JPH1021433A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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Publication number
JPH1021433A
JPH1021433A JP8188445A JP18844596A JPH1021433A JP H1021433 A JPH1021433 A JP H1021433A JP 8188445 A JP8188445 A JP 8188445A JP 18844596 A JP18844596 A JP 18844596A JP H1021433 A JPH1021433 A JP H1021433A
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JP
Japan
Prior art keywords
passage
gate
traffic
closing
speed
Prior art date
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Application number
JP8188445A
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English (en)
Inventor
Takashi Tsubouchi
隆司 壺内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH1021433A publication Critical patent/JPH1021433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、通行体の通行規制に際して、通行
体の様々な通行条件に応じた複数種類の閉制御モードを
設けておき、この中から最適な閉制御モードを選択して
通行体の通行状態に応じた安全性の高い通行規制動作を
行わせることができる自動改札機の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、通行体の通行位置を検知する
通行位置検知手段の検知データに基づいて通路ゲートを
閉制御する自動改札機であって、上記通行位置検知手段
の検知データに基づいて通路ゲートの閉制御を変更する
変更手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば鉄道や空
港の改札口に設置される自動改札機に関し、さらに詳し
くは通行者の通行位置や通行速度に応じて通路ゲートを
開閉制御する安全性の高い自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、鉄道の駅務に設置される自動改札
機を例にとって説明すると、図13〜図15に示すよう
に、左右に平行する装置本体131,131間に形成さ
れる改札通路132を、その出口側で扉133を開閉操
作して通行者134a,134bの通行を許容・規制し
ている。
【0003】この場合、通行者の改札データを読取ると
共に、改札通路132に沿って配設した数個の透過型光
電検知センサ135…が通行者134を検知することに
よって扉133を開閉制御している。
【0004】しかし、この種の自動改札機は通行者を検
知したとき、そのときの通行位置や通行速度を通行条件
に取入れず、一定のタイミングで扉を開閉制御している
ため、通行状態によっては扉が通行者を叩いたり、通行
者が不測に衝突してしまうことがあった。
【0005】例えば、図15に示すように、先通行者1
34aの通行直後に後通行者134bが無札あるいは無
効券で勢いよく通行したとき、これに連動して扉133
が閉動作する時に先通行者134aを叩いてしまうこと
があった。
【0006】また、券の搬送送れや詰り発生等で券の判
定が遅れた場合、通行者は通路中央部まで達しているた
め、無効と判定したときは直前で閉動作する扉の認知が
遅れて扉と衝突してしまう場合があった。さらに、手足
の長い長身者、不規則な動きを伴いやすい子供、先通行
者や後通行者が特異な手荷物を持っている場合にも、誤
