JPH10217492A - ファイバ清浄化装置 - Google Patents

ファイバ清浄化装置

Info

Publication number
JPH10217492A
JPH10217492A JP10007910A JP791098A JPH10217492A JP H10217492 A JPH10217492 A JP H10217492A JP 10007910 A JP10007910 A JP 10007910A JP 791098 A JP791098 A JP 791098A JP H10217492 A JPH10217492 A JP H10217492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
ink
fiber
service station
printhead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10007910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4166311B2 (ja
Inventor
Xiuting C Man
クシューティング・シー・マン
Nicholas R Manwell
ニコラス・アール・マンウェル
Jack L Burkman
ジャック・エル・ブルクマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH10217492A publication Critical patent/JPH10217492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4166311B2 publication Critical patent/JP4166311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16538Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16541Means to remove deposits from wipers or scrapers

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は従来技術の問題点を解消し、速乾性
染料主体及び顔料主体のインクの両方に適応可能なワイ
パ・クリーナを具備するインクジェット・プリントヘッ
ドのファイバ清浄化装置を提供する。 【解決手段】 本発明のファイバ清浄化装置は、シャー
シによって支持されるサービス・ステーションと、サー
ビス・ステーションによって支持されてプリントヘッド
に選択的に接触し、払拭して該プリントヘッドからイン
ク残滓を除去するワイパと、サービスステーションによ
って支持されてワイパに選択的に接触し、払拭して該ワ
イパからインク残滓を除去する複数本のファイバから成
るファイバ・クリーナとを具備して成るので、不快な騒
音を発生せず、ワイパに堆積したペースト状インクに影
響されずにワイパの磨耗とインクの跳ね飛ばしを最小限
に抑制することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にインクジェ
ット・プリント装置に関し、特に、インクジェット・プ
リントヘッドに使用するために使用されるワイパからイ
ンク残滓を除去するためのファイバ清浄化装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】各インクジェット・プリント装置は、し
ばしばペン(pen) と言われる複数個のカートリッジを使
用し、前記ペンは本発明であまねくインクと呼ぶ液体着
色料の液滴を紙面上に発射する。各ペンは、それを通し
て前記インク液滴が発射される微小ノズルによって形成
されるプリントヘッドを有する。イメージをプリントす
るために、前記プリントヘッドは前記紙面を横切って前
後方向に駆動され、且つ移動するにつれて所望するパタ
ーンに前記インク液滴を発射する。前記プリントヘッド
内部の特定のインク放出機構は、圧電式又は感熱式プリ
ントヘッド技術を使用している機構のような、当業者に
既知の種々異なった形態を取ることができる。
【0003】例えば、二種類の初期の感熱式インク放出
機構が米国特許第5,278,584 号及びび同第4,683,481 号
明細書に示されている。感熱式システムにおいて、各イ
ンク流路及び各蒸発室を包含するバリア層がノズルオリ
フィス板と支持体層との間に配設される。前記支持体層
は通常、各抵抗器のような、各ヒータ要素の直線配列を
包含し、前記各抵抗器は励起されて前記蒸発室内の前記
インクを加熱する。加熱すると、前記インク液滴が励起
された前記抵抗器に対応するノズルから放出される。前
記プリントヘッドが前記紙面上を横断して移動すると
き、前記各抵抗器を選択的に励起することによって、前
記インクはプリント媒体上に或るパターンで放出されて
所望するイメージ(例えば、画像、図表又は本文等)を
生成する。
【0004】前記プリントヘッドを清浄化し保護(以
後、サービスと称する)するため、前記プリントヘッド
がサービス・ステーションを越えて移動されるように、
該サービス・ステーション機構は通常、プリンタ・シャ
ーシによって支持される。保管又は非作動時中、前記サ
ービス・ステーションは通常、前記各プリントヘッド・
ノズルを汚染物及び乾燥から略封止する閉蓋システムを
具備する。幾つかの蓋体は、前記プリントヘッドを減圧
化するポンプ装置に接続させるような方法で、プライミ
ング(priming) を容易にするようにも設計される。作動
中、前記プリントヘッドにおける目詰まりは、スピッテ
ィング(spitting)として知られているプロセスで前記各
ノズルを通して、前記サービス・ステーションの排液溜
部(spittoon reserver portion) に集液される廃液イン
クを利用した多数のインク液滴を発射することにより定
期的に除去される。
【0005】前記スピッティング処理後、開蓋中又は時
にはプリント中、大抵のサービス・ステーションは、前
記プリントヘッド上に集まっている紙屑又は他の微小の
屑は勿論、インク残滓も除去するために前記プリントヘ
ッド面を払拭する弾力性ワイパを有する。前記払拭作動
は通常、前記ワイパを横切って前記プリントヘッドを移
動させるか、あるいは前記プリントヘッドを横断して前
記ワイパを移動させることによって達成される。
【0006】プリントされたイメージの透明さ及びコン
トラストを向上させるために、最近の研究は、インク自
体を改善することに重点が置かれて来た。一層暗い黒色
と鮮やかな色彩でより迅速且つ水落ちしないプリントを
提供するために、顔料主体のインクが開発されている。
これら顔料主体のインクは、初期の染料主体インクより
も固形分含有量が多く、この固体含有量の多さが新しい
インクに対しより高い光学密度をもたらしている。前記
両タイプのインクは迅速に乾燥し、このことがインクジ
ェット・プリント装置に普通紙を使用することを可能に
させている。しかしながら、微小ノズルと急速乾燥イン
クの組合せはプリントヘッドを、乾燥したインク及び微
小塵埃粒子又は紙繊維屑だけでなく、前記新しいインク
自体の中の前記固形分によって目詰まりを生じ易い状態
にさせる。
【0007】部分的又は完全に目詰まりが生じた前記ノ
ズルは、前記プリント媒体上でのインク液滴の抜け又は
誤付着となり、何れの場合もプリント品質を低下させ
る。従って、前記ノズルの面板を清浄に保つことは、前
記顔料主体インクを使用するとき、前記初期の染料主体
インクよりも多くの微小異物を蓄積し易いので一層重要
になる。事実、前記顔料主体インクを使用するカートリ
ッジに対して前記ノズルの面板を清浄に保つことは、極
めて魅力的なことになって来た。前記初期の染料主体イ
ンクでは、前記弾力性ワイパで前記プリントヘッドを定
期的に払拭することで十分であった。
【0008】しかしながら、前記顔料主体インクの出現
によって、前記ワイパの二次清浄化操作が、前記ワイパ
から粘着性を有する顔料インク残滓を除去するために必
要になって来た。前記顔料主体インクを使用する初期の
プリンタにおいて、前記二次ワイパ清浄化操作は硬質プ
ラスチック製のスクレーパ・バーを使用して遂行されて
いた。前記スクレーパ、ワイパ・ブレード、又は両方の
相対運動を介して、前記ワイパは前記ワイパ・ブレード
の表面から前記インクを除去するために、前記硬質スク
レーパ・バーを横断して掻き落とされる。例えば、カリ
フォルニア州、パロアルト市のヒューレット・パッカー
ド社 (Hewlett-Packard Company)によって製造された D
esckjet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各イン
クジェット・プリンタに使用されている初期のワイパス
クレーパ装置は、前記インクの液体成分を前記スクレー
パ主面から吸収性を有するインク吸取紙部材に引き離す
ために複雑なインク灯芯材の流路を必要とした。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記顔
料主体インクの残滓は、しばしば前記ワイパ表面にペー
スト状に堆積し、前記初期のプラスチック製スクレーパ
は前記ペースト状堆積物を除去するのに全く有効でなか
った。それどころか、前記インク残滓のペースト状粘稠
度に遭遇すると、前記プラスチック製スクレーパは、前
記残滓を除去するよりもむしろ、前記ワイパの表面に前
記インクを塗り付けてしまう傾向にあった。前記プラス
チック製スクレーパの他の短所は、実際に超薄層を除
去、又はそうでなければ前記ワイパ表面に凹みを付けて
損傷させることによって、前記ワイパの磨耗となると考
えられている。前記プラスチック製スクレーパの別の短
所は、前記ワイパを通過して移動するとき、前記清浄化
面から前記インクを跳ね飛ばす傾向があることである。
【0010】このインクの跳ね飛ばし又は払い飛ばし作
動は、前記インク残滓をプリンタ・サービス・ステーシ
ョン内の他の領域及び各構成要素に追い出して、それが
付着した表面を汚染させる。加えて、前記ワイパが前記
スクレーパを横断して前後方向に往復動する場合、前記
プラスチック製スクレーパ装置は通常、前記ワイパに対
して二つの清浄化面のみを具備するだけであった。最後
に、硬質ワイパ・スクレーパの主たる問題点の一つは、
前記ワイパの掻き落とし処理によって発生する不快な騒
音に在った。
【0011】従って、本発明は前述した従来技術の問題
点を解消し、速乾性染料主体インク及び顔料主体インク
の両方に適応可能なワイパ・クリーナを具備するインク
ジェット・プリントヘッドの清浄化装置、特に、静か
で、前記ワイパ上に堆積した前記ペースト状インクに鈍
感で、前記ワイパの磨耗及び前記ワイパ・ブレードから
の前記インクの跳ね飛ばしを最小限に抑え、且つ前記ワ
イパに対する拡張された清浄化面を与えるインクジェッ
ト・プリントヘッドのファイバ清浄化装置を提供するこ
とを目的とするものである。更に、本発明の他の目的
は、特に前記速乾性顔料主体インク及び染料主体インク
を使用する場合、シャープで鮮やかなイメージをプリン
トするインクジェット・プリント装置におけるファイバ
清浄化装置を提供することであり、本発明の別の目的
は、前記プリントヘッドが前記染料主体インクあるいは
顔料主体インクの何れを分配しようとも、清浄なワイパ
で前記インクジェット・プリントヘッドの前記ノズル面
板を確実に清浄化可能な堅固なファイバ清浄化装置をを
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
シャーシを有するインクジェット・プリント装置におけ
るインクジェット・プリントヘッドを払拭した後、ワイ
パからインク残滓を除去するファイバ清浄化装置であっ
て、前記シャーシにより支持されているサービス・ステ
ーションと、前記サービス・ステーションにより支持さ
れて前記プリントヘッドに選択的に接触し、払拭して該
プリントヘッドから前記インク残滓を除去するワイパ
と、前記サービス、ステーションによって支持されて前
記ワイパに選択的に接触し、払拭して該ワイパから前記
インク残滓を除去する複数本のファイバから成るファイ
バクリーナとを具備して成ることを特徴とするファイバ
清浄化装置によって達成される。
【0013】
【作用】本発明の一つの局面によれば、シャーシを有す
るインクジェット・プリント装置におけるインクジェッ
トプ・プリントヘッドを払拭した後、ワイパからインク
残滓を除去するためのファイバ清浄化装置が提供され
る。前記清浄化装置は、前記プリント装置の前記シャー
