JPH10213621A - 送電線の故障発生検出方法、故障発生情報伝送方法及び故障区間標定システム - Google Patents

送電線の故障発生検出方法、故障発生情報伝送方法及び故障区間標定システム

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JPH10213621A
JPH10213621A JP9016470A JP1647097A JPH10213621A JP H10213621 A JPH10213621 A JP H10213621A JP 9016470 A JP9016470 A JP 9016470A JP 1647097 A JP1647097 A JP 1647097A JP H10213621 A JPH10213621 A JP H10213621A
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JP
Japan
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Application number
JP9016470A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujikura
健一 藤倉
Kyuichi Sasahara
久一 笹原
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
    • Y04S10/52Outage or fault management, e.g. fault detection or location

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  • Locating Faults (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障時に地線電流が増加しない場合にも対応
できる故障発生検出方法と、各箇所で個別に故障発生を
検出する場合に適した故障発生情報伝送方法と、これら
方法を用いた実用的な故障区間標定システムを提供す
る。 【解決手段】 送電線の複数箇所で架空地線1に流れる
電流の瞬時値を計測し、この計測による電流波形情報か
ら送電線の故障発生を検出すると共に故障区間を標定す
るに際し、現在の瞬時値i0 と交流周期1周期前の瞬時
値i’0 とのずれの値を求め、このずれの値を現在から
所定期間までさかのぼって総和し、その総和値が所定の
しきい値ITLを越えた瞬間を故障発生の瞬間として検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線の架空地線
に流れる電流により故障区間を標定するシステムに係
り、特に、故障時に地線電流が増加しない場合にも対応
できる故障発生検出方法と、各箇所で個別に故障発生を
検出する場合に適した故障発生情報伝送方法と、これら
方法を用いた実用的な故障区間標定システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】送電線の故障発生検出或いは故障区間標
定のために、従来、次のようなシステムが用いられてい
る。即ち、図5に示されるように、OPGW(光ファイ
バ複合架空地線)からなる架空地線1を支持する鉄塔の
うち、標定区間を形成する各鉄塔6(6a,6b,6
c,…)には架空地線1に流れる電流(地線電流)の誘
導電流を取り出すCTが電流センサ2として取り付けら
れていると共に、E/O変換装置3、データ多重伝送装
置4がそれぞれ設置されている。電流センサ2にて抽出
された電流波形情報は、E/O変換装置3にて電気光変
換され、光ファイバケーブル5を介してデータ多重伝送
装置4に送られ、時分割多重されてOPGWを介して次
の鉄塔6又は中央装置7に伝送される。
【0003】比較的簡単な系統での送電線の故障時に
は、一般的に図6に示すように架空地線に大きな電流が
流れる。従って、この地線電流を常時監視することによ
り故障の発生を検出することができる。故障区間標定シ
ステムでは、多箇所に電流センサを配置し、故障発生時
には各電流センサで抽出された電流波形を解析すること
により、電流センサを配置した区間を標定単位として故
