JPH10236434A - 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法 - Google Patents

集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法

Info

Publication number
JPH10236434A
JPH10236434A JP3947097A JP3947097A JPH10236434A JP H10236434 A JPH10236434 A JP H10236434A JP 3947097 A JP3947097 A JP 3947097A JP 3947097 A JP3947097 A JP 3947097A JP H10236434 A JPH10236434 A JP H10236434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
line
packaging
raised
level position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3947097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Munemura
猛 宗村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP3947097A priority Critical patent/JPH10236434A/ja
Publication of JPH10236434A publication Critical patent/JPH10236434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装速度の高速化を図ることができる集積包
装機の製品供給装置及び製品供給方法を提供する。 【解決手段】 集積包装機の製品供給を行う装置は、製
品Aの搬送ライン2から製品列Bを受け取り、この製品
列Bを上昇位置まで上昇させる昇降台38と、上昇位置
にある製品列Bを受け取る左右一対のレール部材66と
を備えており、これらレール部材66が製品列Bととも
に包装ライン4と同一レベルの供給レベル位置まで上昇
されると同時に、昇降台38は次の製品列の供給を受け
るため下降される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の製品を纏
めて集積製品体とし、この集積製品体を包装する集積包
装機に適用され、その集積製品体を供給するための製品
供給装置及び製品供給方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】集積包装機の一例は例えば特公昭
57-60218号公報に開示されている。この公知の集積包装
機は、包装ラインの下方に配置された昇降台を備えてお
り、この昇降台は製品列を受け取る毎にその製品列の高
さ分だけ降下し、これにより、昇降台上に製品列を所望
の段数だけ積み上げた集積製品体が形作られる。
【0003】この後、昇降台は包装ラインと同一レベル
の供給レベル位置まで上昇され、この供給レベル位置に
て、集積製品体はプッシャにより昇降台を移送ガイドと
して包装ラインに向けて押し出され、そして、この包装
ライン上を搬送される過程ににて包装される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知の集積包
装機は、包装ラインへの集積製品体の押し出し時にも、
昇降台を使用しているため、包装ラインへの集積製品体
の供給と同時に、昇降台上への製品列の供給やその段積
みを行うことができない。つまり、昇降台上から包装ラ
インへの集積製品体の押し出しが完了し、この後、昇降
台が所定の位置まで下降した時点で、昇降台上への製品
列の供給やその段積みが可能となる。
【0005】このため、集積製品体の供給速度が昇降台
の昇降に制限されてしまい、集積包装機の高速化を図る
ことができない。この発明は上述した事情に基づいてな
されたもので、その目的とするところは集積包装機の高
速化を可能とする製品供給装置及びその製品供給方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、この発明
の製品供給装置及び方法によって達成され、請求項1の
製品供給装置は、集積包装機の包装ラインよりも下方に