シによって支持される前記サービス・ステーション、及
び該サービス・ステーションによって支持されて前記プ
リントヘッドに選択的に接触し、前記ワイパを払拭して
前記プリントヘッドから前記インク残滓を除去する前記
ワイパを具備する。
【0014】更に、前記清浄化装置は、前記サービス・
ステーションによって支持されて前記ワイパに選択的に
接触し、前記プリントヘッドを払拭して前記インク残滓
を除去する複数のファイバを有するファイバ清浄化装置
を具備する。一実施態様において、前記各ファイバは真
っ直ぐな剛毛であり、他の実施態様では、前記各ファイ
バは巻き毛で絡み合っているが、別の実施態様では、前
記各ファイバは前記ワイパに対してループ群として与え
られる。本発明の更に別の局面によれば、インクジェッ
ト・プリント装置は前述したファイバ清浄化装置を具備
して成ることができる。
【0015】本発明の別の局面によれば、インクジェッ
ト・プリント装置におけるインクジェット・プリントヘ
ッドから堆積したインク残滓を払拭する各ステップが提
供される。この方法は、前記インクジェット・プリント
ヘッドを通して前記インクを放出し、その上に前記イン
ク残滓を堆積させる各ステップを包含する。払拭ステッ
プにおいて、前記堆積されたインク残滓は、前記ワイパ
を使用して前記プリントヘッドから払拭される。前記払
拭ステップの後の清浄化ステップで、前記ワイパは該ワ
イパと、少なくともその幾つかが前記ワイパに係合する
複数本のファイバを有するフアイバ清浄化装置との相対
運動を介して該フアイバ清浄化装置によって清浄化され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のフアイバ清浄化装置の一
実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述す
る。図1は本発明に基づいて構成されたインクジェット
・プリント装置の一実施態様を、インクジェット・プリ
ンタ20として図示してあり、該インクジェット・プリン
タ20は産業、オフィス、家庭、又は他の環境で、事業報
告書、通信文、小型出版物等のプリントに使用される。
種々のインクジェット・プリント装置が市販されてい
る。例えば、本発明を具現化可能な幾つかのプリント装
置は、プロッタ、携帯式プリント装置、複写機、カメ
ラ、ビデオプリンタ、及びファクシミリ装置を包含す
る。便宜上、本発明の各概念はインクジェット・プリン
タ20の環境下で説明する。
【0017】前記プリンタの構成要素は型式毎に変更可
能であるが、通常のインクジェット・プリンタ20は、一
般にプラスチック材料から成るハウジング又はケーシン
グによって囲まれているシャーシ22を具備する。プリン
ト媒体のシートは、本発明に基づいて構成される適合可
能なプリント媒体処理装置26によってプリント領域25を
通して供給される。前記プリント媒体は、紙、厚紙、透
明画紙、マイラー(mylar) 等のように如何なるタイプの
適当するシート材であるが、便宜上、実施態様は前記プ
リント媒体として紙を使用して記述する。前記プリント
媒体処理装置26は、プリント前の紙シート群を収容する
ための供給トレー28を有する。通常のモータ駆動された
紙駆動ローラ群(図示せず)が、前記プリント媒体を前
記供給トレー28からプリントするための前記プリント領
域25に移動させるために使用される。
【0018】プリント後、前記シートはプリント済みシ
ートを受容するように散開されて示されている一対の後
退可能な出力シート乾燥翼部材30(output drying wing
members)上に載る。前記出力シート乾燥翼部材30は、新
しいプリント済みシートを出力トレー32の中に落とすた
めに曲線状の矢印33で示されているように、両側に旋回
して後退する前に、前記出力トレー部分32で乾燥中の前
回出力されたプリント済みシートの上方に前記新しくプ
リント済みシートを一時的に保持する。前記媒体処理装
置26は、手紙、法律用紙,A-4 版、封筒等を含む異なっ
たサイズの前記プリント媒体に対応するための一連の調
節機構、例えば滑動長さ調節レバー34及び封筒供給スロ
ット35を具備することが可能である。
【0019】前記プリンタ20は更に、通常パーソナル・
コンピュータ(図示せず)ようなコンピュータであるホ
スト装置からの指令を受け取るマイクロプロセサ36とし
て図式的に示したプリンタ・コントローラも具備する。
実際に、多くのプリンタ・コントローラの機能はホスト
コンピュータ、プリンタに搭載された電子装置、又はそ
れらの間の相互作用によって行なうことができる。ここ
で使用されるプリンタ・コントローラ36と言う用語は、
ホストコンピュータ、プリンタ、それらの媒介手段、あ
るいはそれら各要素の組み合わされた相互作用の何れに
よって行なわれようとも、これらの機能を包含する。前
記プリンタ・コントローラ36は、前記ケーシング24の外
部に設けられたキーパッド (key pad,図示せず)を介し
て与えられるユーザ入力に応答して作動することも可能
である。
【0020】前記コンピュータホストに結合されたモニ
タはオペレータに対して、前記プリンタの状況あるいは
前記コンピュータホストで作動中の特定プログラムのよ
うな、可視情報を操作者に表示するように利用可能であ
る。パーソナル・コンピュータ、キーボード及び又はマ
ウス装置のようなそれらの入力装置、及びモニタは全て
当業者にとって周知である。キャリッジ案内ロッド38は
前記シャーシ22によって支持され、前記キャリッジ案内
ロッド38によって限定される走査軸42に沿い前記プリン
ト領域25を横断して前後方向に走行するようにプリント
ヘッド・キャリッジ40を滑動可能に支持する。適当する
タイプのキャリッジ支持装置は、ヒューレット・パッカ
ード社(Hewlett-Packard Company) に譲渡された米国特
許第5,366,305 号明細書に示されている。
【0021】通常のキャリッジ推進装置は、前記プリン
タ・コントローラ36にキャリッジ位置信号を伝達する位
置フィード系を具備して、前記プリントヘッド・キャリ
ッジ40を駆動するために利用できる。例えば、キャリッ
ジ・ドライブギアとDCモータとの組立体は、前記プリン
トヘッド・キャリッジ40に通常の方法で固定される無端
ベルトに結合され、前記プリンタ・コントローラ36から
受け取った制御信号に応答して作動する前記DCモータに
よって前記無端ベルトを駆動することができる。前記プ
リンタ・コントローラ36にキャリッジ位置フィードバッ
ク情報を与えるために、通常の光学エンコーダ・リーダ
は、キャリッジ走行経路に沿って延伸するエンコーダ・
ストリップを読み取るように、前記プリントヘッド・キ
ャリツジ40に取り付けられる。
【0022】前記プリントヘッド・キャリッジ40は、矢
印44で概略示したように、前記ケーシング24の内部に配
設されたサービス領域内に前記キャリッジ案内ロッド38
に沿って推進される。前記サービス領域44は、前記サー
ビス・ステーション45を収容し、該サービス・ステーシ
ョン45は種々のプリントヘッド・サービス機能を提供す
ることができる。例えば、サービス・ステーション枠体
46は、後述するプリントヘッド・サービス機器群を保持
する。図1において、前記サービス・ステーション45の
排液溜部48は前記サービス・ステーション枠体46によっ
て少なくとも一部分を限定されるように示されている。
【0023】前記プリント領域25において、前記媒体シ
ートは、黒インク用カートリッジ50及び又はカラーイン
ク用カートリッジ52のようなインクジェット・カートリ
ッジからインクを受容する。前記各カートリッジ50,52
は当業者によってしばしばペンと呼ばれる。図示したカ
ラーインク用ペン52は三色ペンであるが、他の実施態様
において、個別の単色ペンの組合せ体が利用される。前
記カラーインク用ペン52は前記顔料主体のインクを含有
することができるが、説明上、前記カラーインク用ペン
52は、シアン、イエロー、及びマゼンタのような三種の
染料主体のインクを含有するように、一方、前記黒イン
ク用ペン50は顔料主体のインクを含有するように記述し
てある。染料と顔料の両特性を有するハイブリット又は
複合インクは勿論、熱可塑性、蝋、又はパラフィン主体
の各インクのような他のタイプのインクも利用可能であ
ることは明らかであろう。
【0024】前記各ペン50,52 は夫々、補給インクを貯
えるためのレザーバを具備する。前記各ペン50,52 は夫
々、プリントヘッド54,56 を具備し、それらは当業者に
とって周知の方法でそこを貫通して形成される複数個の
ノズルを有する。前記各プリントヘッド54,56 は感熱式
インクジェット・プリントヘッドであるが、圧電式プリ
ントヘッドのような他のタイプのプリントヘッドも利用
可能である。前記各プリントヘッド54,56 は通常、前記
ノズル群に対応する複数個の抵抗器を有する支持体層を
具備する。選択された前記抵抗器を励起すると、ガスの
泡が形成されて前記ノズルから前記プリント領域25にお
ける前記プリント媒体上にインク液滴を放出する。前記
プリントヘッドの各抵抗器は、使用可能化又は発射指令
制御信号に応答して選択的に励起され、前記指令制御信
号は、通常の多芯導線ストリップ(multi-conductorstri
p, 図示せず) によって前記プリンタ・コントローラ36
から前記プリントヘッド・キャリッジ40に、更に前記プ
リントヘッド・キャリッジ40と前記各ペン50,52 との間
の通常の相互接続を介して前記各プリントヘッド54,56
に伝達される。
【0025】好ましくは、前記各プリントヘッド54,56
のオリフィス板の外面は、共通のプリントヘッド平面に
一致させる。前記プリントヘッド平面は、所望する媒体
とプリントヘッドとの間隙を確立させるための基準平面
として利用され、該間隙はプリント品質の一つの重要な
構成要素となる。更に、前記プリントヘッド平面は、サ
ービス基準平面としても役立ち、該サービス基準平面に
対し前記サービス・ステーション45の種々の機器が最適
なペン・サービスのために調節される。適正なペン・サ
ービスはプリント品質を向上させるばかりでなく、前記
各プリントヘッド54,56 の健全性を維持することによっ
てペンの寿命も延ばす。
【0026】図2は、本発明に基づいて構成された過渡
期のサービス・ステーション装置100 の好ましい実施態
様を示す。前記サービス・ステーション枠体46は、基礎
部材102 を具備して成り、該基礎部材102 はその前方部
に配設される長孔103 に挿着される例えば、スナップフ
ァスナ、リベット、ねじ、又は他の締め付け手段を利用
して前記プリンタ・シャーシ22に取り付けられる。前記
プリントヘッド・サービス構成要素の高さを調節するた
めに、調節装置(図示せず) が例えば、調節ポスト104
のような前記基礎部材102 の両側から外方に突出する一
対のポストを使用して、前記サービス・ステーション枠
体46に係合するように使用される。後述するように、前
記基礎部材102 は更に、図1に示されているような前記
排液溜部48としても都合良く役立つ。
【0027】前記シャーシ22、又は更に好ましくは前記
基礎部材102 の外部は、ステッパモータ105 のような通
常のサービス・ステーシヨン用駆動モータを支持するた
めに利用可能である。前記ステッパモータ105 は、第1
の伝達歯車106 を駆動するために運転可能に噛合され
て、一個以上の減速歯車、ベルト、又は当業者にとって
周知の他の駆動手段を利用し、此処では第2の伝達歯車
108 を駆動するように示されている。前記第1及び第2
の伝達歯車106,108 は、好ましくは前記基礎部材102 の
外側から突出する各ポストに取り付けらられる。最後
に、前記サービス・ステーション枠体46を完成するため
に、前記サービス・ステーション枠体46の上方部又はボ
ンネット110 は、好ましくは各スナップフック111 及び
各テーパ付案内112 を利用して前記基礎部材102 に固定
される。
【0028】前記第2の伝達歯車108 は、スピンドル・
ピニオン駆動歯車組立体115(spindle pinion gear asse
mbly) のピニオン歯車対114 の一方に噛合する。前記ピ
ニオン歯車対114 は、前記基礎部材102 の両側に配設さ
れ、軸部116 によって共に結合される。前記スピンドル
・ピニオン駆動歯車組立体115 の前記軸部116 は、図2
において前記基礎部材102 の内部から突出して示されて
いる軸受台117 のような一対の軸受台によって支持され
る。前記ピニオン歯車対114 は夫々、並進的移動が可能
なパレット120 の下方面に沿って形成されるラック歯車
