JPH10242909A - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム

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JPH10242909A
JPH10242909A JP9044406A JP4440697A JPH10242909A JP H10242909 A JPH10242909 A JP H10242909A JP 9044406 A JP9044406 A JP 9044406A JP 4440697 A JP4440697 A JP 4440697A JP H10242909 A JPH10242909 A JP H10242909A
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dispersion
optical
dispersion compensation
transmission system
transmission
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JP9044406A
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Akira Miyauchi
彰 宮内
Kazuo Yamane
一雄 山根
Yumiko Kawasaki
由美子 河崎
Satoru Okano
悟 岡野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
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    • HELECTRICITY
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    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
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    • H04B2210/252Distortion or dispersion compensation after the transmission line, i.e. post-compensation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイバ波長分散や非線形効果による伝送劣化
を補償し、高出力で長距離の光伝送システムにおいて十
分な伝送特性の確保を可能にする技術を提供する。 【解決手段】送信器1、受信器3及びこれらを接続する
伝送路2からなる光伝送システムにおいて、分散補償器
7は受信器3内に設け、送信器1は、E/O4とポスト
アンプで構成する。E/O4で変換される光信号はRZ
符号化されたものを使用する。送信器1では、光信号に
対してプリチャープを行う。プリチャープはαパラメー
タが正であるレッドチャープを行う。プリチャープを行
うことによって、伝送路2で光信号が受ける非線形効果
を相殺することが出来、またRZ符号化した信号を使う
ことによって符号間干渉を少なくすることが出来る。従
って、分散補償器7の総分散量を少なく抑えつつ、光出
力パワーの増大を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバを伝送路
として用いる光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムは、大容量化や長スパン
化を目指し開発が行われている。大容量化としては、ビ
ットレートの拡大や波長多重方式が検討されている。
又、長スパン化としては光アンプの導入があげられる。
光アンプには、送信電力の高出力化のためのポストアン
プ、受信電力の高感度化のためのプリアンプ、中継器と
してのインラインアンプ等があり、製品レベルでの開発
が行われている。この光アンプの導入により、送受信の
レベル差が拡大され、許容できるファイバのロスは拡大
した。
【0003】その反面、光アンプの導入に伴い、ファイ
バへの光入力レベルが高くなり、その結果、非線形効果
という新たな問題が出てきた。その一つとして、光ファ
イバ伝送において、ファイバへの光入力レベルが大きい
場合(伝送路の長さや信号速度に依存するが、分散シフ
トファイバで+13dBm、シングルモードファイバで
0dBmを越えるパワーの場合)、光カー効果(屈折率
が光強度に依存して変化する)により、信号光パルスの
立ち上がり及び立ち下がり部分において周波数(波長)
シフトを生じる現象(自己位相変調等)がある。この場
合、たとえ伝送前の信号光波長幅が狭くても、伝送中に
波長幅の広がりが生じ、同時に伝送路分散の影響で受信
波形の変化が大きくなる。つまり、この様な影響を考慮
し、送信光電力の上限値が決まる。
【0004】又、ファイバ中を伝搬する光の速度はその
波長に依存するため、ある波長幅を有する光パルスは、
ファイバ伝送後にパルス幅が増大または圧縮される性質
がある。これをファイバの波長分散と呼ぶ。したがっ
て、光伝送システムにおけるファイバ伝送後の受信波形
は、この波長分散によって変化することになり、その程
度によっては伝送エラーを生じることになる。そのた
め、波長分散による伝送距離への制限が出てくる。
【0005】以前は波長幅の狭い光源を選択すること
で、ファイバ波長分散による伝送劣化を回避してきた
が、近年では10Gb/sなどビットレートの拡大と上
記のファイバの非線形効果のため、波長幅の狭い光源を
選択することでは伝送劣化を回避できない状況にある。
【0006】そこで、分散補償器を用いる光伝送システ
ムが利用されているが、分散補償器は価格が高く、また
伝送距離によって分散補償量が異なるため、製品として
のメニュー数が多くなり、取り扱いが難しい。
【0007】このような従来の技術においては、送信器
のプリチャープとしてブルーチャープ(チャーピングパ
ラメータ α<0)、分散補償器の挿入箇所として受信
器側(プリアンプとO/Eの間)での補償(後置補償)
の組み合わせが考えられていた。しかし、この方式では
一括補償を行うため、分散補償器の損失が大きくなり、
その許容が伝送距離の拡大に伴い困難になる。又、O/