それぞれ規定された上昇位置と下降位置との間にて昇降
可能であり、且つ、下降位置にて製品列を受け取る昇降
台と、上昇位置に対応した中継レベル位置と包装ライン
と同一のレベルの供給レベル位置との間にて上下動可能
に設けられ、中継レベル位置にあるとき、昇降台の昇降
動作により上昇位置まで上昇された製品列を昇降台から
受け取って保持し、製品列のための保持面が包装ライン
に沿って延びる移送ガイドとして形成された可動ホルダ
と、可動ホルダが供給レベル位置にあるとき、可動ホル
ダ上の製品列を移送ガイドにて案内しながら、集積製品
体として包装ラインに向けて押し出すプッシャ手段とを
備えている。
【0007】請求項1の製品供給装置によれば、可動ホ
ルダに製品列が保持された後、この製品列は可動ホルダ
により供給レベル位置まで更に上昇され、この供給レベ
ル位置にてプッシャ手段により包装ラインに向けて押し
出される。一方、この過程にて、昇降台は下降位置まで
下降されて、次の製品列の供給を受ける。請求項2にお
ける製品供給装置の可動ホルダは、包装ラインでみて左
右一対の回動レール部材からなり、これら回動レール部
材は製品列の上昇時、この製品列により上方に向け且つ
付勢力に抗して回動されることより、その製品列の上昇
を許容するものとなっている。
【0008】請求項2の製品供給装置によれば、昇降台
の昇降動作が繰り返される毎に、左右一対の回動レール
部材上に製品列が段積みされる。請求項3の製品供給方
法は、製品列を昇降台とともに下降位置から上昇位置に
向けて上昇させ、この後、前記昇降台の下降に拘わらず
上昇位置に対応した中継レベル位置にて製品列を受け取
る1次押上工程と、中継レベル位置から製品列を包装ラ
インと同一レベルの供給レベル位置まで上昇させる2次
押上工程と、供給レベル位置にある製品列を集積製品体
として包装ラインに向けて押し出す押し出し工程とを備
えている。
【0009】請求項4の製品供給方法は、2次押上工程
が1回実行される間、1次押上工程を複数回実行し、中
継位置にて製品列を複数段に積み上げる。請求項3及び
請求項4の製品供給方法によっても、請求項1及び請求
項2の供給装置と同様な作用がそれぞれ発揮される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、集積包装機の
全体が概略的に示されている。集積包装機は、製品Aの
搬送ライン2と、搬送ライン2の上方にて、搬送ライン
2の終端近傍から同一方向に延びる包装ライン4を備え
ており、これら搬送ライン2及び包装ライン4は図1中
1点鎖線のみで示されでいる。図1から明らかなように
搬送ライン2上にて製品Aは押せ押せ方式により搬送さ
れる。
【0011】更に、包装ライン4の上方には包装フィル
ムFの供給ライン6が配置されており、この供給ライン
6は一対のフィルムロール8,10を備え、一方のフィ
ルムロール8から包装材としての合成樹脂製の包装フィ
ルムFが引き出されている。この場合、他方のフィルム
ロール10は待機ロールとなる。フィルムローラ8から
引き出された包装フィルムFは多数のガイドローラを経
てフィードローラ12とピンチローラ14との間に導か
れ、フィードローラ12の回転により下方に向けて繰出
し面に沿って繰り出されるようになっている。なお、フ
ィードローラ12はサーボモータ(図示しない)により
繰り出し方向に回転される。
【0012】ここで、包装フィルムFの繰り出し面は、
供給ライン2の終端と包装ライン4の始端との間に規定
され、左右に離間したサイドサクションベルト(図示し
ない)と、これらサイドサクションベルト間に位置した
センタサクションベルト(図示しない)からなってい
る。従って、フィードローラ12から送出された包装フ
ィルムFはサイド及びセンタサクションベルトに吸着さ
れながら繰り出されることになる。なお、センタサクシ
ョンベルトはサイドサクションベルトに比べて短く、そ
れ故、包装フィルムFが繰出し面に沿って繰り出されて
いくと、その先端部は左右のサイドサクションベルトの
みに吸着される。
【0013】フィードローラ12とサクションベルトと
の間にはカッタユニット16が配置されており、このカ
ッタユニット16は包装フィルムFの先端側部分を所定
長さ毎の包装フィルムシートSとして切断する。この
後、包装フィルムシートSは各サクションベルトに吸着
された状態で、所定の位置までサクションベルトにより
移動される。
【0014】更に、包装フィルムFにはフィードローラ
12よりも上流側の位置にて開封テープTが連続的に張