118 の各対に噛合して、前記パレット120 を両方向の矢
印122 によって示された方向に移動させられる。
【0029】前記パレット120 は、好ましくは前記パレ
ット120 の前方端に向けて配設されるワイパ支持部124
を具備する。前記各黒インク及びカラーインク用プリン
トヘッド54,56 のオリフィス板を直交して払拭するため
の黒インク及びカラーインク用の各プリントヘッド・ワ
イパ組立体125,126 が、前記ワイパ支持部124 の上方面
に沿って取り付けられる。前記黒インク用プリントヘッ
ド・ワイパ組立体125 は、互いに間隔を置いて直立且つ
平行して特殊な先端輪郭を有する二個のブレード部128,
130 を使用することによって前記黒インク用プリントヘ
ッド54を効率良く清浄化するように設計される。前記カ
ラーインク用プリントヘッド・ワイパ組立体126 も例え
ば、シアン、マゼンタ、及びイエローの三種染料主体の
インクを含有する前記カラーインク用ペン52を払拭する
ための互いに間隔を置いて直立且つ平行する二個のブレ
ード部132,134 を有する。
【0030】前記黒インク及びカラーインク用の各プリ
ントヘッド・ワイパ組立体125,126は、カリフォルニア
州パロアルト市のヒューレット・パッカード社製の Des
kJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各インクジ
ェット・プリンタに適用されている。前記各ワイパ・ブ
レード128 〜134 は、接着剤、超音波溶接、又はより好
ましくは前記各ワイパ・ブレード128 〜134 に基部が、
前記ワイパ支持部124内に形成される各開口部を通して
延伸する注型成形法(onsert molding techniques) によ
るような通常の如何なる方法によっても前記ワイパ支持
部124 に接合される。この実施態様において、前記各ワ
イパ・ブレード128 〜134 は夫々、エラストマ、プラス
チック、ニトリルゴム又は他のゴム状材料、更に好まし
くはエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(ethyl
ene-propylene-diene methylene linkage = EPDM) 、又
は当業者にとって周知の他の同等材料のような耐磨耗性
弾力材料から成る。
【0031】本発明の実施態様において、前記黒インク
用ペン50は、従来技術に関して前述したように、通常の
ワイパを利用する払拭に対して抵抗する粘着性残滓を発
生する顔料主体のインクを含有する。前記各黒インク用
ワイパ・ブレード128,130 は、それらの遠端部の払拭先
端で終端する。前記払拭先端は好ましくは、対応するプ
リントヘッド上の直線状のノズル配列の個数に一致する
フォーク状舌部の個数(この実施態様では、前記黒イン
ク用プリントヘッド54の二個の直線状ノズル配列に対し
て二個のフォーク状舌部)を有するフォーク形状を形成
する。従って、前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,
130 は夫々、一対の払拭先端部を有し、前記各払拭先端
部は後退した平坦ランド部( recessed flat land porti
on) によって分離され、且つ前記各後退した平坦ランド
部によってそれらの外側に側面を接している。前記各カ
ラーインク用ワイパブレード132,134 は、前記各黒イン
ク用ワイパ・ブレード128,130 に関して前述したのよう
に構成することが可能であるが、しかし好ましくは、前
記フォーク状舌部及び逃げ凹部(escaperecesses) を有
しない。
【0032】本発明の実施態様において、前記各カラー
インク用ワイパ・ブレード132,134及び前記各黒インク
用ワイパ・ブレード128,130 の各ワイパ先端部は夫々、
各ブレードの外側に隣接する丸味付けしたエッジを有す
る。前記丸味付けエッジの反対側で前記各ワイパ・ブレ
ード128 〜134 は角部を付けて終端し、更に好ましくは
前記各ワイパ・ブレード128 〜134 の内側に隣接する直
角エッジで終端する。前記各丸味付けしたエッジは、前
記ワイパ・ブレードと前記ノズルオリフィス板との間に
おける毛管流路の形成に役立ち、前記各ワイパ・ブレー
ド128 〜134が前記ノズル配列の縦方向に沿って直交す
ると、前記毛管流路を介した灯芯吸収作用(wicking) に
よって前記各ノズルから前記インクを吸い出す。
【0033】前記吸い出されたインクは、先導するワイ
パ・ブレードの外側の前記丸味付けしたエッジによって
前記ノズル配列内の次のノズルまで引き出されて、そこ
で前記引き出されインクは前記プリントヘッドの面板上
に堆積された前記乾燥インク残滓を溶かす溶剤として作
用する。後続するワイパ・ブレードの内側角部エッジ
は、溶けた前記乾燥インク残滓を前記プリントヘッドの
面板から掻き取る。即ち、前記ワイパ支持部124 が前記
プリンタの後方に(図2の右側に)後退すると、前記黒
インク用ワイパ・ブレード130 及び前記カラーインク用
ワイパ・ブレード134 は、前記インクをそれらの丸味付
けした外側エッジによる前記灯芯吸収作用によって前記
インクを吸い出す先導ブレードである一方、前記他の黒
インク用ワイパ・ブレード128 及びカラーインク用ワイ
パ・ブレード132 は、それらの内側角部エッジによって
前記乾燥インク残滓を掻き取る後続ブレードとなる。
【0034】便宜上、前記各ワイパ・ブレード128 〜13
4 の全ては、特に注記しない限り、一まとめにしてワイ
パ125,126 として記述する。従来技術に関して前述した
ように、初期の幾つかの払拭装置は、前記プリントヘッ
ドの下面全体に沿ってインクを汚しながら、前記オリフ
ィス板及び該オリフィス板に隣接する領域を横断して払
拭していた。別の払拭装置は、前記プリントヘッド・オ
リフィス板だけを払拭し、該オリフィス板の両側の領域
は無視した。図3に示したように、前記カラーインク用
カートリッジ52は、前記黒インク用カートリッジ50より
も広幅の躯体を有する。前記カラーインク用カートリッ
ジ52の側面は、前記プリントヘッドの領域まで真っ直ぐ
に立ち下がり、その結果、二個の広い平坦ランド部又は
チーク部136,138 (twowide, flat lands or cheeks)が
前記プリントヘッド56のオリフィス板両側に形成されて
いた。
【0035】この型式のカートリッジを使用した初期の
プリンタにおいて、前記各チーク部136,138 は、払拭さ
れない状態に置かれていたので、前記各チーク部136,13
8 は時折インク粒子又は残滓を堆積し、しかる後、微小
な塵埃、紙屑、及び他の微小な異物が前記インク残滓に
付着した。払拭されない状態にあると、前記各チーク部
136,138 上の微小な異物は、プリンティング中に前記シ
ートを横断して引き出される可能性があるので、十分に
微小異物が堆積すると、プリントされたインクを実際に
汚し、プリント品質を低下させることになったであろ
う。
【0036】前記各チーク部136,138 上の微小な異物問
題に対処するために、前記並進移動サービス・ステーシ
ョン100 は、図3に示され、一般にそれらの設計者達に
よってマッド・フラップ140,142 (mud flap)と呼ばれる
外側及び内側チーク部払拭部材を具備する。前記マッド
・フラップ140,142 は前記各ワイパ125,126 と同じ材料
から形成可能である。実際に、前記各ワイパ125,126 及
び各マッド・フラップ140,142 のために単一タイプのエ
ラストマの使用は、前記ワイパ及びマッド・フラップが
単段成形ステップで形成できるので、製造プロセスの能
率を高める。前記各ワイパ・ブレード128 〜134 が湾曲
した外側面を有する一方、前記各マッド・フラップ140,
142 の好ましい形状の先端部は、前後に角部付き払拭エ
ッジを有する断面形状が長方形のものである。
【0037】前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラ
ップ140,142 は、前記ワイパ支持体124 と共に注型成形
又は当業者にとって周知の種々の方法を利用して取り付
けるられることが明らかである。好ましい実施態様にお
いて、前記各ワイパ125,126及び各マッド・フラップ14
0,142 は、ばね鋼のような金属シート材と共に注型成形
され、前記ばね鋼は、図3に示されているように、着脱
自在なワイパ台144 を提供するように折り曲げ加工され
る。前記ワイパ台144 は先ず平板状態で、前記各ワイパ
125,126 及び各マッド・フラップ140,142 の下面領域を
貫通する開口群を含めて、完成時の幾つかの形状を画成
するように打ち抜かれたステンレスばね鋼から成る長尺
帯材として提供される。前記開口群は前記ワイパ台144
の上面に、前記各ワイパ125,126 及び各マッド・フラッ
プ140,142 を注型成形するために利用される。
【0038】前記ワイパ台144 は、二個の耳部145 を形
成するために曲げ下ろされた対向側部を有する一方、別
の対向側部は曲げ下ろされ且つそこを貫通する各スロッ
ト148 を有する二個の係止タブ146 が形成される。前記
ばね鋼の使用は、前記各タブ146 が前記ワイパ支持部12
4 の前後方向に突出する一対のパレット取り付けフック
149 を越えて外側に拡張することを可能にさせる。前記
各フック149 は、図3に示されているように、前記各フ
ック149 内に受容されて前記ワイパ支持部124に前記ワ
イパ台144 を固定させる。
【0039】図2に示されているように、前記パレット
120 によって支持される他の主要構成要素は閉蓋組立体
150(capping assembly) であり、前記閉蓋組立体150 は
上昇可能な蓋体支持プラットホーム又はスレッド152(ra
iseable cap support platform or sled) を具備する。
前記閉蓋組立体150 は、前記各黒インク及びカラーイン
ク用プリントヘッド54,56 を密封するための黒インク及
びカラーインク用蓋体154,156 を有する。前記黒インク
及びカラーインク用蓋体154,156 は、接着剤、超音波溶
着、又は更に好ましくは注型成形技術による通常の結合
によって前記蓋体支持スレッド152 に接続される。本発
明の実施態様において、前記黒インク及びカラーインク
用蓋体154,156 は、エラストマ又はプラスチック、ニト
リルゴム又は他のゴム状材料のような耐磨耗性弾力材料
から成り、更に好ましくはエチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体、又は当業者にとって周知の他の同等材
料から成る。前記各蓋体154,156 に関して示された構造
を有して適当する黒インク及びカラーインク用蓋体は、
カリフォルニア州パロアルト市のヒューレット・パッカ
ード社製造の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870
C 型の各インクジェット・プリンタに適用されている。
【0040】前記蓋体支持スレッド152 は、例えばヨー
ク部材158 のような一対の旋回可能なリンク部材又はヨ
ーク部材を利用して前記パレット120 に結合でき、前記
各ヨーク部材158 は前記蓋体支持スレッド152 に枢着さ
れる二本の直立アーム部を有する。前記各ヨーク部材15
8 も又、前記並進移動するパレット120 に枢着される。
前記プリンタの非作動中に前記黒インク用及びカラーイ
ンク用プリントヘッド54、56を密封するために、前記プ
リントヘッド・キャリッジ40は前記サービス・ステーシ
ョン100 のサービス位置まで移動させられ、前記パレッ
ト120 が図2の左側に向けて前方に移動させられる。
【0041】前記パレット120 が前方に移動させられる
と、前記蓋体支持スレッド152 から上方に突出している
ポスト群が前記プリントヘッド・キャリッジ40に係合す
るが、これらのポスト群は前記黒インク用及びカラーイ
ンク用ペン50,52 の一部に係合しても同様の結果を達成
する。前記パレット120 の更なる前進は、前記黒インク
用及びカラーインク用蓋体154,156 が前記黒インク用及
びカラーインク用プリントヘッド54,56 の前記各オリフ
ィス板に係合して密封するまで、曲線状の矢印160 によ
って示されているように、弓形状経路を通って前記蓋体
支持スレッド152 を移送することになる。
【0042】前記ヨーク部材158 の各スレッド支持アー
ムが、前記パレット120 と前記蓋体支持スレッド152 に
対し全て等しい長さと角度方位にあり、閉蓋位置と休止
