JPH10225365A

JPH10225365A - ハンガー

Info

Publication number: JPH10225365A
Application number: JP9047164A
Authority: JP
Inventors: Motomasa Oritani; 元征折谷
Original assignee: ORITANI KK
Current assignee: ORITANI KK
Priority date: 1997-02-14
Filing date: 1997-02-14
Publication date: 1998-08-25

Abstract

(57)【要約】【課題】基板全体を補強でき、ハンガー本体全体の厚
みを増し、基板の左右張出部上縁部分の強度、剛性、厚
みを増し、ハンガー本体全体及び各部の耐久性を増し、
衣類を安定的に装着でき、衣類の形崩れが生じ難く、構
成簡素で、堅牢で、低コストで、ハンガー本体を簡単に
焼却処分できるハンガーを提供する。【解決手段】シート状材等の折曲で構成するハンガー
本体Ａと、ハンガー本体Ａに着脱自在なフック体Ｂとを
備え、フック体Ｂは、フック部１５と係止部１６とを備
え、ハンガー本体Ａは、基板１と、基板１の下縁に連設
する補強基板６と、基板１の左右張出部上縁に連設する
左右張出部折曲片３とを備え、基板１と補強基板６の取
付孔５にフック体Ｂの係止部１６が挿通係止して、フッ
ク体Ｂをハンガー本体Ａに装着できるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主に、クリーニン
グ店に於いて使用されるハンガーであって、クリーニン
グされたシャツ類やジャケット類等の衣類を安定的に装
着でき、また、ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止
物を掛止でき、使い勝手が良く、しかも、構成簡素で、
堅牢で、低コストに提供できるように工夫したハンガー
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、クリーニング店に於いて使用され
るハンガーにあっては、種々のものが提供されている。
例えば、針金を折曲して構成したものや、合成樹脂材に
よって一体的に構成されたもの等がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の針金
で構成したハンガーにあっては、ハンガー自体に厚みを
設けることができず、ジャケット類のような衣類に比較
的長い時間使用した場合は、衣類の形崩れが生じる虞れ
があった。また、合成樹脂材によって一体的に構成され
たものは、コストが高くなる難点があった。しかも、こ
れらのハンガーは、廃棄する時にその処分が面倒となる
難点もあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き難点等を解消すると共に、ズボン、スカート、ス
カーフ等の被掛止物を掛止でき、使い勝手が良く、構成
簡素で、堅牢で、より低コストに提供でき、クリーニン
グ店に於いて使用されるハンガーとして最適なものを提
供すべく創出されたもので、請求項１記載のハンガーＳ
は、適宜シート状材等の折曲によって構成されるハンガ
ー本体Ａと、このハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分
に着脱自在に装着されるフック体Ｂとを備え、フック体
Ｂは、フック部１５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分
に装着可能な係止部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、
取付孔５を有する基板１と、基板１の下縁に連設される
と共に取付孔５を有する補強基板６と、基板１の左右張
出部上縁に連設される左右張出部折曲片３とを備え、基
板１の取付孔５と、補強基板６の取付孔５とにフック体
Ｂの係止部１６が挿通係止されて、フック体Ｂをハンガ
ー本体Ａに装着できるよう構成する手段を採用した。

【０００５】請求項２記載のハンガーＳは、ハンガー本
体Ａの基板１の中央部上縁部分に切欠部２を凹設する手
段を採用した。

【０００６】請求項３記載のハンガーＳは、補強基板６
の中央部上縁に中央部折曲補強片７を連設し、補強基板
６の左右張出部上縁に左右張出部折曲補強片８を夫々連
設し、基板１と補強基板６との連設部分に折目線を介し
て帯片４を介装し、補強基板６と中央部折曲補強片７と
の連設部分に折目線を介して帯片９を介装する手段を採
用した。

