JP2000287955A - 画像診断支援装置 - Google Patents

画像診断支援装置

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JP2000287955A
JP2000287955A JP13177899A JP13177899A JP2000287955A JP 2000287955 A JP2000287955 A JP 2000287955A JP 13177899 A JP13177899 A JP 13177899A JP 13177899 A JP13177899 A JP 13177899A JP 2000287955 A JP2000287955 A JP 2000287955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乳癌などの異常陰影の検出を容易にかつ正確
で、しかも迅速に行うことができる。 【解決手段】画像データを記憶する画像記憶手段5と、
記憶された画像データを表示する画像表示手段8と、画
像データを解析することにより異常陰影候補を検出する
異常陰影候補検出手段6とを有する画像診断支援装置1
において、画像表示手段8は、異常陰影候補のうち少な
くとも1個の異常陰影候補に対応する注目領域80を選
択し、表示された画像内の注目領域80の位置に拡大表
示窓81を設定し、設定された拡大表示窓81内に注目
領域80の拡大画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像診断支援装
置にかかり、特に医師が放射線画像を読影診断する際、
その診断の効率化を図る画像診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医師が放射線画像を用いて画像
診断を行う際、CRTなどの画像表示装置にX線画像を
表示し読影を行うことが行われるようになってきた。特
に近年、コンピュータによるディジタル画像処理技術を
用いて画像データの解析を行い、肺癌や乳癌などの異常
陰影を検出する技術が開発されており、検出した異常陰
影候補の情報を医師に提示し診断の支援を行うことが可
能となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばマン
モグラム画像により乳癌などの疾病の診断を行なう場
合、医師の負担が大きく読影に時間がかかってしまう。
特に、異常陰影検出技術を用いて検出した異常陰影候補
については、検出された候補の情報は異常の種類と程
度、画像上の座標のみであり、どの部位で検出されたの
かが容易にわからない等の問題があった。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、乳癌などの異常陰影の検出を容易にかつ正確で、
しかも迅速に行うことができる画像診断支援装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1に記載の発明は、『画像データを
記憶する画像記憶手段と、記憶された画像データを表示
する画像表示手段と、前記画像データを解析することに
より異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段とを
有する画像診断支援装置において、前記画像表示手段
は、前記異常陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影
候補に対応する注目領域を選択し、表示された画像内の
前記注目領域の位置に拡大表示窓を設定し、設定された
拡大表示窓内に前記注目領域の拡大画像を表示すること
を特徴とする画像診断支援装置。』である。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、異常
陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影候補に対応す
る注目領域を選択し、表示された画像内の注目領域の位
置に拡大表示窓を設定し、この拡大表示窓内に注目領域
の拡大画像を表示するから、異常陰影の検出を容易にか
つ正確で、しかも迅速に行うことができるとともに、異
常陰影の詳細な質的診断を少ない労力で行なうことがで
きる。
【0008】請求項2に記載の発明は、『画像データ及
び前記画像データに対応づけられた所見情報を記憶する
画像情報記憶手段と、記憶された画像データを表示する
画像表示手段とを有する画像診断支援装置において、前
記画像表示手段は、前記画像データに対応する所見情報
に基づいて異常陰影候補を決定し、決定された異常陰影
候補のうち少なくとも1個の異常陰影候補に対応する注
目領域を選択し、表示された画像内の前記注目領域の位
置に拡大表示窓を設定し、設定された拡大表示窓内に前
記注目領域の拡大画像を表示することを特徴とする画像
画像診断支援装置。』である。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、画像
データに対応する所見情報に基づいて異常陰影候補を決
定し、決定された異常陰影候補のうち少なくとも1個の
異常陰影候補に対応する注目領域を選択し、表示された
画像内の注目領域の位置に拡大表示窓を設定し、設定さ
れた拡大表示窓内に注目領域の拡大画像を表示するか
ら、所見情報に基づく異常陰影の検出を容易にかつ正確
で、しかも迅速に行うことができるとともに、異常陰影
の詳細な質的診断を少ない労力で行なうことができると
ともに、異常陰影の詳細な質的診断を少ない労力で行な
うことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、『異常陰影候補
に順位を与え、この与えた順位に従って、注目領域を順
次切り替えることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、異常
陰影候補の順位に従って、注目領域を順次切り替えるこ
とで、各々の異常陰影候補を詳細かつ集中的に読影する
ことができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、『異常陰影候補
の確信度または異常の種類に基づいて順位を決定するこ
とを特徴とする請求項3に記載の画像画像診断支援装
置。』である。
【0013】この請求項4に記載の発明によれば、異常
陰影候補の確信度または異常の種類に基づいて順位を決
定するから、異常陰影候補の詳細かつ集中的な読影を、
診断上の重要度の高い順に優先して行なうことができ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、『切替信号入力
手段から入力された信号に応じて注目領域を順次切り替
えることを特徴とする請求項3に記載の画像画像診断支
援装置。』である。
【0015】この請求項5に記載の発明によれば、切替
信号入力手段から入力された信号に応じて切り替えるか
ら、医師が例えば自身の読影速度や診断上の重要度に応
じて自由なタイミングで切り替えることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、『一定時間毎に
注目領域を順次切り替えることを特徴とする請求項3に
記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0017】この請求項6に記載の発明によれば、注目
領域を順次一定時間毎に切り替えるから、操作誤りがな
く異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行
うことができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、『拡大表示窓の
内側の領域と外側の領域とに異なる画像処理を施すこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像画像
診断支援装置。』である。
【0019】この請求項7に記載の発明によれば、拡大
表示窓の内側の領域と外側の領域とに異なる画像処理を
施すから、例えば拡大表示窓の異常陰影を選択的に目立
せることができ、異常陰影の検出がより容易にかつ正確
で、しかも迅速に行うことができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、『画像処理は、
階調処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、
または補間処理であることを特徴とする請求項7に記載
の画像画像診断支援装置。』である。
【0021】この請求項8に記載の発明によれば、階調
処理、周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、また
は補間処理等の画像処理を行なうことで、例えば異常陰
影候補の診断に適した見やすい表示が可能であり、異常
陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこと
ができる。
【0022】請求項9に記載の発明は、『画像の拡大率
に基づいて画像処理条件を決定し、決定された画像処理
条件に基づいて画像処理を施すことを特徴とする請求項
7に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0023】この請求項9に記載の発明によれば、画像
の拡大率に基づいて画像処理条件を決定し、決定された
画像処理条件に基づいて画像処理を施すから、拡大によ
る画像乱れがなく、人間の視覚特性に合わせた表示が可
能であり、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも
迅速に行うことができる。
【0024】請求項10に記載の発明は、『異常の種類
に基づいて画像処理条件を決定し、決定された画像処理
条件に基づいて画像処理を施すことを特徴とする請求項
7に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0025】この請求項10に記載の発明によれば、異
常の種類に基づいて画像処理条件を決定し、決定された
画像処理条件に基づいて画像処理を施すから、異常の種
類に応じた診断に適した表示が可能であり、異常陰影の
検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0026】請求項11に記載の発明は、『拡大表示窓