又は開蓋位置との間で前記蓋体支持スレッド152 を移動
させる変位平行四辺形構造(shifting parallelogram st
ructure)を形成するので、前記弓形状の閉蓋移動が達成
される。前記閉蓋組立体150 は更に、前記パレット120
の底部を前記サービス・ステーションの前記基礎部材10
2 の底部を前記黒インク用及びカラーインク用プリント
ヘッド54,56 に向けて付勢して密封に適当する閉蓋力を
与えるばね付勢ピボット・ロッカー部材162(spring-loa
ded pivot rocker member)も具備する。
【0043】種々の他の型式の閉蓋組立体が前述した閉
蓋組立体150 と置き換えられることは明らかである。更
に当業者にとって、図2に示されている滑動パレット組
立体120 に代わり、種々の他の機構がプライミング、払
拭、及び閉蓋のプリントヘッド・サービス機能を提供す
るために使用できることも明らかである。実際に種々の
異なるサービス機構が市販されているインクジェット・
プリント装置に組み入れられ、それらの多くは前記パレ
ット120 を適正に置き換えられる。例えば、適当する並
進移動又は浮動スレッド型式のサービス・ステーション
作動機構が、米国特許第4,853,717 号及び同第5,155,49
7 号明細書に示され、両者とも現在の譲受人あるヒュー
レット・パッカード社に譲渡されている。前記黒インク
用及びカラーインク用プリントヘッド54,56 を閉蓋する
ための前記機構は、本発明の不可欠な構成要件に当たら
ないので、この機構を更に詳述することは省略する。
【0044】前記プリントヘッドの前記スピッティング
操作を行なうために、前記パレット120 は、前記サービ
ス・ステーション100 の前記基礎部材102 の後方に向け
て図2の右側に後退させられ、その後退位置は前記サー
ビス操作中のホーム位置又は休止位置として都合良く使
用される。前記サービス・ステーション駆動モータ105
は、前記パレット120 の後部が前記基礎部材102 の後部
に接触するまで前記パレット120 をずっと移動させる。
それ以上の後方移動が行なわれなくなると、前記プリン
タ・コントローラ36内のロジックが原点に再設定され
る。前記原点から連続するモータの各駆動ステップが参
照されて、前記パレット120 を適正な閉蓋、払拭、及び
スピッティングの位置に配置させる。
【0045】前記パレット120 が休止位置に後退する
と、前記黒インク用及びカラーインク用プリントヘッド
54,56 は、露出している前記排液溜部48の中にインクを
吐き出すことができる。本発明の実施態様において、前
記基礎部材102 の内部は前記サービス中に略密封され
て、前記各ペン50,52 から吐き出された前記インクを捕
捉するように該インクの漏洩を阻止する。好ましくは、
前記排液溜部48は前記基礎部材102 の内面によって画成
される下方面を有し、該下方面は吸収性排液パッド、例
えばフェルト、板紙、スポンジ、又は連続気泡発泡体ス
ポンジ材料のようなどの種類の液体吸収性材料によって
も被覆される。
【0046】図3において、前記黒インク及びカラーイ
ンク用ワイパ125,126 、及び前記各マッド・フラップ14
0,142 は、前記各プリントヘッド54,56 及び各チーク部
136,138 を払拭した直後を図示している。前記払拭行程
に引き続き、インク残滓164が前記各ワイパー125,126
の各先端部に堆積する一方、前記各マッド・フラップ14
0,142 は他の微小異物165 の混合物を蓄積し、該混合物
はインクの跳ね返り、紙繊維、糸屑、塵埃、又は他の微
粒子物質を含有する。前記各ワイパー125,126上の前記
インク残滓164 もある程度のこの粒子状異物を含有する
ことがある。
【0047】本発明の譲受人であるヒューレット・パッ
カード社の従業員である本発明の発明者達によって開発
された初期のサービス・ステーション装置において、前
記サービス・ステーション100 は、本発明の実施態様の
ワイパ・クリーナ取り付け部材又はクリーナ・バー166
と同じ一般的な位置に取り付けられる硬質プラスチック
のスクレーパ・バーを具備していた。前記クリーナ・バ
ー166 は、前記サービス・ステーション枠体46の前記ボ
ンネット110 の覆い部材168 から外側に、好ましくは前
記排液溜部48への開口部を横断して外側に突出する。前
記各ワイパ及び各マッド・フラップから前記インク残滓
を除去するために、前記初期のスクレーパ・バーは前記
各ワイパ及び各マッド・フラップの各先端部よりも低い
下方端縁を有していた。
【0048】従って、前記パレットが前方に移動する
と、前記各ワイパ及び各マッド・フラップは前記スクレ
ーパ・バーを叩き、前記サービス・ステーション枠体の
前方部に過剰のインクを跳ね飛ばした。前記初期のスク
レーパ・バー装置は、複雑なカム機構とスクレーパ・ア
ーム、及び前記インクから余分の液体を吸収する吸い取
り紙パッドを必要とするヒューレット・パッカード社製
の DeskJet(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各イ
ンクジェット・プリンタにおけるサービス・ステーショ
ンのような初期のワイパ清浄化装置よりも経済的であっ
た。
【0049】前記初期の硬質プラスチックスクレーパ・
バーは、前記インク残滓164 を前記各ワイパ125,126 か
ら、更に前記微小異物165 を前記各マッド・フラップ14
0,142 から除去するのに有効であった。しかしながら、
前記初期のスクレーパ・バーは、前記各ワイパを清浄化
するとき、高振幅の衝撃性ノイズを発生させ、ある顧客
達はピシャリ又はカチカチと言うような騒音に苦情を訴
えた。前記各ワイパを清浄化する過程で、前記各ワイパ
が前記スクレーパ・バーに接触することによって屈曲さ
れると、前記硬質プラスチックスクレーパ・バーは、前
記各ワイパに大きな位置エネルギの蓄積を可能にさせ
た。前記各ワイパが前記スクレーパ・バーの下から解放
された走行点で、前記位置エネルギが前記各ワイパ及び
前記サービス・ステーション枠体の双方の振動に変換さ
れ、共に高音の衝撃性ノイズを放出した。前記ノイズは
ある顧客達にとって望ましくないものであるので、前記
各ワイパ及び前記各マッド・フラップを前記初期のスク
レーパ・バーと同等以上の良好な性能を有して、静かで
効果的に清浄化する新方法について研究が開始された。
【0050】図4及び図5は、本発明に基づいて構成さ
れたファイバ・ワイパ清浄化装置170 の第1の実施態様
を示す。前記ファイバ・ワイパ清浄化装置170 のクリー
ナ・バー166 の部分は、前記初期のスクレーパ・バーの
ように前記排液溜部48の中まで立ち下がらない。図4
で、前記パレット120 は、前記ワイパ125 を前記覆い部
材168 の下で前記サービス・ステーションの前方に向け
て(図4の左側に)前記ワイパ125 を移動させているよ
うに示し、一方、図5は前記覆い部材168 の下から出て
行く(図5の右側に移動して)前記ワイパ125 を示して
いる。前記カラーインク用ワイパ・ブレード132,134 及
び前記マッド・フラップ140,142 は、前記各黒インク用
ワイパ・ブレード128,130 について示したもの略同じ清
浄化作用を行なうので、明瞭化を図るため図4及び図5
から除外してある。
【0051】図6に最も良く示されているように、前記
ファイバ・ワイパ清浄化装置170 は、前記クリーナ・バ
ー166 の下方面から下方に突出する複数本の細長で真っ
直ぐなファイバ又は剛毛172 のような、一連の可撓性且
つ細長の清浄化部材又は指状小片(fingers) を有する。
前記各黒インク用ワイパ・ブレード128,130 が前記各剛
毛172 から成るカーテンを通過すると、前記各黒インク
用ワイパ・ブレード128,130 が前記剛毛172 から成る連
続する波を通って進行するにつれ、前記微小の異物164
は箒のような掃き出し作用によって前記各黒インク用ワ
イパ・ブレード128,130 から除去される。
【0052】前記各剛毛172 の下で前記各黒インク用ワ
イパ・ブレード128,130 を移動させる動作は、164',16
4" として示されたインク残滓を跳ね飛ばし、しかる
後、前記インク残滓164',164" は前記覆い部材168 の下
に在る前記排液溜部48の領域内に捕捉される。更に、前
記各剛毛172 の下で前記各黒インク用ワイパ・ブレード
128,130 を移動させることは、前記各剛毛172 を一緒に
圧搾して前記各剛毛172 の間から前記インク残滓164 を
追い出すポンプ作用を提供する。
【0053】前記各剛毛172 上の液体インクは、図6の
矢印174 によって示されているように、それらの間に毛
管流路を画成するように配設され、密集した各剛毛172
の間の毛管作用によって上方に引き上げられる。前記各
剛毛172 の先端部からの前記液体インク残滓の引き離し
を援助するために、前記各剛毛172 と前記クリーナ・バ
ー166 との間に層設可能である。前記液体インク残滓16
4"は更に、図6の矢印176 によって示される重力を介し
て下方に流出して、前記排液溜部48の底面上に滴下す
る。前記各剛毛172 に粘着する重い粒状残滓はやがて乾
燥して、やはり前記各剛毛172 から前記排液溜部48の底
面上に滴下する。
【0054】前記各剛毛172 は通常、歯ブラシ、塗装刷
毛、又は靴磨きブラシに使用される剛毛のような、種々
異なったタイプの柔軟な有機又は人工剛毛材料から成
る。例えば、適当するタイプの剛毛材料はポリエステル
であり、他の材料は 1083 N.Main, Roxboro, North Car
olina 27573 に所在する Collins & Aikman 社で製造さ
れたナイロンブラシ織物であり、特に商品名が、Brush
M (0.190インチパイル)、Brush-Up 90(0.190 インチパ
イル)、Brush-Up(0.220 インチパイル)、Nylo-Bond
(0.190 インチパイル)として販売されているものであ
る。
【0055】試作品試験中、ナイロン剛毛ブラシ、特に
前述した Brush M 商品が使用されて良好な成果を挙げ
た。音響圧測定は実際に、前記剛毛ワイパ清浄化装置17
0 が、前記初期の硬質スクレーパ・バーを使用して体験
したノイズと比較して、衝撃性ノイズの80%以上の振幅
減少が実現されたことを示した。更に、信頼性試験は、
前記剛毛ワイパ清浄化装置170 が前記各ワイパー・ブレ
ード128 〜134 及び各マッド・フラップ140,142 におい
て極めて僅かな磨耗を発生させる一方、前記インク残滓
及び微小の異物を効果的に除去して次のプリントヘッド
払拭行程のための清浄な払拭面を与えることことを示し
ている。
【0056】動作中、前記各プリントヘッド54,56 をサ
ービスする好ましい一方法が、前記プリンタ休止期間後
の前記プリンタ20の初期始動に在る。保管中、前記各ペ
ン50,52 は前記閉蓋組立体150 によって閉蓋される。始
動すると、前記パレット120は先ず後方に(図2の右側
に)移動して前記各ペン50,52 を開蓋する。この後方移
動は継続されて、前記各ワイパー125,126 及び各マッド
・フラップ140,142 に前記各プリントヘッド54,56 及び
前記カラーインク用ペンの各チーク部136,138 を払拭す
ることを可能にさせる。前記ホーム位置(図2の最右
端)まで続く前記パレット120 の後方移動は、前記ボン
ネット110 の後部覆い部分178の下に前記閉蓋組立体150
を隠し、前記排液溜部48をスピッティング可能な状態
にさせ、以後の他の払拭行程によって引き継がれる。
【0057】前記開蓋、払拭、及びスピッティングに続
いて、前記各ペン50,52 は解放されてプリントのための
前記プリント領域25に前記キャリッジ40によって移送さ
れる。プリント中、前記休止位置から前方に(図2の左
側に)前記パレット120 を移動させることにより達成さ
れる迅速払拭作動によって引き継がれるスピッティング
のために、定期的に前記各ペン50,52 を前記サービス・
ステーシヨン45に復帰させることが望ましい。多重払拭
行程が前記パレット120 を前後方向に往復動させる一
方、前記各ワイパー125,126 に前記各プリントヘッド5
4,56 を往復動で清浄化することを可能にさせることは
明らかである。休止状態に戻るために、前記各ペン50,5
2 は前記サービス領域44に戻されて、前記パレット120
の前方移動の単一行程に介して前記スピッティング、払
拭、及び閉蓋を行なうことが可能になる。
【0058】図7は、本発明に基づいて構成される他の
実施態様におけるファイバ・ワイパ清浄化装置180 を示