り付けられるようになっており、包装フィルムFは開封
テープTとともに切断される。それ故、包装フィルムシ
ートSには開封テープ片tが予め備えられており、この
開封テープ片tは包装フィルムシートSの一側縁から所
定の間隔を存して位置付けられている。なお、開封テー
プTはテープロール18から多数のガイドローラを介し
て繰り出されるものとなっている。
【0015】搬送ライン2の終端と包装ライン4との間
には後述するエレベータ装置が配置されており、このエ
レベータ装置は搬送ライン2から製品Aを所定の個数だ
け受け取って製品列Bとし、この製品列Bを包装ライン
4と同一のレベルの供給レベル位置まで上昇させること
ができる。ここで、製品列Bは搬送ラインによる搬送方
向に個々の製品Aが一列に並んだものとなっている。
【0016】供給レベル位置にて、製品列Bはプッシャ
(図1には示されていない)により包装ライン4に向け
て押し出される。この際、製品列Bは包装フィルムシー
トSを胴折りして包装ライン4上に供給され、その胴折
り位置にて包装フィルムシートSの両端を接続する胴シ
ールが行われる。この後、製品列Bが包装ライン4上を
搬送される過程にて、公知のように包装フィルムシート
Sのサイド折り、上フラップ折り及び下フラップ折り
(フラップシールを含む)が順次実行され、これによ
り、集積包装品Cが得られる。この集積包装品Cは包装
ライン4から排出シュートを介して排出される。なお、
包装ライン4上での製品列Bの搬送は図示しないコンベ
アにより行われ、包装ライン4上にて製品列Bは一定の
間隔を存して搬送される。
【0017】次に、図2及び図3を参照すると、前述し
たエレベータ装置20が示されており、このエレベータ
装置20について以下に説明する。エレベータ装置20
は搬送ライン2の下方に左右一対のベースフレーム22
L,22Rを備えており、これらベースフレーム22L,
22Rは搬送ライン2を挟んで配置されている。各ベー
スフレーム22は搬送ライン2の前後方向に離間したブ
ロック24と、これらブロック24を相互に連結する上
下の連結プレート26とから構成されている。
【0018】左右のベースフレーム22L,22Rは一対
の支持軸28に摺動自在に支持されており、これら支持
軸28は搬送ライン2の前後方向に離間している。より
詳しくは、各支持軸28は左右のベースフレーム22の
対応したブロック24を貫通しており、その両端は図3
に示されているように集積包装機のメインフレーム30
に支持されている。
【0019】更に、各支持軸28の下側にはスクリュー
軸32が平行にしてそれぞれ設けられており、各スクリ
ュー軸32は、支持軸28と同様に左右のベースフレー
ム22の対応したブロック24を貫通して延び、そし
て、その両端がメインフレーム30に回転自在に支持さ
れている。各スクリュー軸32は左右のブロック24に
対して螺合した状態にあるが、そのねじの向きは互いに
逆向きとなっている。一方のスクリュー軸32にはその
一端にハンドル34が取り付けられており、その他端部
にはスプロケット36が取り付けられている。他方のス
クリュー軸32にもスプロケット36と対応する部位に
スプロケット(図示しない)が取り付けられており、こ
れらスプロケットには無端状のチェーン(図示しない)
が掛け回されている。従って、ハンドル34が回転され
ると、左右一対のスクリュー軸32は同一の方向に連動
して回転し、これにより、左右のベースフレーム22
L,22Rは互いに接離する方向に支持軸28上を移動
し、これらベースフレーム22L,22R間の間隔が調整
されることになる。
【0020】左右のベースフレーム22L,22R間に
は、昇降台38が配置されており、この昇降台38は搬
送ライン2に沿って延びている。搬送ライン2による製
品Aの搬送方向でみて、昇降台38の前端縁からは駆動
プレート40が下方に向けて延びており、この駆動プレ
ート40の下端はエアシリンダ42(図2)のピストン
ロッドに連結されている。エアシリンダ42はメインフ
レーム30側に支持されており、また、駆動プレート4
0は上下に延びるガイド(図示しない)に案内されてい
る。
【0021】図2及び図3に示す状態では、昇降台38
は下降位置にあって、その上面は搬送ライン2と同一レ
ベルに位置付けられている。このとき、昇降台38は搬
送ライン2の終端部を構成している。ここで、搬送ライ
ンは左右一対のガイドレール2L,2R(図3参照)と、
これらの間に位置したコンベアベルト(図示しない)か
ら構成され、また、必要に応じて左右一対のサイドコン
