JPH10227281A - 斜板式圧縮機 - Google Patents
斜板式圧縮機Info
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- JPH10227281A JPH10227281A JP9343319A JP34331997A JPH10227281A JP H10227281 A JPH10227281 A JP H10227281A JP 9343319 A JP9343319 A JP 9343319A JP 34331997 A JP34331997 A JP 34331997A JP H10227281 A JPH10227281 A JP H10227281A
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- swash plate
- drive shaft
- oil
- housing
- thrust
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/109—Lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1063—Actuating-element bearing means or driving-axis bearing means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油を安定して軸シール部へ供給するこ
と。 【解決手段】 フロントハウジング２０にはクランク室
１５と駆動軸３の軸回りとに貫通させた油通路２０ａを
有し、前記駆動軸３の回転により前記クランク室１５の
潤滑油をかき上げて前記駆動軸３に前記油通路２０ａを
通して前記潤滑油を供給するように前記油通路２０ａの
入口部分に前記潤滑油を受ける油留まり手段１９を設け
た。油留まり手段１９は、前記第１のスラストレース２
０１ｂ´の一部と前記油受溝２０ｇとによって構成され
ている。
と。 【解決手段】 フロントハウジング２０にはクランク室
１５と駆動軸３の軸回りとに貫通させた油通路２０ａを
有し、前記駆動軸３の回転により前記クランク室１５の
潤滑油をかき上げて前記駆動軸３に前記油通路２０ａを
通して前記潤滑油を供給するように前記油通路２０ａの
入口部分に前記潤滑油を受ける油留まり手段１９を設け
た。油留まり手段１９は、前記第１のスラストレース２
０１ｂ´の一部と前記油受溝２０ｇとによって構成され
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
空調装置に用いられる斜板式圧縮機に属し、特に、駆動
軸を支持する軸受部分へ潤滑油を供給するための構成を
備えている斜板式圧縮機に属する。
空調装置に用いられる斜板式圧縮機に属し、特に、駆動
軸を支持する軸受部分へ潤滑油を供給するための構成を
備えている斜板式圧縮機に属する。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の斜板式圧縮機を示してい
る。この斜板式圧縮機１は、ハウジング２と、駆動軸３
と、斜板４と、ピストン５と、ほぼ半球形状の一対のシ
ュー部材６などを具備している。
る。この斜板式圧縮機１は、ハウジング２と、駆動軸３
と、斜板４と、ピストン５と、ほぼ半球形状の一対のシ
ュー部材６などを具備している。
【０００３】ハウジング２は、略漏斗形状に作られてい
るフロントハウジング２０と、略筒形状に作られている
ハウジング本体２１と、略カップ形状に作られているシ
リンダヘッド２２とによって構成されている。
るフロントハウジング２０と、略筒形状に作られている
ハウジング本体２１と、略カップ形状に作られているシ
リンダヘッド２２とによって構成されている。
【０００４】フロントハウジング２０は、軸線上に駆動
軸３を貫通させるための筒形状の軸貫通孔２１０を有し
ている。フロントハウジング２０には、第１のラジアル
ニードルベアリング２００、スラストニードルベアリン
グ部材２０１、及び軸シール部材２０２が設けられてい
る。軸シール部材２０２及び第１のラジアルニードルベ
アリング２００は、軸貫通孔２１０の内壁と駆動軸３と
の間に設けられている。
軸３を貫通させるための筒形状の軸貫通孔２１０を有し
ている。フロントハウジング２０には、第１のラジアル
ニードルベアリング２００、スラストニードルベアリン
グ部材２０１、及び軸シール部材２０２が設けられてい
る。軸シール部材２０２及び第１のラジアルニードルベ
アリング２００は、軸貫通孔２１０の内壁と駆動軸３と
の間に設けられている。
【０００５】ハウジング本体２１の一方の開口側には、
クランク室１５が形成されており、その一方の開口端が
フロントハウジング２０により閉塞されている。ハウジ
ング本体２１の一方の開口端側とは逆側の他方の開口端
は、弁板装置２４を介在させてシリンダヘッド２２によ
って閉塞されている。シリンダブロック２３には、中心
孔２３０と、この中心孔２３０の回りに複数のシリンダ
ボア２３１とが形成されている。複数のシリンダボア２
３１は、軸線の回りで互いに角度間隔をもってシリンダ
ブロック２３に形成されている。
クランク室１５が形成されており、その一方の開口端が
フロントハウジング２０により閉塞されている。ハウジ
ング本体２１の一方の開口端側とは逆側の他方の開口端
は、弁板装置２４を介在させてシリンダヘッド２２によ
って閉塞されている。シリンダブロック２３には、中心
孔２３０と、この中心孔２３０の回りに複数のシリンダ
ボア２３１とが形成されている。複数のシリンダボア２
３１は、軸線の回りで互いに角度間隔をもってシリンダ
ブロック２３に形成されている。
【０００６】中心孔２３０の中には、駆動軸３が挿入さ
れている。駆動軸３は、第２のラジアルニードルベアリ
