路3で発生されるPN信号を入力し、それぞ
れシンボル化して複数のキャリアのいずれかに対応させ
る。このマッピング回路1から出力される周波数軸方向
に配列された複数の信号は、それぞれIFFT(逆高速
フーリエ変換)回路4で時間軸上の信号に変換された
後、直交変調回路5でOFDM信号となる。この直交変
調回路5から出力されるOFDM信号は、送信機6によ
り周波数変換ならびに電力増幅された後、空中線7を通
じて空間に送信される。
【0026】図1(B)に示すOFDM受信装置におい
て、空中線11、21はOFDM送信装置から送られて
くる信号を受信するもので、各空中線11、21の受信
信号はそれぞれ受信高周波回路12、22によって増
幅、周波数変換されて中間周波数のOFDM信号にされ
た後、直交復調回路13、23に供給される。
【0027】上記直交復調回路13、23は、それぞれ
受信高周波回路12、22からの受信信号を直交復調す
るもので、その復調信号は共に切替回路32に供給され
ると共に、それぞれ低域通過フィルタ14、24に供給
される。上記低域通過フィルタ14、24は、いずれも
OFDM送信装置側でPN信号が階層変調により乗せら
れた周波数帯域のキャリアを通過させるものである。各
フィルタ出力はそれぞれ復調回路15、25に供給され
る。
【0028】上記復調回路15、25は、それぞれ低域
通過フィルタ14、24により抽出されたキャリアから
PN信号を復調するもので、その復調出力は比較回路1
6、26に供給される。比較回路16、26は、それぞ
れ復調回路15、25で復調されたPN信号を内部のP
N信号発生回路34で発生されるPN信号と比較し、そ
の誤り数を検出するもので、それぞれの誤り数検出結果
は共に誤り比較回路31に供給される。この誤り比較回
路31は、両系統の誤り数検出結果を比較し、誤り数の
少ない方の系統を選択するように切替回路32を切替制
御する。
【0029】上記切替回路32は、上記直交復調回路1
3、23で直交復調されたOFDM信号を誤り比較回路
31の切替制御に応じて選択的に導出するもので、その
選択出力はフレーム同期回路33及びFFT35に供給
される。
【0030】フレーム同期回路33はOFDM信号中の
フレーム同期信号を検出してフレーム同期信号を生成す
るもので、そのフレーム同期信号はPN信号発生回路3
4に供給される。このPN信号発生回路34は、送信側
と同じPN信号をフレーム同期回路33からのフレーム
同期信号に合わせて発生するもので、ここで発生された
PN信号は前述の比較回路16、26に供給される。
【0031】FFT35は、直交復調されたOFDM信
号を高速フーリエ変換することで周波数軸上のデータに
変換するもので、その出力は復調回路36により復調処
理され、映像または音声のデジタル信号となって出力さ
れる。
【0032】尚、説明を簡単にするため、図1(A)、
(B)においては、誤り訂正ならびにインターリーブに
関する回路の記載は省略している。
【0033】次に本発明の実施形態の動作について、図
2、図3を参照して詳細に説明する。
【0034】図2(A)、(B)はそれぞれOFDM信
号のキャリアの配列の例を示すものである。図2(A)
は、帯域内の中央の実線で示す位置に、映像、音声デー
タにPN信号を階層変調により多重した信号の伝送キャ
リアを配置した場合を示し、図2(B)は帯域内の周波
数上部と下部との2箇所の実線で示す位置に、それぞれ
1本づつ映像、音声データにPN信号を階層変調により
多重した信号の伝送キャリアを配置した場合を示してい
る。
【0035】ここで、図1(A)、(B)に示す実施形
態は、図2(A)に示すキャリア配置に対応している。
図1(A)におけるPN信号発生回路3は、図2(A)
中の実線で示されるキャリアにおいて階層変調により多
重されて伝送されるPN信号を発生させるものであり、
図2(A)中の破線ならびに実線で示されるキャリアで
伝送される映像、音声データは、図1(A)におけるマ
ッピング回路1により各キャリアに割り振られたもので
ある。
【0036】図2(A)において実線で示されるキャリ
アで階層変調により伝送されるPN信号は既知の符号系
列であり、受信装置において、当該受信装置側が発生す
るPN信号と受信されたPN信号とを照合することによ
り、受信されたPN信号に含まれる誤りの数を知るため
に使用される。
【0037】図1(A)のフレーム同期信号発生回路2
は、フレーム同期信号を発生させるものである。OFD
