JPH10245976A - 作業台 - Google Patents

作業台

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Publication number
JPH10245976A
JPH10245976A JP6740797A JP6740797A JPH10245976A JP H10245976 A JPH10245976 A JP H10245976A JP 6740797 A JP6740797 A JP 6740797A JP 6740797 A JP6740797 A JP 6740797A JP H10245976 A JPH10245976 A JP H10245976A
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JP
Japan
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members
frame
ladder
lower frame
work table
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Application number
JP6740797A
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English (en)
Inventor
Hatsuo Takagi
初夫 高木
Shingo Takagi
信吾 高木
Toshiyuki Takagi
利行 高木
Yasumasa Fukuyama
安政 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAGI PRESS SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TAKAGI PRESS SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳式の構造と伸縮式の構造の両方を採用す
ることによって、その設置や撤去を素早く行うことがで
きると共に、常時はコンパクトな形状に変形できること
により、管理が容易である等の利点を有し、しかも、全
体的な重量を低減でき、取り扱い性に優れた作業台を提
供すること。 【解決手段】 作業台1を、スライド可能に結合される
下側枠体2及び上側枠体3と、足場板4とを含んで構成
する。下側枠体2を、支柱部材5A〜5Dと、下部横桟
部材6A〜6Dと、上部横桟部材7A〜7Dと、を含ん
で構成し、上側枠体3を、4つの支柱部材8A〜8D
と、4つの上部横桟部材9A〜9Dと、を含んで構成
し、下部横桟部材6A,6Cを屈曲構造、上部横桟部材
7A,7Cを揺動構造、上部横桟部材9A,9Cを揺動
構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、部屋の内
装作業、建設現場の天井部や壁の高い部分の作業等を行
う際に使用される足場となる作業台に関し、特に、折畳
構造と伸縮構造とを採用した作業台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の部屋の内装等を行う際に
は、部屋内に足場となる作業台を設置し、作業者がこの
作業台上に乗って、壁紙を貼ったり、室内装飾等を行う
ようにしている。従来の作業台としては、組立式のもの
が多く使用されており、複数の部材を室内に運び込み、
室内において、これらを組み立てて、複数の横桟、縦桟
等から構築された骨組部材上面に台板を載置した構成の
作業台を形成するようにしている。例えば、建設工事等
で使用する仮設移動足場は、支柱部材と横架材との組み
合わせによる枠体を間隔を介して平行させ、これら対向
する向く枠体同士に筋違いや足場板を掛け渡して連結し
て枠組みして組み立てる構成である。
【0003】一方、作業床の高さや広さを自由に変えら
れるようにするため、枠体を高さ方向や幅方向に伸縮変
形できるように構成した作業台も知られている。例え
ば、このような作業台として、前述した特開平8−28
030号公報に開示されたローリングタワーは、第1の
枠体を間隔を介して対向させ、これら第1の枠体相互の
一側を横架材で連結して、3方を囲う枠体の組みとし、
第1の枠体に対し、その幅方向に展開自在に拡がる第2
の枠体を形成し、これら対向する第2の枠体の一側を横
架材で連結して、前記3方を囲う枠体の残りの面を囲撓
し、第1の枠体や第2の枠体に対して上方に展開自在に
拡がる第3の枠体、第4の枠体を設け、更に、第3の枠
体、第4の枠体に対して上方に展開自在に拡がる第5の
枠体、第6の枠体を設けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような作業台
は、仮設物であり、作業の開始や終了の際には、その設
置や撤去を素早く行う必要がある。しかし、上述のよう
な組立式の作業台にあっては、作業開始時には面倒な組
立作業、終了時には面倒な解体作業が必要であり、設置
や撤去に時間が掛かるという問題点がある。又、このよ
うな組立式の作業台にあっては、枠体、足場板、ブレー
ス等の複数の部材に解体されるため、これらの部材を個
別に保管する必要があり、広い収容スペースを確保する
必要がある等、その管理に手間がかかる等の問題点もあ
る。
【0005】一方、上述した枠体を高さ方向や幅方向に
伸縮変形できるように構成した作業台にあっては、作業
開始時に面倒な組立作業、終了時には面倒な解体作業が
不要であるが、枠体を高さ方向や幅方向に伸縮変形させ
るため、伸縮横架材や伸縮支柱を設ける必要があり、従
来技術では、これらが内管と外管とのスライド構造であ
るため、全体的に重量がかなり嵩み、持ち運びに重労働
を余儀なくされ、取り扱い性に劣るという問題点があ
る。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めなされたものであり、折畳式の構造と伸縮式の構造の
両方を採用することによって、その設置や撤去を素早く
行うことができると共に、常時はコンパクトな形状に変