ング２３２を介して配置されている。シリンダボア２３
１は、シリンダブロック２３の外周部に、かつ中心孔２
３０を取り囲むようにして、等間隔に複数個が形成され
ている。さらに、シリンダヘッド２２には、吸入室２２
０及び吐出室２２１が形成されている。
れている。駆動軸３は、第２のラジアルニードルベアリ
ング２３２を介して配置されている。シリンダボア２３
１は、シリンダブロック２３の外周部に、かつ中心孔２
３０を取り囲むようにして、等間隔に複数個が形成され
ている。さらに、シリンダヘッド２２には、吸入室２２
０及び吐出室２２１が形成されている。
【０００７】上述したフロントハウジング２０は、複数
の第１のボルト２５によってハウジング本体２１に固定
されている。シリンダヘッド２２は、複数の第２のボル
ト２６によって弁板装置２４を介在させてハウジング本
体２１に固定されている。
の第１のボルト２５によってハウジング本体２１に固定
されている。シリンダヘッド２２は、複数の第２のボル
ト２６によって弁板装置２４を介在させてハウジング本
体２１に固定されている。
【０００８】すなわち、フロントハウジング２０、ハウ
ジング本体２１、及びシリンダヘッド２２は、互いに第
１及び第２のボルト２５，２６によって一体に固定され
てハウジング２を構成している。
ジング本体２１、及びシリンダヘッド２２は、互いに第
１及び第２のボルト２５，２６によって一体に固定され
てハウジング２を構成している。
【０００９】第１のボルト２５は、ハウジング本体２１
の内周壁面の近傍で、シリンダボア２３１の中心線ど平
行に延在し、かつ隣り合うシリンダボア２３１間を通る
ように挿通されている。
の内周壁面の近傍で、シリンダボア２３１の中心線ど平
行に延在し、かつ隣り合うシリンダボア２３１間を通る
ように挿通されている。
【００１０】駆動軸３は、第１及び第２のラジアルニー
ドルベアリング２００，２３２を介してフロントハウジ
ング２０及びシリンダブロック２３に回転自在に支持さ
れている。この駆動軸３は、ハウジング２の中心部に位
置している。駆動軸３の一方の先端部分は、フロントハ
ウジング２０の軸貫通孔２１０から外部へ突出してい
る。外部へ突出している駆動軸３の先端部分は、電磁ク
ラッチ（図示せず）を介して、例えば、エンジン（図示
せず）からの力が伝達されるように成っている。
ドルベアリング２００，２３２を介してフロントハウジ
ング２０及びシリンダブロック２３に回転自在に支持さ
れている。この駆動軸３は、ハウジング２の中心部に位
置している。駆動軸３の一方の先端部分は、フロントハ
ウジング２０の軸貫通孔２１０から外部へ突出してい
る。外部へ突出している駆動軸３の先端部分は、電磁ク
ラッチ（図示せず）を介して、例えば、エンジン（図示
せず）からの力が伝達されるように成っている。
【００１１】斜板４は、駆動軸３に固定されているロー
タ９へアーム部材１３を介してヒンジ結合されている。
すなわち、斜板４は駆動軸３とともに回転する。この斜
板４には、駆動軸３に装着されたーつ球面ブッシュ８が
介在している。球面ブッシュ８は、駆動軸３に対する傾
斜角度を可変になすように駆動軸３に装着されている。
また、斜板４は、駆動軸３に固定されたロータ９に連結
されている。これにより、斜板４は駆動軸３と共に回転
するように成っている。
タ９へアーム部材１３を介してヒンジ結合されている。
すなわち、斜板４は駆動軸３とともに回転する。この斜
板４には、駆動軸３に装着されたーつ球面ブッシュ８が
介在している。球面ブッシュ８は、駆動軸３に対する傾
斜角度を可変になすように駆動軸３に装着されている。
また、斜板４は、駆動軸３に固定されたロータ９に連結
されている。これにより、斜板４は駆動軸３と共に回転
するように成っている。
【００１２】斜板４とロータ９との間には、駆動軸３に
装着されたコイルスプリング１０が介在されている。斜
板４はコイルスプリングイン１０により、斜板４の傾斜
角度が小さくなる方へ付勢されている。ロータ９は、ア
ーム部材１３によって斜板４と連結されており、斜板４
のアーム部材１３の先端部分がロータ９にヒンジ結合さ
れている。また、ロータ９は、アーム部材１３とは反対
側にバランス部材９ａを有している。このロータ９は、
スラストニードルベアリング部材２０１を介してしフロ
ントハウジング２０の内壁面上に保持されている。
装着されたコイルスプリング１０が介在されている。斜
板４はコイルスプリングイン１０により、斜板４の傾斜
角度が小さくなる方へ付勢されている。ロータ９は、ア
ーム部材１３によって斜板４と連結されており、斜板４
のアーム部材１３の先端部分がロータ９にヒンジ結合さ
れている。また、ロータ９は、アーム部材１３とは反対
側にバランス部材９ａを有している。このロータ９は、
スラストニードルベアリング部材２０１を介してしフロ
ントハウジング２０の内壁面上に保持されている。
【００１３】スラストニードルベアリング部材２０１
は、ベアリング２０１ａと、略円板形状の第１のスラス
トレース２０１ｂと、略円板形状の第２のスラストレー
ス２０１ｃとによって構成されている。
は、ベアリング２０１ａと、略円板形状の第１のスラス
トレース２０１ｂと、略円板形状の第２のスラストレー
ス２０１ｃとによって構成されている。
【００１４】第１及び第２のスラストレース２０１ｂ，
２０１ｃは、ベアリング２０１ａを挟み込んでいる。第
１のスラストレース２０１ｂには、駆動軸３が貫通して
おり、フロントハウジング２０の内壁面に位置してい
る。第２のスラストレース２０１ｃはロータ９の前面上
に組み付けられている。
２０１ｃは、ベアリング２０１ａを挟み込んでいる。第
１のスラストレース２０１ｂには、駆動軸３が貫通して
おり、フロントハウジング２０の内壁面に位置してい
る。第２のスラストレース２０１ｃはロータ９の前面上
に組み付けられている。