Eへの光入力レベルが低くなり、受信感度の劣化につな
がる。更に、伝送特性の確保できる分散補償量のトレラ
ンスが狭いため、製品として、伝送距離に応じた分散補
償器のメニュー設定を行ったとき、メニュー数が多くな
る。
【0008】その問題を解決するために、送信器側のプ
リチャープとしてレッドチャープ(チャーピングパラメ
ータα>0)、分散補償器の挿入箇所として、送信器側
と受信器側での補償の組み合わせを行う方式も考えられ
た。この方式の基本構成を図15に示す。
【0009】図15は、従来の光伝送システムの概略構
成図である。図15の光伝送システムは、送信器16
0、光ファイバからなる伝送路164及び受信器165
からなっている。送信器は、更に電気信号をNRZ符号
化された光信号に変換するE/O(電気信号/光信号変
換器)161、分散補償器162、光信号を増幅して伝
送路164に送出するポストアンプ163からなってい
る。受信器165は、伝送路164を伝送されて弱くな
った光を増幅するプリアンプ166、伝送路164を光
信号が伝送されてきたことにより生じた分散を補償する
分散補償器167、及び光信号を電気信号に変換するO
/E(光信号/電気信号変換器)168からなってい
る。
【0010】従来の光伝送システムにおいては、送信器
160は光信号にプリチャープとしてレッドチャープを
行うほか、光信号としてNRZ符号化された信号を利用
している。又、送信器160内に設けられる分散補償器
162は、光信号が伝送路164を伝搬することにより
受ける分散を相殺するために、予め一定の分散補償を行
っておくものである。ポストアンプ163は、伝送路1
64を長距離にわたって光信号を伝送するために、光信
号の強度を増幅するものである。
【0011】受信器165のプリアンプ166は、伝送
路164を伝搬してきて減衰した光信号を検出可能な程
度に増幅するためのものである。分散補償器167は、
敷設される伝送路164の実際の分散量を受信器165
側で検出し、検出された分散量に合わせて分散補償量を
調整し、受信器165で信号を正しく検出出来るように
するためのものである。したがって、受信器165に設
けられる分散補償器167は、分散補償量が調整できる
構成とされる。O/E168は、光信号を電気信号に変
換するものであって、図示してはいないが、後段に設け
られる電気信号処理装置に受信した信号を送って、電気
信号を復調し、データを取り出すために設けられる。
【0012】この様に、図15のシステムでは、送信器
側160では、レッドチャープを行い、更に送信器16
0と受信器165の両方に分散補償器を設けた構成とし
ている。
【0013】この補償方式では送信側の分散補償が有効
となる。送信器では、送信チャープと送信側分散補償の
特性により、パルス圧縮が行われるので、伝送路でのパ
ルス幅増大による符号間干渉の発生が軽減される。又、
送信チャープをレッドチャープとしているので、伝送路
での非線形効果(SPM)の影響を打ち消す方向のた
め、上記のブルーチャープの場合に比し、伝送波形劣化
は小さい。このため分散補償量のトレランスが広く、メ
ニュー数の削減が出来る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式にお
ける課題としては分散補償量が多いため、高価な分散補
償ファイバを多く使用する事が必要になりコストが高く
なるとともに、分散補償器を送信器側、受信器側の2カ
所に挿入するため、装置が大きくなるという点が挙げら
れる。
【0015】したがって、本発明の課題はファイバ波長
分散や非線形効果による伝送劣化を補償し、高出力で長
距離の光伝送システムにおいて十分な伝送特性を確保す
る装置をより低コストに、及びより小型に実現可能にす
る技術を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光伝送システム
は、光信号を送出する送信器と、光信号を伝搬させる伝
送路と、該伝送路を伝送されてきた光信号を受信する受
信器とからなり、該伝送路を伝搬する光信号が非線形効
果による分散を受ける高出力、高速伝送速度の光伝送シ
ステムにおいて、該送信器はRZ符号化された光信号を
生成して送信することを特徴とする。
【0017】従来、上記のような高出力、高速伝送速度
の光伝送システムではNRZ符号化された信号を使用し
ていたが、符号間干渉が生じやすいため分散補償量が多
くなると言う問題があった。分散補償を行う分散補償器
は高価であり、設置にスペースを必要とするので、装置
のコストダウンと小型化を阻害する原因であった。
【0018】これに対し、本発明では、RZ符号化され
た信号を使用するようにしたので、符号間干渉を少なく
することができ、分散補償量を低減することが出来るよ
うになった。あるいは、同じ分散補償量で長い伝送距離
を伝送することが出来るようになった。このため、装置
のコストダウンと小型化を図れるようになった。
【0019】又、受信器には、光信号が伝送路を伝搬し
てくることによる分散を補償する分散補償器が設けられ
るが、送信器側には特に分散補償器を必要としないの
で、送信器の小型化に寄与する。
【0020】更に、送信器はRZ符号化された光信号に
プリチャープを行って送信するので、光出力が大きいこ
とによって顕在化する伝送路での非線形効果の影響を受
けずらくすることが出来、少ない分散補償量で更に伝送
距離をのばすことが出来る。
【0021】また本発明の光伝送システムにおいては、
受信器側に設けられる分散補償器を、一定の分散補償量
を有する単位ユニットを複数組み合わせる構成とする。
これにより、受信側で分散補償量を調整する場合に、同
じ分散補償量を有する単位ユニットを複数組み合わせれ
ばよいので、必要な分散補償量に合わせて、そのつど分
散補償器を作る必要がなくなり、手軽に低コストで光伝
送システムの分散補償を行うことが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の基本
構成を示す図である。本発明は送信器のプリチャープと
してレッドチャープ(チャーピングパラメータが正)を
用いる場合に、NRZ符号ではなくRZ符号を採用する
ことを特徴とする光伝送システムである。
【0023】本発明の光伝送システムにおいては、送信
器1と受信器3とが伝送路2で接続された構成におい
て、送信器1はE/O4とポストアンプ5とからなり、