の大きさを、異常陰影候補のサイズに基づいて決定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像
画像診断支援装置。』である。
【0027】この請求項11に記載の発明によれば、拡
大表示窓の大きさを、異常陰影候補のサイズに基づいて
決定するから、常に異常陰影候補の全体が見やすく表示
され、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速
に行うことができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、『画像の拡大
率を、画像の画素サイズ及び画像表示手段の解像度に基
づいて決定することを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0029】この請求項12に記載の発明によれば、画
像の拡大率を、画像の画素サイズ及び画像表示手段の解
像度に基づいて決定するから、画像の拡大によって画像
が乱れることがなく異常陰影がより見やすくなり異常陰
影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことが
できる。
【0030】請求項13に記載の発明は、『拡大率が、
画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡大率に対
して整数倍になるよう決定することを特徴とする請求項
12に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0031】この請求項13に記載の発明によれば、拡
大率が、画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡
大率に対して整数倍になるよう決定するから、実物大ま
たはその整数倍のサイズは診断医にとって直観的に理解
しやすく、異常陰影の実際の大きさの判断が容易であ
る。
【0032】請求項14に記載の発明は、『画像の拡大
率に関する情報を画像とともに表示することを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の画像画像診断支援装
置。』である。
【0033】この請求項14に記載の発明によれば、画
像の拡大率に関する情報を画像とともに表示するから、
異常陰影の部位の特定や大きさ等の判断が容易で、異常
陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこと
ができる。
【0034】請求項15に記載の発明は、『画像の画素
サイズ及び画像表示手段の解像度を用いて、拡大率を、
画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡大率を基
準とした倍率値に換算して表示することを特徴とする請
求項14に記載の画像画像診断支援装置。』である。
【0035】この請求項15に記載の発明によれば、画
像の画素サイズ及び画像表示手段の解像度を用いて、拡
大率を、画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡
大率を基準とした倍率値に換算して表示するから、診断
医にとって直観的に理解しやすく、異常陰影の実際の大
きさの判断が容易である。
【0036】請求項16に記載の発明は、『拡大表示窓
の位置、拡大表示窓の大きさ、拡大表示窓内の画像の拡
大率、拡大表示窓内の画像の画像処理条件のいずれかを
変更するための拡大表示制御信号入力手段を有すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像画像
診断支援装置。』である。
【0037】この請求項16に記載の発明によれば、異
常陰影の状態等に応じて拡大表示窓の位置、拡大表示窓
の大きさ、拡大表示窓内の画像の拡大率、拡大表示窓内
の画像の画像処理条件のいずれかを診断上の必要性に応
じて変更することができ、異常陰影がより見やすくなり
異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行う
ことができる。
【0038】請求項17に記載の発明は、『表示された
画像内の異常陰影候補位置近傍にマークを付加して表示
することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
画像画像診断支援装置。』である。
【0039】この請求項17に記載の発明によれば、示
された画像内の異常陰影候補位置近傍にマークを付加し
て表示するから、マークにより異常陰影をより見つけや
すくなり異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅
速に行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像画像診断支
援装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この
実施の形態に限定されるものではない。
【0041】図1は画像画像診断支援装置の概略構成図
である。
【0042】画像画像診断支援装置1は、画像データ入
力手段2、画像出力制御信号入力手段3、画像処理手段
4、画像記憶手段5、異常陰影候補検出手段6、異常陰
影記憶手段7、画像出力制御手段10、画像表示手段8
段及び画像プリント手段9を有している。
【0043】画像データ入力手段2からの画像データの
入力は、例えば集団検診において、放射線画像の撮影が
通常X線フィルムを用いて行われる。これらのX線写真
をこの実施の形態のシステムに入力するためには、レー
ザディジタイザを用いている。これは、フィルム上をレ
ーザビームで走査し、透過した光量を測定し、その値を
アナログディジタル変換することにより、ディジタル画
像データとして入力するものである。
【0044】画像の入力には、CCDなどの光センサを
用いる装置を使用することも可能である。またフィルム
を読み取るのではなく、特開昭55−12429号公報
に記載されているような、蓄積性蛍光体を用いたディジ
タル画像を直接出力することのできる撮影装置を接続す
ることも可能である。この場合にはフィルムが不要にな
り、コストダウンを図ることができる。
【0045】また、2次元的に配列された複数の検出素
子によりX線画像を撮像して電気信号として出力するフ
ラットパネルディテクタ(FPD)から得たX線画像を
人力することもできる.例えば、特開平6−34209
8号公報に記載されているように、照射されたX線の強
度に応じた電荷を生成する光導電層と、生成された電荷
を2次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積する方
式が用いられる。また、特開平9−90048号公報に
記載されているように、X線を増感紙等の蛍光体層に吸
収させて蛍光を発生させ、その蛍光の強度を画素毎に設
けたフォトダイオード等の光検出器で検知する方式も用
いられる。蛍光の検知手段としては他にCCDやC−M
OSセンサを用いる方法もある。また、X線の照射によ
り可視光を発するX線シンチレータと、レンズアレイ及
び各々のレンズに対応するエリアセンサとを組み合わせ
た構成も用いられる。
【0046】前記の種々の構成によりデジタルX線画像
を得る際には、撮影部位や診断目的にもよるが、例えば
マンモグラムに対しては画像の実効画素サイズが200
μm以下であることが好ましく、100μm以下である
ことがさらに好ましい。この発明の画像診断支援装置の
性能を最大に発揮させるには、例えば実効画素サイズ5
0μm程度で入力した画像データを記憶し表示する構成
が好ましい。異常陰影候補検出手段において異常陰影候
補検出のための解析に使用する画像データの画素サイズ
は入力された画像の画素サイズと等しくする必要はな
く、例えば入力画像の実効画素サイズを50μmとし、
異常陰影候補検出に使用する画像データは入力画像を間
引き処理して実効画素サイズ100μmに変換したもの
を使用してもよい。また、画像の階調数は10bit以
上が好ましく、12bit以上が特に好ましい。
【0047】また、単純X線画像に限る必要は無く、C
TやMRIなどの撮影装置から得られた画像データを入
力する構成をとることも可能である。
【0048】画像記憶手段5では、入力された画像デー
タが必要に応じてデータ圧縮を施されて格納される。こ
こでデータ圧縮としては公知のJPEG、DPCM、ウ
エーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮または非可
逆圧縮が用いられる。可逆圧縮はデータ圧縮に伴う診断
情報の劣化が無いため好ましい。
【0049】小規模な診断では、データ量はさほど多く
はないので、画像データを圧縮せずに磁気ディスクに格
納することもできる。この場合、光磁気ディスクに比べ
て、画像データの格納、読み出しは非常に高速にできる
ようになる。画像の読影時には、高速なサイクルタイム
が必要であるため、必要な画像データを半導体メモリに
格納することも行われる。
【0050】画像記憶手段5に格納された画像は順次読
み出され、画像処理手段4によって画像処理が行われる
とともに、異常陰影検出手段6によって異常陰影候補が
検出される。
【0051】異常陰影検出手段6は、画像記憶手段5か
ら読み出し、画像データを解析することにより、例えば
図2に示すような微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影の検
出を行なう。図22(a)に微小石灰化クラスタの例を
示す。微小石灰化が集まって(クラスタ化して)存在す
ると、そこが、初期のがんである可能性が高いため、早
期の乳癌を見つけるために重要な所見の一つである。マ
ンモグラム上では、略円錐構造をもった小さく白い陰影
としてみられる。また、図2(b)に示す腫瘤陰影は、
ある程度の大きさを持った塊、マンモグラム上では、ガ
ウス分布に近い、白っぽく丸い陰影としてみられる。
【0052】このように乳癌の2大所見として、腫瘤陰
影と微小石灰化クラスタがあげられ、腫瘤陰影の検出法
には、左右***を比較することによって検出する方法
(Med.Phys.,vol.21.no.3,p
p.445−452)や、アイリスフィルタを用いて検
出する方法(信学論(D−11),Vol.J75−D
−11,no.3,pp.663−670,199
2)、Quoitフイルタを用いて検出する方法(信学
論(D−11),Vol.J76−D−11,no.
