JPH1023106A - 信号伝送装置、信号伝送システム及び信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送装置、信号伝送システム及び信号伝送方法

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JPH1023106A
JPH1023106A JP8173985A JP17398596A JPH1023106A JP H1023106 A JPH1023106 A JP H1023106A JP 8173985 A JP8173985 A JP 8173985A JP 17398596 A JP17398596 A JP 17398596A JP H1023106 A JPH1023106 A JP H1023106A
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JP
Japan
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signal
data
mode
input
signal transmission
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JP8173985A
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Inventor
Hirokazu Tatara
博和 多々良
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スレーブノードの動作状態をマスタノードに
通知するための信号ラインを設けることなく通知するこ
とが可能で、システム構築コストの低減を図る。 【解決手段】 スレーブ信号伝送装置3の経過判別手段
20は、通常動作モードに切り換えてから所定の時間が
経過したか否かを判別し、通知手段20は、経過判別手
段の判別に基づいて所定の時間が経過した場合にデータ
ライン16の信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常
モードに移行したことをマスタ信号伝送装置2に通知
し、処理判別手段10は、クロック信号生成手段12の
伝送用クロック信号SCLK出力時にデータライン16
の信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、スレーブ
信号伝送装置3がスリープモードから通常モードに移行
したと判別するので、マスタ信号伝送装置2に対しスレ
ーブ信号伝送装置3は、データラインを介して動作モー
ドの移行を通知でき、通知用の信号ラインの増加を抑制
してシステム構築コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号伝送装置、信
号伝送システム及び信号伝送方法に係り、特にマスタノ
ード及びスレーブノードを有するマスタ−スレーブ構造
を有する車両内伝送信号システムに用いられる信号伝送
装置、信号伝送システム及び信号伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の信号伝送システムの主要部
の概要構成ブロック図を示す。信号伝送システム50
は、信号伝送システム50全体の制御を行うマスタノー
ド51と、マスタノード51と通信回線52を介して接
続され、通信状態に応じて通常モードと低消費電力のス
リープモードとを自動的に切り換えるスレーブノード5
3と、を備えて構成されている。
【0003】通信回線52は、マスタノード51からス
レーブノード53に対してデータ送出タイミングを制御
するためのクロック信号SCLKを送信するためのクロ
ックライン54と、スレーブノード53からマスタノー
ド51に対して各種データDを伝送するためのデータラ
イン55と、スレーブノード53の現在の動作モードを
マスタノード51に通知するための報知用信号ライン5
6と、を備えて構成されている。
【0004】スレーブノード53は、各種データが入力
される入力ポート部57を備えて構成されており、入力
ポート部57は、通常の入力ポートとして機能するとと
もに、後述のウェイクアップポートとしても機能する入
力ポートPWUP1、PWUP2と、通常の入力ポートとしての
み機能する入力ポートP1、P2と、を備えて構成されて
いる。
【0005】次に動作を説明する。A) 通常動作時 通常動作時においては、マスタノード51は、クロック
ライン54を介してスレーブノード53に対しクロック
信号SCLKを送出する。
【0006】これによりスレーブノード53は、クロッ
ク信号SCLKの最初の立ち上がりのタイミングで入力
ポート部57のデータを取り込む。そして取り込んだデ
ータをNRZ(Non Return to Zero)のシリアルデータ
に変換してクロック信号SCLKより少し遅らせた送出
用クロック信号を生成し、送出用クロック信号の立ち上
がりに同期させてシリアルデータをデータライン55を
介してマスタノード51に出力する。より具体的には、
24ビットのデータを1フレームのデータとしてデータ
伝送を行い一回のデータ通信を終了し、回路を初期化す
る。
【0007】そして次のクロック信号SCLKがマスタ
ノード51に供給されるまで待機状態となる。スレーブ
ノード53は、入力ポート部57を構成する複数のポー
トのうち、データ入力をトリガとしてスレーブノード5
3の動作モードを低消費電力の動作モードであるスリー
プモードから通常モードに移行させるウェイクアップポ
ートPWUP1、PWUP2が全て非データ入力状態になると、
マスタノード51からのクロック信号が所定時間以上の
間供給されなかったか否かを判別する。
【0008】マスタノード51から所定時間(例えば、
64[msec])以上クロック信号が供給されない状
態が継続すると、スレーブノード53はマイクロプロセ
ッサの発振を停止し、スリープモードに移行する。そし
て、スリープモードに移行したことをマスタノード51
に通知するため、報知用信号ライン56を“H”レベル
から“L”レベルにする。
【0009】この結果、マスタノード51は、報知用信
号ライン56を監視することによりスレーブノード53
がスリープモードに移行したことを知ることができる。B) スリープモード時 1) マスタノード51がウェイクアップさせる場合 マスタノード51がクロックラインを介してスレーブノ
ード53に対して再びクロック信号を送出すると、スレ
ーブノード53のマイクロプロセッサは、クロック信号
の送信を検出し、再び発振を開始する。
【0010】そして、発振が安定すると、通常動作モー
ドに移行したことをマスタノード51に通知するため、
報知用信号ライン56の信号レベルを“L”レベルから
“H”レベルに遷移する。この結果、マスタノード51
は、報知用信号ライン56を監視することによりスレー
ブノード53が通常動作モードに移行したことを知るこ
とができる。
【0011】2) ウェイクアップポート状態によりウ
ェイクアップする場合 ウェイクアップポートPWUP1、PWUP2のうちのいずれか
一つのポートがデータ入力状態になると、スレーブノー
ド53のマイクロプロセッサは、再び発振を開始し、こ
れと同時に通常動作モードに移行したことをマスタノー
ド51に通知するため、報知用信号ライン56を“L”
レベルから“H”レベルに遷移させる。
【0012】この結果、マスタノード51は、報知用信
号ライン56を監視することによりスレーブノード53
が通常動作モードに移行したことを知ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明のように、
上記従来の信号伝送システムにおいては、スレーブノー
ド53の動作状態をマスタノード51側に通知するため
には、データライン55及びクロックライン54以外に
報知用信号ライン56を設ける必要があり、特に多数の
スレーブノードを有する信号伝送システムにおいては、
配線が複雑になるとともに、システムの構築コストも上
昇してしまうという問題点があった。
【0014】そこで、本発明の目的は、スレーブノード
の動作状態をマスタノードに通知するための信号ライン
を設けることなく通知することが可能で、システム構築
コストの低減を図ることが可能な信号伝送装置、信号伝
送システム及び信号伝送方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、データを伝送するためのデ
ータライン及び前記データの伝送用クロック信号が入力