【０００７】請求項４記載のハンガーＳは、適宜シート
状材等の折曲によって構成されるハンガー本体Ａと、こ
のハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分に着脱自在に装
着されるフック体Ｂと、ハンガー本体Ａに着脱自在に装
着される掛止体Ｃとを備え、フック体Ｂは、フック部１
５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分に装着可能な係止
部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、取付孔５を有する
基板１と、基板１の下縁に連設されると共に取付孔５を
有する補強基板６と、基板１の左右張出部上縁に連設さ
れる左右張出部折曲片３とを備え、基板１の取付孔５
と、補強基板６の取付孔５とにフック体Ｂの係止部１６
が挿通係止されて、フック体Ｂをハンガー本体Ａに装着
できるよう形成し、掛止体Ｃは、ズボン、スカート、ス
カーフ等の被掛止物が掛止される掛止部２０の両端に左
右取付部２１が設けられ、この左右取付部２１によって
掛止体Ｃをハンガー本体Ａに装着できるよう構成する手
段を採用した。

【０００８】請求項５記載のハンガーＳは、適宜シート
状材等の折曲によって構成されるハンガー本体Ａと、こ
のハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分に着脱自在に装
着されるフック体Ｂと、ハンガー本体Ａに着脱自在に装
着されて、ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物が
掛止可能となる掛止体Ｃとを備え、フック体Ｂは、フッ
ク部１５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分に装着可能
な係止部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、取付孔５を
有する基板１と、基板１の下縁に連設されると共に取付
孔５を有する補強基板６と、基板１と補強基板６との連
設部分に折目線を介して介装される帯片４と、基板１の
左右張出部上縁に連設される左右張出部折曲片３とを備
え、基板１の取付孔５と、補強基板６の取付孔５とにフ
ック体Ｂの係止部１６が挿通係止されて、フック体Ｂを
ハンガー本体Ａに装着できるよう形成し、掛止体Ｃは、
ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物が掛止される
掛止部２０の両端に左右取付部２１が設けられ、この左
右取付部２１は、帯片４に穿設した挿通孔１１に挿通さ
れると共に、上端の係止フック２２が基板１に穿設した
係止孔１０孔縁部分に係止されることで、掛止体Ｃをハ
ンガー本体Ａに装着できるよう構成する手段を採用し
た。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例に基づいて
説明する。図１乃至図５に示すハンガーＳは、主に、ク
リーニング店に於いて使用され（或いは、家庭に於いて
使用しても良い）、クリーニングされたシャツ類やジャ
ケット類等の衣類を安定的に装着できるもので、このハ
ンガーＳは、シート状の紙材（例えば、厚紙や、段ボー
ル等）、シート状の合成樹脂材、或いは、紙に合成樹脂
材等を組合せたシート状の複合材等を折曲することによ
って構成されるハンガー本体Ａと、このハンガー本体Ａ
に設けた取付孔５に着脱自在に装着される適宜合成樹脂
材、適宜金属材、或いは、適宜複合材等によって構成さ
れるフック体Ｂとからなるものである。

【００１０】また、図６乃至図８に示すハンガーＳは、
前述の如きハンガー本体Ａに、適宜合成樹脂製の掛止体
Ｃを着脱自在に装着できるようにして、この掛止体Ｃに
ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物を掛止できる
ように構成したものである。

【００１１】ハンガー本体Ａは、略横長矩形状の取付孔
５を中央部に有する略台形状の基板１と、基板１の下縁
に折目線等を介して連設されると共に、略横長矩形状の
取付孔５を有する略台形状の補強基板６と、基板１の左
右張出部上縁に折目線を介して夫々連設される左右張出
部折曲片３とを備え、基板１に略重なるように折曲げら
れる補強基板６によって、基板１全体を補強すると共
に、ハンガー本体Ａ全体の厚みが増すようにし、基板１
の前がわに突出するように折曲げられる左右張出部折曲
片３によって、基板１の左右張出部上縁部分の強度及び
剛性を増すと共に、その部分の厚みが増すように構成し
てある（図２、図４参照）。

【００１２】また、ハンガー本体Ａの基板１の中央部上
縁部分には、切欠部２を凹設してあり、例えば、衣類を
ハンガーＳに装着したときに、クリーニング済みの衣類
のタッグに取付けられる識別用の紙片等が切欠部２部分
にあらわれ、これを正面がわから視認し易くなるように
構成してある。