受信器3は、プリアンプ6と分散補償器7とO/E8と
からなる構成となっている。
【0024】又、送信器1側でデータを光信号に変換す
る場合、従来はNRZ信号を使用していたものをRZ信
号を使用するようにしている。このRZ符号化した電気
信号をE/O4で光信号に変換した後レッドチャープを
行ってポストアンプ5に送ってやる。レッドチャープと
は、チャーピングの一種である。チャーピングとは、レ
ーザ等において、光パルスの波長が時間が経つにつれて
変化していく現象を言う。一般に、レーザ等において
は、このチャーピングは抑えられるべきと考えられてい
るが、本発明においては光パルス信号に故意にチャーピ
ングをかけてやり、伝送路を伝搬することによって受け
る非線形効果を打ち消してやろうとするものである。
【0025】チャーピングの大きさはαパラメータと呼
ばれるパラメータによって示され、一般に、α=2・
(dφ/dt)/((dS/dt)/S)で定義され
る。ここで、φは光位相であり、Sは光強度である。特
に、光の波長を短波長側に変化させるブルーチャープの
場合には、αパラメータは負であり、光の波長を長波長
側に変化させるレッドチャープの場合には、αパラメー
タは正の値で表される。
【0026】ファイバが信号光に対して正の波長分散を
有するときはブルーチャープ(チャーピングパラメータ
αが負)を与え、負の波長分散を有するときはレッドチ
ャープ(チャーピングパラメータαが正)を与えれば伝
送特性が改善される。これは、正の波長分散とブルーチ
ャープの組み合わせ又は負の波長分散とレッドチャープ
の組み合わせにおいて、光パルスの立ち上がり部分より
も立ち下がり部分の方がファイバ内を速く進むので光パ
ルスを圧縮する効果がもたらされるためである。
【0027】この光伝送システムは、レッドチャープを
光信号にかけると共に、重要な点として、光信号をRZ
符号化している。RZ符号化した場合はNRZ符号の場
合と比較して、伝送路でのパルス幅増大による符号間干
渉の影響が小さくなり、これは従来送信器側に分散補償
を用いてパルス圧縮したのと同等の効果を得られる。よ
って、このシステムでは送信器側の分散補償が削減でき
る。
【0028】次に重要な点としては、NRZ符号を用い
る従来の光伝送システムよりも高出力化が可能なことで
ある。一般に、出力パワーを高くしていくと、SPM
(非線形効果;パワーに依存する)の影響が強くなり、
波形の変化が大きく、補償不可能になる。NRZ符号の
場合は、信号パターンにより個々のパルス幅が異なるた
め、SPMの影響も異なり、出力パワーが高くなるにつ
れて波形の乱れが大きくなる。これに対してRZ符号の
場合は、個々のパルス幅は信号パターンによらないの
で、強いSPMの影響を受けても全てのパルスが同様に
変化するため、波形としての乱れは小さい。このためN
RZ符号より高出力化が可能であり、このことはシステ
ムゲインを増大させ、伝送距離の拡大へつながる。
【0029】本発明は、RZ符号化することにより、N
RZ符号を用いた光伝送方式と比較して、送信側分散補
償を削除出来、高出力化が可能である。図2は、NRZ
符号とRZ符号とを説明する図である。
【0030】同図(a)の上段にはNRZ符号が下段に
はRZ符号が示されている。符号形式としては、一般に
NRZとRZがあり、両者では同図(a)に示されるよ
うに論理レベル’1’が占有するタイムスロット内の時
間が異なる。即ち、NRZの場合は1タイムスロットの
全部を占める(パルス幅100%)のに対し、RZの場
合は通常1タイムスロットの一部分(パルス幅30〜8
0%、特には50%)に設定される。
【0031】従って、RZの方がパルス幅が狭いため、
パルスが帯域制限を受け、波形がなまり、裾引きを生じ
た場合、前後のタイムスロットへの影響(符号間干渉)
はNRZより少なくなる。
【0032】同図(b)は、この様子を示したものであ
る。同図(a)に示されるように、NRZの場合は、論
理’1’が連続するとその個数に比例してパルス幅が増
大するが、RZの場合は、常に一定のパルス幅を保つ。
1つのタイムスロットで見たものが同図(b)である。
NRZの場合には1つのタイムスロット全体にわたって
パルスが形成されるのに対し、RZの場合にはタイムス
ロットの一部(例えば1タイムスロットの50%)にパ
ルスが形成されるため、このパルスが分散等により裾引
きを起こした場合には同図(b)に示されるように、N
RZの方が大きな裾を引くことになる。従って、符号間
干渉を起こしやすくなり、RZに比べて分散補償を多く
行うことが必要となる。逆にRZの場合には、分散等に
よるパルスの裾引きが小さくて済むので符号間干渉が小
さくて済み同じ距離光信号を伝送するのに、NRZより
も分散補償量を少なくすることが出来るので、送信側の
分散補償を省くことが出来る。
【0033】図3は、NRZ符号を用いた場合と、RZ
符号を用いた場合の分散補償のトレランスをシミュレー
ションした結果を示す図である。尚、以下にも幾つかの
シミュレーション結果を示すがこれらはいずれも10G
bit/secの高速伝送速度を想定して行ったもので
ある。
【0034】同図(a)にはLN外部変調器(マッハツ
ェンダ型変調器)を用いて光信号をNRZ変調した場合
のシミュレーション結果を示す。この場合、NRZ信号
を用いているために光信号のデューティは100%であ
り、αパラメータは+1としている。又、光信号の出力
側でのパワーは14dBmとし、送信側での一定の分散
補償量は−600ps/nmとしている。受信側では、
分散補償量を0から−1200ps/nmまで段階的に
変化させ、光信号を伝送可能な距離を求めている。
【0035】ここで一例として、伝送可能な距離とは、
光信号の波形が何も影響のない時に比べて振幅が10%
ダウン、パルス幅が70%までの変形にとどまる伝送範
囲としている。
【0036】同図(a)によれば、受信側分散補償量が
0の場合には、送信側の分散補償量と合わせて、総分散
補償量が−600ps/nmのとき、伝送可能距離は8
0kmまでとなっている。又、受信側補償量を−600
ps/nmとしたときは、総分散補償量は−1200p
s/nmとなって、伝送可能距離は40kmから120
kmとなっている。更に、受信側補償量を−1200p
s/nmの場合には、総分散補償量は−1800ps/
nmで、伝送可能距離は80kmから140kmとなっ
