JPH10238535A - ディスク用スピンドルモータ - Google Patents

ディスク用スピンドルモータ

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JPH10238535A
JPH10238535A JP9043479A JP4347997A JPH10238535A JP H10238535 A JPH10238535 A JP H10238535A JP 9043479 A JP9043479 A JP 9043479A JP 4347997 A JP4347997 A JP 4347997A JP H10238535 A JPH10238535 A JP H10238535A
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JP
Japan
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ball bearing
bearing
rotor
hub
dynamic pressure
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Application number
JP9043479A
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English (en)
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Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Hiromitsu Muraki
宏光 村木
Shoji Noguchi
昭治 野口
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10238535A publication Critical patent/JPH10238535A/ja
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C25/086Ball or roller bearings self-adjusting with magnetic means to preload the bearing
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、搭載するディスクのラジアル方向
の非回転同期成分の振れが小さく、起動トルクが小さく
起動停止耐久性に優れ、しかも消費電力や騒音の小さい
スピンドルモータを提供することを目的としている。 【解決手段】 ディスクを装着した回転体がモータで回
転駆動されるディスク用スピンドルモータにおいて、回
転体は玉軸受と動圧軸受を介して支持部材に回転自在に
支持され、玉軸受にはアキシアル荷重1N以上の予圧荷
重を付与してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク、光
磁気ディスク、光ディスクなどの情報・映像・音響機器
およびその他の精密回転機器等に使用されるディスク用
スピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク用スピンドルモータは、
図6に示すような構造となっている。
【0003】すなわち、ディスク50を搭載したハブ5
1が2個の玉軸受52、53を介して回転自在に軸部材
54に支持され、また、前記ハブ51に固定したロータ
56が軸部材54を支持するハウジング55に固定した
ステータ57と対向してモータMを構成し、そのモータ
Mによってハブ51及びディスク50が回転駆動され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置で
は、薄型化や高記録密度化が進展しており、そこに使用
されるスピンドルモータには軸方向の高さが低く、かつ
ディスクの非回転同期成分の振れが小さいことが求めら
れている。
【0005】従って、図6に示すようなスピンドルモー
タに組み込まれている玉軸受は非回転同期成分の振れが
小さいことが要求される。しかし、玉軸受は玉通過振動
や、軸受部品の形状誤差に起因する振動を有しており、
