JPH10236680A - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像形成装置

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JPH10236680A
JPH10236680A JP9365778A JP36577897A JPH10236680A JP H10236680 A JPH10236680 A JP H10236680A JP 9365778 A JP9365778 A JP 9365778A JP 36577897 A JP36577897 A JP 36577897A JP H10236680 A JPH10236680 A JP H10236680A
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sheet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材給送装置において、シート材の給送
動作に伴う先端折れや先端破損等のシート材の品質劣
化、またシート材の重送や斜行等の搬送不良を防止す
る。 【解決手段】 シート材11の給送方向先端部に当接す
る戻しレバー19を記録紙11の給送経路Uに備え、厚
板16により記録紙11が給送ローラ17に当接した後
に、戻しレバー19を給送経路Uから退避させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ、インクジェットプリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置や、このような画像形成装置等に備
えられてシート材を給送するシート材給送装置に関す
る。
【0002】より詳しくは、シート材の分離給送時のシ
ート材の破損や重送及び斜行等の問題を防止可能とする
シート材給送装置及び画像形成装置である。
【0003】
【従来の技術】従来より、画像形成装置等の給紙部にお
いて、給紙ローラと給紙ローラの表面に対向圧接する摩
擦板を備え、給紙ローラ及び摩擦板により形成されるニ
ップ部に複数枚数のシート材(単数枚数の場合もある)
を供給してその最上位のシート材のみを分離給送する摩
擦分離方式が採用されている。
【0004】図10は、この種の摩擦分離方式を採用し
た特公平5−41537号公報等に記載の従来技術によ
る給紙部の断面構成を説明する図である。この給紙部1
00は、複数枚数のシート材S101を内部に載置可能
とするシート材カセット101、シート材カセット10
1のシート材搬送方向の端部に位置する給紙ローラ10
2、シート材給送の指示が制御部等から出されると載置
されたシート材S101を給紙ローラ102に押圧する
ように上昇させる給紙圧板103、シート材S101が
給紙ローラ102に当接する位置の直後の位置に当接す
る摩擦板103(摩擦板103はレバー操作により給紙
ローラ102から退避することも可能である)、を備え
ている。
【0005】そして、シート材カセット101の中のシ
ート材S101を給送する場合には、給紙圧板103が
上昇して最上位のシート材を給紙ローラ102に当接さ
せ、給紙ローラ102の回転駆動により図において左側
へと給紙搬送される。この時、給紙ローラ102と摩擦
板104との間のニップ部に複数枚数のシート材が進入
しようとしても、摩擦板104側のシート材は摩擦によ
り停止させられ、最上位のシート材のみが分離・給送さ
れることになる。
【0006】また、この給紙部100においては、シー
ト材カセット101の中のシート材S101とは異なる
シート材S102(例えばサイズやシート材の種類(O
HP用シート材)等が相違するものがある)の、給送を
手差しにより行うことを可能とするために、シート材カ
セット101の上側のカバー部材105を手差しガイド
とする手差し給送部106と、さらに手差し給送部10
6から押し込まれたシート材S102の先端位置を定め
る先端規制部材107が備えられている。
【0007】そして、手差し給送を行う場合には、まず
図10のように、給紙圧板103及び摩擦板104が下
降している状態で手差し給送部106からシート材S1
02を先端が先端規制部材107に突き当たるまで押し
込む。その状態で画像形成開始の命令を出すと、図11
に示されるように給紙圧板103が上昇してシート材S
102を給送ローラ102に当接させ、また同時に摩擦
板104が上昇してシート材の分離を行い、先端規制部
材107は搬送経路から退避してシート材S102と衝
突しないように制御されている。
【0008】また、この従来技術においては、摩擦板1
04と先端規制部材107の移動は給紙圧板103の昇
降動作に連動して次のように行われている。すなわち、
給紙圧板103が下降するのに連動して摩擦板104は
給紙ローラ102から離れると共に先端規制部材107
は突出し、また、給紙圧板103が上昇するのに連動し
て、摩擦板104は給紙ローラ102に接すると共に先
端規制部材107が待避する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
技術においては先端規制部材107は、主として手差し
給送を行う際のシート材S102の先端位置を定めるこ
とに利用されてはいるが、通常のシート材カセット10
1内に載置されたシート材S101の給送時には関係し
ない構成部材となる。
【0010】また、先端規制部材107は手差し給送時