ベアベルトを付加することもできる。図3から明らかな
ように昇降台38は左右一対のガイドレール2L,2R間
よりも狭い幅を有している。
【0022】この状態からエアシリンダ40のピストン
ロッドが伸張されると、昇降台38は駆動プレート40
を介して所定の上昇位置まで上昇される。更に、昇降台
38の後端縁からはストッパプレート44が下方に向け
て延びている。昇降台38が下降位置から上昇位置に向
けて上昇するとき、ストッパプレート44は搬送ライン
2におけるコンベアの終端から上方に突出する。
【0023】左右のベースフレーム22L,22Rの各ブ
ロック24からは左右一対ずつの支柱46L,46Rが上
方に向けて延びている。各支柱46には昇降スライダ4
8が摺動自在に取り付けられており、対応する側の前後
の昇降スライダ48間にはサイドガイド壁50L,50R
がそれぞれ配置されている。これらサイドガイド壁50
は前後の昇降スライダ48間に亘って延び、その両端が
対応する昇降スライダ48にそれぞれ支持されている。
ここで、サイドガイド壁50L,50R間には、搬送ライ
ン2に関して製品Aの幅に相当する間隔が確保されてお
り、サイドガイド壁50L,50R間の間隔は前述したよ
うに左右のベースフレーム22L,22Rを互いに接離さ
せることで調整される。なお、ベースフレーム22L,
22R間の間隔は昇降台38の幅よりも大きく確保され
ている。
【0024】図3から明らかなように各サイドガイド壁
50にはブラケット52を介して昇降ロッド54の上端
が接続されており、これら昇降ロッド54は対応する側
のベースフレーム22の上側連結プレート26を摺動自
在に貫通して下方に延びている。各昇降ロッド54の下
端には水平スライダ56がそれぞれ設けられており、こ
れら水平スライダ56は水平レール58上に配置されて
いる。図3から明らかなように水平レール58は搬送ラ
イン2と直交する方向に延びている。水平レール58の
下面には保持台60を介してエアシリンダ62(図3)
のピストンロッドが連結されており、このエアシリンダ
62もまたメインフレーム30側に支持されている。図
2及び図3に示す状態からエアシリンダ62が伸張され
ると、水平レール58及び昇降ロッド54を介して左右
一対のサイドガイド壁50L,50Rが上昇される。な
お、左右のサイドガイド壁50L,50R間の間隔調整時
にあっては、左右のベースフレーム22L,22Rの接離
に伴い、昇降ロッド54の水平スライダ56が水平レー
ル58上を案内されることになる。
【0025】各サイドガイド壁50の下端部には可動ホ
ルダ64がそれぞれ取り付けられており、これら可動ホ
ルダ64は互いに対向して配置されている。図4に拡大
して示されているように、各可動ホルダ64は対応する
サイドガイド壁50、即ち、搬送及び包装ライン2,4
に沿って延びるラッチ形状のレール部材66からなり、
このレール部材66の下端部は回動中心軸68に回動自
在に支持されている。なお、回動中心軸68の両端はサ
イドガイド壁50に取り付けられている。
【0026】各レール部材66はその下端部から上端部
に向けて拡幅されており、その上端部は段付き形状をな
している。従って、各レール部材66の上端部にはその
段差面からなる保持面70が形成されており、この保持
面70はレール部材66に沿って延びている。更に、各
サイドガイド壁50内の固定部材72と対応するレール
部材66との間には複数の圧縮コイルばね74が配置さ
れており、これら圧縮コイルばね74はそのレール部材
66を、左右のサイドガイド壁50L,50R間の空間内
に向けて回動付勢し、これにより、図4から明らかなよ
うにレール部材66の上端はサイドガイド壁50内のス
トッパ76に当接した状態にある。この状態にあると
き、各レール部材66の保持面70はその一部がサイド
ガイド壁50の内面51から突出した状態にあり、その
突出縁は丸く形成されている。
【0027】なお、レール部材66は図5に示すもので
あってもよく、この場合、レール部材66の上部は2段
の段付き形状をなしており、レール部材66は保持面7
0以外に、図示の状態にて、サイドガイド壁50の内面
と同一面内に位置する挟持面78を有している。更に、
一方のサイドガイド壁50内には、製品Aの有無を検出
するために複数の段積みセンサが上下に離間して設けら
れており、この実施例の場合、2個の段積みセンサ8
2,84が備えられている。(図3参照)。
【0028】また、図2及び図3に示されているよう