す。前記ファイバ・ワイパ清浄化装置180 は、前記クリ
ーナ・バー166 に取り付けられた前記随意の吸収性パッ
ド175 を具備する。此処でこの実施態様におけるファイ
バ・ワイパ清浄化要素は、複数本の巻き毛で絡み合った
ファイバ182 、又は代わって、細長いループ形ファイバ
182'(両者とも図7に図示る)から成る。前記複数本の
絡み合った巻き毛のファイバ 182において、個々のファ
イバは剛毛172 について前述したようなものでも良い
が、真っ直ぐな形態よりもむしろ巻き毛が好ましい。前
記巻き毛状のファイバ182 の一例は、ミネソタ州ミネア
ポリスの3M 社(Minnesota Maining and Manufacturin
g Company)によって製造されている Scotch Brite (登
録商標)キッチン・クリーニングパッドであり、これは
実際にワイパ・クリーナ・ファイバの適切な供給源であ
る。
【0059】複数本のループ形ファイバ182'の一例は、
Velcro(登録商標)ループファスナのようなフック及び
ループ織物ファスナから成るループ形ファスナ部であ
る。前記剛毛172 、プラスチック巻き毛ファイバ182 、
及び縫い合わせたループ形ファイバ 182'(threaded loo
p fibers) に加え、合成ファイバ又は金属ファイバのよ
うな真っ直ぐ、曲がった、縮れた、又はループ状の何れ
かの他のタイプのファイバ材料であっても、前記各ワイ
パー125,126 及び前記随意の各マッド・フラップ140,14
2 を清浄化するために利用できることが明らかである。
前記剛毛ファイバ172 に関連して前述したように、隣接
して密集する各ファイバは、該各ファイバ間に多数の毛
管流路を画成する。前記各毛管流路は前記各ファイバの
遠端部から、好ましくは前記吸収性パッド175 に向けた
前記インク残滓の液体成分の灯芯吸収を援助する。前記
各ファイバ182,182'の弾力性は更に、該ファイバから重
力で大きなインク液滴を落下させると共に、前記払拭過
程中に前記インク残滓を跳ね飛ばすように作用する。
【0060】図8は、本発明に基づく別の実施態様にお
いて、曲線状の矢印193 で示される回転運動で前記各プ
ントヘッド54,56 を清浄化するために取り付けられた回
転ワイパ192 を具備するように構成される二方向ワイパ
清浄化装置190 を示す。簡単にするため、図8に前記ワ
イパ192 が一個だけ図示されているが、該回転ワイパ19
2 は前述したように前記各ワイパ組立体125,126 のため
に構成することもできる。前記ワイパ192 は、モータ10
5 のような、サービス・ステーション用モータに、矢印
193 で示されるように前記ワイパ192 に対して回転運動
を与えるように例えば、通常の歯車列によって結合でき
る回転筒形台194 上に取り付けらる。
【0061】クリーナ支持体195 は、随意の吸収性パッ
ド196 を支持するように前記サービス・ステーション枠
体46から突出し、前記吸収性パッド196 は前述した吸収
性パッド195 と同じ材料から成る。複数本のワイパ清浄
化ファイバ198 は、前記クリーナ支持体195 から、及び
もしも具備しているならば前記吸収性ハッド196 から突
出し、前記ワイパ192 の表面と交差して清浄化する。前
記ファイバ198 は図6に関連して真っ直ぐな剛毛として
図示されているが、図7の巻き毛のファイバ182 及びル
ープ形ファイバ182'が、その構造的均等体は勿論、前記
二方向ワイパ清浄化装置190 においても実施できること
は明らかである。このような回転払拭装置を利用する市
販のインクジェツト・プリンタは、カリフォルニア州パ
ロアルト市のヒューレット・パッカード社製の DeskJet
(登録商標)850C,855C,820C,870C 型の各プリンタとし
て販売され、これらのプリンタは前記二方向ワイパ清浄
化装置190 を組み入れるように変更可能である。
【0062】図9は、本発明に基づく更に別の実施態様
において、矢印204 で示される前記パレット120 に対し
て並進移動するように取り付けられた直立ワイパー202
を具備するように構成されるワイパ清浄化装置200 を示
す。前記ワイパー202 は前記各ワイパー組立体125,126
に関して前述したように構成される。好ましくは、前記
プリントヘッド・キャリツジ40は、そこから複数本のフ
アイバ・ワイパ清浄化要素208 を突設する随意の吸収性
パッド206 を支持する。前記フアイバ・ワイパ清浄化要
素208 は、図6に関連して前述したような真っ直ぐな剛
毛として図示してあるが、図7の巻き毛のファイバ182
又はループ形ファイバ182'が前記二方向ワイパ清浄化装
置190 においても実施できることは明らかである。
【0063】前記キャリッジ取り付け式ワイパ清浄化装
置200 において、前記ワイパ202 は先ず、前記パレット
120 が矢印204 の方向に移動すると、前記各プリントヘ
ッド54,56 に係合してこれを清浄化する。前記各プリン
トヘッド54,56 を払拭した後、前記ワイパ202 は矢印20
4 によって示したように継続し、前記ワイパ清浄化装置
200 の前記各ファイバ208 に係合する。この運動は前記
ワイパ202 の一方の側面を清浄化し、矢印204 と反対の
方向への前記パレット120 の復帰運動は、前記ワイパ20
2 の反対側面を清浄化して前記払拭行程の最終段階で前
記プリントヘッドに清浄な払拭面を提供する。更に、前
記各ファイバ清浄化要素172,182,182',198,208は夫々側
面図で示してあるが、前記サービス・ステーション45の
全幅にわたり前記ファイバの連続帯であるよりもむし
ろ、前記各要素が個別の前記各ワイパ組立体125,126 及
び各マッド・フラップ140,142 を清浄化することに専用
される小幅の清浄化区分に分離されていれば、一層望ま
しいことは明らかである。
【0064】前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',1
98,208を各区分に分離することは、前記各ファイバに沿
った毛管引力作用又は前記随意の吸収性パッド175,196,
206を介して、前記黒インク用ワイパ組立体125 と前記
カラーインク用ワイパ組立体126 間のインクの相互汚染
が都合良く回避される。勿論、前記各専用清浄化区分を
それらの間に単なる間隙で物理的に分離するよりもむし
ろ、ある実用化においては前記各区分間に水分不浸透性
バリアを挿設することが望ましく、前記水分不浸透性バ
リアは更に、一方の前記区分のファイバから跳ね飛ばさ
れた前記インク残滓と他方の前記区分のファイバへ跳ね
飛ばされた前記インク残滓による汚染を防止することに
役立つ。
【0065】前記各ファイバ清浄化要素172,182,182',1
98,208を前記各ワイパ組立体125,126 を清浄化すること
に専用される前記各清浄化区分に分離する概念は、サー
ビス中、前記各プリントヘッド54,56 によって分配され
る異なったインクの化学特性の間に相容れないものが存
在する場合特に有用である。例えば、ある種の染料主体
のインク合成物と顔料主体のインク合成物は、優れたプ
リント・イメージを生成するが、しかしながら、サービ
ス中に両者が混合されるとゼリー状の残滓を形成してい
まう。前記ゼリー状の残滓は、乾燥しているゴム接着剤
の濃度を有し、前記各ワイパ及び又は各プリントへッド
から前記ゼリー状の残滓を払拭することが非常に困難で
ある。従って、サービス中不注意に混合された場合、相
容れない化学特性を有するインクを使用するインクジェ
ット・プリント装置に対して、全ての前記サービス・ス
テーション構成要素によるこれらのプリントへッドの個
別のサービスは、前記各ファイバ・ワイパ清浄化装置17
0,180,190,200 によって容易に達成される望ましい特徴
点である。
【0066】以上記述した本発明の各実施態様は限定的
なものでなく、例示的なものとして解釈されるべきであ
り、上述の各実施態様は当業者が本発明の特許請求の範
囲に規定する本発明の範囲から逸脱することなくそれら
の実施態様を変更例を作ることができることを認めるべ
きである。なお、本発明によるファイバ清浄化装置の各
実施態様を列挙すれば、概ね以下の通りである。
【0067】1) シャーシ(22)を有するインクジェット
・プリント装置(20)におけるインクジェット・プリント
ヘッド(54,56) を払拭した後、ワイパ(128,130,132,13
4,192) からインク残滓(164)を除去するファイバ清浄
化装置(170,180,190) であって、前記シャーシ(22)に
よって支持されるサービス・ステーション(100)、前記
サービス・ステーション(100)によって支持されて前記
プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該
プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去するワ
イパ(128,130,132,134,192)、及び前記サービスステー
ション(100)によって支持されて前記ワイパ(128,130,
132,134,192)に選択的に接触し、払拭して該ワイパから
前記インク残滓(164)を除去する複数本のファイバから
成るファイバ・クリーナ(172,182,182',198)を、具備し
て成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0068】2) シャーシ(22)を有するインクジェット
・プリント装置(20)におけるインクジェット・プリント
ヘッド(54,56) を払拭した後、ワイパ(128,130,132,13
4,192) からインク残滓(164)を除去するファイバ清浄
化装置(200) であって、前記シャーシ(22)によって支
持されるサービス・ステーション(100)、プリント領域
(25)と前記サービス・ステーション(100)の間で前記プ
リントヘッド(54,56)を往復動させるためのキャリッジ
(40)、前記サービス・ステーション(100)によって支持
されて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、
払拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を
除去するワイパ(128,130,132,134,192)、及び前記サー
ビスステーション(100)によって支持されて前記プリン
トヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭して該プリン
トヘッドから前記インク残滓(164)を除去する複数本の
ファイバから成るファイバ・クリーナ(208) を、具備し
て成ることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0069】3) 上記1)又は2)のファイバ清浄化装置(1
70,180,190,200) であって、前記ワイパ(128,130,132,
134,192,202)が、弾力性材料のブレードから成り、前記
複数本のフアイバ(172,182,182',198,208)が、前記ワイ
パ(128,130,132,134,192,202)のブレードに接触して清
浄化する場合、共に押圧されて前記インク残滓(164)を
隣接する各ファイバの間から圧搾するように配設される
ことを特徴とするファイバ清浄化システム。
【0070】4) 上記1)〜3)の何れかのファイバ清浄化
装置(170,180,190,200) であって、前記ファイバクリー
ナ(172,182,182',198,208)が、少なくとも幾つかの前記
複数本のファイバに隣接して前記液体インク残滓(164)
を吸収する吸収性部材(175,196) を具備することを特徴
とするファイバ清浄化装置。
【0071】5) 上記4)のファイバ清浄化装置(170,18
0,190,200) であって、少なくとも幾つかの前記複数本
のファイバ(172,182,182',198,208)が、それらの間に前
記インク残滓(164)の液体成分の少なくとも幾らかを毛
管作用によって前記吸収性部材(175,196)に向けて引き
出す流路(174) を画成するように位置決めされる前記各
隣接ファイバによって配列されることを特徴とするファ
イバ清浄化装置。
【0072】6) 上記1)〜5)の何れかのファイバ清浄化
装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイ
バ(172,182,182',198,208)が、略細長の剛毛であること
