JPH10231330A - ビニルアルコール系重合体 - Google Patents
ビニルアルコール系重合体Info
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- JPH10231330A JPH10231330A JP5103297A JP5103297A JPH10231330A JP H10231330 A JPH10231330 A JP H10231330A JP 5103297 A JP5103297 A JP 5103297A JP 5103297 A JP5103297 A JP 5103297A JP H10231330 A JPH10231330 A JP H10231330A
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Abstract
い耐水性を発現することができ、例えばセメントアルカ
リ性条件下におけるような苛酷な条件下でも加水分解な
どを生じず、強度やその他の物性を良好に保ち得るビニ
ルアルコール系重合体およびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 下記の一般式(Ia)及び/又は(IIa); 【化1】 (ただし、式中、R1 は水素またはメチル基、R2 およ
びR3 はそれぞれ独立して炭素数1〜8のアルキル基、
R4 は炭素数2〜5のアルキレン基、nは0〜8の整数
を示す。)で表される構造単位を0.01モル%以上の割合
で有し且つ重合度が50〜10000である本発明のビ
ニルアルコール系重合体、その製法により上記の課題が
解決され、前記本発明のビニルアルコール系重合体は酸
で処理することによって、上記した極めて優れた耐水性
を発現する。
Description
るビニルアルコール系重合体およびその製造方法に関す
る。より詳細には、本発明は良好な耐水性を発現するこ
とのできる新規なビニルアルコール系重合体およびその
製造方法に関する。
性などの特性に優れ、また特定のポリビニルアルコール
は水に溶解することから、それらの特性を活かして、合
成繊維、フィルム、経糸糊剤、紙用コーティング剤、接
着剤、バインダー、乳化剤等の各種の分野で従来から汎
用されている。ポリビニルアルコールにおいては、その
水溶性という特性が重要視される分野も多くあるが、そ
の一方で耐水性であることを求める分野も多い。ポリビ
ニルアルコールの耐水化に関しては、従来より数多く提
案されており、例えば、ホルマリン、アセトアルデヒ
ド、グリオキザール、グルタルアルデヒド等のアルデヒ
ド類を用いる方法、ホウ酸化合物を用いる方法、N−メ
チロール尿素、N−メチロールメラミン等を併用する方
法等が知られているが、どれも十分な耐水性を発現する
には至っていないのが現状である。
基を導入して、耐水性を発現させようという試みも行わ
れている。例えば、特公平1−31765号公報には、
N−メチロール基やN−アルコキシメチル基のような架
橋性基を有する耐水性の改善されたポリビニルアルコー
ル樹脂が開示されている。この樹脂は、酸で処理するこ
とによって良好な耐水性を発現するが、耐水性の発現に
要する酸性条件や乾燥温度条件に、厳しい条件が必要で
あるという欠点を有している。また、特開昭56−12
5446号公報には、架橋性基としてアセトアセチル基
を有するポリビニルアルコールが開示されているが、こ
のものは、このポリビニルアルコールを含む溶液の安定
性がよくないという欠点を有している。
来から多くの分野で用いられており、そのようなポリビ
ニルアルコール繊維に対しては耐水性が要求される場合
が多く、特にセメント補強剤として用いられるポリビニ
ルアルコール系繊維には高い耐水性が要求されている。
すなわち、一般的にセメントではその強度を高めるため
に、高温でオートクレーブ養生が行われることが多く、
セメント補強材としてセメント中に混入して用いられる
ポリビニルアルコール系繊維に対しては、高温高湿度の
セメントアルカリ性条件下でも加水分解などが生じない
ような高い耐水性が要求される。そして、特開平3−2
81506号公報には(メタ)アクリルアミド部分にア
セタール基からなる架橋性基を導入したポリビニルアル
コールが開示されており、このポリビニルアルコールは
通常の条件下では極めて優れた耐水性を発現するが、ポ
リビニルアルコール系繊維にしてセメント補強剤に用い
た場合には、高温高湿度のセメントアルカリ性条件下で
(メタ)アクリルアミド部分が加水分解し、架橋が切断
されるため、充分な耐水性を発現しにくい。
耐水性を発現することができ、例えばセメントアルカリ
性条件下におけるような苛酷な条件下でも、充分な耐水
性を発現し得るビニルアルコール系重合体およびその製
造方法を提供するものである。
を達成すべく鋭意検討を重ねてきた。その結果、下記の