に、左右のサイドガイド壁50L,50Rの上方には左右
一対の緩衝ロッド86が配置されている。これら緩衝ロ
ッド86は包装ライン2に沿って延び、対応する側の前
後の支柱46にブラケットを介して上下方向に弾力的に
取り付けられている。次に、上述したエレベータ装置2
0による製品列Bの供給方法について説明する。
【0029】先ず、昇降台38及び左右一対のレール部
材66は図6に示す位置にそれぞれ位置付けられてい
る。つまり、昇降台38は下降位置にあり、各レール部
材66は包装ライン4と同一の供給レベル位置にある。
昇降台38が下降位置にあると、昇降台38は搬送ライ
ン2と同一のレベルにあるから、図6に示されているよ
うに搬送ライン2上の製品Aは昇降台38上に順次進
み、この昇降台38に集積して受け取られる。昇降台3
8上に所定の個数の製品A、即ち、前述した製品列Bが
載ると、その先頭の製品Aはストッパ(図示しない)に
当接し、これにより、搬送ライン2上での製品Aの搬送
が停止される。また、先頭の製品Aは近接スイッチ(図
示しない)をオン作動させる。
【0030】図6には、搬送ライン2の上方且つ包装ラ
イン4のレベルに対応して配置されたプッシャ88が示
されており、このプッシャ88は図示しないサーボモー
タの駆動力を受けて包装ライン4に対して前進又は後退
可能となっている。また、図6中の1点鎖線は前述した
包装フィルムシートSの垂下ラインを示している。この
後、近接スイッチのオン作動を受けて、昇降台38はエ
アシリンダ42により、図7に示す上昇位置まで製品列
Bとともに上昇されると同時に、左右の一対のレール部
材66はサイドガイド壁50とともに供給レベル位置か
ら中継レベル位置まで下降する。ここで、中継レベル位
置は昇降台38における上昇位置の直下に規定されてい
る。
【0031】この際、昇降台38上の製品列Bの個々の
製品Aは、下降してくる左右のレール部材66に下方か
ら当接するので、これらレール部材66は図4中2点鎖
線で示すようにその回動付勢力に抗し、上方に向けて回
動される。そして、昇降台38が上昇位置に到達し、且
つ、左右のレール部材66が中継レベル位置に到達する
と、昇降台38上の製品列Bは左右一対のレール部材6
6を完全に通過して左右のサイドガイド壁50L,50R
間に挟まれ、また、これらレール部材66はその回動付
勢力を受けて元の位置、即ち、図4中実線で示す状態ま
で逆向きに回動される。ここで、下降位置にある昇降台
38と左右のレール部材66との間には左右一対のガイ
ド壁(図示しない)が設けられており、これらガイド壁
は下降位置から製品列Bが上昇されるとき、この製品列
Bを案内している。
【0032】また、昇降台38が下降位置から上昇する
と、そのストッパプレート44が搬送ライン2よりも上
方に突出し、搬送ライン2上での製品Aの搬送を停止状
態に維持している。なお、昇降台38が上昇位置に到達
すると、その製品列Bが前述した下側の段積みセンサ8
2にて検出される。
【0033】この後、段積みセンサ82からセンサ信号
に基づき、昇降台38は下降位置に向けて下降し始める
と同時に、エアシリンダ62の作動により、左右一対の
サイドレール壁50L,50Rはそのレール部材66とと
もに上昇される。これにより、左右一対のレール部材6
6は中継レベル位置から包装ライン4と同一の供給レベ
ル位置に向けて上昇される。この際、昇降台38の下降
開始直後、製品列Bは左右のレール部材66の保持面7
0に掛止されて受け止められ(図4参照)、そして、図
8に示されているように左右のレール部材66の上昇に
伴い供給レベル位置まで上昇される。製品列Bが供給レ
ベル位置に到達すると、製品列Bの上面は前述した左右
一対の緩衝ロッド86に当接して、これら緩衝ロッド8
6と左右のレール部材66との間に挟持され、製品列B
の跳ね上がりが防止される。
【0034】この後、左右のレール部材66の上昇を受
けて、図9に示されているようにプッシャ88が前進さ
れると、これらレール部材66上の製品列B、即ち、集
積製品体はその保持面70及び左右の緩衝ロッド86に
案内されながら包装ライン4に向けて包装フィルムシー
トSとともに押し出され、この包装ライン4上に移送さ
れる。この際、前述したように製品列Bは包装フィルム
シートSを胴折りすることになる。
【0035】一方、上述したプッシャ88による製品列
Bの押し出しが実行されるとき、昇降台38はその下降
位置まで降下しており、図9に示されているように次の
製品列となる製品Aが搬送ライン2から昇降台38上に
