JPH10224695A - 収差補正装置及び方法 - Google Patents
収差補正装置及び方法Info
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- JPH10224695A JPH10224695A JP9022792A JP2279297A JPH10224695A JP H10224695 A JPH10224695 A JP H10224695A JP 9022792 A JP9022792 A JP 9022792A JP 2279297 A JP2279297 A JP 2279297A JP H10224695 A JPH10224695 A JP H10224695A
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- aberration correction
- aberration
- imaging device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非光学的手段によってレンズの収差を補正す
る装置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 収差補正装置は光学系を経由した光を光
電変換するための固体撮像デバイスと固体撮像デバイス
によって生成された信号をランダム読み出すためのラン
ダム読み出しタイミング発生回路とを有する。ランダム
読み出しタイミング発生回路は光学系によって生ずる収
差を補正するための収差補正データを有し、この収差補
正データに基づいて固体撮像デバイスによって生成され
た信号を所定の順に読み出してビデオ信号を生成する。
る装置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 収差補正装置は光学系を経由した光を光
電変換するための固体撮像デバイスと固体撮像デバイス
によって生成された信号をランダム読み出すためのラン
ダム読み出しタイミング発生回路とを有する。ランダム
読み出しタイミング発生回路は光学系によって生ずる収
差を補正するための収差補正データを有し、この収差補
正データに基づいて固体撮像デバイスによって生成され
た信号を所定の順に読み出してビデオ信号を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズの収差を非光
学的に補正するための収差補正装置及び方法に関し、よ
り詳細には固体撮像デバイスによって生成される電気信
号をランダムに読み出すことによってレンズの収差を補
正するように構成された収差補正装置及び方法に関す
る。
学的に補正するための収差補正装置及び方法に関し、よ
り詳細には固体撮像デバイスによって生成される電気信
号をランダムに読み出すことによってレンズの収差を補
正するように構成された収差補正装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レンズの収差には色収差、球面収差、コ
マ収差、非点収差、像面湾曲収差、歪曲収差等が知られ
ている。図4に示すように歪曲収差には樽型と糸巻型が
ある。樽型の歪曲収差は、図4Aに示す如き格子状の被
写体が図4Bに示すように樽形に歪曲した像となること
をいい、糸巻型の歪曲収差は図4Cに示すように糸巻形
に歪曲した像となることをいう。
マ収差、非点収差、像面湾曲収差、歪曲収差等が知られ
ている。図4に示すように歪曲収差には樽型と糸巻型が
ある。樽型の歪曲収差は、図4Aに示す如き格子状の被
写体が図4Bに示すように樽形に歪曲した像となること
をいい、糸巻型の歪曲収差は図4Cに示すように糸巻形
に歪曲した像となることをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような歪曲
収差の修正は、樽型の歪曲収差を生成する光学系と樽型
の歪曲収差を生成する光学系を組み合わることによって
行われていた。また色収差も光学的な方法によって修正
されていた。
収差の修正は、樽型の歪曲収差を生成する光学系と樽型
の歪曲収差を生成する光学系を組み合わることによって
行われていた。また色収差も光学的な方法によって修正
されていた。
【0004】しかしながら、このような光学的な方法で
は収差を完全に修正することは困難である。又、光学的
な方法によって収差を補正すると、レンズ系の価格と重
量が高くなる欠点があった。
は収差を完全に修正することは困難である。又、光学的
な方法によって収差を補正すると、レンズ系の価格と重
量が高くなる欠点があった。
【0005】本発明は斯かる点に鑑み、光学系を使用す