3,pp279−287,1993)、分割した***領
域の画素値のヒストグラムに基づく二値化をして検出す
る方法(JAMIT Frontier95講演論文
集,pp84−85,1995)、方向性のある多数の
ラプラシアンフィルタの最小出力をとる最小方向差分フ
ィルタ(信学論(D−11),Vol.J76−D−1
1,no.2,pp.241−249,1993)等が
あげられる。また、微小石灰化クラスタの検出法には、
***領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰影
像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差等から偽陽性候
補を削除する方法(IEEE Trans Biome
d Eng BME−26(4):213−219,1
979)、ラプラシアンフィルタ処理を行った画像を用
いて検出する方法(信学論(D−11),Vol.J7
1−D−11,no.10,pp.1994−200
1,1988)、乳腺等の背景パターンの影響を抑える
ためにモルフォロジー解析した画像を使用する検出方法
(信学論(D−11),Vol.J71−D−11.n
o.7,pp.1170−1176,1992)等があ
る。
【0053】表示する画像は画像処理手段5によって画
像処理されたものである。画像処理手段5によって画像
処理されるものには、階調処理、周波数処理、ダイナミ
ックレンジ圧縮処理のいずれか一つを含む。階調処理に
は、特に、微小石灰化クラスタが***内のどの領域に存
在していても、安定したコントラストで出力することを
特徴とした画像処理を含む。また、周波数処理には、特
に、スキンラインからの距離関数を作成し、この距離関
数に基づいてダイナミックレンジ圧縮を行なうことを特
徴とするものも含む。また、画像処理は、同一患者の同
一方向及び/または同一***で同じ条件の画像処理を施
すことを特徴とする。また、画像処理は画像毎に条件を
決定してもよいし、予め決定しておいた条件に従って決
定してもよい。
【0054】複数の画像を同時に画像表示手段8に表示
する場合には、複数の画像の全てに対して同じ条件の画
像処理を施すことが好ましい。
【0055】a階調処理 階調処理においては、画像データの解析結果に基づい
て、原画像データ(入力)と階調処理画像データ(出
力)との対応を表す階調変換曲線を決定し、この階調変
換曲線を用いて階調処理を行う。階調変換曲線の作成方
法としては、例えば画像データのヒストグラム解析に基
づき、特開昭55−116340)特開平2−2725
29、特開昭63−31641、特開昭63−2621
41に示される手法を用いてもよい。さらに、特開平3
−218578に示されるように、被写体の所望の部分
に対応する画像領域を設定し、領域内の画像データに基
づいて決定する手法を用いてもよい。階調変換曲線の形
状としては、例えば特公昭63−20535に示される
ものが用いられる。階調変換曲線は、画像毎にその都度
作成してもよいが、特開昭59−83149に示される
ように、予め作成された数種の基準曲線の中から選択し
た基準曲線を変形することにより所望の階調変換曲線を
得るものとしてもよい。
【0056】階調処理に先立って、放射線の照射野領域
を検出する照射野認識処理を行うと、認識された照射野
領域内の画像データを用いて種々の画像処理条件を設定
することにより、診断に必要とされる画像部分の画像処
理を適正に行うことができるので好ましい。この照射野
認識処理の方法としては、例えば特開昭63−2595
38、特開平5−7579、特開平7−181609に
示される手段を用いることができる。
【0057】MEDICAL IMAGING TEC
HNOLOGY Vol.14 No.6 Noven
mber 1996 第66頁〜第671頁にもとず
き、さまざまな領域に存在する微小石灰化像のコントラ
ストがほぼ同レベルに補正できるコントラスト補正曲線
を作成する。この補正曲線によって***領域画像上の全
画素の画素値を変換することにより、コントラストが小
さくなる乳腺(fibroglandular tis
sue)や腫瘤(mass)の低濃度領域(low−d
ensity area)の濃度階調を拡大し、逆に微
小石灰化像が存在する可能性が少ない脂肪領域(fat
ty area)の濃度諧調を圧縮するように補正を行
なう。
【0058】このコントラスト補正処理は、自動検出性
能の向上に貢献するだけでなく、視覚的にも乳腺組織内
の観察が容易になるという点で有効であり、画像処理法
としての応用も可能である。
【0059】b.周波数処理 周波数処理では、例えば特公昭62−62373、特公
昭62−62376に示される非鮮鋭マスク処理や、特
開平9−44645に示される多重解像度法等の手段に
よって、画像の鮮鋭度を制御することができる。
【0060】c.ダイナミックレンジ圧縮処理 ダイナミックレンジ圧縮処理では、例えば特許2509
503号または特許2663189号に示される手法を
用いて、任意の信号領域のダイナミックレンジ圧縮する
ことができる。別の実施例として、マンモグラムにおけ
るスキンラインからの距離関数を作成し、距離関数に基
づいてダイナミックレンジ圧縮を行う。
【0061】スキンライン付近は非常に高濃度であるた
め、黒くつぶれる可能性が高い。これは、マンモグラム
の撮影方法が、***を挟んで撮影するためである。***
を挟んで撮影した場合、スキンライン付近では、***の
厚みが充分でないため、他の部位に比べて、薄い人体領
域をX線が通過することになり、透過率が高くなる。ま
た、スキンラインに近づくにつれ、***の厚みも薄くな
る。このため、スキンラインからの距離によって決定す
る距離関数を作成し、その距離関数にしたがって、スキ
ンライン付近の画素値を小さくすることによって、ダイ
ナミックレンジを圧縮する。階調処理、周波数処理、ダ
イナミックレンジ圧縮処理の処理条件を変更する処理条
件変更手段を持ち、それを用いて変更した条件を記憶し
ておいてもよい。
【0062】画像出力信号入力手段3では、画像表示手
段8に付属のマウスにより、例えば階調の変更が可能で
病変の可能性のある部分のコントラストを立ててより診
断し易い階調に変更することができる。この場合、マウ
スの上下方向の動きでコントラストが、横方向の動きで
明るさが、それぞれ連続的に変化するため、容易に所望
の階調に変更することができる。また、マウスの操作に
よりこの他に画像の拡大の処理ができるほか、画像の切
替、階調の変更、画像の拡大などの処理を行う。画像の
拡大はハードウェアにより行われ、ポインタが指し示し
た場所を中心にマウスの動きにより任意の倍率に瞬時に
拡大することができる。また補間処理が行われるため、
拡大してもモザイク状にはならず診断が容易に行える。
前記のように決定した画像処理条件を記憶しておいても
よい。
【0063】例えば集団検診では1枚あたり5〜20秒
で読影が行われ、次々に画像が切り替えられるが、画面
上の右上に設定したボタン状の領域をポインタで指示し
マウスのボタンを押すことにより瞬時に切り替わる。通
常は順番に次の画像に切り替わっていくだけであるが、
隣接した領域をクリックすることにより直前の画像に戻
すことも可能である。
【0064】医師は表示された画像データに対し読影を
行う。読影の結果、異常が発見された場合は、異常所見
のあった箇所を表示画像上で指示することにより入力を
行い、入力された所見情報を所見情報記憶手段に記憶す
る構成としてもよい。
【0065】画像表示手段8としては、CRT、液晶デ
ィスプレイ 、ブラズマディスプレイなどの公知の画像
表示手段を用いることができ、中でも医療画像専用の高
精細高輝度のCRTまたは液晶ディスプレイが最も好ま
しい。さらに、表示画素数が約1000×1000以上