進む状態にある。即ち、ここでは、プッシャ88による
包装ライン4への製品列B(集積製品体)の押し出し
と、昇降台38上への製品列Bの供給が同時に実行され
ており、これにより、1個の製品列Bを供給するのに要
するサイクルタイムが短縮される結果、包装ライン4へ
の製品列Bの供給速度、即ち、集積包装機の包装速度が
高速化される。
【0036】この後、プッシャ88は図6に示す位置ま
で戻って待機し、そして、左右のレール部材66(サイ
ドガイド壁50)は昇降台38の上昇と連動して下降
し、上述の動作が繰り返して実行される。図10を参照
すると、前述した昇降台38、レール部材66及びプッ
シャ88の動作がタイミングチャートで示されており、
また、図10には包装フィルムシートSの繰り出し時期
をも併せて示されている。図10からも明らかなように
レール部材66が供給レベル位置にあるとき、プッシャ
88が前進され、そして、このとき、昇降台38はその
下降位置に既に戻っていることが分かる。従って、プッ
シャ88による包装ライン4への製品列Bの押し込み
と、昇降台38上での製品列Bの形成とが同時に実行さ
れることが分かる。この点、従来の場合にあっては、図
10中1点鎖線で示されているように昇降台38が包装
ライン4と同一レベルの上昇位置にあるときにのみプッ
シャ88が前進可能となる。また、左右一対のレール部
材66と昇降台38とは連動して上下動するので、昇降
台38上の製品列Bは搬送ライン2から包装ライン4に
連続して上昇されることになる。
【0037】なお、昇降台38及びレール部材66の動
作タイミングは図10中破線で示すように変更すること
も可能である。次に、製品列Bの他の供給方法を説明す
る。ここでの供給方法でも、図6から図7までのステッ
プは同様にして行われるが、この後、昇降台38の下降
に拘わらず、左右のレール部材66は中継レベル位置に
維持されている。それ故、昇降台38の下降により製品
列Bは、中継レベル位置にある左右のレール部材66の
保持面70上に残って保持されることになる。この状態
は、図2及び図3に示されている。そして、昇降台38
がその下降位置に戻った時点で、図11に示されている
ように昇降台38上への次の製品列Bの供給が実行され
る。即ち、ここでは、中継レベル位置にある左右のレー
ル部材66上に製品列Bが保持された状態で、昇降台3
8は次の製品列Bを受け取ることができる。
【0038】この後、昇降台38がその下降位置から上
昇位置まで再度上昇されると、昇降台38上の次の製品
列Bは、左右のレール部材66に当接し、これらレール
部材66を上方に向けて回動させながら、レール部材6
6上の先の製品列Bを押し上げ上昇位置に到達する。そ
れ故、図12に示されているように昇降台38上には製
品列Bが2段にして積み上げられた集積製品体が形成さ
れることになる。このような製品列Bの2段積みは、前
述した上側の段積みセンサ84(図3)により検出され
る。つまり、左右一対のレール部材66上に1段の製品
列Bが保持される場合には、下側の段積みセンサ82の
みを設けておくだけでよいが、製品列Bが2段積みされ
る場合には上下の段積みセンサ82,84が必要とな
る。
【0039】この後、昇降台38の下降と同時に左右の
レール部材66が上昇されることにより、2段の製品列
B(集積製品体)は供給レベル位置まで上昇され、そし
て、昇降台38は下降位置に戻される。それ故、ここで
も、図13に示されているようにプッシャ88により2
段の製品列Bが包装ライン4上に押し出される過程に
て、昇降台38上への新たな製品列Bの供給が可能とな
る。なお、図1には、製品列Bの2段積み供給もまた併
せて示されている。
【0040】上述した2段積みの場合での昇降台38、
レール部材66及びプッシャ88の動作に関し、そのタ
イミングチャートは図14に示されている。上述したよ
うに左右のレール部材66上に1段又は複数段の製品列
Bを保持し、そして、その集積製品体を供給レベル位置
まで安定して上昇させるには、前述した左右一対のサイ
ドガイド壁50L,50Rが有用なものとなる。
【0041】この発明は上述の実施例に制約されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。左右の可動ホルダ
64がレール部材66として構成されていれば、簡単な
構造で製品列Bの段積みが可能となるが、可動ホルダ6
4には種々の構成を採用することができる。また、製品
列Bの段積みは3段以上であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、3の集積