されるクロックラインを介して外部の装置と接続される
とともに、動作状態に応じて通常モードとスリープモー
ドとを切り換えることが可能な信号伝送装置において、
前記伝送用クロック信号の入力の有無を検出するクロッ
ク信号検出手段と、前記クロック信号検出手段の検出結
果に基づいて前記伝送用クロック信号の入力が有る場合
に動作モードを前記スリープモードから前記通常動作モ
ードに切り換える動作モード切換手段と、前記通常動作
モードに切り換えてから所定の時間が経過したか否かを
判別する経過判別手段と、前記経過判別手段の判別に基
づいて前記所定の時間が経過した場合に前記データライ
ンの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モードに
移行したことを前記外部の装置に通知する通知手段と、
を備えて構成する。
【0016】請求項1記載の発明によれば、クロック信
号検出手段は、伝送用クロック信号の入力の有無を検出
し、動作モード切換手段は、クロック信号検出手段の検
出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場合
に動作モードをスリープモードから通常動作モードに切
り換える。
【0017】経過判別手段は、通常動作モードに切り換
えてから所定の時間が経過したか否かを判別し、通知手
段は、経過判別手段の判別に基づいて所定の時間が経過
した場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに遷
移させ、通常モードに移行したことを外部の装置に通知
する。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記信号伝送装置は、当該信号伝送装置全
体を制御する制御手段を有し、前記所定の時間は、前記
制御手段の動作状態が安定するまでに要する時間である
ように構成する。請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の作用に加えて、信号伝送装置の制御手段
は、当該信号伝送装置全体を制御する。
【0019】そして、経過判別手段は、制御手段の動作
状態が安定するまでに要する時間が経過したか否かを判
別する。請求項3記載の発明は、データを伝送するため
のデータライン及び前記データの伝送用クロック信号が
入力されるクロックラインを介して外部の装置と接続さ
れるとともに、複数の入力ポートを介してデータが入力
され、動作状態に応じて通常モードとスリープモードと
を切り換えることが可能な信号伝送装置において、前記
複数の入力ポートを構成する少なくとも一つのウェイク
アップ入力ポートと、いずれかの前記ウェイクアップ入
力ポートに対してデータが入力されているか否かを判別
するデータ入力判別手段と、 前記データ入力判別手段
の判別に基づいて、動作モードを前記スリープモードか
ら前記通常モードに切り換える動作モード切換手段と、
前記データ入力判別手段の判別に基づいて、いずれかの
前記ウェイクアップ入力ポートにデータが入力されてい
る場合に前記データラインの信号レベルを所定レベルに
遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の装置
に通知する通知手段と、を備えて構成する。
【0020】請求項3記載の発明によれば、データ入力
判別手段は、複数の入力ポートを構成する少なくとも一
つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウェ
イクアップ入力ポートに対してデータが入力されている
か否かを判別する。動作モード切換手段は、データ入力
判別手段の判別に基づいて、動作モードをスリープモー
ドから通常モードに切り換える。
【0021】通知手段は、データ入力判別手段の判別に
基づいて、いずれかのウェイクアップ入力ポートにデー
タが入力されている場合にデータラインの信号レベルを
所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを外
部の装置に通知する。請求項4記載の発明は、請求項1
乃至請求項3記載の発明において、前記クロックライン
を介して前記伝送用クロック信号が入力されなくなって
から第2の所定時間が経過した場合に、前記データライ
ンの信号レベルを前記所定レベルとは異なる第2の所定
レベルに遷移させ、前記通常モードから前記スリープモ
ードに移行するスリープモード移行手段を備えて構成す
る。
【0022】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載の発明の作用に加えて、スリープモード
移行手段は、クロックラインを介して伝送用クロック信
号が入力されなくなってから第2の所定時間が経過した
場合に、データラインの信号レベルを所定レベルとは異
なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードからスリ
ープモードに移行する。
【0023】請求項5記載の発明は、データを伝送する
ためのデータライン及び生成した伝送用クロック信号を
出力するクロックラインが接続されたマスタ信号伝送装
置と、前記データライン及び前記クロックラインを介し
て前記マスタ信号伝送装置と接続されるとともに、動作
状態に応じて通常モードとスリープモードとを切り換え
ることが可能なスレーブ信号伝送装置と、を有する信号
伝送システムにおいて、前記マスタ信号伝送装置は、前
記伝送用クロック信号を生成し出力するクロック信号生
成手段と、前記データラインを介して入力される前記デ
ータに基づいて各種処理を行うとともに、前記クロック
信号生成手段が前記伝送用クロック信号を出力している
状態において、前記データラインの信号レベルが所定レ
ベルに遷移した場合に、前記スレーブ信号伝送装置が前
記スリープモードから通常モードに移行したと判別する
処理判別手段と、を備え、前記スレーブ信号伝送装置
は、前記伝送用クロック信号の入力の有無を検出するク
ロック信号検出手段と、前記クロック信号検出手段の検
出結果に基づいて前記伝送用クロック信号の入力が有る
場合に動作モードを前記スリープモードから前記通常動
作モードに切り換える動作モード切換手段と、前記通常
動作モードに切り換えてから所定の時間が経過したか否
かを判別する経過判別手段と、前記経過判別手段の判別
に基づいて前記所定の時間が経過した場合に前記データ
ラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モー
ドに移行したことを前記マスタ信号伝送装置に通知する
通知手段と、を備えて構成する。
【0024】請求項5記載の発明によれば、マスタ信号
伝送装置のクロック信号生成手段は、伝送用クロック信
号を生成しクロックラインを介してスレーブ信号伝送装
置に出力する。また、処理判別手段は、データラインを
介して入力されるデータに基づいて各種処理を行う。
【0025】スレーブ信号伝送装置のクロック信号検出
手段は、伝送用クロック信号の入力の有無を検出し、動
作モード切換手段は、クロック信号検出手段の検出結果
に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場合に動作
モードをスリープモードから通常動作モードに切り換え
る。
【0026】これと並行してスレーブ信号伝送装置の経
過判別手段は、通常動作モードに切り換えてから所定の
時間が経過したか否かを判別し、通知手段は、経過判別
手段の判別に基づいて所定の時間が経過した場合にデー
タラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モ
ードに移行したことをマスタ信号伝送装置に通知する。
【0027】この結果、処理判別手段は、クロック信号
生成手段が伝送用クロック信号を出力している状態にお
いて、データラインの信号レベルが所定レベルに遷移し
た場合に、スレーブ信号伝送装置がスリープモードから
通常モードに移行したと判別する。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記スレーブ信号伝送装置は、当該信号伝
送装置全体を制御する制御手段を有し、前記所定の時間
は、前記制御手段の動作状態が安定するまでに要する時
間であるように構成する。請求項6記載の発明によれ
ば、請求項5記載の発明の作用に加えて、スレーブ信号
伝送装置の制御手段は、当該信号伝送装置全体を制御す
る。
【0029】また、経過判別手段は、制御手段の動作状
態が安定するまでに要する時間が経過したか否かを判別
