JPH10237152A - 内装材用ポリイソシアネート組成物、及び該組成物を用いた内装材の製造方法 - Google Patents

内装材用ポリイソシアネート組成物、及び該組成物を用いた内装材の製造方法

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JPH10237152A
JPH10237152A JP9056995A JP5699597A JPH10237152A JP H10237152 A JPH10237152 A JP H10237152A JP 9056995 A JP9056995 A JP 9056995A JP 5699597 A JP5699597 A JP 5699597A JP H10237152 A JPH10237152 A JP H10237152A
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JP
Japan
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polyisocyanate
mdi
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diphenylmethane diisocyanate
catalyst
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Application number
JP9056995A
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Inventor
Akira Naruse
晃 成瀬
Katsuhiko Sakurai
克彦 櫻井
Kazuki Sasaki
和起 佐々木
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内装材は、数種類の素材を用いて成形してお
り、製造方法が煩雑で、また物性の向上と長期にわたる
性能の保持等が要望されている。そのためポリウレタン
を原料とした内装材においては、ポリイソシアネート成
分の改善により各種性能の向上が要望されている。 【解決手段】 内装材用ポリイソシアネート組成物とし
てのポリイソシアネート成分として、イソシアネート基
を部分ウレタン化後イソシアヌレート化した特定のジフ
ェニルメタン系ポリイソシアネートを用い、その他界面
活性剤及び触媒等を使用するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装材用ポリイソ
シアネート組成物、及び内装材の製造方法に関する。更
に詳しくは、特定のポリイソシアネートから成るポリイ
ソシアネート組成物、及び該組成物を用いた内装材の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内装材としては、表皮材、裏面材、心
材、補強材、接着剤、その他合成樹脂等を用いて製造し
ている。例えば、特開平6−210786号公報には、
自動車の内装材料として、成形性を有する基材と、該基
材の両面または片面に積層される繊維層と、該繊維層状
に貼付される表皮材とからなり、該繊維層は該基材の成
形温度よりも低い融点を有する熱可塑性繊維及び/又は
熱可塑性樹脂バインダーを含んでいることを特徴として
いる。この公報では、基材としてポリウレタン発泡体に
ジイソシアナートを含浸させ、補強材としてガラス繊維
を用いている。また、特開平7−132573号公報で
は自動車用内装材料として、起毛布等の基材にポリウレ
タンミクロポーラス層、ポリウレタン接着層、ポリウレ
タン表皮層等から成っている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの
ような方法は、脱型時間が長かったり、補強材を必要と
したり、成形時間に長時間を要するため生産性が低下し
たり、内装材の硬度が低い等の問題点がありその改善が
要望されており、また内装材の長期間にわたる物性の保
持等が要望されている。本発明者等は、従来の問題点を
改善するため鋭意研究検討を重ねた結果、内装材用のポ
リイソシアネートとしてジフェニルメタン系ポリイソシ
アネートからの特殊の組成を用い、特定の添加剤を加え
ることにより改善でき、成形性を有する基材と該ポリイ
ソシアネートから得られる内装材は、優れた性能を有す
ることを見出し、本発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ポリイソ
シアネート、界面活性剤及び触媒から成るポリイソシア
ネート組成物であって、ポリイソシアネートは、(a)
ポリフェニルメタンポリイソシアネートと(b)ジフェ
ニルメタンジイソシアネートとから成り、(a)ポリフ
ェニルメタンポリイソシアネートは、その一部として、
二核体から成る4,4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート以外の異性体を0.1〜30重量%含有し、
(b)ジフェニルメタンジイソシアネートは、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート以外の異性体を
0.1〜70重量%含有し、(a)及び/又は(b)
