JPH10224667A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH10224667A
JPH10224667A JP9018886A JP1888697A JPH10224667A JP H10224667 A JPH10224667 A JP H10224667A JP 9018886 A JP9018886 A JP 9018886A JP 1888697 A JP1888697 A JP 1888697A JP H10224667 A JPH10224667 A JP H10224667A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影中又は撮影後の電子像を2次元表示素子
に表示し、それを曲面反射鏡により構成された小型の拡
大光学系により虚像として拡大表示して、高精細な撮影
画像を観察できる小型の電子カメラ。 【解決手段】 撮影光学系2により結像された被写体像
を2次元撮像素子9により光電変換して電子像として記
録する電子カメラにおいて、記録中あるいは記録された
電子像を表示する2次元表示素子4と、2次元表示素子
4に表示された画像を虚像として拡大する拡大光学系5
とを備え、拡大光学系5が少なくとも1つの曲面反射鏡
26と反射と透過作用を有する面28とから構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を2次元撮
像素子を用いて撮影する電子カメラに関し、特に、撮影
中又は撮影後の電子像を表示する表示手段を有する電子
スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラのファインダーには、
光学式ファインダーと電子ビューファインダーとが知ら
れている。
【0003】しかし、従来の光学式ファインダーでは、
撮影済みの電子像を撮影終了後に再生して観察すること
はできない。また、電子ビューファインダーには、小型
の液晶表示素子をカメラ背面に取り付けたものや、表示
素子に表示された電子像をルーペ光学系を介して拡大表
示するものしかなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のカメラ背面に2
次元表示素子を配置して、観察者が直接観察するタイプ
の電子ビューファインダーでは、カメラの大きさを大き
くすることはできないために小型の2次元表示素子にな
らざるを得ず、高精細な像を表示しても表示画面が小さ
すぎ肉眼で十分に観察することは難しかった。また、ル
ーペ光学系で拡大するものでは、光軸方向の大きさ、す
なわち、カメラ奥行き方向の寸法が大きくなり、小型の
電子カメラを実現することは困難であった。
【0005】本発明は従来技術のこのような問題点を解
決するためになされたものであり、その目的は、撮影中
又は撮影後の電子像を2次元表示素子に表示し、それを
曲面反射鏡により構成された小型の拡大光学系により虚
像として拡大表示して、高精細な撮影画像を観察できる
小型の電子カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子カメラは、撮影光学系により結像された被写体
像を2次元撮像素子により光電変換して電子像として記
録する電子カメラにおいて、前記の記録中あるいは記録
された電子像を表示する2次元表示素子と、該2次元表
示素子に表示された画像を虚像として拡大する拡大光学
系とを備え、前記拡大光学系が少なくとも1つの曲面反
射鏡と反射と透過作用を有する面とから構成されている
ことを特徴とするものである。
【0007】この場合、拡大光学系は、屈折率が1より
大きい透明媒質からなるプリズム体から構成されている
ことが望ましい。また、拡大光学系のその曲面反射鏡は
裏面鏡で構成されていることが望ましい。
【0008】本発明において以上の構成をとる理由と作
用を説明すると、まず、電子像を虚像として拡大投影す
る拡大光学系を少なくとも1つの曲面反射鏡と透過と反
射作用を有する面とから構成することにより、射出瞳径
の大きい接眼光学系を構成することが可能となり、撮影
中又は撮影後の電子像を2次元表示素子に表示させ、そ
の拡大光学系を通して虚像として観察するときに、観察
しやすい電子像を構成することが可能となる。
【0009】また、拡大光学系を屈折率が1より大きい
透明媒質からなるプリズム体から構成することにより、
拡大光学系の反射面と透過と反射作用を有する面とを一
体に構成することが可能となり、組立が容易にできる。
【0010】また、拡大光学系の曲面反射鏡を裏面鏡で
構成することにより、曲面反射鏡の曲率が小さくなり
(曲率半径が大きくなり)、反射面で発生する収差が少
なくてすむ。このことは、観察者の瞳が移動したとき収
差変化が少なくてすみ、高精細で観察しやすい電子像を
提供することが可能となる。
【0011】また、拡大光学系の焦点距離をf(mm)
とするとき、 f<30 ・・・(1) を満足することが望ましい。すなわち、本発明の電子カ
メラの拡大光学系の焦点距離を短くすることによって、
光学系全体を小型に構成することが可能となる。従来の
透過レンズ系によるファインダー光学系では、透過面に
より光学系の主なパワーを得ているために収差の発生が
大きく、接眼光学系の焦点距離を短くすることができな
かった。
【0012】さらに好ましくは、 f<20 ・・・(2) なる条件式を満足することが好ましく、より小型の光学
系を構成することができる。
【0013】また、2次元表示素子の対角長をL(m
m)とするとき、 L<25 ・・・(3) を満足することが望ましい。すなわち、ファインダー光