【００１５】複数のシリンダボア２３１に一対一に対応
するように組み込まれている複数のピストン５のそれぞ
れは、ピストン部５０、ロッド部５１、及びシュー受部
５２を有している。
するように組み込まれている複数のピストン５のそれぞ
れは、ピストン部５０、ロッド部５１、及びシュー受部
５２を有している。
【００１６】ピストン部５０は、シリンダボア２３１内
に摺動自在に挿入されている。ロッド部５１は、ピスト
ン部５０とシュー受部５２とを連結している。シュー受
部５２は、球面形状に窪んだシュー受面５２ａを有して
いる。
に摺動自在に挿入されている。ロッド部５１は、ピスト
ン部５０とシュー受部５２とを連結している。シュー受
部５２は、球面形状に窪んだシュー受面５２ａを有して
いる。
【００１７】ここで、一対のシュー部材６は斜板４の外
周側の端部を板厚方向で挟むようにして摺動自在に保持
している。シュー部材６のそれぞれは、ピストン５のシ
ュー受部５２上に摺動自在に配置されて斜板４を摺動自
在に挟持する。この構成によって、シュー部材６は、斜
板４が駆動軸３と共に回転することによって行う揺動運
動の中から、往復直線運動のみをシュー受部５２に伝達
し、ピストン部５０をシリンダボア２３１内で往復直線
運動させるように成っている。
周側の端部を板厚方向で挟むようにして摺動自在に保持
している。シュー部材６のそれぞれは、ピストン５のシ
ュー受部５２上に摺動自在に配置されて斜板４を摺動自
在に挟持する。この構成によって、シュー部材６は、斜
板４が駆動軸３と共に回転することによって行う揺動運
動の中から、往復直線運動のみをシュー受部５２に伝達
し、ピストン部５０をシリンダボア２３１内で往復直線
運動させるように成っている。
【００１８】シリンダボア２３１内におけるピストン部
５０の往復直線運動によって、冷媒ガスが吸入室２２０
から弁板装置２４を通して吸い込まれ、ピストン部５０
におって圧縮されたガスが弁板装置２４を通して吐出室
２２１へ排出される。
５０の往復直線運動によって、冷媒ガスが吸入室２２０
から弁板装置２４を通して吸い込まれ、ピストン部５０
におって圧縮されたガスが弁板装置２４を通して吐出室
２２１へ排出される。
【００１９】クランク室１５には、圧縮機の種々の部分
の動きを円滑にするために、潤滑油が貯溜されている。
潤滑油は、駆動軸３とともに回転するロータ９及び斜板
４によってクランク室１５の内壁面へかき上げられ飛ば
される。潤滑油は、種々の部分と内壁面に流れて動きを
円滑にする。
の動きを円滑にするために、潤滑油が貯溜されている。
潤滑油は、駆動軸３とともに回転するロータ９及び斜板
４によってクランク室１５の内壁面へかき上げられ飛ば
される。潤滑油は、種々の部分と内壁面に流れて動きを
円滑にする。
【００２０】ところで、ラジアルニードルベアリング２
００と軸シール部材２０２とは、クランク室１５に設け
られているものではない。そこで、フロントハウジング
２には、ラジアルニードルベアリング２００と軸シール
部材２０２との滑らかな動きや、シール性を効果的に保
つために、クランク室１５と軸貫通孔２１０との間に油
通路２０ａが形成されている。
００と軸シール部材２０２とは、クランク室１５に設け
られているものではない。そこで、フロントハウジング
２には、ラジアルニードルベアリング２００と軸シール
部材２０２との滑らかな動きや、シール性を効果的に保
つために、クランク室１５と軸貫通孔２１０との間に油
通路２０ａが形成されている。
【００２１】油通路２０ａは、駆動軸３の回転によりク
ランク室１５に貯溜されている潤滑油をかき上げて油通
路２０ａを通して軸貫通孔２１０へ潤滑油が供給される
ようになっている。
ランク室１５に貯溜されている潤滑油をかき上げて油通
路２０ａを通して軸貫通孔２１０へ潤滑油が供給される
ようになっている。
【００２２】すなわち、クランク室１５の内壁面の潤滑
油は、ラジアルニードルベアリング２００と軸シール部
材２０２とへ油通路２０ａを通して軸貫通孔２１０へ供
給されるようになっている。
油は、ラジアルニードルベアリング２００と軸シール部
材２０２とへ油通路２０ａを通して軸貫通孔２１０へ供
給されるようになっている。
【００２３】クランク室１５側のフロントハウジング２
０の内壁面には、軸貫孔２１０の回りで径方向にのびて
いる大きな大径溝２０４が形成されている。大径溝２０
４はフロントハウジング２０の内壁面とバランス部材９
ａとに干渉することなくロータ９を回転させるように軸
貫通孔２１０を囲んでいる。ロータ９には、スラストニ
ードルベアリング部材２０１よりも大径溝２０４側に突
出しているバランス部材９ａが付加されている。バラン
ス部材９ａとフロントハウジング２０の内壁面とは、互
いに接近した構成になっている。なお、バランス部材９
ａはその先端が大径溝２０４の底面の近傍にまでのびて
いる。
０の内壁面には、軸貫孔２１０の回りで径方向にのびて
いる大きな大径溝２０４が形成されている。大径溝２０
４はフロントハウジング２０の内壁面とバランス部材９
ａとに干渉することなくロータ９を回転させるように軸
貫通孔２１０を囲んでいる。ロータ９には、スラストニ
ードルベアリング部材２０１よりも大径溝２０４側に突
出しているバランス部材９ａが付加されている。バラン
ス部材９ａとフロントハウジング２０の内壁面とは、互
いに接近した構成になっている。なお、バランス部材９
ａはその先端が大径溝２０４の底面の近傍にまでのびて
いる。
【００２４】さらに、フロントハウジング２０の内壁面
には、第１のスラストレース２０１ｂの径方向のおける
周囲の一部に、かつ大径溝２０４の底部の一部に径方向
に長い油受溝２０ｇが形成されている。油受溝２０ｇに
は油通路２０ａの一方の入口が位置している。油受溝２
０ｇの一方の入口は、油受溝２０ｇに位置し、第１のス