ている。ここで、総分散補償量が−1200ps/nm
と−1800ps/nmのときは比較的伝送距離の短い
部分が伝送不可能となっているが、これは分散補償のし
すぎで光信号の波形の歪みが大きく、正しくデータを受
信できないためにこの様なことが起こる。
【0037】これに対し、同図(b)は、本発明の光伝
送方式であり、RZ符号を使用している。この場合、送
信側の分散補償量は0としており、他の条件は同図
(a)と同じである。但し、RZ符号を使用しているた
めデューティは50%となっている。尚、ここではRZ
符号のデューティとして50%を採用しているが、本発
明の効果はRZ符号であれば得られるものであって、一
般にデューティは30%〜80%の範囲内にあれば良
い。
【0038】送信側で分散補償が行われないため総分散
補償量は受信側の分散補償量に等しくなるが、同図
(b)から分かるように、全く分散補償を行わない(総
分散補償量が0ps/nmであっても30kmまでは伝
送が可能である。また、受信側に−600ps/nmの
分散補償を行うことによって70kmまで伝送が可能に
なり、−1200ps/nmの分散補償を行うと40k
mから100kmまでの伝送が可能になる。更に、分散
補償量を増やして−1800ps/nmとすると70k
mから140kmまでの伝送が可能になる。
【0039】この様に、従来のNRZ方式を用いた同図
(a)の場合と比べ、同図(b)では送信側に分散補償
器を設けない分だけ構成の小さな光伝送システムで、従
来の方式と同じ伝送可能領域を確保することが出来る。
【0040】図4は、光出力を大きくした場合の従来と
本発明の方式による伝送可能領域の比較を行ったもので
ある。同図(a)、(b)においては、光信号の出力パ
ワーを17dBmとした以外は図3と同じ条件である。
【0041】同図(a)、(b)のように光出力パワー
を大きくすると伝送路における非線形効果が大きくなり
従来においては光信号の劣化が激しく、分散量の調整が
難しくなる。これは、同図(a)をみれば明らかなよう
に、図3と同じ分散補償量を設定すると、NRZ信号の
場合は、総分散補償量が−600ps/nmの時に30
kmまで、−1200ps/nmの時には50kmから
70km、−1800ps/nmの時には90kmから
100kmと、極端に伝送劣化が起こる。特に、同図
(a)に設定した分散補償のメニューでは40kmあた
りや80kmに光信号を正常に伝送することが出来ず、
また110km以上の距離にも光信号を正常に伝送する
ことは不可能である。
【0042】従って、用意した分散補償のメニューでは
様々な伝送距離にあわせたシステム構成が出来ず、分散
補償量をもっと細かく調整するメニュー構成が必要とな
る。特に、110km以上の距離を光信号を伝送させよ
うとすると、−1800ps/nm以上の分散補償量が
必要とされ、高価な分散補償ファイバをより多く必要と
する事になる。
【0043】これに対し、同図(b)には本発明に従っ
てRZ符号を使用した場合が示されている。これによれ
ば、分散補償量が0であっても80kmまでの伝送が可
能であり、−1200ps/nmの分散補償を行えば、
140kmまでの伝送が可能となっている。又、0、−
600、−1200ps/nmの分散補償のメニュー構
成により140kmまでの伝送距離で伝送不可能な部分
が生じず、この分散メニューを用意すれば、140km
までのいかなる伝送距離の光伝送システムにも適用が可
能であることが示されている。
【0044】又、図3と比較すると、光出力パワーが大
きくなっているので、より遠い距離まで伝送するのに適
している上に、RZ信号を使用するだけでシステムに組
み込む総分散量が少なくて済み、高価な分散補償ファイ
バの使用量を減らすことが出来るので、コストの面から
も有利である。
【0045】図5は、αパラメータの変化による伝送距
離の変化を示したものである。同図のシミュレーション
ではLN外部変調器を用いて光をRZ符号化する構成と
し、送信側および受信側には分散補償を行わずにαパラ
メータの変化のみによる伝送距離の変化を調べたもので
ある。ここで、伝送速度は10Gbit/secとし、
光出力は+17dBmとしている。
【0046】このような条件の下で、αパラメータを正
とする場合に、伝送距離はαパラメータの大きさによっ
て変化することが示されている。特に、上記した条件の
下ではαパラメータが+1.0の場合が最も遠くまで光
伝送を行うことができることが示されている。従って、
光出力が+17dBmの場合には、αパラメータを+
1.0に設定することが望ましい。
【0047】ところで、αパラメータは光信号に送信器
側で加えるプリチャープの大きさを表すものである。プ
リチャープは予め光信号に周波数シフトをあたえること
によって、伝送路での非線形効果を予め補償しておこう
とするものである。ところが、非線形効果は光出力の大
きさに依存しており、光出力が大きくなればなるほど非
線形効果も大きくなる。従って、光出力を変化させる
と、非線形効果を打ち消すために最適なαパラメータも
変化すると考えられる。特に、光源の周波数シフト量
は、伝送距離を一定とした場合、送信出力に比例するた
め、αパラメータの最適値は送信出力の変化分に比例し
て変化するものと考えられる。従って、図5において
は、+1.0が最適値となっているが実用上考えられる
送信出力の範囲を鑑みた場合、αパラメータの最適値は
0〜+2.0の範囲に入るものと考えられる。
【0048】図3から図5では、LN外部変調器を使用
した場合の例を示した。LN外部変調器の場合には、α
パラメータを固定することが出来るので、上記したよう
に最適なαパラメータを伝送に使う光出力に合わせて設
定することが出来るが、外部変調器の一般的なものとし
てEA(electro−absorption)外部
変調器(あるいは、loss modulator)と
いうものがある。この場合には、EA変調器のチャーピ
ングをかける機構が印加される電圧に微妙に影響を受け
るので、αパラメータはダイナミックに変化すると考え
なくてはならない。
【0049】図6は、EA外部変調器を使用した場合の
NRZ符号とRZ符号とを用いた光伝送の分散補償量の
トレランスをシミュレーションした結果を示す図であ
る。この場合、送出光の出力パワーは+17dBmと
し、αパラメータが−0.7から+2.0の間でダイナ
