JPH10240914A - 電子画像表示方法および電子画像表示装置 - Google Patents

電子画像表示方法および電子画像表示装置

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JPH10240914A
JPH10240914A JP4797597A JP4797597A JPH10240914A JP H10240914 A JPH10240914 A JP H10240914A JP 4797597 A JP4797597 A JP 4797597A JP 4797597 A JP4797597 A JP 4797597A JP H10240914 A JPH10240914 A JP H10240914A
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清太 大辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前の医師の読影状況を反映した電子画像を後
の医師の読影時に表示することが可能な電子画像表示方
法および電子画像表示装置を提供すること。 【解決手段】 電子画像を複数の操作者で読影する場合
における電子画像表示方法であって、表示している電子
画像のデータ位置、該データ位置の画像中での表示位
置、および、画像表示条件を表示経過時間と共に記録す
る過程と、該記録内容と予め設定された前記記録項目毎
の重みづけ関数とに基づいて、電子画像毎に操作者が注
目した領域の注目度合いを計算する過程と、前記電子画
像毎に当該画像内の領域を予め設定した1個以上のしき
い値と前記注目度合いとに基づいて、2以上のグループ
に分割する過程と、他の操作者が前記グループに属する
領域の電子画像の表示を指示した場合には、当該操作者
が指示するグループに属する電子画像領域を選択し表示
する過程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子画像の表示方
法および電子画像表示装置に関し、特に、X線らせんC
T装置で撮像した医療画像を複数の医師で読影するため
の表示方法および表示装置に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子画像表示装置は、たとえば、
X線らせんCT装置等の撮像装置で撮像した被検体の画
像を読影する医師の入力指示に基づいて、被検体の体軸
方向へ動画表示するいわゆるシネ表示が一般的であっ
た。
【0003】一方、肺癌等の早期発見をめざして、X線
らせんCT装置の導入が試みられている。このX線らせ
んCT装置は、被検体を体軸方向にらせん状の撮像を行
うことによって、体軸方向に連続した透過像を撮像する
ことにより、より多くのX線CT像を撮像し、診断の精
度を向上させることを目的としている。
【0004】近年、X線らせんCT装置は、車載型の製
品が出現し、肺癌等の集団検診にも使用されている。一
方、肺癌等の集団検診では、癌等の見逃しを防止し診断
精度を向上することを目的としているため、一般的に
は、2人以上の複数の医師によるCT像(CT画像)の
読影が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0006】従来の電子画像表示装置を用いたCT画像
の読影では、読影を行う医師が得ることができる情報
は、前に読影を行った医師の所見のみであったため、前
の医師による読影状況は、当該医師の所見に基づいて、
後の判定を行う医師が逐一対応を付けながら読影しなけ
ればならず、読影に要する時間が増大してしまい、医師
の診断効率が低下してしまうという問題があった。
【0007】また、前に読影を行った医師が判断に迷っ
た個所、あるいは、癌の疑いを持ったが総合的に判断し
て、癌ではないと判定した個所等についての情報は、所
見には記載されないので、後に判断を行う医師等が当該
個所についての注意を見逃してしまうという問題があっ
た。また、場合によっては、複数の医師が同じところに
のみ関心を払い、他の個所に対する注意が低下してしま
うという問題があった。
【0008】本発明の目的は、複数の医師が読影を行う
場合において、前の医師の読影状況を反映した電子画像
を後の医師の読影時に表示することが可能な電子画像表
示方法および電子画像表示装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、複数の医師が判断を
行う場合において、各医師の診断精度および診断効率を
向上することが可能な電子画像表示方法および電子画像
表示装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0012】(1)電子画像を複数の操作者で読影する
場合における電子画像表示方法であって、表示している
電子画像のデータ位置、該データ位置の画像中での表示
位置、および、画像表示条件を表示経過時間と共に記録
する過程と、該記録内容と予め設定された前記記録項目
毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像毎に操作者が
注目した領域の注目度合いを計算する過程と、前記電子
