JP2001186533A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001186533A
JP2001186533A JP36462299A JP36462299A JP2001186533A JP 2001186533 A JP2001186533 A JP 2001186533A JP 36462299 A JP36462299 A JP 36462299A JP 36462299 A JP36462299 A JP 36462299A JP 2001186533 A JP2001186533 A JP 2001186533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な構成で、入力画像信号の色収
差を補正できると共に、欠落色信号の補間処理で色収差
を補正できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 撮像素子1から得られる画像情報の色信
号を記憶する画像情報記憶部31と、撮像光学系2で発生
する色収差の情報を記憶する色収差情報記憶部33と、画
像情報の色信号の画素位置と撮像光学系2に関する情報
とに基づいて色収差情報記憶部33から色収差情報を読み
出して色収差補正情報を生成する色収差補正情報生成部
34,35と、画像情報の色信号の画素位置と色収差補正情
報とに基づいて補間係数を算出する補間係数算出部36
と、画像情報の色信号と補間係数とを用いて画像情報の
色信号および前記欠落している画像情報の色信号に関し
て補間処理を行う補間処理部36とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置において
発生する光学系の倍率色収差を信号処理で補正する画像
処理装置、特に欠落している色信号を信号処理で補間す
る際に倍率色収差を補正する画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】撮像装置等に用いる光学系で発生する収
差の一つに倍率色収差がある。色収差は、波長によって
屈折率が異なることに起因するもので、特に倍率色収差
は色によって焦点距離が異なることで、像面における像
の位置(倍率)が各色でずれて見られる現象である。な
お、本明細書では、倍率色収差を以後簡略して色収差と
記す。この色収差は、レンズの材質等である程度補正で
きるが、この場合には材質が高価になる等の原因でレン
ズ製造におけるコストがかかることになる。
【0003】そこで、従来、色収差を信号処理によって
補正する方法が幾つか提案されている。例えば、特公平
6−5959号公報には、基準色と他色との誤差および
近傍の色信号から補間処理を行うための補正データを予
め記憶し、撮像動作時にこれら記憶されているデータを
読み出して他色のデータを近傍のデータにより補間する
ことで補正を行うようにしたものが開示されている。
【0004】また、特開平8−205181号公報に
は、ズーム位置等のレンズ状態と画面位置に対応した色
収差情報(基準色に対する他色のずれ情報)を予めメモ
リに記憶し、該当する色収差情報を用いて基準色との色
収差を補正した画像データを補間するようにしたものが
開示されている。さらに、この公報には、色収差情報の
メモリを減らすための工夫として、画面中心からの距離
に応じて色収差を判定したり、部分的に色収差情報を記
憶して、色収差情報が存在しない部分は補間により色収
差情報を求めることも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、基本的に各画素すべての色が存在する段
階で色収差補正を行っているため、例えばRGBで表さ
れる場合には、各色一つずつの撮像素子(3板撮像素
子)を持つ撮像装置が必要となり、撮像素子を多く持つ
分だけ撮像装置自体が大きく、かつコスト高になる。
【0006】これに対し、単板や2板の撮像素子を用い
る(画像再現に必要な色信号に対して撮像素子が少な
い)場合には、3板撮像素子を用いる撮像装置に比べ撮
像装置自体を小さく、かつ安価にできるが、この場合に
は、画像として再現するために各画素に関して欠落して
いる色信号を補間する必要がある。ところが、この場合
に補間される色信号は、上述した色収差の影響により、
参照する画素の像とは異なった部分の像に関して生成さ
れることになる。
【0007】この様子を、図10を用いてさらに詳細に
説明する。図10は、単板撮像素子における欠落色信号
の補間の様子を示している。ここで注目している画素
“G{i,j}”にはG信号が存在し、画像として再現
するにはR信号およびB信号を補間する必要がある。こ
の位置に結像するG信号の像に関して、理想的には補間
されるR信号およびB信号は同一位置に結像する。しか
し、実際には光学系の色収差により、G信号の像に関す
るR信号およびB信号の結像位置“R{i,j}”,
“B{i,j}”は、図10のようにG信号の位置とは
異なった位置に結像される。
【0008】ここで、色収差補正を行わずにR信号およ
びB信号の欠落色信号の補間処理を行うと、参照してい
るG信号の像に対して位置的にずれた像の欠落色信号を
補間することになり、実際の被写体の色とは異なる色と
して再現される場合がある。図10の場合には、“G
{i,j}”にある像のR信号およびB信号をこのまま
補間しようとしても、色収差の影響により実際の像のR
信号およびB信号は“G{i,j}”ではないため、結
