JPH10221186A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサ

Info

Publication number
JPH10221186A
JPH10221186A JP4003697A JP4003697A JPH10221186A JP H10221186 A JPH10221186 A JP H10221186A JP 4003697 A JP4003697 A JP 4003697A JP 4003697 A JP4003697 A JP 4003697A JP H10221186 A JPH10221186 A JP H10221186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
housing
torque sensor
magnetic anisotropic
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4003697A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Sasaki
巌 佐々木
Koji Nakajima
耕二 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP4003697A priority Critical patent/JPH10221186A/ja
Publication of JPH10221186A publication Critical patent/JPH10221186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、組立作業が簡単な磁歪式
トルクセンサを提供する。 【解決手段】 少なくとも表面に磁気異方性部2を設け
た回転軸1と、回転軸1の近傍に磁気異方性部2に空隙
を介して対向するように同心円状に巻装された単層また
は複層の励磁コイル3および検出コイル4と、励磁コイ
ル3および検出コイル3とを囲むヨーク5と、ヨーク5
の外周を支持・固定するハウジング6とを備えた磁歪式
トルクセンサにおいて、ヨーク5とハウジング6との互
いに対向する少なくとも一方の面に半径方向に突出し、
かつ軸方向に伸びる突起部51を設け、ハウジング6は
突起部51を介してヨーク5を支持・固定してあるもの
である。したがって、別にリング状の保持部材などを使
用する必要がなく、環境の温度変化によるヨーク5の磁
気特性の変化が極めて小さく、かつ部品点数が少なく、
組立作業が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体の逆磁歪効
果を利用した非接触式トルクセンサに関するもので、と
くに例えばロボット、工作機械などの回転駆動系の回転
軸のトルクを検出するトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転駆動系を有するロボットやマ
ニピュレータおよび工作機械の制御に、非接触で、かつ
小形のトルクセンサが要求されている。このようなトル
クセンサには種々方式があるが、非接触で小形化に有利
な方式として磁歪式トルクセンサがある。これは、磁性
体に力が印加されると、磁性体の透磁率が変わるという
逆磁歪効果を利用してトルク検出を行うものである。例
えば図4に示すように、回転軸1の表面に回転軸長の方
向に対して傾斜する複数の帯状、いわゆるカーク状の磁
歪膜からなる磁気異方性部2を設けてある。磁気異方性
部2の外周側には、同心円状にそれぞれ一定のギャップ
を保って巻回した励磁コイル3および検出コイル4と、
各励磁コイルに励磁電流を通電する励磁回路(図示せ
ず)とを備え、回転軸1に加えられるトルクによって生
じる磁気異方性部2の透磁率の変化を検出コイル4のイ
ンピーダンスの変化として検出する。検出コイル4の外
側には磁性体からなるドーナツ状の箱体からなるヨーク
5を設けて、外部電磁ノイズを防ぐとともに、励磁電流
の消費電力を低減するようにしてある。ヨーク5の外周
にはアルミ合金などの非鉄材料からなるハウジング6を
設けて回転機械などの部材に接着などにより支持・固定
してある。この場合、環境の温度変化によってヨーク5
やハウジング6が熱膨張または熱収縮を引き起こし、ヨ
ーク5とハウジング6の材料の熱膨張率の差があること
により、ヨーク5に引張力や押圧力が加わり、ヨークの
磁気特性が変化する。この環境の温度変化による磁気特
性の変化を防ぐために、図5に示すように、ヨーク5と
ハウジング6との間に非導電体で弾性体からなるリング
状の保持部材7を挿入しているものがある(例えば、特
開平5−1965618号、特開平8−75573
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
従来技術では、ヨーク5とハウジング6との間に保持部
材7を挿入してあるため、部品点数が多くなると共に、
組立作業に多くの時間がかかるという問題があった。本
発明は、部品点数が少なく、組立作業が簡単な磁歪式ト
ルクセンサを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも表面に磁気異方性部を設けた
回転軸と、前記回転軸の近傍に前記磁気異方性部に空隙
を介して対向するように同心円状に巻装された単層また
は複層の励磁・検出コイルと、前記励磁・検出コイルと
を囲むヨークと、前記ヨークの外周を支持・固定するハ
ウジングとを備えた磁歪式トルクセンサにおいて、前記
ヨークと前記ハウジングとの互いに対向する少なくとも
一方の面に半径方向に突出し、かつ軸方向に伸びる突起
部を設け、前記ハウジングは前記突起部を介して前記ヨ
ークを支持・固定してあるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
ついて説明する。図1は本発明の実施例を示す正面図で
一部を切り欠いて示してある。図2はそのA−A’断面
に沿う側断面図である。図において、1はマルエージン
グ鋼からなる回転軸、2は回転軸1の表面に、回転軸長
の方向に対して45°の角度をなしたカーク状の磁気異
方性部で、回転軸1を円周方向に1周するように設けて
ある。3は磁気異方性部2の周囲に空隙を介してそれぞ
れ対向するように巻装した励磁コイル、4は励磁コイル
3の外側に巻装した検出コイルである。5は励磁コイル
3と検出コイル4とを囲むように固定したヨークで、3
%Si−Feからなる磁性材料で構成されている。51
はヨーク5の外周に等間隔に、かつ半径方向に突出し、
軸方向に伸びる突起部で、各突起部51の円周方向の長
さの合計がヨーク5の円周長さの1/10程度の長さに
してある。6はヨーク5の外周に設けたアルミ合金から
なるハウジングで、ハウジング6の内面に対向するヨー
ク5の外周を突起部51で接触させて支持し、互いの接
触面には接着剤を塗布して、ヨーク5とハウジング6を
固定してある。なお、磁気異方性部2の形成方法には、
スパッタ法、湿式メッキ法または真空蒸着法などにより
Ni−Fe合金などの磁歪膜を形成する方法もある。
【0006】環境の温度変化が生じた場合、鉄製のヨー
ク5とアルミ合金製のハウジング6との間の熱膨張や熱