は、その一部として部分ウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物を用い、(a)/(b)の重量混合比率が0.5
〜25であること、を特徴とする内装材用ポリイソシア
ネート組成物である。
【0005】本発明は、ポリイソシアネート、界面活性
剤及び触媒から成るポリイソシアネート組成物であっ
て、ポリイソシアネートは、(a)ポリフェニルメタン
ポリイソシアネートと(b)ジフェニルメタンジイソシ
アネートとから成り、(a)ポリフェニルメタンポリイ
ソシアネートは、その一部として、二核体から成る4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート以外の異性体
を0.1〜30重量%含有し、(b)ジフェニルメタン
ジイソシアネートは、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート以外の異性体を0.1〜70重量%含有
し、(a)及び/又は(b)は、その一部として部分ウ
レタン化後のイソシアヌレート化物を用い、更に、該ポ
リイソシソシアネート(a)及び(b)に、ポリフェニ
ルメタンポリイソシアネート及び/又はジフェニルメタ
ンジイソシアネートの部分ウレタン化物及び/又は部分
ウレア化物を併用すること、を特徴とする内装材用ポリ
イソシアネート組成物である。
【0006】本発明は、内装材の製造において、前記の
ポリイソシアネート組成物を用い、成形性を有する基材
として密度が25〜75kg/m3 の軟質ポリウレタン
フォームを用いて、該基材に前記のポリイソシアネート
組成物を含浸させた後、触媒または水と触媒を噴霧して
85〜150℃に加熱したプレス成形機で10〜150
秒熱圧着すること、を特徴とする内装材の製造方法であ
る。
【0007】本発明は、(a)ポリフェニルメタンポリ
イソシアネート及び/又は(b)ジフェニルメタンジイ
ソシアネートの部分ウレタン化及び/または部分ウレア
化物を得るための活性水素基含有化合物が数平均分子量
18〜6000で、全イソシアネート基の0.1〜20
重量%を反応せしめた化合物を使用すること、を特徴と
する内装材用ポリイソシアネート組成物である。
【0008】本発明による内装材用ポリイソシアネート
組成物は、優れた貯蔵安定性、作業性を有し、成形性を
有する基材と該ポリイソシアネート組成物から得た内装
材は、寸法安定性、難燃性、断熱性、軽量性及び吸音性
に優れ、長期の経時変化が少ない等の優れた性能を有し
ている。
【0009】
【発明の実施の態様】本発明に使用するポリイソシアネ
ート成分としては、(a)ポリフェニルメタンポリイソ
シアネート(以下ポリメリックMDIと略す)と(b)
ジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略
す)が挙げられる。ポリメリックMDIは、アニリンと
ホルマリンとの縮合反応によって得られるポリフェニル
メタンポリアミンを、ホスゲン化することによって得ら
れる。そのためポリメリックMDIの組成は、縮合時の
原料組成や反応条件によって基本的に決定される。本発
明のポリメリックMDIは、ホスゲン化後の反応液また
は、反応液から溶媒の除去、又は一部MDIを留出分離
した缶出液を意味し、反応条件、分離条件等の異なった
数種の混合物であってもよい。このポリメリックMDI
は、多核体と二核体とから成り、該多核体は、ベンゼン
環を3個有する三核体とベンゼン環を4個以上有する四
核体以上の多核体から成り、該二核体は、ベンゼン環を
2個有するものである。
【0010】本発明に使用する(a)ポリメリックMD
Iは、二核体から成る4,4′−MDI以外の異性体を
0.1〜30重量%、好ましくは4,4′−MDI以外
の異性体を1.0〜30重量%含有する。また4,4′
−MDIを0.1〜99.9重量%含有する。好ましく
は、多核体と二核体とから成り、該二核体中には4,
4′−MDI以外の異性体を0.1〜70重量%含有す
る。好ましくは、4,4′−MDIを30〜99.9重
量%、4,4′−MDI以外の異性体を0.1〜70重
量%含有する。より好ましくは、多核体と二核体とから
成り、二核体を15〜85重量%含有し、該二核体中に
は4,4′−MDI以外の異性体を0.1〜70重量%
含有する。更に好ましくは、多核体と二核体とから成
り、二核体と多核体中の三核体との比が1:3〜3:1
(重量比)で、該二核体中には4,4′−MDI以外の
異性体を0.1〜70重量%含有する。
【0011】特に好ましくは、多核体と二核体とから成
り、二核体を15〜85重量%含有し、二核体と多核体
中の三核体との比が1:3〜3:1(重量比)で、該二
核体中には4,4′−MDI以外の異性体を0.1〜7
0重量%含有する。最も好ましくは、多核体と二核体と
から成り、該多核体は、ベンゼン環を3個有する三核体
とベンゼン環を4個以上有する四核体以上の多核体から
成る。該二核体は、ベンゼン環を2個有するもので、該
二核体中には4,4′−MDIを40〜99.9重量
%、4,4′−MDI以外の異性体を60〜0.1重量
%、好ましくは4,4′−MDIを40〜99.0重量
%、4,4′−MDI以外の異性体を60〜1.0重量
%含有し、官能基数は2.3以上である。該二核体中の
4,4′−MDI以外の異性体としては、例えば2,
2′−MDI、2,4′−MDI等が挙げられる。官能
基数は2.3以上であり、好ましくは、官能基数が2.