一般式(Ia)で表される構造単位および/または一般
式(IIa)で表される構造単位を有する新規なビニルア
ルコール系重合体が、極めて優れた耐水性を発現させる
ことができ、セメントアルカリ性条件下におけるような
苛酷な条件下でも加水分解されないこと、そしてそのビ
ニルアルコール系重合体が、脂肪酸ビニル、下記の一般
式(Ib)で表されるアセタアール系単量体および/ま
たは一般式(IIb)で表されるアセタアール系単量体、
並びに場合によりエチレン性不飽和基を有する他の単量
体を、ラジカル共重合させることによって、円滑に製造
されることを見出して本発明を完成した。
般式(Ib)および一般式(IIb)において、R1 は水
素またはメチル基、R2 およびR3 はそれぞれ独立して
炭素数1〜8のアルキル基、R4 は炭素数2〜5のアル
キレン基、nは0〜8の整数を示す。]
位と共に、下記の一般式(Ia)で表される構造単位お
よび一般式(IIa)で表される構造単位;
びR3 はそれぞれ独立して炭素数1〜8のアルキル基、
R4 は炭素数2〜5のアルキレン基、nは0〜8の整数
を示す。)のうちの少なくとも1種を、全構造単位に基
づいて0.01モル%以上の割合で有し、且つ重合度が
50〜10000であるビニルアルコール系重合体であ
る。
下記の一般式(Ib)で表されるエチレン性不飽和結合
を有するアセタアール系単量体および一般式(IIb)で
表されるエチレン性不飽和結合を有するアセタアール系
単量体;
びR3 はそれぞれ独立して炭素数1〜8のアルキル基、
R4 は炭素数2〜5のアルキレン基、nは0〜8の整数
を示す。)のうちの少なくとも1種を、該アセタアール
系単量体の割合が重合に用いる全単量体の合計量に基づ
いて0.01モル%以上であるようにして用いて、ラジ
カル共重合させた後、アルカリ触媒を用いてケン化する
ことを特徴とする、上記したビニルアルコール系重合体
の製造方法である。
する。上記した一般式(Ia)、一般式(IIa)、一般
式(Ib)および一般式(IIb)において、R1は水素
またはメチル基のいずれの場合にも耐水性を良好に発現
し得るビニルアルコール系重合体を得ることができる。
また、一般式(Ia)および一般式(Ib)において、
R2およびR3は炭素数1〜8のアルキル基であり、具体
的にはメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基を挙げることができ、そのうちでもメチ
ル基またはエチル基であることが好ましい。R2とR3は
同じ基であってもまたは異なる基であってもよい。ま
た、一般式(IIa)および一般式(IIb)において、R
4は炭素数2〜5のアルキレン基であり、具体的にはエ
チレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチル基を挙
げることができ、そのうちでもエチレン基であることが
好ましい。さらに、一般式(Ia)、一般式(IIa)、
一般式(Ib)および一般式(IIb)において、nは0
〜8の整数であり、0〜5の整数であることが好まし
い。
「構造単位(Ia)」という]および一般式(IIa)で
表される構造単位[以下「構造単位(IIa)」という]
の具体例としては、(メタ)アクロレインジメチルアセ
タール、(メタ)アクロレインジエチルアセタール、2
−ビニル−1,3−ジオキソラン、2−イソプロペニル
−1,3−ジオキソラン等の(メタ)アクロレインのア
セタール化物、3−メチル−3−ブテナールジメチルア
セタール、3−メチル−3−ブテナールジエチルアセタ
ール、2−(2−メチル−2−プロペニル)−1,3−
ジオキソラン等のの3−メチル−3−ブテナールのアセ
タール化物、3−ブテナールジメチルアセタール、3−
ブテナールジエチルアセタール、2−(2−プロペニ
ル)−1,3−ジオキソラン等の3−ブテナールのアセ
タール化物、4−ペンテナールジメチルアセタール、4
−ペンテナールジエチルアセタール、2−(3−ブテニ
ル)−1,3−ジオキソラン等の4−ペンテナールのア
セタール化物、5−ヘキセナールジメチルアセタール、
5−ヘキセナールジエチルアセタール、2−(5−ペン
テニル)−1,3−ジオキソラン等の5−ヘキセナール
のアセタール化物、6−ヘプテナールジメチルアセター
ル、6−ヘプテナールジエチルアセタール、2−(6−
ヘキセニル)−1,3−ジオキソラン等の6−ヘプテナ
ールのアセタール化物、7−オクテナールジメチルアセ
タール、7−オクテナールジエチルアセタール、2−
(1−ヘプテニル)−1,3−ジオキソラン等の7−オ
クテナールのアセタール化物等のエチレン性不飽和二重
結合を有する脂肪族アルデヒドのアセタール化物に由来
する構造単位を挙げることができる。本発明のビニルア
ルコール系重合体は、前記した構造単位の1種または2
種以上を有していることができる。しかしながら、構造
単位(Ia)および構造単位(IIa)は前記したものに
