JPH1021403A - 対応点抽出方法及び装置 - Google Patents

対応点抽出方法及び装置

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JPH1021403A
JPH1021403A JP8194103A JP19410396A JPH1021403A JP H1021403 A JPH1021403 A JP H1021403A JP 8194103 A JP8194103 A JP 8194103A JP 19410396 A JP19410396 A JP 19410396A JP H1021403 A JPH1021403 A JP H1021403A
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Katsuhiko Mori
克彦 森
Katsumi Iijima
克己 飯島
Kotaro Yano
光太郎 矢野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する画像中の被写体、背景の区別なく全
域で高精度の対応点抽出処理が行える対応点抽出方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 テンプレート画像作成部106は、デー
タ保管部105に保管されたテンプレートサイズデー
タ、またはテンプレートサイズ変更部109からのテン
プレートサイズデータ、或いは基準画像メモリ102か
らの基準画像を受け取り、テンプレート画像を作成し、
評価関数演算部107は基準画像と探索される画像メモ
リ103に保管されている探索される画像との評価値を
演算し、対応点候補とその評価値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の距離情報
を求める際に用いる対応点抽出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体の距離情報を画像を使
用して用いる手法として、図24(a)に示すように2
台以上のカメラ24a,24bを使用して被写体24c
を撮影し、各カメラ24a,24b間の視差を利用する
手法と、図24(b)に示すように1台のカメラ24d
が矢印方向に移動しながら被写体24cを撮影し、得ら
れる時系列画像間の運動視差を利用する手法等が知られ
ている。
【0003】上述した図24(a),(b)に示す両手
法において、距離を求める際に必要となる視差を求める
ために対応点抽出が行われる。この対応点抽出とは、図
24(a)に示す手法では、同期をとって左側カメラ2
4aで得られた画像と右側カメラ24bで得られた画像
上の全ての点での対応点を求めることである。また、図
24(b)に示す手法では、ある位置で得られた画像と
移動後の位置で得られた画像上の全ての点で対応点を求
めることである。なお、画像中、全点で対応を求めるの
は、画像中のどこに被写体が写っているのかが分からな
いためである。
【0004】この対応点抽出処理方法の代表的な手法の
1つとしてテンプレートマッチング法が知られている。
このテンプレートマッチング法とは、図25(a)に示
すように基準となる画像25a中の対応点をとりたい1
点Pを囲むテンプレート25bを考え、そのテンプレー
ト25bを探索される画像25c上全域に移動させ、各
点における類似度を計算することにより対応点を決定す
る方法である。
【0005】類似度を求める評価関数としては、下記
(1)式のように輝度値の差分を使用する関数や下記
(2)式のように輝度値の相関値を使用する関数があ
る。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】 上記(1),(2)式中でF(i,j)は、テンプレー
トを、A(i,j)は探索される画像を表わしている。
つまり、上記(1),(2)式は、探索される画像上で
テンプレートの位置を(x,y)だけ移動させた時の類
似度を示す。なお、(1)式を用いると、E(x,y)
が最小となった点が対応点であり、理論上でE(x,
y)の最小値は0となる。また、(2)式を用いると、
σ(x,y)が最大となった点が対応点であり、理論上
σ(x,y)の最大値は1となる。
【0008】また、別の評価関数として下記(3)式の
ようにテンプレート内全体で、テンプレート内の各画素
と探索される画像上の1画素との差分があるしきい値ε
以下の画素数を求めて、その画素数が最多の点を対応点
とする関数がある。
【0009】
【数3】 (3)式を用いると、C(x,y)が最大になった点が
対応点であり、理論上最大値はテンプレート内の全画素
数となる。
【0010】従来は、上記のような対応点抽出法を用い
て、画像中の各点における視差量を求め、その視差量と
カメラの焦点距離及びカメラの位置情報を使用し、三角
測量則を用いて被写体の距離情報を画像より得ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例で示したテンプレートマッチング法にあって
は、カメラから有限距離に存在する被写体を撮像した画
像間の対応点抽出処理を行うと、被写体のある部分で抽
出精度が大きく低下するという問題点があった。
【0012】図26はそのことを示す図である。同図は
図24(a)で示した2台のカメラ24a,24bを有
する撮像系で、被写体24cとして車を撮像した画像を
示すもので、図26(a)は左のカメラ24aにより得
られた画像を、図26(b),(c)は右のカメラ24
bにより得られた画像をそれぞれ示す。なお、説明の便
宜上、車を被写体、家や木を背景とし、家や木は車から
距離が離れているものとする。
【0013】ここで、図26(a)の画像を基準とし、
テンプレートを切り出すことを考える。このときテンプ
レートのサイズには、ある程度の大きさが必要である。
なぜなら、図26(a)の画像中のA点や車のドアB点
の辺りは画像の輝度値の変化が余りなく、目立った特徴
がある領域ではなく、周囲にも同じような領域が存在す
る。また、木の葉が重なっているC点の辺りでも周囲に
同じような輝度分布の領域が存在する。このような領域
でも正確な対応点抽出を行うために、テンプレートのサ
イズは、ある程度の大きさが必要となる。
【0014】例えば、図26(a)の画像中のB点から
図示する大きさにテンプレートのサイズを決定したとす
ると、ドアの他にもタイヤ等がテンプレート261に入
るので、対応点を正確に決定することができる。
【0015】続いて図26(a)の画像中の被写体であ
る車の端部のD点について考える。このD点でB点と同
様のテンプレートのサイズでテンプレート262を作成
すると、このテンプレート262には被写体である車の
他に背景である家が入る。このテンプレート262を用
いて対応点抽出を行うと、図26(c)に示すように正
しい対応点であるE点ではなく、誤っているF点を対応
点という誤対応が起きる。
【0016】これは、E点で対応点の評価関数を求めた
際に、被写体である車の部分は良いが、背景の部分が異
なるため、その領域の評価関数の値が悪くなり、E点は
対応点ではないと判断してしまったためである。また、
F点で対応点の評価関数を求めた際には、背景の部分が
同じでその領域の評価関数の値が良く、また、被写体で
ある車の部分は異なるが、たまたま同じような輝度値の
領域が多かったために、その領域の評価関数の値が良く
なり、F点を対応点と認識してしまったために起こった
ことである。このような誤対応は、背景である家や木と
比較して、被写体である車の方が手前にあるため視差量
が異なることにより生じる現象で、このため有限距離に
存在する被写体を撮像したときには、被写体と背景の接
する近傍領域、また、被写体中にも距離が大きく変化す
る部分が存在するときにはその近傍領域で、対応点抽出
精度が劣化することになる。
【0017】上述したように対応点抽出処理にテンプレ
ートマッチング法を用いると、使用するテンプレートの
サイズは、ある程度大きくしなければならず、また、有
限距離に存在する被写体を撮像した画像間の対応点抽出
処理をある程度の大きさのテンプレートを用いて行う
と、被写体と背景の接する近傍領域で対応点抽出精度が
劣化するという問題があった。
【0018】また、上記(3)式で示した評価関数は、
上記のような被写体と背景の接する近傍領域で対応点抽
出精度が劣化するのを防ぐのにある程度有効である。し
かし、テンプレート内に背景が大部分入ったとき等は、
テンプレート内の画素で探索される画像上の1画素との
差分値があるしきい値εより小さい画素の数が、テンプ
レートの背景に引かれたときの方が多くなり、対応点抽
出精度が劣化するという問題があった。
【0019】また、上記図24(a),(b)に示すよ
うな手法により得られた画像には対応点が存在しないオ
クルージョン領域と呼ばれる領域が存在し、その領域の
検出が困難であるという問題があった。
【0020】例えば、図12(a)の画像中のI点の対
応点は図12(b)の画像では被写体の車に隠されてし
まい、この画像中には存在しない。このような領域をオ
クルージョン領域というが、この領域内の点には対応点
が存在しないので、この領域の点の結果は対応点抽出結
果として使用してはいけない。この領域の検出方法とし
て、基準画像中の対応点候補が、探索される画像中で得
られたら、次にその点を中心に探索される画像中でテン
プレートを作成し、そのテンプレートを用いて基準画像
中でそのテンプレートで対応点を探索し、得られた基準
画像中の対応点候補と基のテンプレートの中心点が一致
していれば、探索される画像中の対応点候補は基準画像
中の点の対応点であり、一致していなければ対応点では
ないと判断する手法がある。
【0021】しかし、この手法の考え方だけでは、図1
2(a)の画像中のJ点の対応点候補が、背景の窓によ
って誤って図12(b)の画像中のK点であると抽出さ
れ、次にこのK点を中心としたテンプレートでの対応点
が再び誤って図12(a)の画像中のJ点であると抽出
されたとき、つまり2回誤抽出したときや、図12
(a)の画像中のL点の対応点が正しく図12(b)の
画像中のM点であると抽出されたのに、そのM点の対応
点が図12(a)の画像中のN点と背景の木や地面のた
めに誤抽出されたとき等、誤った判定を行うことが多々
あった。
【0022】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、使用する画像中の被写体、背景の
区別なく全域で高精度の対応点抽出処理を行うことがで
きる対応点抽出方法及び装置を提供しようとするもので
ある。
【0023】また、本発明の第2の目的とするところ
は、使用する画像中の被写体、背景の区別なく全域で高
精度の対応点抽出処理を行うことができると共に、その
処理時間を短縮することができる対応点抽出方法及び装
置を提供しようとするものである。
【0024】また、本発明の第3の目的とするところ
は、使用する画像中のオクルージョン領域、距離の大き
く変化する領域を精度よく求めることができ、高精度の
対応点抽出処理を行うことができる対応点抽出方法及び
装置を提供しようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の対応点抽出方法は、複数の画像
間の対応をテンプレートマッチング法に基づいて求める
対応点抽出方法において、前記テンプレートマッチング
法は、ある特定の条件を満たす点において2種類以上の
テンプレートを用いて対応点を決定することを特徴とす
るものである。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、前記2種類以上のテンプレートは、
テンプレートの面積を変化させたテンプレートであるこ
とを特徴とするものである。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、前記2種類以上のテンプレートは、
テンプレート内のエッジによりテンプレートを変形させ
たテンプレートを含むことを特徴とするものである。
【0028】また、上記第2の目的を達成するために請
求項4記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、前記2種類め以降のテンプレートに
よる演算は、それ以前の種類のテンプレートによる演算
で候補となった点に対して行うことを特徴とするもので
ある。
【0029】また、上記第2の目的を達成するために請
求項5記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、1種類め以降のテンプレートによる
演算結果に基づき2種類めのテンプレートを用いるよう
