JPH10222460A - データ転送制御装置 - Google Patents

データ転送制御装置

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JPH10222460A
JPH10222460A JP2805197A JP2805197A JPH10222460A JP H10222460 A JPH10222460 A JP H10222460A JP 2805197 A JP2805197 A JP 2805197A JP 2805197 A JP2805197 A JP 2805197A JP H10222460 A JPH10222460 A JP H10222460A
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Takahito Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なるアクセス単位のメモリ間データ転送にお
いて、供給側メモリの任意のバイト位置からの任意長の
データを、格納側メモリの任意のバイト位置から始まる
エリアへ高速に転送する。 【解決手段】転送データを中断する複数のバッファ1の
それぞれにバッファ読出し制御情報を持たせ、バッファ
読出し時のシフト動作により供給側メモリと格納側メモ
リのアクセス単位の差を吸収する。また、バッファ単位
の個別の制御情報によるバッファ読出し時のシフト動作
により書込みバッファ数と読出しバッファ数に差が生じ
た場合、バッファ読出し制御情報による後続バッファの
制御を中止し、データ転送を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送制御装置
に関し、特にアクセス単位が異なる2種類のメモリ間に
おけるデータ転送を処理するデータ転送制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムにおいては、通常、メ
モリ間のデータ転送は種々な機会に行なわれている。た
とえば、図7の例では、データ転送制御装置72に接続
された拡張記憶装置74と主記憶装置71間のデータ転
送を行なう為に、主記憶装置71のデータをデータバス
73を介してデータ転送制御装置72が読取って内部の
バッファ720に一時的に格納し拡張記憶装置74に書
き込み、或いはその逆にバッファ720に書込まれた拡
張記憶装置74からのデータを主記憶装置71に転送し
たりすることが行われる。
【0003】一般に、高速のメモリ転送を可能とするた
めに、主記憶装置71は複数バイト例えば4バイトや8
バイトで一つのアクセス単位(ワード等と呼ばれる)が
構成されると共にデータバス73のデータバス幅も1単
位アクセス幅に等しくなっており、中央処理装置70か
らはアクセス単位でデータのアクセスが可能である。従
って、データの供給側(読出し側)メモリの一つのアク
セス単位の全てのバイトを、データの格納側(書込み
側)メモリの一つのアクセス単位に全て書込む通常の転
送では、それぞれのメモリに対する1回のアクセスによ
るムーブ命令等を使用した通常の転送方法で済む。しか
し、供給側メモリのアクセス単位の途中のバイト位置か
らのデータを格納側メモリのアクセス単位の途中のバイ
ト位置からのエリアへ転送することは、通常の方法では
実現できない。
【0004】たとえば図5(a)は、アクセス単位が8
バイト境界および256バイト境界から始まり且つ4バ
イト単位でアクセス可能なメモリ間で、8バイト境界お
よび256バイト境界からでなく途中のバイト位置から
データを読出し、途中のバイト位置へデータを書込む一
例を示している。このような転送を実現する方式として
は、次のような方式がある。
【0005】すなわち、供給側および格納側のメモリの
アクセス単位を4バイト化し、中央処理装置70の命令
によりデータ転送制御装置72が、特定バイトのみ有効
とする部分書込み機能を使用して4バイト単位でデータ
を読出して書込む。図5(a)のデータ転送を行う場
合、供給側のメモリからデータを読み出すと共に格納側
メモリから格納エリアを含む供給側メモリのアクセス単
位のデータを読み出しバッファに格納する。ここで、デ
ータを格納するバッファのアクセス単位がデータ転送の
アクセス単位と同様であるとすれば、供給側メモリのア