障区間を標定することができる。
【0004】故障区間の標定方法には、抽出された地線
電流の電流実効値の大小関係から標定を行う方法と、故
障点を境に地線電流の位相が180°反転するという特
性を利用して位相差をもとに標定する方法とがある。こ
のために、電流波形を解析して各電流センサ毎の故障発
生前後の実効値や各電流センサ間の位相差を算出する必
要がある。
【0005】従来のOPGWを使用した故障区間標定シ
ステムでは、各電流センサにて抽出された電流波形情報
が時分割多重により中央装置に伝送されているため、時
間的に同期がとれている。従って、故障発生を検出しさ
えすれば、各電流センサにて抽出された電流の実行値や
位相差を算出するのは容易である。従来のOPGWを使
用した故障区間標定システムにおける故障発生検出の方
法は、図6に示されるように、電流センサから伝送され
てくる電流波形61の瞬時値を中央装置にて常時監視
し、その瞬時値が予め設定されているしきい値62を越
えた瞬間に故障が発生したものと検出する方法であり、
この故障発生検出に従い電流波形を解析して故障区間を
標定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示されるように、多回線併用架線路での下回線故障など
では、故障時に地線電流が増加しない場合がある。この
ような場合、上述の方法では故障発生を検出することが
できず、故障区間標定システムの適用が不可能であっ
た。
【0007】また、従来は、各電流センサにて抽出され
た電流波形情報がそのまま中央装置に伝送され、中央装
置で故障発生検出及び故障区間標定が行われていた。し
かし、多箇所からの電流波形情報を全て中央装置で集中
処理するのは中央装置の負荷が大きい。従って、処理の
分散化を図るのがよいが、仮に故障発生検出を各電流セ
ンサ設置箇所で行うとすれば、その検出結果である故障
発生情報を中央装置に伝送しなければならず、このため
に時分割多重伝送の時間枠を新たに割り付ける必要があ
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、故障時に地線電流が増加しない場合にも対応できる
故障発生検出方法と、各箇所で個別に故障発生を検出す
る場合に適した故障発生情報伝送方法と、これら方法を
用いた実用的な故障区間標定システムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の故障発生検出方法は、送電線の複数箇所で架
空地線に流れる電流の瞬時値を計測し、この計測による
電流波形情報から送電線の故障発生を検出すると共に故
障区間を標定するに際し、現在の瞬時値と交流周期1周
期前の瞬時値とのずれの値を求め、このずれの値を現在
から所定期間までさかのぼって総和し、その総和値が所
定のしきい値を越えた瞬間を故障発生の瞬間として検出
するものである。
【0010】また、本発明の故障発生情報伝送方法は、
送電線の複数箇所で架空地線に流れる電流の瞬時値を計
測し、この計測による電流波形情報を各計測箇所から中
央装置に伝送し、この中央装置が各計測箇所の電流波形
情報から故障区間を標定するに際し、各計測箇所で個別
に故障発生を検出し、故障発生が検出された瞬間に上記
瞬時値を特定値に置き換えて伝送し、上記中央装置がこ
の特定値により故障発生を認識するものである。
【0011】上記中央装置は、上記瞬時値が所定値を越
えた瞬間を故障発生の瞬間として検出するものとし、上
記特定値として上記所定値を越える値を用いてもよい。
【0012】本発明の故障区間標定システムは、送電線
の複数箇所に架空地線に流れる電流波形を抽出する電流
センサを配置し、抽出された電流波形情報を上記架空地
線に複合された光ファイバで伝送させて収集し、各計測
箇所の電流波形情報から故障区間を標定する中央装置を
設けた送電線の故障区間標定システムにおいて、上記電
流センサの出力を所定サンプリング間隔でA/D変換す
るA/D変換器と、この瞬時値を少なくとも交流周期1
周期分記憶するための第1のメモリと、瞬時値同士の差
の絶対値を複数個記憶するための第2のメモリと、A/
D変換された瞬時値を上記第1のメモリに記憶させ、こ
の瞬時値と交流周期1周期前の瞬時値との差の絶対値を
求めて上記第2のメモリに記憶させ、この絶対値を現在
