JPH10218538A - 車いす用エスカレータの踏段運搬装置 - Google Patents

車いす用エスカレータの踏段運搬装置

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Publication number
JPH10218538A
JPH10218538A JP2802097A JP2802097A JPH10218538A JP H10218538 A JPH10218538 A JP H10218538A JP 2802097 A JP2802097 A JP 2802097A JP 2802097 A JP2802097 A JP 2802097A JP H10218538 A JPH10218538 A JP H10218538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
escalator
wheelchair
handrail
wheels
stair
Prior art date
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Pending
Application number
JP2802097A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tanakadate
聡 田中舘
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Koji Yamashita
浩二 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2802097A priority Critical patent/JPH10218538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、金属製ガイドレールを用さ
ず、かつ、ハンドレール面に傷を付けることなく、質量
の大きい踏段を容易に運搬することができる車いす用エ
スカレータの踏段運搬装置を提供することにある。 【解決手段】 左右両側のハンドレール4に上に接触
し、それぞれが転動し、前記ハンドレール4上面に形成
された平面部よりも広い幅を備えた車輪5と、これらの
車輪5により支持されるとともに前記左右両側のハンド
レール4に跨る梁体6と、この梁体6に設けた踏段2を
吊持する揚重装置とを備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客エスカレータ
の踏段、特に車いす用エスカレータのように質量の重い
踏段を乗降口から据付位置まで運搬する車いす用エスカ
レータの踏段運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な車いす用エスカレータの
要部構成を説明する側面図である。
【0003】一般に車いす用エスカレータは、図4に示
すように、通常の踏段1と、例えば2つの車いす用の踏
段2とがそれぞれ無端状に連結され循環走行していると
ともに、車いす用の踏段2は、踏段2aを上下動させる
図示しない駆動装置を備えている。
【0004】このように構成される車いす用乗客エスカ
レータは、駆動装置を駆動させ、踏段2の踏面2aを上
方に位置する踏段1の踏面1aと同等の高さ位置とする
ことによって、これらの踏面1a、2aによって比較的
広い水平面が形成され、車いす13の搭載が可能とな
る。
【0005】しかし、車いす用の踏段2aに駆動装置を
備えることから、通常の踏段1が約25kgの質量であ
るのに対して、車いす用の踏段2は約150kgもの重
量物となっている。このため、車いす用の踏段2を据え
付ける際、作業者が4、5人がかりで持ち上げて乗降口
から所定の据付位置まで運搬することを要し、多数の作
業者を要していた。また、比較的足場の悪いところで多
数の作業者が重量物を運ぶことに伴う安全性の低下とい
う問題があった。
【0006】このような問題に対応する従来技術として
は、特開平7−277648号公報、特開平8−917
50号公報が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た後者の従来技術においては、装置、踏段の全質量がか
かる車輪ローラーの幅がハンドレールの幅よりも狭い形
状のため、直接ハンドレール上に車輪ローラーを乗せる
とハンドレールに車輪ローラーの転動に伴う傷を付ける
恐れが生じる。従って、ハンドレールに上方からそれぞ
れ嵌合される金属性ガイドレールを設け、その上で車輪
ローラーを転動させていた。しかしながら、上記構成に
よると、踏段吊り位置から台車に乗せる踏段外し位置ま
で車輪ローラーが移動する距離分の長さを有する金属製
ガイドレールを設けねばならないため寸法が長く、質量
が重い。従って、踏段運搬装置を構成する部品点数が増
えるため運搬に手間がかかり、設置も大変という難点が
あった。
【0008】本発明は、このような問題点を鑑みてなさ
れたもので、その目的は、金属製ガイドレールを要さ
ず、かつ、ハンドレール面に傷を付けることなく、質量
の大きい踏段を容易に運搬することができる車いす用エ
スカレータの踏段運搬装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、左右両側にハンドレールを含んでなるエスカ
レータの踏段を乗降口から搬出入するエスカレータの踏
段運搬装置において、前記左右両側にハンドレール上に
接触し、それぞれが転動し、前記ハンドレール上面に形
成された平面部よりも広い幅を備えた車輪と、これらの
車輪により支持されるとともに前記左右両側のハンドレ
ールに跨る梁体と、この梁体に設けた前記踏段を吊持す
る揚重装置とを備えた構成にしてある。
【0010】本発明はこのように運搬装置を構成したこ
とから、金属製ガイドレールを要さず、かつ、ハンドレ
ール面に傷を付けることなく、質量の大きい踏段を容易
に運搬することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図3により説明する。
【0012】2はエスカレータの乗降口から搬入される
車いす用の踏段、4は左右両側に設けられたハンドレー
ル、5はハンドレール4上を転動する車輪で、この車輪
5は各々の片側のガイドレール4に対して各々2個ずつ
配設されている。6は左右のハンドレール4に跨り車輪
5で前後進可能に支持される梁体で、梁体6には車輪5
が回転自在に取り付けられている。
【0013】7は梁体6の上部の左右位置に備えられた
ロープガイドローラ、8はロープガイドローラ7を回転
自在に支持する支持部材、9はロープガイドローラ7に