する。請求項7記載の発明は、データを伝送するための
データライン及び生成した伝送用クロック信号を出力す
るクロックラインが接続されたマスタ信号伝送装置と、
前記データライン及び前記クロックラインを介して前記
マスタ信号伝送装置と接続されるとともに、動作状態に
応じて通常モードとスリープモードとを切り換えること
が可能なスレーブ信号伝送装置と、を有する信号伝送シ
ステムにおいて、前記マスタ信号伝送装置は、前記デー
タラインの信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、
前記スレーブ信号伝送装置が前記スリープモードから通
常モードに移行したと判別する移行判別手段、を備え、
前記スレーブ信号伝送装置は、前記複数の入力ポートを
構成する少なくとも一つのウェイクアップ入力ポート
と、いずれかの前記ウェイクアップ入力ポートに対して
データが入力されているか否かを判別するデータ入力判
別手段と、前記データ入力判別手段の判別に基づいて、
動作モードを前記スリープモードから前記通常モードに
切り換える動作モード切換手段と、前記データ入力判別
手段の判別に基づいて、いずれかの前記ウェイクアップ
入力ポートにデータが入力されている場合に前記データ
ラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モー
ドに移行したことを前記マスタ信号伝送装置に通知する
通知手段と、を備えて構成する。
【0030】請求項8記載の発明は、請求項5乃至請求
項7記載の発明において、前記スレーブ信号伝送装置
は、前記クロックラインを介して前記伝送用クロック信
号が入力されなくなってから第2の所定時間が経過した
場合に、前記データラインの信号レベルを前記所定レベ
ルとは異なる第2の所定レベルに遷移させ、前記通常モ
ードから前記スリープモードに移行するスリープモード
移行手段を備えて構成する。
【0031】請求項8記載の発明によれば、請求項5乃
至請求項7記載の発明の作用に加えて、スレーブ信号伝
送装置のスリープモード移行手段は、クロックラインを
介して伝送用クロック信号が入力されなくなってから第
2の所定時間が経過した場合に、データラインの信号レ
ベルを所定レベルとは異なる第2の所定レベルに遷移さ
せ、通常モードからスリープモードに移行する。
【0032】請求項9記載の発明は、データを伝送する
ためのデータライン及び前記データの伝送用クロック信
号が入力されるクロックラインを介して外部の装置と接
続されるとともに、動作状態に応じて通常モードとスリ
ープモードとを切り換えることが可能な信号伝送装置の
信号伝送方法において、前記伝送用クロック信号の入力
の有無を検出するクロック信号検出工程と、前記クロッ
ク信号検出工程の検出結果に基づいて前記伝送用クロッ
ク信号の入力が有る場合に動作モードを前記スリープモ
ードから前記通常動作モードに切り換える動作モード切
換工程と、前記通常動作モードに切り換えてから所定の
時間が経過したか否かを判別する経過判別工程と、前記
経過判別工程の判別に基づいて前記所定の時間が経過し
た場合に前記データラインの信号レベルを所定レベルに
遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の装置
に通知する通知工程と、を備えて構成する。
【0033】請求項9記載の発明によれば、クロック信
号検出工程は、伝送用クロック信号の入力の有無を検出
する。動作モード切換工程は、クロック信号検出工程の
検出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場
合に動作モードをスリープモードから通常動作モードに
切り換える。
【0034】経過判別工程は、通常動作モードに切り換
えてから所定の時間が経過したか否かを判別する。通知
工程は、経過判別工程の判別に基づいて所定の時間が経
過した場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに
遷移させ、通常モードに移行したことを外部の装置に通
知する。
【0035】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記所定の時間は、前記スリープモード
から前記通常モードに移行する際に前記信号伝送装置の
動作状態が安定するのに要する時間であるように構成す
る。請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発
明の作用に加えて、経過判別工程は、スリープモードか
ら通常モードに移行する際に信号伝送装置の動作状態が
安定するのに要する時間が経過したか否かを判別する。
【0036】請求項11記載の発明は、データを伝送す
るためのデータライン及び前記データの伝送用クロック
信号が入力されるクロックラインを介して外部の装置と
接続されるとともに、複数の入力ポートを介してデータ
が入力され、動作状態に応じて通常モードとスリープモ
ードとを切り換えることが可能な信号伝送装置の信号伝
送方法において、前記複数の入力ポートを構成する少な
くとも一つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれ
かの前記ウェイクアップ入力ポートに対してデータが入
力されているか否かを判別するデータ入力判別工程と、
前記データ入力判別工程の判別に基づいて、動作モード
をスリープモードから通常モードに切り換える動作モー
ド切換工程と、前記データ入力判別工程の判別に基づい
て、いずれかの前記ウェイクアップ入力ポートにデータ
が入力されている場合に前記データラインの信号レベル
を所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを
前記外部の装置に通知する通知工程と、を備えて構成す
る。
【0037】請求項11記載の発明によれば、データ入
力判別工程は、複数の入力ポートを構成する少なくとも
一つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウ
ェイクアップ入力ポートに対してデータが入力されてい
るか否かを判別する。動作モード切換工程は、データ入
力判別工程の判別に基づいて、動作モードをスリープモ
ードから通常モードに切り換える。
【0038】通知工程は、データ入力判別工程の判別に
基づいて、いずれかのウェイクアップ入力ポートにデー
タが入力されている場合にデータラインの信号レベルを
所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを外
部の装置に通知する。請求項12記載の発明は、請求項
9乃至請求項11記載の発明において、前記クロックラ
インを介して前記伝送用クロック信号が入力されなくな
ってから第2の所定時間が経過した場合に、前記データ
ラインの信号レベルを前記所定レベルとは異なる第2の
所定レベルに遷移させ、前記通常モードから前記スリー
プモードに移行するスリープモード移行工程を備えて構
成する。
【0039】請求項12記載の発明によれば、請求項9
乃至請求項11記載の発明の作用に加えて、スリープモ
ード移行工程は、クロックラインを介して伝送用クロッ
ク信号が入力されなくなってから第2の所定時間が経過
した場合に、データラインの信号レベルを所定レベルと
は異なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードから
スリープモードに移行する。
【0040】請求項13記載の発明は、データを伝送す
るためのデータライン及び生成した伝送用クロック信号
を出力するクロックラインが接続され、前記データライ
ンを介して入力される前記データに基づいて各種処理を
行うマスタ信号伝送装置と、前記データライン及び前記
クロックラインを介して前記マスタ信号伝送装置と接続
されるとともに、動作状態に応じて通常モードとスリー
プモードとを切り換えることが可能なスレーブ信号伝送
装置と、を有する信号伝送システムにおける信号伝送方
法において、前記伝送用クロック信号の出力の有無を検
出するクロック信号検出工程と、前記クロック信号検出
工程の検出結果に基づいて前記伝送用クロック信号の入
力が有る場合に前記スレーブ信号装置の動作モードを前
記スリープモードから前記通常動作モードに切り換える
動作モード切換工程と、前記通常動作モードに切り換え
てから所定の時間が経過したか否かを判別する経過判別
工程と、前記経過判別工程の判別に基づいて前記所定の
時間が経過した場合に前記データラインの信号レベルを