にそれ以前のテンプレートによる演算結果を判断してか
ら次のテンプレートによる演算を行うことを特徴とする
ものである。
【0030】また、上記第2の目的を達成するために請
求項6記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、同時に2種類以上のテンプレートに
よる演算を行い、その中から1つの演算結果を選択する
ことを特徴とするものである。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の対応点抽出方法は、請求項1記載の対応点
抽出方法において、前記ある特定の条件を満たす点と
は、複数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の
点であることを特徴とするものである。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の対応点抽出方法は、請求項7記載の対応点
抽出方法において、前記複数画像間の視差の分布が急峻
に変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマ
ッチングの評価値を用いて行うことを特徴とするもので
ある。
【0033】また、上記第3の目的を達成するために請
求項9記載の対応点抽出方法は、請求項7記載の対応点
抽出方法において、前記複数画像間の視差の分布が急峻
に変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマ
ッチングの評価値と、基準となる点と該点の対応点を候
補とが一致するか否かの判断結果とを用いて行うことを
特徴とするものである。
【0034】また、上記第3の目的を達成するために請
求項10記載の対応点抽出方法は、請求項7記載の対応
点抽出方法において、前記複数画像間の視差の分布が急
峻に変化する領域内の点か否かの判断を、前記複数画像
間の視差の分布が急峻に変化する領域内の点では以前の
テンプレートに含まれるテンプレートを使用し且つ類似
度の評価関数にテンプレート内の各要素の画素値と探索
される画像内の画素の画素値の差があるしきい値以下の
画素数を用いて行うことを特徴とするものである。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために請
求項11記載の対応点抽出装置は、複数の画像間の対応
をテンプレートマッチング法に基づき明らかにする対応
点抽出装置において、前記テンプレートマッチング法
は、ある特定の条件を満たす点では2種類以上のテンプ
レートを用いて対応点を決定することを特徴とするもの
である。
【0036】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、前記2種類以上のテンプレート
は、テンプレートの面積を変化させたテンプレートであ
ることを特徴とするものである。
【0037】また、上記第1の目的を達成するために請
求項13記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、前記2種類以上のテンプレート
は、テンプレート内のエッジによりテンプレートを変形
させたテンプレートを含むことを特徴とするものであ
る。
【0038】また、上記第2の目的を達成するために請
求項14記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、前記2種類め以降のテンプレー
トによる演算は、それ以前の種類のテンプレートによる
演算で候補となった点に対して行うことを特徴とするも
のである。
【0039】また、上記第2の目的を達成するために請
求項15記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、1種類め以降のテンプレートに
よる演算結果に基づき2種類めのテンプレートを用いる
ようにそれ以前のテンプレートによる演算結果を判断し
てから次のテンプレートによる演算を行うことを特徴と
するものである。
【0040】また、上記第2の目的を達成するために請
求項16記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、同時に2種類以上のテンプレー
トによる演算を行い、その中から1つの演算結果を選択
することを特徴とするものである。
【0041】また、上記第1の目的を達成するために請
求項17記載の対応点抽出装置は、請求項11記載の対
応点抽出装置において、前記ある特定の条件を満たす点
とは、複数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内
の点であることを特徴とするものである。
【0042】また、上記第1の目的を達成するために請
求項18記載の対応点抽出装置は、請求項17記載の対
応点抽出装置において、前記複数画像間の視差の分布が
急峻に変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレー
トマッチングの評価値を用いて行うことを特徴とするも
のである。
【0043】また、上記第3の目的を達成するために請
求項19記載の対応点抽出装置は、請求項17記載の対
応点抽出装置において、前記複数画像間の視差の分布が
急峻に変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレー
トマッチングの評価値と、基準となる点と該点の対応点
を候補とが一致するか否かの判断結果とを用いて行うこ
とを特徴とするものである。
【0044】また、上記第3の目的を達成するために請
求項20記載の対応点抽出装置は、請求項17記載の対
応点抽出装置において、前記複数画像間の視差の分布が
急峻に変化する領域内の点か否かの判断を、前記複数画
像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の点では以前
のテンプレートに含まれるテンプレートを使用し且つ類
似度の評価関数にテンプレート内の各要素の画素値と探
索される画像内の画素の画素値の差があるしきい値以下
の画素数を用いて行うことを特徴とするものである。
【0045】また、上記第1の目的を達成するために請
求項21記載の対応点抽出方法は、入力された複数の画
像の中の1枚の画像から、最初に所定の判断基準に基づ
きテンプレートを作成し、該作成されたテンプレートの
各画素の画素値と前記入力された他の画像内の画素の画
素値を用いて類似度を求め、該求めた類似度からある特
定条件を判断し、該判断結果に基づき他のテンプレート
を作成することを特徴とするものである。
【0046】また、上記第1の目的を達成するために請
求項22記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、テンプレートの面積を変化させ
たテンプレートを作成を作成することを特徴とするもの
である。
【0047】また、上記第1の目的を達成するために請
求項23記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、ある特定条件の判断は、入力さ
れた類似度とあるしきい値とを比較して行うことを特徴
とするものである。
【0048】また、上記第1の目的を達成するために請
求項24記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、ある特定条件の判断は、入力さ
れた複数の類似度の差があるしきい値より小さいときを
判断して行うことを特徴とするものである。
【0049】また、上記第1の目的を達成するために請
求項25記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、ある特定条件の判断は、複数画
像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の画素を判断
して行うことを特徴とするものである。
【0050】また、上記第2の目的を達成するために請
求項26記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、最初のテンプレートを作成する
ための前記所定の判断基準とは、テンプレートの中心点
の近傍画素の点のテンプレートサイズであることを特徴
とするものである。
【0051】また、上記第2の目的を達成するために請
求項27記載の対応点抽出方法は、請求項21記載の対
応点抽出方法において、最初のテンプレートを作成する
ための前記所定の判断基準とは、テンプレート中の強い
エッジの有無であることを特徴とするものである。
【0052】また、上記第1の目的を達成するために請
求項28記載の対応点抽出装置は、入力された複数の画
像の中の1枚の画像から最初に前記所定の判断基準に基
づきテンプレートを作成する第1のテンプレート作成手
段と、該テンプレート作成手段により作成されたテンプ
レートの各画素の画素値と前記入力された他の画像内の
画素の画素値を用いて類似度を求める類似度演算手段
と、該類似度演算手段により求めた類似度からある特定
条件を判断する特定条件判断手段と、該特定条件判断手
段の判断結果に基づき他のテンプレートを作成する第2
のテンプレート作成手段とを具備したことを特徴とする
ものである。
【0053】また、上記第1の目的を達成するために請
求項29記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対
応点抽出装置において、前記第2のテンプレート作成手
段は、テンプレートの面積を変化させたテンプレートを
作成することを特徴とするものである。
【0054】また、上記第1の目的を達成するために請
求項30記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対
応点抽出装置において、前記特定条件判断手段は、入力
された類似度とあるしきい値とを比較してある特定条件
を判断することを特徴とするものである。
【0055】また、上記第1の目的を達成するため請求
項31記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対応
点抽出装置において、前記特定条件判断手段は、入力さ
れた複数の類似度の差があるしきい値より小さいときを
判断してある特定条件を判断することを特徴とするもの
である。
【0056】また、上記第1の目的を達成するため請求
項32記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対応
点抽出装置において、前記特定条件判断手段は、複数画
像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の画素を判断
してある特定条件を判断することを特徴とするものであ
る。
【0057】また、上記第2の目的を達成するため請求
項33記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対応
点抽出装置において、最初のテンプレートを作成するた
めの前記所定の判断基準とは、テンプレートの中心点の
近傍画素の点のテンプレートサイズであることを特徴と
するものである。
【0058】また、上記第2の目的を達成するため請求
項34記載の対応点抽出装置は、請求項28記載の対応
点抽出装置において、最初のテンプレートを作成するた
めの前記所定の判断基準とは、テンプレート中の強いエ
ッジの有無であることを特徴とするものである。
【0059】また、上記第2の目的を達成するため請求
項35記載の対応点抽出方法は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成し、該作成
されたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された
他の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求め、該求
めた類似度から入力された類似度があるしきい値より小
さいときを判断し、該判断結果に基づきテンプレートの
面積を変化させたテンプレートを作成することを特徴と
するものである。
【0060】また、上記第2の目的を達成するため請求
項36記載の対応点抽出方法は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成し、該作成
されたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された