学系の2次元表示素子の対角の大きさを小さくすること
によって、小型の光学系を構成することが可能となる。
上記(3)なる条件を満足することが重要である。この
条件を越えると、電子カメラ内に内蔵する2次元表示素
子が大きくなりすぎ、小型の電子カメラを構成すること
が不可能となる。
【0014】さらに好ましくは、 L<18 ・・・(4) なる条件を満足することが好ましく、さらにまた、 L<15 ・・・(5) なる条件を満足することがより好ましい。
【0015】さらに、本発明の目的である小型の電子カ
メラを構成するための電子ビューファインダーと光学式
ファインダーとを兼用にすることにより、撮影の終了し
た画像と撮影しようとしている物体像とを重畳して表示
することが可能となる。物体像とすでに撮影された電子
像を合成したり、位置情報を表示しながらファインダー
を覗いて撮影したりすることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電子カメラの実
施例を説明する。本発明による電子カメラの外観を示す
概念図を図1に示す。電子カメラ1は、撮影レンズ(対
物レンズ)2を備え、後記するように、この撮影レンズ
2によって結像された画像をカメラ匡体内部に配置され
た不図示のCCD等の2次元撮像素子により映像信号に
変換し、記録再生ユニット内に記録するものであり、光
学式ファインダーを採用している電子カメラ1の場合に
は、ファインダー3を備えている。
【0017】図2はこのような電子カメラ1に採用でき
る奥行き寸法の短い撮影レンズ2の1例を示した断面図
であり、ズームレンズとして構成されている。この撮影
レンズ2は、第1レンズ群L1 、第2レンズ群L2 、第
3レンズ群L3 、第4レンズ群L4 の4群からなり、第
4レンズ群L4 は、透過面の第1面11と、偏心して配
置された透過と反射作用を有する回転非対称面の第2面
12と、偏心して配置された反射作用を有する回転非対
称裏面鏡の第3面13とで囲まれた屈折率が1より大き
い透明媒質からなり、第1面11から入射した光は、第
2面12で反射され、次いで第3面13で反射され、最
後に第2面12を透過して外へ出る形状のものである。
そして、第1レンズ群L1 と第2レンズ群L2 の群間隔
1 、第2レンズ群L2 と第3レンズ群L3 の群間隔D
2 、第3レンズ群L3 と第4レンズ群L4 の群間隔D3
の中の少なくとも2つを可変とすることで変倍する撮影
光学系である。なお、回転非対称面については後記す
る。
【0018】(第1実施例)図1のような電子カメラ1
の第1実施例の電子ビューファインダー光学系の光路図
を図3に示す。このファインダー光学系は、液晶表示素
子(LCD)のような2次元表示素子4と接眼光学系5
からなり、接眼光学系5は、2次元表示素子4に面して
いて偏心して配置された透過と反射作用を有する回転非
対称面の第1面6と、偏心して配置された反射作用を有
する回転非対称裏面鏡の第2面7と、透過面の第3面8
とで囲まれた屈折率が1より大きい透明媒質からなり、
所定の有限の焦点距離を有するものである。この光学系
において、2次元表示素子4上の電子像から出た表示光
は、第1面6を透過して入射し、第2面7で反射され、
次いで今度は第1面6で反射され、最後に第3面8を透
過して観察者眼球Eに達するものである。
【0019】ここで、上記の回転非対称面は、対称面が
1つのみ存在する面対称自由曲面で構成することも可能
であり、また、対称面が存在しないアシンメトリック・
ポリノミナル・サーフェス(APS)で構成することも
可能である。後者の場合は、面の偏心は3次元となり、
1断面内のみの偏心ではなくなることが特徴となる。
【0020】ここで、面対称自由曲面、APSとは以下
の式で定義されるものである。 Z=C2 +C3 y+C4 x +C5 2 +C6 yx+C7 2 +C8 3 +C9 2 x+C10yx2 +C113 +C124 +C133 x+C142 2 +C15yx3 +C164 +C175 +C184 x+C193 2 +C202 3 +C21yx4 +C225 +C236 +C245 x+C254 2 +C263 3 +C272 4 +C28yx5 +C296 +C307 +C316 x+C325 2 +C334 3 +C343 4 +C352 5 +C36yx6 +C377 ・・・・・ ・・・(a) ただし、Cm (mは2以上の整数)は係数である。
【0021】上記(a)式で定義される曲面は、一般的
には、X−Z面、Y−Z面共に対称面を持つことはない
(APS)が、xの奇数次項を全て0にすることによっ
て、Y−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する面対称
自由曲面となる。例えば、上記定義式(a)において
は、C4 ,C6 ,C9 ,C11,C13,C15,C18
20,C22,C24,C26,C28,C31,C33,C35,C
37,・・・の各項の係数を0にすることによって可能で
ある。
【0022】また、yの奇数次項を全て0にすることに
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する面
対称自由曲面となる。例えば、上記定義式(a)におい
ては、C3 ,C6 ,C8 ,C10,C13,C15,C17,C
19,C21,C24,C26,C28,C30,C32,C34
36,・・・の各項の係数を0にすることによって可能
であり、また、以上のような対称面を持つことにより製
作性を向上することが可能となる。