3〜3.1である。
【0012】本発明に使用するポリイソシアネートとし
ての(b)MDIは、4,4′−MDI以外の異性体を
0.1〜70重量%含有するものである。好ましくは、
4,4′−MDIを30〜99.9重量%と4,4′−
MDI以外の異性体を70〜0.1重量%から成るもの
である。この場合4,4′−MDI以外の異性体として
は、例えば2,2′−MDI、2,4′−MDI等が挙
げられる。該ポリイソシアネート(a)と(b)の使用
比率は、(a)/(b)が0.5〜25(重量比)であ
る。
【0013】本発明のポリイソシアネートとしての
(a)ポリメリックMDI及び/又は(b)MDIは、
その一部として部分ウレタン化後イソシアヌレート化を
行ったイソシアヌレート化物が用いるられる。
【0014】本発明のポリイソシアネート成分として使
用する(a)及び/又は(b)の一部として部分ウレタ
ン化後のイソシアヌレート化物には、ポリメリックMD
I及び/又はMDIの部分ウレタン化物及び/または部
分ウレア化物を併用すことができる。(a)と(b)に
対する部分ウレタン化物及び/又は部分ウレア化物の使
用比率は、(a)と(b)の合計量100重量部に対し
て2〜50重量部、好ましくは5〜45重量部である。
部分ウレタン化物及び/又は部分ウレア化物を得るた
めのポリメリックMDI、MDIは、前記の異性体含有
ポリメリックMDI、前記の異性体含有MDI、あるい
は異性体を含有しないポリメリックMDI、MDI等を
用いることができる。
【0015】本発明に於ける(a)ポリメリックMDI
と(b)MDIの合計量中の二核体から成る4,4′−
MDI以外の異性体の含有量は、0.1〜55重量%、
好ましくは0.3〜45重量%、より好ましくは0.5
〜35重量%、更に好ましくは1.0〜25重量%であ
る。尚、(a)ポリメリックMDI、(b)MDI等の
多核体、二核体、異性体等は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーによって得
られる各ピークの面積百分率を基に検量線から求めるこ
とができる。ポリイソシアネートとしての(a)ポリメ
リックMDI中の多核体には、前記以外の多核体や異性
体を含有していてもよい。更に、これらのNCO基の一
部をビウレット、アロファネート、カルボジイミド、オ
キサゾリドン、アミド、イミド等に変性したものであっ
てもよい。
【0016】本発明に用いられる(a)ポリメリックM
DI、(b)MDI、あるいはポリメリックMDI、M
DIの部分ウレタン化物及び/又は部分ウレア化物を得
るための化合物としては、数平均分子量18〜6000
の活性水素基含有化合物を用い、全NCO基の0.1〜
20重量%を反応させた化合物を使用することができ
る。このウレタン化及び/又はウレア化反応は、30〜
90℃で1〜7時間反応することによって行うことがで
きる。
【0017】本発明の部分ウレタン化物及び/又は部分
ウレア化物を得るための活性水素基含有化合物として
は、数平均分子量が18〜6000の活性水素基含有化
合物として例えば、エチレングリコール、プロパンジオ
ール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチ
ル−1,5ーペンタンジオール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、ビスフェノールAのような、少なくとも2個以上の
ヒドロキシル基を有する化合物の単独または二種以上の
併用、或いはこのようなポリオールと、アジピン酸、マ
ロン酸、琥珀酸、酒石酸、ピメリン酸、セバシン酸、シ
ュウ酸、フタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、トリ
メリット酸、グルタコン酸、α−ハイドロムコン酸、β
−ハイドロムコン酸、α−ブチル−α−エチルグルタル
酸、α,β−ジエチルサクシン酸、ヘミメリチン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等のような、少な
くとも2個以上のカルボキシル基を有する化合物の一種
または二種以上とを使用し、公知の方法によって製造す
ることができるポリエステルポリオール等が挙げられ
る。またラクトン(例えばε−カプロラクトン)の開環
重合により得られるポリカプロラクトンポリオールが挙
げられる。
【0018】更に、前記の2個以上のヒドロキシル基を
有する化合物、またはエチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、アニリン、トルエンジ
アミン、メタフェニレンジアミン、ジフェニルメタンジ
アミン、キシリレンジアミン等のような、活性水素を2
個以上有する化合物の一種又はそれ以上を開始剤とし
て、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレン
オキシド、アミレンオキシド、グリシジルエーテル、メ
チルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル等のモノマーの一種又
はそれ以上を公知の方法により付加重合することによっ
て得られるポリエーテルポリオール等が挙げられる。ま
たアミン類としては、前記のジアミン類、その他の芳香
族、脂肪族、脂環族等のアミン類が挙げられる。この場
合、全NCO基の0.1〜20重量%、好ましくは0.
