JPH10243989A - 薬品包装体 - Google Patents
薬品包装体Info
- Publication number
- JPH10243989A JPH10243989A JP9053192A JP5319297A JPH10243989A JP H10243989 A JPH10243989 A JP H10243989A JP 9053192 A JP9053192 A JP 9053192A JP 5319297 A JP5319297 A JP 5319297A JP H10243989 A JPH10243989 A JP H10243989A
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- JP
- Japan
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- chemicals
- taking
- section
- day
- medicine
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同時に服用すべき複数個の薬品等を一回の開
披操作で取り出すことができ、服用すべき種類や個数に
誤まりが生じることがないと共に、コンパクトで嵩張ら
ず、保管効率に優れ、しかも薬品等の品質安定保持性に
優れる薬品包装体の提供。 【解決手段】 同時に服用すべき複数個の薬品や偽薬を
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収容部に封入した薬品包
装体。
披操作で取り出すことができ、服用すべき種類や個数に
誤まりが生じることがないと共に、コンパクトで嵩張ら
ず、保管効率に優れ、しかも薬品等の品質安定保持性に
優れる薬品包装体の提供。 【解決手段】 同時に服用すべき複数個の薬品や偽薬を
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収容部に封入した薬品包
装体。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は薬品包装体、特に二
重盲検法による薬効検定の実施に好適な薬品包装体に関
する。
重盲検法による薬効検定の実施に好適な薬品包装体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、薬品は錠剤の場合には一錠毎、カ
プセル剤の場合には一カプセル毎に分包袋やＰ．Ｔ．
Ｐ．包装体にそれぞれ封入せられていたのが一般的であ
った。そのため、同種の薬品あるいは異種の薬品を同時
に２個以上服用する必要があるときは、自ずと複数回の
開披操作を行なわなければならず、その煩雑さは誰もが
経験するところであるのみならず、往々にして服用すべ
き種類や個数を間違えてしまうと云うことが生じてい
た。
プセル剤の場合には一カプセル毎に分包袋やＰ．Ｔ．
Ｐ．包装体にそれぞれ封入せられていたのが一般的であ
った。そのため、同種の薬品あるいは異種の薬品を同時
に２個以上服用する必要があるときは、自ずと複数回の
開披操作を行なわなければならず、その煩雑さは誰もが
経験するところであるのみならず、往々にして服用すべ
き種類や個数を間違えてしまうと云うことが生じてい
た。
【０００３】また、薬効検定の方法として、管理者を除
き、投薬する医師にも服用する患者にも、どのような薬
物が使用されたかをわからないようにして投薬を行な
い、最後にその結果を管理者が統計的処理を行なって被
検薬物と基準薬物又は偽薬との間の薬効の有意差を判定
する二重盲検法（Double Blind Test）が汎用されてい
るが、この二重盲検法の実施に際しては、投薬する薬物
について外観（色や大きさ）上見分けがつかないように
するために偽薬をダミーとして併用する結果、被検薬物
と偽薬あるいは基準薬物と偽薬等の如く、複数個を同時
に投薬する必要がある。
き、投薬する医師にも服用する患者にも、どのような薬
物が使用されたかをわからないようにして投薬を行な
い、最後にその結果を管理者が統計的処理を行なって被
検薬物と基準薬物又は偽薬との間の薬効の有意差を判定
する二重盲検法（Double Blind Test）が汎用されてい
るが、この二重盲検法の実施に際しては、投薬する薬物
について外観（色や大きさ）上見分けがつかないように
するために偽薬をダミーとして併用する結果、被検薬物
と偽薬あるいは基準薬物と偽薬等の如く、複数個を同時
に投薬する必要がある。
【０００４】而して、従来斯かる二重盲検法用の薬品包
装体としては、図３に示す如く、同時に服用すべき薬品
ａと偽薬ｂを合成樹脂フィルム間に一緒にヒートシール
封入した分包袋１００の連成体が用いられていた。然し
ながら、斯かる従来の分包袋では開披作業自体は一回で
済むものの、嵩張ることが免れないため、病院等ではそ
の保管上看過し得ない問題となっていたのが実状であっ
た。しかも、従来は当該分包袋への薬品と偽薬の単なる
混合封入に過ぎなかったため、分包袋内で薬品と偽薬が
自由に接触する結果、破損や品質の点でも問題が生じて
いた。また、分包に使用されるフィルム面積の大きさや
材質の点から、内包されている薬剤の安定性についても