検知して扉が通行者に当たる恐れがあり、特に勢いよく
通行する通行者の場合は転倒する恐れがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、通
行体の通行規制に際して、通行体の様々な通行条件に応
じた複数種類の閉制御モードを設けておき、この中から
最適な閉制御モードを選択して通行体の通行状態に応じ
た安全性の高い通行規制動作を行わせることができる自
動改札機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通行体の通行位置を検知する通行位置検知手段の検知デ
ータに基づいて通路ゲートを閉制御する自動改札機であ
って、上記通行位置検知手段の検知データに基づいて通
路ゲートの閉制御を変更する変更手段を備えたことを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、通行体の通行速度
を検知する通行速度検知手段の検知データに基づいて通
路ゲートを閉制御する自動改札機であって、上記通行速
度検知手段の検知データに基づいて通路ゲートの閉制御
を変更する変更手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、通行規制データの
検知時に、通行位置検知手段が通路前段部で通行体を検
知したとき、通路中央部で通行体を検知したときよりも
通路ゲートの閉速度を速める変更手段を備えたことを特
徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、通行規制データの
検知時に、通行位置検知手段が通路後段部で通行体を検
知したとき、通路ゲートの閉速度を途中の閉位置まで高
速閉制御し、その後は低速閉制御する変更手段を備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、通行規制データの
検知時に、通行位置検知手段が通路後段部の通路ゲート
付近で通行体を検知したとき、通路ゲートを低速閉制御
する変更手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、通行規制データの
検知時に、通行速度検知手段が通路方向の複数の検知位
置で通行速度を検知し、その最低検知速度を通行体の通
行速度として通路ゲートを閉制御する変更手段を備えた
ことを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、通路ゲートに通行
体が接触したとき、通路ゲートの閉制御を停止する変更
手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明によれば、通行体を通行規制すると
き、その通行体の通行位置を通行位置検知手段が検知す
ることに基づいて、変更手段は通行体と通路ゲートとの
位置関係から通路ゲートの閉制御に適した設定条件に変
更する。同じく、通行体を通行規制するとき、その通行
体の通行速度を通行速度検知手段が検知することに基づ
いて、変更手段は通行体と通路ゲートとの位置関係から
通路ゲートの閉制御に適した設定条件に変更する。
【0016】また、通行規制データに基づいて通行体を
通行規制するとき、通行位置検知手段が通路前段部で通
行体を検知すると、通路ゲートが通行体に当たる恐れが
ないため変更手段が通路中央部で通行体を検知したとき
よりも通路ゲートの閉速度を速める。
【0017】同じく、通行規制データに基づいて通行体
を通行規制するとき、通行位置検知手段が通路後段部で
通行体を検知すると、通路ゲートが通行体に当たる恐れ
があるため変更手段が通路ゲートの閉速度を途中の閉位
置まで高速閉制御し、その後は低速閉制御する。
【0018】また、通行規制データに基づいて通行体を
通行規制するとき、通行位置検知手段が通路後段部の通
路ゲート付近で通行体を検知すると、通路ゲートが通行
体に当たる恐れが十分にあるため変更手段が通路ゲート
を低速閉制御する。
【0019】さらに、通行規制データに基づいて通行体
を通行規制するとき、通行速度検知手段が通路方向の複
数の検知位置で通行速度を検知し、動きの速い手足や手
荷物と動きの遅い通行体自体とを区別して、その最低検
知速度を通行体の通行速度に捉えて変更手段が通路ゲー