果として適切な補間処理を行うことができないことにな
る。
【0009】以上のことから、欠落色信号を補間処理す
るにあたっては、色収差を補正する必要がある。ここ
で、信号処理による色収差の補正方法として、撮像光学
系の色収差情報を基に、色信号の位置ずれ補正量を表す
位置補正情報を各画素毎に保持したルックアップテーブ
ル(LUT)を予めメモリに記憶させ、欠落色信号の補
間処理において画素の位置をアドレスとしてメモリのL
UTから位置補正情報を読み込み、その位置補正情報に
より位置を補正して補間処理を行う、という方法が考え
られる。
【0010】しかし、この場合には、補間処理前に各画
素に対して位置補正情報のLUTを参照するため、参照
時の計算時間の増加やメモリ等の回路規模の増大が引き
起こされ、コストの安い撮像装置では色収差を補正する
ことが困難であった。
【0011】したがって、かかる点に鑑みてなされた本
発明の目的は、簡単かつ安価な構成で、入力画像信号の
色収差を補正できると共に、欠落色信号の補間処理で色
収差を補正できる画像処理装置を提供しようとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に係る発明は、撮像光学系を経て撮像素子から得ら
れる画像情報の色信号に基づいて各画素に関して欠落し
ている画像情報の色信号を補間処理により復元する画像
処理装置において、前記撮像素子から得られる画像情報
の色信号を記憶する画像情報記憶部と、前記撮像光学系
で発生する色収差の情報を色収差情報として記憶する色
収差情報記憶部と、前記画像情報記憶部に記憶されてい
る画像情報の色信号の画素位置と前記撮像光学系に関す
る情報とに基づいて、前記色収差情報記憶部から色収差
情報を読み出して色収差を補正するための色収差補正情
報を生成する色収差補正情報生成部と、前記画像情報記
憶部に記憶されている画像情報の色信号の画素位置と前
記色収差補正情報生成部で生成された色収差補正情報と
に基づいて補間処理のための補間係数を算出する補間係
数算出部と、前記画像情報記憶部に記憶されている画像
情報の色信号と前記補間係数算出部で算出された補間係
数とを用いて前記画像情報記憶部に記憶されている画像
情報の色信号および前記欠落している画像情報の色信号
に関して補間処理を行う補間処理部と、を有することを
特徴とするものである。
【0013】請求項1に係る発明によると、画像情報の
色信号の画素位置と撮像光学系の状態とに基づいて色収
差情報から色収差補正情報が生成されるので、撮像光学
系の状態変化に応じて画素毎に適した色収差補正情報を
得ることができると共に、画像情報の色信号の画素位置
に応じて、色収差補正情報から補間係数を生成して入力
された画像情報の色信号および欠落している画像情報の
色信号に補間処理が施されるので、画素毎に色収差補正
に適した補間係数が求められ、補間処理によって画素単
位で入力色信号と欠落色信号の色収差を補正することが
可能となり、結果として、撮像光学系や撮像素子等のコ
ストを最小限に抑え、信号処理によって全画素に関する
全ての色信号に対して色収差を補正した高画質な画像を
生成することが可能となる。
【0014】請求項2に係る発明は、撮像光学系を経て
撮像素子から得られる画像情報の色信号に基づいて各画
素に関して欠落している画像情報の色信号を補間処理に
より復元する画像処理装置において、前記撮像素子から
得られる画像情報の色信号を記憶する画像情報記憶部
と、前記撮像素子から得られる画像情報の色信号に基づ
いて前記撮像光学系で発生する色収差の情報を生成する
色収差情報生成部と、前記色収差情報生成部で生成され
た色収差の情報を色収差情報として記憶する色収差情報
記憶部と、前記画像情報記憶部に記憶されている画像情
報の色信号の画素位置と前記撮像光学系に関する情報と
に基づいて前記色収差情報記憶部から色収差情報を読み
出して色収差を補正するための色収差補正情報を生成す
る色収差補正情報生成部と、前記画像情報記憶部に記憶
されている画像情報の色信号の画素位置と前記色収差補
正情報生成部で生成された色収差補正情報とに基づいて
補間処理のための補間係数を算出する補間係数算出部
と、前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色
信号と前記補間係数算出部で算出された補間係数とを用
いて前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色
信号および前記欠落している画像情報の色信号に関して
補間処理を行う補間処理部と、を有することを特徴とす
るものである。
【0015】請求項2に係る発明によると、画像情報の
色信号から色収差情報が生成されるので、画像情報を得
る実際の撮像光学系に適合した色収差情報を得ることが
できると共に、この色収差情報を利用して画像情報の色
信号の画素位置と撮像光学系の状態とに基づいて色収差
補正情報が生成されるので、撮像光学系の状態変化に応
じて画素毎に適した色収差補正情報を得ることが可能と
なる。また、画像情報の色信号の画素位置に応じて色収
差補正情報から補間係数が生成されるので、画素毎に色
収差補正に適した補間係数が求められると共に、この補
間係数に基づいて入力された画像情報の色信号および欠
落している画像情報の色信号に対して補間処理が施され
るので、画素単位で入力色信号と欠落色信号の色収差を
補正することができ、結果として、撮像光学系や撮像素
子等のコストを最小限に抑え、信号処理によって全画素
に関する全ての色信号に対して色収差を補正した高画質
