JPH10226124A - キャリッジの軸受け - Google Patents
キャリッジの軸受けInfo
- Publication number
- JPH10226124A JPH10226124A JP4845397A JP4845397A JPH10226124A JP H10226124 A JPH10226124 A JP H10226124A JP 4845397 A JP4845397 A JP 4845397A JP 4845397 A JP4845397 A JP 4845397A JP H10226124 A JPH10226124 A JP H10226124A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carriage
- bearing
- oil
- lubricating oil
- guide shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼付き等を生じさせることなくキャリッジの
円滑な走行を確保すること。 【解決手段】 キャリッジの軸受け1の内周面2に、中
央部分3を残して両端部4、4に複数の油溝5‥‥を形
成し、ガイド軸上の余分な潤滑油をここに収容するとと
もに、この潤滑油を内周面2の中央部分3に供給し、こ
の広い面に十分な油膜を形成して、焼付きを生じさせる
ことなくキャリッジを円滑に走行させるようにしたも
の。
円滑な走行を確保すること。 【解決手段】 キャリッジの軸受け1の内周面2に、中
央部分3を残して両端部4、4に複数の油溝5‥‥を形
成し、ガイド軸上の余分な潤滑油をここに収容するとと
もに、この潤滑油を内周面2の中央部分3に供給し、こ
の広い面に十分な油膜を形成して、焼付きを生じさせる
ことなくキャリッジを円滑に走行させるようにしたも
の。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアルプリンタに
用いるキャリッジの軸受けに関する。
用いるキャリッジの軸受けに関する。
【0002】
【従来の技術】ガイド軸に沿わせてキャリッジを印字桁
方向に走行させつつ記録書込みを行うシリアルプリンタ
では、印字速度を上げるべくキャリッジを高速で走行さ
せると、ガイド軸との間で油膜切れを起こし易く、ま
た、このような問題に対処すべく特開昭59−1127
3号公報に見られるように、軸受けの内面に油溝を軸方
向全長にわたって設けるようにしたものでは、軸との接
触面がその分小さくなるため、ワイヤドットプリンタの
ように、キャリッジの軸受けに大きな負荷がかかるもの
では油膜切れにより同じく焼付きを起こしかねないとい
った問題が生じる。
方向に走行させつつ記録書込みを行うシリアルプリンタ
では、印字速度を上げるべくキャリッジを高速で走行さ
せると、ガイド軸との間で油膜切れを起こし易く、ま
た、このような問題に対処すべく特開昭59−1127
3号公報に見られるように、軸受けの内面に油溝を軸方
向全長にわたって設けるようにしたものでは、軸との接
触面がその分小さくなるため、ワイヤドットプリンタの
ように、キャリッジの軸受けに大きな負荷がかかるもの
では油膜切れにより同じく焼付きを起こしかねないとい
った問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
焼付きを起こすことのない構造簡単なキャリッジの軸受
けを提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
焼付きを起こすことのない構造簡単なキャリッジの軸受
けを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのキャリッジの軸受けとし
て、ガイド軸に案内されて印字桁方向に走行するキャリ
ッジの軸受けに、その中央部を除く内周面の両端部分に
潤滑油を収容する油溝を設けるようにしたものである。
ような課題を達成するためのキャリッジの軸受けとし
て、ガイド軸に案内されて印字桁方向に走行するキャリ
ッジの軸受けに、その中央部を除く内周面の両端部分に
潤滑油を収容する油溝を設けるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はいずれもキャリッジ本体と一体を
なす軸受けについての本発明の一実施例を示したもので
ある。
いて説明する。図面はいずれもキャリッジ本体と一体を
なす軸受けについての本発明の一実施例を示したもので
ある。
【0006】図において符号1は、プリンタのガイド軸
10に案内されて桁方向に走行するキャリッジ本体11
に一体的に設けた軸受け1で、この軸受け1の内周面2
は、ガイド軸10に接する摺接面として構成されてい
る。
10に案内されて桁方向に走行するキャリッジ本体11
に一体的に設けた軸受け1で、この軸受け1の内周面2
は、ガイド軸10に接する摺接面として構成されてい
る。
【0007】この内周面2には、中央部分3を残して両
端部4、4に、軸方向に延びる複数の油溝5‥‥が周方
向に等しい間隔をおいて凹設されていて、これらの油溝
5‥‥に余分の潤滑油を溜め込むとともに、これを中央
部分3に供給するように構成されている。なお、図2に
おいて符号12は、リボンカートリッジホルダを示して
いる。
端部4、4に、軸方向に延びる複数の油溝5‥‥が周方
向に等しい間隔をおいて凹設されていて、これらの油溝
5‥‥に余分の潤滑油を溜め込むとともに、これを中央
部分3に供給するように構成されている。なお、図2に
おいて符号12は、リボンカートリッジホルダを示して
いる。
【0008】このように構成された実施例において、い
ま、記録書込みを行うべくキャリッジ11をガイド軸1
0に沿って往復動させると、軸受け1の内周面2は、ガ
イド軸10との間に形成された油膜を介して直接接触す
ることなく円滑に摺動する。そして、この摺動走行の過