【0023】上記Y−Z面と平行な対称面、X−Z面と
平行な対称面の何れか一方を対称面とすることにより、
偏心により発生する回転非対称な収差を効果的に補正す
ることが可能となる。
【0024】さて、このような電子ビューファインダー
に撮影中又は撮影後の電子像を表示するには、図4に概
略の構成を示したように、図2のような撮影レンズ2の
像面に配置した2次元撮像素子9により被写体の像を光
電変換し、その被写体信号は、信号処理回路14、コン
トローラ15を介して記録再生ユニット17に記録され
ると共に、撮影中は、コントローラ15を介してドライ
バ16により2次元表示素子4に電子像として同時に表
示され、撮影後は、記録再生ユニット17に記録された
信号が再生され、コントローラ15を介してドライバ1
6により2次元表示素子4に電子像として表示される。
【0025】(第2実施例)第2実施例の電子ビューフ
ァインダー光学系の光路図を図5に示す。このファイン
ダー光学系は、2次元表示素子4と接眼光学系5からな
り、接眼光学系5は、図2の第4レンズ群L4 に類似し
たもので、2次元表示素子4に面していて透過面の第1
面21と、偏心して配置された透過と反射作用を有する
回転非対称面の第2面22と、偏心して配置された反射
作用を有する回転非対称裏面鏡の第3面23とで囲まれ
た屈折率が1より大きい透明媒質からなり、所定の有限
の焦点距離を有するものである。この光学系において、
2次元表示素子4上の電子像から出た表示光は、第1面
21を透過して入射し、第2面22で反射され、次いで
第3面23で反射され、最後に第2面22を透過して観
察者眼球Eに達するものである。
【0026】(第3実施例)第3実施例の電子ビューフ
ァインダー光学系の光路図を図6に示す。このファイン
ダー光学系は、2次元表示素子4と接眼光学系5からな
り、接眼光学系5はビームスプリッタープリズム状をし
ており、第1面24、第2面25、第3面26、第4面
27で囲まれた屈折率が1より大きい透明媒質からな
り、その中に斜めに反射と透過作用を有する面として半
透過反射面28が設けられている。この半透過反射面2
8は、例えば10〜90%の反射率と90〜10%の透
過率を有する面で構成されている。また、2次元表示素
子4と反対側の第3面26は裏面凹面鏡となっている。
【0027】このような構成において、2次元表示素子
4上の電子像から出た表示光は、第1面24を透過して
入射し、半透過反射面28を透過して、裏面鏡の反射面
26で反射され、今度は半透過反射面28で反射され、
最後に第4面27を透過して観察者眼球Eに達するもの
である。
【0028】このように、接眼光学系5をプリズム体で
構成し、主たるパワーを有する面を裏面反射鏡26で構
成することにより、収差発生の少ない接眼光学系とする
ことができる。
【0029】また、接眼光学系5の最も2次元表示素子
4側の入射面24を回転非球面にすることにより、像歪
みの補正を効果的に行うことが可能となる。さらに、反
射作用と透過作用を持つ半透過反射面28を光軸に対し
て傾けて配置することにより、2次元表示素子4の電子
カメラの観察者側への突出を防ぐことも可能である。
【0030】(第4実施例)第4実施例の電子カメラ光
学系の光路図を図7に示す。この実施例は、第3実施例
のファインダー光学系を用いて電子カメラを構成した例
である。撮像レンズ2としては回転対称な光学系を使用
している。また、接眼光学系5は、第1面24、第2面
25、第3面26、第4面27で囲まれた屈折率が1よ
り大きい透明媒質からなり、その中に斜めに反射と透過
作用を有する面として半透過反射面28が設けられてお
り、2次元表示素子4と反対側の第3面26が裏面凹面
鏡となっているものを用いている。
【0031】この実施例においては、接眼光学系5の第
2面25、半透過反射面28、第4面27を透過して、
凹面鏡26に当たらないシースルー光路をとり、2次元
表示素子4の表示像(電子像)とは別に、外界の像を観
察する構成にすることが可能である。これにより、撮影
するときは、接眼光学系5の上記シースルー光路を光学
式ファインダーとして用い、以前に撮影した画像を観察
する場合は、2次元表示素子4に記録された電子像を表
示させて、接眼光学系5を用いて拡大表示することが可
能となる。これにより、常時2次元表示素子4を駆動す
る必要がなくなり、電力を節約でき、電源の寿命が長く
なる。
【0032】また、電子カメラの設定、例えば残りの電
池量やメモリーの残量、撮影可能枚数、物体の距離情
報、方位の情報、GSPによる位置情報等を2次元表示
素子4に表示し、これらを接眼光学系5により拡大しな
がら、被写体はシースルー光路で確認する、等の利用が
できる。
【0033】なお、上記のシースルー光路を経た被写体
の観察を行う必要がない場合、あるいは、撮影後の画像
の確認時には、シースルー光路を液晶シャッター、メカ
ニカルシッター等で遮蔽又は減衰する構成にすることに
より、電子像拡大光路の画像の視認性を向上させること
が可能となる。
【0034】また、撮影中の画像を2次元表示素子4に
表示し続けるようにすると、特に人物等を撮影する場合
には、良い表情の瞬間のみを撮影画像として保存するこ
とが可能となり、無駄な画像を保存しなくてよくなる。
【0035】さらに、上記のシースルー光路に透過型レ
ンズ系を付加してシースルー倍率(光学式ファインダー
の倍率)を変えるようにすることも可能である。
【0036】(第5実施例)第5実施例の光学式ファイ
ンダーと電子ビューファインダーが切り換えあるいは重
畳可能なファインダー光学系の光路図を図8に示す。こ
のファインダー光学系は、第2実施例の接眼光学系5の