十分な注意を必要としていた。
装体としては、図３に示す如く、同時に服用すべき薬品
ａと偽薬ｂを合成樹脂フィルム間に一緒にヒートシール
封入した分包袋１００の連成体が用いられていた。然し
ながら、斯かる従来の分包袋では開披作業自体は一回で
済むものの、嵩張ることが免れないため、病院等ではそ
の保管上看過し得ない問題となっていたのが実状であっ
た。しかも、従来は当該分包袋への薬品と偽薬の単なる
混合封入に過ぎなかったため、分包袋内で薬品と偽薬が
自由に接触する結果、破損や品質の点でも問題が生じて
いた。また、分包に使用されるフィルム面積の大きさや
材質の点から、内包されている薬剤の安定性についても
十分な注意を必要としていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の問題に鑑みてなされたものであり、同時に服用すべ
き複数個の薬品等を一回の開披操作で取り出すことがで
き、服用すべき種類や個数に誤りが生じることがないと
共に、コンパクトで嵩張らず、保管効率に優れ、しかも
封入物たる薬品等の品質安定保持性に優れる薬品包装体
を提供することを目的とする。
来の問題に鑑みてなされたものであり、同時に服用すべ
き複数個の薬品等を一回の開披操作で取り出すことがで
き、服用すべき種類や個数に誤りが生じることがないと
共に、コンパクトで嵩張らず、保管効率に優れ、しかも
封入物たる薬品等の品質安定保持性に優れる薬品包装体
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、同時に服用すべき複数個
の薬品をＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収容部に封入し
た薬品包装体により構成したものである。ここに薬品の
剤型は錠剤、カプセル剤の如何を問わず、また封入され
る薬品は同種、異種の如何を問わない。
に、請求項１に記載の発明は、同時に服用すべき複数個
の薬品をＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収容部に封入し
た薬品包装体により構成したものである。ここに薬品の
剤型は錠剤、カプセル剤の如何を問わず、また封入され
る薬品は同種、異種の如何を問わない。
【０００７】この構成によれば、同時に服用すべき同種
又は異種の薬品が同一の収容部に一緒に封入されている
ので、服用時の包装体の開披操作は一回で済み、服用す
べき薬品の種類や個数も間違えることはない。しかも、
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装体であるため、従来の如き分包袋に比
し５０〜７０％もコンパクトな形態となっている結果、
頗る保管効率が向上する。
又は異種の薬品が同一の収容部に一緒に封入されている
ので、服用時の包装体の開披操作は一回で済み、服用す
べき薬品の種類や個数も間違えることはない。しかも、
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装体であるため、従来の如き分包袋に比
し５０〜７０％もコンパクトな形態となっている結果、
頗る保管効率が向上する。
【０００８】また、請求項２に記載の発明は、同時に服
用すべき薬品と偽薬をＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収
容部に封入し、二重盲検法用として構成した薬品包装体
である。ここに薬品と偽薬の剤型、種類、個数は特に限
定されない。
用すべき薬品と偽薬をＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により同一収
容部に封入し、二重盲検法用として構成した薬品包装体
である。ここに薬品と偽薬の剤型、種類、個数は特に限
定されない。
【０００９】この構成によれば、請求項１の発明と同様
に包装体の開披操作を簡便に行なうことができると共
に、誤った服用を防止し得るので、二重盲検法を的確に
実施できる。しかも保管効率に優れるので、臨床試験に
於ける管理を極めて有利に行なうことができる。
に包装体の開披操作を簡便に行なうことができると共
に、誤った服用を防止し得るので、二重盲検法を的確に
実施できる。しかも保管効率に優れるので、臨床試験に
於ける管理を極めて有利に行なうことができる。
【００１０】また、請求項３に記載の発明は、包装体の
収容部に更に封入物相互の接触防止手段を設けて構成し
たものである。この構成により封入物たる薬品相互ある
いは薬品と偽薬の接触が未然に防止されるので、それら
の破損が生じることなく、しかも治験薬等の品質安定性
が担保される。
収容部に更に封入物相互の接触防止手段を設けて構成し
たものである。この構成により封入物たる薬品相互ある
いは薬品と偽薬の接触が未然に防止されるので、それら
の破損が生じることなく、しかも治験薬等の品質安定性
が担保される。
【００１１】また、請求項４に記載の発明は、上記封入
物相互の接触防止手段として、収容部壁の内方突出くび
れ部を採用したものである。この構成によれば、内方突
出くびれ部を予め設けた一体成形体より成る収容部シー