から所定サンプリング分さかのぼって総和し、その総和
値が所定のしきい値を越えた瞬間を故障発生の瞬間とし
て検出する故障発生検出部とを備えたものである。
【0013】各計測箇所のそれぞれに、上記A/D変換
器、第1、第2のメモリ及び故障発生検出部を配置する
と共に故障発生が検出されるまでは上記A/D変換によ
る瞬時値を上記中央装置に伝送し、故障発生が検出され
たときには上記瞬時値をA/D変換で表現できる正又は
負の最大値に置き換えて伝送する故障発生情報伝送部を
設けてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0015】本発明による送電線の故障区間標定システ
ムの装置概要は、従来同様に図5によって示される。即
ち、計測箇所となる各鉄塔には、変流器(CT)からな
る電流センサ2が取り付けられている。変流器は、架空
地線1に流れる電流の誘導電流を取り出すものである
が、以下では電流センサ2の電流値を地線電流の電流値
に換算して扱う。E/O変換装置3、データ多重伝送装
置4がそれぞれ設置されている。鉄塔部の詳細を図1に
示す。
【0016】図1に示されるように、E/O変換装置3
は、A/D変換器31とE/O変換部32とからなり、
電流センサ2の出力は所定のサンプリング間隔でA/D
変換されてから光信号に変換されるようになっている。
【0017】データ多重伝送装置4は、光受信装置41
と伝送基本部42と電源部43とからなる。光受信装置
41には、上記光信号を受信して電気信号に変換するO
/E変換部44と、本発明の故障発生方法による各処理
を実行する故障発生検出部45と、そのための処理デー
タを一時記憶する第1メモリ46及び第2メモリ47
と、バスライン48を介して伝送データを伝送基本部4
2に送る出力部49とが設けられている。この出力部4
9は、本発明の故障発生情報伝送方法による各処理を実
行する故障発生情報伝送部に相当する。伝送基本部42
は、前鉄塔からのデータに自鉄塔のデータを時分割多重
して次の鉄塔へ伝送する機能を有するものである。ここ
では、伝送基本部42が2.5m秒周期で時分割多重を
行っているので、A/D変換器31におけるサンプリン
グ間隔も2.5m秒となっている。電源部43は、デー
タ多重伝送装置4内の各部に電源を供給するものであ
る。
【0018】さて、本発明の故障発生方法によると、E
/O変換装置3においてA/D変換器31でA/D変換
された瞬時値は、E/O変換部32で光信号に変換され
光ファイバケーブル5を介してデータ多重伝送装置4内
の光受信装置41においてO/E変換部44で電気信号
に変換される。この瞬時値は、故障発生検出部45の働
きにより、第1メモリ46に一時記憶される。この第1
メモリ46には、少なくとも交流周期1周期分の瞬時値
が順次更新されて記憶される。また、第1メモリ46に
記憶されている現在より1周期前の瞬時値が取り出さ
れ、現在の瞬時値とのずれの値が両者の差の絶対値とし
て算出され、この値は第2メモリ47に一時記憶され
る。さらに、第2メモリ47に記憶されている値が現在
から所定サンプリング分さかのぼって総和される。
【0019】ここで、瞬時値と1周期前の瞬時値とのず
れについて、図2及び図3を用いて説明する。送電線に
故障のないときでも架空地線1には誘導電流が流れてい
る。この状態では、図2に示されるように、波形が乱れ
ていないので電流の瞬時値in とその1周期(1サイク
ル)前の瞬時値i’n とはほぼ一致する。従って、両者
の差はほとんど零であり、この差の絶対値を数サンプリ
ング間に亘って総和しても零に近い値になる。図2の現
在の瞬時値i0 から4サンプリング分さかのぼった瞬時
値i4 までについて、それぞれ1周期前の瞬時値i’0
〜i’4 との差の絶対値を総和すると、適宜に定めたし
きい値ITLより小さくなる。
【0020】
【数1】
【0021】一方、故障が発生したために地線電流が増
加又は減少、或いは位相変化したときには、図3に示さ
れるように、瞬時値i0 と1周期(1サイクル)前の瞬
時値i’0 とに違いが生じる。そして、差の絶対値の総
和は、適宜に定めたしきい値ITLより大きくなる。
【0022】
【数2】
【0023】瞬時値と1周期前の瞬時値とのずれの値の
評価を、複数サンプリング分の総和で行い、かつしきい