他の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求め、該求
めた類似度から入力された複数の類似度の差があるしき
い値より小さいときを判断し、該判断結果に基づきテン
プレートの面積を変化させたテンプレートを作成するこ
とを特徴とするものである。
【0061】また、上記第2の目的を達成するため請求
項37記載の対応点抽出方法は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成し、該作成
されたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された
他の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求め、該求
めた類似度から複数画像間の視差の分布が急峻に変化す
る領域内の画素を判断し、該判断結果に基づきテンプレ
ートの面積を変化させたテンプレートを作成することを
特徴とするものである。
【0062】また、上記第2の目的を達成するため請求
項38記載の対応点抽出装置は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成する第1の
テンプレート作成手段と、該第1のテンプレート作成手
段により作成されたテンプレートの各画素の画素値と前
記入力された他の画像内の画素の画素値を用いて類似度
を求める類似度演算手段と、該類似度演算手段により求
めた類似度から入力された類似度があるしきい値より小
さいときを判断する判断手段と、該判断手段の判断結果
に基づきテンプレートの面積を変化させたテンプレート
を作成する第2のテンプレート作成手段とを具備したこ
とを特徴とするものである。
【0063】また、上記第2の目的を達成するため請求
項39記載の対応点抽出装置は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成する第1の
テンプレート作成手段と、該第1のテンプレート作成手
段により作成されたテンプレートの各画素の画素値と前
記入力された他の画像内の画素の画素値を用いて類似度
を求める類似度演算手段と、該類似度演算手段により求
めた類似度から入力された複数の類似度の差があるしき
い値より小さいときを判断する判断手段と、該判断手段
の判断結果に基づきテンプレートの面積を変化させたテ
ンプレートを作成する第2のテンプレート作成手段とを
具備したことを特徴とするものである。
【0064】また、上記第2の目的を達成するため請求
項40記載の対応点抽出装置は、入力された複数の画像
の内の1枚の画像から直前に求めた点で使用したテンプ
レートサイズを使用してテンプレートを作成する第1の
テンプレート作成手段と、該第1のテンプレート作成手
段により作成されたテンプレートの各画素の画素値と前
記入力された他の画像内の画素の画素値を用いて類似度
を求める類似度演算手段と、該類似度演算手段により求
めた類似度から複数画像間の視差の分布が急峻に変化す
る領域内の画素を判断する判断手段と、該判断手段の判
断結果に基づきテンプレートの面積を変化させたテンプ
レートを作成する第2のテンプレート作成手段とを具備
したことを特徴とするものである。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図23に基づき説明する。
【0066】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る対応点抽出装置の構成
を示すブロック図であり、同図中、101は画像入力手
段で、例えば図24(a)に示すような2台のカメラを
有している。102は基準画像メモリ、103は探索さ
れる画像メモリ、104はアドレス発生部、105はデ
ータ保管部、106はテンプレート画像作成部、107
は評価関数演算部、108は判断部、109はテンプレ
ートサイズ変更部である。
【0067】図1において、画像入力手段101から画
像が入力され、その入力された画像が基準画像メモリ1
02及び探索される画像メモリ103にそれぞれ保持さ
れる。アドレス発生部104からは、基準画像メモリ1
02中の1点を示すアドレスが、また、データ保管部1
05からは、最初のテンプレートサイズがテンプレート
画像作成部106に送られ、このテンプレート画像作成
部106において基準画像メモリ102を用いてそのア
ドレスが示す点を中心に、そのテンプレートサイズのテ
ンプレート画像が作成される。評価関数演算部107で
はテンプレート画像作成部106から入力されたテンプ
レート画像と、探索される画像メモリ103から入力さ
れる探索される画像との間で、従来技術で説明した
(1)式〜(3)式の内の1つの類似度の評価関数を用
いて評価値が演算され、対応点候補とその点の評価値が
出力される。判断部108では大きなテンプレートであ
るならば得られた評価値から、テンプレートの中心点が
画像中で距離が大きく変化する領域内の点か否かを判断
し、その領域内の点ならばテンプレートサイズ変更部1
09に信号を送り、新しいテンプレートサイズがテンプ
レート画像作成部106に送られ、そこで作成される新
しいテンプレートを用いて評価関数演算部107で再び
評価関数を計算し、対応点を決定する。また、テンプレ
ートの中心点が画像中で距離が大きく変化する領域内の
点でないならば、その対応点結果を出力する。
【0068】以上の構成において、アドレス発生部10
4は基準画像メモリ102中の1点を示すアドレスを発
生させる動作を実行し、データ保管部105は1回目の
テンプレートマッチングのテンプレートサイズデータを
保管しておき、そのデータをテンプレート画像作成部1
06へ送る動作を実行する。テンプレート画像作成部1
06はアドレス発生部104からアドレス、データ保管
部105からテンプレートサイズデータまたはテンプレ
ートサイズ変更部109からのテンプレートサイズ、基
準画像メモリ102から基準画像を受け取り、テンプレ
ート画像を作成する動作を実行する。評価関数演算部1
07ではテンプレート画像と探索される画像との評価値
を上記(1)式〜(3)式の内の1つに基づいて計算
し、対応点候補とその評価値を出力する動作を実行す
る。
【0069】この評価関数演算部107の処理動作につ
いて、図2のフローチャートを用いて説明する。このフ
ローチャートでは、評価関数に上記(2)式の相関値σ
(x,y)を用いている。
【0070】尚、対応点候補の座標値を(X,Y)と
し、相関値をσ(x,y)とする。
【0071】図2のステップS201でテンプレート画
像及び探索される画像をそれぞれ入力し、次のステップ
S202で評価値を初期化する(ここではσx,y=
0)。次にステップS203で探索される画像から1点
を選択し、その点とテンプレートの中心を合わせ、次の
ステップS204で評価値を演算する。次にステップS
205で前記ステップS204において演算した評価値
が今までの評価値より(ここでは相関値なので)高いか
否かを判断し、高いと判断された場合は、次のステップ
S206で対応点候補として座標を保持し、今までの評
価値も入れ換えた後、次のステップS207へ進む。ま
た、前記ステップS205において演算した評価値が今
までの評価値より低いと判断された場合は、前記ステッ
プS206をスキップしてステップS207へ進む。
【0072】このステップS207では探索される画像
中で全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、全
ての点に関して処理を行ったと判断された場合は、次の
ステップS208でそのとき保持している対応点候補の
座標値(X,Y)と評価値(ここではσx,y)を出力し
た後、本処理動作を終了する。また、前記ステップS2
07において全ての点に関して処理を行っていないと判
断された場合は、次の点に関して評価値を求めるために
前記ステップS203へ戻って再び探索される画像から
次の1点を選択して再び評価値の演算を行う。
【0073】以上詳述したように評価関数演算部107
は動作する。
【0074】判断部108ではテンプレートサイズが1
回目の大きさならば、得られた評価値からテンプレート
の中心点が距離の大きく変化する領域内の点か否かを判
断する動作を実行する。また、テンプレートサイズが2
回目の大きさならば、対応点候補を対応点として出力す
るように動作する。判断部108におけるテンプレート
の中心点が距離の大きく変化する領域内の点か否かの判
断の仕方は、評価値があるしきい値(ここではσthとす
る)より高いか否かを求めることである。なぜならば、
図3(a)中のP点を中心にテンプレート31を作成
し、対応点を図3(b)中で求めるとき、例えばライン
L上の点での評価値をプロットすると、図4(a)のよ
うになる。ここで評価値は、上記(2)式のσを使用し
たP点は、距離の大きく変化する領域内の点ではないた
め、図4(a)のように評価値σの高いピークが出て対
応点を決定できる。
【0075】しかし、図3(a)中のQ点を中心にテン
プレート32を作成し、対応点を図3(b)中で求める
とき、例えばラインM上の点での評価値をプロットする
と、図4(b)のようになる。これは上述した問題点で
示したように、テンプレート内に距離の大きく異なる領
域があるためで、図3(c)のようにテンプレート中の
領域Rにより評価値が向上した山が左側の山で、領域S
により評価値が向上した山が右側の山である。このよう
に、距離の大きく変化する領域内に存在する点の対応点
候補の評価値は、それ以外の領域の点の評価値と比較す
るとかなり低くなる(σを使用した場合)。このような
事実により、評価値があるしきい値σthより高いか低い
かでテンプレートの中心点が大きく変化する領域内の点
か否かの判断を行うことができる。この判断は評価値の
計算に上記(1)式を使用したならば、評価値Ε(x,y)
がしきい値σthより高ければその領域内の点となり、ま
た、上記(2)式を使用したならば、評価値σ(x,y)が
しきい値σthより低ければその領域内の点となり、更
に、上記(3)式を使用したならば、評価値C(x,y)が
しきい値Cthより低ければその領域内の点となる。
【0076】テンプレートサイズ変更部109は判断部
108でテンプレートの中心点が距離の大きく変化する
領域内の点と判断されたときに、テンプレートサイズを
小さく変更してテンプレート画像作成部106へ出力す
るように動作する。
【0077】以上詳述したように動作する各部を図1の
ように構成すると、精度の高い対応点抽出処理が可能と
なり、精度の高い被写体の距離分布を求めることができ
る。
【0078】なお、本実施の形態においては、テンプレ
ートサイズは大小の2種類であったが、小さくしてもな
お対応点が分かりにくいときは更に小さくする等、いく
つもの種類のサイズのテンプレートを使用しても良い。
【0079】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図5〜図7に基づき説明する。
【0080】図5は本発明の第2の実施の形態に係る対
応点抽出装置の構成を示すブロック図であり、同図にお
いて上述した第1の実施の形態における図1と同一部分
には同一符号が付してある。図5において図1と異なる
点は、図1の構成からテンプレートサイズ変更部109
を削除して、エッジマスクテンプレート作成部110を
付加したことである。
【0081】図5において、第1実施の形態と同様に、
画像入力手段101から画像が入力され、その入力され
た画像が基準画像メモリ102及び探索される画像メモ
リ103にそれぞれ保持される。アドレス発生部104
からは、基準画像メモリ102中の1点を示すアドレス
が、また、データ保管部105からは、最初のテンプレ
ートサイズがテンプレート画像作成部106に送られ、
このテンプレート画像作成部106において基準画像メ
モリ102を用いてそのアドレスが示す点を中心に、そ
のテンプレートサイズのテンプレート画像が作成され
る。評価関数演算部107ではテンプレート画像作成部
106から入力されたテンプレート画像と、探索される
画像メモリ103から入力される探索される画像との間
で、従来技術で説明した(1)式〜(3)式の内の1つ
の類似度の評価関数を用いて評価値が演算され、対応点
候補とその点の評価値が出力される。判断部108では
テンプレートが大きなテンプレートであるならば得られ
た評価値から、テンプレートの中心点が画像中で距離が
大きく変化する領域内の点か否かを判断し、その領域内
の点ならばエッジマスクテンプレート作成部110に信
号を送り、強いエッジの外側にマスクをかけるようにし
てテンプレート画像を変更し、新しいテンプレート画像