でなくてもシート材S101の給送動作に伴う給紙圧板
103の昇降動作に連動しているので、シート材S10
1の給送時に次のようなシート材搬送上の問題を発生さ
せることがある。
【0011】すなわち、給紙圧板103上に積載されて
いるシート材S101の枚数によって、シート材S10
1の束が枚数が少ない時は厚みが薄くなり、また枚数が
多い時には厚みが厚くなるため、給紙圧板103の上昇
によりシート材S101の最上位が給紙ローラ102に
接するまでのタイミングT1は常に一定ではなく変化す
ることになる。
【0012】加えて、摩擦板104の圧接のタイミング
T2及び先端規制部材107が待避するタイミングT3
は、給紙圧板103の上昇開始タイミングからほぼ同じ
タイミングに行われるように設定されているが、厳密な
タイミングの設定は行われておらず、タイミングT2及
びT3の微妙な時間のずれが発生したり、また前述のタ
イミングT1が変化することから、タイミングT2及び
T3とタイミングT1の時間の前後関係が変化してしま
う場合が発生する。
【0013】例えば、このようなタイミングのずれが生
じ、摩擦板104が圧接しかつ先端規制部材107が退
避されていない状態において給紙ローラ102によりシ
ート材S101の搬送が行われると、先端規制部材10
7にシート材S101の先端が当接した状態で搬送が行
われることになり、シート材の先端折れやひどい場合に
はシート先端破損等のシート材の破損を発生させてしま
った。
【0014】また一方、擦板104の圧接前に先端規制
部材107が退避すると、擦板104が給紙ローラ10
2と圧接する分離部に複数枚のシート材が一気に進入す
るという問題が発生し、重送が発生し易くなる。
【0015】さらに、一旦重送しかけたシート材は摩擦
板104まで進むことになるが、このような状態で給送
動作が終了して給紙圧板103が降下した時に、シート
材が摩擦板104に重なった状態が解消されない場合が
ある。この状態で次のシート材給送命令が出されると、
複数枚のシート材が分離部に位置することとなり、重送
が発生し易くなる。
【0016】また、先端規制部材107の位置が記録シ
ート幅方向の中心より片側、あるいは対称でない位置に
設けてあると、シート材が先端規制部材107に到達し
た時に、いずれかの先端規制部材107を軸としてシー
ト材が回転してしまい、斜行が発生してしまうという問
題もあった。
【0017】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材の給送動作に伴う先端折れや先端破損等のシート材の
品質劣化、またシート材の重送や斜行等の搬送不良を防
止することにあり、ユーザーにとっての使い勝手を従来
より良いものとし、より低コストとし、またシート材の
給送動作の品質の向上したシート材給送装置を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、シート材を積載するシート材積載
手段と、前記シート材積載手段からシート材を給送経路
に給送する給送手段と、前記シート材積載手段に積載さ
れたシート材と給送手段とを、シート材を給送手段によ
り給送可能とする当接位置及びシート材と給送手段が離
れた隔離位置との間で変更する位置変更手段と、前記給
送手段により給送されるシート材を一枚ずつ分離する分
離手段と、前記シート材の給送経路に進退すると共に、
シート材の給送方向先端の位置を定める位置決め部材
と、を備え、前記位置変更手段により、シート材を給送
手段により給送可能とする前記当接位置にある状態にさ
せた後に、前記位置決め部材を給送経路から退避させる
ことを特徴とする。
【0019】前記給送手段は、シート材と当接する部位
に非搬送領域と搬送領域とを備え、この非搬送領域を前
記位置変更手段によるシート材を給送可能とする当接位
置に対向させることを特徴とする。
【0020】前記給送手段の非搬送領域がシート材に当
接している間に、前記位置決め部材を給送経路から退避
させることを特徴とする。
【0021】前記給送手段は給紙ローラであり、その外
周面に前記非搬送領域と搬送領域とを備えていることを
特徴とする。
【0022】前記給送手段は外周面に円弧部と平面部と
を備える給紙ローラであり、前記非搬送領域を前記円弧
部の端部に形成することを特徴とする。
【0023】前記位置決め部材の給送経路上の位置は、
前記シート材積載手段に積載されるシート材の給送方向
先端の位置と略同一の位置であることを特徴とする。
【0024】前記位置決め部材の給送経路から退避した
位置は、前記分離手段よりも給送方向下流側であること
を特徴とする。
【0025】前記分離手段は前記給送手段に当接してシ
ート材を分離し、分離手段と給送手段との位置関係を当
接位置と隔離位置とに変更する分離部位置変更手段を備
えることを特徴とする。
【0026】前記分離部位置変更手段は、前記給送手段
を移動させて前記分離手段と給送手段の位置関係を変更
することを特徴とする。
【0027】前記分離部位置変更手段は、前記位置変更
手段によるシート材と給送手段の位置関係を変更する動
作に連動して分離手段と給送手段の当接状態を変更し、
この分離手段と給送手段の当接状態の変更に伴う動作に
連動して前記位置決め部材の位置を変更する位置決め部
材位置変更手段を備えることを特徴とする。
【0028】前記分離部位置変更手段により、分離手段
の給送手段との位置関係が隔離位置へと変更する動作に
連動して、前記位置決め部材位置変更手段が位置決め部
材の位置を給送経路に進入する位置へと変更することを