5〜18重量%を反応させる。20重量%以上になると
高粘度になり実用的ではなくなる。0.1重量%以下で
は、ウレタン基による相溶性の効果が得られなくなる。
【0019】本発明に用いられるポリイソシアネートの
イソシアヌレート化反応は、ポリイソシアネートにイソ
シアヌレート化触媒、助触媒を加えて20〜100℃で
3〜10時間程度反応を行い、反応停止剤を加えて完了
させる。
【0020】本発明に用いられるポリイソシアネートの
イソシアヌレート化に用いられるイソシアヌレート化触
媒としては、2,4,6,−トリス(ジメチルアミノメ
チル)フェノール、N,N′,N″−トリス(ジメチル
アミノプロピル)ヘキサヒドロートリアジン、オクチル
酸カリウムとジエチレングリコールの混合物、3級アミ
ンとオクチル酸カリウムとジエチレングリコールの混合
物、カリウムフェノラート、ナトリウムメトキシド等の
フェノラート、アルコラート、更に特に有効な2,4,
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,
4−ビス(ジメミルアミノメチル)フェノール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−ジメチルアミノトリメチルシラ
ンフェノール、トリエチルアミンジアザビシクロウンデ
セン、ナフテン酸鉛、オクテン酸鉛等が挙げられる。イ
ソシアヌレート化触媒の使用量は、その触媒の活性度に
よって異なるが、ポリイソシアネート100重量部に対
して0.0001〜2.0重量部である。
【0021】本発明のイソシアヌレート化に用いられる
助触媒としては、亜リン酸エステル、リン酸エステル等
が挙げられる。亜リン酸エステルとしては、亜リン酸ジ
エステルと亜リン酸トリエステルを挙げることができ
る。亜リン酸ジエステルの例としては、ジラウリルハイ
ドロゲンホスファイト、ジフェニルハイドロゲンホスフ
ァイト等が挙げられる。亜リン酸トリエステルの例とし
ては、トリエチルホスファイト、トリプチルホスファイ
ト、トリス(β−クロロエチル)フォスフェート、トリ
ス(β−クロロプロピル)フォスフェート等がある。助
触媒の使用量は、ポリイソシアネート100重量部に対
し0.0001〜10重量部用いられる。本発明のイソ
シアヌレート化物を得るための反応は、イソシアヌレー
ト化前の全NCO基の20重量%以下、好ましくは0.
5〜10重量%をイソシアヌレート化反応を行う。この
場合、反応温度は100℃以下、好ましくは30〜70
℃で行うことができる。反応温度が100℃以上となる
と、イソシアヌレート体の高分子体またはアロファネー
ト化合物の高分子体が生成し易いため、相溶性が低下し
たりゲル化したりすることがある。好適なイソシアヌレ
ート化触媒量及び反応温度を選択することにより、イソ
シアヌレート化反応は逐次的に進行するため、従来の製
造装置により容易に実施することができる。また、反応
停止時のNCO含量を調節することによって、得られる
イソシアヌレート環を含有し、NCO含量及び粘度を自
由に変えることができる。
【0022】本発明のイソシアヌレート化物を得るため
の反応においては、停止剤として酸性化合物を使用する
ことができる。例えば、リン酸、リン酸ジメチル、リン
酸トリメチル、リン酸トリエチル、リン酸トリクレシ
ル、リン酸トリフェニル、リン酸トリフチル、p−トル
エンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸メチル、キシ
レンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン
酸、アルキルベンゼンスルホン酸、ジナフタレンモノス
ルホン酸、ジナフタレンジスルホン酸、ジノニルナフタ
レンモノスルホン酸、ベンゾイルクロライド、アセチル
クロライド等及びこれらの類似化合物が挙げられる。イ
ソシアヌレート化の停止剤は、その触媒量に対して0.
3〜5.0倍当量を用いるのが好ましく、0.8〜3.
0倍当量を用いるのが更に好ましい。イソシアヌレート
化の停止剤は反応系に添加することにより、反応液が濁
ることなく反応生成物の安定化を図ることができる。ま
た、停止剤としてリン酸を使用すると、内装材の難燃性
を向上させることができる。
【0023】本発明における(a)ポリメリックMDI
を部分ウレタン化し、イソシアヌレート化後のNCO含
量は、28.0〜31.0重量%で、好ましくは28.
3〜30.7重量%である。更に好ましくは、28.5
〜30.5重量%である。(b)MDIを部分ウレタン
化し、イソシアヌレート化後のNCO含量は、29.0
〜33.0重量%で、好ましくはNCO含量は、29.