な画像を生成することが可能となる。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の画像処理装置において、前記色収差情報記憶部
は、前記画像情報の色信号の画素位置と前記撮像光学系
に関する情報とに依存する特性を前記色収差情報として
記憶することを特徴とするものである。
【0017】請求項3に係る発明によると、各画素毎に
色収差情報を記憶する必要がないので、色収差情報記憶
部のメモリ容量を縮小することが可能になると共に、色
収差情報記憶部およびその周辺の回路構成の簡略化を図
ることが可能になる。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項1または2
に記載の画像処理装置において、前記色収差補正情報生
成部は、前記色収差情報記憶部から読み出される前記色
収差情報を、前記画像情報の色信号の画素位置と前記撮
像光学系に関する情報とに依存する特性に変換して、前
記色収差補正情報を生成することを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項4に係る発明によると、色収差補正
情報を生成するための情報を各画素毎に保持する必要が
ないので、メモリ容量を縮小することが可能になると共
に、色収差補正情報生成部およびその周辺の回路構成の
簡略化を図ることが可能となる。
【0020】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の画像処理装置において、前記撮像光
学系に関する情報は、前記撮像光学系の焦点距離である
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項5に係る発明によると、撮影時のズ
ーム動作等により焦点距離が変化しても、それに対応し
た色収差情報や色収差補正情報等を得て適切に色収差を
補正することが可能となるので、結果的に様々な撮影状
態においても常に適切な色収差補正を行うことが可能と
なる。
【0022】請求項6に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の画像処理装置において、前記撮像光
学系に関する情報は、前記撮像光学系の結像面を複数の
ブロックに分割して定義する情報であることを特徴とす
るものである。
【0023】請求項6に係る発明によると、色収差が複
雑に発生する撮像光学系に対しても複数のブロックに分
割して部分的に対応した色収差情報や色収差補正情報等
を得て部分的に適切に色収差を補正することが可能とな
るので、結果的に結像面全体すなわち画像全体に適切な
色収差補正を行うことが可能となる。
【0024】請求項7に係る発明は、請求項2に記載の
画像処理装置において、前記色収差情報生成部は、色収
差の補正を目的としたパターン情報をパターン参照情報
として記憶するパターン参照情報記憶部と、前記パター
ン情報を撮影した画像情報の色信号をパターン画像情報
として記憶するパターン画像情報記憶部と、前記パター
ン画像情報記憶部に記憶されている前記パターン画像情
報に対して位置補正を行うパターン画像情報位置補正部
と、前記パターン画像情報位置補正部で位置補正された
前記パターン画像情報と前記パターン参照情報とを比較
して色ずれ情報を生成するパターン情報間色ずれ比較部
と、前記パターン情報間色ずれ比較部で生成された色ず
れ情報に基づいて前記色収差情報を算出する色収差情報
算出部と、を有することを特徴とするものである。
【0025】請求項7に係る発明によると、色収差を補
正するためのパターン情報を用意し、これを撮影した画
像情報と予め記憶されている参照情報とを比較して色収
差情報が生成されるので、撮像光学系の設計スペックに
対して誤差が生じていても、各装置毎に適した色収差情
報を得ることができ、結果的にどの装置においても適切
に色収差補正を行うことが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る画像処理装置の実施の形態について説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施の形態としての
電子スチールカメラの基本的構成を示すブロック図であ
る。この電子スチールカメラは、電子シャッタ機能を有
する単板式のカラーCCD撮像素子1を用いるもので、
このCCD撮像素子1には、レンズ群2および絞り・シ
ャッタ機構3を経て被写体像が結像され、その被写体像
が光電変換されて画像信号として出力される。CCD撮
像素子1からの被写体像の画像信号は、図示しない相関
二重サンプリング回路等でノイズ成分が除去さたのち、
アンプ4で増幅され、さらにA/D変換器5でデジタル
信号に変換されてカメラ信号処理回路6に供給され、こ
こで画像データとして処理される。
【0028】また、A/D変換器5の出力は、AF,A
E,AWB検波回路7にも供給され、ここで本来の撮影
に先立って、フォーカスを自動的に制御するためのAF
情報を取り出すAF検波処理、露出を自動的に制卸する
ためのAE情報を取り出すAE検波処理、およびホワイ
トバランスを自動的に設定するためのAWB情報を取り
出すAWB検波処理が行われる。このAF,AE,AW
B検波回路7からのAF情報、AE情報およびAWB情
報は、それぞれCPU8を介してレンズ群2、絞り・シ
ャッタ機構3およびカメラ信号処理回路6に供給され
る。
【0029】カメラ信号処理回路6およびCPU8は、