ることなく、即ち、非光学的方法によってレンズの収差
を補正する収差補正装置及び方法を提供することを目的
とする。
ることなく、即ち、非光学的方法によってレンズの収差
を補正する収差補正装置及び方法を提供することを目的
とする。
【0006】本発明は斯かる点に鑑み、簡単な構成によ
ってレンズの収差を補正する収差補正装置及び方法を提
供することを目的とする。
ってレンズの収差を補正する収差補正装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、収差補
正装置は、光学系を経由した光を光電変換するための固
体撮像デバイスと固体撮像デバイスによって生成された
信号をランダム読み出すためのランダム読み出しタイミ
ング発生回路とを有し、ランダム読み出しタイミング発
生回路は光学系によって生ずる収差を補正するための収
差補正データを有し、収差補正データに基づいて固体撮
像デバイスによって生成された信号を所定の順に読み出
してビデオ信号を生成する。
正装置は、光学系を経由した光を光電変換するための固
体撮像デバイスと固体撮像デバイスによって生成された
信号をランダム読み出すためのランダム読み出しタイミ
ング発生回路とを有し、ランダム読み出しタイミング発
生回路は光学系によって生ずる収差を補正するための収
差補正データを有し、収差補正データに基づいて固体撮
像デバイスによって生成された信号を所定の順に読み出
してビデオ信号を生成する。
【0008】本発明によると、収差補正方法は、光学系
の収差を測定することと、収差補正データを記憶するこ
とと、収差補正データに基づいて固体撮像デバイスの電
気信号をランダムに読み出してビデオ信号を生成するこ
とと、を含む。
の収差を測定することと、収差補正データを記憶するこ
とと、収差補正データに基づいて固体撮像デバイスの電
気信号をランダムに読み出してビデオ信号を生成するこ
とと、を含む。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して本発明に
よるレンズの歪曲収差を補正するための装置及び方法の
第1の例を説明する。本例ではCCDカメラに適用され
ている。本例の収差補正装置はCCDカメラ10とラン
ダム読み出しタイミング発生回路13とランダムアクセ
スビデオメモリ14とを有する。CCDカメラ10はレ
ンズブロックを含む光学系11とその背後に配置された
CCDエリアセンサ12とを有する。
よるレンズの歪曲収差を補正するための装置及び方法の
第1の例を説明する。本例ではCCDカメラに適用され
ている。本例の収差補正装置はCCDカメラ10とラン
ダム読み出しタイミング発生回路13とランダムアクセ
スビデオメモリ14とを有する。CCDカメラ10はレ
ンズブロックを含む光学系11とその背後に配置された
CCDエリアセンサ12とを有する。
【0010】図2を参照して本例の動作を説明する。図
2Aに示すようにCCDエリアセンサ12の各撮像素子
に番地1、2、3、・・・を付する。番地は走査順に順
番に付す。図2Bは、被写体の像であり、光学系11に
よる歪曲収差が全く存在しない場合にCCDエリアセン
サ12によって検出される被写体の画像を表す。
2Aに示すようにCCDエリアセンサ12の各撮像素子
に番地1、2、3、・・・を付する。番地は走査順に順
番に付す。図2Bは、被写体の像であり、光学系11に
よる歪曲収差が全く存在しない場合にCCDエリアセン
サ12によって検出される被写体の画像を表す。
【0011】各撮像素子1、2、・・・によって検出さ
れた画素に英文字の符号を付す。例えば、撮像素子1は
画素A、撮像素子2は画素B、撮像素子3は画素C、撮
像素子4は画素D、撮像素子5は画素E、撮像素子6は
画素F、撮像素子7は画素G、撮像素子8は画素H、撮
像素子9は画素I、撮像素子10は画素Jを検出する。
れた画素に英文字の符号を付す。例えば、撮像素子1は
画素A、撮像素子2は画素B、撮像素子3は画素C、撮
像素子4は画素D、撮像素子5は画素E、撮像素子6は
画素F、撮像素子7は画素G、撮像素子8は画素H、撮
像素子9は画素I、撮像素子10は画素Jを検出する。
【0012】図2C及び図2Dは光学系11による歪曲
収差が存在する場合にCCDエリアセンサ12によって
検出される被写体の画像と対応する撮像素子を表す。図
示のように、被写体の画像を構成する画素ABCD・・
・HIJは湾曲している。例えば、撮像素子1は画素A
を検出するが、画素Bは撮像素子12が検出し、画素C
は撮像素子13、画素Dは撮像素子24、画素Eは撮像
素子25、画素Fは撮像素子26、画素Gは撮像素子2
7、画素Hは撮像素子18、画素Iは撮像素子19、画
素Jは撮像素子10が検出する。