を用いて評価関数演算部107で再び評価関数を計算
し、対応点を決定する。また、テンプレートの中心点が
画像中で距離が大きく変化する領域内の点でないなら
ば、その対応点結果を出力する。
【0082】以上の構成において第1実施の形態と異な
るのは、エッジマスクテンプレート作成部110であ
る。第1実施の形態ではテンプレートの中心点が画像中
で内の点であるときはテンプレートサイズを小さくした
が、本実施の形態では、強いエッジでテンプレートを分
けて中心点を含む方のテンプレートでマッチングを行
う。なぜならば、距離が大きく変化する領域ではテクス
チャが異なり、強いエッジが現れるためである。そこ
で、テンプレートを分けることによりテンプレート内の
距離の異なる部位の評価値の影響がなくなるからであ
る。
【0083】次にエッジマスクテンプレート作成部11
0の処理動作について、図6のフローチャートを用いて
説明する。本実施の形態ではテンプレートを分けるので
はなく、評価値演算に使用しないようにテンプレートに
マスクをするようにしたものである。
【0084】図6のステップS601でテンプレート画
像が入力され、次のステップS602でソーベルフィル
タ等の手法でテンプレート画像のエッジ画像を作成す
る。次にステップS603であるしきい値より強いエッ
ジを、前記ステップS602において作成されたエッジ
より抽出する。次にステップS604で前記ステップS
603において得られた強エッジ画像の中からテンプレ
ート中心点に近い物を抽出する。次にステップS605
でテンプレートの中心からみてそのエッジの内側と外側
に分けて外側をマスクする。次にステップS606で前
記ステップS605においてマスクされたマスク画像と
テンプレート画像とを重ねてエッジマスクテンプレート
画像を作成した後、本処理動作を終了する。
【0085】図7は以上の処理を模式的に示す図であ
り、同図(a)はテンプレート画像、(b)はエッジ画
像、(c)は強エッジ画像、(d)は近エッジ画像、
(e)はマスク画像、(f)はエッジマスクテンプレー
ト画像である。
【0086】エッジマスクテンプレート画像を用いて対
応点抽出を行うことにより、処理時間が余分にかかる
が、高精度な対応点抽出を行うことができ、精度の高い
被写体の距離分布を求めることが可能となる。
【0087】なお、本実施の形態では、テンプレートに
近いエッジを選択したが、そのエッジが被写体と背景を
分離するエッジとは限らないので、中心から遠いエッジ
から順々にエッジマスクテンプレート画像を作成してい
き、何回も繰り返すことは有効である。
【0088】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図8に基づき説明する。図8は本発明の
第3の実施の形態に係る対応点抽出装置における評価関
数演算部の処理動作を示すフローチャートである。
【0089】上述した第1及び第2の実施の形態では、
テンプレートの中心点が、距離が大きく変化する領域内
の点であるときにはテンプレートサイズを小さくした
り、エッジマスクテンプレート画像で再度テンプレート
マッチングを、探索される画像中、全域に対して行って
いた。しかし、小さいテンプレートサイズやエッジマス
クテンプレート画像でテンプレートマッチングを行うと
言うことは、他の類似しているところにつかまり、誤対
応の原因になるばかりでなく、処理時間が多くかかるこ
とになる。
【0090】そこで、本実施の形態では、最初に行った
テンプレートマッチングの結果を利用して最初の評価値
があるしきい値よりも高い点のみ2回目以降の評価値演
算を行うようにしたものである。
【0091】図8のフローチャートでは、評価値演算に
上述した(2)式の相関値σ(x,y)を用い、また、対応
点候補の座標値を(X,Y)、その点の評価値をσ(X,
Y)、1回目の評価値を保持する配列をH(x,y)とし、テ
ンプレートサイズの変更後、エッジマスクテンプレート
画像での評価値演算を行うか否かの判断に用いるしきい
値をHthとする。
【0092】図8のステップS801でテンプレート画
像及び探索される画像をそれぞれ入力し、次のステップ
S802で評価値を初期化する(ここではσx,y=
0)。次にステップS803で探索される画像から1点
を選択し、次のステップS804でこの点の評価関数演
算が1回目か否かを判断する。そして、1回目の場合は
次のステップS805へ進み、また、1回目でない場合
はステップS811でその点の評価値H(x,y)がしきい
値Hthより高いか(良いか)否かを判断し(この場合は
相関値であるから大きい方が良い)、低い(悪い)場合
は前記ステップS803へ戻って探索される画像から次
の1点を選択し、高い(良い)場合は前記ステップS8
05へ進む。
【0093】このステップS805では評価値を演算
し、次のステップS806で前記ステップS805にお
いて演算した評価値(ここではσ(x,y))をH(x,y)に書
き込む。次にステップS807で前記ステップS805
において演算した評価値が今までの評価値より高いか否
かを判断し、高いと判断された場合は、次のステップS
808で対応点候補として座標を保持し、今までの評価
値(ここではσX,Y)も入れ換えた後、次のステップS
809へ進む。また、前記ステップS807において演
算した評価値が今までの評価値より低いと判断された場
合は、前記ステップS808をスキップしてステップS
809へ進む。
【0094】このステップS809では探索される画像
中で全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、全
ての点に関して処理を行ったと判断された場合は、次の
ステップS810でそのとき保持している対応点候補の
座標値(X,Y)と評価値(ここではσx,y)を出力し
た後、本処理動作を終了する。また、前記ステップS8
09において全ての点に関して処理を行っていないと判
断された場合は、次の点に関して評価値を求めるために
前記ステップS803へ戻って再び探索される画像から
次の1点を選択して再び評価値の演算を行う。
【0095】以上詳述したように、異なるテンプレート
サイズのとき等の以前の評価値を利用して評価値演算を
行うしかないか否かを判断してから評価値演算を行うの
で、上述した第1及び第2の実施の形態と比較して対応
点抽出処理時間が短縮されると共に、誤抽出が発生する
恐れも少なく、対応点抽出精度が向上する。そして、精
度の高い被写体の距離分布を求めることができる。
【0096】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図9〜図11に基づき説明する。
【0097】上述した第1〜第3の実施の形態では、テ
ンプレートの中心点が距離の大きく変化する領域内の点
である判断されると、テンプレートサイズの変更等を行
い、再び評価関数の演算行っていた。しかし、この方法
の場合テンプレートは、探索される画面全域を複数回移
動することになり、処理時間が長くなる。
【0098】そこで、本実施の形態では図11に示すよ
うにテンプレートをテンプレートAとテンプレートBに
分割し、同時にそれぞれの領域での評価値を求め、ある
領域の評価値を用いて、その点でどの評価値を使用する
のか判断するようにしたものである。
【0099】図9は本実施の形態に係る対応点抽出装置
の構成を示すブロック図であり、同図において第1の実
施の形態の図1と同一部分には同一符号が付してある。
図9において図1と異なる点は、図1の構成からテンプ
レートサイズ変更部109を削除したことである。
【0100】図9において、画像入力手段101から画
像が入力され、その入力された画像が基準画像メモリ1
02及び探索される画像メモリ103にそれぞれ保持さ
れる。アドレス発生部104からは、基準画像メモリ1
02中の1点を示すアドレスが、また、データ保管部1
05からは、テンプレートサイズがテンプレート画像作
成部106に送られ、このテンプレート画像作成部10
6において基準画像メモリ102を用いてそのアドレス
が示す点を中心に、そのテンプレートサイズのテンプレ
ート画像が作成される。評価関数演算部107ではテン
プレート画像作成部106から入力されたテンプレート
画像と、探索される画像メモリ103から入力される探
索される画像との間で、上記(1)式〜(3)式の内の
1つの類似度の評価関数を用いて評価値が演算され、対
応点候補とその点の評価値が出力される。また、同時に
データ保管部105から小さいテンプレートサイズが入
力され、その範囲内での評価値も演算され、対応点候補
とその評価値も出力される。判断部108ではテンプレ
ートAでの評価値から、テンプレートの中心点が画像中
で距離が大きく変化する領域内の点か否かを判断し、そ
の領域内の点ならばテンプレートBで求めた対応点候補
を対応点として出力する。また、テンプレートの中心点
が画像中で距離が大きく変化する領域内の点でないなら
ば、テンプレートAで求めた対応点候補を対応点として
出力する。
【0101】図10は本実施の形態に係る対応点抽出装
置における評価関数演算部107の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【0102】このフローチャートでは、評価値演算に上
記(2)式の相関値σ(x,y)を用い、また、テンプレー
トAの対応点候補の座標値を(X1,Y1)、その点の評
価値をσ1(X,Y)、テンプレートBの対応点候補の座標値
を(X2,Y2)、その点の評価値をσ2(X,Y)、また、テ
ンプレートAでの評価値が良いか悪いかを判断するのに
用いるしきい値をHthとする。
【0103】図10のステップS1001でテンプレー
ト画像及び探索される画像をそれぞれ入力し、次のステ
ップS1002で評価値を初期化する(σ1X,Y=σ2X,Y
0)。次にステップS1003で探索される画像から1
点を選択し、次のステップS1004でテンプレートA
とテンプレートBの評価値を同時に演算する。
【0104】テンプレートAの評価値は下記(4)式
で、テンプレートBの評価値は下記(5)式でそれぞれ
求める。
【0105】
【数4】
【0106】
【数5】 このとき図11から分かるようにテンプレートBは、テ
ンプレートAより小さく、テンプレートAの領域に含ま
れるので、テンプレートAの評価値σ1(x,y)を求める演
算を行うときに同時にテンプレートBの評価値σ2(x,y)
も求めることができる。
【0107】次のステップS1005で前記ステップS
1004において演算したテンプレートAの評価値(こ
こではσ1(x,y))が今までの評価値(σ1X,Y)より高い
か否かを判断し、高いと判断された場合は、次のステッ
プS1006でテンプレートAの対応点候補として座標
を保持し、今までの評価値も入れ換えた後、また、前記
ステップS1005において演算した評価値が今までの
評価値より低いと判断された場合は、前記ステップS1
006をスキップしてステップS1007へ進む。
【0108】このステップS1007では前記ステップ
S1004において演算したテンプレートAの評価値が
しきい値Hthより高く且つテンプレートBの評価値(σ
2(x,y))が今までの評価値より高いか否かを判断する。
そして、テンプレートAの評価値がしきい値Hthより高
く且つテンプレートBの評価値(σ2(x,y))が今までの
評価値より高い場合は次のステップS1008でテンプ
レートBの対応点候補として座標を保持し、今までの評
価値も入れ換えた後、次のステップS1009へ進む。
また、前記ステップS1007においてテンプレートA
の評価値がしきい値Hthより高くなく且つテンプレート
Bの評価値(σ2(x,y))が今までの評価値より低くない
と判断された場合は、前記ステップS1008をスキッ
プしてステップS1009へ進む。
【0109】ステップS1009では探索される画像中
で全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、全て
の点に関して処理を行ったと判断された場合は、次のス
テップS1010でそのとき保持している対応点候補の
座標値(X1,Y1)、(X2,Y2)と評価値(σ1
x,y)を出力した後、本処理動作を終了する。また、前
記ステップS1009において全ての点に関して処理を
行っていないと判断された場合は、次の点に関して評価
値を求めるために前記ステップS1003へ戻って再び
探索される画像から次の1点を選択して再び評価値の演
算を行う。
【0110】次に判断部108において、評価値関数演
算部107で演算されたテンプレートAの評価値(σ1
x,y)を用いてテンプレートの中心点が距離の大きく変
化する領域内の点であるか否かを判断し、その領域内の