【００１３】更に、補強基板６の中央部上縁には、折目
線等を介して中央部折曲補強片７を連設してあり、中央
部折曲補強片７が基板１と補強基板６とで挟まれるよう
に折曲げることで、ハンガー本体Ａの中央部上部の強度
及び剛性を増すと共に、この部分の厚みが増すように構
成され、しかも、補強基板６と中央部折曲補強片７との
連設部分には、折目線を介して略細長矩形状の帯片９を
介装してあり、ハンガー本体Ａの中央部上部の強度及び
剛性を増すと共に、この部分の厚みが増すように構成さ
れている。また、基板１と補強基板６との連設部分に
は、折目線を介して略細長矩形状の帯片４を介装してあ
り、ハンガー本体Ａの下部の強度及び剛性を増すと共
に、この部分の厚みが増すように構成されている（図４
参照）。

【００１４】基板１は、左右張出部の上縁が、先端がわ
に行くに従って漸次下方に位置するような傾斜状態に形
成されて、ジャケット類のような衣類の肩部分の傾斜に
合致するように構成されている。ところで、基板１は、
例えば、中央部と左右張出部の上縁が直線状に形成され
たものでも良い（図示せず）。また、基板１の左右張出
部には、後述する掛止体Ｃの係止フック２２が係止され
る係止孔１０が穿設されている（図６、図８参照）。

【００１５】張出部折曲片３は、基板１の左右張出部上
縁に略沿うような複数条の折曲線が設けてあり、この折
曲線によって折曲げることで、張出部折曲片３全体が上
方に向って突出するような滑らかな湾曲面となるよう構
成してある。すなわち、左右張出部折曲片３が、ハンガ
ー本体Ａの左右張出部上部全体の厚みを増すと共に、ジ
ャケット類のような衣類の肩部分にしっくりと密接し
て、ジャケット類のような衣類に比較的長い時間使用し
た場合でも、この部分の形崩れを防止できるように構成
してある。しかも、張出部折曲片３は、衣類の種類や、
サイズ等に応じた湾曲状態に自在に変化するため、衣類
への接触部分が多くなり、どのような衣類であっても形
崩れを確実に防止できるものとなる。

【００１６】帯片４は、かなり細い横長矩形状を呈し、
基板１の下縁にその後端縁が折目線を介して連設される
と共に、その前端縁には折目線を介して補強基板６が連
設されている。また、帯片４の左右端部寄り部分には、
後述する掛止体Ｃの取付部２１が挿通される挿通孔１１
が穿設されている（図６、図８参照）。

【００１７】取付孔５は、横長矩形状を呈し、基板１と
補強基板６夫々の中央部の中央に配され、ハンガーＳの
組立て時には、取付孔５相互が重合状態となるように形
成されている。

【００１８】補強基板６は、基板１と同様に、左右張出
部の上縁が、先端がわに行くに従って漸次下方に位置す
るような傾斜状態に形成されて、ジャケット類のような
衣類の肩部分の傾斜に合致するように構成され、中央部
の上縁が、水平に形成されると共に、基板１に補強基板
６を重ねるようにハンガー本体Ａを折曲げたときに、基
板１の切欠部２を覆わないように形成してある（図３参
照）。

【００１９】中央部折曲補強片７は、横長矩形状を呈
し、補強基板６の中央部の上縁に折目線を介して連設さ
れるかなり細い横長矩形状を呈する帯片９の後端縁に折
目線を介して連設されている。尚、中央部折曲補強片７
は、接着剤等によって補強基板６裏面がわに接着（或い
は、鋲着）しても良い。

【００２０】左右張出部折曲補強片８は、横長矩形状を
呈し、補強基板６の張出部の上縁に折目線を介して連設
されている。尚、張出部折曲補強片８は、接着剤等によ
って補強基板６裏面がわに接着（或いは、鋲着）しても
良い。また、補強基板６の張出部の上縁部分に適宜折曲
線を設け、この折曲線を介して張出部の上縁部分を適宜
折曲げ、この折曲げ部分を張出部折曲補強片８としても
良い。

【００２１】また、ハンガー本体Ａ自体は、予め防虫加
工や、防カビ加工を施しておいたものを使用したり、完
全焼却可能なものが好ましい。

【００２２】フック体Ｂは、適宜合成樹脂材によって一
体的に構成され、適宜掛止杆や、適宜掛止突起等に掛止
可能となるように形成されるフック部１５と、このフッ
ク部１５の下端に連設されると共に、ハンガー本体Ａの
取付孔５部分に装着可能な係止部１６とを備え、重合状
態となる基板１の取付孔５と補強基板６の取付孔５とに
フック体Ｂの係止部１６が挿通係止されると共に、基板
１と補強基板６を係止部１６の弾性力等を利用して挾圧
できるように構成されている。