3〜32.7重量%である。より好ましくはNCO含量
は、29.6〜32.2重量%である。
【0024】また、(a)及び(b)のポリイソシアネ
ートには、他のポリイソシアネートを併用することがで
きる。例えばフェニレンジイソシアネート、1,3−キ
シリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソ
シアネート、1,4−ナフチレンジイソシアネート、
1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4′−ジフ
ェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジフェニ
ル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジフェニ
ルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−
ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネート等
の芳香族ポリイソシアネート類、イソホロンジイソシア
ネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、水
素添加TDI、水素添加MDI等の脂環族ジイソシアネ
ート等がある。これらは、単独または2種以上の混合物
として使用することができる。
【0025】本発明の組成物に用いられる界面活性剤と
しては、例えばプロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、好ましくはエチレンオキシドのようなアルキレオキ
サイドの必要な数を含有するポリグリコールエーテル
と、少なくとも1個の反応性水素原子を含有する有機化
合物とを縮合することによって得られる。このような少
なくととも1個の反応性水素原子を含有する有機化合物
としてはアルコール、フェノール、チオール、第一又は
第二アミン、カルボン酸又はスルホン酸、それらのアミ
ドである非イオン性界面活性剤、また、1個以上のアル
キル置換基を有するフェノール系化合物のポリアルキレ
ンオキシド誘導体である界面活性剤等を挙げることがで
きる。更に、本発明に於いて好ましい界面活性剤として
は、プルロニック型界面活性剤を挙げることができ、こ
れは一般には、ブチレンオキシド、アミレンオキシド、
フェニルエチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド、
プロピレンオキシド、又はそれらの混合物のような、
1,2−アルキレンオキシドまたは置換アルキレンオキ
シドをアルカリ触媒の存在下で重合させて、対応する水
に不溶性のポリアルキレングリコールを製造し、同条件
下でエチレンオキシドの必要なモル数と縮合して得られ
る非イオン性界面活性剤である。また更に、トリプロピ
レン、テトラプロピレン、ペンタプロピレン、ジトリブ
チレン、トリイソブチレン、テトラブチレン、プロピレ
ンイソブチレン及びトリブテン等のようなポリオレフィ
ンと一酸化炭素及び水素との触媒反応によって生成する
アルデヒドを還元して得られるアルコールに、必要なモ
ル数のエチレンオキシドを反応させて得られる非イオン
性界面活性剤等を挙げることができる。また、シリコー
ン系界面活性剤があり、これには、活性水素基を有する
ものと含有しないものがある。好ましいのは活性水素基
を含有しないものである。例えば、日本ユニカー製のL
−5340、SZ−1642、ゴールドシュミット製B
−8451、東レダウ製のSF−2964、SFー29
36F等を挙げることができる。このような界面活性剤
の使用量は、ポリイソシアネート100重量部に対して
0.001〜2重量%である。また、この界面活性剤
は、(b)MDIに添加することもできる。
【0026】本発明の組成物に用いられる触媒として
は、ポリイソシアネートのイソシアヌレート化に用いた
触媒、その他、例えばトリエチルアミン、トリプロピル
アミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ジ
メチルベンジルアミン、N,N,N′,N′−テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン、N,N,N′,N′,
N″−ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス−(2
−ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジア
ミン、1,8−ジアザービシクロ(5,4,0)ウンデ
セン−7、1,2−ジメチルイミダゾール、1−ブチル
−2−メチルイミダゾールなどの三級アミン、またはこ
れらの有機酸塩、スタナスオクトエート、ジブチルチン
ジラウレート、ナフテン酸亜鉛などの有機金属化合物等
が挙げられる。この触媒の使用量は、ポリイソシアネー
ト100重量部に対して0.0001〜2重量%であ
る。
【0027】本発明の組成物に用いられる界面活性剤
は、液の安定性を向上させ−5℃以下の寒冷地において
も結晶、沈殿物等の発生がなく安定である。また系全体
の相溶性を向上させ、組成全体のバランスをとり、反応
性を向上させ、得られる内装材の寸法安定性、難燃性等
の物性を向上させることができる。また触媒は、反応性
を向上させ、一部ヌレート体を生成させて、物性の向上
と作業時間の短縮に役立つ等の効果がある。
【0028】本発明の内装材の製造に用いられる成形性
を有する基材としては、発泡性を有する材料であれば何
でもよいが、特に好ましいのは、軟質ポリウレタンフォ
ームで密度が25〜75Kg/m3 のものである。
【0029】本発明のポリイソシアネート組成物を用い
た内装材の製造は、軟質ポリウレタンフォームにポリイ
ソシアネート組成物を含浸させた後、触媒、または水と
触媒の混合液を噴霧して85〜150℃に加熱したプレ
ス成形機で10〜150秒熱圧着することによって得ら
れる。または、例えば約80℃のような温度で熱圧着し
た後、30〜70℃のような温度で0.5〜48時間熟
成することによっても得られる。
【0030】本発明の内装材の製造に用いられる触媒と
しては、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ジメチ
ルベンジルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N,N,N′,N′,N″−
ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス−(2−ジメ
チルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、
1,8−ジアザービシクロ(5,4,0)ウンデセン−
7、1,2−ジメチルイミダゾール、1−ブチル−2−
メチルイミダゾールなどの三級アミン、またはこれらの
有機酸塩、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウ
レート、ナフテン酸亜鉛等の有機金属化合物が挙げられ
る。また触媒の使用量は、ポリイソシアネート組成物1
00重量部に対して触媒単独の場合2〜20重量%であ
る。また水と触媒を併用する場合、水/触媒の使用重量
比率は、1/1〜15/1である。この場合の使用量は
ポリイソシアネート組成物100重に対して2〜80重
量%である。
【0031】このようなポリイソシアネート組成物を用
いて得られる内装材は、特に初期硬度、全体の剛性に優
れており、断熱性、軽量構造材としての性能、吸音性等
を有しているので、例えば自動車用内装材、船舶用内装
材等の分野に応用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のポリイソシアネート組成物は、
低粘度で基材への浸透性が良い、低温、高温において長
期保存安定性に優れ、各種成形性を有する基材との相溶
性が良く、内装材にした時特に硬度、剛性に優れてた内
装材が得られる。
【0033】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて説明する
が、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもので
はない。例における「部」及び「%」は、各々「重量
部」及び「重量%」である。
【0034】実施例に使用した原料の説明 合成例1 ポリメリックMDI100部とエチレングリコール1.