収差が存在する場合にCCDエリアセンサ12によって
検出される被写体の画像と対応する撮像素子を表す。図
示のように、被写体の画像を構成する画素ABCD・・
・HIJは湾曲している。例えば、撮像素子1は画素A
を検出するが、画素Bは撮像素子12が検出し、画素C
は撮像素子13、画素Dは撮像素子24、画素Eは撮像
素子25、画素Fは撮像素子26、画素Gは撮像素子2
7、画素Hは撮像素子18、画素Iは撮像素子19、画
素Jは撮像素子10が検出する。
【0013】CCDエリアセンサ12は通常アナログレ
ジスタによって構成されており、各撮像素子の信号電荷
は順次転送(シリアル転送)によって電気信号として出
力される。CCDエリアセンサ12の出力信号はランダ
ムアクセスビデオメモリ14に供給される。
ジスタによって構成されており、各撮像素子の信号電荷
は順次転送(シリアル転送)によって電気信号として出
力される。CCDエリアセンサ12の出力信号はランダ
ムアクセスビデオメモリ14に供給される。
【0014】ランダムアクセスビデオメモリ14には、
CCDエリアセンサ12より順次転送された電気信号が
そのまま記憶される。即ち、ランダムアクセスビデオメ
モリ14の各番地にはその番地と同一番地の撮像素子の
出力が記憶される。ランダムアクセスビデオメモリ14
の1番地には撮像素子1の出力が記憶され、ランダムア
クセスビデオメモリ14の2番地には撮像素子2の出力
が記憶され、ランダムアクセスビデオメモリ14のN番
地には撮像素子Nの出力が記憶される。従って、ランダ
ムアクセスビデオメモリ14の各番地に記憶された信号
を、そのまま番地順にビデオ信号として出力する場合に
は、得られる画像は図2Cに示す如き湾曲した像とな
る。
CCDエリアセンサ12より順次転送された電気信号が
そのまま記憶される。即ち、ランダムアクセスビデオメ
モリ14の各番地にはその番地と同一番地の撮像素子の
出力が記憶される。ランダムアクセスビデオメモリ14
の1番地には撮像素子1の出力が記憶され、ランダムア
クセスビデオメモリ14の2番地には撮像素子2の出力
が記憶され、ランダムアクセスビデオメモリ14のN番
地には撮像素子Nの出力が記憶される。従って、ランダ
ムアクセスビデオメモリ14の各番地に記憶された信号
を、そのまま番地順にビデオ信号として出力する場合に
は、得られる画像は図2Cに示す如き湾曲した像とな
る。
【0015】本発明では、ランダムアクセスビデオメモ
リ14よりランダムに信号が読み出され、ビデオ信号が
生成される。例えば、図2の例の場合、番地1、12、
13、24、25、26、27、18、19、10の順
で読み出され、それがビデオ信号として送信される。従
って、このビデオ信号を再生すると、図2Eのように、
歪曲収差が除去された被写体の像と同一の画像が得られ
る。
リ14よりランダムに信号が読み出され、ビデオ信号が
生成される。例えば、図2の例の場合、番地1、12、
13、24、25、26、27、18、19、10の順
で読み出され、それがビデオ信号として送信される。従
って、このビデオ信号を再生すると、図2Eのように、
歪曲収差が除去された被写体の像と同一の画像が得られ
る。
【0016】ランダムアクセスビデオメモリ14はラン
ダム読み出しタイミング発生回路13からの命令信号に
応答して、ランダムアクセスビデオメモリ14よりラン
ダムに信号を読み出す。ランダム読み出しタイミング発
生回路13は予め、光学系の歪曲収差に関するデータと
歪曲収差を除去するための番地の読み出し順序を記憶し
ている。従って、ランダム読み出しタイミング発生回路
13からの命令信号は、光学系の歪曲収差を修正し除去
するように、ランダムアクセスビデオメモリ14のメモ
リの読み出し順序を指示する。
ダム読み出しタイミング発生回路13からの命令信号に
応答して、ランダムアクセスビデオメモリ14よりラン
ダムに信号を読み出す。ランダム読み出しタイミング発
生回路13は予め、光学系の歪曲収差に関するデータと
歪曲収差を除去するための番地の読み出し順序を記憶し
ている。従って、ランダム読み出しタイミング発生回路
13からの命令信号は、光学系の歪曲収差を修正し除去
するように、ランダムアクセスビデオメモリ14のメモ
リの読み出し順序を指示する。
【0017】上述の例では、ランダムアクセスビデオメ
モリ14は、CCDエリアセンサ12より順次転送され
た信号を順次的(シリアル)に書き込み、ランダムに読
み出すように構成されている。しかしながら、ランダム
アクセスビデオメモリ14は、逆に、CCDエリアセン
サ12より順次転送された信号をランダムに書き込み、
順次的(シリアル)に読み出すように構成されてもよ
い。
モリ14は、CCDエリアセンサ12より順次転送され
