JPH10213129A - 軸受の軸支持方法及び軸受構造 - Google Patents

軸受の軸支持方法及び軸受構造

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JPH10213129A
JPH10213129A JP1497797A JP1497797A JPH10213129A JP H10213129 A JPH10213129 A JP H10213129A JP 1497797 A JP1497797 A JP 1497797A JP 1497797 A JP1497797 A JP 1497797A JP H10213129 A JPH10213129 A JP H10213129A
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bearing
lubricating oil
shaft
clearance
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Masaaki Shimizu
正明 清水
Kenji Kobayashi
研二 小林
Toshio Ishikawa
祀男 石川
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で起動時においても摩耗や異音の発生を
防止するとともに耐久性の優れた軸受を提供する。 【解決手段】軸受10は固定筒部10aと、軸受筒部1
0bと、スラスト受け部10cとから構成されている。
軸受筒部10bの内周面には、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂を均一に塗布しPTFE皮膜16を形成してい
る。軸受筒部10bと該筒部10bに貫挿された回転軸
12とのクリアランスには、回転軸12に塗布した蒸発
損失の少ない合成潤滑油が介在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸受の軸支持方法及
び軸受構造に係り、詳しくはポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)の樹脂コート軸受の軸支持方法及び軸受
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軸、例えばモータの回転軸の軸受
としては多孔質の焼結含油軸受がある。この軸受は焼結
体に形成された多数の孔に潤滑油を含浸させ、その含浸
させた潤滑油が回転軸の回転に伴い孔から湧出し回転軸
と軸受との間を潤滑にし回転軸及び軸受の摩耗を防止す
る。ところで、この潤滑油を含浸させた多孔質セラミッ
クよりなる軸受は、ある程度回転軸が回転した後に潤滑
油が孔から湧出するものであり、回転開始直後には潤滑
油が湧出し難いことが知られている。その結果、モータ
の起動時には潤滑油が十分でないことから、回転軸及び
軸受が摩耗したり、軸受部分で異音が発生したりしてい
た。又、この焼結含油軸受は製造するに際して高度の専
門技術を必要とするとともに、製造コストがかかり高価
なものとなっていた。
【0003】そこで、軸受の回転軸と接する表面にポリ
テトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)なる
樹脂を被覆した軸受が提案されいる。このPTFEの樹
脂コート軸受は、安価で起動時においても摩耗や異音の
発生を防止するいわゆる無潤滑の樹脂軸受である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このP
TFEの樹脂コート軸受は、1秒以下の極短時間しか作
動しないモータ、例えば自動車に搭載されたドアロック
用モータの軸受に適するが、連続して数秒以上回転する
モータ、例えば自動車に搭載されたミラー角度調整モー
タ、ドアミラー可倒モータ、エアコン用エア量調整弁駆
動モータ、アンテナロッド駆動モータ等の軸受には、被
覆したPTFE自身が摩耗してしまい使用に耐えること
ができなかった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は安価で起動時においても
摩耗や異音の発生を防止するとともに耐久性の優れた軸
受を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、軸受の摺動面にポリテトラフルオロエチレン皮膜を
形成しその皮膜を介して軸を支持するようにした軸受の
軸支持方法において、前記皮膜と前記軸との間に形成さ
れるクリアランスに潤滑油を介在させて前記軸を支持す
るようにした軸受の軸支持方法をその要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、軸と、その軸に
接する摺動面にポリテトラフルオロエチレン皮膜を形成
しそのポリテトラフルオロエチレン皮膜にて該軸を支持
する軸受とからなる軸受構造において、前記皮膜と軸と
の間に形成されるクリアランスに潤滑油を介在させたこ
とを特徴とする軸受構造をその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の軸受構造において、前記潤滑油を介在させるためのク
リアランスは0.9〜29.2マイクロメートルである
軸受構造をその要旨とする。