画像毎に当該画像内の領域を予め設定した1個以上のし
きい値と前記注目度合いとに基づいて、2以上のグルー
プに分割する過程と、他の操作者が前記グループに属す
る領域の電子画像の表示を指示した場合には、当該操作
者が指示するグループに属する電子画像領域を選択し表
示する過程とを備える。
【0013】(2)電子画像を複数の操作者で読影する
場合における電子画像表示方法であって、表示している
電子画像のデータ位置、該データ位置の画像中での表示
位置、および、画像表示条件を表示経過時間と共に記録
する過程と、該記録内容と予め設定された前記記録項目
毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像毎に操作者が
注目した領域の注目度合いを計算する過程と、前記電子
画像毎に当該画像内の領域を予め設定した1個以上のし
きい値と前記注目度合いとに基づいて、2以上のグルー
プに分割する過程と、他の操作者が前記グループに属す
る領域の電子画像の表示を指示した場合には、当該操作
者が指示するグループに属する電子画像領域を選択し表
示する過程と、他の操作者が読影対象を制限するグルー
プの指示をすることなく電子画像の表示を指示した場合
には、当該情報処理装置で収集した全ての電子画像を表
示対象として選択し表示する過程とを備える。
【0014】(3)情報処理装置に収集した電子画像を
検者の指示に基づいて表示手段に表示する電子画像表示
装置において、操作情報に基づいて検者の読影の詳しさ
を推定する推定手段と、後の検者による読影時には前記
推定結果に基づいて、前の検者の読影の詳しさを反映さ
せた表示画像を作成する表示画像作成手段とを具備し、
前の検者による読影結果を反映させた電子画像を、後の
検者の読影時に表示させる。
【0015】(4)前述する(3)に記載の電子画像表
示装置において、前記推定手段は、表示している電子画
像のデータ位置、該データ位置の画像中での表示位置、
および、画像表示条件を表示経過時間と共に記録する表
示条件記録手段と、該記録内容と予め設定された前記記
録項目毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像毎に検
者が注目した領域の注目度合いを計算し読影の詳しさと
する計算手段とからなり、前記表示画像作成手段は、前
記電子画像毎に当該画像内の領域を予め設定した1個以
上のしきい値と前記注目度合いとに基づいて2以上のグ
ループに分割する分割手段と、他の検者の指示に基づい
て前記電子画像を選択し表示する選択表示手段とからな
る。
【0016】(5)前述する(3)もしくは(4)に記
載の電子画像表示装置において、前記選択表示手段は、
他の検者が前記グループに属する領域の電子画像の表示
を指示した場合には、当該検者が指示するグループに属
する電子画像領域を選択し表示し、他の検者が読影対象
を制限するグループの指示をすることなく電子画像の表
示を指示した場合には、当該情報処理装置で収集した全
ての電子画像を表示対象として選択し表示する手段を具
備する。
【0017】(6)前述する(3)ないし(5)の内の
いずれかに記載の電子画像表示装置において、前記検者
の視線位置を測定する視線位置測定手段を具備し、前記
計算手段は前記表示条件記録手段の記録内容と前記視線
位置測定手段の測定結果とに基づいて、各電子画像内で
の注目度合いを計算する。
【0018】(7)前述する(3)ないし(6)の内の
いずれかに記載の電子画像表示装置において、前記検者
と前記表示装置との距離を計測する距離計測手段を具備
し、前記計算手段は前記表示条件記録手段の記録内容と
前記距離計測手段の計測結果とに基づいて、各電子画像
内での注目度合いを計算する。
【0019】(8)前述する(3)ないし(7)の内の
いずれかに記載の電子画像表示装置において、前記検者
が電子画像を読影した時間を計測する連続読影時間計測
手段を具備し、前記計算手段は前記表示条件記録手段の
記録内容と読影時間とに基づいて、各電子画像内での注
目度合いを計算する。
【0020】(9)前述する(3)ないし(8)の内の
いずれかに記載の電子画像表示装置において、前記計算
手段は、各検者の注目度合いを順次加算していく。
【0021】前述した(1)および(2)の手段によれ
ば、例えば、表示手段に表示している電子画像のデータ
位置、該電子画像中での表示位置、および、画像表示条
件を表示経過時間と共に記録し、該記録内容と予め設定
された前記記録項目毎の重みづけ関数とに基づいて、電
子画像毎に操作者が注目した領域の注目度合いを計算
し、前記電子画像毎に当該画像内の領域を予め設定した
1個以上のしきい値と前記注目度合いとに基づいて、2
以上のグループに分割することによって、他の操作者が
当該電子画像の内で注目した部分と、注目しなかった部
分とに分けることができる。
【0022】ここで、後の操作者の指示に基づいて、該
当するグループに属する領域を表示手段に表示すること
によって、該後の操作者は、既読影者の注目部分だけの
再チェック用の表示、あるいは、チェック抜けをなくす
ための既読影者の非注目部分だけの表示等のように、表
示領域を既読影者の注目度合いに応じて選択することが
できるので、診断精度を向上することができる。また、