た信号を順次的(シリアル)に書き込み、ランダムに読
み出すように構成されている。しかしながら、ランダム
アクセスビデオメモリ14は、逆に、CCDエリアセン
サ12より順次転送された信号をランダムに書き込み、
順次的(シリアル)に読み出すように構成されてもよ
い。
【0018】この場合、ランダムアクセスビデオメモリ
14は、ランダム読み出しタイミング発生回路13から
の命令信号に基づいて、CCDエリアセンサ12からの
信号をランダムに書き込む。図2の例の場合、ランダム
アクセスビデオメモリ14の番地1〜10に撮像素子
1、12、13、24、25、26、27、18、1
9、10の信号が、それぞれ、記憶される。従って、ラ
ンダムアクセスビデオメモリ14に記憶された信号を、
ランダムアクセスビデオメモリ14の番地順に、即ち、
順次的(シリアル)に読み出すことによって、図2Eに
示す如き歪曲収差が除去された像が得られる。
14は、ランダム読み出しタイミング発生回路13から
の命令信号に基づいて、CCDエリアセンサ12からの
信号をランダムに書き込む。図2の例の場合、ランダム
アクセスビデオメモリ14の番地1〜10に撮像素子
1、12、13、24、25、26、27、18、1
9、10の信号が、それぞれ、記憶される。従って、ラ
ンダムアクセスビデオメモリ14に記憶された信号を、
ランダムアクセスビデオメモリ14の番地順に、即ち、
順次的(シリアル)に読み出すことによって、図2Eに
示す如き歪曲収差が除去された像が得られる。
【0019】図3を参照して本発明によるレンズの歪曲
収差補正装置及び方法の第2の例を説明する。本例の装
置はMOSイメージセンサが適用されている。本例の装
置はMOSカメラ20とランダム読み出しタイミング発
生回路23とを有する。MOSカメラ20はレンズブロ
ックを含む光学系21とその背後に配置されたランダム
アクセス型MOSエリアセンサ22とを有する。
収差補正装置及び方法の第2の例を説明する。本例の装
置はMOSイメージセンサが適用されている。本例の装
置はMOSカメラ20とランダム読み出しタイミング発
生回路23とを有する。MOSカメラ20はレンズブロ
ックを含む光学系21とその背後に配置されたランダム
アクセス型MOSエリアセンサ22とを有する。
【0020】ランダムアクセス型MOSエリアセンサ2
2は、外部からの命令信号に応答して各撮像素子の信号
電荷をランダム転送し、電気信号を生成するように構成
されている。従って、本例では、ランダム読み出しタイ
ミング発生回路23からの命令信号に基づいてビデオ信
号を生成する。尚、この命令信号は水平アドレスと垂直
アドレスとを含む。
2は、外部からの命令信号に応答して各撮像素子の信号
電荷をランダム転送し、電気信号を生成するように構成
されている。従って、本例では、ランダム読み出しタイ
ミング発生回路23からの命令信号に基づいてビデオ信
号を生成する。尚、この命令信号は水平アドレスと垂直
アドレスとを含む。
【0021】本例のランダム読み出しタイミング発生回
路23は図1を参照して説明した第1の例のランダム読
み出しタイミング発生回路13と同様な機能を有し、予
め光学系の歪曲収差に関するデータと歪曲収差を除去す
るためのランダム転送の順序を記憶している。従って、
ランダム読み出しタイミング発生回路23からの命令信
号は、光学系の歪曲収差を修正し除去するように、ラン
ダムアクセス型MOSエリアセンサ22における信号電
荷のランダム転送の順序を指示する。
路23は図1を参照して説明した第1の例のランダム読
み出しタイミング発生回路13と同様な機能を有し、予
め光学系の歪曲収差に関するデータと歪曲収差を除去す
るためのランダム転送の順序を記憶している。従って、
ランダム読み出しタイミング発生回路23からの命令信
号は、光学系の歪曲収差を修正し除去するように、ラン
ダムアクセス型MOSエリアセンサ22における信号電
荷のランダム転送の順序を指示する。
【0022】再び図2を参照して説明する。以上は本発
明の装置及び方法によって歪曲収差を除去し又は補正す
る場合を説明したが、本発明によると色収差を除去し又
は補正することも可能である。
明の装置及び方法によって歪曲収差を除去し又は補正す
る場合を説明したが、本発明によると色収差を除去し又
は補正することも可能である。
【0023】例えば3管式のCCDカメラの場合、光学
系を透過した光はプリズムによって三色(R、G、B)
に分解され、3個の固体撮像デバイスによってそれぞれ
光電変換される。ランダム読み出しタイミング発生回路
13、23は予め、光学系の3色の色収差に関するデー
タと色収差を除去するための番地の読み出し順序又はラ
ンダム転送の順序を記憶している。こうして、ランダム