【0009】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載の軸受構造において前記潤滑油を介在させるための
クリアランスは2〜15マイクロメートルである軸受構
造をその要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
項のいずれか1に記載の軸受構造において潤滑油が2塩
基酸エステル系油又ポリエステル系油のいずれか1つで
ある軸受構造をその要旨とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、ポリテト
ラフルオロエチレン皮膜と前記軸との間に形成されるク
リアランスに潤滑油が介在したことにより、動摩擦係数
が小さくなるとともに潤滑油にて熱が該油を介して発散
されるためポリテトラフルオロエチレン皮膜の摩耗が抑
えられる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、ポリテト
ラフルオロエチレン皮膜と前記軸との間に形成されるク
リアランスに潤滑油が介在することにより、動摩擦係数
が小さくなるとともに潤滑油にて熱が該油を介して発散
されるためポリテトラフルオロエチレン皮膜の摩耗が抑
えられる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、単位作動
時間当たりの摩耗量が小さくなり耐久性の優れたものと
なる。請求項4に記載された発明によれば、単位作動時
間当たりの摩耗量がさらに小さくなりより耐久性の優れ
たものとなる。
【0014】請求項5に記載の発明は、蒸発損失が小さ
く動摩擦係数を小さくでき耐久性の優れたものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用電動ミラー
の駆動源としての直流モータに具体化した一実施形態を
図1〜図4に従って説明する。図2において、モータ1
のヨーク2は、一端が開放された円筒体であって、その
閉塞壁3の中央部は外方に凹設され円筒形の第1収容室
4を形成している。該収容室4を形成する閉塞壁5の中
央位置には貫通孔6が形成されている。又、ヨーク2の
内周面には、複数個のマグネット7が等間隔に配置固定
されている。一方、ヨーク2の開放端部にはエンドブラ
ケット8が取着され、該開放部を閉塞している。エンド
ブラケット8はその中央部は外方に凹設され円筒形の第
2収容室9を形成している。そして、この第2収容室9
及び前記第1収容室4には、それぞれ軸受10が該室
4,9に回転不能且つ軸線方向に移動不能に嵌着固定さ
れている。
【0016】ヨーク2内には、ロータ11が配設され、
そのロータ11の回転軸12が前記軸受10に回転可能
に支持されている。又、回転軸12に固着されたコンミ
テータ13は、エンドブラケット8に固設されたブラシ
ホルダ14に保持されたブラシ15が摺接するようにな
っている。
【0017】次に、前記軸受10と回転軸12の軸受構
造を詳細に説明する。尚、第1及び第2収容室4,9に
設けた軸受10と回転軸12との軸受構造は同じなの
で、説明の便宜上、第1収容室4の軸受10と回転軸1
2との軸受構造についてのみ説明し第2収容室9の軸受
10の軸受構造につては省略する。
【0018】図1は、その軸受10の要部断面を示す。
図1において、軸受10は、前記ヨーク2の収容室4に
圧入固定される円筒状の固定筒部10aと、その固定筒
部10aの内側であって該筒部10aとその中心軸線が
一致する前記回転軸12を回転可能に支持する軸受筒部
10bと、固定筒部10aと軸受筒部10bの一側端を
連結するドーナツ板状のスラスト受け部10cとから構
成されている。この固定筒部10a、軸受筒部10b及
びスラスト受け部10cからなる軸受10は、銅板をプ
レス加工することにより成形されるようになっている。
【0019】固定筒部10aの外径は、前記第1収容室
4に圧入され回転不能に固定される径に形成されてい
る。軸受筒部10bの摺動面としての内周面及びスラス
ト受け部10cの外側面には、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂(以下、PTFE樹脂という)を均一に塗布し
PTFE皮膜16を形成している。内周面にPTFE皮
膜16が形成された状態での軸受筒部10bの内径は、
該軸受筒部10bと該筒部10bに貫挿された回転軸1
2とのクリアランスが予め定めた大きさとなるように設
定されている。そして、このクリアランスには、回転軸
12に塗布した蒸発損失の少ないαオレフィン系又はエ
ステル系の合成潤滑油が介在するようになっている。
【0020】従って、回転軸12を支持する軸受筒部1
0bの内周面にPTFE皮膜16を形成し、しかも、皮
膜16の表面と回転軸12の外周面との間のクリアラン
スに合成潤滑油を加えたので、起動時においても摩耗や
異音の発生を防止することができる。しかも、合成潤滑
油を加えたことで、長時間連続してモータ1を回転駆動
させてもPTFE皮膜16の摩耗は低減される。
【0021】これは、潤滑油を加えない場合の動摩擦係
数が0.3〜0.5であるのに対して潤滑油を加えた場
合の動摩擦係数が0.15〜0.2と小さい。即ち、潤
滑油の存在により、動摩擦係数が小さくなり軸受のロス
が減少して軸受の発熱が低下する。その結果、PTFE
皮膜16の摩耗が低減すると考えられる。又、軸受の発