加工精度を向上させても非回転同期成分の振れを所定以
下の値にすることは困難である。また、玉軸受2個を使
用した場合は、二個の玉軸受の組み立て誤差に起因する
ミスアラインメントによって非回転同期成分の振れが大
きくなるという欠点がある。
【0006】一方、玉軸受の代わりに非回転同期成分の
振れが小さい動圧軸受をラジアル軸受、スラスト軸受の
両方に使用したスピンドルモータが検討されているが、
スラスト動圧軸受は静止時に軸受面が互いに面接触して
いるため、起動トルクが大きいという欠点がある。ま
た、スピンドルモータを縦置き状態で使用する場合は、
起動トルクが大きくなるとともに、スラスト動圧軸受に
大きなアキシアル荷重がかかり起動停止の繰り返しによ
って、スラスト軸受面が傷ついたり、摩耗しやすいとい
う問題がある。
【0007】また、装置の小型軽量化に伴い、携帯用機
器に使われる用途が多くなり、スピンドルモータには、
消費電力が小さく、かつ騒音の小さいことが求められて
いる。
【0008】本発明は、前記のような問題点に着目し、
搭載するディスクのラジアル方向の非回転同期成分の振
れが小さく、起動トルクが小さく起動停止耐久性に優
れ、しかも消費電力や騒音の小さいディスク用スピンド
ルモータを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ディスクが装着される回転体をモータで
回転駆動するディスク用スピンドルモータにおいて、回
転体は玉軸受と動圧軸受とを介して支持部材に回転自在
に支持され、玉軸受にはアキシアル荷重1N以上の予圧
を付与してある。
【0010】
【作用】本発明によると、回転体を玉軸受と動圧軸受と
を介して支持することで玉軸受2個のみを採用した場合
のような組み立て誤差に起因して非回転同期成分の振れ
が大きくなることを防止することができる。
【0011】また、アキシアル荷重の全部を玉軸受で支
持しているため、スラスト動圧軸受が不要となり、起動
停止時のスラスト動圧軸受の摩耗の問題を解消できる。
また、玉軸受は起動トルクが小さいため、スピンドルモ
ータ全体の消費電力を全ての軸受が動圧軸受のスピンド
ルモータに比べて小さくすることができる。また、玉軸
受への予圧荷重を1N以上、より好ましくは2N以上に
しているため、玉軸受のアキシアル剛性が高くなり、ア
キシアル振動による騒音を小さくすることができ、スピ
ンドルモータ全体の騒音を小さくすることができる。
【0012】
【実施の形態】図1に第1の実施例を示す。ディスク1
を搭載したハブ2の内周面にスリーブ5が固定され、こ
のスリーブ5とハブ2とが回転体を構成する。回転体は
ラジアル動圧軸受である動圧軸受Aと動圧軸受Aより軸
方向に離れた玉軸受Bとを介して軸部材3に回転自在に
支持される。軸部材3は、ハウジング4に固定されてハ
ウジング4と共に支持部材を構成する。
【0013】即ち、軸部材3の一端部がハウジング4に
固定され、そして、ハブ2に設けた挿通孔2aに挿入さ
れたスリーブ5の下部と軸部材3の外周面との間に玉軸
受Bが介挿され、また、スリーブ5の上部の内周面と軸
部材3の外周面とで動圧軸受Aが形成される。スリーブ
5は、ハブ2の挿通孔2aに圧入又は接着で固着され
る。なお、スリーブ5とハブ2とは一体でも良い。
【0014】前記スリーブ5は、円筒状に形成した外筒
5aと、外筒5a内に圧入可能な外径を有する円筒状に
形成されて外筒5a内に圧入された内筒5bとで構成さ
れており、内筒5bの内周面には動圧発生用の溝が形成
されている。
【0015】前記玉軸受Bは、単列深溝玉軸受であって
内輪6が軸部材3へ同軸に固定されると共に、外輪7が
外筒5aに固定され、その内輪6と外輪7の間に複数の
転動体である玉8が介挿されて構成される。
【0016】また、玉軸受Bの内輪6の内周面と軸部材
3とは接着又は圧入等で固着される。もちろん、すきま
ばめで配設してもよい。すきまばめの場合は、内輪6は
ハウジング4の上面においてわずかに上方へ突出した環
状部4aに接して軸方向に支持される。
【0017】同様に、外輪7の外筒5aへの取り付けも
接着または圧入等で固着してもよく、さらにはすきまば
めでも良い。すきまばめの時の隙間の値は、直径で10
μm以下とするのが振れ精度の面から好ましい。すきま
ばめを採用すると、玉軸受Bを挿入するだけで組み立て
