JPH10222972A - 記憶装置、及びそれに用いる耐衝撃用収納容器 - Google Patents

記憶装置、及びそれに用いる耐衝撃用収納容器

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JPH10222972A
JPH10222972A JP9022706A JP2270697A JPH10222972A JP H10222972 A JPH10222972 A JP H10222972A JP 9022706 A JP9022706 A JP 9022706A JP 2270697 A JP2270697 A JP 2270697A JP H10222972 A JPH10222972 A JP H10222972A
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JP
Japan
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storage device
housing
support member
storage
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Application number
JP9022706A
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English (en)
Inventor
Toshiki Yamamura
敏記 山村
Toshiyuki Wada
敏之 和田
Makoto Kuwamoto
誠 桑本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/08Insulation or absorption of undesired vibrations or sounds

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性を低下することなく、携帯して使用し
た場合でもデータの消失、及び磁気ヘッド等の破損を生
じないこと。 【解決手段】 記憶部であるHDA、HDAを収納し、
ボルトによりHDAに互いに固定された筐体、及び少な
くともHDAと筐体とを内蔵するための保護箱を備え、
筐体と保護箱の内面との間には、複数の支持部材を配設
して、当該支持部材により、HDA、及び筐体を保護箱
内で弾性支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル化され
た映像信号、音響信号などを記憶する記憶装置、及びそ
れに用いる耐衝撃用収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル化された映像信号、及
び音響信号を記録再生する装置が多くの用途に使用され
ている。特に、業務用の映像音響分野では、取材・加工
・編集等を行う携帯用の映像音響機器などにおいて、内
蔵したコンピュータによりそれらの信号を処理すること
が、急速に普及している。それというのは、これらのデ
ィジタル化された信号は、複製による劣化を生じること
がなく、かつコンピュータを用いた信号処理を容易に行
えるからである。また、上述の映像信号、及び音響信号
を記憶する記憶装置、例えば固定磁気ディスク装置(以
下、”HDD”という)では、その記憶容量の増大とデ
ータの記録再生速度の高速化が急速に進展している。具
体的には、例えば3.5インチサイズのHDDでは、1
台当たりの記憶容量が10×109バイトの容量を有す
るものが実用化されてきている。このサイズのHDDで
は、今後も年率1.6倍のペースで記憶容量が増加する
と予想されている。このようなHDDの記憶容量の増大
にともない、映像音響機器では、上述の映像信号、及び
音響信号を記録・再生する記録再生装置として、HDD
を使用する機器が急激に増加している。また、HDDの
高速/ランダムアクセス性を生かして、特に携帯用途に
おいてHDDを映像音響機器から着脱可能な記録再生装
置として使用した場合、リアルタイムフィールド編集機
能や記録ボタンを押す数秒前から記録可能なプリレコー
ディング機能など、在来のテープ式記憶装置では実用不
可能であった機能が、実現できるものと期待されてい
る。
【0003】しかしながら、HDDは、周知のように、
下記(1)〜(3)の特徴を有している。 (1) 磁気ヘッドが、動作時には記録媒体の表面から
数100オングストロームという微小な隙間をおいて浮
上する。 (2) 磁気ヘッドが、記録媒体との相対運動を行い、
数ミクロン程度の情報トラックに追従しながら、信号の
記録再生を行う。 (3) 磁気ヘッドが、非動作時には記録媒体に直接接
触する。 このため、HDDが映像音響機器に直接加えられた衝撃
力やHDDの輸送時、着脱時での落下などによる外部か
ら衝撃力等を受けた場合、信号の記録再生不良を発生す
る恐れがあった。さらに、磁気ヘッドが記録媒体に傷を
付け、その部分のデータ(情報)を消失するという問題