所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを前
記マスタ信号伝送装置に通知する通知工程と、前記伝送
用クロック信号が前記クロックラインに出力されている
状態において、前記データラインの信号レベルが所定レ
ベルに遷移した場合に、前記スレーブ信号伝送装置が前
記スリープモードから通常モードに移行したと判別する
処理判別工程と、を備えて構成する。
【0041】請求項13記載の発明によれば、クロック
信号検出工程は、伝送用クロック信号の出力の有無を検
出する。動作モード切換工程は、クロック信号検出工程
の検出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る
場合にスレーブ信号装置の動作モードをスリープモード
から通常動作モードに切り換える。
【0042】経過判別工程は、通常動作モードに切り換
えてから所定の時間が経過したか否かを判別し、通知工
程は、経過判別工程の判別に基づいて所定の時間が経過
した場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに遷
移させ、通常モードに移行したことをマスタ信号伝送装
置に通知する。
【0043】これらと並行して処理判別工程は、伝送用
クロック信号がクロックラインに出力されている状態に
おいて、データラインの信号レベルが所定レベルに遷移
した場合に、スレーブ信号伝送装置がスリープモードか
ら通常モードに移行したと判別する。
【0044】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記所定の時間は、前記スリープモー
ドから前記通常モードに移行する際に前記信号伝送装置
の動作状態が安定するのに要する時間であるように構成
する。請求項14記載の発明によれば、請求項13記載
の発明の作用に加えて、経過判別工程は、スリープモー
ドから通常モードに移行する際に信号伝送装置の動作状
態が安定するのに要する時間が経過したか否かを判別す
る。
【0045】請求項15記載の発明は、データを伝送す
るためのデータライン及び生成した伝送用クロック信号
を出力するクロックラインが接続されたマスタ信号伝送
装置と、前記データライン及び前記クロックラインを介
して前記マスタ信号伝送装置と接続されるとともに、動
作状態に応じて通常モードとスリープモードとを切り換
えることが可能なスレーブ信号伝送装置と、を有する信
号伝送システムにおける信号伝送方法において、前記複
数の入力ポートを構成する少なくとも一つのウェイクア
ップ入力ポートのうち、いずれかの前記ウェイクアップ
入力ポートに対してデータが入力されているか否かを判
別するデータ入力判別工程と、前記データ入力判別手段
の判別に基づいて、動作モードをスリープモードから通
常モードに切り換える動作モード切換工程と、前記デー
タ入力判別工程の判別に基づいて、いずれかの前記ウェ
イクアップ入力ポートにデータが入力されている場合に
前記データラインの信号レベルを所定レベルに遷移さ
せ、通常モードに移行したことを前記マスタ信号伝送装
置に通知する通知工程と、前記データラインの信号レベ
ルが所定レベルに遷移した場合に、前記スレーブ信号伝
送装置が前記スリープモードから通常モードに移行した
と判別する移行判別工程と、を備えて構成する。
【0046】請求項15記載の発明によれば、データ入
力判別工程は、複数の入力ポートを構成する少なくとも
一つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウ
ェイクアップ入力ポートに対してデータが入力されてい
るか否かを判別する。動作モード切換工程は、データ入
力判別工程の判別に基づいて、動作モードをスリープモ
ードから通常モードに切り換える。
【0047】通知工程は、データ入力判別工程の判別に
基づいて、いずれかのウェイクアップ入力ポートにデー
タが入力されている場合にデータラインの信号レベルを
所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことをマ
スタ信号伝送装置に通知する。
【0048】これらと並行して移行判別工程は、データ
ラインの信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、ス
レーブ信号伝送装置がスリープモードから通常モードに
移行したと判別する。請求項16記載の発明は、請求項
13乃至請求項15記載の発明において、前記クロック
ラインを介して前記伝送用クロック信号が入力されなく
なってから第2の所定時間が経過した場合に、前記デー
タラインの信号レベルを前記所定レベルとは異なる第2
の所定レベルに遷移させ、前記通常モードから前記スリ
ープモードに移行するスリープモード移行工程を備えて
構成する。
【0049】請求項16記載の発明によれば、請求項1
3乃至請求項15記載の発明の作用に加えて、スリープ
モード移行工程は、クロックラインを介して伝送用クロ
ック信号が入力されなくなってから第2の所定時間が経
過した場合に、データラインの信号レベルを所定レベル
とは異なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードか
らスリープモードに移行する。
【0050】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に信号伝送システムの主要
部の概要構成ブロック図を示す。信号伝送システム1
は、信号伝送システム1全体の制御を行うマスタノード
2と、マスタノード2と通信回線3を介して接続され、
通信状態に応じて通常モードと低消費電力のスリープモ
ードとを自動的に切り換えるスレーブノード4と、を備
えて構成されている。
【0051】マスタノード2は、図2に示すように、マ
スタノード2全体を制御するマイクロプロセッサ10
と、後述のデータラインを介してスレーブノードから入
力されるデータDを受信し、インタフェース動作を行っ
てマイクロプロセッサ10に出力するデータインタフェ
ース11と、マイクロプロセッサ10の制御下でスレー
ブノードからマスタノードへのデータ送出タイミングを
制御するためのクロック信号SCLKを生成し、通信回
線2を介してスレーブノード4に送出するためのクロッ
ク生成回路12と、を備えて構成されている。
【0052】通信回線3は、マスタノード2からスレー
ブノード4に対してクロック生成回路12が生成したク
ロック信号SCLKを送信するためのクロックライン1
5と、スレーブノード4からマスタノード3に対して各
種データを伝送するとともに、スレーブノード4の現在
の動作モードをマスタノード2に通知するためのデータ
ライン16と、を備えて構成されている。
【0053】スレーブノード4は、図2に示すように、
スレーブノード4全体を制御するマイクロプロセッサ2
0と、複数のポートを有し、各種データが入力される入
力ポート21と、入力ポート部21とマイクロプロセッ
サ20との間のインターフェース動作を行う入力ポート
インターフェース22と、インターフェース動作を行っ
てマイクロプロセッサ20から出力される各種データを
データライン16に出力するデータインターフェース2
3と、を備えて構成されている。
【0054】入力ポート部21は、通常の入力ポートと
して機能するとともに、ウェイクアップポートとしても
機能する入力ポートPWUP1、PWUP2と、通常の入力ポー
トとしてのみ機能する入力ポートP1、P2と、を備えて
構成されている。次に図3及び図4のタイミングチャー
トを参照して動作を説明する。A) 通常動作時 通常動作時においては、マスタノード2のマイクロプロ
セッサ10は、クロック生成回路12を制御してクロッ
ク信号SCLKを生成させ、クロックライン15を介し
てスレーブノード3に対しクロック信号SCLKを送出
する。
【0055】これによりスレーブノード3は、クロック
信号SCLKの最初の立ち上がりのタイミングで入力ポ
ート21のデータを取り込む。そして取り込んだデータ
をNRZのシリアルデータに変換してクロック信号SC
LKより少し遅らせた送出用クロック信号SCLK1を
生成し、送出用クロック信号SCLK1の立ち上がりに
同期させてシリアルデータであるデータDをデータライ
ン16を介してマスタノード2に出力する。
【0056】より具体的には、図5に示すように、24
ビットのデータを1フレームのデータとしてデータ伝送
を行い一回のデータ通信を終了し、データインターフェ
ース23を初期化する。そして次のクロック信号SCL