限定されず、上記した一般式(Ia)および/または一
般式(IIa)で表される構造単位に包含されるものであ
ればいずれでもよい。
構造単位(Ia)および構造単位(IIa)の含有割合
[構造単位(Ia)と構造単位(IIa)の両方を有する
場合はその合計含有割合]が、ビニルアルコール系重合
体を構成する全構造単位に基づいて、0.01モル%以
上であることが必要である。ビニルアルコール系重合体
における構造単位(Ia)および/または構造単位(II
a)の含有割合が0.01モル%未満であると、目的と
する、高い耐水性を発現し得るビニルアルコール系重合
体が得られなくなる。ビニルアルコール系重合体におけ
る構造単位(Ia)および構造単位(IIa)の含有割合
の上限値は特に制限されないが、ビニルアルコール系重
合体の製膜性、繊維形成能、得られる皮膜や繊維などの
物性などの点から、ビニルアルコール系重合体を構成す
る全構造単位に基づいて20モル%以下であることが好
ましい。したがって、本発明のビニルアルコール系重合
体においては、構造単位(Ia)および/または構造単
位(IIa)の含有割合が0.01〜20モル%であるこ
とが好ましく、0.05〜15モル%であることがより
好ましく、0.1〜12モル%であることが更に好まし
い。
におけるビニルアルコール部分のケン化度については特
に制限されないが、一般に、そのケン化度が50モル%
以上であることが製膜性や繊維形成性などの点から好ま
しく、60モル%以上であることがより好ましく、70
モル%以上であることがさらに好ましい。
ニルアルコール単位、並びに上記した構造単位(Ia)
および構造単位(IIa)のうちの少なくとも1種、およ
び場合によりケン化されずに残っている脂肪酸ビニル単
位を有している。その場合の脂肪酸ビニル単位として
は、例えば、酢酸ビニル、蟻酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニルなどの1種または2種以上に由
来する構造単位を挙げることができ、そのうちでも酢酸
ビニル単位であることが好ましい。
は、本発明の効果を損なわない範囲で、他の共重合可能
なエチレン性不飽和単量体に由来する構造単位を有して
いてもよい。その具体例としては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテンなどのオレフィン類;アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル
酸、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸などの不
飽和酸類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノ
またはジアルキルエステル類;アクリルアミド、炭素数
1〜18のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスル
ホン酸またはその塩、アクリルアミドプロピルジメチル
アミンあるいはその酸塩または4級塩などのアクリルア
ミド類;メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アル
キルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルア
ミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるい
はその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあ
るいはその酸塩またはその4級塩などのメタクリルアミ
ド類;N−ビニルピロリドン,N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルアミド
類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのシア
ン化ビニル類;炭素数1〜18のアルキルビニルエーテ
ル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシア
ルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;トリメトキ
シビニルシランなどのビニルシラン類、酢酸アリル、塩
化アリル、アリルアルコール、ジメチルアリルアルコー
ル、トリメチル−(3−アクリルアミド−3−ジメチル
プロピル)−アンモニウムクロリド、アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸などのエチレン性不飽和
単量体に由来する構造単位を挙げることができる。本発
明のビニルアルコール系重合体は、前記したエチレン性
不飽和単量体に由来する構造単位の1種または2種以上