バスライン9に接続され、このバスライン9には、メモ
リコントローラ10を介して、画像データの色処理等を
行う際に作業用メモリとして用いられるDRAMllが
接続されていると共に、カメラ信号処理回路6からの画
像データを圧縮処理する圧縮回路(JPEG)12が接
続されている。また、バスライン9には、圧縮回路12
で圧縮処理された画像データをメモリカード13に記録
するために、メモリカードI/F14が接続されている
と共に、メモリカード13に記録された画像データを読
み出して表示したり、撮影状態を表示するために表示回
路15を介して液晶表示素子(LCD)16が接続され
ている。さらに、バスライン9には、メモリカード13
に記録されている画像データをパソコン(PC)17へ
転送するためのPCI/F18が接続されている。
【0030】また、CPU8には、AF,AE,AWB
検波回路7からのAE情報に基づいて制御されるストロ
ボ装置19、および各種撮影モードの設定やトリガスイ
ッチの駆動等を行う入力キー20がそれぞれ接続されて
いる。なお、CCD撮像素子1は、CPU8の制御のも
とにタイミングジェネレータ(TG)21からのタイミ
ングパルスによって駆動されるようになっている。
【0031】さらに、レンズ群2は、入力キー20から
のズーム操作に応じてモータ22により駆動され、その
焦点距離情報がモータ22を介してCPU8に取り込ま
れてAF情報、AE情報、AWB情報とともにカメラ信
号処理回路6に供給されるようになっている。
【0032】図2は、本実施の形態で用いるレンズ群2
の一例の構成を示すものである。このレンズ群2は、ズ
ームレンズで収差等に関して光軸回転対称の特性を持
ち、モータ22により駆動して焦点距離を変更すること
で望遠(テレ)や広角(ワイド)の状態にすることがで
きる構成になっている。
【0033】図3は、本実施形態におけるカメラ信号処
理回路6の内部の一例の構成を示すブロック図である。
このカメラ信号処理回路6は、フレームメモリ31、ホ
ワイトバランス設定部32、撮像光学系情報メモリ3
3、色収差補正情報特性算出部34、色収差補正情報算
出部35、色収差補正・欠落色補間処理部36、色強調
マトリックス変換部37およびγ補正部38を有してお
り、撮像光学系情報メモリ33には、色収差情報を含む
撮像光学系に関する情報を予め記憶しておく。
【0034】このカメラ信号処理回路6では、A/D変
換器5からデジタル信号として出力される画像信号をフ
レームメモリ31に記憶し、このフレームメモリ31に
記憶された画像信号に対してホワイトバランス設定部3
2において、CPU8から出力されるAWB情報やAE
情報等を用いてホワイトバランス調整を行い、そのホワ
イトバランス調整された画像信号を、色収差補正情報算
出部35および色収差補正・欠落色補間処理部36にそ
れぞれ供給する。
【0035】一方、色収差補正情報特性算出部34で
は、撮像光学系情報メモリ33に予め記憶されている色
収差情報等の撮像光学系に関する情報と、CPU8から
出力される焦点距離情報やAF情報とに基づいて、結像
面すなわちCCD撮像素子1上での画素の位置に依存す
る関数として表される色収差補正情報を生成するための
特性を算出し、その算出した色収差補正情報の特性を色
収差補正情報算出部35に供給する。
【0036】色収差補正情報算出部35では、ホワイト
バランス設定部32でホワイトバランス調整された画像
信号と、色収差補正情報特性算出部34で算出された色
収差補正情報の特性とに基づいて、画素単位で画像信号
を参照して、参照画素の位置に関して色収差補正情報の
特性から色収差補正情報を算出し、その算出した色収差
補正情報を色収差補正・欠落色補間処理部36に供給す
る。本実施の形態では、色収差補正情報は、各色別に参
照画素における像の位置ずれを像面の座標値としてサブ
ピクセルのレベルで表されるものとする。
【0037】色収差補正・欠落色補間処理部36では、
ホワイトバランス設定部32でホワイトバランス調整さ
れた画像信号と、色収差補正情報算出部35で算出され
た色収差補正情報とに基づいて、後述するようにして入
力された画像信号に関する色収差補正処理、および欠落
している色信号に関して色収差を補正する補間処理を行
う。
【0038】色収差補正・欠落色補間処理部36で色収
差補正および欠落色補間処理された画像信号は、色強調
マトリックス変換部37で色強調処理を施した後、γ補
正部38でγ補正してバスライン9に伝送する。
【0039】図4は、上記の色収差補正・欠落色補間処
理部36での処理の流れを示すフローチャートである。
図1に示した電子スチールカメラで撮影して得られる画
像信号には、それ自体に色収差、すなわち各画素におい
て色毎に異なった位置ずれが生じて、本来参照する位置
からずれた部分を像としているため、この色収差を補正
しなければ欠落している色信号を適切に補間することが
できない。
【0040】そこで、色収差補正・欠落色補間処理部3
6では、先ず、ステップS1で、色収差補正および欠落
色補間対象となる色信号を有する参照画素位置の近傍画
素について、画素値、像面座標値、および該当色の色収
差補正情報を読み込む。ただし、参照画素の色収差補正
においては、参照画素自身の情報も併せて読み込む。な
お、ここで必要とする近傍画素数は、例えば通常行われ
る一般の補間と同程度とすることができる。
【0041】次に、ステップS2で、読み込まれた各画
素の像面座標値を色収差補正情報に基づいて補正する。
これは各画素に関する色収差補正であり、結果として各