形できることにより、管理が容易である等の利点を有
し、しかも、全体的な重量を低減でき、取り扱い性に優
れた作業台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、方形状をなすように4方に離間して配設され
た4つの支柱部材と、隣り合う支柱部材の下部間に夫々
差し渡されて、該支柱部材下部相互を連結する4つの下
部横桟部材と、隣り合う支柱部材の上部間に夫々差し渡
されて、該支柱部材上部相互を連結する4つの上部横桟
部材と、を含んで構成される下側枠体と、方形状をなす
ように離間して配設された4つの支柱部材と、隣り合う
支柱部材の上部間に夫々差し渡されて、該支柱部材上部
相互を連結する4つの上部横桟部材と、を含んで構成さ
れる上側枠体と、前記下側枠体の上部横桟部材及び上側
枠体の上部横桟部材のうち少なくとも上側枠体の上部横
桟部材に載置されて着脱自由に結合される所定面積の足
場板と、を含んで構成され、前記下側枠体の一側に相対
向する2つの下部横桟部材は、夫々その両端部が下側枠
体の下部に対して内側に屈曲可能に連結されると共に、
夫々長手方向の略中間部にて内側に屈曲可能に構成さ
れ、かつ該屈曲可能な下部横桟部材を伸長した状態に保
持する保持手段が設けられ、前記下側枠体の一側に相対
向する2つの上部横桟部材は、夫々その一方の端部が下
側枠体の上部に対して回動可能に連結されると共に、他
方の端部が下側枠体の上部に対して着脱可能に連結さ
れ、前記上側枠体の前記下側枠体の一側と同じ側に相対
向する2つの上部横桟部材は、夫々その一方の端部が上
側枠体の上部に対して回動可能に連結されると共に、他
方の端部が上側枠体の上部に対して着脱可能に連結さ
れ、前記下側枠体の4つの支柱部材と前記上側枠体の4
つの支柱部材とは、互いにスライド自由な関係に結合さ
れると共に、所定スライド位置で両支柱部材相互を固定
する固定手段が設けられたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、前記下側枠体と上
側枠体とは、夫々筒部材若しくは略L字形状のアングル
材から構成されたことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、前記下側枠体にお
いて、隣り合う下部横桟部材のうち一方の下部横桟部材
に支柱部材が連結され、隣り合う下部横桟部材の端部相
互はヒンジを介して連結されたことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、下側枠体の一側に
相対向する2つの下部横桟部材は、長手方向の略中間部
において分断され、分断部材同士は、外面側に固定取付
されたヒンジを介して連結されたことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、前記一方の分断部
材の先端部には、フック部を有する係合レバーが回動自
由に結合され、他方の分断部材の先端部には、係合レバ
ーのフック部が係合可能な係合ピンが設けられており、
係合レバーと係合ピンとによって、屈曲可能な下部横桟
部材を伸長した状態に保持する前記保持手段が構成され
ることを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明は、下側枠体及び上側
枠体夫々の一側に相対向する2つの上部横桟部材の一方
の端部は、対応する支柱部材の上端部に固着取付された
ブラケットに回動可能に連結されると共に、他方の端部
は、下側枠体及び上側枠体夫々の上部に連結手段によっ
て着脱可能に連結されることを特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、前記連結手段は、
上部横桟部材の他方の端部の内側に内蔵されたロックピ
ン装置から構成され、該ロックピン装置は、装置本体
と、該装置本体内にスライド自由に支持され、先端部が
支柱部材側壁に形成されたロック孔に挿入可能なロック
ピンと、ロックピンの外周部に固定されたレバーであっ
て、上部横桟部材の端部壁に形成された略L字形状の溝
にスライド可能に挿通される操作用レバーと、該ロック
ピンを常時は前方に押す方向に弾性付勢する押しスプリ
ングと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、前記下側枠体の底
部には、移動用のキャスターが取り付けられていること
を特徴とする。
【0015】請求項9に係る発明は、前記所定スライド
位置で両支柱部材相互を固定する固定手段は、下側枠体
の上部横桟部材の端部の内側に内蔵されたロックピン装
置から構成され、該ロックピン装置は、装置本体と、該
装置本体内にスライド自由に支持され、先端部が上側枠
体のスライド自由な支柱部材側壁に形成されたロック孔
に挿入可能なロックピンと、ロックピンの外周部に固定
されたレバーであって、上部横桟部材の端部壁に形成さ
れた略L字形状の溝にスライド可能に挿通される操作用
レバーと、該ロックピンを常時は前方に押す方向に弾性
付勢する押しスプリングと、を含んで構成されることを
特徴とする。
【0016】請求項10に係る発明は、前記上側枠体の
各スライド自由な支柱部材の異なる複数の高さ位置に夫
々ロック孔が夫々設けられ、下側枠体に対する上側枠体
の高さ位置を複数段に調節されることを特徴とする。
【0017】請求項11に係る発明は、前記足場板は、
下側枠体の上部横桟部材及び上側枠体の上部横桟部材の
うち少なくとも上側枠体の上部横桟部材に載置されて着
脱自由に結合される所定面積の板部材から構成されるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項12に係る発明は、前記足場板は、
前後左右に並べられた複数の作業台のうち隣り合う作業
台に橋渡した状態に設置されて、その両端部を隣り合う
作業台夫々の上部横桟部材に係合することにより、隣り
合う作業台同士を連結する作業台連結板として用いられ
ることを特徴とする。
【0019】請求項13に係る発明は、前記下側枠体の
上部横桟部材と上側枠体の上部横桟部材に選択的に載置
されて使用される足場板まで登るための梯子を一体に備