特徴とする。
【0029】前記位置決め部材は、シート材と給送手段
との位置関係が前記位置変更手段により隔離位置になっ
た後、かつ分離手段と給送手段との位置関係が前記分離
部位置変更手段により隔離位置になった後に、前記位置
決め部材位置変更手段により給送経路に進入する位置へ
と変更されることを特徴とする前記位置決め部材は、シ
ート材の給送経路を、下流側から前記シート材積載手段
に積載されるシート材の給送方向先端の位置と略同一の
上流側の位置へと移動することを特徴とする。
【0030】前記位置決め部材は、先端部にシート材を
押さえる爪を備えたことを特徴とする。
【0031】前記位置決め部材は、前記シート材積載手
段に積載されるシート材の給送方向先端の位置と略同一
の位置に位置する時に、シート材の給送方向に略垂直で
あり、前記爪に最上位のシート材のシート面を押さえる
平行面部を備えたことを特徴とする。
【0032】前記位置決め部材は、前記分離手段の両側
に少なくとも一対備えられることを特徴とする。
【0033】前記シート材積載手段は、積載されたシー
ト材が自重により前記給送手段近傍に位置するよう、傾
斜した積載面を備えたことを特徴とする。
【0034】画像形成装置においては、上記に記載され
たシート材給送装置と、該シート材給送装置により給送
されるシート材に画像を形成する画像形成手段とを備え
ることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】次に本発明を適用したシート材給
送装置の実施の形態に関し説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明を適用し
たシート材給送装置を備えた画像形成装置としてのファ
クシミリ装置Fの全体の構造を示す概略断面図である。
図2は、ファクシミリ装置Fの外観形状を示す斜視図で
ある。これらの図1及び図2を用いて本発明の第1の実
施の形態であるファクシミリ装置Fを説明する。
【0037】ファクシミリ装置Fは、概略送信する原稿
5の画像情報を読み取る読取系Rと、受信した画像情報
をシート材に記録する記録系C、及び記録系Cにシート
材を給送するシート材給送装置としての給送系Kとを備
えている。
【0038】また、他の主要な構成として、ファクシミ
リ装置Fの本体カバー1、装置の制御を行う制御基板
2、装置に電力供給する電源ユニット2b、装置の操作
を行う操作パネル3、操作パネル3の制御基板4、原稿
5を積載するための原稿トレー6等が配置されている。
【0039】先ず読取系Rから説明する。読取系Rは原
稿5に光を照射してその反射光を電気信号に変換し、こ
の信号を操作モードに応じて他機に伝送し、又は自己の
記録系Cに伝送するものである。
【0040】詳細に説明をすると、原稿搬送ガイド6
a,6bは、分離ローラ7から給送ローラ9まで原稿5
のガイドを行っている。原稿5は、原稿搬送ガイド6
a,6bの間を先端が摩擦片8と分離ローラ7との間の
くさび形状の場所まで搬送されて停止する。そして給送
指示により分離ローラ7が矢印A1方向(図において左
回転方向)に不図示の駆動モータにより回転することで
給送される。
【0041】この時、摩擦片8により原稿5の一枚ごと
の分離が行われ、分離給送された原稿5は、給送ローラ
9と読取部10(ライン状イメージセンサ)のニップ部
へと進入し、給送ローラ9が矢印A2方向に不図示の駆
動モータにより回転することで搬送されると同時に画像
情報が読み取られる。尚、読取部10はバネ10aによ
り給送ローラ9に付勢されており、その付勢力により原
稿5が挟持されて搬送される。
【0042】そして原稿5は矢印A3方向に排出され、
不図示の原稿排紙トレーに排紙積載するよう構成してあ
る。また、本装置においては、給送ローラ9は、読取部
10の読取り白地をかねている為、白色のローラとして
構成している。
【0043】操作部3は、読取系Rに於ける原稿搬送機
構の上部に設けられており、ファクシミリ装置に対して
図5に示す矢印A12方向に回動可能に構成されてい
る。この操作部3は、フシミリ装置Fの送信操作、コピ
ー操作、スキャナー操作等の操作を実行する命令を行う
ために各種操作に応じたキーが設けられている。尚、操
作部3の一方端側には送信・受信を行う不図示の電話機
のハンドセットが装備されている。
【0044】次に本発明の特徴を最も良く表わす給送系
Kについて説明する。画像情報が記録されるシート材と
しての記録紙11は、例えば普通紙やプラスチックシー
ト等及びその他の材質であって、インクを転写し得るも
のを用いることが可能である。本実施の形態では、B4
サイズ又はA4サイズにカットされた普通紙を記録紙1
1として用いている。
【0045】そして記録紙11は、背面カバー12に設
けてある記録紙高さ規制板13により、シート材積載手
段としての記録紙トレー14及び矢印A4方向に引出し
可能な記録紙補助トレー15の上に所定の厚さまでに限
定された枚数が収納積載される。また不図示の記録紙サ
イドガイドが記録紙11の幅方向の位置を規制してい
る。
【0046】また図1において、記録紙11の底部に構
成している位置変更手段としての圧板16は、圧板回転
軸16aを中心に回動可能に支持される。そして、不図
示の駆動系により回転制御されると共に圧板ばね16b
により、記録紙11と給送手段としての給紙ローラ17
の位置関係を、記録紙11が給紙ローラ17に当接して
給送可能とする当接位置、及び記録紙11と給紙ローラ
17が離れた隔離位置とにあるように変更する。