られるため、組立が容易になる。特に内輪6をすきまば
めで使用すると、玉軸受Bを、あらかじめ組み込んだ外
筒5aを取り付けたハブ2を軸部材3に挿入するだけで
組み立てが完了するため、組み立て工数を低減でき、低
コスト化ができる。
【0018】また、外輪7を外筒5aへすきまばめで嵌
合すると、圧入や接着の際に生じやすい外輪7の変形を
防止でき、玉軸受Bの振れ精度を維持することができ
る。
【0019】また、動圧軸受Aは、軸部材3の外周面に
形成された円筒状のラジアル軸受面と前記スリーブ5の
内筒5bの内周面に形成されたラジアル軸受面とが、径
方向に所定の軸受隙間をあけて対向し、その軸受隙間に
潤滑流体が充填されて構成される。
【0020】前記スリーブ5の内筒5bに設けたラジア
ル軸受面の軸方向両端部には、それぞれテーパ面が形成
されている。すなわち、内筒5bのラジアル軸受面は、
軸方向両端部に設けられた2箇所のテーパ面と、その2
箇所のテーパ面間に形成される円筒状の軸受面本体とか
ら成る。
【0021】前記各テーパ面は、潤滑流体を表面張力に
よって保持するものであり、それぞれ軸受本体から離れ
るにつれて前記軸部材3に設けたラジアル軸受面から離
れるように傾斜している。
【0022】ここで、前記各テーパ面の軸心からの各傾
斜角度は、それぞれ2°〜40°程度の範囲で選択する
のが良い。前記テーパ面の傾斜角度は前記2°よりも小
さいと、テーパ面で保持できる潤滑流体が必要以上に少
なくなり、また、40°よりも大きいと、回転体を構成
するハブ2の回転時の遠心力によって潤滑流体が飛散し
やすくなる。ハブ2の回転数が3600rpmよりも高
速の場合には、前記テーパ面の傾斜角度を30°以下に
設計することで、潤滑流体の飛散を防止し、より信頼性
の高い軸受装置とすることができる。
【0023】また、前記スリーブ5の軸受面本体には、
いわゆるヘリングボーン状やスパイラル状の溝から成る
動圧発生用の溝10が形成されている。もちろん、軸部
材3のラジアル軸受面に動圧発生用の溝を設けても良い
し、この動圧発生用の溝10は、軸部材3及びスリーブ
5の両方の軸受面に設けても良い。
【0024】なお、前記軸受隙間に充填される潤滑流体
としては、例えば油、グリース、磁性流体等が使用され
る。
【0025】前記構成によって、ディスク1を搭載する
ハブ2及びスリーブ5を備えた回転体は、軸部材3に前
記玉軸受B及び動圧軸受Aを介して回転自在に支持され
る。
【0026】また、前記ハブ2とハウジング4との軸方
向の間であって、前記玉軸受Bの径方向外周側位置に
は、玉軸受Bと同心に円環状にモータM1が介挿されて
いる。
【0027】すなわち、ハウジング4のハブ2側の部分
には、円環状のステータ14が固定され、そのステータ
14のハブ2側にはロータ13が所定間隙をあけてステ
ータ14と同心に配設され、当該ロータ13はハブ2に
固定されている。前記ロータ13は、ステータ14と対
向する側に設けた磁石13aと磁石13aのハブ側に固
定したロータヨーク13bとで構成される。ロータヨー
ク13bは、外部への漏洩磁束を少なくするためのもの
である。 前記ステータ14は、ロータ13と対向する
側に設けたステータ14aとステータ14aのハウジン
グ側に固定したステータヨーク14bとで構成される。
【0028】すなわち、本実施例は固定軸の周りをハブ
が回転する構造となっている。モータは、平面対向モー
タを使用しており、ロータ13とステータ14との磁気
吸引力によるアキシアル荷重を玉軸受Bの予圧に使用し
ている。アキシアル荷重の大きさは、モータの磁気吸引
力及び回転体の自重をあわせて1N以上になるように設
定してある。
【0029】玉軸受の予圧荷重を1N以上に設置する理
由は、予圧荷重がこの値より小さいと玉軸受のアキシア
ル剛性が不足してアキシアル振動が大きくなり、軸部材
3の周辺の音が大きくなり、スピンドルモータ全体の騒
音が大きくなるためである。なお、玉軸受の予圧荷重を
2N以上にすると、スピンドルモータ全体の騒音防止に
より好ましい。
【0030】なお、磁気吸引力を回転体の自重より大き
く設置しておくと、上下逆で携帯しても回転体が抜け落
ちることはなく、別途抜け止めを設置する必要がないた
め部品点数を減らすことができる。
【0031】また、ディスク1は、非回転同期成分の振