読影に要する作業時間を短縮することができるので、診
断効率を向上することができる。
【0023】前述した(3)〜(5)の手段によれば、
検者が読影のために表示させている電子画像の表示情報
であるデータ位置、該データ位置の画像中での表示位
置、および、画像表示条件を表示経過時間と共に表示条
件記録手段が記録し、たとえば、この検者の読影が終了
した時に、まず、計算手段が該記録内容と予め設定され
た記録項目毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像毎
に読影者が注目した領域の注目度合いを計算し、次に、
分割手段が電子画像毎に当該画像内の領域を予め設定し
たしきい値と計算した注目度合いとに基づいて、2以上
のグループに分割しておき、次の検者が当該電子画像の
読影をする場合には、この検者の指示に基づいて、選択
表示手段がグループに属する電子画像のみを選択し表示
させるので、この検者は、すでに読影をすませた他の検
者の読影情報に応じた読影を行うことができる。
【0024】また、後に読影を行う検者は、すでに読影
を行った検者の所見に基づいた検証を行うことなく読影
ができるので、検者の診断効率を向上することができ
る。
【0025】このときの後の検者の読影方法としては、
前の検者が詳しく読影を行った個所の再チェック、ある
いは、詳しく読影を行わなかった個所を中心としてチェ
ックを行う等の選択ができる。
【0026】前述した(6)の手段によれば、視線位置
測定手段が計測した検者の視線位置から該検者が表示画
像中のどの部分に最も注目していたかを特定することが
できるので、読影位置の空間解像度をより細かくでき
る。
【0027】また、表示している電子画像を検者が実際
に読影していたか否かを判定することができるので、計
算手段による注目度合いの精度を向上できる。
【0028】したがって、検者の診断精度および診断効
率を向上することができる。
【0029】前述した(7)の手段によれば、距離計測
手段が計測した検者と表示装置との距離を注目度合いに
反映させることによって、たとえば、表示画像の拡大率
に相当する情報を得ることができるので、注目度合いの
精度を向上できる。
【0030】したがって、検者の診断精度および診断効
率を向上することができる。
【0031】また、計測距離を監視することによって、
検者が表示画像を実際に読影しているか否かを判定する
ことができるという効果もある。
【0032】前述した(8)の手段によれば、連続読影
時間計測手段が計測した連続読影時間から、作業継続に
伴う検者の疲労度合いすなわち作業能力の低下度合いを
推定することができるので、検者の疲労度合いによる注
目度合いの変動を考慮することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0034】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0035】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の電子画像表示装置の概略構成を示すブロック図で
あり、1は読影者入力手段、2は操作過程記憶手段(表
示条件記録手段)、3は読影の詳しさ計算手段(計算手
段)、4は画像空間情報記憶手段(分割手段)、5は画
像処理手段、6は画像蓄積手段、7は画像表示手段(選
択表示手段)、101は読影者、102は推定手段、1
03は表示画像作成手段、a〜kは各手段の出力を示
す。
【0036】図1において、読影者101は、たとえ
ば、医師等であり、図示しない被検体のCT像(以下、
「CT画像」と記す)の判断(診断)を行う。
【0037】推定手段102は、操作過程記憶手段2と
読影の詳しさ計算手段3とからなる手段であり、各手段
の詳細は後述する。
【0038】表示画像作成手段103は、画像空間情報
記憶手段4と画像処理手段5とからなり、各手段の詳細
は後述する。
【0039】読影者入力手段1は、たとえば、電子画像
表示装置を操作するための周知の操作卓であり、読影者
101は読影者入力手段1を操作することによって、画
像表示手段7に表示するCT画像のスライス位置(デー
タ位置)、ウィンドウ条件(WL,WW)、および、拡
大率等のその他の表示条件を設定する。ただし、その他
の表示条件としては、読影に用いられる可能性のある画
像処理の全てが対象となる。たとえば、CT画像の拡大
縮小、各種フィルタ処理(輪郭強調、ぼかし、エッジ強
調、エッジ抽出、モルフォルジー処理、ローパス処理、
ハイパス処理、バンドパス処理等)、三次元処理(MI
Pやmin−IP等の各種ボリュームレンダリング、各
種サーフェースレンダリング)、および、疑似カラー表
示等がある。
【0040】操作過程記憶手段2は、読影者入力手段1
から入力される操作を、その過程と共に記憶する、すな
わち、読影者入力手段1から入力される当該装置の制御
情報を操作時刻と共に記憶する手段であり、たとえば、
電子画像表示装置を構成する情報処理装置上で動作する
プログラムによって実現する。また、該操作過程記憶手
段2は、読影の詳しさ計算手段3から出力される読み出
し信号dに基づいて、記憶した検者(操作者)の入力操
作をその過程(以下、操作過程情報)と共に読影の詳し