Kがマスタノード2から供給されるまで待機状態とな
る。
【0057】スレーブノード3のマイクロプロセッサ2
0は、入力ポートインターフェース22を介して入力ポ
ート部21を監視し、入力ポート部21を構成する複数
の入力ポートのうちからウェイクアップポートとして機
能する入力ポートPWUP1、PWUP2が全て非入力状態にな
ると、マスタノード15からのクロック信号SCLKが
所定時間以上の間供給されなかったか否かを判別する。
【0058】マスタノード15から所定時間(例えば、
64[msec])以上クロック信号が供給されない状
態が継続すると、スレーブノード3のマイクロプロセッ
サ20は自己の発振を停止し、低消費電力の動作モード
であるスリープモードに移行する。
【0059】このとき、データライン16が“H”レベ
ルである場合には、スリープモードに移行したことをマ
スタノード2に通知するため、データライン16を
“L”レベルに遷移させる。この結果、マスタノード2
は、データインターフェース11を介してデータライン
16の信号レベルが“L”レベルに遷移したことを検出
してスレーブノード3がスリープモードに移行したこと
を知ることとなる。B) スリープモード時 次にスリープモードにあるスレーブノード3を通常モー
ドに移行させる場合の動作について説明する。
【0060】スリープモードにあるスレーブノード3を
通常モードに移行させる方法としては、マスタノード2
側からスレーブノード3を強制的に移行させる(ウェイ
クアップさせる)方法と、入力ポートのウェイクアップ
ポートにデータが入力したことをスレーブノード3が自
ら検知して移行する(ウェイクアップする)方法とがあ
る。
【0061】以下、順次説明する。 1) マスタノードがウェイクアップさせる場合 まず、マスタノード2のマイクロプロセッサ10は、ク
ロック生成回路12を制御して、クロック信号SCLK
を生成させ、クロックライン15を介してスレーブノー
ド3に対して再びクロック信号SCLKを送出する。
【0062】これにより、スレーブノード3のマイクロ
プロセッサ20は、クロック信号SCLKが“L”レベ
ルから“H”レベルに遷移したことを検出して、クロッ
ク信号SCLKの送信を検出し、再び発振を開始する
(図3、時刻t1参照)。このマイクロプロセッサ20
の発振動作と並行して、ウェイクアップポートとして機
能する入力ポートPWUP1、PWUP2のいずれか一つの入力
ポートがデータ入力状態に遷移したとすると(図3、時
刻t2参照)、マイクロプロセッサ20が発振を開始し
てから発振状態が安定するために必要な時間が経過する
時刻t3(図3参照)にデータライン16を“L”レベ
ルから“H”レベルに遷移させる。
【0063】この結果、マスタノード2のマイクロプロ
セッサ10はデータインターフェース11を介してデー
タライン16を監視し、その信号レベルが“H”レベル
に遷移したことを検出することによりスレーブノード3
が通常動作モードに移行したことを知ることができ、以
後は通常の通信動作に移行することとなる。
【0064】2) ウェイクアップポートの状態により
ウェイクアップする場合 入力ポート部21を構成する複数の入力ポートのうちか
らウェイクアップポートとして機能する入力ポートPWU
P1、PWUP2のうちのいずれか一つのポートがデータ入力
状態に遷移したとすると、スレーブノード3のマイクロ
プロセッサ20は、入力ポートインターフェース22を
介して、データが入力されていることを検出する(図
4、時刻t10参照)。
【0065】この検出と同時に、スレーブノード3のマ
イクロプロセッサ20は、再び発振を開始するととも
に、データライン16を“L”レベルから“H”レベル
に遷移させる。この結果、マスタノード2のマイクロプ
ロセッサ10はデータインターフェース11を介してデ
ータライン16を監視し、その信号レベルが“H”レベ
ルに遷移したことを検出することによりスレーブノード
3が通常動作モードに移行したことを知ることができ、
以後は通常の通信動作に移行することとなる。
【0066】以上の説明のように、本実施形態によれ
ば、スレーブノードの動作状態をマスタノード側に通知
するためには、データライン及びクロックライン以外に
報知用の信号ラインを設ける必要がなく、特に多数のス
レーブノードを有する信号伝送システムにおいても、配
線が複雑になることもなく、システムの構築コストを低
減することができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、クロック
信号検出手段は、伝送用クロック信号の入力の有無を検
出し、動作モード切換手段は、クロック信号検出手段の
検出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場
合に動作モードをスリープモードから通常動作モードに
切り換え、経過判別手段は、通常動作モードに切り換え
てから所定の時間が経過したか否かを判別し、通知手段
は、経過判別手段の判別に基づいて所定の時間が経過し
た場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに遷移
させ、通常モードに移行したことを外部の装置に通知す
るので、データラインを介して動作モードの移行を外部
装置に通知することができ、動作移行を通知するための
信号ラインを別個に設ける必要がない。
【0068】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、信号伝送装置の制御手段は、
当該信号伝送装置全体を制御し、経過判別手段は、制御
手段の動作状態が安定するまでに要する時間が経過した
か否かを判別するので、確実に制御手段が通常モードに
おいて安定動作状態に移行してから通知することがで
き、確実に信号伝送を行うことができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、データ入力
判別手段は、複数の入力ポートを構成する少なくとも一
つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウェ
イクアップ入力ポートに対してデータが入力されている
か否かを判別し、動作モード切換手段は、データ入力判
別手段の判別に基づいて、いずれかのウェイクアップ入
力ポートにデータが入力されている場合に、動作モード
を前記スリープモードから前記通常モードに切り換え、
通知手段は、データラインの信号レベルを所定レベルに
遷移させ、通常モードに移行したことを外部の装置に通
知するので、ウェイクアップ入力ポートにデータが入力
することにより。動作モードが通常モードに移行すると
同時に、その旨がデータラインを介して外部の装置に直
ちに通知されることとなる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3記載の発明の効果に加えて、スリープモード
移行手段は、クロックラインを介して伝送用クロック信
号が入力されなくなってから第2の所定時間が経過した
場合に、データラインの信号レベルを所定レベルとは異
なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードからスリ
ープモードに移行させ、スリープモードに移行したこと
を外部の装置に通知するので、データラインを介して動
作モードの移行を外部装置に通知することができ、動作
移行を通知するための信号ラインを別個に設ける必要が
ない。
【0071】請求項5記載の発明によれば、マスタ信号
伝送装置のクロック信号生成手段は、伝送用クロック信
号を生成しクロックラインを介してスレーブ信号伝送装
置に出力し、処理判別手段は、データラインを介して入
力されるデータに基づいて各種処理を行い、スレーブ信
号伝送装置のクロック信号検出手段は、伝送用クロック
信号の入力の有無を検出し、動作モード切換手段は、ク
ロック信号検出手段の検出結果に基づいて伝送用クロッ
ク信号の入力が有る場合に動作モードをスリープモード
から通常動作モードに切り換える。
【0072】これらと並行してスレーブ信号伝送装置の
経過判別手段は、通常動作モードに切り換えてから所定
の時間が経過したか否かを判別し、通知手段は、経過判
別手段の判別に基づいて所定の時間が経過した場合にデ
ータラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常
モードに移行したことをマスタ信号伝送装置に通知し、
処理判別手段は、クロック信号生成手段が伝送用クロッ
ク信号を出力している状態において、データラインの信