クセス単位のデータを格納側メモリの格納開始アドレス
に合わせた位置に書き込み、格納側メモリのアクセス単
位に合わせたデータを生成する。このようにして部分的
に書き換えられたデータを再び拡張記憶装置に戻す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ータ転送制御装置は、4バイト転送を行なうために転送
速度が非常に遅くなり、また供給側および格納側メモリ
に対するアクセスが頻繁に行なわれデータバス73を専
有する時間が長くなる。したがってデータバス73を共
有している他の処理部に性能上大きな悪影響を与えると
いう欠点がある。
【0007】また、格納側メモリの一つのアクセス単位
について2回のアクセスが必要となり、1回のメモリ間
転送で2回のメモリ間転送を行うことになり、また転送
速度は低く他の処理部に与える悪影響も少なくない。
【0008】本発明の目的は、供給側メモリの任意のバ
イト位置からの任意長のデータを、格納側メモリの任意
のバイト位置からのエリアへ高速に転送し得るデータ転
送制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送制御
装置は、アクセス単位が異なる二種類のメモリの間でデ
ータ転送を行なうデータ転送制御装置において、データ
の供給側メモリの任意のアドレスを開始アドレスとして
順次に任意のデータ長のデータを読出し、前記任意のデ
ータ長のデータをデータの格納側メモリの任意のアドレ
スを開始アドレスとして順次に書込むようにして構成さ
れる。
【0010】また、本発明のデータ転送制御装置におい
て、前記供給側メモリの転送開始位置および前記格納側
メモリの格納開始位置はそれぞれのメモリのアクセス単
位内の任意の最小転送バイト単位の位置にシフトされる
ようにして構成される。
【0011】また、本発明のデータ転送制御装置は、デ
ータの供給側メモリの単位アクセス分の読出しデータを
格納する複数個のバッファと、前記バッファからのデー
タの読出しをバッファごとに制御するアドレスレジスタ
と、データの格納側メモリの格納開始位置に前記バッフ
ァに格納されたデータをシフトするシフト量を設定する
シフト制御レジスタと、前記シフト制御レジスタの指示
に従って前記バッファに格納されたデータをシフトする
シフト回路と、前記バッファから連続してデータを読出
すとき現バッファの制御情報と同一の制御情報で次バッ
ファを制御するか否かを示すフラグと、上位装置が指示
する転送データのデータ長と前記供給側メモリの転送開
始アドレスと前記格納側メモリの格納開始アドレスとに
従って前記バッファの書込みアドレスと前記シフト量と
前記フラグとを設定し,前記供給側メモリから前記バッ
ファに順次にデータを書込み,前記バッファから読出し
たデータを前記シフト量に従ってシフトして前記格納側
メモリにそのアクセス単位で順次に送出し,前記フラグ
によって次バッファの制御情報を無効とする制御回路と
を有して構成される。
【0012】また、本発明のデータ転送制御装置におい
て、前記制御回路は供給側メモリのデータの読出しを指
示するデータ読出し制御部と、前記供給側メモリの開始
アドレスを設定する第一のレジスタと、格納側メモリへ
データの書込みを指示するデータ書込み制御部と、前記
格納側メモリの開始アドレスを設定する第二のレジスタ
と、前記第一のレジスタの内容および前記第二のレジス
タの内容に従って前記シフト量を決定する減算回路と、
転送すべきデータのバイト数を設定する第三のレジスタ
と、前記第一のレジスタの内容に従ってバッファの読出
し開始アドレスを設定するバッファリードアドレス制御
部と、前記第三のレジスタの内容に従って転送中のデー
タが最終ブロックか否かを判断する最終ブロック判定部
と、後続するバッファの制御情報を設定するフラグを生
成するフラグ生成部とを具備して構成される。
【0013】すなわち、本発明によるデータ転送制御装
置は、供給側メモリのデータを格納するn個のバッファ
と、各バッファ毎に設けられたn個のバッファ制御情報
とによるハードウェアの動作により、供給側メモリの転
送開始位置および格納側メモリの格納開始位置が、最小
転送バイト単位のどのような位置であっても、バッファ
制御情報をもとに供給側メモリの読み出しデータを所望
のアドレス位置から前記バッファに書き込み、該バッフ