点を生じた。また、磁気ヘッド自体が破損する恐れがあ
った。HDDを用いた映像音響機器では、HDDの信頼
性をいかに確保するかが重要な課題であり、特に携帯用
の映像音響機器において記録再生装置として使用する場
合、HDDの耐衝撃性を保証することが重要な課題であ
った。このような課題に対して、例えば米国特許第5,
253,129号は、着脱可能なHDDを防振支持する
装置を開示している。
【0004】以下、図8、及び図9を参照して、上記米
国特許に記載された従来のHDDの防振支持装置につい
て具体的に説明する。図8は従来のHDDの防振支持装
置を示す分解斜視図であり、図9は図8に示すHDDの
防振支持装置の内部構造を示す断面図である。図8、及
び図9に示すように、従来のHDDパック30は、箱体
状に形成されたヘッドディスクアセンブリ(以下、”H
DA”という)31、及びHDA 31を収納する保護
箱32を備えている。HDDパック30は、装着される
機器から着脱可能に構成されている。HDA 31は、
図9に示すように、磁気記録媒体である複数のディスク
35、前記ディスク35を支持して回転するスピンドル
モータ36、データの記録再生を行う複数の磁気ヘッド
37、前記磁気ヘッド37を支持するアーム38、磁気
ヘッド37の位置決めを行うアクチュエータ39、及び
これらの各部材を収納する直方体状の筐体40により構
成されている。HDA 31への電力供給、及びHDA
31とHDDパック30が装着された機器との間の信号
の伝送は、筺体40に固定されたコネクタ(図示せず)
を介して行われる。保護箱32は、上板32a、枠体3
2b、及び下板32cにより直方体状に形成されてい
る。HDA 31と保護箱32との間には、複数の支持
部材33、及び複数の支持用受け部材34が配置されて
いる。また、各支持用受け部材34は筺体40の外側表
面の所定の位置に固定され、各支持部材33は支持用受
け部材34に固定されている。各支持部材33は、HD
A 31が保護箱32内に収納されたとき、保護箱32
の内面に接しHDA 31を防振支持する。以上のよう
に、従来のHDDパック30は、HDA 31と保護箱
32との間に複数の支持部材33を配置して、これらの
支持部材33の防振、緩衝効果を実現していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では主にコンピュータに組み込むことを想定してお
り、携帯用の映像音響機器の着脱可能な記憶装置として
HDDを用いようとする場合には、障害物等に機器をぶ
つけた時に加わるより大きな衝撃や、HDDの携帯時に
加わる外部からの衝撃にHDDが耐えなければならな
い。一般的に、非動作時のHDDが耐えうる衝撃加速度
の大きさは300G程度であるが、例えばHDDが76
cmの高さからタイル張りの床に落下したときに加わる
衝撃は1500G以上である。さらに、携帯用の映像音
響機器が移動しながら記録再生しているときに携帯用の
映像音響機器に加わる衝撃的な力の大きさは最大10G
にも達することがあり、このような状態でも内蔵された
HDDは、データの消失、損傷を発生せず、かつ信頼性
の高い記録再生を行わねばならない。したがって、HD
Dを着脱可能な携帯用の映像音響機器の記憶装置として
使用するためには、落下させにくい形態を備え、またた
とえ輸送時・交換時に装置を誤って落下させた場合で
も、データの消失や損傷が発生しない耐衝撃性を備えな
ければならない。さらに、HDDパックは、携帯性を損
なうことのないよう可能な限り小型化する必要がある。
【0006】本発明の目的は、携帯用の映像音響機器の
記憶装置としてHDDを用いる場合に作用する衝撃や振
動によって、データの破壊を発生することがなく、かつ
記憶装置が復帰不能となるようなダメージを与えない小
型のHDDパックを提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶装置は、記
憶手段、前記記憶手段の周りに設けられ、前記記憶手段
を保持する保持手段、前記記憶手段と前記保持手段を内
蔵する保護箱、及び前記保持手段と前記保護箱との間に
配設され、前記保持手段を前記保護箱に弾性支持し、前
記保持手段に固定された支持部材を備えている。このよ
うに構成することにより、外部から保護箱に加わる衝撃
力などの力が、直接記憶手段に作用することを防止し、
かつ支持部材により外部からの力を緩衝することが可能
となる。
【0008】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保持
手段が、前記記憶手段を収納する筐体、前記記憶手段と
前記筐体とを固定する固定手段、及び前記記憶手段と前
記筐体との間に配設された中間部材により構成され、前
記支持部材が、前記筐体と前記保護箱との間に配設さ
れ、前記筐体あるいは前記保護箱のどちらか一方にのみ
固定され、前記筐体を前記保護箱内に弾性支持してい
る。このように構成することにより、外部から保護箱に
加わる衝撃力などの力が、直接記憶手段に作用すること
を防止し、かつ支持部材により外部からの力を緩衝する