である高精細ディスプレイが好ましく、さらに、表示画
素数が約2000×2000以上である高精細ディスプ
レイが最も好ましい。
【0066】また、表示されている画像の各々につい
て、画像の表示位置、画像の反転、画像の回転を制御す
る表示制御番号入力手段を有し、表示されている画像の
各々について、画像の表示位置、画像の反転、画像の回
転を行なうことで、種々の方向から画像を比較、検討等
を行なうことができ、医用画像を用いて容易にかつ迅
速、正確な画像診断を行うことができる。
【0067】画像出力制御手段10は、画像出力信号入
力手段3の画像出力信号に基づき、画像表示手8段また
は画像プリント手段9に画像の出力を行なう。
【0068】画像記憶手段5から読み出された画像デー
タが、画像表示手段8に表示される。画像表示手段8
は、図3に示すように切替表示され、全画像のマンモグ
ラム画像を同時に表示する全画像表示モードと、全画像
を複数の画像を含む少なくとも2つのグループに分け、
このグループに含まれる画像を表示するグループ表示モ
ードとを有し、各表示モード間の切替を行う表示モード
切替手段を有する。
【0069】この実施の形態では、画像の表示モードを
予め定められた順序に従って切り替えて表示する表示モ
ード切替手段を備える。CRT20は、初めの画面aに
左右***の同じ撮影方向のもの同士、例えば左右***の
上下方向の撮影CC画像を対向させ、また斜め方向の撮
影MLO画像を対向させた4分割表示(全画像表示)が
行なわれる。次に、2系列に分かれ、b系列では、表示
b1で左右***のMLO画像を対向させた2分割表示
(グループ表示)、表示b2で左右***のCC画像を対
向させた2分割表示、表示b3で右***のCC画像とM
LO画像を対向させた2分割表示、表示b4で左***の
CC画像とMLO画像を対向させた2分割表示、表示b
5で最後に左右***のCC画像を対向させ、またMLO
画像を対向させた4分割表示で、画像の異常陰影候補位
置にマーク21を付加して表示し、次に最初の画像表示
に戻るようになっている。
【0070】また、c系列では、表示c1で左右***の
CC画像を対向させ、またMLO画像を対向させた4分
割表示で、画像の異常陰影候補位置にマーク21を付加
して表示、表示c2で左右***のMLO画像を対向させ
た2分割表示、表示c3で左右***のCC画像を対向さ
せた2分割表示、表示c4で右***のCC画像とMLO
画像を対向させた2分割表示、表示c5で左***のCC
画像とMLO画像を対向させた2分割表示し、次に最初
の画像表示に戻るようになっている。
【0071】2つの系列b、cでの相違点は、異常陰影
検出手段を早い段階で表示するのか、遅い段階で表示す
るのかの違いがある。早い段階で表示する場合には、コ
ンピュータが指摘した異常陰影の検出結果を特に注意し
て読影することができるため、医師の負担軽減に役立
つ。遅い段階で見せる場合には、医師が診断した後に、
異常陰影検出結果を表示するため、二重読影の効果があ
り、見落とし減少に役立つ。また、二つの系列を自由に
変更できることによって、医師の好みや診断の状況など
で、選ぶことができるため、診断性能の向上に役に立
つ。
【0072】また、グループに含まれる画像は、同一患
者の左***の撮影方向が異なる少なくとも2画像、また
は同一患者の右***の撮影方向が異なる少なくとも2画
像、または同一患者の左***と右***の撮影方向が異な
る少なくとも2画像、または同一患者の左***と右***
の撮影方向が同じである少なくとも2画像である。
【0073】このように全画像のマンモグラム画像を同
時に表示する全画像表示と、全画像を複数の画像を含む
少なくとも2つのグループに分け、このグループに含ま
れる画像を表示するグループ表示とを行なうことで、1
つのグループの画像を比較して読影することが可能であ
り、迅速かつ容易かつ正確に診断することができる。
【0074】また、画像の表示モードを予め定められた
順序に従って切り替えて表示する表示モード切替手段を
備え、画像の表示モードを予め定められた順番に切り替
えて表示するから、例えば医師に予見を与えることがな
く、あるいは漏れなく画像の比較等ができ、医用画像を
用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことがで
きる。
【0075】また、画像診断の順序を予め記憶しておく
診断順序記憶手段を有し、この画像診断の順序に従って
表示モードを切り替えて表示する。このように画像診断
の順序を予め記憶しておき、この画像診断の順序に従っ
て表示モードを切り替えて表示するから、医師ごとに好
みの順番を設定し、診断することができるため、診断性
能の向上に役に立ち、迅速、正確な画像診断を行うこと
ができる。
【0076】また、画像表示手段8には、図4に示すよ
うなタッチパネルで構成される操作表示40が設けられ
ている。タッチパネルには、4分割表示キー40a、右
***表示キー40b、左***表示キー40c、MLO画
像表示キー40d、CC画像表示キー40e、all検
出表示キー40f、mass表示キー40g、calc
表示キー40h、cluster表示キー40iが設け
られている。
【0077】この4分割表示キー40a、右***表示キ
ー40b、左***表示キー40c、MLO画像表示キー
40d、CC画像表示キー40e等による表示モード選
択手段41aの操作により、予め画像診断に必要な画像
表示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選
択可能である。このように予め画像診断に必要な画像表
示の並びを決定し、各撮影方向、表示方向を自由に選択
可能であるから、例えば医師が自由に必要とする画像等
を表示して比較等ができ、医用画像を用いて容易にかつ
迅速、正確な画像診断を行うことができる。
【0078】また、all検出表示キー40f、mas
s表示キー40g、calc表示キー40h、clus
ter表示キー40i等の検出結果表示手段41bによ
りマンモグラム検出結果を表示する。all検出表示キ
ー40fで全ての検出結果を表示し、mass表示キー
40gの操作で腫瘤陰影のmass検出結果、calc
表示キー40hの操作で微小石灰化のcalc検出結
果、cluster表示キー40iの操作で微小石灰化
のcluter検出結果の表示を行なう。
【0079】また、必要なキーを押して検出結果を表示
した後、例えば、同じキーを押すことによって、容易
に、表示結果を消すことができるようにすることで、必
要な結果だけを表示し、診断に役立てることができる。
【0080】また、画像の表示モードを予め定められた
順序に従って切り替える切替方法と、前述した表示モー
ド選択手段41aにより選択された表示モードへと切り
替える切替方法とのいずれかの切替方法へ切り替えるこ
とで、例えば医師に予見を与えることがなく、あるいは
漏れなく画像の比較等ができ、または例えば医師が自由
に必要とする画像等を表示して比較等ができ、医用画像
を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うことが
できる。
【0081】また、画像に対応づけて患者情報及び検査
情報を記憶し、同一患者かつ同一検査の複数画像を表示
するから、例えばそれぞれの画像を比較することで、医
用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行う
ことができる。
【0082】患者情報は比較的暗い色であることが望ま
しい。明るい色である場合は、医師の目が疲れることな
どが考えられるため、診断性能が悪くなることが考えら
れる。
【0083】また、同一患者かつ同一検査の画像群に含
まれる画像について、撮影方向及び左右***の別に応じ
て表示位置または表示画像向きを決定することができ、