【0047】記録紙11の当接位置では、給紙軸17A
により給紙ローラ17が矢印A5方向に回転駆動するこ
とにより、記録紙11は給送経路Uを給送され、不図示
のトルクリミッターを有する分離手段としての摩擦分離
ローラ18により1枚ずつ分離され、給紙ローラ17と
対向圧接している補助コロ18aの付勢力を得て、記録
部Cへと搬送される。次に本発明の特徴となるところの
戻しレバー19の駆動系について、図12a,12bに
より詳細に説明する。
【0048】図12aにおいて、80は駆動モータ、8
0aは該モータの回転軸に固着のモータギア(ドライブ
ギア)である。83は給紙ローラギアであり、給紙軸1
7Aに固着してある。上記のモータギア80aと給紙ロ
ーラギア83とは連結ギア81,82を介して連絡させ
てあり、モータギア80aの回転が所定に減速されて給
紙ローラギア83に伝達される。
【0049】84はレバーギア、85は圧板ギアであ
り、それぞれ上記の給紙ローラギア83に対して噛合さ
せてある。給紙ローラギア83、レバーギア84、圧板
ギア85はそれぞれ同じ歯数のギアであり、給紙ローラ
ギア83の1回転に連動してレバーギア84と圧板ギア
85も1回転する。84aはレバーギア84の側面に一
体に設けた弧状のカム部である。85aは圧板ギア85
に一体のトレーカム(トレー押えである。
【0050】19dはレバー軸移動部材であり、記録紙
戻しレバー19を固着させたレバー軸19cに固着させ
た突起物(カムフォロア)である。19gはレバー軸1
9cに固着させた羽根板、19eはレバーバネであり、
羽根板19gに設けたバネ掛け部19hと不図示の不動
部材側のバネ掛け部との間に張設してある。従ってレバ
ー軸19c即ち記録紙戻しレバー19はこのレバーバネ
19eの引っ張り力で反時計方向に常時回動付勢されて
いる。
【0051】まず図12aは、給送系Kの待機状態を示
している。この時、後述するレバーギア84に設けてあ
るレバーカム84aとレバー軸19cに固着しているレ
バー軸移動部材19dとが接触しており、前記戻しレバ
ー19が記録紙搬送経路を塞いでいる。
【0052】尚、戻しレバー19はレバー軸移動部材1
9dと接続し一体化されていると共に、レバーバネ19
eにより、図示する矢印方向に常に付勢されている。
【0053】次に図12bでは、戻しレバー19が退避
して給送経路U(図1参照)を空けている状態を表わし
ている。
【0054】まず、駆動モータ80が図示する矢印方向
に回転駆動して、連結ギア81,82を介して給送ロー
ラ17と固着している給送ローラギア83へと回転駆動
力を伝える。そして、給送ローラギア83によりレバー
ギア84と圧板ギア85へと回転駆動力が伝わる。
【0055】この時、ギア83,84,85はそれぞれ
同じ歯数のギアであり、給送ローラギア83が1回転す
ると、その回転に同期してレバーギア84と圧板ギア8
5も1回転する。
【0056】レバーギア84が矢印方向に回転すること
で、レバーカム84aからレバー軸移動部材19dが外
れ、レバーバネ19eにより、引っ張られて図示するレ
バーストッパー19fと接触した場所にて停止する。
【0057】また、圧板ギア85も回転駆動すること
で、同様に圧板カム85aにて、圧板16(図1参照)
を、規制されていた状態から、給送ローラ17へと記録
紙11を押圧する方向への移動を自由にさせる。
【0058】そして、1回転終了前にレバーカム84a
がレバー軸移動部材19cを図12aの状態に戻す。こ
れにより位置決め部材としての戻しレバー19を2つの
位置に切り替えられる構成となっている。
【0059】図3(a),(b),(c),(d)及び
図4(a),(b)により本発明の特徴となる構成と記
録紙11の給送動作を詳細に説明する。図3は、不図示
の駆動系により回転及び動作する給紙ローラ17と圧板
16と位置決め部材としての戻しレバー19とによる給
送動作を時系列順に並べた図である。図4(a),
(b)は、給紙ローラ17の特徴的な構成を説明する側
面拡大図と上視図である。まず図3(a)においては、
記録紙11の給送動作に入る前(待機状態)であり、厚
板16が降下した位置にあり記録紙11と給紙ローラ1
7及び給紙ローラ17と分離ローラ18はそれぞれ隔離
した状態であり、また戻しレバー19は記録紙トレー1
4に設けてある記録紙11の先端突き当て面14aとほ
ぼ同一面に位置するように、搬送幅方向の複数位置(少
なくとも2つ以上)に備えられている。搬送幅方向の複
数位置に配設されることで、記録紙11を斜めにしたり
することが防止される。
【0060】戻しレバー19の先端にはレバー本体から
記録紙11側に向けて突出する爪19aが備えられ、爪
19aの記録紙11に平行に対向するよう平行面部19
bを形成している。そしてこの状態にある戻しレバー1
9は、記録紙11の継足し補給及びセット動作に対し
て、給紙ローラ17と摩擦分離ローラ18との間の分離
部Sに記録紙11が入らないように、またセットされた
記録紙11の先端位置を定めるように機能している。
【0061】尚、記録紙11のセット動作としては、記
録紙トレー14のなかに所定量の記録紙11を収納載置
するセット動作と、手差し給紙による、記録紙トレー1
4に収納載置された記録紙11とは異なる記録紙を進入
させてセットするセット動作があるが、この戻しレバー
19はいずれにも適用可能である。
【0062】図3(b)は記録紙11の給送動作に入っ
た状態であり、圧板16は給紙ローラ17に圧接するよ
う図示する矢印A6方向に移動し、かつ給紙ローラ17