第3面23を反射と透過作用を有する半透過反射面に変
更し、その前側に補償光学素子29を貼り付け、第4実
施例と同様に、電子像を拡大観察する光路と一部が重な
るようにシースルー光路を持たせるようにした実施例で
ある。補償光学素子29は、第3面23に貼り合わせる
面はその第3面23と同じ形状の回転非対称面であり、
この面と反対側の面30は、接眼光学系5の第2面22
と略同じ回転非対称面からなり、また、その屈折率も接
眼光学系5と略同じ透明材料から構成されている。
【0037】したがって、補償光学素子29の前面3
0、半透過反射面23、接眼光学系5の第2面22を透
過してシースルー光路となり、2次元表示素子4の表示
像(電子像)とは別に、外界の像を観察することが可能
である。
【0038】図9はこの実施例のファインダー光学系を
用いた電子カメラ光学系の光路図である。なお、この実
施例では撮像レンズ2としては、第2実施例の接眼光学
系5と同様の光学系を光路を逆にして用いている。
【0039】このような構成により、被写体を撮影する
ときは、上記シースルー光路を光学式ファインダーとし
て用いながら撮影レンズ2の像面に配置した2次元撮像
素子9により被写体の像を光電変換して記録再生ユニッ
ト17に取り込む(図4)。以前に撮影した画像を観察
する場合は、記録再生ユニット17に記録された電子像
を2次元表示素子4に表示させて、第2実施例で説明し
たようにその電子像を拡大表示する。
【0040】(第6実施例)第6実施例の実像ファイン
ダー兼用の電子カメラ光学系の光路図を図10に示す。
この実施例は、撮像レンズ2としては図1の光学系を使
用し、また、接眼光学系5としては、2次元表示素子4
に面していて偏心して配置された透過と反射作用を有す
る回転非対称面の第1面31と、偏心して配置された透
過と反射作用を有する回転非対称裏面鏡の第2面32
と、反射面の第3面33とで囲まれた屈折率が1より大
きい透明媒質からなり、所定の有限の焦点距離を有する
ものを用いている。そして、2次元撮像素子9と2次元
表示素子4は背中合せで近接して配置してある。この接
眼光学系5においては、2次元表示素子4上の電子像か
ら出た表示光は、第1面31を透過して入射し、第2面
32で反射され、次に第3面33で反射され、次いで今
度は第1面31で反射され、最後に第2面32を透過し
て観察者眼球Eに達する。なお、この電子カメラ光学系
においては、撮影レンズ2の入射光軸と接眼光学系5の
射出光軸が略一致するようになっている。
【0041】このような構成により、電子ビューファイ
ンダーを見ながら被写体を撮影するとき、あるいは、以
前に撮影した画像を観察する場合は、撮影中あるいは記
録再生ユニット17から再生された電子像を2次元表示
素子4に表示させて、拡大表示する。また、可変倍率実
像ファインダー(望遠鏡)として用いる場合には、図1
1に示すように、背中合わせで配置してある2次元撮像
素子9と2次元表示素子4を光路外に外すと、元の2次
元撮像素子9の位置が中間像面になり、撮像レンズ2を
通った光束はこの位置で一旦結像し、その中間像は接眼
光学系5で拡大観察できるようになる。なお、2次元撮
像素子9の撮像面と2次元表示素子4の表示面は若干距
離があるが、その距離は撮像レンズ2のフォーカシング
により補償することができる。
【0042】(第7実施例)第7実施例の実像ファイン
ダー兼用の電子カメラ光学系の光路図を図12に示す。
この光学系は、図1の撮影レンズ2と図3(第1実施
例)の接眼光学系5を組み合わせ、撮影レンズ2の入射
光軸と接眼光学系5の射出光軸を略一致させるようにし
たものである。接眼光学系5の構成が異なる点以外は、
第6実施例と同様であるので、説明は省く。
【0043】以下の第8〜第13実施例に接眼光学系の
数値実施例を示す。また、第14実施例に撮影光学系
(撮影レンズ)の数値実施例を示す。以下の説明におい
て、接眼光学系は逆光線追跡の順で説明されるが、実際
には物体面が像面になり、像面が2次元表示素子が配置
される物体面になる。撮影光学系は順光線追跡の順で説
明される。
【0044】各実施例の説明に先立って、接眼光学系を
構成する偏心面の位置と傾きを定義する座標の定義につ
いて、以下に説明する。なお、各実施例の数値データは
後記するが、その数値データにおいて、面番号は、接眼
光学系は逆光線追跡の順に与えられており、撮影光学系
は順光線追跡の順で与えられている。
【0045】図14に示すように、物点中心を通り、瞳
中心を通過し、像面中心に到達する光線を軸上主光線と
し、光学系の絞り面(接眼光学系の場合は射出瞳面)に
交差するまでの直線によって定義される光軸をZ軸と
し、このZ軸と直交し、絞り面の中心を通り、かつ、光
学系を構成する各面の偏心面内の軸(図14の紙面内に
ある軸)をY軸と定義し、Z軸と直交し、かつ、Y軸と
直交する軸をX軸とし、軸上主光線が物点から像面に到
る方向をZ軸の正方向、図14において下から上へ向か
う方向をY軸の正方向、図14の紙面に垂直で紙面の表
から裏へ向かう方向をX軸の正方向とする。
【0046】後記の数値データにおいて、第8、第9、
第14実施例の光学系を構成する自由曲面は前記の
(a)式で定義され、各面の偏心は、光学系の絞り面か
らのその面の面頂位置のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向
の偏心量と、その面の中心軸((a)式のZ軸)のX
軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれ
α、β、γ)とで与えられている。なお、その場合、α