を特徴とするファイバ清浄化装置。
【0073】7) 上記1)〜6)の何れかのファイバ清浄化
装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイ
バ(172,182,182',198,208)が、巻き毛の絡み合った形態
であることを特徴とするファイバ清浄化装置。
【0074】8) 上記1)〜7)の何れかのファイバ清浄化
装置(170,180,190,200) であって、前記複数本のファイ
バ(172,182,182',198,208)が、フック及びループ織物フ
ァスナのループ形ファスナ部から成ることを特徴とする
ファイバ清浄化装置。
【0075】9) イメージをプリントするためのインク
ジェット・プリント装置(20) であって、前記インクジ
ェット・プリント装置(20) が、シャーシ(22) 、前記
イメージのプリント中にインク残滓(164)を堆積するイ
ンクジェット・プリントヘッド(54,56)、前記シャーシ
(22)によって支持されるサービス・ステーション(10
0)、前記サービス・ステーション(100)によって支持さ
れて前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払
拭して該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除
去するワイパ(128,130,132,134,192,202)、及び上記1)
〜8)の何れかのファイバ清浄化装置に基づくファイバ清
浄化装置(170,180,190,200) を具備して成ることを特徴
とするファイバ清浄化装置。
【0076】10) インクジェット・プリント装置(2
0) におけるインクジェット・プリントヘッド(54,56)
から堆積されたインク残滓(164)を払拭する方法であっ
て、前記インクジェット・プリントヘッド(54,56)及び
その上に堆積する前記インク残滓(164)を介してインク
を排出させ、ワイパ(128,130,132,134,192,202)を利用
して前記インクジェット・プリントヘッド(54,56)から
前記堆積されたインク残滓(164)を払拭し、しかる後、
前記ワイパ(128,130,132,134,192,202)及び少なくとも
その幾らかが前記ワイパに係合する複数本のファイバを
有するファイバ・クリーナ(172,182,182',198,208)の相
対運動による前記ワイパを前記ファイバ・クリーナによ
って清浄化することを特徴とするファイバ清浄化方法。
【0077】
【発明の効果】種々の利点が前記各ファイバ・ワイパ清
浄化装置170,180,190,200 を利用して実現される。例え
ば、例示した前記各ファイバ・ワイパ清浄化装置170,18
0,190,200 は、前記各ワイパ組立体125,126 及び各マッ
ド・フラップ140,142 上ばかりでなく、前記各ファイバ
清浄化要素172,182,182',198,208の上に堆積するインク
も、前記各剛毛を共に圧搾して隣接する前記各剛毛間に
捕捉された前記インク残滓を押し出すポンピング運動を
介して減少させることが可能になった。更に、前記各フ
ァイバ清浄化要素172,182,182',198,208の弾力性は、前
記初期の硬質スクレーパ・バーよりも柔軟な清浄化面を
提供し、前記各ワイパ組立体125,126 の清浄化による該
ワイパの磨耗を減少又は排除させることが可能になっ
た。最後に、前記初期の硬質スクレーパ・バーを使用し
て経験する不快なクリック・ノイズは、前記剛毛ワイパ
清浄化装置170 を使用して前記各ワイパー組立体125,12
6 及び各マッド・フラップ140,142 を清浄化することに
よって80%以上減少させ、同様の騒音低減効果は此処に
例示した前記他のファイバ清浄化要素182,182',198,208
を使用しても可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくインクジェット・プリントヘッ
ドを清浄化するためのファイバ清浄化装置を有するプリ
ントヘッド・サービスステーションを一部破断して示し
たインクジェット・プリンタの斜視図である。
【図2】図1のサービス・ステーションの拡大斜視図で
ある。
【図3】各プリントヘッドを払拭した直後を示すサービ
ス・ステーションの各ワイパ及び各マッド・フラップの
拡大正面図である。
【図4】図2の4−4線に沿って切断し示し且つ図2の
左側に移動する本発明のファイバ清浄化装置の拡大側面
図である。
【図5】図2の4−4線に沿って切断し示し且つ図2の
右側に移動する本発明のファイ
【図6】本発明の他の実施態様におけるファイバ清浄化
装置の拡大側面図である。
【図7】本発明の別の実施態様におけるファイバ清浄化
装置の拡大側面図である。
【図8】本発明の更に別の実施態様におけるファイバ清
浄化装置の拡大側面図である。
【図9】本発明の更に別の実施態様におけるファイバ清
浄化装置の拡大側面図である。
【符号の説明】
20 インクジェット・プリンタ 22 シャーシ 25 プリント領域 26 プリント媒体処理装置 28 供給トレー 30 出力シート乾燥翼部材 32 出力トレー 34 調節レバー 35 封筒供給スロット 36 プリンタ・コントロラ 38 キャリッジ案内ロッド 40 プリントヘッド・キャリッジ 44 サービス領域 45 サ−ビス・ステーション 46 サ−ビス・ステーション枠体 48 排液溜部 50 黒インク用ペン 52 カラーインク用ペン 54 黒インク用プリントヘッド 56 カラーインク用プリントヘッド 100 サ−ビス・ステーション装置 102 基礎部材 103 長孔 104 調節ポスト 105 ステッパモータ 106 第1 の伝達歯車 108 第2 の伝達歯車 110 ボンネット 112 テーパ付案内 116 軸部 117 軸受台 118 ラック歯車 120 パレット 124 ワイパ支持部 125 プリントヘッド・ワイパ支持部 126 プリントヘッド・ワイパ支持部 128 ワイパ・ブレード部 130 ワイパ・ブレード部 132 ワイパ・ブレード部 134 ワイパ・ブレード部 136 チーク部 138 チーク部 140 マッド・フラップ 142 マッド・フラップ 144 ワイパ台 146 係止タブ 149 フック 150 閉蓋組立体 152 蓋体支持スレッド 154 黒インク用蓋体 156 カラーインク用蓋体 158 ヨーク部材 164 インク残滓 165 微小異物 166 クリナ・バー 168 覆い部材 170 ファイバ・ワイパ清浄化装置 172 剛毛 175 吸収性パッド 180 ファイバ・ワイパ清浄化装置 182 巻き毛のファイバ 190 二方向ワイパ清浄化装置 192 回転ワイパ 196 吸収性パッド 198 ファイバ清浄化要素 200 ファイバ・ワイパ清浄化装置 202 直立ワイパ 208 ファイバ・ワイパ清浄化部材
フロントページの続き (72)発明者 ジャック・エル・ブルクマン アメリカ合衆国 ワシントン,ヴァンクヴ ァー,シー・ティー・132ンド,エス・イ ー 2006

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシを有するインクジェット・プリ
    ント装置におけるインクジェット・プリントヘッドを払
    拭した後、ワイパからインク残滓を除去するファイバ清
    浄化装置であって、 前記シャーシ(22)によって支持されるサービス・ステ
    ーション(100)と、 前記サービス・ステーション(100)によって支持されて
    前記プリントヘッド(54,56)に選択的に接触し、払拭し
    て該プリントヘッドから前記インク残滓(164)を除去す
    るワイパ(128,130,132,134,192)と、 前記サービスステーション(100)によって支持されて前
    記ワイパ(128,130,132,134,192)に選択的に接触し、払
    拭して該ワイパから前記インク残滓(164)を除去する複
    数本のファイバから成るファイバクリーナ(172,182,18
    2',198) とを具備して成ることを特徴とするファイバ清
    浄化装置。
JP00791098A 1997-01-31 1998-01-19 ファイバ清浄化装置 Expired - Fee Related JP4166311B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/791,712 US5949448A (en) 1997-01-31 1997-01-31 Fiber cleaning system for inkjet printhead wipers
US791-712 1997-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10217492A true JPH10217492A (ja) 1998-08-18
JP4166311B2 JP4166311B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=25154571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00791098A Expired - Fee Related JP4166311B2 (ja) 1997-01-31 1998-01-19 ファイバ清浄化装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5949448A (ja)
EP (1) EP0856404B1 (ja)
JP (1) JP4166311B2 (ja)
DE (1) DE69809092T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7699432B2 (en) 2001-09-05 2010-04-20 Marvell International Technology Ltd. Method and system of capping that employs a treadmill belt
US7828410B2 (en) 2006-05-11 2010-11-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
JP2012514300A (ja) * 2008-12-27 2012-06-21 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 連続印刷用の飛散防止装置および方法

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997128A (en) * 1997-05-30 1999-12-07 Hewlett-Packard Company Translational service station for imaging inkjet printheads
US6520621B1 (en) 1999-01-08 2003-02-18 Hewlett-Packard Company Dual wiper scrapers for incompatible inkjet ink wipers
GB2350322B (en) 1999-01-29 2002-10-30 Hewlett Packard Co Cleaner kit for an inkjet printer
US6189999B1 (en) 1999-04-30 2001-02-20 Hewlett-Packard Company Multi-faceted wiper scraper system for inkjet printheads
US6220691B1 (en) 1999-04-30 2001-04-24 Hewlett-Packard Company Fiber tracking management system for inkjet printheads
JP2001010081A (ja) 1999-06-30 2001-01-16 Canon Inc インクジェットカートリッジ、インクジェット装置、およびインクジェットカートリッジの製造方法
US6289642B1 (en) 1999-07-29 2001-09-18 Aranar, Inc. Method and window structure in buildings for protecting glass panes during storms