トを閉制御する。
【0020】また、通路ゲートに通行体が接触したと
き、変更手段は通路ゲートの閉制御を停止して、通行体
との接触を直ちに中断させる。
【0021】
【発明の効果】この結果、通路ゲートを閉動作するとき
は、通行体と通路ゲートとの位置関係や通行速度との関
係をとってから閉制御するため、通行体と通路ゲートと
の接触を回避した通行規制を施すことができ、通行体の
通行状態に応じた安全性の高い改札規制ができる。
【0022】例えば、通路ゲートの閉データを検知した
時に通行者が通路ゲートに接触する恐れがあると判定し
たとき、この通路ゲートを半分の閉位置までしか閉じな
いように設定すれば、通路ゲートとの接触を十分に抑制
することができる。
【0023】また、通路ゲートの閉データを検知した時
に通行者の位置を通路入口側と検知した場合は、出口側
で閉動作する通路ゲートと接触する恐れがないため、通
路ゲートの閉速度を速めて高速に閉制御することがで
き、通行者に素早くゲート閉を認知させて立止まらせる
ことができる。
【0024】また、通路ゲートの閉データを検知した時
に通行者の位置を通路出口側と検知した場合は、出口側
で閉動作する通路ゲートと接触する恐れがあるため、通
路ゲートを途中の閉位置まで高速閉制御し、その後は低
速閉制御して2段階に閉制御すれば、高速の閉制御時は
通路ゲートが通路中心の通行規制位置まで達しないた
め、通路ゲートは通行者に当たらず途中位置まで高速で
短時間に閉制御する。これに対し、低速の閉制御時は通
路ゲートが通路中心の通行規制位置に完全閉動作して通
行者に当たる恐れがあるが低速のため、緩やかな人に優
しい閉動作となり、仮に当たっても負荷が小さく安全で
ある。
【0025】また、通路ゲートの閉データを検知した時
に通行者の位置を通路出口側のゲート付近と検知した場
合は、通行者に当たる恐れが十分にあるため通路ゲート
を低速閉制御してゲート閉動作を容易に認知させて安全
性の高い通行規制を施すことができる。
【0026】また、通路方向の複数の検知位置で通行体
を検知すれば、手足の長い長身者、不規則な動きを伴い
やすい子供、通行者が特異な手荷物を持っている場合で
も正確にすることができる。特に、通行時の自然な手足
の動きや手荷物の振りは高速度に検知するため、最も低
速と検知した通行検知速度を通行者に特定すれば通行者
自体と他の検知要素とを明確に区別して検知性能の高い
閉制御ができる。また、通路ゲートに通行体が接触した
ときに通路ゲートの閉制御を停止するようにすれば、通
行体との強接触や衝突を回避して安全性を高めることが
できる。
【0027】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1および図2は駅務で使用される自動改札機
を示し、この自動改札機は改札機本体11の改札方向の
前後位置に両開き式の入口ゲート12aと、出口ゲート
12bを配設し、上面に磁気乗車券を挿脱する券投入口
13と券放出口14および案内表示器15を有し、さら
に左右に平行する改札機本体11,11間に形成される
改札通路16に沿って第1〜第8通行検知センサS1 〜
S8 を配設し、利用された乗車券データと通行者17の
検知信号に基づいて通行許容・規制するように構成して
いる。
【0028】上述の案内表示器15は、改札機本体11
の出口側上面に装備して、改札利用時の券の判定結果や
利用券種および改札利用案内を通行者17に文字にて表
示案内する。
【0029】また、第1〜第8通行検知センサS1 〜S
8 は、一方の改札機本体11の内側面に沿って改札方向
に第1〜第5通行検知センサS1 〜S5 を配設し、改札
機本体11の上面に同長さを有して立設した起立フレー
ム18に第6〜第8通行検知センサS6 〜S8 を配設し
ている。
【0030】この場合、第1〜第5通行検知センサS1
〜S5 は通行移動する人や媒体の変化状態を広域に検知
するイメージ検知センサを用いて通行者17を検知し、
また第6〜第8通行検知センサS6 〜S8 は相対向する
改札機本体11,11の一方の起立フレームの内側面に
投光器を配設し、他方の改札機本体の起立フレームの内
側面に受光器を配設して、ここを通行したときの通行者
17の遮光信号を検知する。