は不図示の駆動系により図示する矢印A5方向に回転
し、そして回転に伴い摩擦分離ローラ18にも確実に接
触する。
【0063】ここで給紙ローラ17の構成を図4により
説明する。給紙ローラ17の側面形状は円弧部と平面部
からなる略半月形状を呈している。そして記録紙11と
実際に当接して接触部の摩擦により記録紙11を給送す
る給紙ローラゴム17bと、給紙ローラゴム17bの左
右に給紙ローラリブ17aを同軸的に所定距離だけ離し
て一対備えている。尚、給紙ローラゴム17bの外周面
17eが記録紙を給送可能とする搬送領域として機能す
る。
【0064】給紙ローラリブ17aは、通常の給紙ロー
ラゴム17bのみから構成される給紙ローラが駆動され
たときに、記録紙11と最初に当接する給紙ローラゴム
17bの円弧部の端部17cの部分が記録紙11当接し
ないように給紙ローラゴム17bの直径R(A)よりも
若干大きい直径R(B)とする非搬送領域としてのすべ
り面17dを備えている。
【0065】尚、給紙ローラ17を分割された給紙ロー
ラリブ17aと給紙ローラゴム17bによる構成ではな
く、一体的に構成されているものでも同様の機能を達成
することが可能であり、全く問題ない。
【0066】図3(b)に戻り、厚板16の移動に伴
い、厚板16の最上位の記録紙11は、まず給紙ローラ
17の非搬送領域を構成する給紙ローラリブ17aのす
べり面17dと接触しスリップする。そして戻しレバー
19が図示する矢印A7方向に退避した後、給紙ローラ
ゴム17bの外周面17eにより記録紙11は給送開始
される。
【0067】従って、この給紙ローラリブ17aのすべ
り面17dは、一種の遅延手段のような機能を発揮する
ことになり、厚板16上に載置される記録紙11の量す
なわち厚さがことなる場合でも、記録紙11の給送され
ないタイミングを確実に形成している。
【0068】このように給紙ローラ17と記録紙11と
を圧接させた後に、戻しレバー19を待避させること
で、給紙ローラ17と摩擦分離ローラ18との間の分離
部Sに記録紙11の束が一気になだれ込んだりすること
なくなり、記録シートが先端折れや先端破損、重送や斜
行等の搬送不良を防ぐことが可能となる。
【0069】ここで、戻しレバー19の駆動方法に関し
ては、半月形状の給紙ローラ17が回転することで、給
紙ローラ17の平面部に戻しレバー19の先端が当た
り、矢印A7方向に回動させて退避する方法、あるいは
不図示のソレノイド等により給紙ローラ17と記録紙1
1が確実に圧接した後のタイミングで駆動される方法等
を適宜利用することが可能である。
【0070】図3(c)は、記録紙11の分離給送中の
状態であり、給紙ローラ17が図示する矢印A5方向に
回転駆動することにより搬送された記録紙11は、前述
した不図示のトルクリミッターを有する摩擦分離ローラ
18により分離され、1枚ずつ給紙ローラ17と対向し
ている補助コロ18aの付勢力を得て、記録部Cへと搬
送される。
【0071】摩擦分離ローラ18は、図4(b)に示す
給紙ローラリブ17a間の長さL1の内側の位置であ
り、かつ給紙ゴム17bの外周面17eと接触するよう
に配設されている。
【0072】またこの状態では、戻しレバー19は記録
紙の搬送ガイド20の搬送面より突出しない位置に待機
している。こうすることで、戻しレバー19が分離給送
中の記録紙11の搬送を妨げないようにしている。
【0073】また圧板16は、記録紙11の先端が分離
部Sもしくは給紙ローラ17と補助コロ18aとの接触
位置まで到達してしばらくしてから図3(a)と同様の
待機位置へと移動する。
【0074】図3(d)においては、給紙ローラ17と
摩擦分離ローラ18による記録紙11の分離給送後の状
態であり、記録紙11の先端が記録部Cへと搬送された
状態である。
【0075】この状態では、給紙ローラ17の平面部
は、摩擦分離ローラ18より離間した後、対向している
補助コロ18aよりも離間して、記録紙11の給送経路
Uを開放する。
【0076】戻しレバー19は給送経路Uが開放された
後、矢印A8方向に起き上がり動作をして、記録シート
搬送ガイド20より給送経路Uへと突出する。この時、
戻しレバー19の先端は記録紙の先端に引っかかるよう
な爪19aを備え、また戻しレバー19の先端部の軌跡
は分離給送中の給紙ローラ17の外周面より内側(給紙
ローラ17の中心方向側)の位置まで伸びており、分離
給送中の記録紙11を図中持ち上げるような動作を行
い、重送されかかった次以降の記録紙11をかぎ取る。
そして、図3(a)と同様の位置である記録紙11の先
端突き当て面14aとほぼ同一面にまで起き上がる。
【0077】次に記録系Cについて説明をする。このフ
ァクシミリ装置Fの画像形成部としては、一般にインク
ジェット記録方式と称される画像形成部を採用してい
る。
【0078】図1において、記録系Cは他機から伝送さ
れた画像信号、或いは後述する読取系Rから伝送された
画像信号に応じて、給送系Kより給送された記録紙11
に画像を記録するものである。
【0079】詳細に説明をすると、記録紙押え板21
は、LFローラ22側に押圧されてあり給送系Kより搬
送された記録紙11の上ガイドを兼ねながら、ピンチロ
ーラ22aをLFローラ22に対向させている。そして
記録カートリッジ23とプラテン板24との間を記録紙
11が搬送され、記録カートリッジ23により記録動作
を行う。
【0080】本実施の形態においては、不図示のモータ
及び駆動系により記録カートリッジ23は、記録紙11
の幅方向に対して移動しながらシリアル印字するよう構