画素が持つ画素値に対応する像の位置は適切な場所にな
る。
【0042】図5(A)は、その一例を示すものであ
る。ここでは、参照画素p0{i,j}をG信号(白点)
とし、近傍画素としてp0{i,j}の対角に隣接する4
個の画素を用いている。ここで、参照画素p0{i,j}
におけるGの色収差補正情報を{GFx(i,j),G
Fy(i,j)}とすると、ステップS2の色収差補正
により、参照画素p0{i,j}が本来結像される位置
は、色収差補正情報分だけずれて図5(A)中のp0
{i+GFx(i,j),j+GFy(i,j)}とな
る。同様に、近傍画素についても、色収差補正により本
来の結像位置は色収差補正情報分だけずれるようにな
る。
【0043】その後、ステップS3において、ステップ
S2で色収差補正された各画素の位置と参照画素位置と
の距離に基づいて、補間処理に利用する重み係数(補間
係数)を算出する。ここで、算出される補間係数は、色
収差の補正を考慮したものであり、特性として色収差補
正された各画素に対し、参照画素位置との距離が小さい
(近い)場合は補間係数を大きく、参照画素位置との距
離が大きい(遠い)場合は補間係数を小さくなるように
する。
【0044】図5(B)は、その一例を示すもので、図
5(A)から色収差補正された後の状態を示している。
図5(B)において、近傍に位置する5個の色収差補正
画素P0〜P4によって参照位置の画素P{i,j}の補
間を行う場合、画素P{i,j}と画素Pn(n=0,
1,2,3,4)との距離をDnとすると、画素Pnに
対応する補間係数Wnは(1)式のようになる。
【0045】
【数1】 Wn=(S−Dn)/(4×S) (1) ただし、S=ΣDn(n=0,1,2,3,4)
【0046】(1)式から明らかなように、補間係数W
nは、距離の総和Sに対して、距離Dnがどの程度の割
合であるかに基づいて決定される。すなわち、距離Dn
が小さければ補間係数Wnは大きくなることで補間にお
ける画素値の計算割合は大きくなり、距離Dnが大きけ
れば補間係数Wnは小さくなることで補間における画素
値の計算割合は小さくなる。また、補間係数Wnの総和
は1となることは明らかである。さらに、(1)式を一
般化して、近傍に位置するN個の色収差補正画素を用い
て補間処理を行う場合の補間係数Wnは、(2)式のよ
うになる。
【0047】
【数2】 Wn=(S−Dn)/{(N−1)×S} (2) ただし、S=ΣDn(n=0,1,...,N−1)
【0048】次に、ステップS4において、算出された
補間係数とそれに対応する色収差補正された各画素の画
素値とを用いて、参照画素位置における該当色信号の画
素値を補間処理にて算出する。ここで、(2)式におけ
るN個の補間係数Wnと対応するN個の色収差補正画素
Pnの画素値をPVnとすると、参照位置の画素P
{i,j}の補間画素値PV{i,j}は、(3)式のよう
になる。
【0049】
【数3】 PV{i,j}=Σ(PVn×Wn) (3) ただし、n=0,1,…,N−1
【0050】上述したステップSl〜S4によって、色
収差を補正した画素値の位置関係を補間係数に反映させ
て参照位置の画素値を補間により算出することにより、
参照位置に関して色収差が補正された適切な画素値を得
ることができる。また、図4で説明した色収差を補正す
る補聞方法は、入力される画像信号および欠落色信号の
両方に対して同じ方法で実現できるので、各画素におい
て入力信号の色収差補正と欠落色信号の補間とに場合分
けするといった手間が不要となり、処理系自体を単純に
構成することができる。
【0051】以上のように、本実施の形態によれば、色
収差補正情報を、撮像光学系が持つ色収差情報に基づい
て画素の位置に依存する関数として算出するので、各画
素における色収差情報を記憶する大容量のメモリを必要
とせず、処理回路規模を縮小することができる。また、
ズーム等により撮像光学系の状態が変化しても、それに
対応した色収差補正情報を得るようにしたので、広角や
望遠等様々な状況においても常に適切な色収差補正情報
を算出することができる。さらに、入力色信号および欠
落色信号の如何にかかわらず、画素毎に色収差を補正す
るための補間処理を同一の処理で行うことができるの
で、処理回路規模の縮小化および処理の高速化を図るこ
とができ、結果として色収差が適切に補正されたカラー
画像を再現することができる。
【0052】本発明の第2実施の形態では、図1に示し
た電子スチールカメラにおいて、モータ22を省略する
と共に、レンズ群2を偏心自由曲面レンズをもって構成
する。その他の基本的構成は、図1と同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0053】図6は、本実施の形態で用いるレンズ群2
の一例の構成を示すものである。このレンズ群2は、非
回転対称形状の偏心自由曲面レンズで、非常に明るくか
つ高解像な画像信号が得られる、小型軽量化にできる、
等の特徴を有している。
【0054】図7は、本実施の形態における図1に示す
カメラ信号処理回路6の内部の一例の構成を示すブロッ
ク図である。このカメラ信号処理回路6は、フレームメ
モリ41、ホワイトバランス設定部42、第1スイッチ
43、色収差情報生成部44、色収差情報メモリ45、
第2スイッチ46、撮像光学系情報メモリ47、色収差
補正情報特性算出部48、色収差補正情報算出部49、
色収差補正・欠落色補間処理部50、色強調マトリック
ス変換部51およびγ補正部52を有している。ここ
で、フレームメモリ41、ホワイトバランス設定部4