M方式で伝送を行なう場合には、受信側の同期のために
フレーム構成が一般に採用される。フレームは複数のデ
ータシンボルと同期シンボルとで構成される。
【0038】データシンボルは伝送しようとするデジタ
ルデータを配列したものであり、同期シンボルにはヌル
信号(無信号)やチャープ信号(周波数スイープ信号)
が使用される。受信装置では、それらのヌル信号やチャ
ープ信号を検出することでフレーム同期を取ることがで
きる。図3に、以上に説明したOFDM方式のフレーム
構成を示す。
【0039】また、図1(A)のPN信号発生回路3
は、フレーム同期信号発生回路2によって発生されたフ
レーム同期信号を基準としてPN信号を発生させる。P
N信号発生回路3から出力されるPN信号は、図2
(A)の実線に示したキャリアにマッピング回路1によ
り階層的に多重される。
【0040】一方、伝送すべき映像、音声のデジタル信
号は、マッピング回路1に入力され、同様に図2(A)
の破線ならびに実線に示した複数のキャリアに所定の手
順に従って割り振られる。この内、中央のキャリアに割
り振られたデータには、前述のPN信号が階層的に多重
される。
【0041】IFFT4の入力は、各キャリアに対応し
た上記マッピング回路1の出力であり、これらの信号は
IFFT4により周波数軸上に配列された信号から時間
軸上に配列された信号に変換される。IFFT4により
時間軸上の信号に変換された信号は、直交変調回路5に
より直交変調され、送信機6により周波数変換ならびに
増幅され、空中線7により送信される。
【0042】一方、受信装置においては、複数の空中線
11、21により受信され、受信高周波回路12、22
により増幅ならびに周波数変換されて中間周波信号とさ
れた後、直交復調回路13、23により直交復調されて
OFDM信号が得られる。直交復調回路13の出力は切
替回路32へ入力されると共に、低域通過フィルタ14
へ入力される。
【0043】低域通過フィルタ14では、直交復調回路
13の中心周波数のキャリア、つまり図2(A)におい
て実線で示したキャリアが抽出される。低域通過フィル
タ14で抽出されたキャリアは復調回路15においてシ
ングルキャリア復調され、復調信号の内、階層変調によ
り多重されたPN信号のみが比較回路16へ出力され
る。尚、階層変調による多重の詳細については後述す
る。
【0044】比較回路16では、復調回路15の出力の
PN信号とPN信号発生回路34の出力信号のPN信号
とが比較される。PN信号発生回路34では、フレーム
同期回路33の出力信号を基準として、前述の送信装置
におけるPN発生回路3と同じPN信号列を発生してい
る。
【0045】したがって、比較回路16において、受信
されたPN信号列に含まれる誤りの数を検出することが
可能である。この時、比較回路16では、例えば1フレ
ームにおいて発生した誤りの数を出力する。この誤りの
数は誤り比較回路31に供給される。
【0046】直交復調回路23の出力信号も、以上と同
様の処理が低域通過フィルタ24、復調回路25、比較
回路26において行なわれる。比較回路16、26の出
力が入力される誤り比較回路31においては、比較回路
16、26により得られた誤りの数を比較し、切替回路
32において誤りの数の少ない系の信号を選択し、フレ
ーム同期回路33ならびにFFT35へ出力する。
【0047】フレーム同期回路33ではフレーム同期信
号を検出し、この同期信号を基準としてPN信号発生回
路34が所定のPN信号を発生させる。一方、FFT3
5では、切替回路32の出力を高速フーリエ変換により
時間軸上の信号を周波数軸上の信号に変換することによ
りOFDM復調を行ない、その出力は復調回路36によ
りしきい値による判別による復調が行なわれ、映像なら
びに音声のデジタル信号が得られる。
【0048】以上のように、第1の実施形態におけるダ
イバーシティ受信方式は、送信装置においてPN信号を
階層変調により多重する手段(図1(A)の1、3)を
有し、受信機においては、ダイバーシティ受信により受
信されたPN信号列と受信機において発生させたPN信
号とを比較する手段(図1(B)の16、26)とその
比較結果から誤りの少ない受信系を選択する手段(図1
(B)の31、32)とを有する。
【0049】この構成によれば、シングルキャリア復調
によるOFDM信号の復調により、複数の受信系の誤り
の発生頻度を把握できるので、各受信系の誤りの発生頻