読み出しタイミング発生回路13、23からの命令信号
によって生成されたカラービデオ信号は色収差が除去さ
れる。
系を透過した光はプリズムによって三色(R、G、B)
に分解され、3個の固体撮像デバイスによってそれぞれ
光電変換される。ランダム読み出しタイミング発生回路
13、23は予め、光学系の3色の色収差に関するデー
タと色収差を除去するための番地の読み出し順序又はラ
ンダム転送の順序を記憶している。こうして、ランダム
読み出しタイミング発生回路13、23からの命令信号
によって生成されたカラービデオ信号は色収差が除去さ
れる。
【0024】次の色収差の除去方法の原理を簡単に説明
する。色収差は三色(赤R、緑G、青B)の光の屈折率
が異なることに起因する。三色のうち青が最も光の屈折
率が大きく赤が最も光の屈折率が小さい。屈折率が大き
いと焦点位置はレンズにより近づき、屈折率が小さいと
焦点位置はレンズにより遠ざかる。
する。色収差は三色(赤R、緑G、青B)の光の屈折率
が異なることに起因する。三色のうち青が最も光の屈折
率が大きく赤が最も光の屈折率が小さい。屈折率が大き
いと焦点位置はレンズにより近づき、屈折率が小さいと
焦点位置はレンズにより遠ざかる。
【0025】青のように屈折率が大きく焦点位置がレン
ズに近づく光は、固体撮像デバイスにおいて、より内側
の撮像素子によって検出される。逆に赤のように屈折率
が小さく焦点位置がレンズより遠ざかる光は、固体撮像
デバイスにおいて、より外側の撮像素子によって検出さ
れる。
ズに近づく光は、固体撮像デバイスにおいて、より内側
の撮像素子によって検出される。逆に赤のように屈折率
が小さく焦点位置がレンズより遠ざかる光は、固体撮像
デバイスにおいて、より外側の撮像素子によって検出さ
れる。
【0026】従って、例えば、青を検出する固体撮像デ
バイスの場合には、より外側に配置された撮像素子の番
地になるようにランダム読み出しの順を設定し、赤を検
出する固体撮像デバイスの場合には、より内側に配置さ
れた撮像素子の番地になるようにランダム読み出しの順
を設定すればよい。
バイスの場合には、より外側に配置された撮像素子の番
地になるようにランダム読み出しの順を設定し、赤を検
出する固体撮像デバイスの場合には、より内側に配置さ
れた撮像素子の番地になるようにランダム読み出しの順
を設定すればよい。
【0027】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、非光学的にレンズの収
差を除去又は修正するから、レンズ系の重量を増加する
ことなく小型化することができる利点を有する。
差を除去又は修正するから、レンズ系の重量を増加する
ことなく小型化することができる利点を有する。
【0029】本発明によると、非光学的にレンズの収差
を除去又は修正するから、レンズ系の価格を低減するこ
とができる利点を有する。
を除去又は修正するから、レンズ系の価格を低減するこ
とができる利点を有する。
【0030】本発明によると、非光学的にレンズの収差
を除去又は修正するから、低価格のレンズ系を使用して
も収差の無い鮮明な且つ明瞭な画像を得ることができる
利点を有する。
を除去又は修正するから、低価格のレンズ系を使用して
も収差の無い鮮明な且つ明瞭な画像を得ることができる
利点を有する。
【図1】本発明による収差補正装置の第1の例を示す図
である。
である。
【図2】本発明による収差補正装置の原理を説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
【図3】本発明による収差補正装置の第2の例を示す図
である。
である。
【図4】レンズの歪曲収差を説明するための説明図であ
る。
る。
10 CCDカメラ 、11 光学系 、12 CCD
エリアセンサ 、13ランダム読み出しタイミング発生
回路 、14 ランダムアクセスビデオメモリ、20
MOSカメラ 、21 光学系 、22 ランダムアク
セス型MOSエリアセンサ 、23 ランダム読み出し
タイミング発生回路
エリアセンサ 、13ランダム読み出しタイミング発生
回路 、14 ランダムアクセスビデオメモリ、20
MOSカメラ 、21 光学系 、22 ランダムアク
セス型MOSエリアセンサ 、23 ランダム読み出し
タイミング発生回路
Claims (11)
- 【請求項1】 光学系を経由した光を光電変換するため
の固体撮像デバイスと該固体撮像デバイスによって生成
された信号をランダム読み出すためのランダム読み出し
タイミング発生回路とを有し、該ランダム読み出しタイ
ミング発生回路は上記光学系によって生ずる収差を補正
するための収差補正データを有し、該収差補正データに