ラストレース２０１ｂの径方向の外側に位置している。
には、第１のスラストレース２０１ｂの径方向のおける
周囲の一部に、かつ大径溝２０４の底部の一部に径方向
に長い油受溝２０ｇが形成されている。油受溝２０ｇに
は油通路２０ａの一方の入口が位置している。油受溝２
０ｇの一方の入口は、油受溝２０ｇに位置し、第１のス
ラストレース２０１ｂの径方向の外側に位置している。
【００２５】潤滑油は、フロントハウジング２０の内壁
面上へ流れ、油受溝２０ｇから油通路２０ａへ流れる。
面上へ流れ、油受溝２０ｇから油通路２０ａへ流れる。
【００２６】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ロー
タ９は大径溝２０４内に突出しているバンランス部材９
ａを有しており、バンランス部材９ａとフロントハウジ
ング２０の内壁面とが互いに接近してる。
タ９は大径溝２０４内に突出しているバンランス部材９
ａを有しており、バンランス部材９ａとフロントハウジ
ング２０の内壁面とが互いに接近してる。
【００２７】したがって、ロータ９の回転による遠心力
でフロントハウジング２０の内壁面側の潤滑油は、外径
方向へ飛ばされてしまい、ラジアルニードルベアリング
２００や軸シール部材２０２なら成る軸受部分への潤滑
油の供給が不十分となる。
でフロントハウジング２０の内壁面側の潤滑油は、外径
方向へ飛ばされてしまい、ラジアルニードルベアリング
２００や軸シール部材２０２なら成る軸受部分への潤滑
油の供給が不十分となる。
【００２８】したがって、軸シール部材２０２では、潤
滑不足となり安定したシール性が得られないこことか
ら、クランク室１５内のガスが軸貫通孔２１０を通して
軸シール部材２０２からフロントハウジング２０の外へ
ガス漏れする要因となっている。
滑不足となり安定したシール性が得られないこことか
ら、クランク室１５内のガスが軸貫通孔２１０を通して
軸シール部材２０２からフロントハウジング２０の外へ
ガス漏れする要因となっている。
【００２９】それ故に、発明の課題は、簡便で廉価な潤
滑構造を形成し、安定した確実な潤滑油の供給を行い、
シール部分の信頼性を向上させることが可能な斜板式圧
縮機を提供することにある。
滑構造を形成し、安定した確実な潤滑油の供給を行い、
シール部分の信頼性を向上させることが可能な斜板式圧
縮機を提供することにある。
【００３０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軸線の
回りで互いに角度間隔をもって形成されている複数のシ
リンダボアと、該シリンダボアに隣接しているクランク
室とを有するハウジングと、前記軸線上にのびて前記ハ
ウジングに回転自在に支持されている駆動軸と、該駆動
軸に対して傾斜させて装着されかつ前記駆動軸と共に回
転するように前記クランク室に配した斜板と、前記複数
のシリンダボア内に、それぞれ摺動自在に挿入されてい
る複数のピストンと、前記斜板の揺動運動を前記ピスト
ンの直線往復運動に変換して伝達する部材とを含み、前
記ハウジングは前記駆動軸を回転可能に支持したラジア
ルベアリングを備えた軸貫通孔と、前記クランク室と前
記軸貫通孔とを貫通させた油通路とを有し、前記駆動軸
の回転により前記クランク室の潤滑油をかき上げ、前記
駆動軸の軸受部分に前記油通路を通して前記潤滑油を供
給する斜板式圧縮機において、前記油通路の入口に前記
潤滑油を受ける油留まり手段を設けたことを特徴とする
斜板式圧縮機が得られる。
回りで互いに角度間隔をもって形成されている複数のシ
リンダボアと、該シリンダボアに隣接しているクランク
室とを有するハウジングと、前記軸線上にのびて前記ハ
ウジングに回転自在に支持されている駆動軸と、該駆動
軸に対して傾斜させて装着されかつ前記駆動軸と共に回
転するように前記クランク室に配した斜板と、前記複数
のシリンダボア内に、それぞれ摺動自在に挿入されてい
る複数のピストンと、前記斜板の揺動運動を前記ピスト
ンの直線往復運動に変換して伝達する部材とを含み、前
記ハウジングは前記駆動軸を回転可能に支持したラジア
ルベアリングを備えた軸貫通孔と、前記クランク室と前
記軸貫通孔とを貫通させた油通路とを有し、前記駆動軸
の回転により前記クランク室の潤滑油をかき上げ、前記
駆動軸の軸受部分に前記油通路を通して前記潤滑油を供
給する斜板式圧縮機において、前記油通路の入口に前記
潤滑油を受ける油留まり手段を設けたことを特徴とする
斜板式圧縮機が得られる。
【００３１】
【作用】本発明の斜板式圧縮機では、油通路の入口部分
に潤滑油を受ける油留まり部を設けること、もしくはロ
ータと同じ径寸法以上のスラストレースを配置すること
によって、ロータの回転によって生じる遠心力により、
軸受部分に対する潤滑油の不足を補うことができる。
に潤滑油を受ける油留まり部を設けること、もしくはロ
ータと同じ径寸法以上のスラストレースを配置すること
によって、ロータの回転によって生じる遠心力により、
軸受部分に対する潤滑油の不足を補うことができる。
【００３２】
【発明の実施の形態】図１は本発明の第１の実施の形態
例による斜板式圧縮機の縦断面図を示している。図２は
図３に示す斜板式圧縮機のIII −III 線による断面図を
示している。図４は図３のIV一IV線断面図である。
例による斜板式圧縮機の縦断面図を示している。図２は
図３に示す斜板式圧縮機のIII −III 線による断面図を
示している。図４は図３のIV一IV線断面図である。
【００３３】なお、図１は、図２のII−II線で断面した
状態を示している。以下、本発明の実施の形態例を説明
するにあたって、図６に示した従来の斜板式圧縮機と同
じ構成、及び同じ部分には同じ符号を付して、本発明の
要部となる構成部分を除く部分の説明を省略する。
状態を示している。以下、本発明の実施の形態例を説明
するにあたって、図６に示した従来の斜板式圧縮機と同