成している。そして印字記録後の記録紙11は、排紙ロ
ーラ25aと対向する拍車ローラ25bにより印字面を
汚さないように記録紙11を矢印A9方向に装置外部へ
と搬送する。
【0081】また図5において、記録カバー26が本体
に不図示の回転中心により矢印A10方向に回転可能に
支持してある。そして、記録カートリッジ23を矢印A
11方向に着脱可能にしている。
【0082】図6は、本実施の形態のファクシミリ装置
Fの制御系を示すブロック図である。図6において、こ
のファクシミリの制御する制御部2aと、このファクシ
ミリ装置F全体に電力を供給す電源ユニット2bと、モ
デム基板ユニット2a1と、電話機を接続する通信基板
ユニット2cと、操作部3から入力した内容等を表示す
る表示部3a等が配置されている。
【0083】上記制御部2aは、本装置全体の制御を行
うCPU2a2と、各種プログラムや各種データ等を格
納したROM2a3と、上記CPU2a2のワークエリ
アとして使用されると共に、決め枚数等の各種データの
一時保存を行うことや、各種データの保管登録するRA
M2a4、また入出力切換インターフェース2a8等を
有する。
【0084】また、2a5は画像データの各ラインのイ
メージを格納するラインメモリであって、原稿の送信若
しくはコピーの場合は原稿読取系Rからの1ライン分の
イメージデータが格納され、画像データの受信の場合に
は複号された1ライン分のデータが格納される。そして
上記ラインメモリ2a5に格納された画像データは、C
PU2a2を通り記録系制御コードを追加して入出力切
換インターフェース2a8から記録系Cの有するCPU
C1に出力され、CPUC1が前記記録系制御コードを
解読することによって、画像記録が行われる。
【0085】2a6は送信する画像情報をMH符号化等
のより符号化したり、受信した符号化画像データを複号
化してイメージデータに変換する符号化/複号化部であ
る。2a7は送受信された符号化画像データを格納する
メモリバッファである。
【0086】この実施の形態では、インクジェット記録
方式を画像形成部として採用したが、画像形成部とし
て、トナーを使用する電子写真記録方式(レーザービー
ムプリンター)、若しくはインクシートとサーマルヘッ
ドを使用する熱転写記録方式等で構成してもよいことは
当然である。
【0087】(実施の形態2)前述した第1の実施の形
態では、トルクリミッターを有する摩擦分離ローラ18
により記録紙11の分離動作を行ったが、図7に示すよ
うに分離手段として摩擦部51と摩擦部ホルダー52と
で構成される摩擦パッド50にて、記録紙11の分離動
作を行っても良い。この第2の実施の形態では摩擦部5
1として通常のゴムシートを使用している。その他の構
成及び作用は第1の実施の形態と同様であるので、その
説明を省略する。
【0088】(実施の形態3)前述した第1の実施の形
態では、給紙ローラ17を半月形状とすることで摩擦分
離ローラ18との離間動作を行う分離部位置変更手段を
構成していたが、図8に示される第3の実施の形態で
は、給紙ローラ17Bの外周形状を円形とし、分離部位
置変更手段として、不図示のモーター等により給紙ロー
ラ17Bを、矢印A13に示すような方向に往復移動可
能とする構成を採用することも可能である。
【0089】この分離部位置変更手段により給紙ローラ
17Bと記録紙11、摩擦分離ローラ18及び補助コロ
18aとの位置関係を当接位置と隔離位置とに変更する
ことができる。
【0090】また、図8の実施の形態では、給紙ローラ
17Bを移動させていたが、図9のように反対に、給紙
ローラ17Bを所定位置に固定し、給紙ローラ17Bに
対して摩擦分離ローラ18及び補助コロ18aを矢印A
14方向に移動させても良い。その他の構成及び作用は
第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0091】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、シート材の給送動作に伴う先端折れや先端破損
等のシート材の品質劣化、またシート材の重送や斜行等
の搬送不良を防止することが可能となり、シート材の給
送動作の品質の向上したシート材給送装置及び画像形成
装置が得られる。
【0092】給送手段に非搬送領域と搬送領域を備え、
非搬送領域がまずシート材に当接するように構成した場
合には、シート材が給送手段に当接した後の所定の時間
経過後にシート材が給送されるので、位置決め部材を確
実に退避した後にシート材は給送される。
【0093】給送手段が半月状の給紙ローラである場合
には、給紙ローラの平面部をシート材及び分離手段に対
向させることで給紙ローラとそれらの構成部材との当接
を解除することができ、簡易な構成とすることができ
る。
【0094】位置決め部材の給送経路上の位置を、シー
ト材積載手段に積載されるシート材の給送方向先端の位
置と略同一の位置とすることで、常にシート材の給送方
向先端の位置を一定の位置にセットすることが可能であ
り、また、位置決め部材が給送方向下流側からこのシー
ト材の給送方向先端の位置へと戻る時に、重送しかかっ
た次のシート材を給送開始前の正しい位置に戻すことが
可能となる。
【0095】分離手段を給送手段から隔離する分離部位
置変更手段を備える場合には、重送しかかった次のシー
ト材が分離手段により保持されない状態となり、給送開
始前の正しい位置に戻す時に軽く戻すことができ、シー
ト材に折り目等の傷を付けることはない。