とβの正はそれぞれの軸の正方向に対しての反時計回り
を、γの正はZ軸の正方向に対しての時計回りを意味す
る。その他、曲率半径、間隔、屈折率、アッベ数が慣用
法に従って与えられている。
【0047】第10〜第13実施例においては、基本的
に同軸光学系と等価であり、各面の曲率半径、面間隔、
媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられてい
る。また、光学系中に光軸に対して斜めに挿入されてい
る反射と透過作用を有する半透過反射面(面番号3)の
偏心が前記の定義に従って与えられている。なお、屈折
率はd線(波長587.56nm)に対するものを表記
してある。長さの単位はmmである。
【0048】(第8実施例)この実施例の電子カメラの
外観は図1に示すようなものであり、その光路図を図1
3に示す。この実施例は図3に示したような電子ビュー
ファインダーを採用した電子カメラである。図13にお
いて、撮像レンズ2としては図1の光学系を使用し、ま
た、ファインダー光学系は、2次元表示素子4と接眼光
学系5からなり、接眼光学系5は、2次元表示素子4に
面していて偏心して配置された透過と反射作用を有する
回転非対称面の第1面6と、偏心して配置された反射作
用を有する回転非対称裏面鏡の第2面7と、透過面で回
転非対称面の第3面8とで囲まれた屈折率が1より大き
い透明媒質からなり、所定の有限の焦点距離を有するも
のである。この光学系において、2次元表示素子4上の
電子像から出た表示光は、第1面6を透過して入射し、
第2面7で反射され、次いで今度は第1面6で反射さ
れ、最後に第3面8を透過して射出瞳40面に瞳孔を一
致させた観察者眼球Eに達するものである。
【0049】本実施例の接眼光学系5の断面図を図14
に示す。この実施例の数値データは後記するが、光線追
跡は逆光線追跡で行っている。なお、この実施例の瞳径
は4mm、観察画角は水平35°、垂直26.6°であ
り、2次元表示素子4の対角長は13.94mmであ
る。また、X−Z断面内の焦点距離fx は18.929
mm、Y−Z断面内の焦点距離fy は17.612mm
である。
【0050】(第9実施例)この実施例の電子カメラの
光路図を図15に示す。この実施例は図5に示したよう
な電子ビューファインダーを採用した電子カメラであ
る。図15において、撮像レンズ2としては図1の光学
系を使用し、また、ファインダー光学系は、2次元表示
素子4と接眼光学系5からなり、接眼光学系5は、2次
元表示素子4に面していて透過面で回転非対称面の第1
面21と、偏心して配置された透過と反射作用を有する
回転非対称面の第2面22と、偏心して配置された反射
作用を有する回転非対称裏面鏡の第3面23とで囲まれ
た屈折率が1より大きい透明媒質からなり、所定の有限
の焦点距離を有するものである。この光学系において、
2次元表示素子4上の電子像から出た表示光は、第1面
21を透過して入射し、第2面22で反射され、次いで
第3面23で反射され、最後に第2面22を透過して射
出瞳40面に瞳孔を一致させた観察者眼球Eに達するも
のである。
【0051】本実施例の接眼光学系5の断面図を図16
に示す。この実施例の数値データは後記するが、光線追
跡は逆光線追跡で行っている。なお、この実施例の瞳径
は4mm、観察画角は水平35°、垂直26.6°であ
り、2次元表示素子4の対角長は13.94mmであ
る。また、X−Z断面内の焦点距離fx は18.282
mm、Y−Z断面内の焦点距離fy は17.973mm
である。
【0052】(第10実施例)この実施例の電子カメラ
の光路図を図17に示す。この実施例は図6に示したよ
うな電子ビューファインダーを採用した電子カメラであ
る。ただし、電子カメラ上面から環境光、例えば室内の
照明機器や野外の太陽光線等をLCDのような2次元表
示素子4の照明光源として使用することが可能なよう
に、接眼光学系5の上側に2次元表示素子4を配置する
ようにしている。図17において、撮像レンズ2として
は図1の光学系を使用し、また、ファインダー光学系
は、2次元表示素子4と接眼光学系5からなり、接眼光
学系5はビームスプリッタープリズム状をしており、第
1面24、第2面25、第3面26、第4面27で囲ま
れた屈折率が1より大きい透明媒質からなり、その中に
斜めに反射と透過作用を有する面として半透過反射面2
8が設けられている。この半透過反射面28は、例えば
10〜90%の反射率と90〜10%の透過率を有する
面で構成されている。また、2次元表示素子4と反対側
の第3面26は裏面凹面鏡となっている。
【0053】このような構成において、2次元表示素子
4上の電子像から出た表示光は、球面の第1面24を透
過して入射し、半透過反射面28を透過して、裏面鏡の
球面の反射面26で反射され、今度は半透過反射面28
で反射され、最後に球面の第4面27を透過して射出瞳
40面に瞳孔を一致させた観察者眼球Eに達するもので
ある。
【0054】本実施例の接眼光学系5の断面図を図18
に示す。この実施例の数値データは後記するが、光線追
跡は逆光線追跡で行っている。なお、この実施例の瞳径
は4mm、観察画角は水平35°、垂直26.6°であ
り、2次元表示素子4の対角長は13.94mmであ
る。また、焦点距離fは18.364mmである。
【0055】(第11実施例)この実施例の接眼光学系
5のシースルー時の断面図を図19に示す。この実施例
は第4実施例のシースルー時の接眼光学系5の数値例に
関するものであり、この実施例は、接眼光学系5のビー
ムスプリッタープリズム状の光学系のシースルー光路入
射側に凹レンズ41を配置して、シースルー光路のパワ