6部とを80℃で3時間反応させて部分ウレタン化物を
得た。次にイソシアヌレート化触媒(ナフテン酸カルシ
ウム0.07部)を添加して80℃で3時間反応を行
い、次いで停止剤(リン酸0.06部)を加えてウレタ
ン化後のイソシアヌレート化物を得た。これをイソシア
ネート(1)とする。
【0035】イソシアネート(1):ポリメリックMDI
(二核体含量42%、二核体中の4,4′−MDI以外
の異性体3%、二核体/三核体=1.38)100部と
エチレングリコール1.6部の部分ウレタン化(NCO
含量30.6%)後のイソシアヌレート化物、NCO含
量29.8% イソシアネート (2):ポリメリックMDI(二核体含量
45%、二核体中の4,4′−MDI以外の異性体含量
9%、二核体/三核体=1.64)100部とジエチレ
ングリコール1.0部、部分ウレタン化(NCO含量3
1.0%)後のイソシアヌレート化物、NCO含量2
9.6%(合成例1と同様に反応) イソシアネート (3):ポリメリックMDI(二核体含量
36%、二核体中の4.4′−MDI以外の異性体含量
27%、二核体/三核体=0.9)100部と1,3−
ブタンジオール1.5部、部分ウレタン化(NCO含量
30.7%)後のイソシアヌレート化物、NCO含量2
9.7%(合成例1と同様に反応) イソシアネート (4):MDI(4,4′−MDI以外の
異性体含量19%、100部とジプロピレングリコール
1.2部、部分ウレタン化(NCO含量33.2%)後
のイソシアヌレート化物、NCO含量30.0%(合成
例1と同様に反応) イソシアネート (5):MDI(4,4′−MDI以外の
異性体含有量9%、100部と1,3−ブタンジオール
1.2部、部分ウレタン化(NCO含量33.2%)後
のイソシアヌレート化物、NCO含量30.0%(合成
例1と同様に反応) イソシアネート (6):MDI(4,4′−MDI以外の
異性体含量30%、100部とジエチレングリコール
2.0部、部分ウレタン化(NCO含量33.1%)後
のイソシアヌレート化物、NCO含量29.8%(合成
例1と同様に反応) イソシアネート (7):ポリメリックMDI(二核体含量
26%、二核体中の4,4′−MDI以外の異性体含有
量0.1%、NCO含量30.1%、二核体/三核体=
0.76 イソシアネート(8):ポリメリックMDI、異性体含有
量なし、二核体含量30%、二核体/三核体=1.0、
NCO含量30.2% イソシアネート (9):MDI(4,4′−MDI以外の
異性体含有量19%、)NCO含量33.6% イソシアネート(10):MDI、異性体含有量なし、NC
O含量33.6% イソシアネート(11):MDI(4,4′−MDI以外の
異性体含有量30%)NCO含量33.6% イソシアネート(12):ポリメリックMDI(二核体含量
40%、二核体中の4,4′−MDI以外の異性体含有
量1.5%)NCO含量31.0% イソシアネート(13):ポリメリックMDI(二核体含量
35%、二核体中の4,4′−MDI以外の異性体含有
量0.3%、二核体/三核体=1.76)NCO含量3
1.0% イソシアネート(14):MDI、異性体52%含有を10
0部とアニリン1.2部を反応させて部分ウレア化物を
得た。NCO含量32.1% イソシアネート(15):MDI100部と1,3ブタンジ
オールを反応させて部分ウレタン化物を得た。NCO含
量32.0% なお、前記の異性体含量とは、2,2′−MDIと2,
4′−MDIの合計量である。 SC−5540 :シリコン系界面活性剤、東レダウーニング製 SF−2936F: 同上 、東レダウーニング製 L−5340 : 同上 、日本ユニカー製 SZ−1642 : 同上 、日本ユニカー製 B−8451 : 同上 、ゴールドシュミット製 DBTDL :ジブチルチンジラウレート U−CAT SA1 :1,8−ジアザ−ビシクロ−(5,4,0)ウンデセン−7 のフェノ−ル塩、エアプロダクツ社製 U−CAT SA106:1,8−ジアザ−ビシクロ−(5,4,0)ウンデセン−7 のオレイン酸塩、エアプロダクツ社製 DABCO 8145 :トリエチレンジアミンの有機酸塩、エアプロダクツ社製 U−CAT SA102:1,8−ジアザ−ビシクロ−(5,4,0)ウンデセン−7 のオクチル酸塩、エアプロダクツ社製 貯蔵安定性 :◎印、沈殿物等発生せず良好
【0036】実施例1〜4 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕異性体含有ポリ
メリックMDIのウレタン化後のイソシアヌレート化
物、異性体含有MDIのウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物、異性体含有ポリメリックMDI及び異性体含有
MDIにシリコン系界面活性剤と触媒を添加してポリイ