包装機の製品供給装置及び製品供給方法によれば、製品
列を中継レベル位置にて保持するようにしたから、昇降
台上への製品列の供給と包装ライン上への集積製品体の
押し出しとを並行して実行可能となり、1つ当たりの集
積包装品の供給に要するサイクルタイムの短縮が図られ
る結果、包装ラインへの集積包装体の供給速度、つま
り、集積包装機の包装速度を高速化することができる。
【0043】請求項2,4の製品供給装置及び製品供給
方法によれば、中継レベル位置にて製品列を段積みする
こようにしたから、複数段の製品列からなる集積製品体
が簡単にして得られ、このような集積製品体の供給速度
も高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集積包装機の包装手順を示した概略図である。
【図2】集積包装機内のエレベータ装置を示した正面図
である。
【図3】エレベータ装置の側面図である。
【図4】可動ホルダの詳細図である。
【図5】可動ホルダの変形列を示した図である。
【図6】下降位置にある昇降台への製品列の供給を示し
た図である。
【図7】図6の状態から昇降台とともに製品列が上昇位
置に上昇した状態を示す図である。
【図8】図7の状態から昇降台が下降し、レール部材と
ともに製品列が供給レベル位置に上昇した状態を示す図
である。
【図9】供給レベル位置の製品列が包装ラインに押し出
される状態を示した図である。
【図10】1段積みの場合での昇降台、レール部材及び
プッシャの動作を示したタイミングチャートである。
【図11】昇降台の下降に拘わらず、中継レベル位置の
レール部材上に製品列が保持される状態を示した図であ
る。
【図12】レール部材上に2段にして製品列が積み上げ
られた状態を示した図である。
【図13】供給レベル位置にある2段の製品列が包装ラ
インに押し出される状態を示した図である。
【図14】2段積みの場合での昇降台、レール部材及び
プッシャの動作を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 搬送ライン 4 包装ライン 20 エレベータ装置 38 昇降台 42 エアシリンダ 46 支柱 50 サイドガイド壁 62 エアシリンダ 64 可動ホルダ 66 レール部材 68 回動中心軸 70 保持面 74 圧縮コイルばね A 製品 B 製品列 C 包装品 S 包装フィルムシート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積製品体を包装ラインに沿って搬送
    し、この搬送過程にて、前記集積製品体を包装材により
    包装する集積包装機において、 前記包装ラインよりも下方にそれぞれ規定された上昇位
    置と下降位置との間にて昇降可能であり、且つ、前記下
    降位置にて製品列を受け取る昇降台と、 前記上昇位置に対応した中継レベル位置と前記包装ライ
    ンと同一のレベルの供給レベル位置との間にて上下動可
    能に設けられ、前記中継レベル位置にあるとき、前記昇
    降台の昇降動作により前記上昇位置まで上昇された前記
    製品列を前記昇降台から受け取って保持し、前記製品列
    のための保持面が前記包装ラインに沿って延びる移送ガ
    イドとして形成された可動ホルダと、 前記可動ホルダが前記供給レベル位置にあるとき、前記
    可動ホルダ上の製品列を前記移送ガイドにて案内しなが
    ら、集積製品体として前記包装ラインに向けて押し出す
    プッシャ手段とを具備したことを特徴とする集積包装機
    の製品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記可動ホルダは、前記包装ラインでみ
    て左右一対の回動レール部材からなり、これら回動レー
    ル部材は前記製品列の上昇時、この製品列により上方に
    向け且つ付勢力に抗して回動されることより、前記製品
    列の上昇を許容することを特徴とする請求項1に記載の
    集積包装機の製品供給装置。
  3. 【請求項3】 製品列を昇降台とともに下降位置から上
    昇位置に向けて上昇させ、この後、前記昇降台の下降に
    拘わらず前記上昇位置に対応した中継レベル位置にて前
    記製品列を受け取る1次押上工程と、 前記中継レベル位置から前記製品列を包装ラインと同一
    レベルの供給レベル位置まで上昇させる2次押上工程