ト体を用いてＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により簡便に接触防止
手段を備えた薬品包装体を得ることができる。
物相互の接触防止手段として、収容部壁の内方突出くび
れ部を採用したものである。この構成によれば、内方突
出くびれ部を予め設けた一体成形体より成る収容部シー
ト体を用いてＰ．Ｔ．Ｐ．包装法により簡便に接触防止
手段を備えた薬品包装体を得ることができる。
【００１２】また、請求項５に記載の発明は、収容部近
傍のシート部表面に、更に１日目、２日目、３日目等の
服用日表示部又は服用日記入部を設けて構成したもので
ある。ここに服用日表示部又は服用日記入部は全ての収
容部の各近傍に設けても良く、また一日に数回服用する
場合には一日分に対応する複数の収容部のうちの一つの
収容部近傍にのみ設けても良い。この構成によれば、予
め表示された服用日に従がい、あるいはまた患者等が服
用日を記入することにより、飲み忘れ等の服用ミスがな
く、より確実に投薬することができる。
傍のシート部表面に、更に１日目、２日目、３日目等の
服用日表示部又は服用日記入部を設けて構成したもので
ある。ここに服用日表示部又は服用日記入部は全ての収
容部の各近傍に設けても良く、また一日に数回服用する
場合には一日分に対応する複数の収容部のうちの一つの
収容部近傍にのみ設けても良い。この構成によれば、予
め表示された服用日に従がい、あるいはまた患者等が服
用日を記入することにより、飲み忘れ等の服用ミスがな
く、より確実に投薬することができる。
【００１３】また、請求項６に記載の発明は、収容部近
傍のシート部表面に、更に朝、昼等の服用時点表示部又
は服用時点記入部を設けて構成したものである。ここに
服用時点表示部又は服用時点記入部は全ての収容部の各
近傍に設けても良く、また毎日の特定時点に服用する場
合には、最外側にある収容部近傍にのみ設けても良い。
この構成によれば、予め表示された服用時点に従がい、
あるいはまた患者等が服用時点を記入することにより、
飲み忘れ等の服用ミスがなく、より確実に投薬すること
ができる。
傍のシート部表面に、更に朝、昼等の服用時点表示部又
は服用時点記入部を設けて構成したものである。ここに
服用時点表示部又は服用時点記入部は全ての収容部の各
近傍に設けても良く、また毎日の特定時点に服用する場
合には、最外側にある収容部近傍にのみ設けても良い。
この構成によれば、予め表示された服用時点に従がい、
あるいはまた患者等が服用時点を記入することにより、
飲み忘れ等の服用ミスがなく、より確実に投薬すること
ができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。図１及び２に於て、１は薬品包装体で、
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装法により、同時に服用すべき薬品ａ一
錠と偽薬ｂ一錠の計２個を一緒に封入した収容部２が２
列平行に計１４個形成されており、特に二重盲検法用と
して好適なものである。
共に説明する。図１及び２に於て、１は薬品包装体で、
Ｐ．Ｔ．Ｐ．包装法により、同時に服用すべき薬品ａ一
錠と偽薬ｂ一錠の計２個を一緒に封入した収容部２が２
列平行に計１４個形成されており、特に二重盲検法用と
して好適なものである。
【００１５】この各収容部２の略中央部には、薬品ａと
偽薬ｂの接触を防止する収容部壁の内方突出くびれ部２
１が形設され、収容部２内部が半仕切り状態に二区画と
なっており、その一方の区画２１ａに薬品ａが、他方の
区画２１ｂに偽薬ｂが収納されている。
偽薬ｂの接触を防止する収容部壁の内方突出くびれ部２
１が形設され、収容部２内部が半仕切り状態に二区画と
なっており、その一方の区画２１ａに薬品ａが、他方の
区画２１ｂに偽薬ｂが収納されている。
【００１６】３は服用日表示部で、左列に位置する各収
容部２の左側近傍のシート部１１表面に、それぞれ１日
目、２日目、・・・・・７日目と１週間相当の服用日が
予め印刷表示されているものである。
容部２の左側近傍のシート部１１表面に、それぞれ１日
目、２日目、・・・・・７日目と１週間相当の服用日が
予め印刷表示されているものである。
【００１７】４は服用時点表示部で、最上列及び最下列
に位置する収容部２の近傍のシート部１１表面に、それ
ぞれ朝、昼の服用時点が予め印刷表示されているもので
ある。
に位置する収容部２の近傍のシート部１１表面に、それ
ぞれ朝、昼の服用時点が予め印刷表示されているもので
ある。
【００１８】尚、５は切断用ミシン目線で、従来のＰ．
Ｔ．Ｐ．包装体に適用されているものと同様のものであ
る。
Ｔ．Ｐ．包装体に適用されているものと同様のものであ
る。
【００１９】
【発明の効果】本発明薬品包装体を用いれば、同時に服
用すべき複数個の薬品等を一回の開披操作で取り出すこ
とができ、服用すべき種類や個数に誤りが生じることが
ないと共に、コンパクトで嵩張らないので、病院等に於
ける保管を頗る効率良く行なうことができる。また、特
に封入物相互の接触防止手段を設けて実施すれば、封入
物たる薬品等の破損が生じることなく、しかも治験薬等
の品質安定性が担保される。
用すべき複数個の薬品等を一回の開披操作で取り出すこ