を有していることができる。前記したエチレン性不飽和
単量体に由来する構造単位の含有量は、ビニルアルコー
ル系重合体の全構造単位に基づいて、10モル%以下で
あることが好ましく、5モル%以下であることがより好
ましく、3モル%以下であることがさらに好ましい。
平均重合度(以下重合度と略記する)は、通常50〜1
0000の範囲から適宜選ばれ、好ましくは80〜50
00であり、さらに好ましくは100〜4000であ
る。ビニルアルコール系重合体の重合度が50〜100
00の範囲から外れると、製膜性や繊維形成性などが低
下する場合がある。ここで、本明細書で言う重合度は、
完全にケン化したビニルアルコール系重合体の極限粘度
[η](単位dl/g)を水中、30℃で測定し、下記
の数式を用いて算出したものを言う。
表す。]
方法としては、脂肪酸ビニル、上記の一般式(Ib)で
表されるエチレン性不飽和結合を有するアセタアール系
単量体[以下「アセタアール系単量体(Ib)」とい
う]および一般式(IIb)で表されるエチレン性不飽和
結合を有するアセタアール系単量体[以下「アセタアー
ル系単量体(IIb)」という]のうちの少なくとも1
種、並びに必要に応じて上記したようなエチレンやその
他のエチレン性不飽和単量体を、アセタアール系単量体
(Ib)および/またはアセタアール系単量体(IIb)
の量[アセタアール系単量体(Ib)とアセタアール系
単量体(IIb)の両方を用いる場合は両者の合計量]
が、重合に用いる全単量体の合計量に基づいて0.01
モル%以上であるようにして、また必要に応じて用いら
れる前記した他のエチレン性不飽和単量体の量が重合に
用いる全単量体の合計量に基づいて好ましくは10モル
%以下であるようにして、ラジカル共重合を行って共重
合体を製造し、該共重合体中の脂肪酸ビニル単位の一部
または全部をアルカリ触媒を用いてケン化する方法が一
般に好ましく採用される。
に際しては、脂肪酸ビニルとして、例えば上記した酢酸
ビニル、蟻酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸
ビニルの1種または2種以上が用いられ、そのうちでも
酢酸ビニルが好ましく用いられる。また、アセタアール
系単量体(Ib)およびアセタアール系単量体(IIb)
としては、本発明のビニルアルコール系重合体における
構造単位(Ia)および構造単位(IIa)を構成し得る
ものとして、上記で挙げたエチレン性不飽和二重結合を
有する脂肪族アルデヒドのアセタール化物であるアセタ
アール系単量体の1種または2種以上を用いることがで
きる。さらに、必要に応じて用い得る他のエチレン性不
飽和単量体としては、本発明のビニルアルコール系重合
体における他の構造単位を構成し得るものとして上記で
挙げたエチレンやその他のエチレン性不飽和単量体の1
種または2種以上を用いることができる。
b)および/またはアセタアール系単量体(IIb)、並
びに必要に応じて用いられる他のエチレン性不飽和単量
体を共重合させる上記したラジカル共重合反応は、従来
公知の方法、例えばバルク重合、溶液重合、乳化重合、
懸濁重合等によって適宜行うことができる。そのうちで
も、メタノール等のアルコール類を溶媒とする溶液重合
は重合が簡便であり便利である。また、高重合度のビニ
ルアルコール系重合体を得たい場合は乳化重合が好まし
く採用される。
開始剤としては、従来既知のアゾ系重合開始剤、過酸化
物系重合開始剤のいずれも使用でき、何ら限定されるも
のではなく、アゾ系重合開始剤の例としては、α,α’
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)などを挙げることができ、過酸化物系重合開始剤の
例としては過酸化ベンゾイル、n−プロピルパーオキシ
カーボネートなどを挙げることができる。重合開始剤の
使用量は、共重合に使用する単量体の量および重合速度
により適宜設定する。また、重合温度については特に制
限はないが、一般には−30〜150℃の範囲が適当で
ある。
合体中の脂肪酸ビニルに由来する構造単位の一部または
全部をケン化することにより、本発明のビニルアルコー
ル系重合体が得られる。その際のケン化触媒としては、
アルカリ触媒が好ましく用いられる。酸触媒を用いてケ
ン化を行うと、得られる重合体が水不溶性となる場合が
多いため好ましくない。ケン化用のアルカリ触媒として
は、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属やアルカリ土類
金属の水酸化物、アンモニア、アミン類等が用いられ
る。ケン化処理は水中で行っても、メタノールやエタノ
ール等の低級アルコール溶媒中で行っても、ジメチルス
ルホキシドなどのようなその他の極性溶媒中で行っても
よく、そのうちでも前記の低級アルコール溶媒中でエス
テル交換法によりケン化することが簡便であり好まし