ことが可能となる。さらに、筐体が大きく変形した場合
でも、中間部材の緩衝効果により、衝撃力などの力が記
憶手段に作用することを防止することができきる。
【0009】本発明の別の記憶装置は、さらに前記中間
部材を、樹脂シートで構成している。このように構成す
ることにより、外部から保護箱に加わる衝撃力などの力
が、直接記憶手段に作用することを防止し、かつ支持部
材により外部からの力を緩衝することが可能となる。
【0010】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保持
手段が、前記記憶手段を内蔵する筐体、前記記憶手段と
前記筐体とを固定する固定手段、及び前記固定手段と前
記筐体との間に配設された樹脂スペーサにより構成さ
れ、前記支持部材が、前記筐体と前記保護箱との間に配
設され、前記筐体あるいは前記保護箱のどちらか一方に
のみ固定され、前記筐体を前記保護箱内に弾性支持して
いる。このように構成することにより、外部から保護箱
に加わる衝撃力などの力が、直接記憶手段に作用するこ
とを防止し、かつ支持部材により外部からの力を緩衝す
ることが可能となる。
【0011】本発明の別の記憶装置は、さらに前記固定
手段が、前記筐体の外側に配設された締め付け力維持手
段を介して前記記憶手段と前記筐体とを固定している。
このように構成することにより、記憶手段と筐体との固
定状態が、締め付け力維持手段により維持される。
【0012】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保護
箱の外表面に凹凸を設けている。このように構成するこ
とにより、使用者が記憶装置を誤って落とすことを防止
できる。
【0013】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保護
箱の外表面上に凹凸を有する滑り止め板を設けている。
このように構成することにより、使用者が記憶装置を誤
って落とすことを防止できる。
【0014】本発明の別の記憶装置は、さらに前記支持
部材に前記保護箱から力Fが作用した場合に、前記力の
作用方向での前記支持部材の最大変位量をxs 、前記保
護箱に前記支持部材から力Fが作用した場合に、前記力
の作用方向での前記保護箱の最大変位量をxhとしたと
き、 2×(F/xs ) ≦ F/xh の関係を有するように、前記支持部材、及び保護箱を構
成している。このように構成することにより、保護箱の
変形に起因する記憶手段への衝撃力の発生を防止でき
る。
【0015】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保護
箱が、厚さ方向の中央で上下2分割に分割された部材で
構成されている。このように構成することにより、保護
箱の強度を向上することができる。
【0016】本発明の別の記憶装置は、さらに前記支持
部材が自由長の5〜15%の初期変位を与えられた状態
で前記保護箱内に配設されている。このように構成する
ことにより、支持部材と保護箱との接触状態を安定なも
のにすることができる。
【0017】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保護
箱内にある前記支持部材の初期変位を与える手段とし
て、前記支持部材の前記保護箱側の表面に樹脂部材を配
設している。このように構成することにより、支持部材
と保護箱との接触状態を安定なものにすることができ
る。
【0018】本発明の別の記憶装置は、さらに前記保護
箱の内面と前記筐体との間に空気ダンパを配設し、前記
空気ダンパからの空気を排出する空気抜き穴を前記保護
箱に設けている。このように構成することにより、衝撃
力に対する緩衝効果向上することができ、記憶装置の小
型化を容易にすることができる。
【0019】本発明の別の記憶装置は、さらに前記空気
ダンパは、その側面の形状が蛇腹形状となるように、少
なくとも上下2段に重ねられた略筒状の空気室からな
り、一方の端部に配置した空気室の表面にオリフィス孔
を設け、前記オリフィス孔を前記空気抜き穴に対向して
配置している。このように構成することにより、衝撃力
に対する緩衝効果向上することができ、記憶装置の小型
化を容易にすることができる。
【0020】本発明の別の記憶装置は、さらに前記空気
ダンパを樹脂で形成している。このように構成すること
により、高い周波数の衝撃力を低減することができる。
【0021】本発明の記憶装置に用いる耐衝撃用収納容
器は、保持すべき記憶手段の周りに設けられ、前記記憶
手段に固定された保持手段、前記記憶手段と前記保持手
段を内蔵する保護箱、及び前記保持手段と前記保護箱と
の間に配設され、前記保持手段を前記保護箱に弾性支持
し、前記保持手段に固定された支持部材を備えている。
このように構成することにより、外部から保護箱に加わ
る衝撃力などの力が、直接記憶手段に作用することを防
止し、かつ支持部材により外部からの力を緩衝すること
が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記憶装置、及びそ