ソシアネート組成物とした。処方と結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】比較例1 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕ポリメリックM
DI(NCO含量31.1%、二核体39%、二核体中
の異性体0.5%、二核体/三核体=1.50)850
部と4,4′−MDI150部とから成り、NCO含量
31.5%、粘度95cP/25℃の組成物を得た。貯
蔵安定性において−5℃×1か月で沈殿物が発生した。
【0039】実施例5〜9 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕異性体含有ポリ
メリックMDIのウレタン化後のイソシアヌレート化
物、異性体含有MDIのウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物、異性体含有ポリメリックMDI及び異性体含有
MDIにシリコン系界面活性剤と触媒を添加してポリイ
ソシアネート組成物とした。処方と結果を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】実施例10〜14 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕異性体含有ポリ
メリックMDIのウレタン化後のイソシアヌレート化
物、異性体含有MDIのウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物、異性体含有ポリメリックMDI及び異性体含有
MDIにシリコン系界面活性剤と触媒を添加してポリイ
ソソシアネート組成物とした。処方と結果を表3に示
す。
【0042】
【表3】
【0043】実施例15〜18、比較例2 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕異性体含有ポリ
メリックMDIのウレタン化後のイソシアヌレート化
物、異性体含有MDIのウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物、異性体含有ポリメリックMDI、異性体含有M
DI及び異性体を含有しないMDIにシリコン系界面活
性剤と触媒を添加してポリイソソシアネート組成物とし
た。処方と結果を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】〔表4の説明〕 比2 :比較例2の略
【0046】実施例19〜22 〔内装材用ポリイソシアネート組成物〕異性体含有ポリ
メリックMDIのウレタン化後のイソシアヌレート化
物、異性体含有MDIのウレタン化後のイソシアヌレー
ト化物、異性体含有ポリメリックMDI、異性体含有M
DIのウレア化物、異性体含有MDI及び異性体を含有
しないMDIにシリコン系界面活性剤と触媒を添加して
ポリイソソシアネート組成物とした。処方と結果を表5
に示す。
【0047】
【表5】
【0048】実施例23〜27、比較例3 〔内装材の製造〕軟質ポリウレタンフォーム(密度35
Kg/ m3 、長さ200mm、巾100mm厚み7mm)
に表6に示すポリイソシアネート組成物を2.6g塗布
して触媒と水(水:TEDA L−33=9:1、TE
DA L−33はトリエチレンジアミンのジエチレング
リコール溶液、エアプロダクツ社製)1.6gを噴霧し
約120℃に加熱したプレス成形機によって30秒成形
した。結果を表6に示す。
【0049】
【表6】
【0050】表6の注 ・反応性 :90℃で30秒成型で評価 成型直後成型物のたわみ具合を目視 1:成型物からイソシアネートがしみ出している。 2:成型物が柔らかく大きくたわむ。 3:成型物に硬さはあるがたわむ。 4:成型物は硬くたわみも少ない。 5:成型物は硬くたわまない。 ・成型性 :90℃で30秒成型で評価 成型後の成型物のらくがん性の有無 ○:無、△:僅かにある、×:有 ・外観 :90℃で30秒成型で評価 成型後成型物からのイソシアネートのしみ出しの有無 ○:無、△:僅かにある、×:有 ・初期硬度 :90℃で30秒成型で評価 成型後成型物を指で押しつぶれ具合を確認 5:つぶれない 4:ほとんどつぶれない 3:つぶれるが元に戻る 2:つぶれる 1:かたまっていない .キュアー性:90℃で30秒成型で評価 成型後成型物にべたつきがあるか否か ○:無、△:僅かにある、×:有 比3 :比較例3の略
【0051】実施例28〜33 〔内装材の製造〕軟質ポリウレタンフォーム(密度35
Kg/ m3 、長さ200mm、巾100mm厚み7mm)
に表7に示すポリイソシアネート組成物を2.6g塗布
して触媒と水(水:TEDA L−33=9:1、TE