い。低級アルコール溶媒中でケン化する場合に、40重
量%以下であればアセトン、酢酸メチルエステル、酢酸
エチルエステル、ベンゼン等の溶剤を含有していても、
ケン化反応を円滑に行うことができる。ケン化反応の温
度については特に制限はなく、使用する溶媒の種類など
に応じて調節することができ、例えばメタノール中でケ
ン化を行う場合には、20〜60℃の範囲が適当であ
る。ケン化反応の進行に伴って、ゲル状生成物が析出し
てくる場合には、その時点で生成物を粉砕し、洗浄後、
乾燥することにより、本発明のビニルアルコール系重合
体が得られる。
は、上記した以外の方法、例えば、チオール酢酸、メル
カプトプロピオン酸などのチオール化合物の存在下で、
酢酸ビニルなどの脂肪酸ビニルと共に、アセタアール系
単量体を共重合し、次いでそれをケン化して得られる末
端変性物であってもよい。
ルアルコール系重合体は、それを酸および/または酸性
物質で処理すると、極めて高い耐水性を発現する。その
場合の酸および/または酸性物質の種類は特に制限され
ず、例えば無機酸、有機酸、水中などで酸性を呈する物
質、ビニルアルコール系重合体に付着させて乾燥などを
行った際に酸性物を生ずる物質などを挙げることができ
る。より具体的には、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン酸等の有機スルホン
酸、酢酸、安息香酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン
酸、酒石酸等の有機酸、それ自身は酸ではないが塩化ア
ンモニウム、硫酸アルミニウム、硫酸チタンアンモニウ
ム等の酸性塩類あるいは乾燥時に酸性物質を生じる塩類
等、水中で酸性を呈する顔料などを挙げることができ
る。そのうちでも、前記した鉱酸および/または有機酸
の1種または2種以上が耐水性の発現効果が高く好まし
い。
よび/または酸性物質で処理して耐水性を発現させる際
の処理形態や処理方法などは特に制限されず、例えば、
(1)本発明のビニルアルコール系重合体を適当な溶媒中
に溶解または分散させた液に酸および/または酸性物質
を添加して酸および/または酸性物質を含有するビニル
アルコール系重合体液を調製し、その液を用いて例えば
皮膜や塗膜の形成、各種成形品の製造、各種処理剤の形
成などを行って耐水性の発現した皮膜、塗膜、各種成形
品、各種処理剤などを製造する方法;(2)本発明のビ
ニルアルコール系重合体を用いて皮膜、塗膜、各種成形
品、繊維などを製造した後に酸および/または酸性物質
或いはそれらを含む処理剤を塗布したり、該処理剤中に
浸漬するなどして耐水性を発現させる方法などのいずれ
の方法を採用してもよい。
合体を酸および/または酸性物質で処理して耐水性を発
現させる上記した技術は、塗布後に皮膜の耐水性が要求
される用途において、その効果が顕著に発揮される。そ
の場合に、耐水性を発現させるための酸および/または
酸性物質による処理は、上記したように、皮膜の形成後
に行ってもよいが、本発明のビニルアルコール系重合体
を含む塗工液を塗布する前に、酸および/または酸性物
質を添加して塗工液のpHを酸性として塗工し、乾燥す
ることで、極めて優れた耐水性を有する皮膜を形成させ
ることができる。こうして得られた皮膜は、常温の水に
も、また加熱水にも不溶であるという優れた耐水性を有
している。また、100℃以上の高温のアルカリ性水溶
液中でも不溶であり、一般のポリビニルアルコールのよ
うに耐水性を引き出すために皮膜の熱処理を行う必要も
なく、例えば50℃程度の比較的穏やかな乾燥条件で
も、極めて優れた耐水性が発現される。
たは酸性物質としては、上記で例示した種々の酸および
酸性物質のうちの1種または2種以上を用いることがで
きる。塗工液に添加する酸および/または酸性物質の量
は、その種類などに応じて異なり得るが、一般には、本
発明のビニルアルコール系重合体に対して0.01〜1
0重量%の割合で用いて、塗工液のpHを1〜5、特に
1.5〜4.5に調整することが好ましい。pHが低す
ぎると液の保存安定性が不良となり易く、増粘やゲル化
が起こりやすくなり、また逆にpHが高すぎると、塗布
後の皮膜の耐水性が十分でなくなる場合がある。本発明
のビニルアルコール系重合体並びに酸および/または酸
性物質を含有する塗工液を塗布した後の乾燥温度は、使
用する酸の種類などによって異なり得るが、一般には2
0〜150℃が好ましい。
と酸および/または酸性物質を含有する上記した塗工液
の調製に用いる液体媒体の種類は特に制限されず、例え
ば、水、メタノール、エタノール、プロパノール等のア
ルコール類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド等の有機溶媒、或いはそれらの2種以上か
らなる混合溶媒などを用いることができる。また、塗工
液は、その使用目的や用途などに応じて、従来公知のポ