程でガイド軸10の表面に付着している余分の潤滑油
は、往動及び復動の都度、軸受け1の両端部に設けた油
溝5‥‥内に収容され、また潤滑油が不足する場合に
は、適宜、油溝5‥‥から軸受け1の中央部分3に供給
されて、油切れを起こすことなく円滑な摺動を確保す
る。
ま、記録書込みを行うべくキャリッジ11をガイド軸1
0に沿って往復動させると、軸受け1の内周面2は、ガ
イド軸10との間に形成された油膜を介して直接接触す
ることなく円滑に摺動する。そして、この摺動走行の過
程でガイド軸10の表面に付着している余分の潤滑油
は、往動及び復動の都度、軸受け1の両端部に設けた油
溝5‥‥内に収容され、また潤滑油が不足する場合に
は、適宜、油溝5‥‥から軸受け1の中央部分3に供給
されて、油切れを起こすことなく円滑な摺動を確保す
る。
【0009】なお、上述した実施例は、軸受け1の内周
面2両端部に設ける油溝5‥‥を軸方向に長く形成した
ものであるが、これらの油溝5‥‥を緩い螺旋溝となし
たり、あるいは、軸方向と直交する向きの複数の環状溝
として形成しても同様の効果をもたらす。
面2両端部に設ける油溝5‥‥を軸方向に長く形成した
ものであるが、これらの油溝5‥‥を緩い螺旋溝となし
たり、あるいは、軸方向と直交する向きの複数の環状溝
として形成しても同様の効果をもたらす。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ガイ
ド軸上を摺動するキャリッジの軸受け内周面に、中央部
分を除いて両端部に油溝を設けるようにしたので、印字
桁方向に走行する過程で、ガイド軸上の余分な潤滑油を
走行方向に応じていずれか一方の油溝に収容するととも
に、ガイド軸上に潤滑油が不足するような場合には、油
溝内の潤滑油を適宜を中央部分に供給することによりガ
イドロッドと軸受けとの間に油切れを生じさせることな
く、かつ広い軸受け面に十分な油膜を形成することによ
り、走行速度の如何に拘りなく、また、キャリッジに作
用する負荷の如何に拘わりなく、焼付きや摩耗を生じさ
せることなく円滑な走行を確保して、確実な記録書込み
を行わせることができる。
ド軸上を摺動するキャリッジの軸受け内周面に、中央部
分を除いて両端部に油溝を設けるようにしたので、印字
桁方向に走行する過程で、ガイド軸上の余分な潤滑油を
走行方向に応じていずれか一方の油溝に収容するととも
に、ガイド軸上に潤滑油が不足するような場合には、油
溝内の潤滑油を適宜を中央部分に供給することによりガ
イドロッドと軸受けとの間に油切れを生じさせることな
く、かつ広い軸受け面に十分な油膜を形成することによ
り、走行速度の如何に拘りなく、また、キャリッジに作
用する負荷の如何に拘わりなく、焼付きや摩耗を生じさ
せることなく円滑な走行を確保して、確実な記録書込み
を行わせることができる。
【図1】本発明の一実施例をなすキャリッジの軸受け部
分を断面で示した斜視図である。
分を断面で示した斜視図である。
【図2】同上軸受けを備えたキャリッジの一例を示した
斜視図である。
斜視図である。
1 軸受け 2 内周面 3 中央部分 5 油溝
Claims (2)
- 【請求項1】ガイド軸に案内されて印字桁方向に走行す
るキャリッジの軸受けに、該軸受けの中央部を除く内周
面の両端部分に潤滑油を収容する油溝を設けたことを特
徴とするキャリッジの軸受け。 - 【請求項2】 上記油溝が、周方向に等しい間隔をおい
て形成された軸方向に延びる複数の溝であることを特徴
とする請求項1記載のキャリッジの軸受け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4845397A JPH10226124A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | キャリッジの軸受け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4845397A JPH10226124A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | キャリッジの軸受け |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226124A true JPH10226124A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12803778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4845397A Pending JPH10226124A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | キャリッジの軸受け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10226124A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110409A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP4845397A patent/JPH10226124A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110409A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-15 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
JP4613903B2 (ja) * | 2006-10-27 | 2011-01-19 | 日立工機株式会社 | 電動工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011031 |