ミックに変化するとした。同図(a)にはNRZ符号を
使用した場合が示されている。この場合、総分散補償量
が−600、−1200、−1800ps/nmのメニ
ューを用意することによって、130kmまでの伝送距
離をカバーすることができることが示されている。
【0050】これに対し、同図(b)にはRZ信号を使
用した場合の伝送距離のトレランスが示されている。同
図(b)の場合には分散補償量のメニューは0、−60
0、−1200ps/nmの3種類で140kmまでの
伝送距離がカバー出来ることが示されている。しかし、
同図(b)の場合には、送信側には分散補償器が組み込
まれておらず、メニューとして分散補償を行わないもの
が含まれている。又、140kmまで伝送可能にするた
めには−1200ps/nmの総分散補償量を用意すれ
ば良く、同図(a)に比べて総分散補償量が少なくて済
む事が分かる。
【0051】従って、高価な分散補償ファイバの量が少
なくて済み、LN外部変調器の場合と同様な効果が得ら
れることが示されている。又、特に、同図(b)の総分
散補償量が−600ps/nmの場合には1つのメニュ
ーで130kmまでをカバーすることができることが示
され、同図(a)に比べ、一つのメニューでカバーでき
る伝送可能距離(トレランス)が大きく、光伝送システ
ムを構築する際、分散補償メニューの選択の余地が広い
という効果も示されている。
【0052】図7は、LN外部変調器において、光送信
出力パワーを低下させた場合に伝送可能範囲がどのよう
になるかをシミュレーションした結果を示す図である。
同図においては、RZ符号を使用しており、αパラメー
タを+1、出力パワーを+13dBmとした。又、送信
側では分散補償を行わない構成となっている。この場
合、出力パワーが小さくなったので、システムゲインが
低減し、伝送距離が短くなることが示されている。又、
長距離伝送するために必要な分散補償量も多くなってお
り、出力パワーを低下させた場合には、たとえRZ符号
を用いたとしても分散補償量を少なくし、しかも伝送距
離を延ばすという効果は薄れることが分かる。従って、
長距離光伝送に使用するためには出力パワーをある程度
大きくした上で、RZ符号化を行うことが必要である。
しかしながら、αパラメータによって伝送距離が伸びる
ことが分かっているので、図7の状況はαパラメータを
適切に調整する事によって、改善することが可能であ
る。
【0053】図8は、LN外部変調器を用いた場合にお
いて出力パワーを増加していった場合をシミュレーショ
ンした結果を示す図である。同図(a)の場合には、α
パラメータを+1とし、出力パワーを+19dBmとし
た。この場合には、出力パワーが大きくなったことによ
って非線形効果が大きく現れるようになって長距離光伝
送するためには分散補償量を多くする必要が出てきてい
る。しかしながら、同図(a)の場合には、非線形効果
を分散補償量を多くすることによって波形劣化を補償
し、様々な伝送距離の光伝送システムに対応することが
可能となっている。又、今の場合、αパラメータは+1
としているが、これを適切に調整することによって更に
伝送距離のトレランスを改善することは可能である。
【0054】同図(b)は、出力パワーを+20dBm
とした場合のシミュレーション結果である。同図(b)
から明らかなように、出力パワー+20dBmの場合に
は非線形効果の影響により分散補償による波形劣化の補
償に限界が見えている。同図(b)に示した、5つの分
散補償メニューでは伝送できない距離が存在し、160
km以下のいかなる距離にも対応できるように分散補償
のメニューを組むためには、より細かな分散補償メニュ
ーを用意する、あるいは、同時にαパラメータをも適切
に設定する必要がある。逆に、αパラメータを適切に設
定することによって、出力パワーが+20dBmにおい
ても、比較的少ない分散補償量のメニューで対応するこ
とが可能であると推測され、RZ符号化による良好な効
果を得るためにはほぼ出力パワーの上限値が+20dB
mであると考えられる。
【0055】図9は、LN外部変調器を用いたシステム
において本発明に従って光伝送システムを構築する場合
の構成例を示す。この構成例においては、光信号の符号
化方法としてデューティ50%のRZ符号化方法を使用
し、出力パワーとしては+17dBmを採用し、この出
力パワーにおいて最も伝送距離が長くなるαパラメータ
として+1を設定する。送信側分散補償は行わないこと
とし、受信側では分散補償量0ps/nmと−1200
ps/nmの2種類のメニューを用意する。
【0056】以上の構成によって、カバーされる伝送距
離は、同図に示されるように受信側分散補償量が0ps
/nmの場合には80kmまでであり、受信側分散補償
量が−1200ps/nmの場合には80kmから15
0kmまでである。2種類の分散補償メニューで伝送可
能距離が重なっており、この2種類のメニューで150
kmまでのいかなる伝送距離にも対応することが出来
る。又、送信側では分散補償を行わないので高価な分散
補償ファイバの使用量を減らすことが出来る。すなわ
ち、受信側の分散補償メニューは2種類と少なく、メニ
ューの1つは分散補償量が0であるので、受信側に必要
となる分散補償ファイバの種類は実質−1200ps/
nmの1種類のみとなるので、高価な分散補償ファイバ
の使用量を減らすことが出来るとともに、分散補償ファ
イバを設ける施設のスペースも節約する事が出来る。
【0057】図10は、本発明に従った光伝送システム
を構築する際の別の構成例である。同図(a)の構成
は、デューティ50%のRZ符号を使用し、αパラメー
タ+1で、出力パワー+17dBmの場合を示してい
る。送信側での分散補償は行わない。同図(a)の条件
は図9の条件と同じであるが、よりメニューの数を増や
し、よりバラエティーにとんだ光伝送システムへの要望
に応えることが出来るようにしたものである。
【0058】例えば、図9のシステムでは伝送距離80
kmで、分散補償メニューを切り換える必要があるが、
例えば、伝送距離60kmから100kmで光伝送シス
テムを使用したい場合には、伝送距離80kmのところ
で分散補償メニューを切り換える必要があるので不便で
ある。
【0059】これに対し、同図(a)の構成において
は、分散補償量をより細かく設定しているので、上記の
ような場合にも対応できる。例えば、上記のように伝送