リビニルアルコール、ポリアクリルアミド等の水溶性合
成高分子、澱粉類、セルロース類、キトサン等の天然水
溶性高分子、酸化澱粉、アミノ基変性澱粉等の変性澱
粉、メチロールメラミン樹脂、ポリアミドエピクロルヒ
ドリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリ尿
素、メラミンまたは尿素とホルマリンとの初期縮合物等
の1種または2種以上を含有していてもよい。さらに、
塗工液は、必要に応じて、グリオキザールなどのアルデ
ヒド類、エチレンジアミン等のジアミン類、ホウ酸、ホ
ウ砂、クレー、タルク、炭カル等の無機材料、各種の染
料、可塑剤、界面活性剤等の添加剤の1種または2種以
上を含有していてもよい。
体は上記した塗工液に限らず、耐水性に優れるフィルム
や繊維などの成形物の製造にも有効に用いることができ
る。成形物の製造法としては、本発明のビニルアルコー
ル系重合体を成形した後に、例えば、酸性浴中を通過さ
せ、乾燥することにより耐水性が著しく向上した成形物
を得ることができる。乾燥温度としては、一般には20
〜150℃が好ましい。その場合に、繊維の製造法とし
ては、何ら限定されるものではないが、例えば、本発明
のビニルアルコール系重合体を必要に応じて通常のポリ
ビニルアルコールと共に、グリセリン、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ブタンジオール等の多価
アルコール類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジエチレントリアミン、水などの1種
または2種以上からなる溶媒に溶解して紡糸原液を調製
し、その紡糸原液を用いて湿式法、乾式法、乾湿式法な
どの任意の方法で紡糸を行い、延伸後に、上記した酸お
よび/または酸性物質を含有する液中に繊維を浸漬する
方法などを挙げることができる。前記したような方法で
得られる耐水性の発現したビニルアルコール系重合体繊
維は極めて高い耐水性を有していることから、高温高湿
のセメントアルカリ条件下での高い耐水性が要求される
セメント補強繊維をはじめとして、各種の工業資材や、
その他の用途に有効に使用することができる。
よび/または酸性物質で処理すると高い耐水性が発現さ
れる理由は明らかではないが、本発明のビニルアルコー
ル系重合体中のアセタール基が酸および/または酸性物
質による触媒作用によって加水分解されアルデヒド基と
なり、さらに乾燥中にこのアルデヒド基とポリビニルア
ルコールの水酸基とが、ケタール結合を形成して架橋す
ることによるものと推定される。
に本発明のビニルアルコール系重合体を酸および/また
は酸性物質で処理して耐水性を発現させたものは、従来
公知のポリビニルアルコールの各種用途に適用可能であ
り、例えば、各種皮膜を形成させるための塗工液の調製
用、繊維製造用、フィルム、シート、パイプ、分離膜な
どの各種成形品の製造用、繊維用糊剤、紙加工剤、接着
剤、エマルジョン用添加剤、エマルジョン重合用乳化安
定剤、懸濁重合用分散剤、顔料分散剤、各種バインダー
用途、感光性樹脂、セメントやモルタルの添加剤等など
の種々の用途に有効に用いることができ、上記したよう
に、特に高温高湿セメントアルカリ条件下で耐水性が必
要とされるポリビニルアルコール系繊維の原料やその添
加剤、高吸水性ポリビニルアルコール系繊維の原料やそ
の添加剤、高耐水架橋性フィルムの原料やその添加剤、
高耐水性紙用表面コート剤の原料やその添加剤等として
極めて有用である。
詳細に説明するが、本発明はそれにより何ら限定されな
い。以下の実施例および比較例において「部」および
「%」は特に断らない限り重量基準を意味する。
ル系重合体中のアセタール含有基、ビニルエステル単
位、ビニルアルコール単位および他のコモノマー単位の
含量は、270MHz1H−NMRにより定量した。1
H−NMR測定時のビニルアルコール系重合体の溶媒は
重水素化DMSOを用いた。
ール系重合体の重合度(粘度平均重合度)は、ケン化度
が99.5モル%未満の場合には、ケン化度99.5モ
ル%以上になるまでケン化したポリビニルアルコールに
ついて、水中、30℃で測定した極限粘度[η](g/
dl)から上記の数式により求めた。
ットルのセパラブルフラスコに酢酸ビニル2800部、
メタノール680部およびアクロレインジエチルアセタ
ール55部を仕込み、60℃に加熱しながら重合系内を
窒素置換した。次にα,α’−アゾビスイソブチロニト
リル1.1部とメタノール20部を加えて60℃で重合
を開始した。4時間後にメタノール1000部を加え、
冷却し重合を停止した。このときの酢酸ビニルの重合率
は41%であった。このものから未反応の酢酸ビニル減
圧留去し、アセタール基を含有するポリ酢酸ビニルの3
5%メタノール溶液を得た。該メタノール溶液500部
にメタノール67.1部と水酸化ナトリウムの濃度10