号レベルが所定レベルに遷移した場合に、スレーブ信号
伝送装置がスリープモードから通常モードに移行したと
判別するので、マスタ信号伝送装置に対しスレーブ信号
伝送装置は、データラインを介して動作モードがスリー
プモードから通常モードに移行したことを通知すること
ができ、通知用の信号ラインを新たに設ける必要が無
く、信号線の増加を抑制し、システム構築コストを低減
することができる。
【0073】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の効果に加えて、スレーブ信号伝送装置の制御
手段は、当該信号伝送装置全体を制御し、経過判別手段
は、制御手段の動作状態が安定するまでに要する時間が
経過したか否かを判別するので、制御手段が確実に安定
動作状態に移行してから、すなわち、確実にスレーブ信
号伝送装置が通常モードに移行してからその旨を通知す
ることができ、確実に信号伝送を行うことができる。
【0074】請求項7記載の発明によれば、スレーブ信
号伝送装置のデータ入力判別手段は、複数の入力ポート
を構成する少なくとも一つのウェイクアップ入力ポート
のうち、いずれかのウェイクアップ入力ポートに対して
データが入力されているか否かを判別し、動作モード切
換手段は、データ入力判別手段の判別に基づいて動作モ
ードをスリープモードから通常モードに切り換え、通知
手段は、データ入力判別手段の判別に基づいて、いずれ
かのウェイクアップ入力ポートにデータが入力されてい
る場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに遷移
させ、通常モードに移行したことをマスタ信号伝送装置
に通知し、マスタ信号伝送装置の移行判別手段は、デー
タラインの信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、
スレーブ信号伝送装置がスリープモードから通常モード
に移行したと判別するので、動作モード通知のための信
号ラインを設けることなく、スレーブ信号伝送装置は、
確実にマスタ信号伝送装置に通常動作モードに移行した
ことを通知することができ、確実に信号伝送を行うこと
が可能となる。
【0075】請求項8記載の発明によれば、請求項5乃
至請求項7記載の発明の効果に加えて、スレーブ信号伝
送装置のスリープモード移行手段は、クロックラインを
介して伝送用クロック信号が入力されなくなってから第
2の所定時間が経過した場合に、データラインの信号レ
ベルを所定レベルとは異なる第2の所定レベルに遷移さ
せ、通常モードから前記スリープモードに移行させ、ス
リープモードに移行したことをマスタ信号伝送装置に通
知するので、データラインを介して動作モードの移行を
マスタ信号伝送装置に通知することができ、動作移行を
通知するための信号ラインを別個に設ける必要がない。
【0076】請求項9記載の発明によれば、クロック信
号検出工程は、伝送用クロック信号の入力の有無を検出
し、動作モード切換工程は、クロック信号検出工程の検
出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場合
に動作モードをスリープモードから通常動作モードに切
り換え、経過判別工程は、通常動作モードに切り換えて
から所定の時間が経過したか否かを判別し、通知工程
は、経過判別工程の判別に基づいて所定の時間が経過し
た場合にデータラインの信号レベルを所定レベルに遷移
させ、通常モードに移行したことを外部の装置に通知す
るので、動作モード通知のための信号ラインを増加する
ことなく、データラインを介して確実に外部の装置に対
して通常動作モードに移行したことを通知できるととも
に、確実な信号伝送を行うことができる。
【0077】請求項10記載の発明によれば、請求項7
記載の発明の効果に加えて、経過判別工程は、スリープ
モードから通常モードに移行する際に信号伝送装置の動
作状態が安定するのに要する時間が経過したか否かを判
別するので、信号伝送装置が確実に通常モードに移行し
たことを判別することができ、確実な信号伝送を行うこ
とができる。
【0078】請求項11記載の発明によれば、データ入
力判別工程は、複数の入力ポートを構成する少なくとも
一つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウ
ェイクアップ入力ポートに対してデータが入力されてい
るか否かを判別するし、動作モード切替工程は、データ
入力判別工程の判別に基づいて、動作モードをスリープ
モードから通常モードに切り換え、通知工程は、データ
入力判別工程の判別に基づいて、いずれかのウェイクア
ップ入力ポートにデータが入力されている場合にデータ
ラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モー
ドに移行したことを外部の装置に通知するので、動作モ
ード通知のための信号ラインを増加することなく、確実
に外部の装置に通常動作モードに移行したことを通知す
ることができる。
【0079】請求項12記載の発明によれば、請求項9
乃至請求項11記載の発明の効果に加えて、スリープモ
ード移行工程は、クロックラインを介して伝送用クロッ
ク信号が入力されなくなってから第2の所定時間が経過
した場合に、データラインの信号レベルを所定レベルと
は異なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードから
スリープモードに移行させ、スリープモードに移行した
ことを外部の装置に通知するので、データラインを介し
て動作モードの移行を通知することができ、動作移行を
通知するための信号ラインを別個に設ける必要がない。
【0080】請求項13記載の発明によれば、クロック
信号検出工程は、伝送用クロック信号の出力の有無を検
出し、動作モード切換工程は、クロック信号検出工程の
検出結果に基づいて伝送用クロック信号の入力が有る場
合にスレーブ信号装置の動作モードをスリープモードか
ら通常動作モードに切り換え、経過判別工程は、通常動
作モードに切り換えてから所定の時間が経過したか否か
を判別し、通知工程は、経過判別工程の判別に基づいて
所定の時間が経過した場合にデータラインの信号レベル
を所定レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを
マスタ信号伝送装置に通知する。
【0081】これらと並行して処理判別工程は、伝送用
クロック信号がクロックラインに出力されている状態に
おいて、データラインの信号レベルが所定レベルに遷移
した場合に、スレーブ信号伝送装置がスリープモードか
ら通常モードに移行したと判別するので、伝送用クロッ
クによりスレーブ信号伝送装置を確実に通常モードに移
行させることができるとともに、マスタ信号伝送装置
は、データラインを介しスレーブ信号伝送装置の動作状
態を把握することができ、信号ラインの増加を抑制する
とともに、信号伝送を確実に行うことができる。
【0082】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の発明の効果に加えて、経過判別工程は、スリー
プモードから通常モードに移行する際に信号伝送装置の
動作状態が安定するのに要する時間が経過したか否かを
判別するので、信号伝送装置が確実に安定し、信号伝送
動作を確実に行うことができる。
【0083】請求項15記載の発明によれば、データ入
力判別工程は、複数の入力ポートを構成する少なくとも
一つのウェイクアップ入力ポートのうち、いずれかのウ
ェイクアップ入力ポートに対してデータが入力されてい
るか否かを判別し、動作モード切換工程は、記データ入
力判別工程の判別に基づいて、動作モードをスリープモ
ードから通常モードに切り換え、通知工程は、データ入
力判別工程の判別に基づいて、いずれかのウェイクアッ
プ入力ポートにデータが入力されている場合にデータラ
インの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モード
に移行したことをマスタ信号伝送装置に通知する。
【0084】これらと並行して移行判別工程は、データ
ラインの信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、ス
レーブ信号伝送装置がスリープモードから通常モードに
移行したと判別するので、マスタ信号伝送装置は、デー
タラインを介してスレーブ信号伝送装置の動作状態を把
握することができ、信号ラインの増加を抑制するととも
に、信号伝送を確実に行うことができる。