距離60kmから100kmで使用する場合には、受信
器側の分散補償量を−600ps/nmと設定すること
により1種類の分散補償メニューで上記伝送範囲をカバ
ーする事が出来る。従って、上記伝送範囲で光伝送シス
テムを構築する場合には、受信器側に分散補償量が−6
00ps/nmの分散補償ファイバのみを設けておくだ
けで、所望の光伝送システムを構築することが出来る。
【0060】同図(b)の構成は、同図(a)の構成と
基本的に同じシステム構成であるが、出力パワーを+1
6dBmと同図(a)の場合よりも若干弱めにしてい
る。出力パワーを弱くすると伝送路の非線形効果の影響
を弱めることが出来るが、システムゲインが小さくなる
ので、全体としての伝送距離は短くなる。
【0061】同図(b)に示されるように、全体の伝送
距離は短くなっているが、同図(a)のシステムと同じ
分散補償メニューで150kmまでの伝送距離をカバー
することが出来る。又、同図(a)で説明したように、
中間的な分散補償量をメニューとして加えたことによ
り、よりバラエティーに富んだシステム要求に応じるこ
とが出来る。
【0062】図11は、光出力を+16〜+17dBm
の範囲で使用するとした場合の光伝送システムの構成と
伝送可能距離を示す図である。同図の光伝送システムに
おいては、図10の条件と同じであり、デューティ50
%のRZ符号を使用し、αパラメータを+1、送信側で
は分散補償を行わず、受信側の分散補償のメニューとし
ては、0、−600、−1200、−1500ps/n
mの4種類としている。同図の場合には光出力を+16
〜+17dBmの範囲で使用する構成を前提としている
が、受信側の分散補償メニューは図10の場合と同じ構
成で150kmまでの伝送距離をカバーしている。
【0063】図9から図11に示すように、RZ符号を
使用し、αパラメータが正(特には、+1)のプリチャ
ープを送信信号にかけてやることによって、比較的短い
伝送距離の場合には全く分散補償を行わなくても良い。
即ち、比較的短距離の光伝送システムにおいては高価な
分散補償ファイバを用いなくても正しい光信号の送受信
を行うことが出来るので、コストダウンを図ることが出
来ると共に、分散補償ファイバを設けるスペースがいら
ないので、送受信器の小型化が可能になる。
【0064】又、受信器側で分散補償を行う場合も少な
いメニューで広い範囲の伝送距離をカバーする事が出来
るので、種類の異なる分散補償ファイバを数多く設ける
必要がないため、やはり、コストダウンにつながる。
【0065】特に、いずれの場合においても送信側では
分散補償を必ずしも行う必要がなく、分散補償を省略す
ることが出来るので、従来の光伝送システムに比べやは
りコストダウンを行うことが出来ると共に、送信器を小
型化することが出来る。
【0066】上記いずれの例においても受信側の分散補
償量は−600、あるいは−300ps/nmづつ分散
補償量を増加させるメニューとなっているので、受信側
で用意する分散補償器を同じ分散補償量の単位ユニット
を組み合わせた構成とすることが出来る。
【0067】即ち、基本的に分散補償量は伝送距離(伝
送路で生じる分散量)に応じて変える必要がある。従来
の方法としては、伝送路ごとに分散量を測定し、残留分
散量が一定になるように分散補償量を設定する方法があ
るが、この方法では分散補償器の種類が無数に必要とな
り、オーダーメイドになるので、経済的な面で実用化す
るには問題が生じる。又、適宜伝送距離を区分して、そ
の区分毎に分散補償量を決め、分散補償器メニューを設
定する方法もあるが、メニュー数が多い場合には、予備
用品の種類も増大し、経済的でないという問題点があ
る。
【0068】しかし、本発明においては、ある分散補償
量の最小単位(例えば−300ps/nm)を設定し、
基本的に、分散補償量の種類としてはその1種類のみと
するものである。そして、伝送距離に応じて必要な分散
補償量となるよう、そのユニットを順次複数接続してい
く。このような分散補償器を用いると、移設などで伝送
距離を変える場合でも、分散補償器そのものを変える必
要がなく、単位ユニットの追加または削除だけで対応で
きる。又、予備用品の種類も1種類となるので非常に経
済的である。
【0069】しかしながら、使用条件(ファイバのばら
つき、出力パワーの変化など)によっては、上記の方法
では伝送特性が確保出来ない可能性もある。この様なケ
ースが万一発生した場合の対応として補正用の分散補償
ユニット(例えば、−100ps/nm)を用意し、こ
れを追加して微調整することが有効である。
【0070】更に、分散補償器の入出力レベルが固定さ
れていて、分散補償器の損失が分散補償量によらず、一
定の範囲内に入る事を要求されるケースもある。例え
ば、O/Eの入力レベル、ポストアンプの入力レベル等
である。この様な場合は光アッテネータを追加使用する
ことやスプライスする時に故意に光軸をずらしロスを入
れるなどして、分散補償量を変えた場合でも分散補償器
の損失が要求の範囲内に入るようにし、後続の装置に影
響を与えないようにする。
【0071】単位ユニットの接続方法としては、スプラ
イスによる接続(ファイバ同士の融着)、コネクタによ
る接続等が考えられるが、ユニット自体に着脱可能な構
造を持たせる事も考えられる。
【0072】図12は、分散補償器の単位ユニットを説
明する図である。同図(a)、(b)はユニット配置の
種類を示しており、同図(a)は、縦または横に並べて
いく配置、同図(b)は重ねていく配置である。
【0073】同図(c)、(d)は、この時の接続方法
で、特に、同図(c)は向かい合う面のどちらかに、入
力端子または出力端子の一方を配し、反対の面に残った
一方の端子を配して接続する方法、同図(d)は1つの
面に入出力端子の両方を配する構造で、この場合はユニ
ット内にスイッチング回路を装備し、ユニットを接続し
たとき、端子を差し込まれたユニットがこれを検知し
て、閉じていた部分をオープンにしてから接続する方法
である。
【0074】図10(a)のシステムにおいて、シング
ルモードファイバを140km伝送するシステムの場合
は、受信側に−1200ps/nmの分散補償が必要と
なる。この場合、例えば−300ps/nmの単位ユニ
ットを用意すると、受信側では4個の単位ユニットを用
いて実現できる。そして、このシステムの伝送距離を1