収縮の差に基づいてヨーク5に加わる引張力や押圧力
は、接触面積が小さい突起部51にのみ集中し、ヨーク
5の大部分には影響を与えない。したがって、環境の温
度変化によるヨーク5の磁気特性の変化は極めて小さく
なる。その結果、本発明の実施例について、実験で検出
出力の零点変動(定格比%)を確認したところ、図3に
示すように、ヨーク5に突起部51を設けない場合に比
べて1/10程度に低減していることがわかった。な
お、上記実施例ではヨークの外周に突起部51を設け
て、ハウジング6の内周を突起部51に固定した例につ
いて説明したが、ハウジング6の内側に突起部を設けて
ヨーク5の外周と接触させて固定するか、またはヨーク
5とハウジングの両方に突起部を設けて、突起部どうし
を固定するようにしても同様の効果が得られる。このよ
うに、ヨーク5またはハウジング6の互いに対向する面
の一方側または両方に突起部を設けて、突起部を介して
互いに固定してあるので、従来例に示した弾性体からな
るリング状の保持部材などを使用する必要がなくなる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ヨ
ークとハウジングを固定する場合、互いに対向する少な
くとも一方の面に突起部を設け、その突起部を介してヨ
ークとハウジングを固定するようにしてあるので、別に
リング状の保持部材などを使用する必要がなく、環境の
温度変化によるヨークの磁気特性の変化が極めて小さ
く、かつ部品点数が少なく、組立作業が簡単な磁歪式ト
ルクセンサを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】 本発明の実施例を示す側断面図である。
【図3】 本発明の実施例の作用を示す説明図である。
【図4】 従来例を示す側断図である。
【図5】 他の従来例を示す側断図である。
【符号の説明】
1:回転軸、2:磁気異方性部、3:励磁コイル、4:
検出コイル、5:ヨーク、51:突起部、6:ハウジン
グ、7:保持部材
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面に磁気異方性部を設けた
    回転軸と、前記回転軸の近傍に前記磁気異方性部に空隙
    を介して対向するように同心円状に巻装された単層また
    は複層の励磁・検出コイルと、前記励磁・検出コイルと
    を囲むヨークと、前記ヨークの外周を支持・固定するハ
    ウジングとを備えた磁歪式トルクセンサにおいて、前記
    ヨークと前記ハウジングとの互いに対向する少なくとも
    一方の面に半径方向に突出し、かつ軸方向に伸びる突起
    部を設け、前記ハウジングは前記突起部を介して前記ヨ
    ークを支持・固定してあることを特徴とする磁歪式トル
    クセンサ。
JP4003697A 1997-02-07 1997-02-07 磁歪式トルクセンサ Pending JPH10221186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003697A JPH10221186A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 磁歪式トルクセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003697A JPH10221186A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 磁歪式トルクセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10221186A true JPH10221186A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12569691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4003697A Pending JPH10221186A (ja) 1997-02-07 1997-02-07 磁歪式トルクセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10221186A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032207A (ja) * 2008-12-16 2014-02-20 Lg Innotek Co Ltd パワーステアリングセンサ組立体
JP2020197496A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日本精工株式会社 トルクセンサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032207A (ja) * 2008-12-16 2014-02-20 Lg Innotek Co Ltd パワーステアリングセンサ組立体
JP2020197496A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日本精工株式会社 トルクセンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070227268A1 (en) Magnetostrictive torque sensor
US4986137A (en) Strain detector with magnetostrictive elements
JP2007056892A (ja) 磁気軸受
JPH08285706A (ja) トルクセンサ及び歪み検出素子
JP7058872B2 (ja) 回転角検出機能を備える磁歪式トルクセンサ
US6098468A (en) Torque measuring device by integral shaft based upon inverse magnetostriction
JPH11344394A (ja) トルクセンサ
JPH10221186A (ja) 磁歪式トルクセンサ
JP2007278865A (ja) 磁歪式トルク検出装置
JP2007101427A (ja) 磁歪式トルク検出装置用磁気ヘッド
JPS5946526A (ja) 電磁ストレスセンサ
KR0184109B1 (ko) 자기왜곡식 토크 센서
JP6448354B2 (ja) 磁気軸受用ロータセンサターゲット
JP2584419Y2 (ja) 磁歪式トルクセンサ
JPS63182535A (ja) トルクセンサ
JPH1028354A (ja) トルクセンサ付きモータ
JPH09196064A (ja) センサ一体形スラスト磁気軸受
JP4219826B2 (ja) 回転角検出装置
JPH11344391A (ja) トルクセンサ
JPS6141936A (ja) トルクセンサ
JP2002228526A (ja) トルクセンサー
JP2007086017A (ja) 磁歪式トルクセンサ
JPH10221185A (ja) 磁歪式トルクセンサ
JPH08114515A (ja) 磁歪式トルクセンサ
JPH0526746A (ja) トルクセンサ用シールドの製造方法