2、色収差補正・欠落色補間処理部50、色強調マトリ
ックス変換部51およびγ補正部52は、それぞれ図3
に示したフレームメモリ31、ホワイトバランス設定部
32、色収差補正・欠落色補間処理部36、色強調マト
リックス変換部37およびγ補正部38と同等の機能で
あるので、説明を省略する。また、色収差補正・欠落色
補聞処理部50での内部処理についても、図4と同等で
あるので、説明を省略する。
【0055】本実施の形態では、予め色収差情報を生成
するための基準パターンを用意し、これを電子スチール
カメラで撮影することによって色収差情報を色収差情報
メモリ45に記憶し、この色収差情報と撮像光学系情報
メモリ47に予め記憶した撮像光学系情報とに基づいて
色収差補正情報を算出する。
【0056】このため、先ず、図1の入力キー20の状
態によって選択される一般撮影モードもしくは基準パタ
ーン撮影モードの撮影モード信号に基づいてCPU8に
より第1スイッチ43および第2スイッチ46を制御す
る。
【0057】ここで、撮影モード信号が基準パターン撮
影モードを示す場合には、第1スイッチ43はホワイト
バランス調整後の画像信号を色収差情報生成部44に伝
送するように駆動し、第2スイッチ46は色収差補正情
報特性算出部48に色収差情報メモリ45からの情報を
伝送しないように開状態に駆動する。これにより、基準
パターン撮影モードでは、撮影された基準パターンの画
像信号を色収差情報生成部44に供給して、後述する方
法により色収差情報を生成し、その生成された色収差情
報を色収差情報メモリ45に記憶して、一般撮影モード
にて撮影される画像信号の色収差補正に利用する。
【0058】これに対し、撮影モードが一般撮影モード
を示す場合には、第1スイッチ43はホワイトバランス
調整後の画像信号を色収差補正情報算出部49、および
色収差補正・欠落色補間処理部50に伝送するように駆
動し、第2スイッチ46は色収差補正情報特性算出部4
8に色収差情報メモリ45からの情報を伝送するように
閉状態に駆動する。これにより、一般撮影モードでは、
色収差補正情報特性算出部48に、色収差情報メモリ4
5内の色収差情報を第2スイッチ46を経て読み込むと
共に、撮像光学系情報メモリ47内の撮像光学系情報を
読み込む。
【0059】ここで、撮像光学系情報メモリ47内に予
め記憶する撮像光学系情報は、例えば図8に示すよう
に、像面全体を複数の部分ブロックに分割して定義され
る情報で、画素の位置に応じて当該画素がどのブロック
に属するかが決定される情報とする。
【0060】色収差補正情報特性算出部48では、撮像
光学系情報の各ブロック毎に、色収差情報に基づいて色
収差補正情報を生成するための特性を算出する。このよ
うに、各ブロックに対応して個別に色収差補正情報を生
成するための特性を算出することは、偏心自由曲面レン
ズのように非回転対称形状で、かつ色収差が部分的に異
なって複雑に発生する撮像光学系を有する場合には、非
常に有効な方法である。この色収差補正情報を生成する
ための特性は、第1実施の形態と同様、CCD撮像素子
1上での画素の位置に依存する関数として表される。
【0061】色収差補正情報算出部49では、ホワイト
バランス調整後の画像信号と、色収差補正情報特性算出
部48で算出された色収差補正情報の特性とをそれぞれ
読み込んで、色収差補正情報を算出する。この色収差補
正情報算出部49での処理は、基本的には図3に示した
第1実施の形態における色収差補正情報算出部35での
処理と同じであるが、本実施の形態では像面を分割した
ブロック単位で色収差補正情報の特性が異なるので、参
照画素の位置に対応したブロックに関する色収差補正情
報の特性を選択し、その選択した色収差補正情報の特性
に基づいて参照画素における像の位置ずれを像面の座標
値として表す色収差補正情報を算出する。以後の処理
は、第1実施の形態と同様である。
【0062】図9は、図7に示した色収差情報生成部4
4の内部の一例の構成を示すブロック図である。この色
収差情報生成部44は、基準パターン画像信号メモリ6
1、基準パターン参照信号メモリ62、画像信号位置補
正部63、画像信号・参照信号間色ずれ比較部64およ
び色収差情報算出部65を有している。
【0063】本実施の形態では、第1実施の形態のよう
に光学設計値等に基づく撮像光学系の色収差情報を予め
記憶するのではなく、基準パターンを撮影して得られる
画像信号に基づいて色収差情報を生成する。このため、
色収差情報を生成するにあたっては、先ず、第1スイッ
チ43を経て伝送される撮影された基準パターンの画像
信号を、基準パターン画像信号メモリ61に読み込んで
記憶する。ここで、基準パターン画像信号メモリ61に
記憶される基準パターンの画像信号は、ホワイトバラン
ス調整後の単板画像信号であり、各画素に関して欠落色
信号が存在している。
【0064】また、これとは別に、基準パターン参照信
号メモリ62には、色収差のない基準パターンの参照情
報を予め記憶しておく。この基準パターン参照信号メモ
リ62に記憶される基準パターンの参照情報は、撮像装
置と同様の単板カラーフィルタにより単板の参照情報と
して扱われる。なお、ここで利用する基準パターンとし
ては、色収差情報を生成するという観点から、カラーチ
ャート等のように複数の色が混在するパターンであるこ
とが望ましく、また、色収差のない参照情報が得られ易
いように、CG等による人工的なデータを用いるのが取
り扱いの点で好ましい。
【0065】次に、画像信号位置補正部63において、