【００２３】また、フック体Ｂは、適宜金属線材によっ
て構成したものでも良いし、その他の材料を利用したも
のでも良いし、或いは、開閉可能な一対の挾持片によっ
て基板１と補強基板６とを挾持できるように構成された
ものにフック部分を連設したものや、その具体的構成、
形状、寸法等は、図示例等に限定されることなく、適宜
自由に設定できるものである。

【００２４】掛止体Ｃは、ハンガー本体Ａに適宜装着手
段の採用によって着脱自在に装着できて、ズボン、スカ
ート、スカーフ等の被掛止物が掛止可能となるように構
成されており、具体的には、ズボン、スカート、スカー
フ等の被掛止物が掛止される略長尺杆状の掛止部２０
と、この掛止部２０の両端に上方に向って夫々突設され
る左右取付部２１とを適宜合成樹脂材によって一体的に
構成し、取付部２１の上端に略逆し字状の係止フック２
２を設けて構成されている。すなわち、左右取付部２１
は、帯片４に穿設した挿通孔１１に挿通され、係止フッ
ク２２は、基板１に穿設した係止孔１０孔縁部分に係止
されることで、掛止体Ｃをハンガー本体Ａに安定的に且
つ容易に装着できるよう構成してある。

【００２５】ところで、ハンガーＳの具体的構成、形
状、寸法、ハンガー本体Ａの具体的構成、形状、寸法、
材質、基板１の具体的構成、形状、寸法、材質、切欠部
２の具体的形状、寸法、配設位置、張出部折曲片３の具
体的構成、形状、寸法、材質、帯片４の具体的構成、形
状、寸法、取付孔５の具体的形状、寸法、配設位置、
数、補強基板６の具体的構成、形状、寸法、材質、中央
部折曲補強片７の具体的構成、形状、寸法、材質、配設
位置、張出部折曲補強片８の具体的構成、形状、寸法、
材質、配設位置、数、帯片９の具体的構成、形状、寸
法、材質、係止孔１０の具体的形状、寸法、配設位置、
数、挿通孔１１の具体的形状、寸法、配設位置、数、フ
ック体Ｂの具体的構成、形状、寸法、材質、フック部１
５の具体的構成、形状、寸法、材質、係止部１６の具体
的構成、形状、寸法、材質、掛止体Ｃの具体的構成、形
状、寸法、材質、掛止部２０の具体的構成、形状、寸
法、材質、取付部２１の具体的構成、形状、寸法、材
質、係止フック２２の具体的構成、形状、寸法、材質等
は、図示例等に限定されることなく適宜自由に設定でき
るものである。

【００２６】本発明のハンガーＳは、前述の如く構成さ
れており、その不使用時には、ハンガー本体Ａからフッ
ク体Ｂや掛止体Ｃを取外し、ハンガー本体Ａは、焼却処
分し、フック体Ｂや掛止体Ｃは、新しいハンガー本体Ａ
に装着して使用することができるものである。

【００２７】

【発明の効果】従って、請求項１記載のハンガーＳは、
適宜シート状材等の折曲によって構成されるハンガー本
体Ａと、このハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分に着
脱自在に装着されるフック体Ｂとを備え、フック体Ｂ
は、フック部１５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分に
装着可能な係止部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、取
付孔５を有する基板１と、基板１の下縁に連設されると
共に取付孔５を有する補強基板６と、基板１の左右張出
部上縁に連設される左右張出部折曲片３とを備え、基板
１の取付孔５と、補強基板６の取付孔５とにフック体Ｂ
の係止部１６が挿通係止されて、フック体Ｂをハンガー
本体Ａに装着できるよう構成したので、補強基板６によ
って、基板１全体を補強できるようになると共に、ハン
ガー本体Ａ全体の厚みを増せるようになり、また、左右
張出部折曲片３によって、基板１の左右張出部上縁部分
の強度及び剛性を増すことができるようになると共に、
その部分の厚みを増せるようになり、ハンガー本体Ａ全
体及び各部の耐久性が増すようになると共に、ハンガー
本体Ａ自体に厚みを設けることができるようになり、ク
リーニングされたシャツ類やジャケット類等の衣類を安
定的に装着できるようになると共に、比較的長い時間使
用した場合でも衣類の形崩れが生じ難いものとなり、し
かも、構成簡素で、堅牢で、低コストに提供でき、クリ
ーニング店に於いて使用されるハンガーとして最適なも
のとなる。