度により系を選択する方式のダイバーシティ受信装置の
復調系の回路を簡易なものとすることができる。
【0050】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態を示すブロック図である。尚、第2の実施形態
において使用する送信装置は第1の実施形態において使
用する送信装置と同一のブロック図となるため、図4で
はその表示を省略している。また、図4において、図1
(B)と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは
重複する説明を省略する。
【0051】図4に示す第2の実施形態と図1に示した
第1の実施形態との差は、第1の実施形態においては、
帯域の中央のキャリアによってPN信号を伝送している
のに対し、第2の実施形態においては、帯域内の2箇所
の部分のキャリアでPN信号を伝送していることにあ
る。
【0052】図4に示す第2の実施形態は、図2(B)
に示す帯域内の2箇所にPN信号を伝送するキャリアを
配置した場合に対応する。第1の実施形態と同様に受信
高周波回路12、22の出力は直交復調回路13、23
に供給されるが、第2の実施形態では、同時に帯域通過
フィルタ41、42または51、52にも供給される。
【0053】帯域通過フィルタ41と帯域通過フィルタ
42とは互いに異なった周波数帯の信号を通過させるフ
ィルタであり、図2(B)に示したPN信号が多重伝送
される二つの周波数帯域に相当する信号を通過させる。
また帯域通過フィルタ41と帯域通過フィルタ51、帯
域通過フィルタ42と帯域通過フィルタ52は同じ周波
数帯の信号を通過させる。
【0054】これらの帯域通過フィルタ41、42、5
1、52により抽出されたPN信号が伝送されるキャリ
アは、復調回路43、44、53、54により、シング
ルキャリアに対する復調が行なわれ、第1の実施形態と
同様にPN信号が出力される。これらの出力は比較回路
17、27に供給され、PN信号発生回路34で発生さ
れるPN信号と比較され、これによって受信されたPN
信号列に含まれる誤りの数が検出される。
【0055】以後、第1の実施形態と同様に、両系統の
誤り数を誤り比較回路31で比較し、誤り数の少ない系
統の直交復調出力を切替回路32で選択し、その選択出
力をFFT35で周波数軸上の信号に変換し、復調回路
36により復調処理を行うことで、映像ならびに音声の
デジタル信号が得られる。
【0056】以上のように、第2の実施形態におけるダ
イバーシティ受信方式は、第1の実施形態と同様に、送
信装置においてPN信号を階層変調により多重する手段
(図1(A)の1、3)を有し、受信機においては、ダ
イバーシティ受信により受信されたPN信号列と受信機
において発生させたPN信号とを比較する手段(図4の
17、27)とその比較結果から誤りの少ない受信系を
選択する手段(図4の31、32)とを有する。
【0057】この構成によれば、各受信系において二つ
のキャリアについてシングルキャリア復調によるOFD
M信号の復調を行い、それぞれの復調出力について各受
信系の誤りの発生頻度を把握するようにしているので、
各受信系の誤りの発生頻度により系を選択する方式のダ
イバーシティ受信装置の復調系の回路を簡易なものとす
ることができる。
【0058】さらに、いずれか一方のキャリアにおいて
誤りの発生が集中した場合にも、他方のキャリアにより
その影響が軽減されるので、一方のキャリアにより比較
する場合よりも伝送帯域全体における誤り発生状況に近
い誤りの数の情報を得ることができ、信頼性を向上させ
ることができる。
【0059】(第3の実施形態)図5は本発明の第3の
実施形態を示すブロック図である。尚、第3の実施形態
において使用する送信装置も第1の実施形態において使
用する送信装置と同一のブロック図となるため、図5で
もその表示を省略している。また、図5において、図4
と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複す
る説明を省略する。
【0060】図5に示す第3の実施形態と図4に示した
第2の実施形態との差は、第2の実施形態においては、
PN信号の復調にシングルキャリア用の復調回路を採用
しているが、第3の実施形態においては、少ポイントの
FFTによりOFDM復調を行なっていることにある。
このため、第3の実施形態においては、複数の直交復調
回路を各受信系に設け、その出力信号をFFTによりO
FDM復調している。
【0061】すなわち、図5に示す第3の実施形態は、
図4に示す第2の実施形態と同様に、図2(B)に示す
帯域内の2箇所にPN信号を伝送するキャリアを配置し
た場合に対応する。但し、第3の実施形態においては、
復調にOFDMに対する復調手段を採用しているため、
帯域内の2箇所のそれぞれにPN信号を伝送する複数の
キャリアを配置することができる。
【0062】図5において、受信高周波回路12、22
により中間周波信号に変換された受信信号はそれぞれ直
交復調回路13、45、46と直交復調回路23、5
5、56とに供給される。直交復調回路45、46、5
5、56では、PN信号が伝送される帯域を中心として
直交復調が行なわれる。
【0063】この時、直交復調回路45と直交復調回路
46とは互いに異なった帯域を中心周波数とし、直交復
調回路45と直交復調回路55と、ならびに直交復調回
路46と直交復調回路56とはそれぞれ等しい周波数を
中心周波数とする。
【0064】直交復調回路45、46、55、56で
は、PN信号が伝送されるキャリアがDC付近の信号と
して出力されるので、これらのPN信号が伝送されるキ
ャリアの情報は低域通過フィルタ49、50、59、6
0により抽出され、FFT49、50、59、60によ
りOFDM復調される。以下の処理は前述の実施形態と
同様である。
【0065】尚、FFT49、50、59、60は少ポ
イントのFFTでよく、例えば一つのキャリアでPN信
号を伝送する場合では4ポイント、三つの隣接するキャ
リアでPN信号を伝送する場合では8ポイントのFFT
で充分である。
【0066】以上のように、第3の実施形態におけるダ
イバーシティ受信方式は、第1の実施形態と同様に、送
信装置においてPN信号を階層変調により多重する手段
(図1(A)の1、3)を有し、受信機においては、ダ
イバーシティ受信により受信されたPN信号列と受信機
において発生させたPN信号とを比較する手段(図5の
17、27)とその比較結果から誤りの少ない受信系を
選択する手段(図5の31、32)とを有する。
【0067】この構成によれば、各受信系において二つ
の部分のキャリアについて少ポイントのFFT処理によ
るOFDM信号の復調を行い、それぞれの復調出力につ
いて各受信系の誤りの発生頻度を把握するようにしてい
るので、各受信系の誤りの発生頻度により系を選択する
方式のダイバーシティ受信装置の復調系の回路を簡易な
ものとすることができる。
【0068】さらに、いずれか一方のキャリアにおいて
誤りの発生が集中した場合にも、他方のキャリアによっ
て比較する場合よりも伝送帯域全体における誤りの発生
状況に近い誤りの数の情報を得ることができ、信頼性を
向上させることができる。
【0069】尚、図1に示した第1の実施形態におい
て、復調回路15、25に代えて、第3の実施形態に示
した少ポイントのFFTを使用して1または複数のキャ
リアをOFDM復調するようにしても、同様の効果が得
られることは本実施形態から明らかである。
【0070】(実施例)次に、本発明の実施例について
図面を参照して詳細に説明する。
【0071】図2(A)、(B)において、映像、音声
データと示したキャリアでは、音声や映像のデジタルデ
ータが伝送されるが、これらの各キャリアの変調形式と
してはQPSK、DQPSK(差動QPSK)や多値Q
AM等が採用される。これらの変調形式は伝送速度、受
信所要C/N等を勘案して決定される。また映像、音声
データ+PN信号と示したキャリアと示したキャリアで
は音声や映像のデジタルデータとPN信号とが伝送され
るが、音声や映像のデジタルデータはQPSKまたはD
QPSKにより変調される。
【0072】図6(A)はこのQPSKまたはDQPS
Kのコンスタレーションを示すものであり、図6(B)
はノンユニフォーム16QAMのコンスタレーションを
示すものである。
【0073】この図6(B)に示すノンユニフォーム1
6QAMでは、IQの各軸により仕切られる各象限のど
の象限に信号が存在するかにより情報を伝送すると共
に、各象限内の位置によっても情報を伝送することが可
能である。したがって、どの象限に信号が存在するかに
より情報を伝送することはQPSKまたはDQPSKと
同様であり、この情報はQPSKまたはDQPSKに対
する復調回路により復調することができる。
【0074】以上のことから、このノンユニフォーム1
6QAMの信号は、QPSKまたはDQPSKの信号に
各象限内の情報が階層的に多重されていることとなる。
前述の通り、音声や映像のデジタルデータはどの象限に
信号が存在するかにより、つまりQPSKまたはDQP
SK変調により、またPN信号は象限内のどこに信号が
存在するかにより、つまり階層変調により多重されて伝
送される。
【0075】尚、各象限内の位置による情報は、例えば
多値QAMに対する復調回路によって復調することがで
きる。さらに、伝送するPN信号を予め差動変換して階
層変調により多重する場合には、階層変調により多重し
た情報についても受信装置においてシンボル間の遅延検
波が可能になる。これにより、映像、音声データをDQ
PSKにより伝送する場合において、PN信号が多重さ
れていない他のキャリアにより伝送されるこれら映像、
音声データの伝送品質をより忠実に判断することが可能
となる。
【0076】また、PN信号を多重することによる映
像、音声データの伝送品質の劣化を回避するためには、
PN信号が多重されていないキャリアにおける最小符号
間距離とPN信号が多重されているキャリアをQPSK
復調した場合における最小符号間距離をほぼ等しくすれ
ばよい。
【0077】階層変調の方法としてはノンユニフォーム
16QAMの他に、8APSKや8DAPSK(差動8
APSK)がある。図6(C)は8APSKまたは8D
APSKのコンスタレーションを示す図である。
【0078】図6(C)に示す8APSKまたは8DA
PSKは、図6(A)に示すQPSKのコンスタレーシ
ョンに振幅方向の情報を多重したものであり、この振幅
方向の情報によりPN信号を多重伝送することが可能に
なる。
【0079】尚、8DAPSKはDQPSK信号に差動
変換されたPN信号を多重伝送するものである。8AP
SKや8DAPSKの場合においても、ノンユニフォー
ム16QAMの場合と同様にQPSKまたはDQPSK
復調における最小符号間距離を揃えることにより、PN
信号の多重による映像、音声データの伝送品質の劣化を
回避することができる。
【0080】映像、音声データのデジタル伝送として
は、誤り訂正符号の強度にもよるが、実用となる誤り訂
正前の誤り率は10の−2乗から10の−3乗程度であ
る。したがって、これらのデータを伝送するキャリアの
変調形式と同じ変調形式でPN信号を伝送する場合に
は、少なくとも1000ビット程度のPN信号が受信系
の選択のために必要となる。
【0081】しかしながら、このPN信号は情報の伝送
に寄与しない信号であるため、多数のPN信号を伝送す
ることは効率的ではない。PN信号は複数の受信系の受
信品質(誤り率)の良否を判断する為のみに使用するも
のであるので、受信されたPN信号は受信品質(誤り
率)の比較が可能な範囲で受信品質(誤り率)が悪い方
が望ましい。つまり、PN信号の誤り率は映像、音声デ
ータの誤り率よりも高いことが望ましい。
【0082】先に図6(B)に示したノンユニフォーム
QAMの場合には、各象限間のコンスタレーションの符
号間距離よりも、各象限内のコンスタレーションの符号
間距離の方が小さくなっている。したがって、階層変調
により多重されたPN信号の誤り率は映像、音声データ
の誤り率よりも大きくなり、受信品質の比較に適してい
る。
【0083】図7(A)、(B)はいずれもPN信号発
生回路の具体的な構成を示すものであり、図7(A)に
は遅延素子を用いた例を、図7(B)にはメモリー素子
を用いた例を示している。
【0084】図7(A)に示すPN信号発生回路は、複
数(図では6個)の遅延素子(D)91〜96を直列に
接続し、いずれか二つの遅延素子(図では94と96)
の出力を排他的論理和(EX−OR)ゲート97に入力
し、その演算出力を初段の遅延素子91に入力すること
で、最終段の遅延素子96の出力からPN信号を得るよ
うにしたものである。
【0085】この遅延素子を用いた例の場合、フレーム
同期信号に同期したデータセット信号により、各遅延素
子に初期値を与える。この時、送受で同じ初期値を与え
れば、送受でフレーム同期信号に同期した同一のPN信
号を得ることができる。尚、遅延素子にはフリップフロ
ップが使用可能であり、クロック周期の遅延を生じさせ
ることができる。
【0086】図7(B)に示すPN信号発生回路は、予
めPN信号列を記録したROM(読み出し専用メモリ
ー)98を備え、アドレスカウンタ99により順次デー
タを読み出すことでPN信号を得るようにしたものであ
る。
【0087】このメモリー素子を用いた例の場合、フレ
ーム同期信号に同期したリセット信号により、アドレス
カウンタ99をリセットし、予めPN信号列が記録され
たメモリー(ROM)98から出力されるPN信号を送
受で同一ものとすることができる。
【0088】尚、本発明によるダイバーシティ受信装置
において、複数の受信手段を選択するための切替は、フ
レーム単位で行なうことが望ましい。この理由は、一般
に同期検波のための基準信号がフレーム単位で送られる
こと、遅延検波のための差動変換がフレーム単位で行な
われることから、フレーム単位で切替を行なう方が回路
規模を小さくできるためである。さらにフレーム単位で
切替を行なう場合には、受信装置において、誤りの数を
積算する期間を定めるのにフレーム同期信号を使用する
ことも可能になる。
【0089】以上の説明においては、PN信号を複数の
キャリアに割り振って送信する場合を例に説明したが、
複数のキャリアにおいて、それぞれ同一時刻に同一のP
N信号を送信することも可能である。
【0090】本発明の第1の効果は、受信装置の回路規
模を小さくできることにある。
【0091】その理由は、受信品質の検出に少ポイント
のFFTを使用した復調回路またはシングルキャリアの
復調回路が使用できるためであり、また複数の誤り訂正
符号復号回路、デインターリーブ回路を持たなくてもよ
いことによる。
【0092】本発明の第2の効果は、受信品質の検出の
ために送信するPN信号の情報量を軽減できることにあ
る。
【0093】その理由は、受信品質の判別のために伝送
するPN信号に受信所要C/Nの高い変調形式を採用で
き、少ないビット数で受信品質の比較を行なうことによ
る。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、OFDM
方式による伝送信号を比較的に小規模な構成でダイバー
シティ受信することのできるダイバーシティ方式ならび
にその送信装置及び受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るダイバーシティ受信方式による
システムの送信装置及び受信装置の第1の実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態のダイバーシティ受信システムの
キャリア配列を示す図である。
【図3】 同実施形態のOFDMのフレーム構成の例を
示す図である。
【図4】 本発明のダイバーシティ受信方式によるシス
テムの受信装置の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】 本発明のダイバーシティ受信方式によるシス
テムの受信装置の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】 本発明の実施形態に利用可能なコンスタレー
ションの実施例を示す図である。
【図7】 本発明の実施形態に用いられるPN信号発生
回路の具体的な構成例を示す図である。
【図8】 従来のダイバーシティ受信方式による受信装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…マッピング回路 2…フレーム同期信号発生回路 3…PN信号発生回路 4…IFFT 5…直交変調回路 6…送信機 7…空中線 11、21…空中線 12、22…受信高周波回路 13、23…直交復調回路 14、24…低域帯域通過フィルタ 15、25…復調回路 16、26…比較回路 17、27…比較回路 31…誤り比較回路 32…切替回路 33…フレーム同期回路 34…PN信号発生回路 35…FFT 36…復調回路 41、42、51、52…帯域通過フィルタ 43、44、53、54…復調回路 45、46、55、56…直交復調回路 47、48、57、58…低域通過フィルタ 49、50、59、60…FFT 91〜96…遅延素子 97…EX−ORゲート 98…PN信号列記憶ROM 99…アドレスカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 陽夫 東京都府中市日新町1−10 日本電気株式 会社府中事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】OFDM(直交周波数分割多重)方式によ
    り情報を無線伝送するシステムに供されるダイバーシテ
    ィ受信方式であって、 送信装置には、既知のデジタル信号列を1以上の特定の
    キャリアに階層変調により多重して送信する既知デジタ
    ル信号列多重手段を備え、 受信装置には、互いに独立して前記送信装置から送信さ
    れるOFDM信号を受信する複数の受信手段と、前記複
    数の受信手段により受信されたOFDM信号それぞれか
    ら前記特定のキャリアを抽出し階層変調により多重され
    て伝送された前記既知のデジタル信号列を復調して、該
    デジタル信号列に含まれる誤りの数を検出する複数の誤
    り数検出手段と、前記複数の受信手段の出力から前記複
    数の誤り数検出手段により得られた誤りの数を比較する
    ことにより最も誤りの数の少ない受信手段の出力を選択
    する選択手段とを備え、 前記選択手段で選択される受信手段のOFDM受信信号
    から情報を復調することを特徴とするダイバーシティ受
    信方式。
  2. 【請求項2】OFDM(直交周波数分割多重)方式によ
    り情報を送信する送信装置であって、 既知のデジタル信号列を生成する既知デジタル信号列生
    成手段と、 前記OFDM方式による情報を伝送するのための複数の
    キャリアから1以上のキャリアを特定して、前記既知デ
    ジタル信号列生成手段で生成される既知のデジタル信号
    列を階層変調により多重する階層変調手段とを具備する
    ことを特徴とする送信装置。
  3. 【請求項3】前記既知デジタル信号列生成手段は、既知
    デジタル信号列の生成をフレーム同期信号に同期して行
    なうことを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】前記階層変調手段は、ノンユニフォーム1
    6QAMを使用することを特徴とする請求項2記載の送
    信装置。
  5. 【請求項5】前記階層変調手段は、前記既知デジタル信
    号列を差動変換を行なった後に階層変調により多重する
    ことを特徴とする請求項4記載の送信装置。
  6. 【請求項6】前記階層変調手段は、8DAPSKまたは
    8APSKのいずれか一方を使用することを特徴とする
    請求項2記載の送信装置。
  7. 【請求項7】前記階層変調手段は、ノンユニフォーム1
    6QAM、8DAPSKまたは8APSKのいずれかを
    使用する場合において、ノンユニフォーム16QAM、
    8DAPSKまたは8APSKの信号をQPSK復調す
    る場合の最小符号間距離を、階層変調を行なわない他の
    QPSK変調信号を復調する場合の最小符号間距離と等
    しくすることを特徴とする請求項4、6いずれか一方記
    載の送信装置。
  8. 【請求項8】既知のデジタル信号列をOFDM(直交周
    波数分割多重)方式の特定の1以上のキャリアに乗せて
    伝送すべき情報と共に無線伝送されるOFDM信号を受
    信するダイバーシティ受信方式の受信装置であって、 前記無線伝送されるOFDM信号を受信して前記特定の
    1以上のキャリア成分を抽出するキャリア抽出手段、こ
    のキャリア抽出手段で抽出されたキャリア成分から階層
    変調により多重された前記既知デジタル信号列を復調す
    る復調手段、前記既知デジタル信号列を生成する既知デ
    ジタル信号列生成手段、この手段で得られた既知デジタ
    ル信号列と前記復調手段により復調された既知デジタル
    信号列とを比較し、前記復調出力に含まれる誤りの数を
    検出する比較手段を備える複数の受信系と、 前記複数の受信系それぞれの比較手段で得られた誤り数
    を比較する誤り数比較手段と、 この手段の比較結果に基づいて誤りの数の少ない前記受
    信系を選択する受信系選択手段と、 この手段で選択された受信系の出力から伝送すべき情報
    を復調する復調手段とを具備することを特徴とする受信
    装置。
  9. 【請求項9】前記既知デジタル信号列生成手段は、フレ
    ーム同期信号に同期して送信側と同じ既知のデジタル信
    号列を生成することを特徴とする請求項8記載の受信装
    置。
  10. 【請求項10】前記選択手段は、誤りの数の少ない受信
    系を選択するための切替をフレーム単位で行なうことを
    特徴とする請求項9記載の受信装置。
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