基準パターンの画像信号に関する位置合わせ、例えば基
準パターンの中心を画像全体の中心に合わせる等の処理
を行った後、画像信号・参照信号間色ずれ比較部64に
おいて、同一画素位置における画像信号と参照信号とを
比較して色ずれを算出する。
【0066】画像信号・参照信号間色ずれ比較部64で
の色ずれの算出方法は、基準パターンにも依存するが、
例えば参照している画素とその近傍における画素値とか
ら参照画素の色がどちらの方向にどの程度ずれているか
を求め、これを画像全体に対して行うことで色ずれ情報
として算出する。
【0067】次に、色収差情報算出部65において、画
像信号・参照信号間色ずれ比較部64からの色ずれ情報
に基づいて色収差情報を算出する。ここで、色収差情報
は画素単位で算出せず、例えばブロック内における該当
色の色ずれ情報の平均を当該ブロックの色収差情報とし
て、撮像光学系情報で定義している部分ブロックに対応
する形で部分的に算出してブロック毎に異なる色収差特
性を保持するようにする。この色収差情報算出部65で
生成した色収差情報は、色収差情報メモリ45に伝送す
る。
【0068】なお、上記の構成では、撮像装置の入力キ
ー20を切り換えることで、基準パターン撮影による色
収差情報を更新することが可能であるが、別方法として
製造時の検査等において色収差情報を上記の方法で予め
記憶し、一般には色収差情報の更新ができないようにす
ることも可能である。
【0069】以上のように、本実施の形態によれば、像
面全体を複数のブロックに分割し、各ブロックに対応し
た状態で画素の位置に依存する関数としての色収差補正
情報を算出して補間処理を行うようにしたので、部分的
に色収差特性が異なる複雑な撮像光学系に対しても、参
照画素に対して適切な色収差補正情報を算出することが
できる。すなわち、どの部分に関しても適切な色収差補
正を行うことができるので、結果的に画像全体に色収差
補正効果をあげることができる。また、基準パターンを
撮影して色収差情報を生成するので、例えば撮像光学系
の設計スペックに対して製造等により誤差が生じても、
それそれの装置において最適な色収差情報を得ることが
でき、結果的に色収差が補正された画像を再現すること
ができる。さらに、第1実施の形態の場合と同様に、入
力色信号および欠落色信号の如何にかかわらず、画素毎
に色収差を補正するための補間処理を同一の処理で行う
ことができるので、処理回路規模の縮小化および処理の
高速化を図ることができ、結果として色収差が適切に補
正されたカラー画像を再現することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、簡単かつ安価な構成で、入力画像
信号の色収差を補正できると共に、欠落色信号の補間処
理で色収差を補正できる画像処理装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態としての電子スチー
ルカメラの基本的構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すレンズ群の一例の構成を示す図で
ある。
【図3】 図1に示すカメラ信号処理回路の内部の一例
の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す色収差補正・欠落色補間処理部で
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 同じく、色収差補正および欠落色補間の一例
を示す図である。
【図6】 本発明の第2実施の形態で用いるレンズ群の
一例の構成を示す図である。
【図7】 第2実施の形態における図1に示すカメラ信
号処理回路の内部の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 図7に示した撮像光学系情報メモリに予め記
憶する撮像光学系情報を説明するための図である。
【図9】 図7に示した色収差情報生成部の内部の一例
の構成を示すブロック図である。
【図10】 色収差補正を行わない場合の単板撮像素子
における欠落色信号の補間の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 カラーCCD撮像素子 2 レンズ群 3 絞り・シャッタ機構 4 アンプ 5 A/D変換器 6 カメラ信号処理回路 7 AF,AE,AWB検波回路 8 CPU 9 バスライン 10 メモリコントローラ 11 DRAM 12 圧縮回路(JPEG) 13 メモリカード 14 メモリカードI/F 15 表示回路 16 液晶表示素子(LCD) 17 パソコン(PC) 18 PCI/F 19 ストロボ装置 20 入力キー 21 タイミングジェネレータ(TG) 22 モータ 31 フレームメモリ 32 ホワイトバランス設定部 33 撮像光学系情報メモリ 34 色収差補正情報特性算出部 35 色収差補正情報算出部 36 色収差補正・欠落色補間処理部 37 色強調マトリックス変換部 38 γ補正部 41 フレームメモリ 42 ホワイトバランス設定部 43 第1スイッチ 44 色収差情報生成部 45 色収差情報メモリ 46 第2スイッチ 47 撮像光学系情報メモリ 48 色収差補正情報特性算出部 49 色収差補正情報算出部 50 色収差補正・欠落色補間処理部 51 色強調マトリックス変換部 52 γ補正部 61 基準パターン画像信号メモリ 62 基準パターン参照信号メモリ 63 画像信号位置補正部 64 画像信号・参照信号間色ずれ比較部 65 色収差情報算出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系を経て撮像素子から得られる