れがほとんどないラジアル動圧軸受Aと軸方向位置がほ
ぼ等しいため、ディスク1のラジアル方向非回転同期成
分の振れを小さくできる。
【0032】図2に単列深溝玉軸受(呼び番号684、
外径9m、内径4mm)に負荷する予圧荷重(単位N)
と騒音(単位dBA)との関係の実験値を回転部材の回
転数4,200rpmで示す。図2からわかるように予
圧荷重1N以上では騒音が小さく、2N以上では騒音は
より小さくほぼ一定値になっている。予圧荷重が1Nよ
り小さいと玉軸受のアキシアル剛性が不足してアキシア
ル振動が大きくなり、軸部材3の周辺の音が大きくな
り、スピンドルモータ全体の騒音が大きくなるためであ
る。なお、玉軸受の予圧荷重は100N未満が玉軸受の
寿命確保の点から好ましい。
【0033】図3に第2の実施例を示す。この例では、
平面対向モータのかわりにロータ13とステータ14と
が半径方向に対向するモータM2を使用している。ハブ
2に固定したロータ13の軸方向中心をハウジング4に
固定したステータ14の軸方向中心より動圧軸受側に軸
方向に離す事で、ステータ14はロータ13を軸方向に
吸引し、この吸引力とロータ13を備えた回転体の自重
とを加えて玉軸受Bに1N以上、より好ましくは2N以
上の予圧荷重を付与している。
【0034】なお、ロータ13及びステータ14の軸方
向中心はいずれも、動圧軸受Aの軸方向中心P2と玉軸
受Bの軸方向中心P1との間に位置する。
【0035】図4に第3の実施例を示す。この実施例で
は、図3と同じように半径方向対向モータM2を使用
し、アキシアル方向の吸引力は、別に設置した吸引用磁
石15で与えている。この例では、吸引用磁石15をハ
ブ2に設置し、ハウジング4に被吸引用強磁性体16を
設置しているが、ハブ2に被吸引用強磁性体16、ハウ
ジング4に磁石15を設置してもよい。また、両方を磁
石にしてもよい。磁石15の被吸引用強磁性体16への
対向面は図5に示すように内周部17と外周部18とが
異極であることが良い。この場合では、リング状磁石端
面内周部をN極に着磁し、リング状端面の外周部をS極
に着磁し、リング状磁石端面の外周部18と内周部17
との間に被吸引用強磁性体16と吸引用磁石15との間
の軸方向すきま19より半径方向幅が広い円周溝20を
設けてある。磁石15又は強磁性体16が回転しても強
磁性体16の磁束は変化しないので、強磁性体16に渦
電流は発生しない。そのため、回転時の磁石15と強磁
性体16との間の渦電流による損失をなくすことができ
るので、スピンドルモータ全体の回転トルクを上昇させ
る事はない。(強磁性体内で磁束が変化する構成にする
と、強磁性体に渦電流が発生し、これによる損失がで
る。そのため、スピンドルモータを回転させるときに渦
電流損失分の余分な駆動トルクが必要となる。)なお、
磁石15の吸引力に余裕がある場合は円周溝20をなく
してコストを安価にしても良い。
【0036】なお、玉軸受とラジアル動圧軸受の位置関
係は、この実施例と異なり玉軸受が動圧軸受より上側と
してもよい。また、ディスク1を軸部材3に装着して軸
部材3を回転体とし、ハブ2とスリーブ5とを支持部材
とし、そして回転体をモータで回転駆動することもでき
る。
【0037】なお、使用する深溝玉軸受には転動体数
(玉数)が12個又は18個のような、内輪及び外輪の
軌道面形状誤差の主な低周波山成分を約数として持つ転
動体数の玉軸受を使用するのが好ましい。転動体数を1
2個又は18個にすると、転動体数が内輪及び外輪の軌
道面の形状誤差の低周波成分の山数の倍数となり、玉軸
受の非回転同期成分の振れは、玉軸受の内輪及び外輪の
軌道面形状誤差の主な成分である10山までの低周波成
分の影響を受けなくなり、スピンドルモータの非回転同
期成分の振れをさらに小さくすることができる。
【0038】この根拠について次に説明する。現在、転
がり軸受の内輪・外輪軌道面の形状誤差や転動体数をパ
ラメータとして内部の力の釣り合いから、軸受の回転角
度に伴う軸心の運動を理論的に計算できることが知られ
ている。(小野京右ほか、THEORETICAL ANALYSIS OF SH
AFTVIBRATION SUPPORTED BY A BALL BEARING WITH SMAL
L SINUSOIDAL WAVINESS.IEETRANSACTION ON MAGNETICS.