ァ制御情報より定められたシフト量に従いデータをシフ
トして読み出すことによって転送開始位置と格納開始位
置の差分を吸収する。また、前記バッファの読みだし時
のシフト動作により書き込みバッファ数と読みだしバッ
ファ数に差が生じた場合、バッファ単位に設けた読みだ
し制御情報中の後続バッファ制御無効化指示により後続
バッファの制御を中止し、先行するバッファ読み出し制
御情報により後続バッファの読み出し制御を行うことに
よって余計なバッファ操作を削除する。したがって、格
納側メモリの不要なアクセスをすること無く、供給側メ
モリの最小転送単位の転送開始位置から任意の最小転送
単位長のデータを、格納側メモリの最小転送単位の格納
開始位置からのエリアへ転送する事が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の実施の一形態を示すブロッ
ク図である。同図において、本発明によるデータ転送制
御装置10は、バッファ1,レジスタ2,レジスタ3,
アドレスレジスタ4,シフト制御レジスタ5,シフト回
路6,フラグ7,および制御回路8で構成され、たとえ
ば図7における制御部721中に組込まれ、制御部72
1の他の部分で構成される主制御部から必要な情報が設
定され、また起動されることにより動作を開始する。こ
こで供給側メモリのアクセス単位は256バイト,格納
側メモリのアクセス単位は8バイトであり、メモリ間の
最小転送単位は4バイトであるとする。
【0016】バッファ1は32バイト×256ワードで
構成され、供給側メモリから読み出されたデータを格納
する。そして256バイト容量を1単位として制御され
る。このバッファ1には、主制御部から与えられた格納
メモリ先頭アドレスを含む256バイト境界から256
バイトの連続したデータが格納される。
【0017】レジスタ2はバッファ1のライトデータレ
ジスタである。
【0018】アドレスレジスタ4は、バッファ1のリー
ドアドレスレジスタである。その上位3ビットは32バ
イト×8ワードを1単位として構成される複数のバッフ
ァのバッファ番号であり、下位3ビットは1単位として
構成されるバッファの読みだし開始アドレスである。ア
ドレスレジスタ4の下位3ビットの読みだし開始アドレ
スは該レジスタにより指定されたワード数だけ連続アド
レスを生成する。
【0019】シフト回路6は、バッファ1に格納された
256バイト単位のデータを、シフト制御レジスタ5に
設定された値に対応するシフト量だけ4バイト単位にシ
フトして読み出す。図2にこのシフト制御レジスタ5に
設定される値に対応してシフト回路6がどのようにシフ
トしてバッファのデータを読み出すかを示す。
【0020】レジスタ3はシフト回路6の出力を一時格
納し、格納側メモリへ書込む為の32バイトのレジスタ
である。そして格納側メモリのアクセス単位である8バ
イト単位に順次格納側メモリにデータを転送する。
【0021】アドレスレジスタ4の下位3ビットには、
供給側メモリの供給開始アドレスおよび格納側メモリの
格納開始アドレスから一義的に定まる情報が保持され
る。すなわち、アドレスレジスタ4の下位3ビットは供
給側メモリの供給開始アドレスの256バイト境界内3
2バイト境界アドレスが指定される。図3に供給側メモ
リの供給開始アドレス,格納側メモリの格納開始アドレ
スに応じてシフト制御レジスタ5にどのような値が設定
されるかを示す。換言すれば、図3(a)に示すバッフ
ァ内のデータが図3(b)に示すようにシフト量に応じ
てシフト回路から送出される。
【0022】フラグ7は、32バイト×8ワードを1単
位とするバッファの読み出し時のシフト動作により書き
込みバッファ数と読み出しバッファ数に差が生じた場
合、一連のバッファ単位に生成される制御情報にたいし
て後続バッファの制御の中止を示す。そのとき該フラグ
より先行するバッファ読み出し制御情報により後続バッ
ファの読み出し制御を行う。
【0023】制御回路8は、上位制御部から転送すべき
データ長,供給開始アドレス,格納開始アドレスが設定
されて起動されると、本データ転送制御装置10の制御
を開始する。
【0024】図4は上記の制御回路8の詳細を示すブロ
ック図である。同図において、制御回路8は、供給側メ
モリに対するデータ読出し制御を行なうデータ読出し制