ーを略ゼロにすることによってアフォーカル光学系を形
成し、虚像式ファインダーとして使用する場合の例であ
る。外界の像を観察する場合には、外界からの光は、凹
レンズ41、第2面25、半透過反射面28、第4面2
7を透過して、凹面鏡に当たらないシースルー光路をと
り、2次元表示素子4の表示像(電子像)とは別に、外
界の像を観察する構成にすることが可能である。さらに
好ましくは、物体側の凹レンズ41の表面反射を用いて
アルバダ式ファインダーを構成することも可能である。
なお、この実施例の数値データは後記するが、光線追跡
は逆光線追跡で行っている。そのアフォーカル倍率は
0.8547倍である。
【0056】(第12実施例)この実施例は、第10実
施例の接眼光学系5の他の形態の実施例であり、その断
面図を図20に示す。この実施例の数値データは後記す
るが、光線追跡は逆光線追跡で行っている。なお、この
実施例の瞳径は4mm、観察画角は水平30°、垂直2
2.7°であり、2次元表示素子4の対角長は13.9
4mmである。また、焦点距離fは21.181mmで
ある。
【0057】(第13実施例)この実施例は、第10実
施例の接眼光学系5の別の形態の実施例であり、その断
面図を図21に示す。この実施例の数値データは後記す
るが、光線追跡は逆光線追跡で行っている。なお、この
実施例の瞳径は4mm、観察画角は水平35°、垂直2
6.6°であり、2次元表示素子4の対角長は13.9
4mmである。また、焦点距離fは22.145mmで
ある。
【0058】(第14実施例)この実施例は本発明の電
子カメラに採用できる撮影レンズ2に関するものであ
り、その断面図を図22に示す。この撮影レンズ2は、
図2の第4レンズ群L4と同様の構成の偏心プリズムか
らなる単一光学系であり、絞り42の後側に配置され、
偏心して配置された回転非対称面の透過面の第1面11
と、偏心して配置された透過と反射作用を有する回転非
対称面の第2面12と、偏心して配置された反射作用を
有する回転非対称裏面鏡の第3面13とで囲まれた屈折
率が1より大きい透明媒質からなり、絞り42を経て第
1面11から入射した被写体からの光が、第2面12で
反射され、次いで第3面13で反射され、最後に第2面
12を透過して、フィルター及びカバーガッラス43と
一体の2次元撮像素子9上に達して結像するように配置
されている。なお、さらに好ましくは、第2面12での
反射は全反射であることが、光学系を小型にする上で好
ましい。このように、撮影レンズ2を偏心プリズムで構
成することによって、さらに小型にすることが可能であ
る。
【0059】この実施例の数値データは後記するが、光
線追跡は順光線追跡で行っている。この実施例の入射瞳
径は1.785mm、水平画角は42.64°、垂直画
角は32.62°であり、面の偏心面内をY軸方向、こ
れと直交する方向をX軸方向とするとき(図14参
照)、撮影レンズ2の入射側から軸上主光線とY方向に
1mm離れた平行光束を入射させ、撮影レンズ2から射
出する側でその2つの光線がY−Z面内でなす角をN
A’yi、そのNA’yiの逆数をY方向の焦点距離f
y とし、同様にX−Z面内でX方向の焦点距離fx を定
義すると、本実施例においては、fx は8.292m
m、fy は8.076mmである。
【0060】また、本数値実施例の横収差図を図23〜
図25に示す。これら横収差図において、括弧内に示さ
れた数字は(水平(X方向)画角,垂直(Y方向)画
角)を表し、その画角における横収差図を示す。また、
図26に本数値実施例の像歪みを表す収差図を示す。
【0061】(第15実施例)この実施例の斜視図を図
27に示す。この実施例は、以上の各実施例に示した小
型の電子カメラ1を携帯電話50と接続又は一体にする
ことによって、撮影した画像を電話回線で離れた場所に
あるパソコン等に高速に送ることが可能なシステムとし
て構成した実施例である。また、パソコンに収納された
画像データの中から必要なものを転送して電子カメラ1
の2次元表示素子に表示させ、その画像を虚像として大
きく拡大した高密度画素表示で観察することが可能とな
るものである。なお、図中、51は携帯電話50のダイ
ヤル・ボタン、52はマイク、53はスピーカー、54
はアンテナを示す。
【0062】(第16実施例)この実施例の斜視図を図
28に示す。図28(a)に全体のシステムの構成を、
図28(b)に電子カメラ1の構成を示す。この実施例
は、以上の各実施例に示した小型の電子カメラ1(図の
場合は、撮影レンズ2は第14実施例、接眼光学系5は
第10実施例)を携帯電話50に取り外し可能な構成に
したものである。
【0063】以下に、上記第8実施例〜第14実施例の
数値データを示す。 第8実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -2000.0000 1 ∞(絞り) 2 自由曲面 偏心(1) 1.4922 57.5 3 自由曲面 偏心(2) 1.4922 57.5 4 自由曲面 偏心(3) 1.4922 57.5 5 自由曲面 偏心(2) 像 面 ∞ 偏心(4) 自由曲面 C5 2.2153×10-27 2.8411×10-28 0 C10 0 C12 0 C14 -3.1319×10-5 自由曲面 C5 2.0409×10-37 6.6975×10-38 -1.8605×10-510 -7.9159×10-512 0 C14 -7.5458×10-6 自由曲面 C5 9.9446×10-37 1.1558×10-28 -7.0627×10-510 -1.1373×10-412 0 C14 -4.6407×10-6 X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 20.124 0.00 0.00 0.00 偏心(2) 0.000 0.000 30.714 47.72 0.00 0.00 偏心(3) 0.000 -10.321 31.697 75.96 0.00 0.00 偏心(4) 0.000 3.586 40.230 52.31 0.00 0.00 。