値ITLを適切に設定することでノイズ等の要因による誤
検出を防ぐことができる。
【0024】以上の故障発生方法によれば、系統が複雑
な線路等で故障時に地線電流が大きく変化しない場合で
も、波形の乱れによる瞬時値のずれを評価しているため
故障発生を検出することができる。
【0025】出力部49は、伝送基本部42からの要求
に応じて伝送データをバスライン48に出力するが、故
障発生が検出されるまではO/E変換部44で電気信号
に変換された瞬時値をそのままバスライン48に出力
し、故障発生が検出されたときには、瞬時値に代えて、
予め決められている特定値を連続数回にわたってバスラ
イン48に出力する。
【0026】ここで、便宜上、バスライン48中のデー
タバスが8ビットとし、電流値がこの8ビットからなる
1データ語により負の補数で表現され、ビット分解能が
1A/bitとすると、−128A〜+127Aの電流
値がA/D変換で表現可能となる。このとき上記特定値
として−128Aを採用する。この特定値−128Aを
除く−127A〜+127Aの範囲平常時の電流波形情
報を伝送することができるので、このような特定値を伝
送データに含めても実用上問題はなく、電流波形解析に
必要なダイナミックレンジが確保される。
【0027】これに対し、中央装置7は、時々刻々の各
鉄塔6からの伝送データを収集し、故障発生の検出及び
故障区間の標定に備える。図4には、電流センサの出力
波形(センサ波形;上段)と中央装置7で収集したデー
タによる電流波形(データ波形;下段)とが時間を合わ
せて示されている。即ち、故障発生以前はセンサ波形と
データ波形とが一致し、センサ波形の乱れにより故障発
生が検出された直後はデータ波形が所定時間だけ特定値
(この図の場合、正の最大値)51に置き代っている。
その後はセンサ波形とデータ波形とが一致する。
【0028】中央装置7は、従来から使用されている、
瞬時値が予め設定されているしきい値を越えた瞬間に故
障が発生したものと検出する方法を採用している。この
しきい値に−128Aを設定しておくと、鉄塔6から伝
送されてくる瞬時値が−128Aのとき故障発生を認識
することができる。従って、鉄塔6から故障発生情報を
中央装置7に伝送するために特別な時分割多重伝送の時
間枠は必要ないことになる。
【0029】中央装置7は、故障発生を認識すると、波
形解析による故障区間標定を開始する。波形解析のため
には各鉄塔6での故障発生前後の実効値や各鉄塔6間の
位相差を必要とする。そこで、図4に示すデータ波形の
うち(イ)の部分と(ロ)の部分とをそれぞれFFT
(高速フーリエ変換)などにより解析し、電流実効値や
位相差を求める。特定値51の時間帯のデータ波形は使
用しないので、この時間帯のデータ波形がセンサ波形に
忠実でないことは何等問題とならない。
【0030】なお、上記の実施形態では、各鉄塔で故障
発生を検出して中央装置に故障発生情報を伝送するもの
としたが、中央装置の負荷軽減を考慮したものである。
中央装置の処理能力が十分であれば、中央装置が独自に
故障発生を検出するようにしてもよい。このとき、瞬時
値とその1周期前の瞬時値とのずれの値を検出に使用す
る本発明の方法は、もちろん中央装置で実施することが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0032】(1)故障時に地線電流が増加しない場合
にも故障発生を検出することができるので、故障区間標
定システムの適用範囲が拡がる。
【0033】(2)伝送する瞬時値を特定値に置き換え
て故障発生情報を表したので、特別な時分割多重伝送の
時間枠が必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す故障区間標定システ
ムの鉄塔部における詳細構成図である。
【図2】本発明の故障発生検出方法を説明するための架
空地線に流れる電流の電流波形図である。
【図3】本発明の故障発生検出方法を説明するための架
空地線に流れる電流の電流波形図である。
【図4】本発明の故障発生情報伝送方法を説明するため
のセンサ波形及びデータ波形図である。
【図5】本発明及び従来の故障区間標定システムの概要
構成図である。
【図6】従来の故障発生検出方法を説明するための架空
地線に流れる電流の電流波形図である。