種々の方向から画像を比較、検討等を行なうことで、医
用画像を用いて容易にかつ迅速、正確な画像診断を行う
ことができる。
【0084】また、図3及び図5に示すように、同一患
者かつ同一撮影方向の左***の画像と右***の画像とを
乳頭が外側を向くように左右に並べて配置して表示する
ことができる。このように同一患者かつ同一撮影方向の
左***の画像と右***の画像とを乳頭が外側を向くよう
に左右に並べて配置して表示することで、それぞれの画
像を比較して容易にかつ迅速、正確な画像診断を行うこ
とができる。
【0085】また、乳頭側をトリミングする。このよう
に画像の乳頭側をトリミングすることによって、画像サ
イズを縮小することができるため、表示速度の向上、メ
モリの節約効果がある。また、患者情報55を画像の乳
頭側の被写体が写っていない領域の一部にオーバーレイ
表示することによって、患者情報と被写体を重ねること
なく表示するために、容易、かつ、正確に診断可能であ
る。
【0086】また、左***と右***の上下方向の位置を
合わせが行なわれ、左***と右***の上下方向の位置を
合わせを行なうことで、画像を正確に対象状態で表示
し、左右の***の比較を容易にすることによって、診断
性能の向上が期待できる。
【0087】この左***と右***の上下方向の位置を合
わせは、自動位置合わせ手段により行なわれる。この実
施の形態として、図5に示すように、画像のスキンライ
ン60,61に基づいて同一撮影方向の左右***の位置
合わせをする。***のスキンライン60,61は、同一
撮影方向の画像では、胸壁67方向に対して、ほぼ対称
となる。スキンラインの形状を比較することや、同一列
の胸壁からスキンラインまでの距離の累積絶対値差など
が最小になる位置で左右***を合わせることができる。
また、胸筋領域63と***領域64の境65を利用し
て、同様に位置を合わせることができる。このような位
置合わせ手段により、医師の比較読影が容易になり、よ
り正確な診断が期待できる。
【0088】また、画像データの解析または識別標識に
よりMLO画像とCC画像の撮影方向を自動的に判別す
る撮影方向判別手段を有し、また画像データを解析また
は識別標識により左***と右***を自動的に判別する左
右***判別手段を有しており、使用者が必要に応じてグ
ループ化する必要がなく、容易に適切なグループ化が行
われるため、迅速かつ正確な診断を行うことができる。
【0089】また、画像の異常陰影候補を検出する異常
陰影候補検出手段6を有し、異常陰影候補検出手段6に
より検出された情報を異常陰影記憶手段7に記憶する。
このように画像の異常陰影候補を検出し、異常陰影候補
を表示する。この異常陰影候補の表示は、図6乃至図8
に示すように、画像の異常陰影候補位置にマークを付加
して表示する。図6は腫瘤陰影のmass検出の異常陰
影候補位置にマークを付した例であり、図7は微小石灰
化のcalc検出の異常陰影候補位置にマークを付した
例であり、図8は微小石灰化のcluter検出の異常
陰影候補位置にマークを付した例であり、このような画
像の異常陰影候補位置にマークを付加して表示するか
ら、簡単かつ確実な異常陰影を認識することができ容易
にかつ迅速、正確な画像診断を行うことができる。マー
クの形状は図6乃至図8に示すものに限るものではな
く、例えば矢印でもよい。また、異常陰影の種類に応じ
て、形や色を変えるのが望ましい。
【0090】また、図9に示すように画像にスケール目
盛り70を付加することができる。画像にスケール目盛
り70を付加することで、スケール目盛りにより例えば
異常陰影等の大きさを容易に認識することができる。
【0091】さらに、図10に示すように画像には、撮
影時に鉛板により白い部分71、素抜け72等が生じ、
医師は白い領域が広いと読影しにくいため、鉛遮蔽部分
画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶして表示する。このよ
うに画像の鉛遮蔽部分を黒く塗りつぶして表示するか
ら、例えば画像の鉛遮蔽部分を異常陰影等と誤解するこ
とがなく、目の疲れを減らす効果も期待でき、読影の性
能向上に役立つ。
【0092】この画像画像診断支援装置1の画像表示手
段8では、例えば図11(a)の拡大表示窓のない画
面、図11(b)の異常陰影候補の順位1を拡大して示
す画面、図11(c)の異常陰影候補で順位2を拡大し
て示す画面に切り替えられる。図11(a)の拡大表示
窓のない画面では、異常陰影候補の腫瘤陰影が順位1と
して示され、微小石灰化クラスタが順位2として示され
る。この図11(a)の画面から先ず順位1を示す図1
1(b)の画面に、次に順位2を示す図11(c)の画
面の順に表示される。
【0093】図11(b),(c)の画面では、異常陰
影候補のうち少なくとも1個の異常陰影候補に対応する
注目領域80を選択し、表示された画像内の注目領域8
0の位置に拡大表示窓81を設定し、設定された拡大表
示窓81内に注目領域80の拡大画像82を表示する。
このよう拡大表示窓81内に注目領域80の拡大画像を
表示するから、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、し
かも迅速に行うことができる。
【0094】図11(b)及び図11(c)において
は、拡大表示窓の形状を正方形としたが、これに限ら
ず、円形、楕円形、長方形、その他の多角形等としても
よい。また、例えば異常陰影候補の異常の種類によって
形状を区別し、腫癌陰影は円形、微小石灰化クラスタは
正方形、などとしてもよい。
【0095】図11(b)及び図11(c)において
は、拡大表示窓を白い枠で囲んだが、これに限らず、枠
なし、またはカラーモニタの場合には色付きの枠として
もよい。また、例えば異常陰影候補の異常の種類によっ
て枠の色を区別してもよい。
【0096】また、画像表示手段8は、画像データに対
応する所見情報に基づいて異常陰影候補を決定し、決定
された異常陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影候
補に対応する注目領域80を選択し、表示された画像内
の前記注目領域80の位置に拡大表示窓81を設定し、
設定された拡大表示窓81内に注目領域80の拡大画像
82を表示することができる。このように画像データに
対応する所見情報に基づいて異常陰影候補を決定し、決
定された異常陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影
候補に対応する注目領域80を選択し、拡大表示窓81
内に注目領域80の拡大画像82を表示するから、所見
情報に基づく異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しか
も迅速に行うことができる。
【0097】また、図11に示すように、異常陰影候補
に順位を与え、この与えた順位に従って、注目領域80
を順次切り替えることで、異常陰影の検出を容易にかつ
正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0098】このように注目領域を順次切り替えて表示
することで、各々の異常陰影候補を詳細かつ集中的に読
影することができるとともに、複数の異常陰影候補全て
に対して注目領域を設定した場合に起こりうる拡大表示
窓同士の重なりや密集を防ぐことができる。
【0099】また、異常陰影候補の確信度または異常の
種類に基づいて順位を決定する。異常陰影候補の確信度
は、異常陰影候補検出手段6において候補部分の画像デ
ータを解析することにより求められる異常の度合いを示
す指標であり、例えば微小石灰化候補の大きさ、円形
度、集族度等に基づいて定義される悪性度(Medic
al Imaging Tecnology,vol.