熱は潤滑油によって伝達され発散されることから、発熱
の低下につながりPTFE皮膜16の摩耗の低減がより
促進されると考えられる。
【0022】図3は、耐久試験にて得られた耐久サイク
ルに対する軸受摩耗量を示す図である。図3に特性線L
aで示す特性はPTFE皮膜16を形成しただけでクリ
アランスに潤滑油を介在させなかったときの特性であ
る。又、図3に1点鎖線で示す特性線Lbで示す特性は
PTFE皮膜16を形成するとともにクリアランスに潤
滑油を介在させたときの特性である。試験条件は、面圧
を3.3Kgf/平方センチメートル、周速を46メー
トル/分とし、8秒作動して3秒停止を1サイクルとし
た。因みに、特性線Lbでは合成潤滑油を2塩基酸エス
テル系油であるテネコケミカル(株)製のアンデロール
#456を使用した場合を示すが、ポリエステル系油で
あるNOKクリューバ(株)製のP652/87を使用
した場合にも同様な特性線Lbが得られた。
【0023】図3から明らかなように、PTFE皮膜1
6だけの軸受構造の場合には、2800サイクルを超え
るあたりで皮膜16の摩耗限界に達した。一方、PTF
E皮膜16を形成すると共に潤滑油を施した軸受構造の
場合には、2万サイクルを超えても摩耗量はほんの僅か
な量であった。
【0024】図4は、クリアランスを変更した行った試
験にて得られたクリアンスに対する単位作動時間当たり
の軸受摩耗量を示す図である。図4に特性線L1で示す
特性はPTFE皮膜16を形成しただけでクリアランス
に潤滑油を介在させなかったときの特性である。又、図
4に特性線L2で示す特性はPTFE皮膜16を形成す
るとともにクリアランスに潤滑油を介在させたときの特
性である。因みに、特性線L2では合成潤滑油を2塩基
酸エステル系油であるテネコケミカル(株)製のアンデ
ロール#456を使用した場合を示すが、ポリエステル
系油であるNOKクリューバ(株)製のP652/87
を使用した場合にも同様な特性線L2が得られた。
【0025】尚、図4において、横軸はクリアランス
(単位はマイクロメートル)であり、縦軸は単位作動時
間当たりの軸受摩耗量(単位はミリメートル/時間)あ
る。従って、図4において、右方に行くほどクリアラン
スは大きくなり、上方に行くほど単位作動時間当たりの
摩耗量が大きくなる。
【0026】図4から明らかなように、PTFE皮膜1
6だけの軸受構造の場合には、クリアランスが3〜7マ
イクロメートルの間が単位作動時間当たりの摩耗量が最
低となる。そして、PTFE皮膜16を形成すると共に
潤滑油を介在させた軸受構造の場合には、クリアランス
が0.9〜29.2マイクロメートルの間では単位作動
時間当たりの摩耗量がPTFE皮膜16だけの場合の最
低の値より小さくなった。従って、クリアランスを少な
くとも0.9〜29.2マイクロメートルの間に設定
し、該クリアランスに上記潤滑油を介在すれば、従来の
PTFE皮膜16だけのどんな軸受構造よりも耐久性の
優れた軸受構造となる。
【0027】又、PTFE皮膜16を形成すると共に潤
滑油を介在させた軸受構造の場合には、クリアランスが
2〜15マイクロメートルの間では単位作動時間当たり
の摩耗量が最小になった。従って、クリアランスを2〜
15マイクロメートルの間に設定し、該クリアランスに
上記潤滑油を介在すれば、最も耐久性の優れた軸受構造
となる。
【0028】実施の形態は上記実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように実施してもよい。 ○図5に示すように、軸受10の内側に形成される空間
に前記した潤滑油を含浸させたフェルト20を配設す
る。そして、内周面にポリテトラフルオロエチレン皮膜
16を形成した軸受筒部10bに油通路21を多数開口
させる。この場合、フェルトと20に含浸した潤滑油が
各油通路21を介して軸受筒部10bと回転軸12との
クリアランスに供給されることになる。しかも、多量の
潤滑油をフェルト20に含浸させることができることか
ら、常時回転するような長時間の作動が要求される製品
にも適用できる。
【0029】○図6に示すように、軸受筒部10bの内
周面に所定の間隔に油溜まり溝23を形成し、該溝23
に前記潤滑油を溜めるようにして実施してもよい。この
場合にも、油溜まり溝23に潤滑油が貯留されているこ
とから、軸受の寿命をさらに延ばすことができる。
【0030】○図7及び図8に示すように回転軸12の
外周面に複数の油を溜めるための穴24や長溝25を形
成し該穴24及び長溝25に前記潤滑油を貯留させる。
この場合にも、軸受の寿命をさらに延ばすことができ
る。
【0031】○図9に示すように、閉塞壁5と左側を延
出した軸受10の軸受筒部10bの間に該軸受筒部10
bの内径より小さい左側スラストリング26を、又、軸
受10のスラスト受け部10cと回転軸12に固着した
カラー27の間に同じく軸受筒部10bの内径より小さ
い内径の右側スラストリング28をそれぞれ回転軸12
に配設する。この場合、軸受筒部10bと回転軸12の
クリアランスに供給されている潤滑油を該リング26,
28によって外に漏れるのを防止することがてきる。勿
論、図5〜図8に示す軸受構造に応用してもよい。
【0032】○上記実施形態は軸受10はラジアル方向
の軸受であったが、軸がスラスト方向に往復動する軸の
軸受構造に応用してもよい。 ○上記実施形態では、合成潤滑油は回転軸12に塗布し
