JPH1023995A

JPH1023995A - 衛生洗浄装置

Info

Publication number: JPH1023995A
Application number: JP18457296A
Authority: JP
Inventors: Munehiko Tokumoto; 棟彦徳本; Katsuhiro Yabuuchi; 勝博薮内; Kensuke Ochi; 健介越智; Hirofumi Tamaizumi; 洋文玉泉
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-07-15
Filing date: 1996-07-15
Publication date: 1998-01-27

Abstract

(57)【要約】【課題】便器と洗浄便座ユニット本体との取り付け隙
間に侵入した尿などの清掃作業をしやすくする。【解決手段】洗浄便座ユニット１と便器１００との結
合を、互いに回動可能で着脱自在な結合支持部６を介し
て行うことにより、支持板と洗浄便座ユニット１の移
動、着脱が容易にでき、洗浄便座ユニット１と便器１０
０との取付け隙間の清掃も容易に行えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、トイレで使用する
衛生洗浄装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の衛生洗浄装置は図６に示すよう
に、取付けボルト３１およびナット３２により、洗浄便
座ユニット１を便器１００にねじ締め固定する構成とな
っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のよ
うな構成では、取付けボルト３１およびナット３２を外
して、洗浄便座ユニット１を便器１００から取り外さな
いと便器１００と洗浄便座ユニット１の取付け隙間に侵
入した尿、洗浄水の清掃が非常に困難で、清掃ができな
いため、汚れが付着したまま放置されていることがほと
んどである。そのため、汚臭発生、汚れ固着など衛生面
の課題を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、洗浄便座ユニットと便器との結合を、互い
に回動可能で着脱自在な結合支持部を介して行うもので
ある。

【０００５】上記発明によれば、支持板と洗浄便座ユニ
ットとの移動、着脱が容易にできるため洗浄便座ユニッ
トと便器との取付け隙間の清掃も容易に行えるものであ
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明は、洋式の便器上に載置し
て取りつけられた支持板と、この支持板との結合支持部
を介し、かつ支持板に対して回動自在に結合する洗浄便
座ユニットよりなる構成としたものである。

【０００７】そして、便器と洗浄便座ユニットの相対位
置変更が容易になり、便器と洗浄便座ユニットの取付隙
間の清掃も容易となり、トイレが清潔に維持使用できる
ものである。

【０００８】また、結合支持部は、前記洗浄便座ユニッ
トの後部を持ち上げて回動し、かつ着脱自在に結合支持
する構成としたものである。

【０００９】また、結合支持部に、前記洗浄便座ユニッ
トの一方の側部を支点として回動し、かつ他方の側部は
着脱自在に離脱するように結合支持する構成としたもの
である。

【００１０】さらに、一方の側部の結合支持部が離脱状
態の場合に、他方の側部の結合支持部が結合支持状態に
なり、かつ離脱、結合を任意に変えることができる構成
としたものである。