れに用いる耐衝撃用収納容器を示す好ましい実施形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0023】<第1の実施形態>図1は、本発明の第1
の実施形態である記憶装置の内部構成を示す分解斜視図
である。図1において、記憶装置1は、ディジタル化さ
れた映像信号や音響信号などの信号を記憶するヘッドデ
ィスクアセンブリ(以下、”HDA”という)2、上面
が開口した箱体状に形成され、HDA 2を収納する筺
体3、HDA 2と筺体3との間に配置された中間部材
4を備えている。さらに、記憶装置1は、筺体3の短辺
方向(図の”Y”方向)の両側面の外側表面に固定され
た2つの角柱状の支持用受け部材5、各支持用受け部材
5を介して筺体3に固定され、筺体3を弾性的に支持す
る複数の支持部材6、及び厚さ方向(図の”Z”方向)
の中央で分割した2つの部材7a,7bからなり、記憶
装置1の外ケースを構成する保護箱7を有する。記憶装
置1は、携帯用の映像音響機器などの装着される機器か
ら着脱可能に構成されたものであり、HDA 2、筺体
3、中間部材4、支持用受け部材5、及び支持部材6を
一体的に組み立てたあと保護箱7内に収納することによ
り構成される。尚、本実施形態の記憶装置1では、筐体
3、中間部材4、支持用受け部材5、支持部材6、保護
箱7、及びHDA 2と筐体3とを固定する後述のボル
ト8が、記憶部であるHDA 2の耐衝撃用収納容器を
構成している。HDA 2は、[従来の技術]の欄で図
9を参照して説明したものと同様なものであり、複数の
磁気記録媒体や複数の磁気ヘッド等を内蔵している(図
示せず)。HDA 2の外形寸法は、例えば縦×横×高
さ、100×70×19mmである。尚、HDA 2へ
の電力供給、及びHDA 2と記憶装置1が装着された
機器との間の信号の伝送は、保護箱7に固定されたコネ
クタ(図示せず)を介して行われる。また、保護箱7に
固定されたコネクタとHDA 2とは、図示しないケー
ブルにより接続されている。このケーブルは、HDA
2が衝撃力により保護箱7内で大きく動いた場合でも、
切断されたり、HDA 2の動きを拘束することがない
よう、柔軟な導電ワイヤで構成されている。
【0024】HDA 2の長手方向(図の”X”方向)
の両側面には、複数、例えば2つの固定用の穴2aがそ
れぞれ設けられている。これらの穴2aには、固定部材
であるボルト8が筺体3に設けられた穴3a、及び中間
部材4に設けられた凹部4aを通して挿入、固定され
る。このことにより、HDA 2は、中間部材4を間に
挟んで筐体3に固定される。筺体3は、例えば厚さ0.
5mmのステンレス等の金属板の四辺を一の方向に折り
曲げることにより、矩形状の箱体に構成される。中間部
材4は、例えば厚さ0.5mmの塩化ビニールシートな
どの弾性をもつ樹脂シートにより形成したものであり、
記憶装置1を落したときに作用する衝撃力などにより、
筐体3や支持用受け部材5が変形した場合でも、それら
の部材がHDA 2に直接接触するのを防ぐことができ
る。さらに、中間部材4の緩衝効果により、HDA 2
の局部的な損傷を防ぐことができる。また、中間部材4
は、HDA 2を筐体3に固定する作業において、HD
A 2を筐体3にぶつけることによる衝撃を起こさず固
定するための位置決め部材としても機能する。各支持用
受け部材5は、ABS等の樹脂により形成されている。
また、各支持用受け部材5は、ボルト等の固定手段によ
り筐体3の側面に固定されている。
【0025】各支持部材6は、衝撃力などの力を緩和吸
収する材料、具体的にはゲル状のウレタンやシリコン、
ブチルゴム等のゴム材料により形成されている。また、
各支持部材6は、支持用受け部材5の表面の所定の位置
に一体成形により固定される。保護箱7内に収納された
とき、各支持部材6は、保護箱7の内面と接して当該内
面と筐体3及び支持用受け部材5との間に配置される。
このことにより、支持部材6は、筐体3を介してHDA
2を保護箱7内で弾性的に防振支持する。支持部材6
の材質(硬度)、厚さ、保護箱7の内面と接する表面の
表面積は、記憶装置1が落下保証高さから落下した場合
でも、HDA 2が恒久的な損傷を受けず、かつ支持部
材6の変形量の小さいものが最適に選択される。尚、各
支持部材6が支持するHDA 2、筐体3、支持用受け
部材5の具体的な合計重量は、例えば300gである。
各支持部材6が支持用受け部材5を介して筐体3に固定
され、保護箱7の内面に接するという上記の構成以外
に、各支持部材6が保護箱7の内面に固定され、支持用
受け部材5の表面に接する構成としてもよい。すなわ
ち、各支持部材6が、支持用受け部材5を介して筐体
3、もしくは保護箱7の内面のいずれか一方に固定さ
れ、他方にはその表面が接するように保護箱7内に配設
されることにより、支持部材6から支持用受け部材5、
及び筐体3に力が作用した場合、支持部材6が移動して
変形しその力を充分に緩衝することができる。保護箱7
は、例えば厚さ2.5mmのガラス繊維入りポリカーボ