御部41,格納側メモリに対するデータ書込み制御を行
なうデータ書込み制御部42,格納側アドレスが設定さ
れるレジスタ43,供給側アドレスが設定されるレジス
タ44,後続バッファの制御を無効化するフラグ7の値
を決定するフラグ生成部45,シフト制御レジスタ5の
値を決定する為の減算回路46,転送バイト数が設定さ
れるレジスタ47,レジスタ47に保持されたバイト数
に従い一単位のバッファ読出しワード数を決定しこの読
みだしワード数と供給側メモリの供給開始アドレスから
決定される一単位のバッファ読出し開始ワードからバッ
ファリードアドレスを決定する一単位のバッファリード
アドレス制御部48,レジスタ47に保持されたバイト
数が256バイト以下か否かを検出する最終ブロック判
定部49,一単位に区切られたバッファを管理するバッ
ファ管理部50を含んでいる。
【0025】まず、メモリ間転送に先立って上位制御部
からレジスタ47に転送バイト数が,レジスタ3に供給
側メモリの開始アドレスが,レジスタ44に格納側メモ
リの開始アドレスがそれぞれ設定され、その後、制御回
路8が起動される。
【0026】減算回路46は5ビットの減算回路であ
り、図2からもわかるように供給開始アドレスの32バ
イト境界内アドレスである下位5ビットから格納開始ア
ドレスの8バイト境界内アドレスである下位3ビットを
減算してバッファ読出し時のシフト量を決定し、シフト
制御レジスタ5へ設定すべき値を出力する。
【0027】フラグ生成部45は、転送バイト数が設定
されるレジスタ47の値と,一単位のバッファ読出し開
始ワードを示す供給開始アドレス256バイト境界内3
2バイト境界アドレスである下位6ビット目から3ビッ
トの値と,減算回路46により生成されたバッファ読出
しシフト量とからフラグ値を決定する。すなわち、最終
ブロック判定部49により最終ブロックであると判定さ
れたならば、転送バイト数が保持されているレジスタ4
7の値と供給開始アドレス256バイト境界内32バイ
ト境界アドレスとを加算し、さらにシフト量を減算した
値が256バイトであったならばフラグ7へ設定される
べき値を出力する。
【0028】バッファリードアドレス制御部48は一単
位のバッファ読出し開始ワードから順に8ワードの読出
しを実行するリードアドレスの生成を行なう。そして最
終ブロック判定部49により最終ブロックが検出された
ならば、レジスタ47に保持されている残転送バイト数
から最終ブロックの読出しワード数を算出し、最終ブロ
ックのリードアドレスの生成を行ない、アドレスレジス
タ4の下位3ビットに設定されるべき値を出力する。
【0029】バッファ管理部50は、レジスタ44に設
定された供給側開始アドレス,レジスタ43に設定され
た格納側開始アドレス,およびレジスタ47に設定され
た転送サイズから、そのデータ転送におけるバッファ数
を求め、使用バッファの管理を行い、アドレスレジスタ
4の上位3ビットに設定されるべき値を出力する。
【0030】次に、上記のデータ転送制御装置10の動
作について説明する。
【0031】図5はフラグ7の値が0、即ち一単位で定
められたバッファの使用方法において、供給側メモリか
らの書込みバッファ数と格納側メモリへデータ転送する
為の読出しバッファ数に差が生じない場合の例を示す。
また、図6はフラグ7の値が1、即ち供給側メモリから
の書込みバッファ数と格納側メモリへデータ転送する為
の読出しバッファ数に差が生じ、次バッファ制御を無効
化する場合の例を示している。
【0032】なお、図5では転送バイト数が320バイ
ト(0x140)、図6では転送バイト数が256バイ
ト(0x100)である。いずれも供給開始アドレスS
SAは284バイト(0x15C)、格納開始アドレス
SDAは256バイト(0x100)である。さらに、
図5(a)および図6(a)は供給側メモリおよび格納
側メモリのアクセス単位を示し、各アクセス単位中に記
述されたA0〜L6は4バイトのデータである。
【0033】図5(a)は、供給側メモリのアクセス単
位WS1の供給開始アドレス284バイトの8バイトデ
ータd1から転送サイズ320バイトのデータを、格納
側メモリの格納開始アドレス256バイトから転送サイ
ズ320バイトのエリアへ転送する場合を示している。
【0034】上位制御部から制御回路8が起動される
と、設定された供給開始アドレスおよび格納開始アドレ