【図7】従来の故障発生検出方法を説明するための架空
地線に流れる電流の電流波形図である。
【符号の説明】
1 架空地線 2 電流センサ 45 故障発生検出部 46 第1メモリ 47 第2メモリ 49 出力部(故障発生情報伝送部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線の複数箇所で架空地線に流れる電
    流の瞬時値を計測し、この計測による電流波形情報から
    送電線の故障発生を検出すると共に故障区間を標定する
    に際し、現在の瞬時値と交流周期1周期前の瞬時値との
    ずれの値を求め、このずれの値を現在から所定期間まで
    さかのぼって総和し、その総和値が所定のしきい値を越
    えた瞬間を故障発生の瞬間として検出することを特徴と
    する送電線の故障発生検出方法。
  2. 【請求項2】 送電線の複数箇所で架空地線に流れる電
    流の瞬時値を計測し、この計測による電流波形情報を各
    計測箇所から中央装置に伝送し、この中央装置が各計測
    箇所の電流波形情報から故障区間を標定するに際し、各
    計測箇所で個別に故障発生を検出し、故障発生が検出さ
    れた瞬間に上記瞬時値を特定値に置き換えて伝送し、上
    記中央装置がこの特定値により故障発生を認識すること
    を特徴とする送電線の故障発生情報伝送方法。
  3. 【請求項3】 上記中央装置は、上記瞬時値が所定値を
    越えた瞬間を故障発生の瞬間として検出するものとし、
    上記特定値として上記所定値を越える値を用いることを
    特徴とする請求項2記載の送電線の故障発生情報伝送方
    法。
  4. 【請求項4】 送電線の複数箇所に架空地線に流れる電
    流波形を抽出する電流センサを配置し、抽出された電流
    波形情報を上記架空地線に複合された光ファイバで伝送
    させて収集し、各計測箇所の電流波形情報から故障区間
    を標定する中央装置を設けた送電線の故障区間標定シス
    テムにおいて、上記電流センサの出力を所定サンプリン
    グ間隔でA/D変換するA/D変換器と、この瞬時値を
    少なくとも交流周期1周期分記憶するための第1のメモ
    リと、瞬時値同士の差の絶対値を複数個記憶するための
    第2のメモリと、A/D変換された瞬時値を上記第1の
    メモリに記憶させ、この瞬時値と交流周期1周期前の瞬
    時値との差の絶対値を求めて上記第2のメモリに記憶さ
    せ、この絶対値を現在から所定サンプリング分さかのぼ
    って総和し、その総和値が所定のしきい値を越えた瞬間
    を故障発生の瞬間として検出する故障発生検出部とを備
    えたことを特徴とする送電線の故障区間標定システム。
  5. 【請求項5】 各計測箇所のそれぞれに、上記A/D変
    換器、第1、第2のメモリ及び故障発生検出部を配置す
    ると共に故障発生が検出されるまでは上記A/D変換に
    よる瞬時値を上記中央装置に伝送し、故障発生が検出さ
    れたときには上記瞬時値をA/D変換で表現できる正又
    は負の最大値に置き換えて伝送する故障発生情報伝送部
    を設けたことを特徴とする送電線の故障区間標定システ
    ム。
JP9016470A 1997-01-30 1997-01-30 送電線の故障発生検出方法、故障発生情報伝送方法及び故障区間標定システム Pending JPH10213621A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180062794A (ko) * 2016-12-01 2018-06-11 한전케이디엔주식회사 배전지능화 단말장치
JP2020012637A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 東京電力ホールディングス株式会社 短絡点標定システム、短絡点標定方法およびプログラム
JP2020537863A (ja) * 2017-10-17 2020-12-24 フェイスブック,インク. 関連する光ファイバケーブルを用いて電力線導体を監視するシステムおよび方法

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