点であればテンプレートBで得られた対応点候補の座標
値(X2,Y2)を対応点として出力し、その領域内の
点でなければテンプレートAで得られた対応点候補の座
標値(X1,Y1)を対応点として出力する。
【0111】以上詳述したように1つのテンプレートの
中に小領域を設けて、その領域内の評価値演算も同様に
行い、テンプレートの中心点が距離の大きく変化する領
域内の点であるときはテンプレート内の小領域の評価値
演算結果を用いることにより、従来例と比較して対応点
抽出処理時間の増加がほとんどなしで対応点抽出精度が
向上する。そして、精度の高い被写体の距離分布を求め
ることができる。
【0112】なお、本実施の形態では、テンプレート内
に1つの小さな領域を設けたが、この小さな領域の設定
個数は幾つでも良く、また、第2の実施の形態のように
エッジマスクをかけた評価値を同時に演算するようにし
ても同様の効果が得られる。
【0113】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態を図12〜図15に基づき説明する。例え
ば図24(a),(b)に示すような手段により得られ
た画像には対応点が存在しないオクルージョン領域と呼
ばれる領域が存在し、その領域の検出が困難であるとい
う問題点があった。
【0114】例えば図14(a)のI点の対応点は同図
(b)では被写体である車に隠されてしまい、この画像
中には存在しない。このような領域をオクルージョン領
域と呼ぶが、この領域内の点には対応点が存在しないの
で、この領域の点の結果は対応点抽出結果として使用し
てはいけない。この領域の検出手法として、基準画像中
の中心点候補が探索される画像中で得られたら、次にそ
の点を中心に探索される画像中でテンプレートを作成
し、それを用いて基準画像中でそのテンプレートで対応
点を探索し、得られた基準画像中の対応点候補と元のテ
ンプレートの中心点が一致していれば、探索される画像
中の対応点候補は基準画像中の点の対応点であり、一致
していなければ対応点ではないと判断する手法がある。
しかし、この考え方だけでは図14(a)中のJ点の対
応点候補が背景の窓によって誤って図14(b)中のK
点と抽出され、次にK点を中心としたテンプレートでの
対応点が再び誤って図14(a)中のJ点と抽出された
とき、つまり2回誤抽出したときや、図14(a)中の
L点の対応点が正しく図14(b)中のM点と抽出され
たのに、そのM点の対応点が図14(a)中のN点と背
景の木や地面のために誤抽出されたとき等、誤った判断
を行うことが多々あった。
【0115】このような問題点を解決するためには、距
離の大きく変化する領域内のD点では図15(a)に示
すように他の領域で用いたのと同じ大きさのテンプレー
ト151と比較して小さいテンプレート152を用いる
か、同図(b)に示すようにエッジで分割した領域15
3だけを演算に使用すれば良い。
【0116】本実施の形態はこのようなオクルージョン
領域及び距離が大きく変化する領域を判断するようにし
たものであり、上述した問題点で示した探索される画像
中で対応点候補が得られたら、その対応点候補を中心に
テンプレートを作成し、基準画像中で対応点候補を求
め、その点と基準画像中の点が一致しているか否かを判
断するという手法に、評価値による判断を加え、距離が
大きく変化する領域及びオクルージョン領域の判断を行
う。
【0117】本実施の形態においては、評価置関数演算
部と判断部の処理内容が上述した第1〜第4の実施の形
態と異なるものである。
【0118】図12は本実施の形態に係る対応点抽出装
置における評価値関数演算部の処理動作を示すフローチ
ャートである。このフローチャートでは、評価値演算に
上述した(2)式の相関値σ(x,y)を用い、また、探索
される画像中の対応点候補の座標値を(XL,YL)、そ
の点の評価値をσL(X,Y)、基準画像中の対応点候補の対
応点候補の座標値を(XR,YR)、その点の評価値をσ
R(X,Y)とする。
【0119】図12のステップS1201でテンプレー
ト画像及び探索される画像をそれぞれ入力し、次のステ
ップS1202で評価値を初期化する(σRX,Y=σLX,Y
=0)。次にステップS1203で探索される画像から
1点を選択し、次のステップS1204で評価値を演算
する。次のステップS1205で前記ステップS120
4において演算した評価値(σL(x,y))が今までの評価
値(σL(1X,Y))より高いか否かを判断し、高いと判断
された場合は、次のステップS1206で対応点候補と
して座標を保持し、今までの評価値σL(1X,Y)も入れ換
えた後、ステップS1207へ進む。また、前記ステッ
プS1205において演算した評価値が今までの評価値
より低いと判断された場合は、前記ステップS1206
をスキップしてステップS1207へ進む。
【0120】このステップS1207では探索される画
像中で全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、
全ての点に関して処理を行っていないと判断された場合
は、前記ステップS1203へ戻って探索される画像か
ら次の1点を選択して再び評価値演算を行う。また前記
ステップS1207において全ての点に関して処理を行
ったと判断された場合は、次のステップS1208で探
索される画像から対応点候補の座標を中心にしてテンプ
レートを作成する。次にステップS1209で基準画像
から1点を選択し、次のステップS1210で評価値を
演算する。次にステップS1211で前記ステップS1
210において演算された評価値(σR(x,y))が今まで
の評価値(σR(X,Y))よりも高いか否かを判断し、高け
れば次のステップS1212で対応点候補の対応点候補
として座標を保持し、今までの評価値(σR(X,Y))も入
れ換えた後、ステップS1213へ進む。また、前記ス
テップS1211において評価値(σR(x,y))が今まで
の評価値(σR(X,Y))よりも高くないと判断された場合
は、前記ステップS1212をスキップしてステップS
1213へ進む。。
【0121】このステップS1213では探索される画
像中で全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、
全ての点に関して処理を行ったと判断された場合は、次
のステップS1214でそのとき保持している対応点候
補の座標値(XL,YL)、とその評価値(σL(X,Y))
と、対応点候補の座標値(XR,YR)とその評価値(σ
R(x,y))を出力した後、本処理動作を終了する。また、
前記ステップS1213において全ての点に関して処理
を行っていないと判断された場合は、次の点に関して評
価値を求めるために前記ステップS1209へ戻って再
び探索される画像から次の1点を選択して再び評価値の
演算を行う。
【0122】次に判断部108において、基準画像から
作成されたテンプレートの中心点と対応点候補の対応点
候補の座標値(XR,YR)とが一致しており且つ評価値
がそれぞれ評価値のしきい値より高ければ(この場合
は、しきい値をσthとするとσL(X,Y)>σHth且つσR
(X,Y)>σHthならば)、対応点候補は対応点であると判
断されて出力される。また、基準画像から作成されたテ
ンプレートの中心点と対応点候補の対応点候補の座標値
(XR,YR)が一致せずに且つ評価値が片方でも評価値
の2つ目のしきい値より低ければ(この場合は、しきい
値をσLthとするとσL(X,Y)<σHthまたはσR(X,Y)<σ
Hthならば)、テンプレートの中心点はオクルージョン
領域内の点と判断され、対応点は存在しないとされる。
それ以外のときは、テンプレートの中心点は距離の大き
く変化する領域内の点と判断され、テンプレートサイズ
が大きいときはテンプレートサイズを変更して再び評価
値演算を行い、テンプレートサイズが小さいときは対応
点不明の点として判断される。
【0123】以上の考え方をまとめたのが図13の表で
ある。同図(a)はテンプレートサイズが大きくて基準
画像から作成されたテンプレートの中心点と対応点候補
の対応点候補の座標値(XR,YR)が一致したときを、
同図(b)はテンプレートサイズが大きくて基準画像か
ら作成されたテンプレートの中心点と対応点候補の対応
点候補の座標値(XR,YR)が一致しないときを、同図
(c)はテンプレートサイズが小さくて基準画像から作
成されたテンプレートの中心点と対応点候補の対応点候
補の座標値(XR,YR)が一致したときを、同図(d)
はテンプレートサイズが小さくて基準画像から作成され
たテンプレートの中心点と対応点候補の対応点候補の座
標値(XR,YR)が一致しないときをそれぞれ示す。
【0124】また、図13において、「対」は対応点と
することを、「オ」はオクルージョン領域とすること
を、「小」はテンプレートサイズを小さくして再び判断
処理を行うことを、「不」は対応点が不明であることを
それぞれ示す。
【0125】以上詳述したように、距離の大きく変化す
る領域及びオクルージョン領域の判断に評価値Eだけで
はなく、対応点候補の対応点候補を使用することによ
り、オクルージョン領域内の点による対応点の誤対応が
なくなり、対応点抽出精度が向上する。また、その他の
領域内の点においても対応点候補の信頼性が向上する。
【0126】なお、本実施の形態では、図13(c),
(d)に示すように小さいテンプレートサイズで求めた
ときに不明とする点が存在するが、このとき更にテンプ
レートサイズを小さくしたり、エッジマスクテンプレー
ト画像を用いる等、他の手段を用いても良い。
【0127】また、上述した第1〜第5の実施の形態に
おいて示した距離が大きく変化する領域の他にも、移動
している被写体を撮像したときも、運動視差により視差
の分布が急峻に変化するような場合にも、これら各実施
の形態を適用することにより同様の効果を得ることがで
きる。更に、類似度を求める評価関数の一例に従来例で
示した(2)式の相関値を用いたが、(1)式〜(3)
式のどれを用いても同様の効果が得られる。但し、本発
明者らの実験によれば、(3)式のあるしきい値以下の
画素数を用いたときが最も対応点抽出精度が高かった。
【0128】(第6の実施の形態)まず、本発明の第6
の実施の形態を図16〜図20に基づき説明する。図1
6は、本発明の第6の実施の形態に係る対応点抽出装置
の構成を示すブロック図であり、同図において、上述し
た第1の実施の形態の図1と同一部分には同一符号が付
してある。図16において図1と異なる点は、図1の構
成から評価関数演算部107を削除し、画素数演算部1
11を付加したことである。
【0129】図16において、例えば図24(a)に示
すような2台のカメラを有する画像入力手段から画像が
入力され、その入力された画像が基準画像メモリ102
及び探索される画像メモリ103にそれぞれ保持され
る。アドレス発生部104からは、基準画像メモリ10
2中の1点を示すアドレスがデータ保管部105に送ら
れ、その点の周囲の点のテンプレートサイズを参考にし
てテンプレートサイズを決定する。該決定されたテンプ
レートサイズは、データ保管部105からテンプレート
画像作成部106に送られ、このテンプレート画像作成
部106において基準画像メモリ102を用いてそのア
ドレスが示す点を中心に、そのテンプレートサイズのテ
ンプレート画像が作成される。画素数演算部111では
テンプレート画像作成部106から入力されたテンプレ
ート画像と、探索される画像メモリ103から入力され
る探索される画像との間で、従来技術で説明した(3)
式に基づいて、テンプレート画像全体でテンプレート内
の各画素と探索される画像上の1画素とのさ差分がある
しきい値ε以下の画素数を計算し、対応点候補とその点
の類似度が出力される。判断部108では計算が1回目
であれば、テンプレートが適したサイズであるか否かを
判断し、適していなければテンプレートサイズ変更部1
09に信号を送り、その信号に基づいて変更された新し
いテンプレートサイズデータがデータ保管部105に送
られ、該データ保管部105から新しいテンプレートサ
イズがテンプレート画像作成部106に送られ、そこで
作成される新しいテンプレートを用いて画素数演算部1
11で再び類似度を計算し、対応点を決定する。また、
計算が2回目ならば、その対応点抽出結果を出力する。
【0130】以上の構成において、アドレス発生部10
4は基準画像メモリ102中の1点を示すアドレスを発
生させる動作を実行し、データ保管部105は得られた
アドレスが示す点の周囲の対応点抽出処理において使用
されたテンプレートサイズを基にその点でのテンプレー
トサイズを決定し、その決定されたテンプレートサイズ
をテンプレート画像作成部106へ送る動作を実行す