より導かれる車いす用の踏段2の一対の吊り上げロープ
であり、左右9a、9bよりなる。10は梁体6の両側
にそれぞれ2本ずつ備えられた車輪外れ防止ガイドで、
車輪外れ防止ガイド10は先端部にローラー11を備え
ており、一対のハンドレール4の内側にそれぞれ当接し
て車輪5の動きに応じてローラー11も回転して梁体6
の外れを防止する。また、ローラー11の幅をハンドレ
ール4に接触する面の幅よりも広くもうけているため装
置移動に伴うローラー11の回転でハンドレール4の接
触面に傷を与える心配がない。
【0014】12は梁体6の上部中央部に配設される手
巻ウインチで、13はブレーキを内蔵した減速歯車部、
14はクランク軸、15は回転式操作ハンドルで、その
一端15aはクランク軸14に係合し、他端は手巻する
操作部15bを有している。巻胴部16は、ロープ9
a、9bに対応する16a、16bの2部分よりなり、
操作ハンドル15を例えば時計方向に手間回動して操作
すると、ロープ9a、9bを同時に巻き込み、逆方向に
操作するとロープ9a、9bを同時に巻き戻すごとく構
成している。
【0015】このような構成において、車いす用の踏段
2をエスカレータの乗降口から搬入する方法を以下に説
明する。左右のハンドレール4に車輪5、手巻ウインチ
12、ロープガイドローラ7、吊り上げ用ロープ9、車
輪外れ防止ガイド10を取り付けた梁体6車輪5とロー
ラー11が上面と側面から接するように載せる。図示し
ない台車で乗降口で運んできた踏段2を、揚重可能なよ
うにその両側の図示しないデマケーション部分を取り外
して、そのねじ孔を利用して蝶止めした吊持用ブラケッ
ト17を吊り上げ用ロープ9の他端の先端フックにそれ
ぞれ掛ける。そして、手巻ウインチ12の操作ハンドル
15を回すことにより、ロープ9a、9bが巻胴16
a、16bに巻き込まれ踏段2を吊り上げる。また、乗
降口から所要の位置まで運び、逆の手順で操作ハンドル
15を戻すことで踏段2を吊り下ろす。
【0016】ここで、本実施形態の踏段運搬装置では、
踏段2の上げ下げに、手巻ウインチ12を用いている
が、従来技術に用いられているようなチェーンブロック
やパンタグラフジャッキ、あるいは、油圧ジャッキなど
により、踏段2の上げ下げを行う踏段運搬装置にも適用
できる。
【0017】以上の実施形態によれば、ハンドレール4
の各々上面及び側面に接触する車輪5とローラー11
が、その接触する面よりも広い幅を有しているため、金
属製のガイドレールを用いなくても、ハンドレール4に
傷を付けることなく、踏段の揚重、運搬をすることがで
きる。
【0018】また、他の実施形態によれば、車輪5をハ
ンドレール4に嵌合するような形状としたため、車輪外
れ防止ガイド10を備えなくても、車輪が外れる心配な
くハンドレール4に沿って装置を移動させることができ
る。
【0019】この技術は、新設のエスカレータの据付時
のみならず、経年エスカレータの保守、修理、改造等に
際しても、踏段2の取外し移動、再取付に有効な運搬装
置であることは自明である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
金属製ガイドレールを要さず、かつ、ハンドレール面に
傷を付けることなく、質量の大きい踏段を容易に運搬す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車いす用エスカレータの踏段運搬装置
の正面図である。
【図2】本発明の車いす用エスカレータの踏段運搬装置
の側面図である。
【図3】本発明の車いす用エスカレータの踏段運搬装置
の平面図である。
【図4】一般的な車いす用エスカレータの要部を説明す
る側面図である。
【図5】本発明のエスカレータの踏段運搬装置における
他の車輪の形状を示す平面図である。
【符号の説明】
1 通常踏段 2 車いす用踏段 3 車いす 4 ハンドレール 5 車輪 6 梁体 7 ロープガイドローラ 8 支持部材 9 吊り上げ用ロープ 10 車輪外れ防止ガイド 11 ローラー 12 手巻ウインチ 13 減速歯車部 14 クランク軸 15 操作ハンドル 16 巻胴部 17 吊持用ブラケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側にハンドレールを含んでなるエ
    スカレータの踏段を乗降口から搬出入するエスカレータ
    の踏段運搬装置において、前記左右両側にハンドレール
    上に接触し、それぞれが転動し、前記ハンドレール上面
    に形成された平面部よりも広い幅を備えた車輪と、これ
    らの車輪により支持されるとともに前記左右両側のハン
    ドレールに跨る梁体と、この梁体に設けた前記踏段を吊
    持する揚重装置とを備えて構成したことを特徴とする車
    いす用エスカレータの踏段運搬装置。
  2. 【請求項2】 左右両側にハンドレールを含んでなるエ
    スカレータの踏段を乗降口から搬出入するエスカレータ
    の踏段運搬装置において、左右のハンドレール上面に接
    触する車輪に対し、前記ハンドレールの側面に接触し、
    左右それぞれ転動する別の車輪を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の車いす用エスカレータの踏段運搬装
    置。
  3. 【請求項3】 左右両側にハンドレールを含んでなるエ
    スカレータの踏段を乗降口から搬出入するエスカレータ
    の踏段運搬装置において、ハンドレールに嵌合するよう
    な形状としたことを特徴とする請求項1記載の車いす用
    エスカレータの踏段運搬装置。
JP2802097A 1997-02-12 1997-02-12 車いす用エスカレータの踏段運搬装置 Pending JPH10218538A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020261469A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エスカレーター用工具入れ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020261469A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エスカレーター用工具入れ
CN114007976A (zh) * 2019-06-27 2022-02-01 三菱电机大楼技术服务株式会社 自动扶梯用工具盒

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