【0031】これら検知センサS1 〜S8 の検知信号を
読取って改札利用した通行者17の通行状態を検知する
ものであって、この改札通路16の通路入口から通路出
口までの検知領域間を、入口ゲートの位置に相当する第
1検知領域A1 、入口側の位置に相当する第2検知領域
A2 、通路中央の位置に相当する第3検知領域A3 、出
口側の位置に相当する第4検知領域A4 、出口ゲートの
位置に相当する第5検知領域A5 に区分し、この区分し
た各検知領域A1 〜A5 の位置と対応する通行者17の
検知位置と出口ゲート12bとの位置関係をとって閉制
御する。これにより、通行者17は出口ゲート12bと
の接触を的確に回避でき、通行者17の通行状態に応じ
た安全性の高い改札規制を施すことができる。
【0032】図3は自動改札機の制御回路ブロック図を
示し、CPU31はROM32に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM
33で読出し可能に記憶する。
【0033】磁気券処理機構34は、券投入口13に乗
車券が投入された時、券搬送装置34aを駆動して投入
された乗車券を搬送し、磁気ヘッド34bの位置で磁気
データを読取って乗車券の有効性を判定する。また、連
続する通行者17を一人ずつ改札処理するように投入口
シャッタ34cを開閉操作し、投入口検知センサ34d
で乗車券の投入を検知し、また放出口センサ34eで乗
車券が券放出口14に放出されたことを、また抜取られ
たことを検知確認する。
【0034】ゲート開閉機構35は、ゲート駆動モータ
35aを駆動して入口ゲート12a,12aまたは出口
ゲート12b,12bを開閉する。また、出口ゲート1
2b,12bに備えられたゲート接触検知センサ35b
で出口ゲート12bに通行者17が接触したことを検知
するように構成している。
【0035】通行者検知機構36は、既述した第1〜第
8通行検知センサS1 〜S8 の検知信号に基づいて通行
者の存在を検知し、また乗車券データが無効のとき、あ
るいは無券改札客のとき、警報器37より警報出力す
る。
【0036】ところで、CPU31は出口ゲート12
b,12bの閉制御に際して、通行者との位置関係をと
って安全性の高い様々な閉制御モードに切換えて通行規
制する。例えば、図4に示すように、CPU31が改札
不適な閉データを検知した時、通行者の位置や通行速度
の関係からCPU31は出口ゲートに通行者が当る恐れ
があると判定すると、その出口ゲート12b,12bを
半分の閉位置まで閉動作させる半閉モードに切換える。
これにより、出口ゲートは半分の閉位置までしか閉じな
いので相互に接近する通行者との接触を十分に抑制する
ことができる。
【0037】また、図5に示すように、CPU31が改
札不適な閉データを検知した時、そのときの通行者の位
置を通路入口側の第1〜第2検知領域A1 〜A2 で検知
した場合は、少し離れた出口側で閉動作する出口ゲート
12b,12bと接触する恐れがないため、CPU31
は出口ゲート12b,12bを高速全閉モードに切換え
る。これにより、出口ゲートの閉速度を速めて高速に閉
じることができ、この結果、通行者に素早くゲート閉を
認知させて立止まらせることができる。
【0038】また、図6に示すように、CPU31が改
札不適な閉データを検知した時、そのときの通行者の位
置を通路中央部の第3検知領域A3 または通路出口側の
第4検知領域A4 で検知した場合は、出口ゲート12
b,12bと接触する恐れがあるため、CPU31は出
口ゲートを2段階閉モードに切換える。これは、出口ゲ
ート12b,12bを途中の閉位置まで高速閉制御し、
その後は低速閉制御して2段階に閉制御する。これによ
り、高速閉制御時は出口ゲートが通路中心の通行規制位
置まで達しないため、出口ゲートは通行者に当たらず途
中位置まで高速で閉制御できる。これに続いて、低速閉
制御時は出口ゲートが通路中心の通行規制位置まで完全
閉動作して通行者に当たる恐れがあるが低速で緩やかな
ため人に優しい閉動作となり、仮に当たっても負荷が小
さく安全である。
【0039】また、図7に示すように、CPU31が改
札不適な閉データを検知した時、そのときの通行者の位
置を通路出口側の第4〜第5検知領域A4 〜A5 で検知
した場合は、出口ゲート12b,12bと接触する恐れ