【0064】第9実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -2000.0000 1 ∞(絞り) 2 自由曲面 偏心(1) 1.4922 57.5 3 自由曲面 偏心(2) 1.4922 57.5 4 自由曲面 偏心(1) 1.4922 57.5 5 自由曲面 偏心(3) 像 面 ∞ 偏心(4) 自由曲面 C5 1.8566×10-47 -5.9960×10-38 -9.3755×10-610 -1.2098×10-4 自由曲面 C5 -7.8289×10-37 -1.1744×10-28 -1.4839×10-510 1.2340×10-5 自由曲面 C5 -1.9292×10-47 -1.8773×10-18 1.2657×10-610 4.7538×10-4 X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 7.230 19.284 8.28 0.00 0.00 偏心(2) 0.000 0.330 27.044 -19.41 0.00 0.00 偏心(3) 0.000 2.351 369.458 92.61 0.00 0.00 偏心(4) 0.000 19.316 27.698 52.14 0.00 0.00 。
【0065】第10実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(絞り) 20.00 2 65.895 8.00 1.4922 57.5 3 ∞ -10.00 偏心(1) 1.4922 57.5 4 57.009 18.00 1.4922 57.5 5 187.069 4.16 像 面 ∞ X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 0.000 45.00 0.00 0.00 。
【0066】第11実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(絞り) 27.00 2 75.396 10.00 1.4922 57.5 3 ∞ 10.00 偏心(1) 1.4922 57.5 4 ∞ 1.00 5 -65.000 3.00 1.4922 57.5 6 65.000 971.98 像 面 ∞ X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 0.000 45.00 0.00 0.00 。
【0067】第12実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(絞り) 27.00 2 75.396 10.00 1.4922 57.5 3 ∞ -12.00 偏心(1) 1.4922 57.5 4 64.455 20.00 1.4922 57.5 5 108.418 4.96 像 面 ∞ X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 0.000 45.00 0.00 0.00 。
【0068】第13実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(絞り) 27.00 2 ∞ 10.00 1.4922 57.5 3 ∞ -12.00 偏心(1) 1.4922 57.5 4 52.292 20.00 1.4922 57.5 5 9.711 4.78 像 面 ∞ X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 0.000 45.00 0.00 0.00 。
【0069】第14実施例 面番号 曲率半径 間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ ∞ 1 ∞(絞り) 2 自由曲面 偏心(1) 1.8061 50.9 3 自由曲面 偏心(2) 1.8061 50.9 4 自由曲面 偏心(3) 1.8061 50.9 5 自由曲面 偏心(2) 6 ∞ 1.00 偏心(4) 1.5163 64.1 7 ∞ 0.40 1.5163 64.1 像 面 ∞ 自由曲面 C5 6.9172×10-37 -6.1395×10-28 -8.6695×10-310 9.3979×10-312 -1.1168×10-414 -6.6955×10-316 -1.0032×10-3 自由曲面 C5 2.9915×10-27 1.8072×10-28 -1.4235×10-310 -1.3855×10-412 1.7627×10-414 -5.1449×10-416 2.9926×10-517 -2.0752×10-519 2.2598×10-421 2.8425×10-523 -8.5787×10-625 -3.9807×10-527 4.2915×10-6 自由曲面 C5 -5.3125×10-27 -4.1643×10-28 6.4987×10-410 3.2017×10-512 -2.1358×10-414 -2.5418×10-416 -1.4899×10-417 2.0960×10-619 3.5556×10-521 1.6431×10-5 X Y Z α(°) β(°) γ(°) 偏心(1) 0.000 0.000 0.487 14.82 0.00 0.00 偏心(2) 0.000 1.030 3.861 -43.09 0.00 0.00 偏心(3) 0.000 3.587 4.807 100.40 0.00 0.00 偏心(4) 0.000 -3.356 7.512 -56.54 0.00 0.00 。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、撮影中又は撮影後の電子像を2次元表示素子