スに従い指定の転送サイズのデータ転送が開始される。
まず、データ読出し制御部41は上位制御部から設定さ
れた供給開始アドレスおよびバッファ管理部50から指
定されたバッファ番号に従い、供給側メモリの読出しデ
ータを保持する。
【0035】ここで、供給側メモリのアクセス単位は2
56バイトであるので、レジスタ44に設定された供給
開始アドレスの256バイト境界アドレス(この場合ア
ドレスは256バイト)から、レジスタ44に設定され
た供給開始アドレス(この場合284バイト)にレジス
タ47に設定された転送サイズ(この場合320バイ
ト)が加算された供給側メモリのアドレス(この場合、
284バイト+320バイト)を含むデータが、供給側
メモリから256バイト単位で読みだされる。すなわ
ち、図5(a)に示すWS1およびWS2に相当するワ
ードが順次読出され、図5(b)に示すバッファ番号n
およびn+1に保持される。
【0036】使用バッファは予めバッファ管理部50に
より確保が行われ、供給開始アドレスと転送サイズから
決定された連続した2つのバッファ番号で指定される。
ここで、バッファの書込みは256バイト単位で行われ
るが、同様にバッファの読出しも256バイト単位で制
御される。上記のように供給側メモリから読み出された
WS1およびWS2に対し、格納側メモリに書き込むデ
ータはBWS1およびBWS2で表され、バッファを読
出す制御単位も2となり、フラグ7の値は0である。
【0037】次に、データ書込み制御部42は格納側メ
モリへの書込みを行なう為のバッファ読出しを行なうバ
ッファ制御情報を生成する。まず、レジスタ44に設定
された供給側開始アドレスから、バッファリードアドレ
ス制御部48により有効転送データが保持されているバ
ッファリード開始アドレス下位3ビットBSAを求め
る。
【0038】バッファリード開始アドレス上位3ビット
は供給側メモリからのデータを読出す際に求められた一
単位に分割されたバッファ番号BNOを示し、バッファ
管理部50により書込みバッファ番号として出力された
値が保持される。すなわち、図5(b)に示すようにア
ドレスレジスタ4に設定される値はBNO+BSAとな
る。このバッファ番号が設定されるタイミングは、シフ
ト制御レジスタ5に値が設定されるタイミングと同等で
ある。
【0039】このバッファの1ワードは32バイトで構
成されているので、BSAは供給側開始アドレスの25
6バイト境界内アドレスを1ワードのバイト数32で割
った値である。この場合、BNOは任意、BSAは上位
制御部からレジスタ43に事前に設定される供給側開始
アドレスSSAの下位1バイトが00011100であ
ることから、バッファリードアドレス制御部48により
バッファ読出し開始ワード値−0が出力される。ここ
で、BSAは1バッファ読出し単位の256バイトに対
し32バイト単位のポインタを表している。
【0040】次に、供給側開始アドレスと格納側開始ア
ドレスの差分からバッファ読出し時のシフト量BSPを
決定する。BSPはBSAに対し、1ワード当たりのバ
ッファリードポインタを表し、レジスタ44の供給側ア
ドレスの32バイト境界内アドレスで与えられ、データ
転送単位の最小単位が4バイトであるとすると、4バイ
ト単位のシフト量として求められる。格納側メモリのア
クセス単位は8バイトであるので、格納側開始アドレス
が4バイト境界で与えられた場合、減算回路46により
その差分が吸収される。この場合、供給側開始アドレス
SSAの下位5ビットは11100(供給開始アドレス
32バイト境界内アドレス)を4で割った値7,格納側
開始アドレスDSAの下位3ビットは000(格納側ア
ドレス8バイト境界内アドレス)を4で割った値0であ
り、図2から4バイト単位のシフト量BSPは7とな
る。
【0041】求められたバッファリード開始アドレスB
SAおよび4バイト単位のシフト量BSPは各々アドレ
スレジスタ4およびシフト制御レジスタ5に設定され、
一単位のバッファサイズである256バイトの制御デー
タとして使用される。
【0042】図5(b)に示すようにBSAとBSPか
らバッファの読出し処理が開始され、最初の32バイト
がシフト制御レジスタ5に設定された値に従いシフト回
路6によりシフトされ、レジスタ3に格納される。この
時、レジスタ3に格納される32バイトのデータはバッ