%のメタノール溶液16.2部を加えて、40℃でケン
化反応を行った。得られたゲル状生成物を粉砕後、メタ
ノールでよく洗浄した後、65℃で8時間乾燥して、ア
セタール基含有ポリビニルアルコール重合体(重合体1
とする)を得た。得られた該重合体の基本構造を表2に
示す。
びその量を変え、また重合時間、ケン化反応時の水酸化
ナトリウムの使用量を変えた以外は合成例1と同様にし
て重合体2〜重合体6を製造した。その際の合成条件を
表1に、また得られた重合体の基本構造を表2に示す。
構造を比較のために表2に示す。
濃度10%の水溶液100部に硫酸を加えてpH3に調
節した。この溶液をポリエチレンテレフタレート製の枠
上に流し、50℃の熱風乾燥機中で4時間乾燥して、厚
み83μmのフィルムを製造した。 (2) 上記(1)で得たフィルムから4×3cmのサ
イズの試験片を切り取り、重量を測定後、105℃の乾
燥機中で3時間乾燥した後、重量測定を行い、乾燥固形
分(S)(%)を求めた。また、別に同サイズのフィル
ムを切り取り重量(W1)(g)を測定し、次いで90
℃の水中に2時間浸漬した後にフィルムを引き上げ、濾
紙で付着水をよくふき取って重量(W2 )(g)を測定
した。さらに、これを105℃で12時間乾燥したとき
の重量(W3)(g)を測定した。前記で測定した重量
から、下記の数式および数式により、重量膨潤度お
よび溶出率を算出して、耐水性の評価を行った。その結
果を下記の表3に示す。表3において、重量膨潤度が小
さいほど、また溶出率の小さいほど、耐水性に優れてい
ることを示す。
130℃のpH13のアルカリ水溶液中(オートクレー
ブ中)でも行い、重量膨潤度と溶出率を上記の数式お
よびによって同様に算出した(この試験を「高温アル
カリ耐水性試験」という)。その結果を下記の表3に示
す。
られた重合体2〜6を用いて、使用する酸を変えた以外
は参考例1と同様にして耐水性試験および高温アルカリ
耐水性試験を実施した。その結果を表3に示す。
た比較重合体1〜6を用いて参考例1と同様にして耐水
性試験および高温アルカリ耐水性試験を実施した。その
結果を表3に示す。
6で得られた本発明のビニルアルコール系重合体は、酸
で処理した場合に極めて高い耐水性を発現し、90℃の
熱水中に浸漬しても良好な強度を保持していて、膨潤が
小さく且つその溶出率が低いこと、そしてそのような優
れた耐水性は、高温アルカリ条件下でも良好に維持され
ることがわかる。それに対して、構造単位(Ia)およ
び/または構造単位(IIa)を有していない比較例1お
よび2の従来公知のポリビニルアルコール、並びにアク
リルアミド系化合物に由来する構造単位を有する比較例
3〜比較例6の従来公知のビニルアルコール系重合体の
場合は、耐水性が低く、90℃の熱水中に浸漬すると溶
解したり、膨潤度や溶出率が高く、特に高温アルカリ条
件下では完全にまたはほぼ完全に溶解してしまうことが
わかる。
位(IIa)を0.01モル%以上の割合で有する本発明
のビニルアルコール系重合体は、耐水性に優れており、
特に酸および/または酸性物質で処理すると極めて高い
耐水性を発現することができ、高温下にあってもその強
度の低下や、膨潤、加水分解が生じない。特に、本発明
のビニルアルコール系重合体を酸および/または酸性物
質で処理したものは、例えばセメントアルカリ性条件下
におけるようなアルカリ条件下でも、加水分解されず、
極めて高い耐水性および耐アルカリ性を有している。そ
して、本発明の製造方法による場合は、上記した優れた
特性を有する本発明のビニルアルコール系重合体を円滑
に製造することができる。
記した優れた特性を活かして、各種用途に有効に使用す
ることができ、例えば、各種皮膜を形成させるための塗
工液の調製用、繊維製造用、フィルム、シート、パイ
プ、分離膜などの各種成形品の製造用、繊維用糊剤、紙
加工剤、接着剤、エマルジョン用添加剤、エマルジョン
重合用乳化安定剤、懸濁重合用分散剤、顔料分散剤、各
種バインダー用途、感光性樹脂、セメントやモルタルの
添加剤等などの種々の用途に有効に用いることができ、
特に高温高湿セメントアルカリ条件下で耐水性が必要と
されるポリビニルアルコール系繊維の原料やその添加
剤、高吸水性ポリビニルアルコール系繊維の原料やその
添加剤、高耐水架橋性フィルムの原料やその添加剤、高
耐水性紙用表面コート剤の原料やその添加剤等として用
いることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ビニルアルコール単位と共に、下記の一
般式(Ia)で表される構造単位および一般式(IIa)
で表される構造単位; 【化1】 (ただし、式中、R1 は水素またはメチル基、R2 およ
びR3 はそれぞれ独立して炭素数1〜8のアルキル基、
R4 は炭素数2〜5のアルキレン基、nは0〜8の整数
を示す。)のうちの少なくとも1種を全構造単位に基づ