【0096】また、前記分離部位置変更手段は、前記位
置変更手段によるシート材と給送手段の位置関係を変更
する動作に連動して分離手段と給送手段の当接状態を変
更し、この分離手段と給送手段の当接状態の変更に伴う
動作に連動して前記位置決め部材の位置を変更する位置
決め部材位置変更手段を備えることも良く、この場合に
は分離給送されているシート材以外のシート材(重送し
かかった次のシート材)に対して搬送力が加わらず、分
離手段による負荷なく位置決め部材位置変更手段により
位置決め部材が次のシート材を給送開始前の正しい位置
に戻すことが可能である。
【0097】位置決め部材は、先端部にシート材を押さ
える平行面部を有する爪を備えることで、重送しかかっ
た次のシート材を確実にかぎ取ることができ、かつシー
ト材の補給時やセット時等のシート材の分離部への進入
防止となる。
【0098】位置決め部材は、前記分離手段の両側に少
なくとも一対備えられることで、シート材を傾斜させず
に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した第1実施の形態にお
けるファクシミリ装置の全体構成説明図である。
【図2】図2は、ファクシミリ装置の外観斜視説明図で
ある。
【図3】図3は、給送動作の説明図であり、図3(a)
は給送動作に入る前(待機状態)の状態であり、図3
(b)は給送動作に入った状態、図3(c)は分離給送
中の状態、図3(d)は分離給送後の状態である。
【図4】図4は、給紙ローラの図である。
【図5】図5は、ファクシミリ装置の全体構成説明図で
ある。
【図6】図6は、記録制御のブロック説明図である。
【図7】図7は、第2の実施の形態を示す図である。
【図8】図8は、第3の実施の形態を示す図である。
【図9】図9は、第3の実施の形態を示す図である。
【図10】図10は、従来のシート材給送装置の図であ
る。
【図11】図11は、従来のシート材給送装置の図であ
る。
【図12】図12は、戻しレバーの駆動系を説明する図
である。
【符号の説明】
1 本体カバー 2 制御基板 2a 制御部 2a1 モデム基板ユニット 2a2 CPU 2a3 ROM 2a4 RAM 2a5 ラインメモリ 2a6 符号化/複号化部 2a7 メモリバッファ 2a8 入出力切換インターフェース 2b 電源ユニット 2c 通信基板ユニット 3 操作パネル 3a 表示部 4 操作パネル制御基板 5 原稿 6 原稿トレー 6a,b 原稿搬送ガイド 7 分離ローラ 8 摩擦片 9 給送ローラ 10 読取部 10a バネ 11 記録紙 12 背面カバー 13 記録紙高さ規制板 14 記録紙トレー 14a 先端突き当て面 15 記録紙補助トレー 16 圧板(位置変更手段) 16a 圧板回転軸 16b 圧板ばね 17 給紙ローラ(給送手段) 17a 給紙ローラリブ 17b 給紙ローラゴム 17c 円弧部の端部 17d すべり面(非搬送領域) 17e 外周面(搬送領域) 18 摩擦分離ローラ(分離手段) 18a 補助コロ 19 戻しレバー(位置決め部材) 19a 爪 19b 平行面部 19c レバー軸 19d レバー移動部材 19e レバーバネ 19f レバーストッパー 20 搬送ガイド 21 記録紙押え板 22 LFローラ 22a ピンチローラ 23 記録カートリッジ 24 プラテン板 25a 排紙ローラ 25b 拍車ローラ 26 記録カバー 50 摩擦パッド 51 摩擦部 52 摩擦部ホルダー 81,82連結ギア 83 給送ローラギア 84 レバーギア 84a レバーカム 85 圧板ギア C 記録系 F ファクシミリ装置(画像形成装置) K 給紙系 R 読取系 S 分離部 U 給送経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 3/52 330 B65H 3/52 330D 3/56 330 3/56 330S G03G 15/00 516 G03G 15/00 516

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を積載するシート材積載手段
    と、 前記シート材積載手段からシート材を給送経路に給送す
    る給送手段と、 前記シート材積載手段に積載されたシート材と給送手段
    とを、シート材を給送手段により給送可能とする当接位
    置及びシート材と給送手段が離れた隔離位置との間で変
    更する位置変更手段と、 前記給送手段により給送されるシート材を一枚ずつ分離
    する分離手段と、 前記シート材の給送経路に進退すると共に、シート材の
    給送方向先端の位置を定める位置決め部材と、を備え、 前記位置変更手段により、シート材を給送手段により給
    送可能とする前記当接位置にある状態にさせた後に、前
    記位置決め部材を給送経路から退避させることを特徴と
    するシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記給送手段は、シート材と当接する部
    位に非搬送領域と搬送領域とを備え、この非搬送領域を
    前記位置変更手段によるシート材を給送可能とする当接
    位置に対向させることを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記給送手段の非搬送領域がシート材に
    当接している間に、前記位置決め部材を給送経路から退
    避させることを特徴とする請求項2に記載のシート材給