14.no.6,pp.665−677,1996)
や、腫瘤に伴うスピキュラの特徴に基づいて定義される
悪性度(特開平11−19077)等を用いることがで
きる。
【0100】異常陰影候補検出手段6からの出力の代わ
りに医師による所見情報を用いる場合には、医師が自身
の主観評価に基づいて入力した確信度の値を用いること
ができる。また、医師が判断した画像上の特徴を、良、
悪性鑑別ロジック(医用電子と生体工学、vol.3
4,no.4,pp.352−357,1996)に当
てはめることによって得た悪性度の値を用いてもよい。
【0101】マンモグラフィを例として、順位の与え方
の実施の形態を示す。
【0102】 このような異常陰影候補が検出される場合、確信度順に
切り替えると、:候補1→候補2→候補3→候補4→と
なり、種類と確信度順に切り替えると、例えば:候補1
→候補4→候補2→候補3→となる。
【0103】このように異常陰影候補の確信度または異
常の種類に基づいて順位を決定するから、より異常陰影
の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことがで
きる。
【0104】注目領域の切り替えは、切替信号入力手段
により行なわれる。切替信号入力手段は、マウスボタ
ン、キーボード及びモニタに付されたタッチパネル等か
ら構成され、この切替信号入力手段から入力された信号
に応じて画像表示手段8の画面を切り替える。このよう
に切替信号入力手段から入力された信号に応じて切り替
えるから、医師が例えば異常陰影候補の確信度または異
常の種類等に応じて自由なタイミングで切り替えること
ができる。
【0105】例えば、通常はマウスの左ボタンをクリッ
クすることにより順番に次の注目領域に切り替わり、必
要に応じてマウスの右ボタンをクリックすることにより
直前の注目領域に戻すことのできる構成としてもよい。
【0106】また、注目領域の切り替えを一定時間毎に
切り替えることができ、例えば注目領域を順次一定時間
毎に切り替えるから、操作誤りがなく異常陰影の検出を
容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0107】また、拡大表示窓81の内側の領域と外側
の領域とに異なる画像処理を施し、例えば拡大表示窓8
1の異常陰影を目立せることができ、異常陰影の検出が
より容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0108】この画像処理は、階調処理、周波数処理、
ダイナミックレンジ圧縮処理、補間処理があり、これら
については先に詳細に説明した。
【0109】例えば、拡大表示窓81の内側の領域と外
側の領域とで異なる階調処理を施す。具体的には、予め
拡大表示窓81の内側の領域と外側の領域とに対してそ
れぞれ異なる階調変換曲線に対応する階調処理ルックア
ップテーブルを記憶させ、表示の際に各々の階調処理ル
ックアップテーブルを参照して得られた処理データを表
示させる。その際に、拡大表示窓の内側の領域に対応す
る階調変換曲線のコントラストが、外側の領域に対応す
る階調変換曲線のコントラストよりも高いことが好まし
い。
【0110】また、拡大表示窓の内側の領域に対応する
階調変換曲線を予め定めておくかわりに、拡大表示窓が
確定された時点で拡大表示窓内の画像データを統計的に
解析し、その結果に基づいて階調変換曲線を作成するよ
うにしてもよい。具体的には、拡大表示窓内の画像デー
タの略最大値及び略最小値が所定の輝度で表示されるよ
うに階調変換曲線のコントラストを決定したり、拡大表
示窓内の画像データの集積ヒストグラム値が所定の値に
なるような信号値を求めてその信号値が所定の輝度で表
示されるように階調変換曲線を作成したり、あるいは拡
大表示窓内の画像データのヒストグラムを計算して公知
のヒストグラムイコライゼーション手法に基づく階調変
換曲線を作成する。
【0111】また、拡大表示窓の内側の領域のみを白黒
反転した階調で表示してもよい。
【0112】別の例として、拡大表示窓81の内側の領
域と外側の領域とで異なる周波数処理を施す。例えば周
波数処理として非鮮鋭マスク処理手法を用いる場合に
は、予め拡大表示窓の内側の領域と外側の領域とに対し
てそれぞれ異なるマスクサイズ及び強調係致を記億さ
せ、表示の際に各々のマスクサイズ及び強調係数を用い
て計算された処理データを表示させる。周波数処哩とし
て多重解像度法を用いる場合には、予め拡大表示窓の内
側の領域と外側の領域とに対してそれぞれ異なる強調周
波数調帯域及び強調係数を記憶させ、表示の際に各々の
強調周波数帯域及び強調係数を用いて計算された処理デ
ータを表示させる。それらの際に、拡大表示窓の内側の
領域に対応する強調係数が、外側の領域に対応する強調
係数よりも大きいことが好ましい。また、拡大表示窓の
内側の領域に対応する主要な強調周波数が、外側の領域
に対応する主要な強調周波数よりも高くなるように周波
数処理条件を定めることが好ましい。
【0113】別の例として、拡大表示窓81の内側の領
域と外側の領域とで異なるダイナミックレンジ圧縮処理
を施す。例えば、拡大表示窓の外側の領域のみにダイナ
ミックレンジ圧縮処理を適用し、内側の領域にはダイナ
ミックレジ圧縮処理を適用しない。
【0114】さらに、補間処理に関しては、画像表示手
段8に表示する際に、画像データのマトリックスサイズ
と表示領域のマトリックスサイズとが異なる場合には、
補間処理が必要となる。補間処理としては、最近傍補
間、直線補間、スプライン補間、キュービック・コンボ
リューション補間、ベル・スプライン補間等の公知の補
間演算方法を用いることができる(IEEE Tran
s on Acoustics and Signal
Processing,vol.ASSP=29,n
o.6,1981.IEEE Trans,on Me
dical Imaging .vol.M1−2,n
o3,1983,SPIE proc ,M1−11,
1988)。補間演算に用いられる補間関数の次数は、
例えば最近傍補間では0次、直線補間では1次、スプラ
イン補間、キュービック・コンボリューション補間、ベ
ル・スプライン補間等では3次であり、一般に高次の関
数を用いるほど補間処理に伴う画像情報の劣化を小さく
することが可能になる。
【0115】このように画像処理は、階調処理、周波数
処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、補間処理等の画像
処理を行なうことで、異常陰影の検出を容易にかつ正確
で、しかも迅速に行うことができる。
【0116】また、拡大率に基づいて画像処理条件を決
定する。一般に、同一画像でも拡大率が小さいほうが視
覚的にコントラストが高く見える。このため、拡大率を
大きくするとコントラストを高くし、また拡大率を大き
くすると周波数処理の強調度を大きくし、拡大率を大き
くすると補間処理の補間関数の次数を高くする。このよ
うに拡大率に基づいて画像処理条件を決定するから、拡
大による画像乱れや情報の劣化が小さく異常陰影の検出
を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0117】また、異常の種類に基づいて画像処理条件
を決定する。このように異常の種類に基づいて画像処理
条件を決定するから、異常の種類に応じて異常陰影の検
出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0118】具体的には、微小石灰化は腫癌陰影に比べ
て被写体コントラストが低いので、微小石灰化に対応す
る階調変換曲線のコントラストを腫癌陰影に対応する階
調変換曲線のコントラストよりも高くする。また、微小
石灰化は腫癌陰影に比べて高周波の構造を含むので、微
小石灰化に対応する周波数処理の強調係数を腫癌陰影に
対応する強調係数よりも大きくしたり、微小石灰化に対
応する周波数処理の主要な強調周波数を腫癌陰影に対応
する主要な強調周波数よりも高くする。
【0119】また、拡大表示窓81の大きさを、異常陰
影候補のサイズに基づいて決定し、この例として腫瘤全
体を表示できるサイズに設定し、また微小石灰化クラス
タに含まれる微小石灰化陰影の全てを表示できるサイズ
に設定する。このように拡大表示窓81の大きさを、異
常陰影候補のサイズに基づいて決定するから、異常陰影
がより見やすくなる。
【0120】また、画像の拡大率を、画像の画素サイズ
及び画像表示手段8の解像度に基づいて決定し、これに
より画像の拡大によって画像が乱れることがなく異常陰
影がより見やすくなる。
【0121】また、実物大の整数倍になるよう決定す
る。例えば、実物大に対する拡大率は、モニタサイズ/
(モニタ解像度×入力画像の画素サイズ)により決める
ことができる。このように実物大の整数倍になるよう決
定することで、従来のフィルムによる診断では画像は実
物大なので、実物大またはその整数倍のサイズは診断医
にとって直観的に理解しやすい。