基づいて上記固体撮像デバイスによって生成された信号
を所定の順に読み出してビデオ信号を生成するように構
成されている収差補正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の収差補正装置において、
上記固体撮像デバイスはCCDエリアセンサであり、該
CCDエリアセンサより順次転送された電気信号を記憶
するランダムアクセスビデオメモリが備えられ、上記ラ
ンダム読み出しタイミング発生回路からの命令信号は上
記ランダムアクセスビデオメモリに供給されることを特
徴とする収差補正装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の収差補正装置において、
上記ランダムアクセスビデオメモリは上記ランダム読み
出しタイミング発生回路からの命令信号に応答して上記
CCDエリアセンサより順次転送された電気信号をラン
ダムに書き込みシリアルに読み出すように構成されてい
ることを特徴とする収差補正装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の収差補正装置において、
上記ランダムアクセスビデオメモリは上記ランダム読み
出しタイミング発生回路からの命令信号に応答して上記
CCDエリアセンサより順次転送された電気信号をシリ
アルに書き込みランダムに読み出すように構成されてい
ることを特徴とする収差補正装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の収差補正装置において、
上記固体撮像デバイスはランダムアクセス型MOSエリ
アセンサであり、上記ランダム読み出しタイミング発生
回路からの命令信号は上記ランダムアクセス型MOSカ
メラに供給されることを特徴とする収差補正装置。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の収差
補正装置において、上記収差補正データはレンズ系の歪
曲収差を補正するためのデータを含むことを特徴とする
収差補正装置。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
収差補正装置において、上記収差補正データはレンズ系
の色収差を補正するためのデータを含むことを特徴とす
る収差補正装置。 - 【請求項8】 光学系の収差を測定することと、収差補
正データを記憶することと、上記収差補正データに基づ
いて固体撮像デバイスの電気信号をランダムに読み出し
てビデオ信号を生成することと、を含む収差補正方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の収差補正方法において、
上記固体撮像デバイスはCCD撮像デバイスであり、該
CCD撮像デバイスより順次転送された電気信号をラン
ダムアクセスビデオメモリに記憶し、該ランダムアクセ
スビデオメモリより電気信号をランダムに読み出してビ
デオ信号を生成することを特徴とする収差補正方法。 - 【請求項10】 請求項8記載の収差補正方法におい
て、上記固体撮像デバイスはランダムアクセス型MOS
撮像デバイスであり、該MOS撮像デバイスより電気信
号をランダムに読み出してビデオ信号を生成することを
特徴とする収差補正方法。 - 【請求項11】 請求項8、9又は10記載の収差補正
方法において、上記収差補正データは光学系の歪曲収差
を補正するための補正データを含むことを特徴とする収
差補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9022792A JPH10224695A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 収差補正装置及び方法 |
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Family Applications (1)
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JP9022792A Pending JPH10224695A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 収差補正装置及び方法 |
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1997
- 1997-02-05 JP JP9022792A patent/JPH10224695A/ja active Pending
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