とができ、服用すべき種類や個数に誤りが生じることが
ないと共に、コンパクトで嵩張らないので、病院等に於
ける保管を頗る効率良く行なうことができる。また、特
に封入物相互の接触防止手段を設けて実施すれば、封入
物たる薬品等の破損が生じることなく、しかも治験薬等
の品質安定性が担保される。
【図１】本発明薬品包装体の実施の形態を示す平面説明
図。
図。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面説明。
【図３】従来の連成分包袋例を示す平面説明図。
１：薬品包装体 １１：シート部 ２：収容部 ２１：内方突出くびれ部 ３：服用日表示部 ４：服用時点表示部 ５：ミシン目線 ａ：薬品 ｂ：偽薬 １００：分包袋
Claims (6)
- 【請求項１】 同時に服用すべき複数個の薬品をＰ．
Ｔ．Ｐ．包装法により同一収容部に封入したことを特徴
とする薬品包装体。 - 【請求項２】 同時に服用すべき薬品と偽薬をＰ．Ｔ．
Ｐ．包装法により同一収容部に封入したことを特徴とす
る二重盲検法用薬品包装体。 - 【請求項３】 収容部が封入物相互の接触防止手段を備
えていることを特徴とする請求項１又は２記載の薬品包
装体。 - 【請求項４】 接触防止手段が収容部壁の内方突出くび
れ部であることを特徴とする請求項３記載の薬品包装
体。 - 【請求項５】 収容部近傍のシート部表面に、服用日表
示部又は服用日記入部を有することを特徴とする請求項
１〜４の何れか１項記載の薬品包装体。 - 【請求項６】 収容部近傍のシート部表面に、服用時点
表示部又は服用時点記入部を有することを特徴とする請
求項１〜５の何れか１項記載の薬品包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9053192A JPH10243989A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 薬品包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9053192A JPH10243989A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 薬品包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10243989A true JPH10243989A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12936018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9053192A Pending JPH10243989A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 薬品包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10243989A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000135A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Dainabot Co., Ltd. | Dispositif pour plaquette a pellicule enfonçable pour medicaments |
| JP2010155046A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-07-15 | Japan Health Science Foundation | 依存性薬物渇望抑制器具およびその使用方法 |
| JP2013183952A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 錠剤包装体 |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP9053192A patent/JPH10243989A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001000135A1 (fr) * | 1999-06-28 | 2001-01-04 | Dainabot Co., Ltd. | Dispositif pour plaquette a pellicule enfonçable pour medicaments |
| JP2010155046A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-07-15 | Japan Health Science Foundation | 依存性薬物渇望抑制器具およびその使用方法 |
| JP2013183952A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 錠剤包装体 |
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