    と、 前記供給レベル位置にある前記製品列を集積製品体とし
    て前記包装ラインに向けて押し出す押し出し工程とを具
    備したことを特徴とする集積包装機の製品供給方法。
  4. 【請求項4】 前記2次押上工程が1回実行される間、
    前記1次押上工程は複数回実行され、前記中継位置にて
    製品列が複数段に積み上げられることを特徴とする請求
    項3に記載の集積包装機の製品供給方法。
JP3947097A 1997-02-24 1997-02-24 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法 Pending JPH10236434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3947097A JPH10236434A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3947097A JPH10236434A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236434A true JPH10236434A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12553963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3947097A Pending JPH10236434A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10236434A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021075290A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 株式会社東京自働機械製作所 製品供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021075290A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 株式会社東京自働機械製作所 製品供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060073007A1 (en) Method and apparatus for separating packages of interfolded sheets at high flexibility
JP4747406B2 (ja) 容器供給装置
JPH01156262A (ja) 台上を水平方向に送られる物品を包装するためロール巻き包装材料の所定長を切り取る装置
JP2012214297A (ja) 積層体形成装置
JPH10236434A (ja) 集積包装機の製品供給装置及びその製品供給方法
JP4475129B2 (ja) シート状物品の取り出し装置
JP3236948B2 (ja) 折畳みカートンの取出し開口方法および装置
JP3478956B2 (ja) カートンシートの分離装置
JP3353073B2 (ja) 包装品の半重ね集積装置
JP3735457B2 (ja) 製品供給装置
JP2500874B2 (ja) シ―ト供給装置
JPH10139020A (ja) 上包み包装機
JP2001294359A (ja) シート状物の集積送り出し装置
JPH0858735A (ja) 段ボール箱の製函方法
JP7403283B2 (ja) 製品供給装置
JP3729586B2 (ja) 包装機の包装シート供給装置
CN112297508B (zh) 硬卡纸包装盒自动成形装置及成形方法
JP3564611B2 (ja) 段ボール箱の製函方法
JP7118552B2 (ja) 箱詰め装置
JP4516668B2 (ja) 袋体供給装置
JPS5941897B2 (ja) 連続的に紙シ−トを箱詰めする装置
JPH10139002A (ja) 上包み包装機の包装シート片供給装置
JP2004331202A (ja) 包装袋供給装置及びそれを備えた袋詰装置
JP2004331203A (ja) 包装袋供給装置及びそれを備えた袋詰装置
JP2004331204A (ja) 包装袋供給装置及びそれを備えた袋詰装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02