が十分にあるため、CPU31は出口ゲート12b,1
2bを低速全閉モードに切換える。これにより、低速度
で緩やかに閉動作する出口ゲート12b,12bの閉動
作のため、この閉動作を容易に認知させて安全性の高い
通行規制ができる。
【0040】また、図8および図9に示すように、CP
U31が改札不適な閉データに連動して出口ゲート12
b,12bを閉動作した時、この出口ゲート12b,1
2bに通行者17が接触したことをゲート接触検知セン
サ35bがすると、その時点でCPU31は停止モード
に切換えて出口ゲート12b,12bの閉動作を停止す
る。これにより、通行者17との強接触や衝突を回避し
たり、和らげる安全性を高めた通行規制ができる。
【0041】また、CPU31は出口ゲートを閉動作す
るとき、通行者の通行速度との関係から出口ゲートとの
接触を回避した閉制御を施すことができる。これは、通
路方向に複数個配設した第1〜第8通行検知センサS1
〜S8 で通行者を検知することにより、通行者の通行速
度を求める。
【0042】この通行者の通行速度は V1 =S6 〜S7 間の距離/S6 〜S7 の検知時間差 V2 =S2 中央位置〜S7 間の距離/S2 中央位置〜S
7 の検知時間差 V3 =S6 〜S3 中央位置間の距離/S6 〜S3 中央位
置の検知時間差 V4 =S2 中央位置〜S3 中央位置間の距離/S2 中央
位置〜S3 中央位置の検知時間差 から求める。
【0043】この場合、通行時の自然な手足の動きや手
荷物の振りは高速度に検知するため、最も低速と検知し
た通行検知速度を通行者に特定すれば、通行者と他の検
知物体とを明確に区別して正確に通行者を特定できる。
【0044】このように構成された自動改札機の改札制
御動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
今、改札利用時に券投入口13に乗車券が投入される
と、この投入された乗車券のデータが磁気ヘッドで読取
られて有効性が判定され(ステップn1 〜n2 )、適正
と判定されると、対応する通行者17の通行位置を検知
して通行状態を確認する。このとき、通路中央の第3検
知領域A3 を通行していることを検知すると、出口ゲー
ト12bを開位置のまま待機させ(ステップn3 〜n5
)、各通行検知センサS1 〜S8 の検知信号によって
通行者が通行完了したことを検知確認すると、その通行
者の通行制御をリセットして次の通行者の改札処理に備
える(ステップn6 〜n8 )。
【0045】ところで、通行者17が無券あるいは無効
券で改札通路16の中央部へと通行して来た場合は(ス
テップn9 〜n10)、CPU31は改札不可データに基
づいて警報器37の警報を出力して通行不適な旨を報知
し、また案内表示器15で通行不適である旨を表示案内
して知らせると共に、出口ゲート12b,12bを閉動
作して通行者の通行を規制する(ステップn11)。
【0046】この場合、直前に先通行者が居る場合は、
出口ゲートが先通行者に当らないように閉制御する(ス
テップn12〜n13)。
【0047】次に、先通行者が出口ゲート付近に居る場
合の制御動作を図11のフローチャートを参照して説明
する。先通行者の適正な改札利用データの有効性が認め
られたとき(ステップn21〜n23)、これに連動して出
口ゲート12bが開駆動されて、その開位置で待機さ
れ、先通行者が通過するまで通行を保証して開放維持し
ている(ステップn24〜n25)。
【0048】この先通行者の通過確認後、直ちにリセッ
トして後通行者と混同しないように後通行者の改札処理
に備えるが、この場合、出口ゲート付近の開閉動作領域
に例えば子供等の先通行者が居ることを検知すれば、扉
が当る恐れがあるためCPU31は出口ゲート12b,
12bの開動作または閉動作を規制して、先通行者に出
口ゲートが当るのを回避し、開閉動作領域に先通行者が
居ないことを確認した時点で、CPU31は直ちに出口
ゲートを開または閉動作する(ステップn26〜n28)。
【0049】次に、この自動改札機の閉制御処理動作を
図12のフローチャートを参照して説明する。今、通行
者17の乗車券データが不適であることを検知すると、
この改札不可検知時点でCPU31は通行者の歩行速度