DE60036669D1 (de) * 1999-08-09 2007-11-22 Seiko Epson Corp Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung
EP1078765B1 (en) 1999-08-26 2006-07-19 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Grooved tip wiper for cleaning inkjet printheads
US6193357B1 (en) 1999-09-24 2001-02-27 Hewlett-Packard Company Contoured cross-sectional wiper for cleaning inkjet printheads
US6367904B1 (en) 1999-12-23 2002-04-09 Hewlett-Packard Company Wiper cleaning apparatus and method of using same
US6561619B1 (en) * 2000-01-31 2003-05-13 Hewlett-Packard Company Flipping wiper scraper system for inkjet printheads
US6402291B1 (en) 2000-01-31 2002-06-11 Hewlett-Packard Company Composite wiper for inkjet printheads
US6318837B1 (en) 2000-01-31 2001-11-20 Hewlett-Packard Company Bristled scraper cleaning system for inkjet printheads
US6238035B1 (en) 2000-01-31 2001-05-29 Hewlett-Packard Company Indexing scraper cleaning method and system for inkjet printheads and printing mechanism including the system
GB2389079B (en) * 2000-01-31 2004-07-21 Hewlett Packard Co Flipping wiper scraper system for inkjet printheads
US6409303B1 (en) 2000-03-31 2002-06-25 Hewlett-Packard Company Two-stage scraper system for inkjet wipers
US6648448B1 (en) 2000-05-12 2003-11-18 Lexmark International, Inc. Waste ink management system for an ink jet printer
US7052106B1 (en) * 2000-09-13 2006-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Print head recovery
US6530643B1 (en) 2000-11-09 2003-03-11 Lexmark International, Inc. Rotary wiping assembly for a nozzle plate in an ink jet printer
US6513903B2 (en) 2000-12-29 2003-02-04 Eastman Kodak Company Ink jet print head with capillary flow cleaning
KR100416248B1 (ko) * 2001-01-19 2004-01-31 삼성전자주식회사 와이퍼 크리너를 구비한 잉크젯 프린터의 와이핑 장치
US6533377B2 (en) 2001-01-31 2003-03-18 Hewlett-Packard Company Cleaning system for cleaning ink residue from a sensor
US6454374B1 (en) 2001-01-31 2002-09-24 Hewlett-Packard Company Uni-directional waste ink removal system
US6454373B1 (en) 2001-01-31 2002-09-24 Hewlett-Packard Company Ink drop detector waste ink removal system
US6572215B2 (en) 2001-05-30 2003-06-03 Eastman Kodak Company Ink jet print head with cross-flow cleaning
US6898907B2 (en) 2001-06-12 2005-05-31 Aranar, Inc. Structures, window protection systems and methods for protecting glass panes during storms
US20030024178A1 (en) * 2001-08-03 2003-02-06 Diamond Jeffrey H. Stabilized window structures and methods for stabilizing and removing shattered window panes
US7134244B2 (en) * 2001-08-03 2006-11-14 Aranar, Inc. Stabilized window structures and methods of stabilizing and removing shattered glass from window structures
US6655781B2 (en) 2001-10-30 2003-12-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Curved wiper blade system for inkjet printheads
US6637859B2 (en) 2002-02-11 2003-10-28 Lexmark International, Inc. Ink jet mist control system
US6692100B2 (en) 2002-04-05 2004-02-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Cleaning apparatus and method of assembly therefor for cleaning an inkjet print head
US6692101B2 (en) * 2002-04-26 2004-02-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for servicing an inkjet print head
US6896353B2 (en) * 2003-04-24 2005-05-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkjet printhead squeegee
US6869164B2 (en) * 2003-05-29 2005-03-22 Lexmark International, Inc. Maintenance station having acoustical dampening for use in an imaging apparatus
WO2005007414A1 (en) * 2003-07-17 2005-01-27 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Waste ink tank and ink jet printer apparatus using the same
JP4942139B2 (ja) * 2004-12-28 2012-05-30 キヤノン株式会社 インクジェットヘッドの清浄化装置
CN101090826B (zh) * 2004-12-28 2010-05-12 佳能株式会社 用于喷墨头的液体和确定其组分含量的方法和稳定组分比例的方法
JP4942138B2 (ja) 2004-12-28 2012-05-30 キヤノン株式会社 ヘッド清浄化方法およびインクジェット記録装置
US20090179930A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead priming protocol
US8313165B2 (en) 2008-01-16 2012-11-20 Zamtec Limited Printhead nozzle face wiper with non-linear contact surface
US8277026B2 (en) * 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printhead cartridge insertion protocol
US20090179951A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead nozzle face wiper with multiple overlapping skew blades
US20090179948A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle face wiper having a single contact blade
US20090179961A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with variable speed wiper element
US20090179962A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead wiping protocol for inkjet printer
US8118422B2 (en) * 2008-01-16 2012-02-21 Silverbrook Research Pty Ltd Printer with paper guide on the printhead and pagewidth platen rotated into position
US8596769B2 (en) 2008-01-16 2013-12-03 Zamtec Ltd Inkjet printer with removable cartridge establishing fluidic connections during insertion
US20090179957A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with pagewidth absorbent element
US20090179942A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle wiper movable parallel to media feed direction
US8277025B2 (en) * 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printhead cartridge with no paper path obstructions
US20090179947A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facility with nozzle face wiper having independent contact blades
US8277027B2 (en) * 2008-01-16 2012-10-02 Zamtec Limited Printer with fluidically coupled printhead cartridge
US20090179954A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead nozzle face wiper blade with multiple, inclined contact sections