え、該梯子は、下側梯子と、この下側梯子の内側にスラ
イド自由に組み付けられる上側梯子とに分割され、下側
梯子は、その一方の側部裏面が下側枠体の支柱正面に固
着され、他方の側部は、作業台を展開した状態で、下側
枠体の下部横桟部材に結合され、作業台を展開した状態
で上方に伸ばされた上側梯子の一方の側部は、上側枠体
の上部横桟部材に結合されることを特徴とする。
【0020】請求項14に係る発明は、作業台を畳んだ
状態にした際には、常時は下側梯子が固定されていない
方の支柱部材下部に、該下側梯子の下部を結合して、作
業台の折畳状態を保持することを特徴とする。
【0021】請求項15に係る発明は、前後左右に並べ
られた複数の作業台のうち隣り合う作業台同士を連結す
る作業台連結手段であって、隣り合う作業台のうち一方
の作業台の支柱部材側面に回動自由に結合された係合溝
を有する係合片と、他方の作業台の支柱部材側面に突出
して設けられ、前記係合片の係合溝に係合される係合ピ
ンと、を含んで構成される作業台連結手段を含んで構成
されたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の実施の形態を詳述する。図1〜図5において、
本発明に係る作業台1は、下側枠体2と上側枠体3と足
場板4とを含んで構成される。前記下側枠体2は、方形
状をなすように4方に離間して配設された4つの支柱部
材5A〜5Dと、隣り合う支柱部材5A,5B、5B,
5C、5C,5D、5D,5Aの下部間に夫々差し渡さ
れて、該支柱部材5A〜5D下部相互を連結する4つの
下部横桟部材6A〜6Dと、隣り合う支柱部材5A,5
B、5B,5C、5C,5D、5D,5Aの上部間に夫
々差し渡されて、該支柱部材5A〜5D上部相互を連結
する4つの上部横桟部材7A〜7Dと、を含んで構成さ
れる。
【0023】又、上側枠体3は、方形状をなすように離
間して配設された4つの支柱部材8A〜8Dと、隣り合
う支柱部材8A,8B、8B,8C、8C,8D、8
D,8Aの上部間に夫々差し渡されて、該支柱部材8A
〜8D上部相互を連結する4つの上部横桟部材9A〜9
Dと、を含んで構成される。前記下側枠体2の一側に相
対向する2つの下部横桟部材6A,6Cは、屈曲構造の
ものである。即ち、2つの下部横桟部材6A,6Cは、
夫々その両端部が下側枠体2の下部に対して内側に屈曲
可能に連結されると共に、夫々長手方向の略中間部にて
内側に屈曲可能に構成され、かつ下部横桟部材6A,6
Cを伸長した状態に保持する保持手段が設けられてい
る。
【0024】又、下側枠体2の他側に相対向する2つの
下部横桟部材6B,6Dは、固定構造のものである。前
記下側枠体2の一側に相対向する2つの上部横桟部材7
A,7Cは、揺動構造のものである。即ち、2つの上部
横桟部材7A,7Cは、夫々その一方の端部が下側枠体
2の上部に対して回動可能に連結されると共に、他方の
端部が下側枠体2の上部に対して着脱可能に連結され
る。
【0025】又、下側枠体2の他側に相対向する2つの
上部横桟部材7B,7Dは、固定構造のものである。一
方、前記上側枠体3の前記下側枠体2の一側と同じ側に
相対向する2つの上部横桟部材9A,9Cは揺動構造の
ものである。即ち、2つの上部横桟部材9A,9Cは、
夫々その一方の端部が上側枠体3の上部に対して回動可
能に連結されると共に、他方の端部が上側枠体3の上部
に対して着脱可能に連結される。又、上側枠体3の他側
に相対向する2つの上部横桟部材9B,9Dは固定構造
のものである。
【0026】そして、前記下側枠体2の4つの支柱部材
5A〜5Dと前記上側枠体3の4つの支柱部材8A〜8
Dとは、互いにスライド自由な関係に結合されると共
に、所定スライド位置で両支柱部材5A〜5D,8A〜
8D相互を固定する固定手段が設けられている。かかる
構成を詳述すると、下側枠体2と上側枠体3とは、夫々
横断面四角形の角筒部材から構成されている。そして、
前記下側枠体2において、下部横桟部材6B,6Dに支
柱部材5B,5C、5A,5Dが連結され、隣り合う下
部横桟部材6A,6B、6B,6C、6C,6D、6
D,6Aの端部相互はヒンジ10を介して連結される。
【0027】又、下部横桟部材6A,6Cは、長手方向
の中間部において分断され、分断部材6a,6b、6
c,6d同士は、外面側に固定取付されたヒンジ11を
介して連結されている。又、一方の分断部材6a,6c
の先端部には、フック部を有する係合レバー12が回動
自由に結合され、他方の分断部材6b,6dの先端部に
は、係合レバー12のフック部が係合可能な係合ピン1
3が設けられており、係合レバー12と係合ピン13と
によって、屈曲可能な下部横桟部材6A,6Cを伸長し
た状態に保持する保持手段が構成される。
【0028】更に、下側枠体2の上部横桟部材7A,7
Cの一方の端部は対応する支柱部材5B,5Dの上端部
に固着取付されたブラケット14に回動可能に連結され
ると共に、他方の端部が下側枠体2の上部に対して次の
ような連結手段としてのロックピン装置によって着脱可
能に連結される。
【0029】このロックピン装置の構造を、上部横桟部
材7Cの端部構造(図1A部)を例にとって説明する
と、図6において、上部横桟部材7C端部の内側には、
装置本体15aと、該装置本体15a内にスライド自由
に支持され、先端部が支柱部材5C側壁に形成されたロ
ック孔16に挿入可能なロックピン15bと、ロックピ
ン15bの外周部に固定されたレバー15cであって、
上部横桟部材7Cの端部壁に形成された略L字形状の溝
17にスライド可能に挿通される操作用レバー15c
と、該ロックピン15bを常時は前方に押す方向に弾性
付勢する押しスプリング15dと、を含んで構成される
ロックピン装置15が内蔵されている。
【0030】前記ロックピン15bの先端部は、上部横
桟部材7Cの端面から常時は突出されており、操作用レ
バー15cを溝17に沿ってスライドすることによって
ロックピン15bが進退動作し、ロックピン15bを押
しスプリング15dの弾性力に抗して退動作させて、そ
の先端部を、ロック孔16に合わせた後、ロックピン1
5bを押しスプリング15dの弾性力によって進動作さ
せることにより、ロックピン15bがロック孔16に挿
入されて、支柱部材5Cに上部横桟部材7Cが連結され
る。
【0031】又、ロックピン15bをロック孔16から
抜き出した後、操作用レバー15cを溝17の基端部側
に回動位置させることによって、ロックピン15bが退
動作した状態に保持され、支柱部材5Cと上部横桟部材
7Cとの連結が解除される。尚、下側枠体2の一側に相
対向する2つの上部横桟部材7A,7Cの下側枠体2の
上部に対する回動連結部(ブラケット14の部分)と、
下側枠体2の上部に対する着脱可能連結部(ロックピン
装置15の部分)とは、上部横桟部材7A,7C相互で
左右逆方向に設定されている。
【0032】かかる構成の下側枠体2の底部、即ち、下
部横桟部6B,6Dの底面には、移動用のストッパー付
キャスター18が取り付けられている。一方、上側枠体
3において、2つの上部横桟部材9A,9C一方の端部
は対応する支柱部材8A,8Cの上端部に固着取付され
たブラケット19に回動可能に連結されると共に、他方
の端部が上側枠体3の上部に対して、下側枠体2におい
て使用したロックピン装置15と同様のロックピン装置
によって着脱可能に連結される。
【0033】尚、上側枠体3の一側に相対向する2つの
上部横桟部材9A,9Cの上側枠体3の上部に対する回
動連結部(ブラケット19の部分)と、上側枠体3の上
部に対する着脱可能連結部(ロックピン装置の部分)と
は、上部横桟部材9A,9C相互で左右逆方向に設定さ
れている。又、下側枠体2の上部横桟部材7A,7Cの
回動連結部と着脱可能連結部と、同じ側に位置するとこ
ろの上側枠体3の上部横桟部材9A,9Cの回動連結部
と着脱可能連結部とは、左右逆方向に設定されている。
【0034】ここで、前述したように、下側枠体2の4
つの支柱部材5A〜5Dと上側枠体3の4つの支柱部材
8A〜8Dとは、互いにスライド自由な関係に結合さ
れ、所定スライド位置で両支柱部材5A〜5D,8A〜
8D相互は固定される。この構成を詳述すると、前述し
たように、下側枠体2と上側枠体3夫々の支柱部材5A
〜5D,8A〜8Dは、夫々横断面四角形の角筒部材か
ら構成されており、この場合、下側枠体2の支柱部材5
A〜5D内径は、上側枠体3の支柱部材8A〜8D外径
よりも若干大きく形成されており、下側枠体2の支柱部
材5A〜5D内側に上側枠体3の支柱部材8A〜8Dが
スライド自由に挿入される。
【0035】所定スライド位置で両支柱部材5A〜5
D,8A〜8D相互を固定する固定手段としては、図6
に示したロックピン装置15と同様のロックピン装置が
採用される。このロックピン装置の構造を、上部横桟部
材7Dの端部構造(図1B部)を例にとって説明する
と、図7において、上部横桟部材7Dの端部の内側に
は、装置本体20aと、該装置本体20a内にスライド
自由に支持され、先端部が上側枠体3のスライド自由な
支柱部材8A側壁に形成されたロック孔21に挿入可能
なロックピン20bと、ロックピン20bの外周部に固
定されたレバーであって、上部横桟部材7Dの端部壁に
形成された略L字形状の溝22にスライド可能に挿通さ
れる操作用レバー20cと、該ロックピン20bを常時
は前方に押す方向に弾性付勢する押しスプリング20d
と、を含んで構成されたロックピン装置20が内蔵され
ている。
【0036】この場合、ロックピン20bがロック孔2
1に挿入されて、支柱部材8Aがその位置で支柱部材5
Aにスライド不能に固定される。又、ロックピン20b
をロック孔21から抜き出した後、レバー20cを溝2
2の基端部側に回動位置させることによって、ロックピ
ン20bが退動作した状態に保持され、支柱部材8Aの
固定が解除され、支柱部材8Aがスライド可能な状態と
なる。
【0037】本実施形態においては、上記ロックピン装
置20は、上側枠体3の固定構造の2つの上部横桟部材
7B,7D夫々の両端部に設けられる。又、上側枠体3
の各支柱部材8A〜8D夫々において、異なる3つの高
さ位置に夫々ロック孔21が夫々設けられ、下側枠体2
に対する上側枠体3の高さ位置、即ち、作業台1の高を
3段階に調節できるようになっている。
【0038】前記足場板4は、下側枠体2の上部横桟部
材7B,7D及び上側枠体3の上部横桟部材9B,9D
のうち少なくとも上側枠体3の上部横桟部材7B,7D
に載置されて着脱自由に結合される所定面積の板部材か
ら構成される。即ち、図8において、足場板4は、所定
の厚みを有する偏平で方形な中空体から構成される。か
かる足場板4の上壁には多数の円形孔4Aが開設されて
いる。又、前記中空体内部には、長手方向と直交する方
向の中間部において長手方向に伸びる補強部材4Bが内
設されている。かかる中空体の相対向する一対の側壁に
は、左右に離間して2つずつの係合片4Cが固着取付さ
れている。
【0039】各係合片4Cは、略U字形に形成されてお
り、足場板4を左右の上部横桟部材下側枠体2の上部横
桟部材7B,7D又は上側枠体3の上部横桟部材9B,
9Dに橋渡した状態で、係合片4Cを上部横桟部材7
B,7D又は上側枠体3の上部横桟部材9B,9Dに係
合できるようになっている。かかる足場板4は、作業台
1の平面の面積を略2分割した面積を有して形成され、
下側枠体2の上部横桟部材7B,7Dと上側枠体3の上
部横桟部材9B,9Dに選択的に載置されて使用され、
作業条件によって1枚又は2枚の使用が選択される。
【0040】更に、本実施形態においては、下側枠体2
の上部と上側枠体3の上部に選択的に載置されて使用さ
れる足場板4まで登るための梯子23が一体に設けられ
ている。かかる梯子23は、作業台1の一側に相対向す
る側面の側端部に夫々設けられ、2つの梯子23の位置
は作業台の対角上にずれた位置に設定される。各梯子2
3は、下側梯子24と、この下側梯子24の内側にスラ
イド自由に組み付けられる上側梯子25とに分割され
る。下側梯子24は、断面略コ字形状の部材からなる枠
体24Aと夫々棒部材からなる複数の横桟24Bとから
構成される。各横桟24Bは、夫々その両端部が溶接等
によって枠体24Aの両側部に固着される。
【0041】かかる構成の下側梯子24は、その枠体2
4Aの一方の側部材裏面が下側枠体2の支柱部材5A正
面に溶接によって固着される。この場合、下側梯子2の
枠体24Aの他方の側部は、下側枠体2側に常時は固着
されておらず、作業台1を展開した状態で下部横桟部材
6A,6Cに結合されるようになっている。即ち、枠体
24Aの一方の側部の下部裏面には後方に開放された略
コ字形状の結合片26が溶接等により固着されており、
作業台1を展開した状態で、結合片26を下部横桟部材
6A,6Cに嵌合することにより、梯子23,23と下
部横桟部材6A,6Cとを結合するようになっている。
【0042】一方、上側梯子25は、枠体25Aと複数
の横桟25Bとから構成される。枠体25Aは、左右に
離間して配設された一対の角筒部材から構成される。
又、各横桟25Bは丸棒材から構成されており、夫々そ
の両端部が溶接等によって前記一対の角筒部材に固着さ
れる。かかる構成の上側梯子25の枠体25Aは、夫々
下側梯子24の枠体24Aの内側にスライド自由に挿入
され、下側梯子24から上方に伸びた状態と、下側梯子
24内に収納された状態とに選択される。この場合、作
業台1を展開した状態で上方に伸ばされた上側梯子25
の枠体25Aの一方の側部は、上部横桟部材9A,9C
に結合されるようになっている。
【0043】この構成を、上部横桟部材9Aの梯子23
(図1C)について説明すると、図9において、上部横
桟部材9A正面の梯子23の右側上端部に対応する部位
には、係合ピン27Aが突出して取り付けられている一
方、枠体25Aの右側部の上部裏壁には上部が開放れた
略U字形状の係合溝27Bが形成されており、作業台1
を展開する際に、上部横桟部材9Aを揺動しつつ、係合
ピン27Aを係合溝27Bに係合することにより、枠体
25Aと上部横桟部材9Aとを結合するようになってい
る。
【0044】尚、作業台1を折り畳んだ状態にした際に
は、支柱部材5B,5D下部に、各梯子23における下
側梯子24の下部を結合して、作業台1の折り畳み状態
を保持する構成となっている。この構成を支柱部材5D
と梯子23との結合部(図1D)について説明すると、
図10に示すように、支柱部材5Dの下端部と連接する
下部横桟部材6Dの端部の内側には、先に説明したロッ
クピン装置15と同様の構造のロックピン装置28が内
蔵されている。
【0045】このロックピン装置28の構造は、ロック
ピン装置15と同様であるため省略し、その作用のみ説
明すると、レバー28cを溝29に沿ってスライドする
ことによってロックピン28bが進退動作し、ロックピ
ン28bをスプリング28dの弾性力に抗して退動作さ
せて、その先端部を、下側梯子24の枠体24Aの下部
裏壁に形成されたロック孔30に合わせた後、ロックピ
ン28bをスプリング28dの弾性力によって進動作さ
せることにより、ロックピン28bがロック孔30に挿
入されて、支柱部材6Cに下側梯子24の枠体24Aの
一方の側部が連結される。又、ロックピン28bをロッ
ク孔30から抜き出した後、レバー28cを溝29の基
端部側に回動位置させることによって、ロックピン28
bが退動作した状態に保持され、支柱部材6Cと下側梯
子24の枠体24Aとの連結が解除される。尚、作業台
1を折り畳んだ状態にした際には、図9に示す支持部材
8Bの上端部に設けられた係合ピン27Cも係合溝27
Bに係合することにより、枠体25Aと支持部材8Bと
を結合するようになっている。
【0046】かかる構成の作業台1の使用方法について
説明する。先ず、図1〜図4に示すように作業台1を拡
げた状態(使用時)から図5に示すように折り畳む(不
使用時)場合について説明する。作業台1を拡げた状態
のときには、下側枠体2に対して、上側枠体3が上方に
所定高さ位置にスライドして伸びた状態で固定される。
又、下側枠体2においては、屈曲構造の下部横桟部材6
A,6Cが伸長した状態で固定され、揺動構造の上部横
桟部材7A,7Cが水平方向に延びて結合されている。
更に、上側枠体3においては、揺動構造の上部横桟部材
9A,9Cが水平方向に延びて結合されている。又、梯
子23は、下側梯子24に対して上側梯子25が上方に
所定高さ位置にスライドして伸びた状態で固定されてい
る。
【0047】かかる作業台1を折り畳む場合には、下側
枠体2に対する上側枠体3の固定を解除して、上側枠体
3を下方にスライドして縮んだ状態にし、又、下側枠体
2並びに上側枠体3において、夫々揺動構造の上部横桟
部材7A,7C、9A,9Cの支柱部材5A,5C、8
B,8Dへの固定を解除して、下方に垂れ下がった状態
にし、更に、梯子23において、上側梯子25の固定を
解除して、下側梯子24に対して上側梯子25を下方に
スライドして該下側梯子24内に収納した状態にする。
【0048】そして、下側枠体2において、屈曲構造の
下部横桟部材6A,6Cが伸長した状態での固定を解除
して、夫々その中間部にて内側に屈曲させる。更に、梯
子23において、ロックピン装置28による支柱部材6
B,6Dと下側梯子24の枠体24Aとの連結を行う。
以上のようにして折り畳んだ作業台1は、図5に示すよ
うに、その高さが略下側枠体2の高さ相当になり、その
一方の横幅が梯子23の横幅相当になる。尚、他方の横
幅は変化しない。
【0049】次に、作業台1を折り畳んだ状態から拡げ
る場合について説明する。拡げる場合は、上述した折り
畳む場合の作業と逆の作業を行えば良く、梯子23にお
いて、ロックピン装置28による支柱部材6B,6Dに
対する下側梯子24の枠体24Aの連結を解除し、下側
枠体2において、屈曲構造の下部横桟部材6A,6Cを
屈曲した状態から伸長した状態にし、この伸長状態に固
定する。即ち、係合レバー12を係合ピン13に係合し
て、下部横桟部材6A,6Cを伸長した状態に固定保持
する。
【0050】更に、下側枠体2並びに上側枠体3夫々の
揺動構造の上部横桟部材7A,7C、9A,9Cを支柱
部材5A,5C、8B,8Dに固定して、横方向に延び
た状態にする。又、梯子23において、下側梯子24に
対して上側梯子25を上方にスライドして該下側梯子2
4内から突出した状態にし、上部横桟部材7A,7Cの
揺動時に、係合ピン27Aを係合溝27Bに係合するこ
とにより、梯子23と上部横桟部材7A,7Cとを結合
すると共に、梯子23下部の結合片26を下部横桟部材
6A,6Cに嵌合して、梯子23と下部横桟部材6A,