10kmに変えたい場合は、単位ユニットを2個削除す
るだけで簡単に伝送距離の変更が可能である。
【0075】図13は、分散補償器の単位ユニットに用
いる光スイッチの一構成例である。同図(a)には、図
12(d)の構成において単位ユニットが挿入されたこ
とを検出する構成が示されている。スイッチ132、1
33が閉じているときには光路はA−C間に設定され、
光は出力口130から入って出力口131から出てい
く。この構成の場合、出力口131から光を入れて、出
力口130から出ていくようにすることも可能である。
分散補償は光路Aの部分で行われ、光路Cの部分は分散
補償機能のない通常の光路を形成している。
【0076】次に、この次段に別の単位ユニットがはめ
込まれる場合には、次段の出力口がユニット挿入検出器
135、136の部分にはめ込まれる。ユニット挿入検
出器135、136は、次段に単位ユニットがはめ込ま
れたことを検出し、ユニット挿入検出信号処理部137
に信号を送る。ユニット挿入検出信号処理部では、この
信号にもとづいて、スイッチ132、133に制御信号
を送る。これにより、スイッチ132、133は、光路
を切り換え、光がA−B間を通過するように光路を形成
する。
【0077】スイッチ132、133は、電気信号を受
けて光路を変えられるものであればどのようなものでも
良く、例えば、機械式のスイッチが市販されている。同
図(b)は、ユニット挿入検出器の具体的構成例を示し
たものである。
【0078】ユニット挿入検出器は、単位ユニットのコ
ネクタ138の部分に設けられたアダプタ139に取り
付けられる。同図(b)の場合には、爪状の突起が検出
部141として設けられており、次段の単位ユニットの
出力口に設けられたコネクタ140がアダプタ139に
はめ込まれると、検出部141の爪が移動して電気的に
接続された別の場所に設けられているスイッチ142を
オンにして、接続検出出力を生成する。これをユニット
挿入検出信号処理部137が検出して単位ユニット内の
光路の切り替えを行う。
【0079】上記説明では、主に分散補償を行う構成と
して分散補償ファイバを使用することを前提に説明した
が、この他にも様々なものが分散補償に使用する事が出
来る。
【0080】図14は、分散補償ファイバ以外の分散補
償のための構成例を示した図である。同図(a)はファ
イバグレーティング型分散等化器を示す図である。
【0081】ファイバ143中にグレーティング(周期
的な屈折率変化)144を与え、その周期を次第に変え
ておく、これに光を入射すると波長に応じて異なった位
置で光が反射して戻ってくる。即ち、波長に応じ、異な
った遅延時間を与えられた光が戻ってくるので、これを
サーキュレータ145により取り出し、分散等化する。
ファイバグレーティングに対する入力方向を反対にすれ
ば逆符号の分散特性が得られる。
【0082】同図(b)は導波路型分散等化器を示す図
である。例えば、Si基板上に石英(SiO2)で導波
路146を形成し、上部導波路147と下部導波路14
8で位相が異なるよう位相シフタ149を設ける。入力
光信号は、位相シフタ149による位相調整により、例
えば長波長側の成分は主に下側を伝搬し、短波長側の成
分は上側を伝搬する。このような導波路を複数回伝搬さ
せることにより、負の分散特性を得ることが出来る。位
相調整により、逆符号の分散特性を得ることもできる。
位相シフタ149としては、例えば、薄膜ヒータが用い
られる。
【0083】同図(c)は共振器型分散等化器を示す図
である。全反射ミラー151と半透過型ミラー150と
を対向させ、半透過型ミラー150の側から光を入射す
ると、両ミラーの間隔に応じたある波長の光のみがミラ
ー間で多重反射し、共振状態となる。この共振波長の近
傍では、周波数に比例するある回数の多重反射を繰り返
した光が再び戻ってくるようになる。これをサーキュレ
ータにより取り出すことで、周波数(波長)に応じて異
なる遅延時間を与え、分散等化する。共振周波数より高
い領域または低い領域のいずれを使用するかで逆向きの
分散特性が得られる。
【0084】
【発明の効果】以上、本発明によれば、送信側に必ずし
も分散補償器を必要としないので光伝送システムを低コ
スト化できる。
【0085】又、RZ符号化を用いた光信号を使用し、
かつ、送信器側でのプリチャーピングとしてレッドチャ
ープを行うことにより光伝送システムの伝送距離を延ば
す事が可能であり、非常に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基本構成を示す図である。
【図2】NRZ符号とRZ符号とを説明する図である。
【図3】NRZ符号を用いた場合と、RZ符号を用いた
場合の分散補償量のトレランスをシミュレーションした
結果を示す図である。
【図4】光出力を大きくした場合の従来と本発明の方式
による伝送可能領域の比較を行ったものである。
【図5】αパラメータの変化による伝送距離の変化を示
したものである。
【図6】EA外部変調器を使用した場合のNRZ符号と
RZ符号とを用いた光伝送の分散補償量のトレランスを
シミュレーションした結果を示す図である。
【図7】LN外部変調器において、光送信出力パワーを
低下させた場合に伝送可能範囲がどのようになるかをシ
ミュレーションした結果を示す図である。
【図8】LN外部変調器を用いた場合において出力パワ
ーを増加していった場合をシミュレーションした結果を
示す図である。
【図9】LN外部変調器を用いたシステムにおいて本発
明に従って光伝送システムを構築する場合の構成例を示
す。
【図10】本発明に従った光伝送システムを構築する際
の別の構成例である。
【図11】光出力を+16〜+17dBmの範囲で使用
するとした場合の光伝送システムの構成と伝送可能距離
を示す図である。
【図12】分散補償器の単位ユニットを説明する図であ
る。
【図13】分散補償器の単位ユニットに用いる光スイッ
チの一構成例である。
【図14】分散補償ファイバ以外の分散補償のための構
成例を示した図である。