じ構成、及び同じ部分には同じ符号を付して、本発明の
要部となる構成部分を除く部分の説明を省略する。
【００３４】まず、図１及び図２を参照して、斜板式圧
縮機は、油通路２０ａへ流れ込ませる潤滑油を確保する
ために油受溝２０ｇの入口部分にに形成されている油留
まり部１９を有している。油留まり部１９は、油受溝２
０ｇと、スラストニードルベアリング部材２０１の一構
成部品である第１のスラストレース２０１ｂ´の径方向
に延在した部分とによって構成されている。すなわち、
油留まり部１９は、第１のスラストレース２０１ｂ´の
一部分と油受溝２０ｇとによって作られている。
縮機は、油通路２０ａへ流れ込ませる潤滑油を確保する
ために油受溝２０ｇの入口部分にに形成されている油留
まり部１９を有している。油留まり部１９は、油受溝２
０ｇと、スラストニードルベアリング部材２０１の一構
成部品である第１のスラストレース２０１ｂ´の径方向
に延在した部分とによって構成されている。すなわち、
油留まり部１９は、第１のスラストレース２０１ｂ´の
一部分と油受溝２０ｇとによって作られている。
【００３５】油受溝２０ｇには、油通路２０ａの一方の
入口が位置しており、油留まり部１９が、大径溝２０４
の底面に沿って径方向へ延在している第１のスラストレ
ース２０１ｂ´と油受溝２０ｇの下側部分との間に形成
されている。
入口が位置しており、油留まり部１９が、大径溝２０４
の底面に沿って径方向へ延在している第１のスラストレ
ース２０１ｂ´と油受溝２０ｇの下側部分との間に形成
されている。
【００３６】なお、油留まり部１９は、バランス部材９
ａの外径と同等もしくはパランス部材９ａよりも大きい
寸法に作られている。
ａの外径と同等もしくはパランス部材９ａよりも大きい
寸法に作られている。
【００３７】潤滑油は、ロータ９の遠心力によって飛ば
されて油留まり部１９に確実に確保される。潤滑油は、
入口部分をもつ油通路２０ａから軸貫通孔２１０を通り
軸シール部材２０２及びラジアルニードルベアング２０
０へ供給される。
されて油留まり部１９に確実に確保される。潤滑油は、
入口部分をもつ油通路２０ａから軸貫通孔２１０を通り
軸シール部材２０２及びラジアルニードルベアング２０
０へ供給される。
【００３８】更に、図２及び図３に示すように、第１の
スラストレース２０１ｂ´の周縁には、大径溝２０４の
底面側へ曲げられている二つのレース曲げ部２０１ｄが
形成されている。
スラストレース２０１ｂ´の周縁には、大径溝２０４の
底面側へ曲げられている二つのレース曲げ部２０１ｄが
形成されている。
【００３９】この実施の形態例における二つのレース曲
げ部２０１ｄは、第１のスラストレース２０１ｂ´の直
径方向の線上の二つの周縁部分に位置しており、第１の
スラストレース２０１ｂ´の板面からほぽ直角に曲げら
れているものである。
げ部２０１ｄは、第１のスラストレース２０１ｂ´の直
径方向の線上の二つの周縁部分に位置しており、第１の
スラストレース２０１ｂ´の板面からほぽ直角に曲げら
れているものである。
【００４０】フロントハウジング２０の大径溝２０４の
底面には、二つのレース曲げ部２０１ｄのそれぞを一対
一に入り込ませる二つの嵌合孔２０ｈが形成されてい
る。嵌合孔２０ｈのそれぞれには、レース曲げ部２０１
ｄが若干の自由度をもって嵌合されることによって、第
１のスラストレース２０１ｂの回転が阻止される。
底面には、二つのレース曲げ部２０１ｄのそれぞを一対
一に入り込ませる二つの嵌合孔２０ｈが形成されてい
る。嵌合孔２０ｈのそれぞれには、レース曲げ部２０１
ｄが若干の自由度をもって嵌合されることによって、第
１のスラストレース２０１ｂの回転が阻止される。
【００４１】したがって、レース曲げ部２０１ｄの幅寸
法は、嵌合孔２０ｈの径寸法よりも小さい寸法であり、
かつ第１のスラストレース２０１ｂ´の板面から先端ま
でにおけるレース曲げ部２０１ｄの寸法が、嵌合孔２０
ｈの深さ寸法よりも小さい寸法となっている。
法は、嵌合孔２０ｈの径寸法よりも小さい寸法であり、
かつ第１のスラストレース２０１ｂ´の板面から先端ま
でにおけるレース曲げ部２０１ｄの寸法が、嵌合孔２０
ｈの深さ寸法よりも小さい寸法となっている。
【００４２】なお、この実施の形態例においては、第１
のスラストレース２０１ｂ´をその全周に渡って径方向
へ延在させている。
のスラストレース２０１ｂ´をその全周に渡って径方向
へ延在させている。
【００４３】しかし、油受溝２０ｇには、第１のスラス
トレース２０１ｂの一部によって覆うように、部分的に
径方向へ突出させて覆うように構成してもよい。以下
に、この実施の形態例を第２の実施の形態例として説明
する。
トレース２０１ｂの一部によって覆うように、部分的に
径方向へ突出させて覆うように構成してもよい。以下
に、この実施の形態例を第２の実施の形態例として説明
する。
【００４４】図４は本発明の第２の実施の形態例による
斜板式圧縮機の断面図を示している。図５は図４に示し
た斜板式圧縮機のVI−VI線による断面図を示している。
斜板式圧縮機の断面図を示している。図５は図４に示し
た斜板式圧縮機のVI−VI線による断面図を示している。
【００４５】以下、本発明の第２の実施の形態例を説明
するにあたって、図１、図２及び図３に示した斜板式圧
縮機と同じ部分には同じ符号を付して、本発明の第２の
の実施の形態例の要部となる構成部分を除く部分の説明
を省略する。以下、本発明の要部となる構成について説
明する。
するにあたって、図１、図２及び図３に示した斜板式圧
縮機と同じ部分には同じ符号を付して、本発明の第２の
の実施の形態例の要部となる構成部分を除く部分の説明
を省略する。以下、本発明の要部となる構成について説
明する。
【００４６】図４及び図５を参照して、油通路２０ａの
入口部分には、潤滑油を受ける油留まり部１９が設けら