【００１１】そして、回動支点を任意に変えて回動方向
が選定できることにより、トイレのスペ−ス、レイアウ
トの変化への対応性が向上する。

【００１２】また、結合支持部は、洗浄便座ユニットが
前後方向にスライドするとともに任意の位置で回動し、
かつ着脱自在に結合支持する構成としたものである。

【００１３】そして、洗浄便座ユニットを小さな力でス
ライドさせることにより、洗浄便座ユニット本体と便器
の接合面の清掃を楽に行うことができる。

【００１４】また、結合支持部は洗浄便座ユニットおよ
び支持板の側部に設ける構成としたものである。

【００１５】また、支持板との結合支持部は支持板と洗
浄便座ユニットに固定した固定板に設ける構成としたも
のである。

【００１６】そして、特定の洗浄便座ユニットのみなら
ず、一般の洗浄便座ユニットにも取りつけ可能となる。

【００１７】以下本発明の衛生洗浄装置の実施例を図面
に基づいて説明する。なお、従来例と同一部品には同一
符号を付している。

【００１８】（実施例１）図１は本発明の実施例１の衛
生洗浄装置の外観図である。

【００１９】図２（ａ）は本発明の実施例１の衛生洗浄
装置の組み立て後の外観図である。図２（ｂ）は同装置
の結合支持部の外観拡大図である。

【００２０】図１、図２において、洗浄便座ユニット１
には固定板２を締結固定し、便器側の支持板３を固定具
４で便器１００に結合している。また、支持板３の両側
端部を下方に折りまげた側面部５ａ，５ｂにはＵ字状の
開口溝８を設け、固定板２に設けたピン９を嵌合装着し
て回動自在なヒンジ部７よりなる結合支持部６を形成し
ている。

【００２１】ここで、ヒンジ部７の回動支点は洗浄便座
ユニット１の前縁より前方に延出して設けている。

【００２２】次に作用を説明する。固定板２に設けたピ
ン９を支持板３の側面部５に設けたＵ字状の開口溝８に
嵌合し、固定板２と支持板３を接合した状態で洗浄便座
ユニット１の後部を上方へ持ち上げると、ヒンジ部７の
回動支点を中心にして洗浄便座ユニット１は前方に回転
し、図２（ｃ）に示すように支持板３と固定板２の接合
面が分離露出して便器１００の表面および洗浄便座ユニ
ット１の裏面の清掃が可能となる。

【００２３】また、ヒンジ部７の回動支点は洗浄便座ユ
ニット１の前縁より前方に延出して設けているので、便
器上面と洗浄便座ユニット１の前縁部との干渉もなく、
小さな力でスム−スに回転操作ができ、回転後の荷重の
支持が便器面で行え、自立性が良く転倒の危険もなく安
全に清掃ができる。

【００２４】（実施例２）図３は本発明の実施例２の衛
生洗浄装置の外観図である。

【００２５】図３において、結合支持部６を形成するヒ
ンジ部７は洗浄便座ユニット１の左右の側部に設けてい
る。ここでヒンジ部７は図３（ａ）に示すように支持板
３の両端に設けた上方に開口するＵ溝２１に、洗浄便座
ユニット１の側部に設けた回転軸部２２が嵌合してい
る。

【００２６】そして、図３（ａ）、（ｂ）に示すように
洗浄便座ユニット１の一方の側部を上方に持ち上げる
と、結合支持部は離脱して、他方のヒンジ部の回動支点
を中心として洗浄便座ユニット１は垂直面内で横方向に
開閉するものである。

【００２７】（実施例３）図４は本発明の実施例３の衛
生洗浄装置の外観図である。

【００２８】図４（ａ）、（ｂ）において支持板３には
その前部に上方に開口して切り欠いた開口部１２を有
し、後方部が前方部より下方に傾斜する長溝１１を設け
ている。また、固定板２にはスライドピン１３を設け、
前記の開口部１２より長溝１１に挿入嵌合し、長溝１１
内を便器１００の前後方向にスライド運動可能なスライ
ドガイド部としている。

【００２９】そして、長溝は後方に傾斜しているので洗
浄便座ユニット１は、自然に前方に移動することなく支
持されている。

【００３０】また、図５（ａ）、（ｂ）に示すように長
溝１１内でスライドピン１３は回動自在に嵌合して、任
意の位置でヒンジ部としても作用する。

【００３１】ここで、支持板３に長溝１１を設け、固定
板２にスライドピン１３を設けたが、支持板３にスライ
ドピン１３を設け、固定板２に長溝１１を設けても同じ
効果が得られる。

【００３２】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
衛生洗浄装置によると、次の効果が得られる。

【００３３】便器上に載置して取りつけられた支持板
と、この支持板との結合支持部を介し、かつ支持板に対
し回動自在に結合する洗浄便座ユニットよりなる構成と
することにより、洗浄便座ユニットの一端を持ち上げて
回転して、便器と洗浄便座ユニットの相対位置変更が容
易になり、便器と洗浄便座ユニットの取付隙間の清掃も
容易となり、トイレが清潔に維持使用できるものであ
る。