【００２８】特に、ハンガー本体Ａは、適宜シート状材
等の折曲によって構成されるので、ハンガー本体Ａを、
例えば、厚紙や、段ボール等で構成することが可能とな
り、防虫加工や、防カビ加工を簡単に施せるようにな
る。加えて、ハンガーＳを廃棄する際に、ハンガー本体
Ａからフック体Ｂを簡単に取外せ、ハンガー本体Ａを簡
単に焼却処分できるようになり、所謂ゴミ問題にも役立
つようものとなる。

【００２９】請求項２記載のハンガーＳは、ハンガー本
体Ａの基板１の中央部上縁部分に切欠部２を凹設したの
で、例えば、衣類をハンガーＳに装着したときに、クリ
ーニング済みの衣類のタッグに取付けられる識別用の紙
片等が切欠部２部分にあらわれるようになるため、これ
を正面がわから視認し易くなり、クリーニング店に於け
る仕分け作業等が行い易くなり、使い勝手の優れたもの
となる。

【００３０】請求項３記載のハンガーＳは、補強基板６
の中央部上縁に中央部折曲補強片７を連設し、補強基板
６の左右張出部上縁に左右張出部折曲補強片８を夫々連
設し、基板１と補強基板６との連設部分に折目線を介し
て帯片４を介装し、補強基板６と中央部折曲補強片７と
の連設部分に折目線を介して帯片９を介装したので、中
央部折曲補強片７と帯片９とによって、ハンガー本体Ａ
の中央部上部の強度及び剛性を増すことができるように
なると共に、この部分の厚みを増すことができるように
なり、更に、帯片４によって、ハンガー本体Ａの下端部
の強度及び剛性を増すことができるようになると共に、
この部分の厚みを増すことができるようになり、そし
て、張出部折曲補強片８によって、ハンガー本体Ａの左
右張出部上縁部分の強度及び剛性を増すことができるよ
うになると共に、この部分の厚みを増すことができるよ
うになり、簡単な構成によってハンガー本体Ａ全体をバ
ランス良く補強できるようになる。

【００３１】請求項４記載のハンガーＳは、適宜シート
状材等の折曲によって構成されるハンガー本体Ａと、こ
のハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分に着脱自在に装
着されるフック体Ｂと、ハンガー本体Ａに着脱自在に装
着される掛止体Ｃとを備え、フック体Ｂは、フック部１
５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分に装着可能な係止
部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、取付孔５を有する
基板１と、基板１の下縁に連設されると共に取付孔５を
有する補強基板６と、基板１の左右張出部上縁に連設さ
れる左右張出部折曲片３とを備え、基板１の取付孔５
と、補強基板６の取付孔５とにフック体Ｂの係止部１６
が挿通係止されて、フック体Ｂをハンガー本体Ａに装着
できるよう形成し、掛止体Ｃは、ズボン、スカート、ス
カーフ等の被掛止物が掛止される掛止部２０の両端に左
右取付部２１が設けられ、この左右取付部２１によって
掛止体Ｃをハンガー本体Ａに装着できるよう構成したの
で、補強基板６によって、基板１全体を補強できるよう
になると共に、ハンガー本体Ａ全体の厚みを増せるよう
になり、また、左右張出部折曲片３によって、基板１の
左右張出部上縁部分の強度及び剛性を増すことができる
ようになると共に、その部分の厚みを増せるようにな
り、ハンガー本体Ａ全体及び各部の耐久性が増すように
なると共に、ハンガー本体Ａ自体に厚みを設けることが
できるようになり、クリーニングされたシャツ類やジャ
ケット類等の衣類を安定的に装着できるようになると共
に、比較的長い時間使用した場合でも衣類の形崩れが生
じ難いものとなり、しかも、構成簡素で、堅牢で、低コ
ストに提供でき、クリーニング店に於いて使用されるハ
ンガーとして最適なものとなる。