6Cとを結合する。
【0051】以上のようにして拡げた作業台1の左右の
上部横桟部材7B,7D又は9B,9Dに、足場板4を
橋渡した状態にして、足場板4の係合片4Cを上部横桟
部材7B,7D又は9B,9Dに係合する。足場板4
は、下側枠体2の上部横桟部材7B,7Dと上側枠体3
の上部横桟部材9B,9Dに選択的に載置されて使用さ
れ、作業条件によって1枚又は2枚の使用が選択され
る。かかる作業台1は、その高さが3段階に調整でき、
キャスター18を底部に取り付けることにより所定位置
に移動することができる。尚、このキャスター18は作
業台1の使用時にはロックされる。そして、作業者は、
梯子23を使用して足場板4の上に乗り、この足場板4
上で作業を行う。
【0052】かかる構成の作業台1によると、次のよう
な利点がある。即ち、作業台1は、仮設物であり、作業
の開始や終了の際には、その設置や撤去を素早く行う必
要があるが、本構成のような折畳構造と伸縮構造とを採
用した作業台にあっては、横桟部材等の構成部材の折り
畳みや展開、伸縮作業によって、容易に使用可能な状態
に変形できるため、作業開始時には面倒な組立作業、終
了時には面倒な解体作業が不要となり、設置や撤去に時
間が掛からない。又、本構成のような折畳構造と伸縮構
造とを採用した作業台1にあっては、横桟部材等の構成
部材を解体して個別に保管する必要がなく、収容スペー
スも小さくてすみ、その管理に手間がかかる等の問題点
がない。
【0053】一方、本構成の作業台1によると、伸縮構
造に加え折畳構造も採用した結果、下側枠体2と上側枠
体3を高さ方向のみに伸縮変形させる構造を採用すれば
良く、全体に内管と外管の伸縮構造を設ける必要がな
く、全体的な重量の低減を図れ、持ち運びに軽労働だけ
ですみ、取り扱い性に優れるという利点がある。特に、
本実施形態においては、梯子23を一体的に付設するよ
うにしたから、足場板4への昇り下りが容易に行え、し
かも、別の梯子を用意する必要がなく、使用性に優れて
いる。
【0054】しかも、下側梯子24の枠体24Aの一方
の側部を、作業台を展開した状態で、下側枠体2の下部
横桟部材6A,6Cに結合し、上方に伸ばされた上側梯
子25の枠体25Aの一方の側部を、上側枠体3の上部
横桟部材9A,9Cに結合するようにしたから、梯子2
3の振れ止めが確実に行われ、作業者が梯子23を安定
して安全に昇降できる。又、作業台1底部にキャスター
18を備えるようにしたから、作業台1の移動が容易に
行え、作業時にはキャスター18をロックすることによ
って、作業台1を安定した状態で設置でき、作業を安定
して行うことができる。
【0055】尚、本作業台1の応用的な使用方法として
次のような例がある。即ち、広い面積の足場を必要とす
る場合、複数の作業台1同士を連結して使用する。即
ち、図11に示すように、複数の作業台1を前後左右に
並べ、足場板4を用いて複数の作業台1同士を連結す
る。この場合、足場板4を隣り合う作業台1に橋渡した
状態にし、係合片4Cを隣り合う作業台1夫々の上部横
桟部材7A,7C、9A,9C、又は7B,7D、9
B,9Dに係合する。
【0056】又、複数の作業台1同士を連結して使用す
る場合、隣り合う作業台1のうち一方の作業台1の例え
ば支柱部材5A等の側面に回動自由に結合された係合片
31の係合溝32を他方の作業台1の支柱部材5D等の
側面に突出して設けた係合ピン33に係合して、隣り合
う作業台1同士を次々と連結するようにしても良い(図
12及び図13参照)。
【0057】尚、本実施形態においては、各枠体(支柱
部材,横桟部材)を夫々横断面四角形の角筒部材から構
成するようにしたが、円筒部材から構成しても良いし、
略L字形のアングル材から構成しても良く、アングル材
で構成した場合は、軽量化をより効果的に図ることがで
きる。又、上記実施形態においては、下部横桟部材6
A,6Cを屈曲構造、上部横桟部材7A,7Cを揺動構
造、上部横桟部材9A,9Cを揺動構造としたが、上部
横桟部材7A,7C、9A,9Cも下部横桟部材6A,
6Cと同様にヒンジにより屈曲構造とすることもでき
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、折畳構造と伸縮構造とを採用した作業台と
したから、横桟部材等の構成部材の折り畳みや展開、伸
縮作業によって、容易に使用可能な状態に変形できるた
め、作業開始時には面倒な組立作業、終了時には面倒な
解体作業が不要となり、設置や撤去に時間が掛からず、
効率良く作業を行うことができると共に、横桟部材等の
構成部材を解体して個別に保管する必要がなく、収容ス
ペースも小さくてすみ、その管理に手間がかかる等の問
題点がない。更に、全体的な重量の低減を図れ、持ち運
びに軽労働だけですみ、取り扱い性に優れるという利点
がある。
【0059】請求項2に係る発明によれば、前記下側枠
体と上側枠体とを、夫々筒部材若しくは略L字形状のア
ングル材から構成することにより、軽量化を図ることが
できる。
【0060】請求項3に係る発明によれば、隣り合う下
部横桟部材の端部相互の回動構造を簡単に構成できる。
【0061】請求項4に係る発明によれば、下側枠体の
一側に相対向する2つの下部横桟部材の屈曲構造を簡単
に構成できる。
【0062】請求項5に係る発明によれば、係合レバー
と係合ピンとの簡単な構成により、屈曲可能な下部横桟
部材を伸長した状態に確実に固定保持することができ
る。
【0063】請求項6に係る発明によれば、下側枠体及
び上側枠体夫々の一側に相対向する2つの上部横桟部材
の揺動構造を簡単に構成できる。
【0064】請求項7に係る発明によれば、簡単な構成
かつ操作性に優れたロックピン装置によって、下側枠体
及び上側枠体夫々の一側に相対向する2つの上部横桟部
材の端部を、下側枠体及び上側枠体夫々の上部に着脱可
能に連結できる。
【0065】請求項8に係る発明によれば、作業台の移
動が容易に行え、かつ、作業台を安定した状態で設置で
き、作業を安定して行うことができる。
【0066】請求項9に係る発明によれば、所定スライ
ド位置で両支柱部材相互を固定する構造を簡単な構成か
つ操作性に優れたロックピン装置によって構成できる。