ネイトなどにより形成され、例えば縦×横×高さ、16
0×95×38mmの外形寸法を有する。また、保護箱
7を構成する部材7a,7bは、ボルト等の固定手段に
より互いに固着される。このように、厚さ方向の中央で
上下2分割に分割された部材7a,7bにより保護箱7
を構成しているので、図9を参照して説明した上板、下
板、及び枠体からなる従来の保護箱に比べて、強度を向
上することができる。さらに、保護箱7は、本発明の発
明者らが実施した落下試験の結果に基づいて、その剛性
を向上している。具体的には、保護箱7のみかけ上のバ
ネ定数k2の値が、支持部材6のみかけ上のバネ定数k1
の値の2倍以上になるように、支持部材6、及び保護箱
7を構成している。支持部材6のみかけ上のバネ定数k
1は、保護箱7から支持部材6に作用する落下時の衝撃
力などの力の大きさF、その力の作用方向での支持部材
6の最大変位量xsとすると、次の(1)式により求め
ることができる。このバネ定数k1の値は、例えば13
0kgf/cmであり、支持部材6の材質(硬度)、厚
さ、及び支持部材6の保護箱7と接する表面の表面積の
値を変更することにより、調整することが可能なもので
ある。
【0026】k1 = F/xs −−− (1)
【0027】保護箱7のみかけ上のバネ定数k2は、支
持部材6から保護箱7に作用する力の大きさをF、その
力の作用方向での保護箱7の最大変位量xhとすると、
次の(2)式により求めることができる。このバネ定数
k2の値は、例えば260kgf/cmであり、保護箱
7の材質(硬度)、厚さの値を変更することにより、調
整することが可能なものである。
【0028】k2 = F/xh −−− (2)
【0029】ここで、本発明の発明者らが実施した落下
試験について説明する。発明者らは、記憶装置1の開発
にあたって、上述の1種類の保護箱7のみでなく、各種
の厚さ、材質(硬度)を有する複数の保護箱を比較例と
して制作し、HDA 2、筐体3及び支持部材6を保護
箱7に内蔵した状態で高さ80cmからの落下試験を行
った。そして、この落下試験では、HDA 2の重心位
置に加速度ピックアップを取り付けることにより、記憶
装置1を落下させたときにHDA 2に加わる衝撃力を
測定した。その結果、ABS、POM(ポリアセター
ル)などの比較的柔らかい材料により薄い(厚さ、例え
ば1.5mm)の保護箱7を構成した場合、特に記憶装
置1を傾けて落下させたとき、HDA 2に加わる衝撃
力(衝撃加速度)が大きくなることが明らかになった。
その結果、HDA 2に恒久的な損傷が発生することが
明らかになった。これらの問題は、以下の原因(イ)、
及び(ロ)によると考えられる。 (イ) 衝撃力が作用したときに保護箱7が変形して、
支持部材6の動きを妨げ、衝撃力が支持部材6により緩
和されることなくHDA 2に作用した。 (ロ) 保護箱7の局部的な変形により、内部の部材に
回転による過大な回転加速度が作用した。 さらに、繰り返し落下試験を行うと保護箱7が永久変形
してしまい、初期の外形形状を維持できなくなり、内部
の部材が保護箱7内でがたつくという問題が発生した。
従って、このような保護箱7の変形に起因するHDA
2への過大な衝撃力の発生を防ぐためには、保護箱7自
身の剛性を高める必要があることが分かった。さらに、
保護箱7のみかけ上のバネ定数k2の値が、支持部材6
のみかけ上のバネ定数k1の値の2倍以上となるよう
に、支持部材6、及び保護箱7を構成することにより、
上記問題の発生を完全に防止できることを落下試験によ
り確認した。すなわち、下記の(3)式に示す不等式が
成立するように、支持部材6、及び保護箱7を構成する
ことにより、保護箱7の変形に起因するHDA 2への
過大な衝撃力の発生を防止できる。尚、支持部材6は、
予備試験により所要の高さ(80cm)からの落下に対
しても、HDA 2の非動作耐衝撃スペック(300
G)を上回ることなく、かつそのときの支持部材6の変
形量が小さくなるように最適化した上で記憶装置1の設
計を行い落下試験を実施した。その落下試験の試験結果
を表1に示す。
【0030】 2×(F/xs) ≦ F/xh −−− (3)
【0031】
【表1】
【0032】以上のように、本実施形態の記憶装置1で
は、記憶部であるHDA 2、HDA 2を収納し、ボル
ト8によりHDA 2に互いに固定された筐体3、及び
少なくともHDA 2と筐体3とを内蔵するための保護
箱7を備えている。さらに、本実施形態の記憶装置1で
は、筐体3と保護箱7の内面との間には、複数の支持部
材6を配設して、当該支持部材6により、HDA 2、
及び筐体3を保護箱7内で弾性支持している。このよう
に構成することにより、外部から保護箱7に加わる衝撃
力などの力が、直接HDA 2に作用することを防止
し、かつ支持部材6により外部からの力を緩衝すること
が可能となる。尚、筐体3の形状は、上面が開口した箱
体状に限定されるものでなく、HDA2の周りに設けら
れ、当該HDA 2を保護箱7内の所定の位置で固定、
保持できる構成であればよい。
【0033】<第2の実施形態>図2は、本発明の第2