    画像情報の色信号に基づいて各画素に関して欠落してい
    る画像情報の色信号を補間処理により復元する画像処理
    装置において、 前記撮像素子から得られる画像情報の色信号を記憶する
    画像情報記憶部と、 前記撮像光学系で発生する色収差の情報を色収差情報と
    して記憶する色収差情報記憶部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    の画素位置と前記撮像光学系に関する情報とに基づい
    て、前記色収差情報記憶部から色収差情報を読み出して
    色収差を補正するための色収差補正情報を生成する色収
    差補正情報生成部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    の画素位置と前記色収差補正情報生成部で生成された色
    収差補正情報とに基づいて補間処理のための補間係数を
    算出する補間係数算出部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    と前記補間係数算出部で算出された補間係数とを用いて
    前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    および前記欠落している画像情報の色信号に関して補間
    処理を行う補間処理部と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 撮像光学系を経て撮像素子から得られる
    画像情報の色信号に基づいて各画素に関して欠落してい
    る画像情報の色信号を補間処理により復元する画像処理
    装置において、 前記撮像素子から得られる画像情報の色信号を記憶する
    画像情報記憶部と、 前記撮像素子から得られる画像情報の色信号に基づいて
    前記撮像光学系で発生する色収差の情報を生成する色収
    差情報生成部と、 前記色収差情報生成部で生成された色収差の情報を色収
    差情報として記憶する色収差情報記憶部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    の画素位置と前記撮像光学系に関する情報とに基づいて
    前記色収差情報記憶部から色収差情報を読み出して色収
    差を補正するための色収差補正情報を生成する色収差補
    正情報生成部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    の画素位置と前記色収差補正情報生成部で生成された色
    収差補正情報とに基づいて補間処理のための補間係数を
    算出する補間係数算出部と、 前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    と前記補間係数算出部で算出された補間係数とを用いて
    前記画像情報記憶部に記憶されている画像情報の色信号
    および前記欠落している画像情報の色信号に関して補間
    処理を行う補間処理部と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記色収差情報記憶部は、前記画像情報
    の色信号の画素位置と前記撮像光学系に関する情報とに
    依存する特性を前記色収差情報として記憶することを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記色収差補正情報生成部は、前記色収
    差情報記憶部から読み出される前記色収差情報を、前記
    画像情報の色信号の画素位置と前記撮像光学系に関する
    情報とに依存する特性に変換して、前記色収差補正情報
    を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像光学系に関する情報は、前記撮
    像光学系の焦点距離であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像光学系に関する情報は、前記撮
    像光学系の結像面を複数のブロックに分割して定義する
    情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記色収差情報生成部は、 色収差の補正を目的としたパターン情報をパターン参照
    情報として記憶するパターン参照情報記憶部と、 前記パターン情報を撮影した画像情報の色信号をパター
    ン画像情報として記憶するパターン画像情報記憶部と、 前記パターン画像情報記憶部に記憶されている前記パタ
    ーン画像情報に対して位置補正を行うパターン画像情報
    位置補正部と、 前記パターン画像情報位置補正部で位置補正された前記
    パターン画像情報と前記パターン参照情報とを比較して
    色ずれ情報を生成するパターン情報間色ずれ比較部と、 前記パターン情報間色ずれ比較部で生成された色ずれ情
    報に基づいて前記色収差情報を算出する色収差情報算出
    部と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装
    置。
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