る。
【0131】このデータ保管部105の処理動作につい
て、図17のフローチャートを用いて説明する。ここ
で、使用するテンプレートサイズをStとし、該Stは
初期値としてkに設定されているものとする(St=
k:kはある固定値)。また、テンプレートサイズ変更
部109から送られるテンプレートサイズはSnとし、
Snはテンプレートサイズ変更部109で定まっている
ものとする。
【0132】図17のステップS1701で1回目の処
理に用いるテンプレートサイズを求めるのか、2回目の
処理に用いるテンプレートサイズを求めるのかを判断す
る。そして、1回目の処理に用いるテンプレートサイズ
を求める場合は、次のステップS1702でアドレス発
生部104からのアドレスが示す点の周囲近傍8個のの
点のテンプレートサイズを調査し、最も小さいテンプレ
ートサイズをSsとして求める。次にステップS170
3でその周囲8個のテンプレートサイズの中から小さい
テンプレートサイズSsとその点のテンプレートサイズ
Stとを比較し、Stの方がSsより大きければ次のス
テップS1704で周囲近傍8個の点の小さいテンプレ
ートサイズをその点のテンプレートサイズとし(St=
Ss)、その後ステップS1705へ進む。
【0133】また、前記ステップS1701において2
回目の処理のテンプレートサイズを求める場合は、ステ
ップS1706でテンプレートサイズ変更部109から
のテンプレートサイズSnにその点のテンプレートサイ
ズStを変更し(St=Sn)、その後ステップS17
05へ進む。このステップS1705ではテンプレート
サイズStをテンプレート画像作成部106へ送る。
【0134】このように、他点のテンプレートサイズを
参考にしてテンプレートサイズを決定することにより、
最適なテンプレートサイズが得られ、対応点抽出処理速
度が向上する。
【0135】その後、テンプレート画像作成部106は
アドレス発生部104からアドレス、データ保管部10
5からテンプレートサイズ、基準画像メモリ102から
基準画像を受け取り、テンプレート画像を作成する動作
を実行し、画素数演算部111ではテンプレート画像と
探索される画像との類似度を上記(3)式に基づいて計
算し、対応点候補とその類似度を出力する動作を実行す
る。
【0136】図18は画素数演算部111の処理動作を
示すフローチャートである。このフローチャートでは、
対応点候補の座標値を(X,Y)とし、各点(x,y)
で上記(3)式で計算した類似度をC(x,y)、最大
類似度を保存する変数をCxy、2番目の類似度を保存
する変数をCxy2とする。
【0137】図18のステップS1801でテンプレー
ト画像及び探索される画像をそれぞれ入力し、次のステ
ップS1802で変数Cxy、Cxy2を初期化する
(Cxy=0、Cxy2=0)。次にステップS180
3で探索される画像から1点(x,y)を選択し、その
点とテンプレートの中心を合わせ、次のステップS18
04で類似度C(x,y)を演算する。次にステップS
1805で前記ステップS1804において演算した類
似度C(x,y)が変数Cxyより大きいか否かを判断
し、類似度C(x,y)が変数Cxyより大きいと判断
された場合は、次のステップS1806で対応点候補と
して座標値(X,Y)に(x,y)を大入し、変数Cx
y2にCxyを代入し、更に、変数Cxyに類似度C
(x,y)を代入した後、ステップS1807へ進む。
【0138】一方、前記ステップS1805において、
類似度C(x,y)が変数Cxyより大きくないと判断
された場合は、ステップS1809で類似度C(x,
y)が変数Cxy2より大きいか否かを判断し、類似度
C(x,y)が変数Cxy2より大きい場合は、ステッ
プS1810で変数Cxy2に類似度C(x,y)を代
入した後、ステップS1807へ進む。また、前記ステ
ップS1809において類似度C(x,y)が変数Cx
y2より大きくないと判断された場合は、前記ステップ
S1810をスキップしてステップS1807へ進む。
【0139】このステップS1807では探索される画
像中の全ての点に関して処理を行ったか否かを判断し、
全ての点に関して処理を行った場合は次のステップS1
808でそのとき保持している対応点候補の座標値
(X,Y)を最大類似度Cxyと2番目の類似度Cxy
2を出力した後、本処理動作を終了する。また、前記ス
テップS1807おいて全ての点に関して処理を行って
いないと判断された場合は前記ステップS1803へ戻
って次の点に関して類似度を求める。
【0140】以上詳述したように画素数演算部111が
動作する。
【0141】判断部108では計算が1回目で且つテン
プレートサイズが大きい方ならば、得られた類似度から
テンプレートの中心点が距離の大きく変化する領域内の
点か否かを判断する動作を実行する。また、テンプレー
トサイズが小さい方ならば、その結果が誤抽出でないか
否かを判断する動作を実行する。
【0142】判断部108におけるテンプレートの中心
点が距離の大きく変化する領域内の点か否かの判断の仕
方は、類似度Cxyとあるしきい値Cthとの大小を比較
して行う。なぜならば、図19(a)中のP点を中心に
テンプレート191を作成し、対応点を図19(b)中
で求めるとき、例えばラインL上の点での類似度C
(x,y)をプロットすると、図20(a)のようにな
る。P点は、距離の大きく変化する領域内の点ではない
ため、図20(a)のように類似度C(x,y)の高い
ピークが出て対応点を決定できる。
【0143】しかし、図19(a)中のQ点を中心にテ
ンプレート192を作成し、対応点を図19(b)中で
求めるとき、例えばラインM上の点での類似度C(x,
y)をプロットすると、図20(b)のようになる。こ
れは従来技術の問題点で示したように、テンプレート内
に距離の大きく異なる領域があるためで、図19(c)
のようにテンプレート中の領域Rにより類似度C(x,
y)が大きくなったのが左側の山で、領域Sにより類似
度C(x,y)が大きくなったのが右側の山である。こ
のように、距離の大きく変化する領域内に存在する点の
対応点候補の類似度は、それ以外の領域の点の類似度と
比較するとかなり小さくなる。このような事実により、
類似度とあるしきい値Cthとの大小比較でテンプレート
の中心点が距離の大きく変化する領域内の点か否かの判
断を行うことができる。
【0144】また、テンプレートサイズが小さいときの
結果が誤抽出か否かの判断は、最大類似度Cxyと2番
目の類似度Cxy2との差の絶対値を用いて行う。Cx
yとCxy2との差がかなり小さいときは、テンプレー
トが小さいことにより似たような点を誤抽出したと判断
する。これは従来例及び問題点で示したように、空等の
似たような領域が複数存在するときに、テンプレートが
小さいと同じような類似度が複数存在してしまう。それ
を判断するために同じような類似度が複数存在するか否
かについて調べている。そして、判断部108では、距
離の大きく変化する領域内の点でないとき及び誤抽出で
ないときは、その対応点抽出結果を出力する。また、計
算が2回目のときも、その対応点抽出結果を出力する。
【0145】テンプレートサイズ変更部109は、判断
部108でテンプレートの中心点が距離の大きく変化す
る領域内の点と判断されたとき及び誤抽出したと判断さ
れたときに、テンプレートサイズを変更して新しいテン
プレートサイズSnをデータ保管部105へ出力するよ
うに動作する。
【0146】以上詳述したように動作する各部を図16
ように構成すると、画像中の領域に応じたテンプレート
を選択することができ、精度の高い対応点抽出処理が可
能となり、精度の高い被写体の距離分布を求めることが
できる。また、テンプレートの選択処理時間の短縮が図
れる。
【0147】なお、本実施の形態においては、テンプレ
ートサイズは大小の2種類であったが、小さくしてもま
だ背景の方が大きいとき等は、更にテンプレートを小さ
くしたり、多種類のテンプレートサイズを使用しても良
い。
【0148】また、本実施の形態では類似度を求めるの
に従来例で示した(3)式を用いたが、これに限られる
ものではなく、(1)式及び(2)式を用いても良く、
或いは、新たな類似度を使用しても良い。
【0149】また、本実施の形態では複数のテンプレー
トサイズを用いてテンプレートマッチング法を行うこと
及びそのテンプレートサイズを選択する判断法を示して
いる。
【0150】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態を図21及び図22に基づき説明する。
【0151】図21は本発明の第7の実施の形態に係る
対応点抽出装置の構成を示すブロック図であり、同図に
おいて上述した第6の実施の形態における図16と同一
部分には同一符号が付してある。図21において図16
と異なる点は、図16の構成からデータ保管部105を
削除し、エッジ画像メモリ112及びテンプレートサイ
ズ決定部113を付加したことである。
【0152】図21において、第6の実施の形態と同様
に、画像入力手段101から画像が入力され、その入力
された画像が基準画像メモリ102及び探索される画像
メモリ103にそれぞれ保持される。アドレス発生部1
04からは、基準画像メモリ102中及びエッジ画像メ
モリ112中の1点を示すアドレスがエッジ画像メモリ
112に入力される。エッジ画像メモリ112では、基
準画像メモリ102から得られた画像をゾーベルフィル
タ等を用いてエッジ画像にして保管している。そして、
その点を中心としてある決定した大きさのエッジテンプ
レートが作成され、テンプレートサイズ決定部113へ
送られる。
【0153】このテンプレートサイズ決定部113で
は、得られたエッジテンプレート中に強いエッジがある
か否かを判断し、強いエッジがあればテンプレートサイ
ズを小さくし、強いエッジがなければテンプレートサイ
ズを大きくして、テンプレート画像作成部106へ送ら
れる。そして、テンプレート画像作成部106で基準画
像メモリ102を用いてそのアドレスが示す点を中心
に、そのテンプレートサイズのテンプレート画像が作成
される。
【0154】画素数演算部111ではテンプレート画像
作成部106から入力されたテンプレート画像と、探索
される画像メモリ103から入力される探索される画像
との間で、従来技術で説明した(3)式に基づきテンプ
レート画像全体でテンプレート内の各画素と探索される
画像上の1画素との差分があるしきい値ε以下の画素数
を計算し、対応点候補とその点の類似度が出力される。
【0155】判断部108では計算が1回目であればテ
ンプレートが適したサイズであるか否かを判断し、適し
ていなければテンプレートサイズ変更部109に信号を
送り、その信号に基づいてテンプレートサイズ決定部1
13で新しいテンプレートサイズが決定され、その新し
いテンプレートサイズがテンプレート画像作成部106
へ送られ、そこで作成される新しいテンプレートを用い
て画素数演算部111で再び類似度を計算して対応点を
決定する。また、計算が2回目ならばその対応点抽出結
果を出力する。
【0156】以上の構成において、上述した第6の実施
の形態と異なるのは、エッジ画像メモリ112とテンプ
レートサイズ決定部113である。
【0157】以下、テンプレートサイズ決定部113に
ついて図22のフローチャートに基づき説明する。
【0158】図22のステップS2201でエッジテン
プレート画像が入力され、次のステップS2202で前
記入力されたエッジテンプレート画像中に強いエッジが
存在するか否かを判断する。その判断は、あるしきい値
より強いエッジがあるか否かである。もし、強いエッジ
が存在すれば次のステップS2203でテンプレートサ
イズを小さくした後、ステップS2204へ進む。ま
た、前記ステップS2202において強いエッジが存在
しなければステップS2205でテンプレートサイズを
大きくした後、ステップS2204へ進む。このステッ
プS2204では前記ステップS2203或いはステッ
プS2205において処理したテンプレートサイズを出
力した後、本処理動作を終了する。
【0159】上述したように本実施の形態によれば、距
離の大きく変化する領域には、強いエッジが存在するこ
とが多いので、このようにゾーベルフィルタ等を用いて
求めたエッジ中に強いエッジが存在するときは、使用す
るテンプレートサイズを小さくすることで対応点抽出処
理効率の向上が図れる。
【0160】また、テンプレートサイズの選択が誤った
ときでも、その後テンプレートサイズを変更することが
できるため、その選択の誤りによる精度の劣化は生じる
ことなく、逆に各領域に合わせて適したサイズのテンプ
レートを用いることができるので、対応点抽出処理の精
度向上が図れる。