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記給送手段は給紙ローラであり、その
    外周面に前記非搬送領域と搬送領域とを備えていること
    を特徴とする請求項2または3に記載のシート材給送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記給送手段は外周面に円弧部と平面部
    とを備える給紙ローラであり、前記非搬送領域を前記円
    弧部の端部に形成することを特徴とする請求項4に記載
    のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め部材の給送経路上の位置
    は、前記シート材積載手段に積載されるシート材の給送
    方向先端の位置と略同一の位置であることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のシート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め部材の給送経路から退避し
    た位置は、前記分離手段よりも給送方向下流側であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段は前記給送手段に当接して
    シート材を分離し、分離手段と給送手段との位置関係を
    当接位置と隔離位置とに変更する分離部位置変更手段を
    備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載のシート材給送装置。
  9. 【請求項9】 前記分離部位置変更手段は、前記給送手
    段を移動させて前記分離手段と給送手段の位置関係を変
    更することを特徴とする請求項8に記載のシート材給送
    装置。
  10. 【請求項10】 前記分離部位置変更手段は、前記位置
    変更手段によるシート材と給送手段の位置関係を変更す
    る動作に連動して分離手段と給送手段の当接状態を変更
    し、 この分離手段と給送手段の当接状態の変更に伴う動作に
    連動して前記位置決め部材の位置を変更する位置決め部
    材位置変更手段を備えることを特徴とする請求項8また
    は9に記載のシート材給送装置。
  11. 【請求項11】 前記分離部位置変更手段により、分離
    手段の給送手段との位置関係が隔離位置へと変更する動
    作に連動して、前記位置決め部材位置変更手段が位置決
    め部材の位置を給送経路に進入する位置へと変更するこ
    とを特徴とする請求項10に記載のシート材給送装置。
  12. 【請求項12】 前記位置決め部材は、シート材と給送
    手段との位置関係が前記位置変更手段により隔離位置に
    なった後、かつ分離手段と給送手段との位置関係が前記
    分離部位置変更手段により隔離位置になった後に、前記
    位置決め部材位置変更手段により給送経路に進入する位
    置へと変更されることを特徴とする請求項11に記載の
    シート材給送装置。
  13. 【請求項13】 前記位置決め部材は、シート材の給送
    経路を、下流側から前記シート材積載手段に積載される
    シート材の給送方向先端の位置と略同一の上流側の位置
    へと移動することを特徴とする請求項12に記載のシー
    ト材給送装置。
  14. 【請求項14】 前記位置決め部材は、先端部にシート
    材を押さえる爪を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    13に記載のシート材給送装置。
  15. 【請求項15】 前記位置決め部材は、前記シート材積
    載手段に積載されるシート材の給送方向先端の位置と略
    同一の位置に位置する時に、シート材の給送方向に略垂
    直であり、前記爪に最上位のシート材のシート面を押さ
    える平行面部を備えたことを特徴とする請求項14に記
    載のシート材給送装置。
  16. 【請求項16】 前記位置決め部材は、前記分離手段の
    両側に少なくとも一対備えられることを特徴とする請求
    項1乃至15に記載のシート材給送装置。
  17. 【請求項17】 前記シート材積載手段は、積載された
    シート材が自重により前記給送手段近傍に位置するよ
    う、傾斜した積載面を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至16に記載のシート材給送装置。
  18. 【請求項18】 前記請求項1乃至17のいずれかに記
    載されたシート材給送装置と、該シート材給送装置によ
    り給送されるシート材に画像を形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008068969A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Seiko Epson Corp 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
US10457510B2 (en) 2017-05-30 2019-10-29 Seiko Epson Corporation Recording apparatus

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