【００３４】また、結合支持部は、洗浄便座ユニットの
後部を持ち上げて回動し、かつ着脱自在に結合支持する
構成とすることにより、回動半径が小さく、小さな力で
洗浄便座ユニットが回動でき、楽に、安全に清掃作業が
できる。

【００３５】また、結合支持部は、洗浄便座ユニットの
一方の側部を支点として回動し、かつ他方の側部は着脱
自在に離脱するように結合支持するとともに、一方の側
部の結合支持部が離脱状態の場合に、他方の側部の結合
支持部が結合支持状態になり、かつ離脱、結合を任意に
変えることができる構成とすることにより、回動支点を
任意に変えて回動方向が選定でき、トイレのスペ−ス、
レイアウトの変化への対応性が向上する。

【００３６】また、洗浄便座ユニットが前後方向にスラ
イドするとともにその任意の位置で回動し、かつ結合支
持部は洗浄便座ユニットを支持板とを着脱自在に結合支
持する構成とすることにより、洗浄便座ユニットを小さ
な力でスライドさせ、洗浄便座ユニット本体と便器の接
合面の清掃を楽に、安全に行うことができる。さらに、
汚れがひどい場合は取り外して念入りに清掃することも
できる。

【００３７】また、結合支持部は洗浄便座ユニットの本
体部および支持板の側部に設ける構成とすることによ
り、結合支持部の汚れもなく、かつ着脱時も目視できる
ため、着脱操作が楽になる。

【００３８】さらにまた、結合支持部は支持板と、洗浄
便座ユニットに固定した固定板に設ける構成とすること
により、特定の洗浄便座ユニットのみならず、一般の洗
浄便座ユニットにも取りつけ可能となり清掃性の向上を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１の衛生洗浄装置の外観図

【図２】（ａ）本発明の実施例１の衛生洗浄装置の組み
立て状態外観図（ｂ）同装置の結合支持部の部分拡大図（ｃ）同装置の作用状態を示す概念図

【図３】（ａ）本発明の実施例２の衛生洗浄装置の外観
図（ｂ）同装置の作用状態を示す正面図

【図４】（ａ）本発明の実施例３の衛生洗浄装置の外観
図（ｂ）同装置の結合支持部を示す部分拡大図

【図５】（ａ）同装置のスライド運動状態を示す概念図（ｂ）同装置のスライド、回動状態を示す概念図

【図６】従来の衛生洗浄装置の外観図

【符号の説明】１洗浄便座ユニット２固定板３支持板４固定具５側面部６結合支持部７ヒンジ部１０スライドガイド部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者玉泉洋文大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】洋式の便器上に載置して取りつけられた支
持板と、この支持板と、この結合支持部を介し、かつ支
持板に対して回動自在に結合してなる洗浄便座ユニット
よりなる衛生洗浄装置。
【請求項２】結合支持部は、前記洗浄便座ユニットの後
部を持ち上げて回動し、かつ着脱自在に結合支持する構
成としてなる請求項１記載の衛生洗浄装置。
【請求項３】結合支持部は、前記洗浄便座ユニットの一
方の側部を支点として回動し、かつ他方の側部は着脱自
在に離脱するように結合支持する構成としてなる請求項
１記載の衛生洗浄装置。
【請求項４】一方の側部の結合支持部が離脱状態の場合
に、他方の側部の結合支持部が結合支持状態になり、か
つ離脱、結合を任意に変えることができる構成としてな
る請求項３記載の衛生洗浄装置。
【請求項５】洗浄便座ユニットが前後方向にスライドす
るとともにその任意の位置で回動し、かつ結合支持部は
洗浄便座ユニットと支持板とを着脱自在に結合支持する
構成としてなる請求項１または２記載の衛生洗浄装置。
【請求項６】結合支持部は洗浄便座ユニットおよび支持
板の側部に設けてなる請求項１記載の衛生洗浄装置。
【請求項７】結合支持部は支持板と洗浄便座ユニットに
固定した固定板に設けてなる請求項１記載の衛生洗浄装
置。