【0085】請求項16記載の発明によれば、請求項1
3乃至請求項15記載の発明の効果に加えて、スリープ
モード移行工程は、クロックラインを介して伝送用クロ
ック信号が入力されなくなってから第2の所定時間が経
過した場合に、データラインの信号レベルを所定レベル
とは異なる第2の所定レベルに遷移させ、通常モードか
らスリープモードに移行させ、スリープモードに移行し
たことを外部の装置に通知するので、データラインを介
して動作モードの移行を通知することができ、動作移行
を通知するための信号ラインを別個に設ける必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の信号伝送システムの概要構成ブロッ
ク図である。
【図2】実施形態の信号伝送システムの詳細構成ブロッ
ク図である。
【図3】実施形態の動作タイミングチャート(その1)
である。
【図4】実施形態の動作タイミングチャート(その2)
である。
【図5】データ送出におけるタイミングチャートであ
る。
【図6】従来の信号伝送システムの概要構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 信号伝送システム 2 マスタノード 3 通信回線 4 スレーブノード 10 マイクロプロセッサ 11 データインターフェース 12 クロック生成回路 15 クロックライン 16 データライン 20 マイクロプロセッサ 21 入力ポート部 22 入力ポートインターフェース 23 データインターフェース D データ SCLK クロック信号 P1、P2、PWUP1、PWUP2 入力ポート

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを伝送するためのデータライン及
    び前記データの伝送用クロック信号が入力されるクロッ
    クラインを介して外部の装置と接続されるとともに、動
    作状態に応じて通常モードとスリープモードとを切り換
    えることが可能な信号伝送装置において、 前記伝送用クロック信号の入力の有無を検出するクロッ
    ク信号検出手段と、 前記クロック信号検出手段の検出結果に基づいて前記伝
    送用クロック信号の入力が有る場合に動作モードを前記
    スリープモードから前記通常動作モードに切り換える動
    作モード切換手段と、 前記通常動作モードに切り換えてから所定の時間が経過
    したか否かを判別する経過判別手段と、 前記経過判別手段の判別に基づいて前記所定の時間が経
    過した場合に前記データラインの信号レベルを所定レベ
    ルに遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の
    装置に通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の信号伝送装置において、 前記信号伝送装置は、当該信号伝送装置全体を制御する
    制御手段を有し、 前記所定の時間は、前記制御手段の動作状態が安定する
    までに要する時間であることを特徴とする信号伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 データを伝送するためのデータライン及
    び前記データの伝送用クロック信号が入力されるクロッ
    クラインを介して外部の装置と接続されるとともに、複
    数の入力ポートを介してデータが入力され、動作状態に
    応じて通常モードとスリープモードとを切り換えること
    が可能な信号伝送装置において、 前記複数の入力ポートを構成する少なくとも一つのウェ
    イクアップ入力ポートと、 いずれかの前記ウェイクアップ入力ポートに対してデー
    タが入力されているか否かを判別するデータ入力判別手
    段と、 前記データ入力判別手段の判別に基づいて、動作モード
    を前記スリープモードから前記通常モードに切り換える
    動作モード切換手段と、 前記データ入力判別手段の判別に基づいて、いずれかの
    前記ウェイクアップ入力ポートにデータが入力されてい
    る場合に前記データラインの信号レベルを所定レベルに
    遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の装置
    に通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載の信号伝送装
    置において、 前記クロックラインを介して前記伝送用クロック信号が
    入力されなくなってから第2の所定時間が経過した場合
    に、前記データラインの信号レベルを前記所定レベルと
    は異なる第2の所定レベルに遷移させ、前記通常モード
    から前記スリープモードに移行するスリープモード移行
    手段を備えたことを特徴とする信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 データを伝送するためのデータライン及
    び生成した伝送用クロック信号を出力するクロックライ
    ンが接続されたマスタ信号伝送装置と、前記データライ
    ン及び前記クロックラインを介して前記マスタ信号伝送
    装置と接続されるとともに、動作状態に応じて通常モー
    ドとスリープモードとを切り換えることが可能なスレー
    ブ信号伝送装置と、を有する信号伝送システムにおい
    て、 前記マスタ信号伝送装置は、前記伝送用クロック信号を
    生成し出力するクロック信号生成手段と、前記データラ
    インを介して入力される前記データに基づいて各種処理
    を行うとともに、前記クロック信号生成手段が前記伝送
    用クロック信号を出力している状態において、前記デー
    タラインの信号レベルが所定レベルに遷移した場合に、
    前記スレーブ信号伝送装置が前記スリープモードから通
    常モードに移行したと判別する処理判別手段と、を備
    え、 前記スレーブ信号伝送装置は、前記伝送用クロック信号
    の入力の有無を検出するクロック信号検出手段と、前記
    クロック信号検出手段の検出結果に基づいて前記伝送用
    クロック信号の入力が有る場合に動作モードを前記スリ
    ープモードから前記通常動作モードに切り換える動作モ
    ード切換手段と、前記通常動作モードに切り換えてから
    所定の時間が経過したか否かを判別する経過判別手段
    と、前記経過判別手段の判別に基づいて前記所定の時間
    が経過した場合に前記データラインの信号レベルを所定
    レベルに遷移させ、通常モードに移行したことを前記マ
    スタ信号伝送装置に通知する通知手段と、 を備えたことを特徴とする信号伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の信号伝送システムにおい
    て、 前記スレーブ信号伝送装置は、当該信号伝送装置全体を
    制御する制御手段を有し、 前記所定の時間は、前記制御手段の動作状態が安定する
    までに要する時間であることを特徴とする信号伝送シス
    テム。
  7. 【請求項7】 データを伝送するためのデータライン及
    び生成した伝送用クロック信号を出力するクロックライ
    ンが接続されたマスタ信号伝送装置と、前記データライ
    ン及び前記クロックラインを介して前記マスタ信号伝送
    装置と接続されるとともに、動作状態に応じて通常モー
    ドとスリープモードとを切り換えることが可能なスレー
    ブ信号伝送装置と、を有する信号伝送システムにおい
    て、 前記マスタ信号伝送装置は、前記データラインの信号レ
    ベルが所定レベルに遷移した場合に、前記スレーブ信号
    伝送装置が前記スリープモードから通常モードに移行し
    たと判別する移行判別手段、を備え、 前記スレーブ信号伝送装置は、前記複数の入力ポートを
    構成する少なくとも一つのウェイクアップ入力ポート
    と、いずれかの前記ウェイクアップ入力ポートに対して
    データが入力されているか否かを判別するデータ入力判
    別手段と、前記データ入力判別手段の判別に基づいて、
    動作モードを前記スリープモードから前記通常モードに
    切り換える動作モード切換手段と、前記データ入力判別
    手段の判別に基づいて、いずれかの前記ウェイクアップ
    入力ポートにデータが入力されている場合に前記データ
    ラインの信号レベルを所定レベルに遷移させ、通常モー