【0122】また、画像の拡大率に関する情報を画像と
ともに表示すると、異常陰影の部位の特定や大きさ等の
判断が容易で、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、し
かも迅速に行うことができる。
【0123】例えば、拡大率をモニタの画像表示領域以
外の領域に数値で表示する。あるいは表示画像の辺縁部
に数値で表示する。拡大率は、拡大表示窓の外側の拡大
率と内側の拡大率の両方を示してもよい。また、ポイン
タが拡大表示窓の外側を指示している間は拡大表示窓の
外側の拡大率を表示し、内側を指示している間は拡大表
示窓の内側の拡大率を表示するように切り替えてもよ
い。
【0124】別の例として、拡大表示窓の内側の拡大率
を、拡大表示窓81に隣接して数値で表示する。あるい
は拡大表示窓81の辺縁部や、拡大表示窓81を囲む枠
に重ねて表示する。また、拡大率を数値で示す以外に、
拡大率に応じて大きさを変えた図形等のアイコンで示し
てもよい。
【0125】また、画像の画素サイズ及び画像表示手段
8の解像度を用いて、実物大に対する拡大率に換算して
表示する。このように実物大を基準にして換算して表示
するからサイズを診断医にとって直観的に理解しやす
い。
【0126】また、拡大表示窓81の位置、拡大表示窓
81の大きさ、拡大表示窓81内の画像の拡大率、拡大
表示窓81内の画像の画像処理条件のいずれかを変更す
るための拡大表示制御信号入力手段を有する。
【0127】この拡大表示制御信号入力手段は、画像出
力信号入力手段3により構成される。また、拡大表示制
御信号入力手段として、例えばマウス、キーボード、タ
ッチパネル等が用いられる。例えば、マウスの移動に同
期して拡大表示窓の位置をスクロールする。あるいはマ
ウスの移動に同期して拡大表示窓内の拡大率を連続的に
変化させる。あるいはマウスの移動に同期して階調処理
条件を連続的に変化させる。具体的には、マウスの左右
移動に同期して平均輝度を変倍させ、マウスの上下移動
に同期してコントラストを変化させることにより、階調
処理条件を自由かつ容易に調整できる。あるいは、マウ
スの移動に同期して周波数処理条件を連続的に変化させ
る。具体的には、マウスの左右移動に同期して非鮮鋭マ
スク処理のマスクサイズを変化させ、マウスの上下移動
に同期して非鮮鋭マスク処理の強調係数を変化させるこ
とにより、周波数処理条件を自由かつ容易に調整でき
る。
【0128】拡大表示状態の変化は連続的である必要は
なく、マウスボタンのクリック等に伴って段階的に変化
する構成としてもよい。マウスボタンのクリックに伴っ
て階調が自黒反転する構成としてもよい。また、拡大表
示制御信号入力手段である画像出力制御信号入力手段3
により種々の拡大表示条件が変更された後に、「確定」
信号を送ることにより、最終的な拡大表示条件が画像デ
ータに対応付けられて画像情報記憶手段5に記憶される
ようにしてもよい。
【0129】このように異常陰影の状態等に応じて拡大
表示窓81の位置、拡大表示窓81の大きさ、拡大表示
窓81内の画像の拡大率、拡大表示窓81内の画像の画
像処理条件のいずれかを変更することで、異常陰影がよ
り見やすくなり異常陰影の検出を容易にかつ正確で、し
かも迅速に行うことができる。
【0130】また、異常陰影候補位置にマークを付加し
て表示する。このマークを付加する例として、例えば、
拡大表示窓81が設定されている異常陰影候補以外の異
常陰影候補にマークを付加する。現在設定されている拡
大表示窓の次に、拡大表示窓81が設定される予定の異
常陰影候補にマークを付加する。また、異常の種類毎ま
たは異常の確信度毎に異なる形状のマークを付加する。
異常の種類毎または異常の確信度毎に異なる色のマーク
を付加する。異常の種類毎または異常の確信度毎に異な
る大きさのマークを付加する。拡大表示窓が既に適用さ
れた異常陰影候補と、まだ適用されていない異常陰影候
補とで互いに異なる色のマークを付加する等がある。こ
のように異常陰影候補位置にマークを付加して表示する
から、マークにより異常陰影をより見つけやすくなり異
常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこ
とができる。
【0131】図11においては、マークを異常陰影候補
と重ならない近傍に矢印マークとして表示しているが、
それに限らず、図6、図7、図8に示すように異常陰影
候補を囲む閉曲線マークとして表示してもよい。また、
例えば画面上に設定したボタンマウスを用いて選択する
ことにより、マークの表示と非表示とを切り替えられる
構成としてもよい。
【0132】画像表示手段8に表示される画像は、その
まま、あるいは編集して画像プリント手段9によりフィ
ルムまたはペーパー等にプリントできる。
【0133】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、異常陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影候
補に対応する注目領域を選択し、表示された画像内の注
目領域の位置に拡大表示窓を設定し、この拡大表示窓内
に注目領域の拡大画像を表示するから、異常陰影の検出
を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができると
ともに、異常陰影の詳細な質的診断を少ない労力で行な
うことができる。
【0134】請求項2に記載の発明では、画像データに
対応する所見情報に基づいて異常陰影候補を決定し、決
定された異常陰影候補のうち少なくとも1個の異常陰影
候補に対応する注目領域を選択し、表示された画像内の
注目領域の位置に拡大表示窓を設定し、設定された拡大
表示窓内に注目領域の拡大画像を表示するから、所見情
報に基づく異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも
迅速に行うことができるとともに、異常陰影の詳細な質
的診断を少ない労力で行なうことができるとともに、異
常陰影の詳細な質的診断を少ない労力で行なうことがで
きる。
【0135】請求項3に記載の発明では、異常陰影候補
の順位に従って、注目領域を順次切り替えることで、各
々の異常陰影候補を詳細かつ集中的に読影することがで
きる。
【0136】請求項4に記載の発明では、異常陰影候補
の確信度または異常の種類に基づいて順位を決定するか
ら、異常陰影候補の詳細かつ集中的な読影を、診断上の
重要度の高い順に優先して行なうことができる。
【0137】請求項5に記載の発明では、切替信号入力
手段から入力された信号に応じて切り替えるから、医師
が例えば自身の読影速度や診断上の重要度に応じて自由
なタイミングで切り替えることができる。
【0138】請求項6に記載の発明では、注目領域を順
次一定時間毎に切り替えるから、操作誤りがなく異常陰
影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことが
できる。
【0139】請求項7に記載の発明では、拡大表示窓の
内側の領域と外側の領域とに異なる画像処理を施すか
ら、例えば拡大表示窓の異常陰影を選択的に目立せるこ
とができ、異常陰影の検出がより容易にかつ正確で、し
かも迅速に行うことができる。
【0140】請求項8に記載の発明では、階調処理、周
波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、または補間処
理等の画像処理を行なうことで、例えば異常陰影候補の
診断に適した見やすい表示が可能であり、異常陰影の検
出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0141】請求項9に記載の発明では、画像の拡大率
に基づいて画像処理条件を決定し、決定された画像処理
条件に基づいて画像処理を施すから、拡大による画像乱
れがなく、人間の視覚特性に合わせた表示が可能であ
り、異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に
行うことができる。
【0142】請求項10に記載の発明では、異常の種類
に基づいて画像処理条件を決定し、決定された画像処理
条件に基づいて画像処理を施すから、異常の種類に応じ
た診断に適した表示が可能であり、異常陰影の検出を容
易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0143】請求項11に記載の発明では、拡大表示窓
の大きさを、異常陰影候補のサイズに基づいて決定する
から、常に異常陰影候補の全体が見やすく表示され、異
常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うこ
とができる。
【0144】請求項12に記載の発明では、画像の拡大
率を、画像の画素サイズ及び画像表示手段の解像度に基
づいて決定するから、画像の拡大によって画像が乱れる