【0161】(第8の実施の形態)次に、本発明の第8
の実施の形態を図23に基づき説明する。図23は本発
明の第8の実施の形態に係る対応点抽出装置の構成を示
すブロック図であり、同図において上述した第6の実施
の形態の図16と同一部分には同一符号が付してある。
図23において図16と異なる点は、アドレス発生部1
04をデータ保管部15に接続したことである。
【0162】図23において、図24(a)に示すよう
な2台のカメラを有する画像入力手段101から画像が
入力され、その入力された画像が基準画像メモリ102
及び探索される画像メモリ103にそれぞれ保持され
る。アドレス発生部104からは、基準画像メモリ10
2中の1点を示すアドレスが、また、データ保管部10
5からは、テンプレートサイズがテンプレート画像作成
部106に送られ、このテンプレート画像作成部106
において基準画像メモリ102を用いてそのアドレスが
示す点を中心に、そのテンプレートサイズのテンプレー
ト画像が作成される。画素数演算部111ではテンプレ
ート画像作成部106から入力されたテンプレート画像
と、探索される画像メモリ103から入力される探索さ
れる画像との間で、従来技術で説明した(3)式に基づ
きテンプレート画像全体でテンプレート内の各画素と探
索される画像上の1画素との差分があるしきい値ε以下
の画素数を計算し、対応点候補とその類似度が出力され
る。
【0163】判断部108では計算が1回目であるなら
ば、テンプレートが適したサイズか否かを判断し、適し
ていなければテンプレートサイズ変更部109に信号が
送られ、その信号に基づいてテンプレートサイズ変更部
109でテンプレートサイズが変更され、その変更され
た新しいテンプレートサイズがテンプレート画像作成部
106に送られ、そこで作成された新しいテンプレート
を用いて画素数演算部111で再び類似度を計算して対
応点を決定する。また、計算が2回目ならば、その対応
点抽出結果を出力する。
【0164】図23中で第6の実施の形態の図16と異
なる点は、データ保管部105の動作であるから、以
下、それについて説明する。
【0165】データ保管部105にはテンプレートサイ
ズが1つ保管されており、判断部108でテンプレート
サイズが適していないと判断されたときにそのサイズを
変更する。そして、その変更されたテンプレートサイズ
は次でも有効になる。つまりテンプレートサイズは、そ
の点の1つ前の点が用いたサイズを使用することにな
る。
【0166】このように、テンプレートサイズを小さく
すべき距離エッジの領域は連続していることに基づき、
テンプレートサイズを以前の点のときと同じにすること
により、ごく簡単なアルゴリズムでテンプレートサイズ
は適した大きさになり、対応点抽出処理効率の向上が図
れる。また、そのテンプレートサイズが誤っていたとき
でも、その後テンプレートサイズを変更することができ
るので、精度の劣化は生じることなく、逆に各領域に合
わせて適したサイズのテンプレートを用いることができ
るので、対応点抽出処理精度の向上が図れる。
【0167】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1〜
3の対応点抽出方法及び請求項11〜13の対応点抽出
装置によれば、使用する画像中の被写体および背景の区
別なく全域で精度の高い対応点抽出処理を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0168】また、本発明の請求項4の対応点抽出方法
及び請求項14の対応点抽出装置によれば、使用する画
像中、全域で誤対応が減ると共に、処理速度が向上する
という効果を奏する。
【0169】また、本発明の請求項5の対応点抽出方法
及び請求項15の対応点抽出装置によれば、使用する画
像中の距離が大きく変化する領域で処理精度が向上する
と共に、その領域が少なければ2種類以上のテンプレー
トで同時に評価値を求めることにより、処理速度が向上
するという効果を奏する。
【0170】また、本発明の請求項6の対応点抽出方法
及び請求項16の対応点抽出装置によれば、使用する画
像中の距離が大きく変化する領域で処理精度が向上する
と共に、その領域が多ければ順番に2種類以上のテンプ
レートで評価値を求めることにより、処理速度が向上す
るという効果を奏する。
【0171】また、本発明の請求項7,8の対応点抽出
方法及び請求項17,18の対応点抽出装置によれば、
使用する画像中の距離が大きく変化する領域で処理精度
が向上するという効果を奏する。
【0172】また、本発明の請求項9の対応点抽出方法
及び請求項19の対応点抽出装置によれば、使用する画
像中の距離が大きく変化する領域で処理精度が向上する
と共に、オクルージョン領域の判別精度が向上するとい
う効果を奏する。
【0173】また、本発明の請求項10の対応点抽出方
法及び請求項20の対応点抽出装置によれば、使用する
画像中の距離が大きく変化する領域で処理精度が向上す
るという効果を奏する。
【0174】また、本発明の請求項21,22の対応点
抽出方法及び請求項28,29の対応点抽出装置によれ
ば、使用する画像の部分特徴に応じたテンプレートを使
用することができるので、画像中、全域に亘り高精度の
対応点抽出処理を行うことができるという効果を奏す
る。
【0175】また、本発明の請求項23〜25の対応点
抽出方法及び請求項30〜32の対応点抽出装置によれ
ば、画像中の被写体及び背景の区別なく全域で高精度の
対応点抽出処理を行うことができるという効果を奏す
る。
【0176】また、本発明の請求項26,27,35〜
37の対応点抽出方法及び請求項33,34,38〜4
0の対応点抽出装置によれば、最初から適したサイズの
テンプレートを使用することができ、処理速度の向上が
図れると共に、その後テンプレートサイズを変更するこ
とができるので、高精度の対応点抽出処理を行うことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る対応点抽出処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同装置における評価関数演算部の処理動作を示
すフローチャートである。
【図3】同装置における距離一定の領域と、距離の大き
く変化する領域のテンプレートを説明する図である。
【図4】同装置における距離一定の領域の評価値と、距
離の大きく変化する領域の評価値を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る対応点抽出処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同装置におけるエッジマスクテンプレート作成
部の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】同装置におけるエッジマスクテンプレート作成
部を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る対応点抽出処
理装置における評価関数演算部の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る対応点抽出処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図10】同装置における評価関数演算部の処理動作を
示すフローチャートである。
【図11】同装置におけるテンプレートを示す図であ
る。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る対応点抽出
処理装置における評価関数演算部の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】同装置における判断部で使用する表を示す図
である。
【図14】同装置における誤抽出を説明する図である。
【図15】同装置における距離の大きく変化する領域で
のテンプレートを説明する図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態に係る対応点抽出
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図17】同装置におけるデータ保管部の処理動作を示
すフローチャートである。
【図18】同装置における画素数演算部の処理動作を示
すフローチャートである。
【図19】同装置における距離一定の領域と距離の大き
く変化する領域のテンプレートを説明する図である。
【図20】同装置における距離一定の領域と距離の大き
く変化する領域の類似度を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施の形態に係る対応点抽出
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図22】同装置におけるテンプレートサイズ決定部の
処理動作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第8の実施の形態に係る対応点抽出
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図24】一般的な画像入力手段の一例を示す図であ
る。
【図25】一般的なテンプレートマッチング法を示す図
である。
【図26】従来の対応点抽出処理装置における誤抽出を
説明する図である。
【符号の説明】
101 画像入力手段 102 基準画像メモリ 103 探索される画像メモリ 104 アドレス発生部 105 データ保管部 106 テンプレート画像作成部 107 評価関数演算部 108 判断部 109 テンプレートサイズ変更部 110 エッジマスクテンプレート作成部 111 画素数演算部 112 エッジ画像メモリ 113 テンプレートサイズ決定部 31 テンプレート 32 テンプレート 151 テンプレート 152 テンプレート 153 エッジで分割した領域 191 テンプレート 192 テンプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01B 11/00 G06F 15/62 415 H04N 1/40 Z

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像間の対応をテンプレートマッ
    チング法に基づいて求める対応点抽出方法において、前
    記テンプレートマッチング法は、ある特定の条件を満た
    す点において2種類以上のテンプレートを用いて対応点
    を決定することを特徴とする対応点抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記2種類以上のテンプレートは、テン
    プレートの面積を変化させたテンプレートであることを
    特徴とする請求項1記載の対応点抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記2種類以上のテンプレートは、テン
    プレート内のエッジによりテンプレートを変形させたテ
    ンプレートを含むことを特徴とする請求項1記載の対応
    点抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記2種類め以降のテンプレートによる
    演算は、それ以前の種類のテンプレートによる演算で候
    補となった点に対して行うことを特徴とする請求項1記
    載の対応点抽出方法。
  5. 【請求項5】 1種類め以降のテンプレートによる演算
    結果に基づき2種類めのテンプレートを用いるようにそ
    れ以前のテンプレートによる演算結果を判断してから次
    のテンプレートによる演算を行うことを特徴とする請求
    項1記載の対応点抽出方法。
  6. 【請求項6】 同時に2種類以上のテンプレートによる
    演算を行い、その中から1つの演算結果を選択すること
    を特徴とする請求項1記載の対応点抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記ある特定の条件を満たす点とは、複
    数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の点であ
    ることを特徴とする請求項1記載の対応点抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に変
    化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマッチ
    ングの評価値を用いて行うことを特徴とする請求項7記
    載の対応点抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に変
    化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマッチ
    ングの評価値と、基準となる点と該点の対応点を候補と
    が一致するか否かの判断結果とを用いて行うことを特徴
    とする請求項7記載の対応点抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に
    変化する領域内の点か否かの判断を、前記複数画像間の
    視差の分布が急峻に変化する領域内の点では以前のテン
    プレートに含まれるテンプレートを使用し且つ類似度の
    評価関数にテンプレート内の各要素の画素値と探索され
    る画像内の画素の画素値の差があるしきい値以下の画素
    数を用いて行うことを特徴とする請求項7記載の対応点
    抽出方法。
  11. 【請求項11】 複数の画像間の対応をテンプレートマ
    ッチング法に基づき明らかにする対応点抽出装置におい
    て、前記テンプレートマッチング法は、ある特定の条件
    を満たす点では2種類以上のテンプレートを用いて対応
    点を決定することを特徴とする対応点抽出装置。
  12. 【請求項12】 前記2種類以上のテンプレートは、テ
    ンプレートの面積を変化させたテンプレートであること
    を特徴とする請求項11記載の対応点抽出装置。
  13. 【請求項13】 前記2種類以上のテンプレートは、テ
    ンプレート内のエッジによりテンプレートを変形させた
    テンプレートを含むことを特徴とする請求項11記載の
    対応点抽出装置。
  14. 【請求項14】 前記2種類め以降のテンプレートによ
    る演算は、それ以前の種類のテンプレートによる演算で
    候補となった点に対して行うことを特徴とする請求項1
    1記載の対応点抽出装置。
  15. 【請求項15】 1種類め以降のテンプレートによる演
    算結果に基づき2種類めのテンプレートを用いるように
    それ以前のテンプレートによる演算結果を判断してから
    次のテンプレートによる演算を行うことを特徴とする請
    求項11記載の対応点抽出装置。
  16. 【請求項16】 同時に2種類以上のテンプレートによ
    る演算を行い、その中から1つの演算結果を選択するこ
    とを特徴とする請求項11記載の対応点抽出装置。
  17. 【請求項17】 前記ある特定の条件を満たす点とは、
    複数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の点で
    あることを特徴とする請求項11記載の対応点抽出装
    置。
  18. 【請求項18】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に
    変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマッ
    チングの評価値を用いて行うことを特徴とする請求項1
    7記載の対応点抽出装置。
  19. 【請求項19】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に
    変化する領域内の点か否かの判断を、テンプレートマッ
    チングの評価値と、基準となる点と該点の対応点を候補
    とが一致するか否かの判断結果とを用いて行うことを特
    徴とする請求項17記載の対応点抽出装置。
  20. 【請求項20】 前記複数画像間の視差の分布が急峻に
    変化する領域内の点か否かの判断を、前記複数画像間の
    視差の分布が急峻に変化する領域内の点では以前のテン
    プレートに含まれるテンプレートを使用し且つ類似度の
    評価関数にテンプレート内の各要素の画素値と探索され
    る画像内の画素の画素値の差があるしきい値以下の画素
    数を用いて行うことを特徴とする請求項17記載の対応
    点抽出装置。
  21. 【請求項21】 入力された複数の画像の中の1枚の画
    像から、最初に所定の判断基準に基づきテンプレートを
    作成し、該作成されたテンプレートの各画素の画素値と
    前記入力された他の画像内の画素の画素値を用いて類似
    度を求め、該求めた類似度からある特定条件を判断し、
    該判断結果に基づき他のテンプレートを作成することを
    特徴とする対応点抽出方法。
  22. 【請求項22】 テンプレートの面積を変化させたテン
    プレートを作成を作成することを特徴とする請求項21
    記載の対応点抽出方法。
  23. 【請求項23】 ある特定条件の判断は、入力された類
    似度とあるしきい値とを比較して行うことを特徴とする
    請求項21記載の対応点抽出方法。
  24. 【請求項24】 ある特定条件の判断は、入力された複
    数の類似度の差があるしきい値より小さいときを判断し
    て行うことを特徴とする請求項21記載の対応点抽出方
    法。
  25. 【請求項25】 ある特定条件の判断は、複数画像間の
    視差の分布が急峻に変化する領域内の画素を判断して行
    うことを特徴とする請求項21記載の対応点抽出方法。
  26. 【請求項26】 最初のテンプレートを作成するための
    前記所定の判断基準とは、テンプレートの中心点の近傍
    画素の点のテンプレートサイズであることを特徴とする
    請求項21記載の対応点抽出方法。
  27. 【請求項27】 最初のテンプレートを作成するための
    前記所定の判断基準とは、テンプレート中の強いエッジ
    の有無であることを特徴とする請求項21記載の対応点
    抽出方法。
  28. 【請求項28】 入力された複数の画像の中の1枚の画
    像から最初に前記所定の判断基準に基づきテンプレート
    を作成する第1のテンプレート作成手段と、該テンプレ
    ート作成手段により作成されたテンプレートの各画素の
    画素値と前記入力された他の画像内の画素の画素値を用
    いて類似度を求める類似度演算手段と、該類似度演算手
    段により求めた類似度からある特定条件を判断する特定
    条件判断手段と、該特定条件判断手段の判断結果に基づ
    き他のテンプレートを作成する第2のテンプレート作成
    手段とを具備したことを特徴とする対応点抽出装置。
  29. 【請求項29】 前記第2のテンプレート作成手段は、
    テンプレートの面積を変化させたテンプレートを作成す
    ることを特徴とする請求項28記載の対応点抽出装置。
  30. 【請求項30】 前記特定条件判断手段は、入力された
    類似度とあるしきい値とを比較してある特定条件を判断
    することを特徴とする請求項28記載の対応点抽出装
    置。
  31. 【請求項31】 前記特定条件判断手段は、入力された
    複数の類似度の差があるしきい値より小さいときを判断
    してある特定条件を判断することを特徴とする請求項2
    8記載の対応点抽出装置。
  32. 【請求項32】 前記特定条件判断手段は、複数画像間
    の視差の分布が急峻に変化する領域内の画素を判断して
    ある特定条件を判断することを特徴とする請求項28記
    載の対応点抽出装置。
  33. 【請求項33】 最初のテンプレートを作成するための
    前記所定の判断基準とは、テンプレートの中心点の近傍
    画素の点のテンプレートサイズであることを特徴とする
    請求項28記載の対応点抽出装置。
  34. 【請求項34】 最初のテンプレートを作成するための
    前記所定の判断基準とは、テンプレート中の強いエッジ
    の有無であることを特徴とする請求項28記載の対応点
    抽出装置。
  35. 【請求項35】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成し、該作成されたテンプレ
    ートの各画素の画素値と前記入力された他の画像内の画
    素の画素値を用いて類似度を求め、該求めた類似度から
    入力された類似度があるしきい値より小さいときを判断
    し、該判断結果に基づきテンプレートの面積を変化させ
    たテンプレートを作成することを特徴とする対応点抽出
    方法。
  36. 【請求項36】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成し、該作成されたテンプレ
    ートの各画素の画素値と前記入力された他の画像内の画
    素の画素値を用いて類似度を求め、該求めた類似度から
    入力された複数の類似度の差があるしきい値より小さい
    ときを判断し、該判断結果に基づきテンプレートの面積
    を変化させたテンプレートを作成することを特徴とする
    対応点抽出方法。
  37. 【請求項37】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成し、該作成されたテンプレ
    ートの各画素の画素値と前記入力された他の画像内の画
    素の画素値を用いて類似度を求め、該求めた類似度から
    複数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の画素
    を判断し、該判断結果に基づきテンプレートの面積を変
    化させたテンプレートを作成することを特徴とする対応
    点抽出方法。
  38. 【請求項38】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成する第1のテンプレート作
    成手段と、該第1のテンプレート作成手段により作成さ
    れたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された他
    の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求める類似度
    演算手段と、該類似度演算手段により求めた類似度から
    入力された類似度があるしきい値より小さいときを判断
    する判断手段と、該判断手段の判断結果に基づきテンプ
    レートの面積を変化させたテンプレートを作成する第2
    のテンプレート作成手段とを具備したことを特徴とする
    対応点抽出装置。
  39. 【請求項39】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成する第1のテンプレート作
    成手段と、該第1のテンプレート作成手段により作成さ
    れたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された他
    の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求める類似度
    演算手段と、該類似度演算手段により求めた類似度から
    入力された複数の類似度の差があるしきい値より小さい
    ときを判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に基
    づきテンプレートの面積を変化させたテンプレートを作
    成する第2のテンプレート作成手段とを具備したことを
    特徴とする対応点抽出装置。
  40. 【請求項40】 入力された複数の画像の内の1枚の画
    像から直前に求めた点で使用したテンプレートサイズを
    使用してテンプレートを作成する第1のテンプレート作
    成手段と、該第1のテンプレート作成手段により作成さ
    れたテンプレートの各画素の画素値と前記入力された他
    の画像内の画素の画素値を用いて類似度を求める類似度
    演算手段と、該類似度演算手段により求めた類似度から
    複数画像間の視差の分布が急峻に変化する領域内の画素
    を判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に基づき
    テンプレートの面積を変化させたテンプレートを作成す
    る第2のテンプレート作成手段とを具備したことを特徴
    とする対応点抽出装置。
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