た後に軸受10に回転軸12を装着したが、回転軸12
に塗布しないで皮膜16を形成した軸受筒部10bに潤
滑油を塗布してもよい。又、回転軸12を軸受筒部10
bに装着した後に潤滑油を注油してもよい。
【0033】次に上記実施形態から把握することのでき
る請求項に記載の発明以外の技術的思想を以下に効果と
ともに記載する。 ○軸12と、その軸12に接する摺動面にポリテトラフ
ルオロエチレン皮膜16を形成しそのポリテトラフルオ
ロエチレン皮膜16にて該軸12を支持する軸受10と
からなる軸受構造において、前記皮膜16と軸12との
間に形成されるクリアランスに潤滑油を介在させるとと
もに、軸受12の摺動面及び軸12のいずれか一方に潤
滑油を貯留する溝23,25を形成したことを特徴とす
る軸受構造。従って、油溜まり溝23に潤滑油が貯留さ
れていることから、軸受の寿命をさらに延ばすことがで
きる。
【0034】○軸12と、その軸12に接する摺動面に
ポリテトラフルオロエチレン皮膜16を形成しそのポリ
テトラフルオロエチレン皮膜16にて該軸12を支持す
る軸受10とからなる軸受構造において、前記皮膜16
と軸12との間に形成されるクリアランスに潤滑油を介
在させるとともに、軸受12の摺動面にフェルト20に
含浸された潤滑油を該クリアランスに供給する油通路2
1を開口させたことを特徴とする軸受構造。従って、多
量の潤滑油をフェルト20に含浸させれば、常時回転す
るような長時間の作動が要求される製品にも適用でき
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ポリテ
トラフルオロエチレン皮膜の摩耗を抑えることができ
る。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、ポリテト
ラフルオロエチレン皮膜の摩耗を抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、単位作動時間当たりの
摩耗量を小さくでき耐久性の優れたものにすることがで
きる。
【0037】請求項4に記載された発明によれば、単位
作動時間当たりの摩耗量をさらに小さくできより耐久性
の優れたものにすることができる。請求項5に記載の発
明は、蒸発損失が小さく動摩擦係数を小さくでき耐久性
の優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 軸受構造を説明するための断面図。
【図2】 モータの断面図。
【図3】 耐久サイクルに対する軸受摩耗量を示す図。
【図4】 クリアンスに対する単位作動時間当たりの軸
受摩耗量を示す図。
【図5】 軸受構造の別例を説明するための断面図。
【図6】 軸受構造の別例を説明するための断面図。
【図7】 軸受構造の別例を説明するための断面図。
【図8】 軸受構造の別例を説明するための断面図。
【図9】 軸受構造の別例を説明するための断面図。
【符号の説明】
10…軸受、10b…軸受筒部、12…回転軸、16…
ポリテトラフルオロエチレン皮膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受(10)の摺動面にポリテトラフル
    オロエチレン皮膜(16)を形成しその皮膜(16)を
    介して軸(12)を支持するようにした軸受の軸支持方
    法において、 前記皮膜(16)と前記軸(12)との間に形成される
    クリアランスに潤滑油を介在させて前記軸(12)を支
    持するようにした軸受の軸支持方法。
  2. 【請求項2】 軸(12)と、その軸(12)に接する
    摺動面にポリテトラフルオロエチレン皮膜(16)を形
    成しそのポリテトラフルオロエチレン皮膜(16)にて
    該軸(12)を支持する軸受(10)とからなる軸受構
    造において、 前記皮膜(16)と軸(12)との間に形成されるクリ
    アランスに潤滑油を介在させたことを特徴とする軸受構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の軸受構造において、前
    記潤滑油を介在させるためのクリアランスは0.9〜2
    9.2マイクロメートルである軸受構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の軸受構造において、前
    記潤滑油を介在させるためのクリアランスは2〜15マ
    イクロメートルである軸受構造。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4項のいずれか1に記載の
    軸受構造において、前記潤滑油は2塩基酸エステル系油
    又ポリエステル系油のいずれか1つである軸受構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004257490A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Oiles Ind Co Ltd 給脂軸受
JP2012255548A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Johnson Electric Sa スラストベアリングアッセンブリ
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