ファ1ワードに跨り読出されるが、シフト制御レジスタ
5の値からバッファリードアドレス制御部48により2
ワード目のアドレスが生成され、2ワード間に跨った連
続32バイトのデータをバッファから読出す。但し、シ
フト量が0の場合、2ワードに跨らずに読出しが可能な
ためアドレスのインクリメントは行なわれない。
【0043】以降、8回の読みだしが行なわれ一単位の
バッファ(256バイト)の読出しが完了し、バッファ
管理部50にバッファの解放指示を行い、次のバッファ
の読出し制御に移行する。ここで、フラグ7の値が0
で、且つ、最終ブロック判定部49において最終ブロッ
クと判定されたならば、レジスタ47に設定されている
残りの転送サイズからバッファ読出しワード数を算出
し、算出されたワード数だけ読出しを行いバッファの解
放を行う。
【0044】図6(a)は、供給側メモリのアクセス単
位WS1の供給開始アドレス284バイトの8バイトデ
ータd1から転送サイズ256バイトのデータを、格納
側メモリの格納開始アドレス256バイトから転送サイ
ズ256バイトのエリアへ転送する場合を示している。
【0045】上位制御部から制御回路8が起動される
と、設定された供給開始アドレスおよび格納開始アドレ
スに従い指定の転送サイズのデータ転送が開始される。
まず、図5と同様に供給開始アドレスから指定の転送サ
イズのデータ読出し、図6(a)のWS1およびWS2
に相当するワードが順次読出され、バッファ番号nおよ
びn+1の2つのバッファに保持される。ここで、バッ
ファの読出しも256バイト単位で制御されるが、供給
側メモリから読出されたWS1およびWS2に対し、格
納側メモリに書込むデータはBWS1で表され、バッフ
ァを読出す制御単位を1つ求めれば、バッファからの読
出しが終了する。したがって、書込みバッファ数と読出
しバッファ数に差分が生じ、フラグ7の値は1となる。
【0046】次に、データ書込み制御部42は図5の場
合とまったく同様にして格納側メモリへの書込みを行な
う為のバッファ読出しを行なうバッファ制御情報を生成
する。上記のようにして求められたバッファ制御情報に
より8回の読出しが行なわれ一単位のバッファ(256
バイト)の読出しが完了する。そしてバッファ管理部5
0にバッファの解放指示を行い、最終ブロック判定部4
9において最終ブロックと判定されるまで、次のバッフ
ァの読出し制御に移行して行く。
【0047】ここでフラグ7の値が1であるので、図6
(b)に示すように、書込み時の最終バッファ番号の読
出しを待たずに転送データの読出しが完了する。したが
って、フラグ7により最終バッファの読出しが無効化さ
れバッファの解放を行う。
【0048】以上、本発明の実施の形態について具体的
に説明したが、本発明はこれのみに限定されるものでは
ない。たとえば、データ転送制御装置10内に設けた一
単位に定められたバッファの構成を供給側メモリおよび
格納側メモリのアクセス単位に合わせて変更する事もで
きる。また、制御回路8に付加した供給アドレス,格納
アドレス,および転送バイト数の管理、並びにデータ読
出しおよび書込み機能を上位制御部側に持たせる構成に
することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるデータ転送制御装置は供給側メモリおよび格納側メ
モリのそれぞれのアクセス単位の差を、バッファの書込
みおよび読出しを制御することによって吸収しているの
で、供給側メモリの任意のバイト位置からの任意長のデ
ータを格納側メモリの任意のバイト位置からのエリアへ
高速に転送することができる。したがって、メモリを共
有する他の処理装置への影響を最小限に抑えることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すブロック図。
【図2】転送データ格納時のシフト量を示す説明図。
【図3】バッファとシフト量の関係を示す説明図。
【図4】制御回路の細部を示すブロック図。
【図5】本発明の動作例を示す説明図。
【図6】本発明の他の動作例を示す説明図。