れている。油留まり部１９は、油受溝２０ｇと、スラス
トニードルベアリング部材２０１の一構成部品である第
１のスラストレース２０１ｂ´´の一部を径方向に延在
した部分によって作られている。油留まり部１９は、第
１のスラストレース２０１ｂ´´の一部と油受溝２０ｇ
とによって構成されている。
入口部分には、潤滑油を受ける油留まり部１９が設けら
れている。油留まり部１９は、油受溝２０ｇと、スラス
トニードルベアリング部材２０１の一構成部品である第
１のスラストレース２０１ｂ´´の一部を径方向に延在
した部分によって作られている。油留まり部１９は、第
１のスラストレース２０１ｂ´´の一部と油受溝２０ｇ
とによって構成されている。
【００４７】油受溝２０ｇには、油通路２０ａの一方の
開口が位置している。この油留まり部１９は、第１のス
ラストレース２０１ｂ´´と油受溝２０ｇの下側部分と
の間に形成されている。油受溝２０ｇは、第１のスラス
トレース２０１ｂ´´外周端の一部から部分的に径方向
へ突出させて延在している付加部２０１ｆによって覆わ
れている。
開口が位置している。この油留まり部１９は、第１のス
ラストレース２０１ｂ´´と油受溝２０ｇの下側部分と
の間に形成されている。油受溝２０ｇは、第１のスラス
トレース２０１ｂ´´外周端の一部から部分的に径方向
へ突出させて延在している付加部２０１ｆによって覆わ
れている。
【００４８】さらに、図５にも示すように、第１のスラ
ストレース２０１ｂ´´の周縁には、大径溝２０４の底
面側へ曲げられている一つのレース曲げ部２０１ｄが形
成されている。
ストレース２０１ｂ´´の周縁には、大径溝２０４の底
面側へ曲げられている一つのレース曲げ部２０１ｄが形
成されている。
【００４９】この実施の形態例におけるレース曲げ部２
０１ｄは、第１のスラストレース２０１ｂ´´の直径方
向の線上の周縁部分に位置しており、第１のスラストレ
ース２０１ｂ´´の板面からほぽ直角に曲げられている
ものである。
０１ｄは、第１のスラストレース２０１ｂ´´の直径方
向の線上の周縁部分に位置しており、第１のスラストレ
ース２０１ｂ´´の板面からほぽ直角に曲げられている
ものである。
【００５０】また、フロントハウジング２０の大径溝２
０４の底面には、レース曲げ部２０１ｄのそれぞを一対
一に入り込ませる一つの嵌合孔２０ｈが形成されてい
る。嵌合孔２０ｈのそれぞれには、レース曲げ部２０１
ｄが若干の自由度をもって嵌合されることによって、第
１のスラストレース２０１ｂ´´の回転が阻止される。
０４の底面には、レース曲げ部２０１ｄのそれぞを一対
一に入り込ませる一つの嵌合孔２０ｈが形成されてい
る。嵌合孔２０ｈのそれぞれには、レース曲げ部２０１
ｄが若干の自由度をもって嵌合されることによって、第
１のスラストレース２０１ｂ´´の回転が阻止される。
【００５１】レース曲げ部２０１ｄの幅寸法は、嵌合孔
２０ｈの径寸法よりも小さい寸法でありかつ第１のスラ
ストレース２０１ｂの板面から先端までにおけるレース
曲げ部２０１ｄの寸法が、嵌合孔２０ｈの深さ寸法より
も小さい寸法となっている。
２０ｈの径寸法よりも小さい寸法でありかつ第１のスラ
ストレース２０１ｂの板面から先端までにおけるレース
曲げ部２０１ｄの寸法が、嵌合孔２０ｈの深さ寸法より
も小さい寸法となっている。
【００５２】第１及び第２の実施の形態例によって説明
したように、油受溝２０ｇは、フロントハウジング２０
の内壁面で油の流れを効率よく受けるために、圧縮機を
配置する際に、この圧縮機の上部に位置するように構成
するように配慮するべきである。
したように、油受溝２０ｇは、フロントハウジング２０
の内壁面で油の流れを効率よく受けるために、圧縮機を
配置する際に、この圧縮機の上部に位置するように構成
するように配慮するべきである。
【００５３】さらに、第１及び第２の実施形態例におけ
る斜板式圧縮機は、可変容量型の斜板式圧縮機の構成に
よって説明したが、勿論、本発明では、定容量型の斜板
式圧縮機においても適用することができるものである。
る斜板式圧縮機は、可変容量型の斜板式圧縮機の構成に
よって説明したが、勿論、本発明では、定容量型の斜板
式圧縮機においても適用することができるものである。
【００５４】この実施の形態例における複数のピストン
５は、複数のシリンダボア２３１内にそれぞれ摺動自在
に挿入されたピストン部５０を有する片頭ピストン５で
ある。シュー部材６は、片頭ピストン５の直線往復運動
に変換して伝達する部材であり、斜板４を挟持するよう
に片頭ピストン５に保持されている。
５は、複数のシリンダボア２３１内にそれぞれ摺動自在
に挿入されたピストン部５０を有する片頭ピストン５で
ある。シュー部材６は、片頭ピストン５の直線往復運動
に変換して伝達する部材であり、斜板４を挟持するよう
に片頭ピストン５に保持されている。
【００５５】また、本発明は、斜板４の両側に２つのシ
リンダブロック２３をもつ圧縮機にいおても適用でき
る。この圧縮機では２つのシリンダブロック２３のそれ
ぞれに両頭ピストンが配されている。両頭ピストンは、
２つのピストン部を有し、両頭ピストンがシュー受部５
２に接続され、両側のシリンダブロックのシリンダボア
に２つのピストン部がそれぞれ組み込まれている。両側
のシリンダブロックには２つのシリンダヘッドが設けら
れている。
リンダブロック２３をもつ圧縮機にいおても適用でき
る。この圧縮機では２つのシリンダブロック２３のそれ
ぞれに両頭ピストンが配されている。両頭ピストンは、
２つのピストン部を有し、両頭ピストンがシュー受部５
２に接続され、両側のシリンダブロックのシリンダボア
に２つのピストン部がそれぞれ組み込まれている。両側
のシリンダブロックには２つのシリンダヘッドが設けら
れている。
【００５６】
【発明の効果】本発明の斜板式圧縮機は、油通路の入口