【００３２】また、ハンガー本体Ａは、適宜シート状材
等の折曲によって構成されるので、ハンガー本体Ａを、
例えば、厚紙や、段ボール等で構成することが可能とな
り、防虫加工や、防カビ加工を簡単に施せるようにな
る。加えて、ハンガーＳを廃棄する際に、ハンガー本体
Ａからフック体Ｂや掛止体Ｃを簡単に取外せ、ハンガー
本体Ａを簡単に焼却処分できるようになり、所謂ゴミ問
題にも役立つようものとなる。

【００３３】特に、掛止体Ｃは、ズボン、スカート、ス
カーフ等の被掛止物が掛止される掛止部２０の両端に左
右取付部２１が設けられ、この左右取付部２１によって
掛止体Ｃをハンガー本体Ａに装着できるよう構成したの
で、掛止体Ｃをハンガー本体Ａに容易に装着、取外しで
きるようになると共に、ズボン、スカート、スカーフ等
の被掛止物を容易に掛止できるようになる。

【００３４】請求項５記載のハンガーＳは、適宜シート
状材等の折曲によって構成されるハンガー本体Ａと、こ
のハンガー本体Ａに設けた取付孔５部分に着脱自在に装
着されるフック体Ｂと、ハンガー本体Ａに着脱自在に装
着されて、ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物が
掛止可能となる掛止体Ｃとを備え、フック体Ｂは、フッ
ク部１５と、ハンガー本体Ａの取付孔５部分に装着可能
な係止部１６とを備え、ハンガー本体Ａは、取付孔５を
有する基板１と、基板１の下縁に連設されると共に取付
孔５を有する補強基板６と、基板１と補強基板６との連
設部分に折目線を介して介装される帯片４と、基板１の
左右張出部上縁に連設される左右張出部折曲片３とを備
え、基板１の取付孔５と、補強基板６の取付孔５とにフ
ック体Ｂの係止部１６が挿通係止されて、フック体Ｂを
ハンガー本体Ａに装着できるよう形成し、掛止体Ｃは、
ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物が掛止される
掛止部２０の両端に左右取付部２１が設けられ、この左
右取付部２１は、帯片４に穿設した挿通孔１１に挿通さ
れると共に、上端の係止フック２２が基板１に穿設した
係止孔１０孔縁部分に係止されることで、掛止体Ｃをハ
ンガー本体Ａに装着できるよう構成したので、補強基板
６によって、基板１全体を補強できるようになると共
に、ハンガー本体Ａ全体の厚みを増せるようになり、ま
た、左右張出部折曲片３によって、基板１の左右張出部
上縁部分の強度及び剛性を増すことができるようになる
と共に、その部分の厚みを増せるようになり、更に、帯
片４によって、ハンガー本体Ａの下端部の強度及び剛性
を増すことができるようになると共に、この部分の厚み
を増すことができるようになり、ハンガー本体Ａ全体及
び各部の耐久性が増すようになると共に、ハンガー本体
Ａ自体に厚みを設けることができるようになり、クリー
ニングされたシャツ類やジャケット類等の衣類を安定的
に装着できるようになると共に、比較的長い時間使用し
た場合でも衣類の形崩れが生じ難いものとなり、しか
も、構成簡素で、堅牢で、低コストに提供でき、クリー
ニング店に於いて使用されるハンガーとして最適なもの
となる。

【００３５】また、ハンガー本体Ａは、適宜シート状材
等の折曲によって構成されるので、ハンガー本体Ａを、
例えば、厚紙や、段ボール等で構成することが可能とな
り、防虫加工や、防カビ加工を簡単に施せるようにな
る。加えて、ハンガーＳを廃棄する際に、ハンガー本体
Ａからフック体Ｂや掛止体Ｃを簡単に取外せ、ハンガー
本体Ａを簡単に焼却処分できるようになり、所謂ゴミ問
題にも役立つようものとなる。

【００３６】特に、掛止体Ｃは、ズボン、スカート、ス
カーフ等の被掛止物が掛止される掛止部２０の両端に左
右取付部２１が設けられ、この左右取付部２１は、帯片
４に穿設した挿通孔１１に挿通されると共に、上端の係
止フック２２が基板１に穿設した係止孔１０孔縁部分に
係止されることで、掛止体Ｃをハンガー本体Ａに装着で
きるよう構成したので、掛止体Ｃをハンガー本体Ａに容
易に且つ安定的に装着きるようになると共に、ズボン、
スカート、スカーフ等の被掛止物を容易に且つ安定的に
掛止できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のハンガーを例示する分解斜視図であ
る。