vol32,No.3 MAY 1996)
【0039】そして、この公知の理論計算式を発展させ
た解析プログラムを開発し、外輪形状誤差山成分(2〜
10山)及び転動体数(7〜20個)を変えて、振れの
非同期回転成分の最大値(1周あたり256点で50周
分、形状誤差の全振幅は2μm、転動体の形状誤差及び
寸法差はなしで計算)を求めたところ、表1のような結
果を得た。なお、計算結果が0.001μm以下の値に
ついては、0としている。また、内輪に形状誤差を与え
た場合も表1と同様の結果である。また、上記外輪軌道
面に与えた形状誤差は、A・sinBθ(Aが形状誤差
の振幅、Bが誤差山数、θは角度)で表わされる理想的
なサイン波とした。
【表1】
【0040】この表1から内外輪軌道面の形状誤差山数
と転動体数の関係については、転動体数が対象とする形
状誤差山数の倍数になっている時、すなわち、組み込ま
れる内外輪の軌道面形状の低周波山成分が持つ形状誤差
山数を約数に持つように転動体数を設定した場合には、
振れの非回転同期成分は現れないことが分かる。すなわ
ち、この解析結果から、対象とする外輪及び内輪軌道面
形状誤差の低周波山数が持つ形状誤差山数を約数に多く
持つ数に転動体数を設定すれば、その外輪及び内輪を使
用した転がり軸受の非回転同期成分の振れを低減できる
ことが分かる。そして、このような玉軸受を使用したス
ピンドルモータ全体の非回転同期成分の振れを低減する
ことができる。
【0041】なお、軌道面形状誤差の主な低周波山成分
は、一般的には、2〜10山までの形状誤差山成分が主
体である。つまり、2〜10山までの整数を約数に多く
持つ数に等しい転動体数に設定するのがよい。
【0042】転動体数12個では、2〜10山までの約
数として、2、3、4、6の4個、転動体数18個で
は、2、3、4、9個の4個を持っており、転動体数は
12個又は、18個が好ましいが、2〜10までの約数
を3個持つ16を転動体数としても良い。転動体数が1
6個の場合は、表1から5山以外は最大非回転同期成分
の値は0であり、有効に非回転同期成分の振れを小さく
することができる。この事から、2〜10までの約数を
3個以上持っている数と等しい転動体数を持つ玉軸受
(転動体数が24個、36個、48個等)でも同様の効
果が得られることが分かる。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、回転体を玉軸受と動圧
軸受とで支持することで玉軸受2個を採用した場合のよ
うな組み立て誤差に起因する非回転同期成分の振れが大
きくなることを防止できる。また、アキシアル荷重の全
部を玉軸受で支持しているため、スラスト動圧軸受が不
要となり、起動停止時のスラスト動圧軸受の摩耗の問題
を解消できる。また、玉軸受は起動トルクが小さいた
め、スピンドルモータ全体の消費電力を全ての軸受が動
圧軸受のスピンドルモータに比べて小さくすることがで
きる。また、玉軸受への予圧荷重を1N以上にしている
ため、玉軸受のアキシアル剛性が高くなるためアキシア
ル振動を小さくすることができ、ディスク用スピンドル
モータ全体の騒音を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るスピンドルモータ
を示す図である。
【図2】本発明に係る玉軸受の予圧荷重と騒音の関係の
実験結果を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るディスク用スピン
ドルモータを示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係るディスク用スピン
ドルモータを示す図である。
【図5】本発明に係る吸引用磁石と被吸引用強磁性体と
を示す拡大図である。
【図6】従来のディスク用スピンドルモータを説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ハブ 3 軸部材 4 ハウジング 5 スリーブ 6 内輪 7 外輪 8 玉 13 ロータ 14 ステータ 15 磁石 16 強磁性体 17 内周部 18 外周部 19 軸方向すきま 20 円周溝 50 ディスク 51 ハブ 52 玉軸受 53 玉軸受 54 軸部材 55 ハウジング 56 ロータ 57 ステータ A 動圧軸受 B 玉軸受 P1 玉軸受の軸方向中心 P2 動圧軸受の軸方向中心 M モータ M1 モータ M2 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H02K 29/00 H02K 29/00 Z (72)発明者 野口 昭治 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが装着される回転体をモータで
    回転駆動するディスク用スピンドルモータにおいて、前
    記回転体は玉軸受と動圧軸受とを介して支持部材に回転
    自在に支持され、前記玉軸受にはアキシアル荷重1N以
    上の予圧が付与されていることを特徴とするディスク用
    スピンドルモータ。
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