【図15】従来の光伝送システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1、160 送信器 2、164 伝送路 3、165 受信器 4、161 E/O(電気信号/光信号変換器) 5、163 ポストアンプ 6、166 プリアンプ 7、162、167 分散補償器 8、168 O/E(光信号/電気信号変換器) 130、131 出力口 132、133 スイッチ 135、136 ユニット挿入検出器 137 ユニット挿入検出信号処理部 138、140 コネクタ 139 アダプタ 141 検出部 142 スイッチ 143 ファイバ 144 グレーティング 145 サーキュレータ 146 導波路 147 上部導波路 148 下部導波路 149 位相シフタ 150 半透過型ミラー 151 全反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/04 10/06 (72)発明者 河崎 由美子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岡野 悟 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光信号を送出する送信器と、光信号を伝搬
    させる伝送路と、該伝送路を伝送されてきた光信号を受
    信する受信器とからなり、該伝送路を伝搬する光信号が
    非線形効果による分散を受ける高出力、高速伝送速度の
    光伝送システムにおいて、 該送信器はRZ符号化された光信号を生成して送信する
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 【請求項2】前記受信器には、前記光信号が前記伝送路
    を伝搬してくることによる分散を補償する分散補償器が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光伝
    送システム。
  3. 【請求項3】前記受信器にのみ分散補償器が設けられて
    いることを特徴とする請求項2に記載の光伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記受信器における分散補償量を−240
    0ps/nm以下に設定することを特徴とする請求項2
    に記載の光伝送システム。
  5. 【請求項5】前記送信器は前記光信号にプリチャープを
    行って送信することを特徴とする請求項2に記載の光伝
    送システム。
  6. 【請求項6】前記送信器は前記光信号にαパラメータが
    正のプリチャープを行って送信することを特徴とする請
    求項5に記載の光伝送システム。
  7. 【請求項7】前記αパラメータは0から2の間の範囲で
    設定することを特徴とする請求項6に記載の光伝送シス
    テム。
  8. 【請求項8】前記分散補償器は分散補償ファイバによっ
    て構成されることを特徴とする請求項2に記載の光伝送
    システム。
  9. 【請求項9】前記分散補償器はファイバグレーティング
    によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の
    光伝送システム。
  10. 【請求項10】前記分散補償器は導波路型分散等化器に
    よって構成されることを特徴とする請求項2に記載の光
    伝送システム。
  11. 【請求項11】前記分散補償器は共振器型分散等化器に
    よって構成されることを特徴とする請求項2に記載の光
    伝送システム。
  12. 【請求項12】前記送信器の生成する光信号の波形のデ
    ューティを30〜80%の範囲に設定したことを特徴と
    する請求項1に記載の光伝送システム。
  13. 【請求項13】前記送信器の送信光出力を13〜20d
    Bmの範囲に設定することを特徴とする請求項1に記載
    の光伝送システム。
  14. 【請求項14】前記αパラメータをほぼ+1に設定し、 伝送距離が0〜80kmの範囲では受信側での分散補償
    量を0ps/nmとし、 伝送距離が80〜150kmの範囲では受信側での分散
    補償量を1200ps/nm程度とし、 伝送距離に応じて受信側の分散補償量を変更することを
    特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  15. 【請求項15】前記αパラメータをほぼ+1に設定し、 伝送距離が0〜60kmの範囲では受信側の分散補償量
    を0ps/nmとし、 伝送距離が60〜100kmの範囲では受信側の分散補
    償量を−600ps/nm程度とし、 伝送距離が100〜130kmの範囲では受信側の分散
    補償量を−1200ps/nm程度とし、 伝送距離が130〜150kmの範囲では受信側の分散
    補償量を−1500ps/nm程度とし、 伝送距離に応じて受信側の分散補償量を変更することを
    特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  16. 【請求項16】光伝送システムにおいて、伝送路を伝搬
    することによって光信号に生じる分散を補償する分散補
    償器において、 必要な分散補償量を得るために、一定の分散補償量を有
    する単位ユニットを複数組み合わせる構成となっている
    ことを特徴とする分散補償器。
  17. 【請求項17】分散補償量を微調整するための補正用ユ
    ニットを必要に応じて組み合わせることを特徴とする請
    求項16に記載の分散補償器。
  18. 【請求項18】前記単位ユニットの分散補償量は−30
    0ps/nmであることを特徴とする請求項16記載の
    分散補償器。
  19. 【請求項19】前記単位ユニットあるいは前記補正ユニ
    ットの接続をファイバ融着で行うことを特徴とする請求
    項17に記載の分散補償器。
  20. 【請求項20】前記単位ユニットあるいは前記補正ユニ
    ットの接続をコネクタ接続で行うことを特徴とする請求
    項17に記載の分散補償器。
  21. 【請求項21】光損失の量をファイバのスプライシング
    損失を調整することによって設定することを特徴とする
    請求項16に記載の分散補償器。
JP9044406A 1997-02-27 1997-02-27 光伝送システム Pending JPH10242909A (ja)

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