に表示し、それを曲面反射鏡により構成された小型の拡
大光学系により虚像として拡大表示して、高精細な撮影
画像を観察できる小型の電子カメラを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子カメラの外観を示す概念図で
ある。
【図2】本発明による電子カメラに用いる撮影レンズの
1例の断面図である。
【図3】第1実施例の電子ビューファインダー光学系の
光路図である。
【図4】電子像を表示するための概略の構成を示す図で
ある。
【図5】第2実施例の電子ビューファインダー光学系の
光路図である。
【図6】第3実施例の電子ビューファインダー光学系の
光路図である。
【図7】第4実施例の電子カメラ光学系の光路図であ
る。
【図8】第5実施例のファインダー光学系の光路図であ
る。
【図9】第5実施例のファインダー光学系を用いた電子
カメラ光学系の光路図である。
【図10】第6実施例の電子カメラ光学系の光路図であ
る。
【図11】第6実施例の光学系を可変倍率実像ファイン
ダーとして用いる場合の光路図である。
【図12】第7実施例の電子カメラ光学系の光路図であ
る。
【図13】第8実施例の電子カメラ光学系の光路図であ
る。
【図14】第8実施例の接眼光学系の断面図である。
【図15】第9実施例の電子カメラ光学系の光路図であ
る。
【図16】第9実施例の接眼光学系の断面図である。
【図17】第10実施例の電子カメラ光学系の光路図で
ある。
【図18】第10実施例の接眼光学系の断面図である。
【図19】第11実施例の接眼光学系のシースルー時の
断面図である。
【図20】第12実施例の接眼光学系の断面図である。
【図21】第13実施例の接眼光学系の断面図である。
【図22】第14実施例の撮影レンズの断面図である。
【図23】第14実施例の撮影レンズの横収差図の一部
である。
【図24】第14実施例の撮影レンズの横収差図の他の
一部である。
【図25】第14実施例の撮影レンズの横収差図の残り
の部分である。
【図26】第14実施例の撮影レンズの像歪みを表す収
差図である。
【図27】第15実施例の携帯電話システムの斜視図で
ある。
【図28】第16実施例の携帯電話システムの斜視図で
ある。 1…電子カメラ 2…撮影レンズ(対物レンズ) 3…ファインダー 4…2次元表示素子 5…接眼光学系 6…第1面 7…第2面 8…第3面 9…2次元撮像素子 11…第1面 12…第2面 13…第3面 14…信号処理回路 15…コントローラ 16…ドライバ 17…記録再生ユニット 21…第1面 22…第2面 23…第3面 24…第1面 25…第2面 26…第3面(裏面凹面鏡) 27…第4面 28…半透過反射面 29…補償光学素子 30…補償光学素子の前面 31…第1面 32…第2面 33…第3面 40…射出瞳 41…凹レンズ 42…絞り 43…フィルター及びカバーガッラス 50…携帯電話 51…携帯電話のダイヤル・ボタン 52…携帯電話のマイク 53…携帯電話のスピーカー 54…携帯電話のアンテナ L1 …第1レンズ群 L2 …第2レンズ群 L3 …第3レンズ群 L4 …第4レンズ群 D1 …第1レンズ群と第2レンズ群の群間隔 D2 …第2レンズ群と第3レンズ群の群間隔 D3 …第3レンズ群と第4レンズ群の群間隔 E…観察者眼球

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系により結像された被写体像を
    2次元撮像素子により光電変換して電子像として記録す
    る電子カメラにおいて、前記の記録中あるいは記録され
    た電子像を表示する2次元表示素子と、該2次元表示素
    子に表示された画像を虚像として拡大する拡大光学系と
    を備え、前記拡大光学系が少なくとも1つの曲面反射鏡
    と反射と透過作用を有する面とから構成されていること
    を特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記拡大光学系は、屈折率が1より大き
    い透明媒質からなるプリズム体から構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記拡大光学系の前記曲面反射鏡は裏面
    鏡で構成されていることを特徴とする請求項2記載の電
    子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記拡大光学系の焦点距離をf(mm)
    とするとき、 f<30 ・・・(1) を満足することを特徴とする請求項3記載の電子カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記2次元表示素子の対角長をL(m
    m)とするとき、 L<25 ・・・(3) を満足することを特徴とする請求項4記載の電子カメ
    ラ。
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