の実施形態である記憶装置の内部構成を示す分解斜視図
である。この実施形態では、記憶装置の構成において、
中間部材を省略してHDAと筐体との間に弾性を有する
樹脂スペーサを配置したことである。それ以外の各部に
ついては、第1の実施形態のものと同様であるのでそれ
らの重複した説明は省略する。図2に示すように、HD
A 2と筐体3との間には、樹脂スペーサである樹脂製
の樹脂ワッシャ9が配置されている。ボルト8は、筐体
3の穴3a、及び樹脂ワッシャ9を通ってHDA 2の
穴2aに挿入、固定される。このことにより、HDA
2と筐体3とは、互いに固定される。さらに、本実施形
態の記憶装置1では、ボルト8の取付座を安定させるた
めに、筐体3の穴3aの外側には、金属製の平ワッシャ
10及びバネワッシャ11が配設されている。これらの
平ワッシャ10及びバネワッシャ11は、ボルト8によ
るHDA 2と筐体3との固定(締め付け)状態を維持
する締め付け力維持手段を構成する。樹脂ワッシャ9を
用いることにより、HDA 2と筐体3との間に所定の
空隙を設けることができる。このことにより、記憶装置
1を落下した場合に作用する衝撃力によって筐体3のH
DA 2との固定面が変形した場合でも、筐体3がHD
A 2に直接当接するのを防ぐことができる。樹脂ワッ
シャ9の厚みは、保証すべき落下高さから落下したとき
の衝撃力、及び筐体3の剛性により最適に選定される。
また、樹脂ワッシャ9、平ワッシャ10及びバネワッシ
ャ11を用いたことにより、記憶装置1を繰り返し落下
した場合でも、HDA 2と筐体3とは、初期の固定
(締め付け)状態を維持することができる。このため、
繰り返して落下したときに生じる、ボルト8の締め付け
力の低下により、過大な衝撃力がHDA2に作用するの
を防ぐことができる。
【0034】<第3の実施形態>図3は、本発明の第3
の実施形態である記憶装置を示す斜視図である。この実
施形態では、記憶装置の構成において、保護箱の外表面
に凹凸を有する滑り止め板を取り付けた。それ以外の各
部は、第1の実施形態のものと同様であるので、それら
の重複した説明は省略する。図3に示すように、表面に
凹凸を有する滑り止め板12,13が、保護箱7の外表
面に固定されている。これらの滑り止め板12,13
は、ABS等の樹脂により形成され、接着剤などにより
保護箱7に固定されている。このように構成することに
より、記憶装置1を携帯したとき、使用者が誤って落と
してしまうのを防止することが可能となる。尚、本実施
形態では、滑り止め板12,13を、保護箱7に固定し
た構成例で説明したが、保護箱7の表面に凹凸を直接設
けても、同様な効果を得ることができる。
【0035】<第4の実施形態>図4は、本発明の第4
の実施形態である記憶装置の内部構成を示す断面図であ
る。この実施形態では、記憶装置の構成において、樹脂
部材を支持部材の表面と保護箱の内面の間に配設して、
保護箱内に配置される支持部材にその自由長に対して5
〜15%の範囲の初期変位(圧縮寸法)を与えた。それ
以外の各部は、第1の実施形態のものと同様であるの
で、それらの重複した説明は省略する。図4において、
支持部材6の保護箱7側の各表面上には、樹脂部材14
が両面テープにより固定され、保護箱7の内面と接して
いる。この樹脂部材14は、保護箱7との摩擦係数が小
さくなる材質、例えばPOMにより形成されている。各
支持部材1は、この樹脂部材14により保護箱7内でそ
の自由長に対して5〜15%(例えば1mm)程度圧縮
されている。このことより、筐体3、支持用受け部材
5、あるいは支持部材6の厚さ、もしくは形状にばらつ
き等が生じた場合でも、それらのばらつきは樹脂部材1
4により吸収され、支持部材6の保護箱7側の表面は樹
脂部材14を介して保護箱7の内面と安定した接触状態
を保つことができる。また、記憶装置1を例えば厚さ方
向に落下させた場合、記憶装置の1の縦方向、及び横方
向に配置された支持部材6は、厚さ方向に保護箱7の内
面を滑りながら移動することになる。このような落下方
向と反対の方向に作用する支持部材6への摩擦力は、経
時変化しやすいものである。このため、支持部材6と保
護箱7との初期の安定した接触状態を維持することが困
難となる。また最悪の場合、一部の方向にのみ摩擦力が
支持部材6に働くことにより、支持部材6を中心として
筐体3が回転し、その回転による衝撃力をHDA 2に
作用させる恐れもある。さらに、記憶装置1が斜めに落
下した場合、HDA 2には回転による衝撃力も作用す
ることになるが、支持部材6と保護箱7との接触が不安
定な状態では、この回転による衝撃力が過大なものとな
ってしまう恐れがある。回転による過大な衝撃力が作用
した場合、本来非動作時にはデータが記録されていない
領域にある磁気ヘッドが、データ記録域に移動してしま
い、その際データを破壊する恐れがある。これに対し
て、本実施形態のように、支持部材6の保護箱7側の表
面に比較的摩擦係数の低い樹脂部材14を配置すること
でHDA 2の保護箱7に対する摩擦係数を低く抑える
ことができる。さらに、樹脂部材14は支持部材6に予