【図7】メモリ間データ転送の例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 バッファ 2,3 レジスタ 4 アドレスレジスタ 5 シフト制御レジスタ 6 シフト回路 7 フラグ 8 制御回路 10 データ転送制御装置 41 データ読出し制御部 42 データ書込み制御部 43,44,47 レジスタ 45 フラグ生成部 46 減算回路 48 バッファリードアドレス制御部 49 最終ブロック判定部 50 バッファ管理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセス単位が異なる二種類のメモリの
    間でデータ転送を行なうデータ転送制御装置において、
    データの供給側メモリの任意のアドレスを開始アドレス
    として順次に任意のデータ長のデータを読出し、前記任
    意のデータ長のデータをデータの格納側メモリの任意の
    アドレスを開始アドレスとして順次に書込むことを特徴
    とするデータ転送制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ転送制御装置にお
    いて、前記供給側メモリの転送開始位置および前記格納
    側メモリの格納開始位置はそれぞれのメモリのアクセス
    単位内の任意の最小転送バイト単位の位置にシフトされ
    ることを特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 アクセス単位が異なる二種類のメモリの
    間でデータ転送を行なうデータ転送制御装置において、
    データの供給側メモリの単位アクセス分の読出しデータ
    を格納する複数個のバッファと、前記バッファからのデ
    ータの読出しをバッファごとに制御するアドレスレジス
    タと、データの格納側メモリの格納開始位置に前記バッ
    ファに格納されたデータをシフトするシフト量を設定す
    るシフト制御レジスタと、前記シフト制御レジスタの指
    示に従って前記バッファに格納されたデータをシフトす
    るシフト回路と、前記バッファから連続してデータを読
    出すとき現バッファの制御情報と同一の制御情報で次バ
    ッファを制御するか否かを示すフラグと、上位装置が指
    示する転送データのデータ長と前記供給側メモリの転送
    開始アドレスと前記格納側メモリの格納開始アドレスと
    に従って前記バッファの書込みアドレスと前記シフト量
    と前記フラグとを設定し,前記供給側メモリから前記バ
    ッファに順次にデータを書込み,前記バッファから読出
    したデータを前記シフト量に従ってシフトして前記格納
    側メモリにそのアクセス単位で順次に送出し,前記フラ
    グによって次バッファの制御情報を無効とする制御回路
    とを有することを特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデータ転送制御装置にお
    いて、前記制御回路は供給側メモリのデータの読出しを
    指示するデータ読出し制御部と、前記供給側メモリの開
    始アドレスを設定する第一のレジスタと、格納側メモリ
    へデータの書込みを指示するデータ書込み制御部と、前
    記格納側メモリの開始アドレスを設定する第二のレジス
    タと、前記第一のレジスタの内容および前記第二のレジ
    スタの内容に従って前記シフト量を決定する減算回路
    と、転送すべきデータのバイト数を設定する第三のレジ
    スタと、前記第一のレジスタの内容に従ってバッファの
    読出し開始アドレスを設定するバッファリードアドレス
    制御部と、前記第三のレジスタの内容に従って転送中の
    データが最終ブロックか否かを判断する最終ブロック判
    定部と、後続するバッファの制御情報を設定するフラグ
    を生成するフラグ生成部とを具備することを特徴とする
    データ転送制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10956347B2 (en) 2017-11-16 2021-03-23 Fujitsu Limited Data transfer device, arithmetic processing device, and data transfer method

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