部分に潤滑油を受ける油留まり部を設けたことによって
安定かつ確実に潤滑油を軸貫通孔を通して軸シール部材
やラジアルニードルベアリングへ効率よく供給ができ
る。
部分に潤滑油を受ける油留まり部を設けたことによって
安定かつ確実に潤滑油を軸貫通孔を通して軸シール部材
やラジアルニードルベアリングへ効率よく供給ができ
る。
【００５７】また、油留まり部が、スラストニードルベ
アリングの一部品と、油受溝とによって構成されている
ため、経済性に優れかつ十分な信頼性を得られる。
アリングの一部品と、油受溝とによって構成されている
ため、経済性に優れかつ十分な信頼性を得られる。
【００５８】したがって、高速化が要求される市場動向
に対して、ガス漏れがなくシール性に優れ、高速時によ
り効果を発揮できる圧縮機を提供できる。
に対して、ガス漏れがなくシール性に優れ、高速時によ
り効果を発揮できる圧縮機を提供できる。
【図１】本発明の第１の実施形態による斜板式圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】図１に示す斜板式圧縮機のIII −III 線断面図
である。
である。
【図３】図２に示す斜板式圧縮機の IV −IV線断面図で
ある。
ある。
【図４】本発明の第２の実施形態による斜板式圧縮機の
断面図である。
断面図である。
【図５】図４に示す斜板式圧縮機のVI−VI線断面図であ
る。
る。
【図６】従来の斜板式圧縮機の縦断面図である。
１ 斜板式圧縮機 ２ ハウジング ３ 駆動軸 ４ 斜板 ５ ピストン ６ シュー部材 ９ａ バランス部材 １３ アーム部材 １５ クランク室 １９ 油留まり部 ２０ フロントハウジング ２０ａ 油通路 ２０ｇ 油受溝 ２５ 第１のボルト ２６ 第２のボルト ５０ ピストン部 ５１ ロッド部 ５２ シュー受部 ２０１ｂ，２０１ｂ´，２０１ｂ´´ 第１のスラス
トレース ２０１ｃ 第２のスラストレース ２０２ 軸シール部材 ２１０ 軸貫通孔
トレース ２０１ｃ 第２のスラストレース ２０２ 軸シール部材 ２１０ 軸貫通孔
Claims (9)
- 【請求項１】 軸線の回りで互いに角度間隔をもって形
成されている複数のシリンダボアと、該シリンダボアに
隣接しているクランク室とを有するハウジングと、前記
軸線上にのびて前記ハウジングに回転自在に支持されて
いる駆動軸と、該駆動軸に対して傾斜させて装着されか
つ前記駆動軸と共に回転するように前記クランク室に配
した斜板と、前記複数のシリンダボア内に、それぞれ摺
動自在に挿入されている複数のピストンと、前記斜板の
揺動運動を前記ピストンの直線往復運動に変換して伝達
する部材とを含み、前記ハウジングは前記駆動軸を回転
可能に支持したラジアルベアリングを備えた軸貫通孔
と、前記クランク室と前記軸貫通孔とを貫通させた油通
路とを有し、前記駆動軸の回転により前記クランク室の
潤滑油をかき上げ、前記駆動軸の軸受部分に前記油通路
を通して前記潤滑油を供給する斜板式圧縮機において、
前記油通路の入口に前記潤滑油を受ける油留まり手段を
設けたことを特徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項２】 請求項１記載の斜板式圧縮機において、
前記ハウジングは、前記シリンダボアを有する略筒形状
のハウジング本体と、該ハウジング本体の一方の開口を
閉塞するよう前記ハウジング本体に固定した略漏斗形状
に作られているフロントハウジングとを含み、前記斜板
は、スラストニードルベアリング部材を介して前記駆動
軸に固定されたロータに連結されており、前記スラスト
ニードルベアリング部材は、前記駆動軸を貫通させた第
１のスラストレースと、前記駆動軸を貫通させ、前記ロ
ータ側に保持した第２のスラストレースと、前記第１及
び第２のスラストレースによって挟み込まれているベア
リングとを有し、前記第１のスラストレースは、前記フ
ロントハウジングの前記クランク室側の内壁面に対向す
るように位置し、前記内壁面には、前記駆動軸側から径
方向へのびている大きな大径溝が形成されており、さら
に、前記フロントハウジングの内壁面には、前記大径溝
の一部で径方向に長い油受溝が形成されており、該油受
溝には前記油通路の一方の入口が位置していることを特
徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項３】 請求項２記載の斜板式圧縮機において、
油留まり手段は、前記第１のスラストレースの一部と前
記油受溝とによって構成されていることを特徴とする斜
板式圧縮機。 - 【請求項４】 請求項２記載の斜板式圧縮機において、
前記油留まり手段は、前記第１のスラストレースの一部
分を径方向に延在さることによって作られていることを
特徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項５】 請求項２記載の斜板式圧縮機において、
前記第１のスラストレースの周縁には、前記大径溝の底
面側へ曲げられている複数のレース曲げ部が形成されて
おり、前記大径溝の底面には、前記レース曲げ部のそれ
ぞを一対一に入り込ませる嵌合孔が形成されており、該
嵌合孔には、前記レース曲げ部が嵌合されることによっ
て、前記第１のスラストレースの回転が阻止されている
ことを特徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項６】 請求項５記載の斜板式圧縮機において、
前記レース曲げ部の幅寸法は、前記嵌合孔の径寸法より
も小さい寸法であり、かつ前記第１のスラストレースの
板面から先端までにおけるレース曲げ部の寸法が前記嵌
合孔の深さ寸法よりも小さい寸法となっていることを特
徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項７】 請求項２記載の斜板式圧縮機において、