圧を作用させるので、HDA 2に回転による過大な衝
撃力の発生を防ぐことが可能となる。また支持部材の摩
擦による機能劣化を防ぐことができ、長期にわたって緩
衝性能を維持することができる。支持部材6に与える初
期変位を大きくしすぎると、支持部材6の見かけ上のバ
ネ定数k1の値が大きくなりすぎ、結果的にHDA 2に
高い衝撃力が作用してしまう。一方、初期変位が小さす
ぎると回転による衝撃力を抑える効果がほとんど見られ
なくなる。このため、上記のような効果を実現するため
には、支持部材6の自由長の5〜15%の範囲の初期変
位を与えた状態で保護箱7の内部に配設するのが望まし
い。樹脂部材14が支持部材6の表面に固定され、保護
箱7の内面に接するという上記の構成以外に、樹脂部材
14が保護箱7の内面に固定され、支持部材6の表面に
接する構成としてもよい。
【0036】<第5の実施形態>図5は本発明の第5の
実施形態である記憶装置を示す分解斜視図であり、図6
は図5に示す空気ダンパを示す斜視図である。この実施
形態では、空気ダンパを保護箱の内面と筐体、及び支持
用受け部材との間に配置した。それ以外の各部は、第1
の実施形態のものと同様であるので、それらの重複した
説明は省略する。図5、及び図6に示すように、空気ダ
ンパ15は、その側面の形状が蛇腹形状となるように、
複数段、例えば上下2段に重ねられた略筒状の2つの空
気室15a,15a’により構成されている。また、オ
リフィス孔15bが、図6に示すように、空気ダンパ1
5の一方の端部に配置された空気室15aの表面に設け
られている。4つの空気ダンパ15は、このオリフィス
孔15bが保護箱7の部材7bに設けられた空気抜き穴
7cに対向するように、保護箱7の内面と筐体3、及び
支持用受け部材5との間に配置される。尚、空気ダンパ
15の他方の端部に配置された空気室15a’の表面に
は、微***であるオリフィス孔は設けられておらず、当
該表面は、筐体3、あるいは支持用受け部材5の外側表
面に接する。この空気ダンパ15が筐体3、支持用受け
部材5、及び保護箱7に押圧されると、オリフィス孔1
5bから空気が突出し、その圧力差によるロスで減衰効
果を得られる。この空気ダンパ15による減衰効果は、
図7の曲線16に示すように、そのダンパ変位(変形)
に対して非線形な減衰力となる。本実施形態の記憶装置
1では、空気ダンパ15を併設することにより、記憶装
置1に加わる衝撃力を吸収する効率を向上させることが
でき、記憶装置1を小型化することが可能となる。さら
に、空気ダンパ15を樹脂で構成することにより、例え
ば金属で空気ダンパ15を構成した場合に比べて、空気
ダンパ15の表面を伝わる、周波数の高い衝撃力も減衰
させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の記憶装置では、
記憶部であるHDA、HDAを収納しボルトによりHD
Aに互いに固定された筐体、及び少なくともHDAと筐
体とを内蔵するための保護箱を備えている。さらに、本
発明の記憶装置では、筐体と保護箱の内面との間には、
複数の支持部材を配設して、当該支持部材により、HD
A、及び筐体を保護箱内で弾性支持している。このよう
に構成することにより、外部から保護箱に加わる衝撃力
などの力が、直接HDAに作用することを防止し、かつ
支持部材により外部からの力を緩衝することが可能とな
る。その結果、携帯性を低下することなく、耐衝撃性を
向上することができる。このため、携帯して使用した場
合でもデータの消失、及び磁気ヘッド等の破損の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である記憶装置の内部
構成を示す分解斜視図。
【図2】本発明の第2の実施形態である記憶装置の内部
構成を示す分解斜視図。
【図3】本発明の第3の実施形態である記憶装置を示す
斜視図。
【図4】本発明の第4の実施形態である記憶装置の内部
構成を示す断面図。
【図5】本発明の第5の実施形態である記憶装置の内部
構成を示す分解斜視図。
【図6】図5に示す空気ダンパの構成を示す斜視図。
【図7】図6に示す空気ダンパによる減衰効果を示すグ
ラフ。
【図8】従来のHDDの防振支持装置を示す分解斜視
図。
【図9】図8に示すHDDの防振支持装置の内部構造を
示す断面図。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 HDA 3 筐体 4 中間部材 5 支持用受け部材 6 支持部材 7 保護箱 7a,7b 部材 7c 空気抜き穴 8 ボルト 9 樹脂ワッシャ 11 バネワッシャ 12,13 滑り止め板 14 樹脂部材 15 空気ダンパ 15a,15a’ 空気室 15b オリフィス孔

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段、 前記記憶手段の周りに設けられ、前記記憶手段を保持す
    る保持手段、 前記記憶手段と前記保持手段を内蔵する保護箱、及び前
    記保持手段と前記保護箱との間に配設され、前記保持手