いて0.01モル%以上の割合で有し、且つ重合度が5
0〜10000であるビニルアルコール系重合体。 - 【請求項2】 一般式(Ia)で表される構造単位およ
び一般式(IIa)で表される構造単位のうちの少なくと
も1種を、0.01〜20モル%の割合で有することを
特徴とする請求項1記載のビニルアルコール系重合体。 - 【請求項3】 脂肪酸ビニルと共に、下記の一般式(I
b)で表されるエチレン性不飽和結合を有するアセタア
ール系単量体および一般式(IIb)で表されるエチレン
性不飽和結合を有するアセタアール系単量体; 【化2】 (ただし、式中、R1 は水素またはメチル基、R2 およ
びR3 はそれぞれ独立して炭素数1〜8のアルキル基、
R4 は炭素数2〜5のアルキレン基、nは0〜8の整数
を示す。)のうちの少なくとも1種を、該アセタアール
系単量体の割合が重合に用いる全単量体の合計量に基づ
いて0.01モル%以上であるようにして用いて、ラジ
カル共重合させた後、アルカリ触媒を用いてケン化する
ことを特徴とする、請求項1記載のビニルアルコール系
重合体の製造方法。 - 【請求項4】 一般式(Ib)で表されるアセタアール
系単量体および一般式(IIb)で表されるアセタアール
系単量体のうちの少なくとも1種を、脂肪酸ビニルとア
セタアール系単量体の合計量に対して0.01〜20モ
ル%の割合で用いることを特徴とする請求項3記載のビ
ニルアルコール系重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103297A JPH10231330A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ビニルアルコール系重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103297A JPH10231330A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ビニルアルコール系重合体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231330A true JPH10231330A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12875478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5103297A Pending JPH10231330A (ja) | 1997-02-19 | 1997-02-19 | ビニルアルコール系重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256021A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Kuraray Co Ltd | 架橋剤および架橋性重合体 |
WO2016013220A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン |
WO2017002349A1 (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン組成物 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP5103297A patent/JPH10231330A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002256021A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-11 | Kuraray Co Ltd | 架橋剤および架橋性重合体 |
WO2016013220A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン |
JPWO2016013220A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2017-04-27 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン |
WO2017002349A1 (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | 株式会社クラレ | 水性エマルジョン組成物 |
US10844212B2 (en) | 2015-06-30 | 2020-11-24 | Kuraray Co., Ltd. | Aqueous emulsion composition |
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