前記ロータは、前記斜板を連結した部分とは反対側にバ
ランス部材を有し、前記油溜まり手段は、前記バランス
部材の外径と同等、もしくは前記バランス部材よりも大
きい寸法に作られていることを特徴とする斜板式圧縮
機。 - 【請求項８】 請求項７記載の斜板式圧縮機において、
前記油受溝が前記大径溝の底面に形成されていることを
特徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項９】 軸線の回りで互いに角度間隔をもって形
成されている複数のシリンダボアと、該シリンダボアに
隣接しているクランク室とを有するハウジングと、前記
軸線上にのびて前記ハウジングに回転自在に支持されて
いる駆動軸と、該駆動軸に対して傾斜させて装着されか
つ前記駆動軸と共に回転するように前記クランク室に配
した斜板と、前記複数のシリンダボア内に、それぞれ摺
動自在に挿入されている複数の片頭ピストンと、該片頭
ピストンに摺動自在に保持され前記斜板の揺動運動を前
記片頭ピストンの直線往復運動に変換して伝達するシュ
ー部材とを含み、前記ハウジングは前記駆動軸を回転可
能に支持したラジアルベアリングを備えた軸貫通孔と、
前記クランク室と前記軸貫通孔とを貫通させた油通路と
を有し、前記駆動軸の回転により前記クランク室の潤滑
油をかき上げ、前記駆動軸の軸受部分に前記油通路を通
して前記潤滑油を供給する斜板式圧縮機において、前記
油通路の入口に前記潤滑油を受ける油留まり手段を設け
たことを特徴とする斜板式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9343319A JPH10227281A (ja) | 1996-12-12 | 1997-12-12 | 斜板式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33189996 | 1996-12-12 | ||
| JP8-331899 | 1996-12-12 | ||
| JP9343319A JPH10227281A (ja) | 1996-12-12 | 1997-12-12 | 斜板式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227281A true JPH10227281A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=26574005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9343319A Pending JPH10227281A (ja) | 1996-12-12 | 1997-12-12 | 斜板式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10227281A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003040560A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-15 | The Torrington Company | Mounting clip for thrust bearing |
| JP2009168005A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-30 | Toyota Industries Corp | 斜板式圧縮機 |
| KR101205219B1 (ko) * | 2005-12-19 | 2012-11-27 | 한라공조주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기 |
| WO2022080714A1 (ko) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 한온시스템 주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9343319A patent/JPH10227281A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003040560A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-15 | The Torrington Company | Mounting clip for thrust bearing |
| KR101205219B1 (ko) * | 2005-12-19 | 2012-11-27 | 한라공조주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기 |
| JP2009168005A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-30 | Toyota Industries Corp | 斜板式圧縮機 |
| WO2022080714A1 (ko) * | 2020-10-16 | 2022-04-21 | 한온시스템 주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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|
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
| A02 | Decision of refusal |
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