ことがなく異常陰影がより見やすくなり異常陰影の検出
を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができる。
【0145】請求項13に記載の発明では、拡大率が、
画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡大率に対
して整数倍になるよう決定するから、実物大またはその
整数倍のサイズは診断医にとって直観的に理解しやす
く、異常陰影の実際の大きさの判断が容易である。
【0146】請求項14に記載の発明では、画像の拡大
率に関する情報を画像とともに表示するから、異常陰影
の部位の特定や大きさ等の判断が容易で、異常陰影の検
出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことができ
る。
【0147】請求項15に記載の発明では、画像の画素
サイズ及び画像表示手段の解像度を用いて、拡大率を、
画像中の被写体が実物大に表示される場合の拡大率を基
準とした倍率値に換算して表示するから、診断医にとっ
て直観的に理解しやすく、異常陰影の実際の大きさの判
断が容易である。
【0148】請求項16に記載の発明では、異常陰影の
状態等に応じて拡大表示窓の位置、拡大表示窓の大き
さ、拡大表示窓内の画像の拡大率、拡大表示窓内の画像
の画像処理条件のいずれかを診断上の必要性に応じて変
更することができ、異常陰影がより見やすくなり異常陰
影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行うことが
できる。
【0149】請求項17に記載の発明では、示された画
像内の異常陰影候補位置近傍にマークを付加して表示す
るから、マークにより異常陰影をより見つけやすくなり
異常陰影の検出を容易にかつ正確で、しかも迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像画像診断支援装置の概略構成図である。
【図2】微小石灰化クラスタ及び腫瘤陰影の検出を示す
図である。
【図3】画像の切替表示を示す図である。
【図4】表示の操作を説明する図である。
【図5】同一患者かつ同一撮影方向の左***の画像と右
***の画像とを乳頭が外側を向くように左右に並べて配
置して表示する図である。
【図6】腫瘤陰影のmass検出の異常陰影候補位置に
マークを付した例を示す図である。
【図7】微小石灰化のcalc検出の異常陰影候補位置
にマークを付した例を示す図である。
【図8】微小石灰化のcluter検出の異常陰影候補
位置にマークを付した例を示す図である。
【図9】画像にスケール目盛りを付加した図である。
【図10】画像に撮影時に鉛板により白い部分、素抜け
等が生じる状態を示す図である。
【図11】拡大表示窓のない画面、異常陰影候補の順位
1を拡大して示す画面、異常陰影候補で順位2を拡大し
て示す画面に切り替えることを示す図である。
【符号の説明】
1 画像診断支援装置 2 画像データ入力手段 3 画像出力信号入力手段 4 画像処理手段 5 画像記憶手段 6 異常陰影候補検出手段 7 異常陰影記憶手段 8 画像表示手段 9 画像プリント手段 10 画像出力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 AA27 AA30 FF08 FF13 FF16 FF17 5B057 AA08 CC03 CD05 CE01 CE11 CH11 CH18 5C082 AA04 AA27 BA20 BB44 CA01 CA11 CA33 CA54 CB01 CB06 DA26 DA51 DA87 MM02 MM09 MM10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを記憶する画像記憶手段と、記
    憶された画像データを表示する画像表示手段と、前記画
    像データを解析することにより異常陰影候補を検出する
    異常陰影候補検出手段とを有する画像診断支援装置にお
    いて、前記画像表示手段は、前記異常陰影候補のうち少
    なくとも1個の異常陰影候補に対応する注目領域を選択
    し、表示された画像内の前記注目領域の位置に拡大表示
    窓を設定し、設定された拡大表示窓内に前記注目領域の
    拡大画像を表示することを特徴とする画像診断支援装
    置。
  2. 【請求項2】画像データ及び前記画像データに対応づけ
    られた所見情報を記憶する画像情報記憶手段と、記憶さ
    れた画像データを表示する画像表示手段とを有する画像
    診断支援装置において、前記画像表示手段は、前記画像
    データに対応する所見情報に基づいて異常陰影候補を決
    定し、決定された異常陰影候補のうち少なくとも1個の
    異常陰影候補に対応する注目領域を選択し、表示された
    画像内の前記注目領域の位置に拡大表示窓を設定し、設
    定された拡大表示窓内に前記注目領域の拡大画像を表示
    することを特徴とする画像画像診断支援装置。
  3. 【請求項3】異常陰影候補に順位を与え、この与えた順
    位に従って、注目領域を順次切り替えることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の画像画像診断支援装
    置。
  4. 【請求項4】異常陰影候補の確信度または異常の種類に
    基づいて順位を決定することを特徴とする請求項3に記
    載の画像画像診断支援装置。
  5. 【請求項5】切替信号入力手段から入力された信号に応
    じて注目領域を順次切り替えることを特徴とする請求項
    3に記載の画像画像診断支援装置。
  6. 【請求項6】一定時間毎に注目領域を順次切り替えるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像画像診断支援装
    置。
  7. 【請求項7】拡大表示窓の内側の領域と外側の領域とに
    異なる画像処理を施すことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の画像画像診断支援装置。
  8. 【請求項8】画像処理は、階調処理、周波数処理、ダイ
    ナミックレンジ圧縮処理、または補間処理であることを
    特徴とする請求項7に記載の画像画像診断支援装置。
  9. 【請求項9】画像の拡大率に基づいて画像処理条件を決
    定し、決定された画像処理条件に基づいて画像処理を施
    すことを特徴とする請求項7に記載の画像画像診断支援
    装置。
  10. 【請求項10】異常の種類に基づいて画像処理条件を決
    定し、決定された画像処理条件に基づいて画像処理を施
    すことを特徴とする請求項7に記載の画像画像診断支援
    装置。
  11. 【請求項11】拡大表示窓の大きさを、異常陰影候補の
    サイズに基づいて決定することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の画像画像診断支援装置。
  12. 【請求項12】画像の拡大率を、画像の画素サイズ及び
    画像表示手段の解像度に基づいて決定することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の画像画像診断支援
    装置。
  13. 【請求項13】拡大率が、画像中の被写体が実物大に表
    示される場合の拡大率に対して整数倍になるよう決定す
    ることを特徴とする請求項12に記載の画像画像診断支
    援装置。
  14. 【請求項14】画像の拡大率に関する情報を画像ととも
    に表示することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の画像画像診断支援装置。
  15. 【請求項15】画像の画素サイズ及び画像表示手段の解
    像度を用いて、拡大率を、画像中の被写体が実物大に表
    示される場合の拡大率を基準とした倍率値に換算して表
    示することを特徴とする請求項14に記載の画像画像診
    断支援装置。
  16. 【請求項16】拡大表示窓の位置、拡大表示窓の大き
    さ、拡大表示窓内の画像の拡大率、拡大表示窓内の画像
    の画像処理条件のいずれかを変更するための拡大表示制
    御信号入力手段を有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の画像画像診断支援装置。
  17. 【請求項17】表示された画像内の異常陰影候補位置近
    傍にマークを付加して表示することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の画像画像診断支援装置。
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