DA L−33はトリエチレンジアミンのジエチレング
リコール溶液、エアプロダクツ社製)1.6gを噴霧し
約120℃に加熱したプレス成形機によって30秒成形
した。結果を表7に示す。
【0052】
【表7】
【0053】実施例34〜39 〔内装材の製造〕軟質ポリウレタンフォーム(密度35
Kg/ m3 、長さ200mm、巾100mm厚み7mm)
に表8に示すポリイソシアネート組成物を2.6g塗布
して触媒と水(水:TEDA L−33=9:1、TE
DA L−33はトリエチレンジアミンのジエチレング
リコール溶液、エアプロダクツ社製)1.6gを噴霧し
約120℃に加熱したプレス成形機によって30秒成形
した。結果を表8に示す。
【0054】
【表8】
【0055】実施例40〜44 〔内装材の製造〕軟質ポリウレタンフォーム(密度35
Kg/ m3 、長さ200mm、巾100mm厚み7mm)
に表9に示すポリイソシアネート組成物を2.6g塗布
して触媒と水(水:TEDA L−33=9:1、TE
DA L−33はトリエチレンジアミンのジエチレング
リコール溶液、エアプロダクツ社製)1.6gを噴霧し
約120℃に加熱したプレス成形機によって30秒成形
した。結果を表9に示す。
【0056】
【表9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート、界面活性剤及び触
    媒から成るポリイソシアネート組成物であって、 ポリイソシアネートは、(a)ポリフェニルメタンポリ
    イソシアネートと(b)ジフェニルメタンジイソシアネ
    ートとから成り、(a)ポリフェニルメタンポリイソシ
    アネートは、その一部として、二核体から成る4,4′
    −ジフェニルメタンジイソシアネート以外の異性体を
    0.1〜30重量%含有し、(b)ジフェニルメタンジ
    イソシアネートは、4,4′−ジフェニルメタンジイソ
    シアネート以外の異性体を0.1〜70重量%含有し、
    (a)及び/又は(b)は、その一部として部分ウレタ
    ン化後のイソシアヌレート化物を用い、(a)/(b)
    の重量混合比率が0.5〜25であること、を特徴とす
    る内装材用ポリイソシアネート組成物。
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート、界面活性剤及び触
    媒から成るポリイソシアネート組成物であって、 ポリイソシアネートは、(a)ポリフェニルメタンポリ
    イソシアネートと(b)ジフェニルメタンジイソシアネ
    ートとから成り、(a)ポリフェニルメタンポリイソシ
    アネートは、その一部として、二核体から成る4,4′
    −ジフェニルメタンジイソシアネート以外の異性体を
    0.1〜30重量%含有し、(b)ジフェニルメタンジ
    イソシアネートは、4,4′−ジフェニルメタンジイソ
    シアネート以外の異性体を0.1〜70重量%含有し、
    (a)及び/又は(b)は、その一部として部分ウレタ
    ン化後のイソシアヌレート化物を用い、 更に、該ポリイソシソシアネート(a)及び(b)に、
    ポリフェニルメタンポリイソシアネート及び/又はジフ
    ェニルメタンジイソシアネートの部分ウレタン化物及び
    /又は部分ウレア化物を併用すること、を特徴とする内
    装材用ポリイソシアネート組成物。
  3. 【請求項3】 内装材の製造において、請求項1〜2に
    記載のポリイソシアネート組成物を用い、成形性を有す
    る基材として密度が25〜75kg/m3 の軟質ポリウ
    レタンフォームを用いて、該基材に前記のポリイソシア
    ネート組成物を含浸させた後、触媒または水と触媒を噴
    霧して85〜150℃に加熱したプレス成形機で10〜
    150秒熱圧着すること、を特徴とする内装材の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044919A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Inoac Corp 難燃性遮音材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044919A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Inoac Corp 難燃性遮音材
JP4709609B2 (ja) * 2005-08-08 2011-06-22 株式会社イノアックコーポレーション 難燃性遮音材、及びその製造方法

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