と通行位置を求め(ステップn31〜n32)、この通行状
態を求めた検知データからCPU31は通行者が出口ゲ
ート12bの閉駆動中に出口ゲートに近づいて当る恐れ
があるか否かを判定し、当る恐れがなければ出口ゲート
を閉動作して通行規制する(ステップn33〜n37)。
【0050】ところが、通行者が出口ゲートに当る恐れ
があれば、CPU31は図4に示すように、出口ゲート
を半閉モードにセットして出口ゲートとの接触を回避す
るように配慮する(ステップn38)。
【0051】また、通行位置を第1〜第2検知領域A1
〜A2 と検知した場合は、図5に示すように、CPU3
1は出口ゲートを高速全閉モードにセットし(ステップ
n39)、同じく、通行位置を第3検知領域A3 と検知し
た場合は、図6に示すように、CPU31は出口ゲート
を2段階閉モードにセットし(ステップn40)、さら
に、通行位置を第4〜第5検知領域A4 〜A5 と検知し
た場合は、図7に示すように、CPU31は出口ゲート
を低速全閉モードにセットし(ステップn41)、通行者
の通行状態に適した閉モードに切換えて出口ゲートを閉
動作する(ステップn42)。
【0052】また、このとき出口ゲートに通行者が接触
したり衝突した場合は、図8に示すように、CPU31
は出口ゲートを停止モードにセットして、直ちに出口ゲ
ートの動きを止め、通行者の保護を図りながら通行規制
する(ステップn43〜n44)。
【0053】一方、出口ゲートとの接触がなければ、そ
の直前で通行者が立止まって安全な通行規制がなされた
と判定し、次の通行者の改札制御に移る(ステップn4
5)。
【0054】上述のように、出口ゲートを閉動作すると
きは、通行者と出口ゲートとの位置関係や通行速度との
関係をとってから閉制御するため、通行者と出口ゲート
との接触を回避した通行規制を施すことができ、通行者
の通行状態に適した安全性の高い改札規制ができる。例
えば、出口ゲートの閉データを検知した時に通行者が出
口ゲートに接触する恐れがあると判定すると、この出口
ゲートを半分の閉位置までしか閉じないように設定し
て、出口ゲートとの接触を十分に抑制することができ
る。また、出口ゲートの閉データを検知した時に通行者
の位置を通路入口側と検知した場合は、出口ゲートと接
触する恐れがないため、出口ゲートの閉速度を速めて高
速に閉制御することができ、通行者に素早くゲート閉を
認知させて立止まらせることができる。また、出口ゲー
トの閉データを検知した時に通行者の位置を通路出口側
と検知した場合は、出口ゲートと接触する恐れがあるた
め、出口ゲートを途中の閉位置まで高速閉制御し、その
後は低速閉制御して2段階に閉制御すれば、高速閉制御
時は出口ゲートが通路中心の通行規制位置まで達しない
ため、通行者に当たらず途中位置まで高速で短時間に閉
制御する。これに対し、低速の閉制御時は出口ゲートが
通路中心の通行規制位置に完全閉動作して通行者に当た
る恐れがあるが低速で緩やかなため人に優しい閉動作と
なり、仮に当たっても負荷が小さく安全である。また、
出口ゲートの閉データを検知した時に通行者の位置を通
路出口側のゲート付近と検知した場合は、通行者に当た
る恐れが十分にあるため出口ゲートを低速閉制御する。
これによりゲート閉動作を容易に認知させて安全性の高
い通行規制を施すことができる。
【0055】また、通路方向を複数位置で通行者を検知
することにより、手足の長い長身者、不規則な動きを伴
いやすい子供、特異な手荷物を持っている通行者の場合
であっても正確に安全に通行規制することができる。特
に、通行時の自然な手足の動きや手荷物の振りは高速度
に検知するため、最も低速と検知した通行検知速度を通
行者に特定することにより通行者自体と他の検知要素と
を明確に区別して検知性能の高い閉制御ができる。ま
た、出口ゲートに通行者が接触したときに出口ゲートの
閉制御を停止することにより、通行者との強接触や衝突
を回避して安全性を高めることができる。
【0056】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の通行体は、実施例の通行者17
に対応し、以下同様に、通行位置検知手段および通行速
度検知手段は、通行者検知機構36を構成する第1〜第