さ計算手段3に出力する。
【0041】読影の詳しさ計算手段3は、操作過程記憶
手段2から受け取った読影対象の情報に基づいて、該読
影対象についてすでに読影したものがいるか否かを判定
すると共に、操作過程情報から全てのCT画像の各点に
おける読影の詳しさの度合い(注目度合い)Elabを
計算する手段であり、たとえば、電子画像表示装置を構
成する情報処理装置上で動作するプログラムによって実
現する。また、読影の詳しさ計算手段3は、計算によっ
て得られた読影の詳しさの度合いElabを画像空間情
報記憶手段4に出力する。本実施の形態1においては、
該読影の詳しさ計算手段3は、全てのCT画像中での各
点(各測定画素点)の位置(以下、「CTデータ位置」
と記す)r=(x,y,z)と、当該点におけるCT値
とからなる4次元のベクトルpの空間を画像空間Pと定
義し、スライス操作や表示の拡大操作によってCTデー
タが画像表示手段7に表示された場合に、そのときのウ
ィンドウ条件で中間階調表現されている読影可能範囲の
ベクトルpは読影されたと定義する。たとえば、低いC
T値の画素は黒くつぶれ、高いCT値は白く飛んで表示
されているので、この黒つぶれおよび白飛びとなってい
る範囲の画素は読影不可能と扱い、詳しさの度合いEl
abは、Elab=0(ゼロ)と判定する。すなわち、
黒つぶれおよび白飛びとなっている範囲の画素は、その
点でのCT値を判定できないからである。また、前述の
CTデータ位置r=(x,y,z)において、スライス
平面(体断面)方向をX,Y軸方向、その法線方向(被
検体の体軸方向)をZ軸とする。
【0042】画像空間情報記憶手段4は、読影の詳しさ
計算手段3から出力された読影の詳しさの度合いEla
b(以下、「読影の詳しさ情報」と記す)を、画像空間
Pに積分分布させて記憶する手段であり、たとえば、電
子画像表示装置を構成する情報処理装置上で動作するプ
ログラムと記憶手段であるメモリとによって実現する。
また、画像空間情報記憶手段4は、読影者入力手段から
入力される指示に基づいて、格納する読影の詳しさ情報
を画像処理手段5に出力する。
【0043】画像処理手段5は、読影者入力手段1から
入力される読影者の表示指示に基づいて、画像蓄積手段
6から該当するCT画像の画像データを選択し読み込む
と共に、該画像データを指示された条件に変換するため
の画像処理を行う手段であり、たとえば、電子画像表示
装置を構成する情報処理装置上で動作するプログラムに
よって実現する。また、画像処理手段5は、画像処理後
の表示用の画像データを画像表示手段7に出力(図1中
のkで示す)することにより、画像表示手段7に読影者
の指示したCT画像を表示させる。
【0044】画像蓄積手段6は、読影に使用するCT画
像の画像データを蓄積し格納する周知の蓄積手段であ
り、本実施の形態1においては、12ビットの階調のC
T値を有する数十枚から数百枚のスライス枚数のCT画
像データを蓄積する。
【0045】画像表示手段7は周知の表示手段であり、
たとえば、当該情報処理装置に接続される表示専用のデ
ィスプレイ装置である。
【0046】次に、図2に本実施の形態1の電子画像表
示装置の動作を説明するための動作フローを示し、以
下、図2に基づいて、本実施の形態1の電子画像表示装
置の動作を説明する。
【0047】ただし、以下の説明においては、画像蓄積
手段6に蓄積されるCT画像の枚数すなわち読影の対象
となるCT画像の枚数は30枚であり、ウィンドウ条件
となるウィンドウレベルWLは、WL=−600であ
り、ウィンドウ幅WW=1500である。
【0048】本フローの開始は、当該装置のプログラム
の起動であり、まず、読影待機状態となる(ステップ2
01)。次に、読影者が読影者入力手段1から読影の開
始を指示すると(ステップ202)、読影の詳しさ計算
手段3が画像空間情報記憶手段に記憶している情報に基
づいて、読影対象となるCT画像について、当該読影者
以外の者がすでに読影しているかを判定する(ステップ
203)。ここで、読影の詳しさ計算手段3が既読影者
がいないと判定した場合には、画像処理手段5が画像蓄
積手段6から読み込んだCT画像に対して、読影者入力
手段1から入力される読影者の表示指示に基づいて変換
するための画像処理を行う。次に、画像処理手段5は、
該処理画像を画像表示手段7に出力し、画像表示手段7
に読影対象を制限していないCT画像を表示させる(ス
テップ204,205)。このステップ205におい
て、たとえば、読影者が読影者入力手段1を操作して、
表示画像の拡大あるいは表示画像している画像の変更等
を指示したならば、画像処理手段5は、読影者入力手段
1から入力される指示に基づいて画像処理を行い、該処
理画像を画像表示手段7に出力し表示させる。一方、操
作過程記憶手段2は、読影者入力手段1から入力される
読影者の表示指示を、経過時間と共に記憶する(ステッ
プ206)。読影者がCT画像の読影が終了し、読影者
入力手段1から読影の終了を指示したならば、画像処理
手段5は画像表示手段7への画像データの出力を停止
し、CT画像の表示処理が終了する(ステップ20
7)。表示処理が終了したならば、次に、読影の詳しさ
計算手段3が操作過程記憶手段に格納される検者の記録
データを読み出し、画像空間Pでの撮像の詳しさの度合
いElabを計算する(ステップ208)。本実施の形
態1においては、撮像の詳しさの度合いElabは、各
CT画像が連続的に読影されていた時間tの関数f
(t)で定義し、各CTデータ位置について複数回読影
された各々のElabを加算して、画像空間Pに加算す
ることによって得る。次に、画像空間情報記憶手段4
は、予め設定されているしきい値と読影の詳しさ計算手
段3が計算した各CTデータ位置毎のElabとを比較
し、該比較結果に基づいて、各CTデータ位置を複数の
グループに分割した後、その結果を格納する(ステップ
209)。これによって、この読影者による読影の詳し
さの度合いの分布の作成処理を終了し(ステップ20
9)、再びステップ201に戻り、他の読影者による読
影待ちとなる。
【0049】また、前述するステップ203において、
読影の詳しさ計算手段3が読影対象となるCT画像を読
影した者がすでにいると判定した場合には、当該装置
は、以下に示す選択肢の入力待ちとなる(ステップ21
0)。第1番目の選択肢として、読影対象とする範囲を
すでに読影した者が詳しく見た部分に相当するElab
のグループとする(ステップ211)。第2の選択肢と
して、読影対象とする範囲をすでに読影した者が詳しく
見ていない部分に相当するElabのグループに限定す
る(ステップ212)。第3の選択肢として、読影対象
とする範囲を読影した者がいない場合すなわち前述する
ステップ204の場合と同様に、読影対象とする範囲を
制限せずに表示する。以上に示す入力待ちとなり、入力
に基づいて、ステップ205に進む。
【0050】以上に示す表示処理を全ての読影者による
読影が終了するまで繰り返すことによって、当該CT画
像の読影を終了する。
【0051】図3は、本実施の形態の読影の詳しさ計算
手段によって得られた読影の詳しさの分布の一例を示す
分布図であり、本実施の形態1においては、各スライス
画像(各CT画像)内の読影位置情報すなわちX,Y座
標が特定できないので、CTデータ位置rはZ軸座標
(スライス番号)のみの分布となる。
【0052】また、本実施の形態においては、読影の詳
しさの度合いを読影者による読影時間とウィンドウレベ
ルとの関数として定義しているので、図3に示すよう
に、スライス番号、CT値および読影の詳しさの度合い
Elabを軸として3次元表示した場合、ウィンドウレ
ベルである−600付近をピークとするかまぼこ型とな
る。また、前述するように、読影の詳しさの度合いEl
abの値が0(ゼロ)となるCT値の部分は読影が不可
能な部分であり、本実施の形態1の場合、ウィンドウ条
件よりCT値が200付近よりも大きい場合は白く飛ん
でしまい、−1400付近よりも小さい場合は黒くつぶ
れて表示される。さらには、スライス番号方向での分布
の差は、各スライスの読影の詳しさの度合いに差がある
ことを示す。
【0053】したがって、図3に示す分布図からは、全
てのスライスは読影されているが、その内で特にスライ
ス番号8付近と23付近が詳しく読影されていることが
分かる。
【0054】図4は、本実施の形態の画像空間情報記憶
手段によって得られた読影の詳しさのグループの一例を
説明するための図であり、図3をしきい値20で分割し
グループ化した後、スライス番号とCT値とを軸とする
2次元平面に示したものである。
【0055】図4では、斜線で示す領域Sが詳しさ20
以下のグループであり、白で示す領域Dが詳しさ20以
上のグループを示している。
【0056】以上説明したように、本実施の形態1の電
子画像表示装置では、まず、操作過程記憶手段2が読影
の対象となるCT画像に対して読影者が行った指示を、
該指示の経過時間tと共に記憶していく。当該読影者に
よる読影が終了した時点で、読影の詳しさ計算手段3が
操作過程記憶手段2から記憶した読影者の表示指示を読
み込み、指示と経過時間tとから詳しさの度合いEla
bを計算し、画像空間情報記憶手段4がすでに格納され
ている他の読影者による読影時のElabと読影の詳し
さ計算手段3で計算したElabとを加算した結果を新
たなElabとすると共に、この新たなElabとしき
い値とに基づいて、画像空間Pを分割しグループ化した
結果を格納しておく。
【0057】ここで、次の読影者が読影を行うときに
は、該グループ化したCT画像の内のいずれかのグルー
プに属する領域すなわち表示領域を制限したCT画像を
表示させるか、あるいは、制限していないCT画像を表
示させるかを読影者に選択させ、該選択した画像領域の
CT画像のみを表示させることによって、当該読影者は
自分よりも前に読影した者(既読影者)の読影結果を考
慮した読影を行うことができる。たとえば、既読影者の
注目部分だけの再チェック、あるいは、既読影者による
読影抜けをなくすための非注目部分のみのチェック等を
行うためのCT画像表示等の目的に応じた画像表示を容
易に行うことができるので、読影者の読影に要する時間
を短縮できる。
【0058】したがって、読影者である医師の診断精度
および診断効率を向上することができる。
【0059】(実施の形態2)図5は本実施の形態2の
電子画像表示装置の概略構成を示すブロック図であり、
本実施の形態の電子画像表示装置は、前述する実施の形
態1の電子画像表示装置に視距離測定手段(距離測定手
段)8および視線追跡手段(視線位置測定手段)9を設
けた点が異なる。
【0060】次に、図5に基づいて、実施の形態1の電
子画像表示装置と異なる部分について説明する。
【0061】視距離測定手段8は、周知の視距離測定手
段であり、読影者と画像表示手段との距離を測定し、該
測定結果を読影者入力手段1に出力する。
【0062】視線追跡手段9は、周知の視線追跡手段で
あり、読影者が画像表示手段7に表示されるCT画像の
どの部分を観察しているかを測定し、該測定結果を読影
者入力手段1に出力する。
【0063】推定手段501は、操作過程記憶手段10
と読影の詳しさ計算手段11とからなり、該推定手段5
01を構成する各手段の詳細は後述する。
【0064】操作過程記憶手段10は、実施の形態1の
操作過程記憶手段2の記憶項目に読影者の視距離データ
および視線追跡データを経過時間と共に記憶する手段で
あり、たとえば、プログラムによって実現する。
【0065】読影の詳しさ計算手段11は、操作過程記
憶手段10から受け取った操作過程情報から画像空間P
の各点における読影の詳しさの度合いElabを計算す
るという点では実施の形態1の読影の詳しさ計算手段3
と同じである。ただし、本実施の形態2においては、読
影者の視線データを得ることができるので、読影の詳し
さ計算手段11は、CTデータ位置r=(x,y,z)
の全ての変数に基づいて、Elabを計算することがで
きる。さらには、視距離データを得ることができるの
で、たとえば、読影深さにおいて、読影の詳しさの度合
いElab’をElab’=Elab×f(d)(ただ
し、Elabは読影深さを考慮しない読影の詳しさの度
合い,dは視距離,f(d)は視距離dの正の増加関
数)として、視距離を考慮した読影の詳しさの度合いE
lab’を計算する。Elab’=Elab×f(d)
と定義することにより、視距離による読影の詳しさの度
合いの差を反映させることができる。この読影の詳しさ
計算手段11は、前述する実施の形態1の読影の詳しさ
計算手段3と同様に、プログラムによって実現する。
【0066】次に、図6に本実施の形態2の電子画像表
示装置の動作を説明するための動作フローを示し、以
下、図6に基づいて、前述する実施の形態1の電子画像
表示装置と異なる部分の動作を説明する。
【0067】実施の形態1の電子画像表示装置と同様
に、当該電子画像表示装置の電源投入が本フローの開始
であり、まず、読影待機状態となる(ステップ20
1)。次に、読影者が読影者入力手段1から読影の開始
を指示すると(ステップ202)、読影の詳しさ計算手
段3が画像空間情報記憶手段に記憶している情報に基づ
いて、読影対象となるCT画像について、当該読影者以
外の者がすでに読影しているかを判定する(ステップ2
03)。ここで、読影の詳しさ計算手段3が既読影者が
いないと判定した場合には、画像処理手段5が画像蓄積
手段6から読み込んだCT画像に対して、読影者入力手
段1から入力される読影者の表示指示に基づいて変換す
るための画像処理を行う。次に、画像処理手段5は、該
処理画像を画像表示手段7に出力し、画像表示手段7に
読影対象を制限していないCT画像を表示させる(ステ
ップ204,205)。このとき、読影者入力手段1に
は、視距離測定手段8からの視距離データおよび視線追
跡手段9からの視線データが入力され、該データが読影
者の指示と共に操作過程記憶手段10に出力される。し
たがって、操作過程記憶手段10は、読影者入力手段1
から入力される読影者の表示指示と共に視距離データお
よび視線データを、経過時間と共に記憶する(ステップ
601)。読影者がCT画像の読影が終了し、読影者入
力手段1から読影の終了を指示したならば、画像処理手
段5は画像表示手段7へのCT画像の出力を停止し、C
T画像の表示処理が終了する(ステップ207)。表示
処理が終了したならば、次に、読影の詳しさ計算手段1
1が操作過程記憶手段に格納される検者の記録データを
読み出し、画像空間Pでの読影の詳しさの度合いEla
bを計算した後、新たに定義したElab’=Elab
×f(d)を計算する(ステップ208)。
【0068】この後の動作は、実施の形態1のElab
をElab’として、以降の処理を行うこととなるの
で、以降の説明は省略する。
【0069】ただし、前述するステップ203におい
て、読影の詳しさ計算手段3が読影対象となるCT画像
を読影した者がすでにいると判定した場合には、前述す
るステップ208におけるElabおよびElab’の
計算は、以下に示すとおりとなる。
【0070】たとえば、読影の詳しさ計算手段11に格
納されるElabと当該読影者が読影した時のElab
を加算して得られたElabと関数f(d)とを積算す
ることによって、当該読影者によるElab’を計算す
る。
【0071】以上説明したように、本実施の形態2の電
子画像表示装置においては、読影者と画像表示手段7と
の距離を測定する視距離測定手段と、読影者の視線位置
を測定する視線追跡手段9とを設け、操作過程記憶手段
10が読影者の表示指示、視距離データおよび視線デー
タを経過時間と共に記憶し、まず、読影の詳しさ計算手
段11が読影者の表示指示および視線データに基づいて
Elabを計算する構成とすることにより、CTデータ
位置rのX,Y軸方向についても考慮できるので、既読
影者により読影状況をより詳しく考慮できる。すなわ
ち、既読影者が画像空間Pにおいて、各スライス内のど
の領域を読影したかという情報を得ることができるの
で、読影位置の空間解像度をより細かくすることができ
る。
【0072】また、読影者の視線位置が対象画面からは
ずれているかどうかの情報から、読影者が該対象画面を
読影しているかどうかの判定を行うことができるので、
読影の詳しさの度合いの精度を向上することができる。
【0073】したがって、後に読影する読影者の診断精
度および診断効率を向上することができる。
【0074】(実施の形態3)実施の形態1,2に示す
読影の詳しさ計算手段3,11において、読影の詳しさ
の度合いElabを計算する場合に、読影開始時間から
の経過時間を変数とする重み関数Ftg(t)を導入す
る。ただし、関数Ftg(t)は、0<Ftg(t)<
1であり、読影者が作業を継続することによる作業能力
の低下を示すものである。
【0075】前述する関数を読影の詳しさの度合いに反
映させるために、本実施の形態3の読影の詳しさ計算手
段3,11においては、所定の時間tにおける読影の詳
しさの度合いは、Elab”(t)=Ftg(t)×E
lab(t)と定義し、各ベクトルpでの読影の詳しさ
の度合いElab”(t)の積算を計算する。
【0076】したがって、本実施の形態3の電子画像表
示装置においては、検者の疲労に伴う読影の詳しさの変
動をも考慮した読影の詳しさの度合いを推定することが
できるので、読影の詳しさの度合いの精度を向上するこ
とができる。
【0077】したがって、後に読影する読影者の診断精
度および診断効率を向上することができる。
【0078】以上の実施の形態における電子画像表示装
置に、たとえば、CT値のヒストグラム表示等を行う画
像解析手段を用いた場合、それぞれに相当する読影の詳
しさの重みを設定し、前述する読影の詳しさ計算手段に
加えてもよいことは言うまでもない。
【0079】また、画像解析手段が拡大処理のように、
表示位置rを限定する場合は、この情報を画像空間Pの
分布に反映させてもよい。所見、メモおよび注釈等を電
子的に当該装置上で記入する場合には、記入個所に該当
する画像空間の位置も反映させることができることは言
うまでもない。
【0080】以上に示す実施の形態においては、最終的
な画像データのグループを「既読影者が詳しく読影した
部分」と「詳しく見ていない部分」との2つのグループ
に分割したが、読影者が2名以上いる場合には、その加
算を用いても、それぞれを独立に区別して2以上のグル
ープに分割してもよい。あるいは、使用した読影解析ツ
ール、拡大や画像処理、もしくは、CT値測定等をそれ
ぞれ区分けして選択表示するようにしてもよいことは言
うまでもない。
【0081】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0083】(1)複数の医師が判断を行う場合におい
て、前の医師の読影状況を反映した電子画像を後の医師
の読影時に表示することができる。
【0084】(2)複数の医師が判断を行う場合におい
て、診断精度および診断効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子画像表示装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1の電子画像表示装置の動作を説
明するための動作フローである。
【図3】本実施の形態の読影の詳しさ計算手段によって
得られた読影の詳しさ分布の一例を示す図である。
【図4】本実施の形態の画像空間情報記憶手段によって
得られた読影の詳しさのグループの一例を説明するため
の図である。
【図5】本実施の形態2の電子画像表示装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態2の電子画像表示装置の動作を説
明するための動作フローである。
【符号の説明】 1…読影者入力手段、2,10…操作過程記憶手段、
3,11…読影の詳しさ計算手段、4…画像空間情報記
憶手段、5…画像処理手段、6…画像蓄積手段、7…画
像表示手段、8…視距離測定手段、9…視線追跡手段、
101…読影者、102,501…推定手段、103…
表示画像作成手段、a〜m…各手段の出力。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子画像を複数の操作者で読影する場合
    における電子画像表示方法であって、 表示している電子画像のデータ位置、該データ位置の画
    像中での表示位置、および、画像表示条件を表示経過時
    間と共に記録する過程と、該記録内容と予め設定された
    前記記録項目毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像
    毎に操作者が注目した領域の注目度合いを計算する過程
    と、前記電子画像毎に当該画像内の領域を予め設定した
    1個以上のしきい値と前記注目度合いとに基づいて、2
    以上のグループに分割する過程と、他の操作者が前記グ
    ループに属する領域の電子画像の表示を指示した場合に
    は、当該操作者が指示するグループに属する電子画像領
    域を選択し表示する過程とを備えることを特徴とする電
    子画像表示方法。
  2. 【請求項2】 電子画像を複数の操作者で読影する場合
    における電子画像表示方法であって、 表示している電子画像のデータ位置、該データ位置の画
    像中での表示位置、および、画像表示条件を表示経過時
    間と共に記録する過程と、該記録内容と予め設定された
    前記記録項目毎の重みづけ関数とに基づいて、電子画像
    毎に操作者が注目した領域の注目度合いを計算する過程
    と、前記電子画像毎に当該画像内の領域を予め設定した
    1個以上のしきい値と前記注目度合いとに基づいて、2
    以上のグループに分割する過程と、他の操作者が前記グ
    ループに属する領域の電子画像の表示を指示した場合に
    は、当該操作者が指示するグループに属する電子画像領
    域を選択し表示する過程と、他の操作者が読影対象を制
    限するグループの指示をすることなく電子画像の表示を
    指示した場合には、当該情報処理装置で収集した全ての
    電子画像を表示対象として選択し表示する過程とを備え
    ることを特徴とする電子画像表示方法。
  3. 【請求項3】 情報処理装置に収集した電子画像を検者
    の指示に基づいて表示手段に表示する電子画像表示装置
    において、 操作情報に基づいて検者の読影の詳しさを推定する推定
    手段と、後の検者による読影時には前記推定結果に基づ
    いて、前の検者の読影の詳しさを反映させた表示画像を
    作成する表示画像作成手段とを具備し、前の検者による
    読影結果を反映させた電子画像を、後の検者の読影時に
    表示させることを特徴とする電子画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子画像表示装置にお
    いて、 前記推定手段は、表示している電子画像のデータ位置、
    該データ位置の画像中での表示位置、および、画像表示
    条件を表示経過時間と共に記録する表示条件記録手段
    と、該記録内容と予め設定された前記記録項目毎の重み
    づけ関数とに基づいて、電子画像毎に検者が注目した領
    域の注目度合いを計算し読影の詳しさとする計算手段と
    からなり、前記表示画像作成手段は、前記電子画像毎に
    当該画像内の領域を予め設定した1個以上のしきい値と
    前記注目度合いとに基づいて2以上のグループに分割す
    る分割手段と、他の検者の指示に基づいて前記電子画像
    を選択し表示する選択表示手段とからなることを特徴と
    する電子画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは4に記載の電子画像表
    示装置において、 前記選択表示手段は、他の検者が前記グループに属する
    領域の電子画像の表示を指示した場合には、当該検者が
    指示するグループに属する電子画像領域を選択し表示
    し、他の検者が読影対象を制限するグループの指示をす
    ることなく電子画像の表示を指示した場合には、当該情
    報処理装置で収集した全ての電子画像を表示対象として
    選択し表示する手段を具備することを特徴とする電子画
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5の内のいずれか1項に
    記載の電子画像表示装置において、 前記検者の視線位置を測定する視線位置測定手段を具備
    し、前記計算手段は前記表示条件記録手段の記録内容と
    前記視線位置測定手段の測定結果とに基づいて、各電子
    画像内での注目度合いを計算することを特徴とする電子
    画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6の内のいずれか1項に
    記載の電子画像表示装置において、 前記検者と前記表示装置との距離を計測する距離計測手
    段を具備し、前記計算手段は前記表示条件記録手段の記
    録内容と前記距離計測手段の計測結果とに基づいて、各
    電子画像内での注目度合いを計算することを特徴とする
    電子画像表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7の内のいずれか1項に
    記載の電子画像表示装置において、 前記検者が電子画像を読影した時間を計測する連続読影
    時間計測手段を具備し、前記計算手段は前記表示条件記
    録手段の記録内容と前記読影時間とに基づいて、各電子
    画像内での注目度合いを計算することを特徴とする電子
    画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項3ないし8の内のいずれか1項に
    記載の電子画像表示装置において、 前記計算手段は、各検者の注目度合いを順次加算してい
    くことを特徴とする電子画像表示装置。
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