    ドに移行したことを前記マスタ信号伝送装置に通知する
    通知手段と、 を備えたことを特徴とする信号伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7記載の信号伝送シ
    ステムにおいて、 前記スレーブ信号伝送装置は、前記クロックラインを介
    して前記伝送用クロック信号が入力されなくなってから
    第2の所定時間が経過した場合に、前記データラインの
    信号レベルを前記所定レベルとは異なる第2の所定レベ
    ルに遷移させ、前記通常モードから前記スリープモード
    に移行するスリープモード移行手段を備えたことを特徴
    とする信号伝送システム。
  9. 【請求項9】 データを伝送するためのデータライン及
    び前記データの伝送用クロック信号が入力されるクロッ
    クラインを介して外部の装置と接続されるとともに、動
    作状態に応じて通常モードとスリープモードとを切り換
    えることが可能な信号伝送装置の信号伝送方法におい
    て、 前記伝送用クロック信号の入力の有無を検出するクロッ
    ク信号検出工程と、 前記クロック信号検出工程の検出結果に基づいて前記伝
    送用クロック信号の入力が有る場合に動作モードを前記
    スリープモードから前記通常動作モードに切り換える動
    作モード切換工程と、 前記通常動作モードに切り換えてから所定の時間が経過
    したか否かを判別する経過判別工程と、 前記経過判別工程の判別に基づいて前記所定の時間が経
    過した場合に前記データラインの信号レベルを所定レベ
    ルに遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の
    装置に通知する通知工程と、 を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の信号伝送方法におい
    て、 前記所定の時間は、前記スリープモードから前記通常モ
    ードに移行する際に前記信号伝送装置の動作状態が安定
    するのに要する時間であることを特徴とする信号伝送方
    法。
  11. 【請求項11】 データを伝送するためのデータライン
    及び前記データの伝送用クロック信号が入力されるクロ
    ックラインを介して外部の装置と接続されるとともに、
    複数の入力ポートを介してデータが入力され、動作状態
    に応じて通常モードとスリープモードとを切り換えるこ
    とが可能な信号伝送装置の信号伝送方法において、 前記複数の入力ポートを構成する少なくとも一つのウェ
    イクアップ入力ポートのうち、いずれかの前記ウェイク
    アップ入力ポートに対してデータが入力されているか否
    かを判別するデータ入力判別工程と、 前記データ入力判別工程の判別に基づいて、動作モード
    をスリープモードから通常モードに切り換える動作モー
    ド切換工程と、 前記データ入力判別工程の判別に基づいて、いずれかの
    前記ウェイクアップ入力ポートにデータが入力されてい
    る場合に前記データラインの信号レベルを所定レベルに
    遷移させ、通常モードに移行したことを前記外部の装置
    に通知する通知工程と、 を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至請求項11記載の信号伝
    送方法において、 前記クロックラインを介して前記伝送用クロック信号が
    入力されなくなってから第2の所定時間が経過した場合
    に、前記データラインの信号レベルを前記所定レベルと
    は異なる第2の所定レベルに遷移させ、前記通常モード
    から前記スリープモードに移行するスリープモード移行
    工程を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  13. 【請求項13】 データを伝送するためのデータライン
    及び生成した伝送用クロック信号を出力するクロックラ
    インが接続され、前記データラインを介して入力される
    前記データに基づいて各種処理を行うマスタ信号伝送装
    置と、前記データライン及び前記クロックラインを介し
    て前記マスタ信号伝送装置と接続されるとともに、動作
    状態に応じて通常モードとスリープモードとを切り換え
    ることが可能なスレーブ信号伝送装置と、を有する信号
    伝送システムにおける信号伝送方法において、 前記伝送用クロック信号の出力の有無を検出するクロッ
    ク信号検出工程と、 前記クロック信号検出工程の検出結果に基づいて前記伝
    送用クロック信号の入力が有る場合に前記スレーブ信号
    装置の動作モードを前記スリープモードから前記通常動
    作モードに切り換える動作モード切換工程と、 前記通常動作モードに切り換えてから所定の時間が経過
    したか否かを判別する経過判別工程と、 前記経過判別工程の判別に基づいて前記所定の時間が経
    過した場合に前記データラインの信号レベルを所定レベ
    ルに遷移させ、通常モードに移行したことを前記マスタ
    信号伝送装置に通知する通知工程と、 前記伝送用クロック信号が前記クロックラインに出力さ
    れている状態において、前記データラインの信号レベル
    が所定レベルに遷移した場合に、前記スレーブ信号伝送
    装置が前記スリープモードから通常モードに移行したと
    判別する処理判別工程と、 を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の信号伝送方法におい
    て、 前記所定の時間は、前記スリープモードから前記通常モ
    ードに移行する際に前記信号伝送装置の動作状態が安定
    するのに要する時間であることを特徴とする信号伝送方
    法。
  15. 【請求項15】 データを伝送するためのデータライン
    及び生成した伝送用クロック信号を出力するクロックラ
    インが接続されたマスタ信号伝送装置と、前記データラ
    イン及び前記クロックラインを介して前記マスタ信号伝
    送装置と接続されるとともに、動作状態に応じて通常モ
    ードとスリープモードとを切り換えることが可能なスレ
    ーブ信号伝送装置と、を有する信号伝送システムにおけ
    る信号伝送方法において、 前記複数の入力ポートを構成する少なくとも一つのウェ
    イクアップ入力ポートのうち、いずれかの前記ウェイク
    アップ入力ポートに対してデータが入力されているか否
    かを判別するデータ入力判別工程と、 前記データ入力判別工程の判別に基づいて、動作モード
    をスリープモードから通常モードに切り換える動作モー
    ド切換工程と、 前記データ入力判別工程の判別に基づいて、いずれかの
    前記ウェイクアップ入力ポートにデータが入力されてい
    る場合に前記データラインの信号レベルを所定レベルに
    遷移させ、通常モードに移行したことを前記マスタ信号
    伝送装置に通知する通知工程と、 前記データラインの信号レベルが所定レベルに遷移した
    場合に、前記スレーブ信号伝送装置が前記スリープモー
    ドから通常モードに移行したと判別する移行判別工程
    と、 を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至請求項15記載の信号
    伝送方法において、 前記クロックラインを介して前記伝送用クロック信号が
    入力されなくなってから第2の所定時間が経過した場合
    に、前記データラインの信号レベルを前記所定レベルと
    は異なる第2の所定レベルに遷移させ、前記通常モード
    から前記スリープモードに移行するスリープモード移行
    工程を備えたことを特徴とする信号伝送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064349A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置

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WO2015064349A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
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