8通行検知センサS1 〜S8 に対応し、通路ゲートは、
出口ゲート12bに対応し、変更手段は、CPU31お
よびゲート開閉機構35に対応し、通路前段部は、第
1,第2,第6検知領域A1 ,A2 ,A6 に対応し、通
路中央部は、第3,第7検知領域A3 ,A7 に対応し、
通路後段部は、第4,第5,第8検知領域A4 ,A5 ,
A8 に対応するも、この発明は上述の一実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動改札機の内側面を示す側面図。
【図2】この発明の自動改札機の通行位置検知状態を示
す平面図。
【図3】この発明の自動改札機の制御回路ブロック図。
【図4】この発明の自動改札機の半閉モードの通行規制
状態を示す要部平面図。
【図5】この発明の自動改札機の高速全閉モードの通行
規制状態を示す要部平面図。
【図6】この発明の自動改札機の2段階閉モードの通行
規制状態を示す要部平面図。
【図7】この発明の自動改札機の低速全閉モードの通行
規制状態を示す要部平面図。
【図8】この発明の自動改札機の停止モードの通行規制
状態を示す要部平面図。
【図9】この発明の自動改札機の停止モードの通行規制
状態を示す概略説明図。
【図10】この発明の自動改札機の改札制御動作を示す
フローチャート。
【図11】この発明の自動改札機の先通行者の処理動作
を示すフローチャート。
【図12】この発明の自動改札機の閉制御処理動作を示
すフローチャート。
【図13】従来の自動改札機を示す側面図。
【図14】従来の自動改札機の通行検知状態を示す正面
図。
【図15】従来の自動改札機の通行検知状態と出口ゲー
トの閉状態を示す平面図。
【符号の説明】
11…改札機本体 12b…出口ゲート 16…改札通路 17…通行者 S1 〜S8 …第1〜第8通行検知センサ A1 〜A8 …第1〜第8検知領域 31…CPU 35…ゲート開閉機構 35b…ゲート接触検知センサ 36…通行者検知機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通行体の通行位置を検知する通行位置検知
    手段の検知データに基づいて通路ゲートを閉制御する自
    動改札機であって、上記通行位置検知手段の検知データ
    に基づいて通路ゲートの閉制御を変更する変更手段を備
    えた自動改札機。
  2. 【請求項2】通行体の通行速度を検知する通行速度検知
    手段の検知データに基づいて通路ゲートを閉制御する自
    動改札機であって、上記通行速度検知手段の検知データ
    に基づいて通路ゲートの閉制御を変更する変更手段を備
    えた自動改札機。
  3. 【請求項3】変更手段は、通行規制データの検知時に、
    通行位置検知手段が通路前段部で通行体を検知したと
    き、通路中央部で通行体を検知したときよりも通路ゲー
    トの閉速度を速める請求項1記載の自動改札機。
  4. 【請求項4】変更手段は、通行規制データの検知時に、
    通行位置検知手段が通路後段部で通行体を検知したと
    き、通路ゲートの閉速度を途中の閉位置まで高速閉制御
    し、その後は低速閉制御する請求項1記載の自動改札
    機。
  5. 【請求項5】変更手段は、通行規制データの検知時に、
    通行位置検知手段が通路後段部の通路ゲート付近で通行
    体を検知したとき、通路ゲートを低速閉制御する請求項
    1記載の自動改札機。
  6. 【請求項6】変更手段は、通行規制データの検知時に、
    通行速度検知手段が通路方向の複数の検知位置で通行速
    度を検知し、その最低検知速度を通行体の通行速度とし
    て通路ゲートを閉制御する請求項2記載の自動改札機。
  7. 【請求項7】変更手段は、通路ゲートに通行体が接触し
    たとき、通路ゲートの閉制御を停止する請求項1または
    2記載の自動改札機。
JP8188445A 1996-06-28 1996-06-28 自動改札機 Pending JPH1021433A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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