【0067】請求項10に係る発明によれば、作業条件
に応じて作業台高さを容易に調節でき、使用性を向上で
きる。
【0068】請求項11に係る発明によれば、足場板を
確実に作業台上面に設置でき、安全な作業を行うことが
できる。
【0069】請求項12及び15に係る発明によれば、
足場板によって、隣り合う作業台同士を連結することが
でき、広い足場を複数の作業台により容易に形成でき、
使用性の向上を図れる。
【0070】請求項13に係る発明によれば、梯子を一
体的に付設するようにしたから、足場板への昇り下りが
容易に行えると共に、別の梯子を用意する必要がなく、
使用性に優れ、しかも、作業台の折り畳み時に梯子も伸
縮状態にでき、作業台を使用しないときのコンパクト化
に寄与する。又、下側梯子の側部を、作業台を展開した
状態で、下側枠体の下部横桟部材に結合し、上方に伸ば
された上側梯子の一方の側部を、上側枠体の上部横桟部
材に結合するようにしたから、梯子の振れ止めが確実に
行われ、梯子昇降時の安全性を向上できる。
【0071】請求項14に係る発明によれば、作業台の
折畳状態を確実に保持することができ、作業台の運搬時
の安全性向上を図れる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る作業台の一実施形態の斜視図
【図2】 同上の作業台の正面図
【図3】 同上の作業台の側面図
【図4】 同上の作業台の平面図
【図5】 同上の作業台を折り畳んだ状態の平面図
【図6】 図1中A部の構造を示す図で、(A)は平面
図、(B)は正面図
【図7】 図1中B部の構造を示す図で、(A)は平面
図、(B)は正面図
【図8】 同上の実施形態における足場板の構成を示す
図で、(A)は平面図、(B)は正面図
【図9】 図1中C部の構造を示す図で、(A)は平面
図、(B)は正面図
【図10】 図1中D部の構造を示す図で、(A)は平
面図、(B)は正面図
【図11】 複数の作業台同士を連結して使用する場合
の方法の一例を説明する正面図
【図12】 複数の作業台同士を連結して使用する場合
の方法の他の例を説明する正面図
【図13】 図12中E部の構造を示す正面図
【符号の説明】
1 作業台 2 下側枠体 3 上側枠体 4 足場板 5A〜5D 支柱部材 6A〜6D 下部横桟部材 7A〜7D 上部横桟部材 8A〜8D 支柱部材 9A〜9D 上部横桟部材 10 ヒンジ 11 ヒンジ 12 係合レバー 13 係合ピン 14 ブラケット 15 ロックピン装置 18 キャスター 19 ブラケット 20 ロックピン装置 23 梯子 24 下側梯子 25 上側梯子 28 ロックピン装置 31 係合片 33 係合ピン
フロントページの続き (72)発明者 福山 安政 神奈川県大和市下和田262番地 有限会社 福山産業内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状をなすように4方に離間して配設
    された4つの支柱部材と、隣り合う支柱部材の下部間に
    夫々差し渡されて、該支柱部材下部相互を連結する4つ
    の下部横桟部材と、隣り合う支柱部材の上部間に夫々差
    し渡されて、該支柱部材上部相互を連結する4つの上部
    横桟部材と、を含んで構成される下側枠体と、 方形状をなすように離間して配設された4つの支柱部材
    と、隣り合う支柱部材の上部間に夫々差し渡されて、該
    支柱部材上部相互を連結する4つの上部横桟部材と、を
    含んで構成される上側枠体と、 前記下側枠体の上部横桟部材及び上側枠体の上部横桟部
    材のうち少なくとも上側枠体の上部横桟部材に載置され
    て着脱自由に結合される所定面積の足場板と、 を含んで構成され、 前記下側枠体の一側に相対向する2つの下部横桟部材
    は、夫々その両端部が下側枠体の下部に対して内側に屈
    曲可能に連結されると共に、夫々長手方向の略中間部に
    て内側に屈曲可能に構成され、かつ該屈曲可能な下部横
    桟部材を伸長した状態に保持する保持手段が設けられ、 前記下側枠体の一側に相対向する2つの上部横桟部材
    は、夫々その一方の端部が下側枠体の上部に対して回動
    可能に連結されると共に、他方の端部が下側枠体の上部
    に対して着脱可能に連結され、 前記上側枠体の前記下側枠体の一側と同じ側に相対向す
    る2つの上部横桟部材は、夫々その一方の端部が上側枠
    体の上部に対して回動可能に連結されると共に、他方の
    端部が上側枠体の上部に対して着脱可能に連結され、 前記下側枠体の4つの支柱部材と前記上側枠体の4つの
    支柱部材とは、互いにスライド自由な関係に結合される
    と共に、所定スライド位置で両支柱部材相互を固定する
    固定手段が設けられたことを特徴とする作業台。
  2. 【請求項2】 前記下側枠体と上側枠体とは、夫々筒部
    材若しくは略L字形状のアングル材から構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の作業台。
  3. 【請求項3】 前記下側枠体において、隣り合う下部横
    桟部材のうち一方の下部横桟部材に支柱部材が連結さ
    れ、隣り合う下部横桟部材の端部相互はヒンジを介して
    連結されたことを特徴とする請求項1又は2記載の作業
    台。
  4. 【請求項4】 下側枠体の一側に相対向する2つの下部
    横桟部材は、長手方向の略中間部において分断され、分
    断部材同士は、外面側に固定取付されたヒンジを介して
    連結されたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれ
    か1つに記載の作業台。
  5. 【請求項5】 前記一方の分断部材の先端部には、フッ
    ク部を有する係合レバーが回動自由に結合され、他方の
    分断部材の先端部には、係合レバーのフック部が係合可
    能な係合ピンが設けられており、係合レバーと係合ピン
    とによって、屈曲可能な下部横桟部材を伸長した状態に
    保持する前記保持手段が構成されることを特徴とする請
    求項4記載の作業台。
  6. 【請求項6】 下側枠体及び上側枠体夫々の一側に相対
    向する2つの上部横桟部材の一方の端部は、対応する支
    柱部材の上端部に固着取付されたブラケットに回動可能
    に連結されると共に、他方の端部は、下側枠体及び上側
    枠体夫々の上部に連結手段によって着脱可能に連結され
    ることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに
    記載の作業台。
  7. 【請求項7】 前記連結手段は、上部横桟部材の他方の
    端部の内側に内蔵されたロックピン装置から構成され、
    該ロックピン装置は、装置本体と、該装置本体内にスラ
    イド自由に支持され、先端部が支柱部材側壁に形成され
    たロック孔に挿入可能なロックピンと、ロックピンの外
    周部に固定されたレバーであって、上部横桟部材の端部
    壁に形成された略L字形状の溝にスライド可能に挿通さ
    れる操作用レバーと、該ロックピンを常時は前方に押す
    方向に弾性付勢する押しスプリングと、を含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項6記載の作業台。
  8. 【請求項8】 前記下側枠体の底部には、移動用のキャ
    スターが取り付けられていることを特徴とする請求項1
    〜7のうちいずれか1つに記載の作業台。
  9. 【請求項9】 前記所定スライド位置で両支柱部材相互
    を固定する固定手段は、下側枠体の上部横桟部材の端部
    の内側に内蔵されたロックピン装置から構成され、該ロ
    ックピン装置は、装置本体と、該装置本体内にスライド
    自由に支持され、先端部が上側枠体のスライド自由な支
    柱部材側壁に形成されたロック孔に挿入可能なロックピ
    ンと、ロックピンの外周部に固定されたレバーであっ
    て、上部横桟部材の端部壁に形成された略L字形状の溝
    にスライド可能に挿通される操作用レバーと、該ロック
    ピンを常時は前方に押す方向に弾性付勢する押しスプリ
    ングと、を含んで構成されることを特徴とする請求項1
    〜8のうちいずれか1つに記載の作業台。
  10. 【請求項10】 前記上側枠体の各スライド自由な支柱
    部材の異なる複数の高さ位置に夫々ロック孔が夫々設け
    られ、下側枠体に対する上側枠体の高さ位置を複数段に
    調節されることを特徴とする請求項9記載の作業台。
  11. 【請求項11】 前記足場板は、下側枠体の上部横桟部
    材及び上側枠体の上部横桟部材のうち少なくとも上側枠
    体の上部横桟部材に載置されて着脱自由に結合される所
    定面積の板部材から構成されることを特徴とする請求項
    1〜10のうちいずれか1つに記載の作業台。
  12. 【請求項12】 前記足場板は、前後左右に並べられた
    複数の作業台のうち隣り合う作業台に橋渡した状態に設
    置されて、その両端部を隣り合う作業台夫々の上部横桟
    部材に係合することにより、隣り合う作業台同士を連結
    する作業台連結板として用いられることを特徴とする請
    求項11記載の作業台。
  13. 【請求項13】 前記下側枠体の上部横桟部材と上側枠
    体の上部横桟部材に選択的に載置されて使用される足場
    板まで登るための梯子を一体に備え、該梯子は、下側梯
    子と、この下側梯子の内側にスライド自由に組み付けら
    れる上側梯子とに分割され、下側梯子は、その一方の側
    部裏面が下側枠体の支柱正面に固着され、他方の側部
    は、作業台を展開した状態で、下側枠体の下部横桟部材
    に結合され、作業台を展開した状態で上方に伸ばされた
    上側梯子の一方の側部は、上側枠体の上部横桟部材に結
    合されることを特徴とする請求項1〜12のうちいずれ
    か1つに記載の作業台。
  14. 【請求項14】 作業台を畳んだ状態にした際には、常
    時は下側梯子が固定されていない方の支柱部材下部に、
    該下側梯子の下部を結合して、作業台の折畳状態を保持
    することを特徴とする請求項13記載の作業台。
  15. 【請求項15】 前後左右に並べられた複数の作業台の
    うち隣り合う作業台同士を連結する作業台連結手段であ
    って、隣り合う作業台のうち一方の作業台の支柱部材側
    面に回動自由に結合された係合溝を有する係合片と、他
    方の作業台の支柱部材側面に突出して設けられ、前記係
    合片の係合溝に係合される係合ピンと、を含んで構成さ
    れる作業台連結手段を含んで構成されたことを特徴とす
    る請求項1〜14のうちいずれか1つに記載の作業台。
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JP6740797A Pending JPH10245976A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 作業台

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307579A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Pica Corp 作業台
KR101242170B1 (ko) * 2011-10-18 2013-03-18 한전케이피에스 주식회사 오링용 운반대
JP2021028264A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 株式会社ダイフク 昇降体支持台
KR20220149131A (ko) 2021-04-30 2022-11-08 서울대학교산학협력단 잠금기능을 구비한 접철식 작업대
KR20220149128A (ko) 2021-04-30 2022-11-08 서울대학교산학협력단 접철식 작업대

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