【図２】本発明のハンガーを例示する分解斜視図であ
る。

【図３】本発明のハンガーを例示する正面図である。

【図４】本発明のハンガーを例示する縦断側面図であ
る。

【図５】本発明のハンガーのハンガー本体を例示する展
開図である。

【図６】本発明の他のハンガーを例示する分解斜視図で
ある。

【図７】本発明の他のハンガーを例示する斜視図であ
る。

【図８】本発明の他のハンガーを例示する部分縦断側面
図である。

【符号の説明】

ＳハンガーＡハンガー本体１基板２切欠
部３張出部折曲片４帯片５取付孔６補強
基板７中央部折曲補強片８張出
部折曲補強片９帯片１０係止
孔１１挿通孔Ｂフック体１５フック部１６係止
部Ｃ掛止体２０掛止部２１取付
部２２係止フック

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】適宜シート状材等の折曲によって構成さ
れるハンガー本体と、このハンガー本体に設けた取付孔
部分に着脱自在に装着されるフック体とを備え、フック
体は、フック部と、ハンガー本体の取付孔部分に装着可
能な係止部とを備え、ハンガー本体は、取付孔を有する
基板と、基板の下縁に連設されると共に取付孔を有する
補強基板と、基板の左右張出部上縁に連設される左右張
出部折曲片とを備え、基板の取付孔と、補強基板の取付
孔とにフック体の係止部が挿通係止されて、フック体を
ハンガー本体に装着できるよう構成したことを特徴とす
るハンガー。
【請求項２】ハンガー本体の基板の中央部上縁部分に
切欠部を凹設したことを特徴とする請求項１記載のハン
ガー。
【請求項３】補強基板の中央部上縁に中央部折曲補強
片を連設し、補強基板の左右張出部上縁に左右張出部折
曲補強片を夫々連設し、基板と補強基板との連設部分に
折目線を介して帯片を介装し、補強基板と中央部折曲補
強片との連設部分に折目線を介して帯片を介装したこと
を特徴とする請求項１または請求項２記載のハンガー。
【請求項４】適宜シート状材等の折曲によって構成さ
れるハンガー本体と、このハンガー本体に設けた取付孔
部分に着脱自在に装着されるフック体と、ハンガー本体
に着脱自在に装着される掛止体とを備え、フック体は、
フック部と、ハンガー本体の取付孔部分に装着可能な係
止部とを備え、ハンガー本体は、取付孔を有する基板
と、基板の下縁に連設されると共に取付孔を有する補強
基板と、基板の左右張出部上縁に連設される左右張出部
折曲片とを備え、基板の取付孔と、補強基板の取付孔と
にフック体の係止部が挿通係止されて、フック体をハン
ガー本体に装着できるよう形成し、掛止体は、ズボン、
スカート、スカーフ等の被掛止物が掛止される掛止部の
両端部分に左右取付部が設けられ、この左右取付部によ
って掛止体をハンガー本体に装着できるよう構成したこ
とを特徴とするハンガー。
【請求項５】適宜シート状材等の折曲によって構成さ
れるハンガー本体と、このハンガー本体に設けた取付孔
部分に着脱自在に装着されるフック体と、ハンガー本体
に着脱自在に装着されて、ズボン、スカート、スカーフ
等の被掛止物が掛止可能となる掛止体とを備え、フック
体は、フック部と、ハンガー本体の取付孔部分に装着可
能な係止部とを備え、ハンガー本体は、取付孔を有する
基板と、基板の下縁に連設されると共に取付孔を有する
補強基板と、基板と補強基板との連設部分に折目線を介
して介装される帯片と、基板の左右張出部上縁に連設さ
れる左右張出部折曲片とを備え、基板の取付孔と、補強
基板の取付孔とにフック体の係止部が挿通係止されて、
フック体をハンガー本体に装着できるよう形成し、掛止
体は、ズボン、スカート、スカーフ等の被掛止物が掛止
される掛止部の両端部分に左右取付部が設けられ、この
左右取付部は、帯片に穿設した挿通孔に挿通されると共
に、上端の係止フックが基板に穿設した係止孔孔縁部分
に係止されることで、掛止体をハンガー本体に装着でき
るよう構成したことを特徴とするハンガー。