    段を前記保護箱に弾性支持し、前記保持手段に固定され
    た支持部材を具備することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、前記記憶手段を収納す
    る筐体、前記記憶手段と前記筐体とを固定する固定手
    段、及び前記記憶手段と前記筐体との間に配設された中
    間部材により構成され、前記支持部材が、前記筐体と前
    記保護箱との間に配設され、前記筐体あるいは前記保護
    箱のどちらか一方にのみ固定され、前記筐体を前記保護
    箱内に弾性支持することを特徴とする請求項1に記載の
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記中間部材を、樹脂シートで構成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段が、前記記憶手段を内蔵す
    る筐体、前記記憶手段と前記筐体とを固定する固定手
    段、及び前記固定手段と前記筐体との間に配設された樹
    脂スペーサにより構成され、前記支持部材が、前記筐体
    と前記保護箱との間に配設され、前記筐体あるいは前記
    保護箱のどちらか一方にのみ固定され、前記筐体を前記
    保護箱内に弾性支持することを特徴とする請求項1に記
    載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記固定手段が、前記筐体の外側に配設
    された締め付け力維持手段を介して前記記憶手段と前記
    筐体とを固定することを特徴とする請求項4に記載の記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記保護箱の外表面に凹凸を設けたこと
    特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記保護箱の外表面上に凹凸を有する滑
    り止め板を設けたこと特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材に前記保護箱から力Fが作
    用した場合に、前記力の作用方向での前記支持部材の最
    大変位量をxs 、前記保護箱に前記支持部材から力Fが
    作用した場合に、前記力の作用方向での前記保護箱の最
    大変位量をxhとしたとき、 2×(F/xs ) ≦ F/xh の関係を有するように、前記支持部材、及び保護箱を構
    成したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記保護箱が、厚さ方向の中央で上下2
    分割に分割された部材で構成されたことを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載の記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記支持部材が自由長の5〜15%の
    初期変位を与えられた状態で前記保護箱内に配設された
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記憶装
    置。
  11. 【請求項11】 前記保護箱内にある前記支持部材の初
    期変位を与える手段として、前記支持部材の前記保護箱
    側の表面に樹脂部材を配設したことを特徴とする請求項
    10に記載の記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記保護箱の内面と前記筐体との間に
    空気ダンパを配設し、前記空気ダンパからの空気を排出
    する空気抜き穴を前記保護箱に設けたことを特徴とする
    請求項1乃至11のいずれかに記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記空気ダンパは、その側面の形状が
    蛇腹形状となるように、少なくとも上下2段に重ねられ
    た略筒状の空気室からなり、一方の端部に配置した空気
    室の表面にオリフィス孔を設け、前記オリフィス孔を前
    記空気抜き穴に対向して配置したことを特徴とする請求
    項12に記載の記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記空気ダンパを樹脂で形成したこと
    特徴とする請求項12または13に記載の記憶装置。
  15. 【請求項15】 保持すべき記憶手段の周りに設けら
    れ、前記記憶手段に固定された保持手段、 前記記憶手段と前記保持手段を内蔵する保護箱、及び前
    記保持手段と前記保護箱との間に配設され、前記保持手
    段を前記保護箱に弾性支持し、前記保持手段に固定され
    た支持部材を具備することを特徴とする記憶装置に用い
    る耐衝撃用収納容器。
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