US8246142B2 (en) * 2008-01-16 2012-08-21 Zamtec Limited Rotating printhead maintenance facility with symmetrical chassis
US20090179944A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead maintenance facilty with elongate nozzle face wiper
DE202008007604U1 (de) 2008-06-06 2008-08-21 Francotyp-Postalia Gmbh Vorrichtung zur Reinigung von Wischelementen für einen Tintendruckkopf
US8376509B2 (en) * 2009-07-31 2013-02-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Apparatus for wiping
DE102010013044A1 (de) * 2010-03-26 2011-09-29 Eastman Kodak Co. Verfahren und Vorrichtung zum Aufnehmen überschüssiger Tinte
US8382239B2 (en) 2011-01-31 2013-02-26 Xerox Corporation Apparatus for removing ink from surfaces of components in a printer
KR101289501B1 (ko) * 2011-02-08 2013-07-24 이구환 디스펜싱용 젯 밸브의 노즐 청소 블레이드
US8684506B2 (en) 2011-08-29 2014-04-01 Xerox Corporation Apparatus and method for collecting and expelling phase change ink in a printer
US8727485B2 (en) 2012-05-14 2014-05-20 Xerox Corporation Three position printhead wiper assembly
US10906058B2 (en) * 2017-01-27 2021-02-02 Nordson Corporation Systems and methods for inspecting and cleaning a nozzle of a dispenser
US10710370B2 (en) 2018-12-18 2020-07-14 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printhead inactivity
US10814631B2 (en) 2019-02-11 2020-10-27 Xerox Corporation Inkjet printhead cap having rotatable panels
US10696052B1 (en) 2019-02-11 2020-06-30 Xerox Corporation Submersion cap devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10857798B2 (en) 2019-02-11 2020-12-08 Xerox Corporation Cap and evaporative devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10894411B2 (en) 2019-02-11 2021-01-19 Xerox Corporation Cap and application devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10800174B2 (en) 2019-02-11 2020-10-13 Xerox Corporation Evaporative ink-blocking film devices stabilizing ink in nozzles of inkjet printheads
US10710371B1 (en) 2019-02-11 2020-07-14 Xerox Corporation Inkjet printhead cap having latching system
US10717284B1 (en) 2019-03-28 2020-07-21 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printer inactivity
US10889117B2 (en) 2019-03-28 2021-01-12 Xerox Corporation System and method for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printer inactivity
US11926160B2 (en) 2019-04-26 2024-03-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Evaluating surfaces
US11052662B2 (en) * 2019-12-06 2021-07-06 Xerox Corporation Inkjet printhead wiper cleaning system having cleaning fluid supplied brush

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4306245A (en) * 1978-09-21 1981-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet device with cleaning protective means
US4340897A (en) * 1981-07-29 1982-07-20 Pitney Bowes Inc. Cleaning device for writing heads used in ink jet recorders and printers
JPH0797237B2 (ja) * 1986-10-31 1995-10-18 キヤノン株式会社 反転画像形成方法
GB2203994B (en) * 1987-03-31 1991-12-11 Canon Kk Liquid injection recording apparatus and liquid-repellent process method used for the apparatus
DE3713794A1 (de) * 1987-04-24 1988-11-10 Siemens Ag Vorrichtung zum reinigen und verschliessen der duesenflaeche eines tintenkopfes
US5115250A (en) * 1990-01-12 1992-05-19 Hewlett-Packard Company Wiper for ink-jet printhead
US5051758A (en) * 1990-05-25 1991-09-24 Xerox Corporation Clean printhead cleaner
DE69224921T2 (de) * 1991-01-11 1998-08-27 Canon Kk Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
JP3253713B2 (ja) * 1992-11-13 2002-02-04 株式会社リコー 記録ヘッドのヘッド面清掃装置
JP3535885B2 (ja) * 1992-12-16 2004-06-07 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7699432B2 (en) 2001-09-05 2010-04-20 Marvell International Technology Ltd. Method and system of capping that employs a treadmill belt
US7828410B2 (en) 2006-05-11 2010-11-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
JP2012514300A (ja) * 2008-12-27 2012-06-21 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 連続印刷用の飛散防止装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4166311B2 (ja) 2008-10-15
DE69809092D1 (de) 2002-12-12
DE69809092T2 (de) 2003-07-24
EP0856404A1 (en) 1998-08-05
EP0856404B1 (en) 2002-11-06
US5949448A (en) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4166311B2 (ja) ファイバ清浄化装置
EP0724959B1 (en) Wet capping system for inkjet printheads
US5815176A (en) Multi-finned wiping system for inkjet printheads
KR100516761B1 (ko) 와이핑시스템,잉크젯프린트장치및잉크젯프린트헤드청소방법
US6168258B1 (en) Translational service station for imaging inkjet printheads
US6189999B1 (en) Multi-faceted wiper scraper system for inkjet printheads
JP3527312B2 (ja) サービスステーションおよびインクジェットプリントヘッド拭き取り方法
TW500667B (en) An inkjet mechanism, and a service station and servicing method for an inkjet printhead of the inkjet printing mechanism
JP3930587B2 (ja) インクジェット・プリントヘッドのサービス方法
JP4366175B2 (ja) インクジェット記録装置
US6755502B2 (en) Sliced sponge scraper system for inkjet wipers
JPH08207296A (ja) インクジェットプリントヘッドの拭き取り方法および装置、並びにインクジェット印刷機構
JPH09131884A (ja) インクジェットプリントヘッド用吸収性可動スピッティングステーション
US6533377B2 (en) Cleaning system for cleaning ink residue from a sensor
JP3819223B2 (ja) インクジェットプリントヘッドのクリーニング用溝付きチップ形ワイパー
US6688723B2 (en) Two-stage scraper system for inkjet wipers
JP2005199597A (ja) 液体噴射装置
US6318837B1 (en) Bristled scraper cleaning system for inkjet printheads
US6220691B1 (en) Fiber tracking management system for inkjet printheads
JP3832272B2 (ja) ヘッド吐出特性維持装置及びそれを備えたインクジェット式プリンタ
JP2816902B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2001018417A (ja) インクジェット式記録装置
JPH11138831A (ja) インクジェット記録装置の回復系
JP2004122619A (ja) クリーニング機構部及びインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees