JPH10212880A - スクリーン開閉装置 - Google Patents

スクリーン開閉装置

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Publication number
JPH10212880A
JPH10212880A JP1672197A JP1672197A JPH10212880A JP H10212880 A JPH10212880 A JP H10212880A JP 1672197 A JP1672197 A JP 1672197A JP 1672197 A JP1672197 A JP 1672197A JP H10212880 A JPH10212880 A JP H10212880A
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JP
Japan
Prior art keywords
screen
closing device
slider
rope
winding roll
Prior art date
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Pending
Application number
JP1672197A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Nakagawa
亮一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールスクリーンタイプの開閉装置では、ス
クリーンが閉じるに従って駆動負荷が大きくなり、開閉
速度が変化する。また、電動モータに大きな駆動能力が
要求されるため、コストアップにつながる。 【解決手段】 矩形枠体2の一辺にパイプ11で結合し
た駆動歯車8a、8bを設け、対向辺に結合軸16で結
合した従動歯車9a、9bを設け、柔軟なギヤ付きロー
プ10a、10bを架け渡し、パイプ11を電動モータ
12で駆動する。結合軸16の周囲に巻ロール5を設
け、結合軸16と巻ロール5は、テンション付与手段6
を介して連結される。テンション付与手段6は巻ロール
5にスクリーン4を巻き取る方向のテンションを常に与
える。スライダー3のスライドに応じて、テンション付
与手段6と巻ロール5が回転駆動されるため、電動モー
タ12の駆動負荷が小さく済む。また、巻ロール5の回
転量とスライダー3の移動量とが異なっても、その差を
テンション付与手段6が吸収し、スクリーン4の弛みや
突っ張りがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部を開閉する
ロールスクリーンを用いた開閉装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールスクリーンを用いた開閉装
置は、スクリーンを巻き取る巻ロールの支持軸を枠体の
一辺に固定し、スクリーンの一端縁をスライドさせる構
造を採用している。なお、スクリーンの一端縁をスライ
ドさせる手段として、スクリーンの一端縁にスライダー
を設け、このスライダーにワイヤーやギヤードケーブル
を接続し、ワイヤーやギヤードケーブルを電動モータで
駆動するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロールスクリーンを用
いた開閉装置は、巻戻ろうとするスクリーンを駆動する
ため、スクリーンが開口部を閉じるに従って駆動負荷が
大きくなる。このため、スクリーンが開口部を閉じるに
従って電動モータの余力が減り、スクリーンの開閉速度
が遅くなる不具合が生じるとともに、電動モータに大き
な駆動能力が要求されるため、電動モータあるいは減速
機が大型化し、コストが上昇する不具合が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、スクリーンの一端縁に取り付けら
れるスライダーの駆動負荷を小さくすることのできるス
クリーン開閉装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスクリーン開閉
装置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕スクリーン開閉装置は、矩形の枠体
と、この枠体の一辺側と他辺側の間でスライド可能に設
けられたスライダーと、このスライダーをスライド駆動
する駆動手段と、前記スライダーに一端縁が固定された
膜状を呈する可撓性のスクリーンと、このスクリーンを
巻き取る巻ロールと、を備え、前記巻ロールは、前記ス
クリーンを巻き取る方向にテンションを加えるテンショ
ン付与手段を介して、前記スライダーのスライドに応じ
て回転駆動される回転部材に連結されたことを特徴とす
る。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項1のスクリーン
開閉装置において、前記駆動手段は、前記一辺の両側に
それぞれ設けられた一方および他方の駆動歯車と、前記
他辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の従動
歯車と、前記一方の駆動歯車と前記一方の従動歯車に架
け渡された可撓性の一方のギヤ付きロープと、前記他方
の駆動歯車と前記他方の従動歯車に架け渡された可撓性
の他方のギヤ付きロープと、前記一方の駆動歯車と前記
他方の駆動歯車を結合する結合部材と、この結合部材に
よって結合された前記一方および他方の駆動歯車を回転
駆動する電動モータと、この電動モータの作動時に、負
荷の増大により過電流が生じた際に前記電動モータの作
動を停止する制御手段と、を備え、前記一方のギヤ付き
ロープの一端、および前記他方のギヤ付きロープの一端
は、それぞれ圧縮バネを介して前記スライダーに取り付
けられ、前記一方のギヤ付きロープの他端、および前記
他方のギヤ付きロープの他端は、引張バネを介して連結
されたことを特徴とする。
【0007】〔請求項3の手段〕請求項2のスクリーン
開閉装置において、前記回転部材は、前記一方および他
方の駆動歯車と、前記一方および他方の従動歯車を結合
する結合軸とからなり、前記テンション付与手段は、一
端が前記結合軸に結合され、他端が前記巻ロールに結合
され、捩じり負荷が与えられた状態で組み付けられるネ
ジリバネであることを特徴とする。
【0008】〔請求項4の手段〕請求項2または請求項
3のスクリーン開閉装置において、前記ギヤ付きロープ
は、可撓性の芯線の周囲に、可撓性の線を螺旋状に巻き
付けて接合してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用】巻ロールから離れる側にスライダーがス
ライド駆動されると、巻ロールに巻き付けられたスクリ
ーンが巻き出され、枠体内がスクリーンによって閉鎖さ
れる。逆に、巻ロールへ近づく側にスライダーがスライ
ド駆動されると、スクリーンが巻ロールに巻き付けら
れ、スクリーンによって閉鎖されていた枠体内が開かれ
る。
【0010】
【発明の効果】スクリーンが巻ロールから巻き出される
際(閉鎖時)、およびスクリーンが巻ロールに巻き付け
られる際(開かれる時)、巻ロールはテンション付与手
段を介した回転部材によって回転駆動されるため、スク
リーンの開閉率が変化しても、スライダーにかかる駆動
負荷を小さく抑えることができる。このため、駆動手段
の駆動源として電動モータを用いる場合は、電動モータ
を小型化でき、コストを抑えることができる。また、駆
動手段の駆動源として手動を用いる場合は、操作負荷を
小さくできる。
【0011】一方、巻ロールをスライダーのスライドに
応じて回転させることにより、スライダーのスライド量
と、巻ロールの回転量とに差ができ(例えば、スクリー
ンの巻取り量の変化による径の変化や、巻ロール径と回
転部材径の差など)、スクリーンが弛んだり、突っ張っ
て動作できなくなる不具合が生じる。しかし、この発明
では、巻ロールは、テンション付与手段によってスクリ
ーンを巻き取る方向にテンションが加えられているた
め、スクリーンが弛んだり、突っ張って動作できなくな
る不具合がない。なお、テンション付与手段は、巻ロー
ルや回転部材とほぼ一緒に回転するとともに、発生する
テンションは、スクリーンの弛みや、突っ張りを抑える
力で良いため、テンション付与手段の発生するテンショ
ンによるスライダーの駆動負荷の上昇は小さい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例およ
び変形例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1はスクリーン開閉装置の上断面
図、図2はスクリーン開閉装置の横断面図、図3はスク
リーン開閉装置の巻ロールに沿う断面図、図4はスクリ
ーン開閉装置の分解図、図5はギヤ付きロープの掛け合
わせ状態を示す図、図6はテンション付与手段および回
転部材の斜視図、図7はスクリーン開閉装置の作動説明
図である。
【0013】スクリーン開閉装置1は、図示しない天窓
の下部に取り付けられるもので、内部に天窓内に連通す
る開口部2aを備える矩形の枠体2を備える。また、ス
クリーン開閉装置1は、枠体2の一辺側から対向する他
辺側へスライド可能に設けられたスライダー3と、この
スライダー3を駆動する駆動手段とを備える。
【0014】さらに、スクリーン開閉装置1は、スライ
ダー3に一端縁が固定され、スライダー3のスライドに
より、開口部2a内を開閉する膜状を呈し可撓性のスク
リーン4(例えば、表面に樹脂をコーティングした布材
等)と、このスクリーン4を巻き取る巻ロール5と、こ
の巻ロール5にスクリーン4を巻き取る方向のテンショ
ンを与えるテンション付与手段6と、このテンション付
与手段6を介して巻ロール5をスライダー3のスライド
に応じて回転駆動する回転部材7とを備える。
【0015】スライダー3は、スクリーン4の一端縁に
固定されるスライド片3aと、このスライド片3aの両
側にそれぞれ固定されるとともに、後述するギヤ付きロ
ープ10a、10bに固定されたスライドブロック3b
とからなり、両辺のスライドブロック3bは、枠体2の
両辺に設けられたレール2bに沿ってスライド可能なも
のである。
【0016】駆動手段は、スライダー3をスライド駆動
させることによってスクリーン4を開閉するもので、枠
体2の一辺(巻ロール5に対向する辺)の両側にそれぞ
れ設けられた一方および他方の駆動歯車8a、8bと、
枠体2の他辺(巻ロール5側の辺)の両側にそれぞれ設
けられた一方および他方の従動歯車9a、9bとを備え
る。
【0017】駆動手段は、一方の駆動歯車8aと一方の
従動歯車9aに架け渡された可撓性を呈する一方のギヤ
付きロープ10aと、他方の駆動歯車8bと他方の従動
歯車9bに架け渡された可撓性を呈する他方のギヤ付き
ロープ10bとを備える。一方および他方のギヤ付きロ
ープ10a、10bは、可撓性の金属製芯線の周囲に、
可撓性の金属線を螺旋状に規則的に巻き付けて接合し、
その表面に樹脂をコーティングしてなる柔軟なギヤード
ケーブル(例えば、シンクロメッシュロープ=商品名)
を採用している。
【0018】また、駆動手段は、一方の駆動歯車8aと
他方の駆動歯車8bを結合するパイプ11(結合部材に
相当する)を備えるとともに、このパイプ11によって
結合された一方および他方の駆動歯車8a、8bを回転
駆動する電動モータ12を備える。この電動モータ12
は、パイプ11内に内蔵されたギヤードモータで、通電
されるとパイプ11を介して一方および他方の駆動歯車
8a、8bを同時駆動する。
【0019】パイプ11内の電動モータ12は、開スイ
ッチ13a、閉スイッチ13b、停止スイッチ13cを
備えるスイッチボックス13(制御手段に相当する)に
よって作動が制御されるもので、開スイッチ13aがON
されるとスクリーン4が開く方向に電動モータ12を回
転させ、閉スイッチ13bがONされるとスクリーン4が
閉じる方向に電動モータ12を回転させ、作動途中に停
止スイッチ13cがONされるとON時点で電動モータ12
の回転を停止させるものである。また、スイッチボック
ス13は、電動モータ12の作動時に、負荷の増大によ
り過電流が生じた際に(全開あるいは前閉時にスライダ
ー3が枠体2に当接して移動できなくなった際に)、電
動モータ12の作動を停止する機能が設けられている。
【0020】一方のギヤ付きロープ10aの一端、およ
び他方のギヤ付きロープ10bの一端は、図5に示すよ
うに、それぞれ圧縮バネ14を介してスライダー3に取
り付けられている。具体的には、圧縮バネ14の一端が
スライドブロック3bに固定され、圧縮バネ14の他端
が一方のギヤ付きロープ10aの一端(他方のギヤ付き
ロープ10bの一端)に固定されている。このため、一
方のギヤ付きロープ10aの一端(他方のギヤ付きロー
プ10bの一端)の張力が大きくなると圧縮バネ14が
縮み、逆に一方のギヤ付きロープ10aの一端(他方の
ギヤ付きロープ10bの一端)の張力が小さくなると圧
縮バネ14が伸びる。
【0021】また、一方のギヤ付きロープ10aの他
端、および他方のギヤ付きロープ10bの他端は、引張
バネ15を介して連結されている。このため、一方のギ
ヤ付きロープ10aの他端および他方のギヤ付きロープ
10bの他端の張力が大きくなると引張バネ15が伸
び、逆に一方のギヤ付きロープ10aの他端および他方
のギヤ付きロープ10bの他端の張力が小さくなると引
張バネ15が縮む。
【0022】スクリーン4は、光の通過を阻止する遮光
スクリーンとして作用するもので、一端は、上述のよう
にスライダー3のスライド片3aに固定されており、他
端が巻ロール5に固定されている。
【0023】巻ロール5は、一方および他方の従動歯車
9a、9bと同心的に配置され、一方および他方の従動
歯車9a、9bの内側に形成された円状凹部9a’、9
b’に嵌め合わされて回転自在に支持される略パイプ形
状のものである。この巻ロール5は、上述のようにテン
ション付与手段6を介した回転部材7によってスライダ
ー3のスライドに応じて回転駆動される。つまり、スラ
イダー3がスクリーン4を閉じる方向へ移動すると、巻
ロール5がスクリーン4を巻き出す方向へ回転駆動さ
れ、逆に、スライダー3がスクリーン4を開く方向へ移
動すると、巻ロール5が巻き取る方向へ回転駆動される
ものである。
【0024】回転部材7は、一方および他方の従動歯車
9a、9bと、この一方および他方の従動歯車9a、9
bを結合する結合軸16とからなる。また、テンション
付与手段6は、ネジリバネ17を用いたもので、このネ
ジリバネ17の一端が結合軸16に設けられた溝16a
に嵌め合わされるとともに、他端が巻ロール5に結合さ
れ、ネジリバネ17に捩じり負荷(スクリーンを巻き取
る方向の負荷)を与えた状態で、スクリーン開閉装置1
に組み付けられている。
【0025】なお、この実施例では、ネジリバネ17の
他端と結合軸16の結合は、樹脂リング18を介して行
っている。この樹脂リング18は、結合軸16に対して
回転自在に装着されるもので、ネジリバネ17の他端は
この樹脂リング18に係止される。一方、巻ロール5に
は、内側へ突出する突起5aが軸方向に延びて設けら
れ、樹脂リング18にはこの突起5aに嵌まり合う凹部
18aが形成されており、樹脂リング18の凹部18a
を巻ロール5の突起5aに嵌め合わせて組付けること
で、ネジリバネ17の他端と結合軸16が結合される。
【0026】〔実施例の作動〕 (開→閉)閉スイッチ13bがONされると、スイッチボ
ックス13が電動モータ12を閉方向に回転作動させ
る。電動モータ12の回転出力は、パイプ11を介して
一方および他方の駆動歯車8a、8bに同様に伝えられ
る。すると、一方および他方のギヤ付きロープ10a、
10bが駆動され、スクリーン4が閉じられる方向へス
ライダー3をスライドさせるとともに、一方および他方
の従動歯車9a、9bが巻ロール5を巻き出す方向へ回
転駆動させる。
【0027】この一方および他方の従動歯車9a、9b
の回転は、結合軸16およびテンション付与手段6を介
して巻ロール5に伝えられ、巻ロール5に巻かれていた
スクリーン4を巻き出す。この時、スライダー3が閉側
へスライドするため、スライダー3にかかる閉時の負荷
は小さく済む(図7の(a)参照)。
【0028】なお、この時、巻ロール5の径が、一方お
よび他方の従動歯車9a、9bの径より小さいため、巻
ロール5がスクリーン4を巻き出す量より、スライダー
3がスクリーン4を引っ張る量の方が多くなるが、テン
ション付与手段6のネジリバネ17が捩じられて、引き
出される量の差を吸収する。
【0029】(閉→開)開スイッチ13aがONされる
と、スイッチボックス13が電動モータ12を開方向に
回転作動させる。電動モータ12の回転出力は、パイプ
11を介して一方および他方の駆動歯車8a、8bに同
様に伝えられる。すると、一方および他方のギヤ付きロ
ープ10a、10bが駆動され、スクリーン4が開かれ
る方向へスライダー3をスライドさせるとともに、一方
および他方の従動歯車9a、9bが巻ロール5を巻き取
る方向へ回転駆動させる。
【0030】この一方および他方の従動歯車9a、9b
の回転は、結合軸16およびテンション付与手段6を介
して巻ロール5に伝えられ、巻ロール5はスクリーン4
を巻き取る。この時、スライダー3が開側へスライドす
るため、スライダー3にかかる開時の負荷も小さく済む
(図7の(c)参照)。
【0031】なお、この時、巻ロール5の径が、一方お
よび他方の従動歯車9a、9bの径より小さいため、巻
ロール5がスクリーン4を巻き取る量より、スライダー
3がスクリーン4を巻ロール5へ近づける量の方が多く
なる。このため、テンション付与手段6がないと、スク
リーン4は図7の(b)に示すように弛む。しかし、テ
ンション付与手段6のネジリバネ17が、巻ロール5に
対してスクリーンを巻き取る方向にテンションを加えて
いるため、ネジリバネ17が捩じられて、スクリーン4
の弛み分を吸収する。
【0032】〔実施例の効果〕本実施例のスクリーン開
閉装置1は、上記の作用で示したように、スライダー3
がスライドして、スクリーン4を開閉する際、テンショ
ン付与手段6を介して巻ロール5も回転駆動されるた
め、スクリーン4を開閉する電動モータ12の負荷が小
さくて済み、電動モータ12のコストを抑えることがで
きる。また、電動モータ12にかかる負荷が開閉の全域
に亘って小さくて済むため、スクリーン4の開口率に関
係なく、電動モータ12の余力がほぼ一定となり、スク
リーン4の開閉速度をほぼ一定にできる。
【0033】また、巻ロール5の径と、一方および他方
の従動歯車9a、9bの径との差から、巻ロール5がス
クリーン4を巻き取る量と、スライダー3がスクリーン
4を移動する量とに差が生じるが、その差をテンション
付与手段6のネジリバネ17が吸収する。このため、ス
クリーン4の開閉時に、スクリーン4が弛む不具合や、
突っ張って作動不良を起こすことがない。なお、ネジリ
バネ17が巻ロール5や回転部材7とほぼ一緒に回転す
るとともに、緩みや突っ張りを吸収するためのテンショ
ンは、小さくて済むため、テンション付与手段6の発生
するテンションによるスライダー3の駆動負荷の上昇は
小さく抑えられる。
【0034】また、スクリーン開閉装置1は、駆動手段
を構成する部品点数が少なく、組付け性に優れる。ま
た、動力を伝達する一方のギヤ付きロープ10aおよび
他方のギヤ付きロープ10bは、圧縮バネ14および引
張バネ15によって、張力が自動調節されるため、めん
どうな調節が不要になる。このため、特寸対応に容易に
対応でき、短い日数での製造が可能になる。枠体2を天
窓とは別体に設けているため、天窓に後付けできる。
【0035】電動モータ12の作動時にスライダー3が
移動できなくなると、ギヤ付きロープ10a、10bと
駆動歯車8a、8bとの噛み合い部分に大きな負荷がか
かるが、この負荷を圧縮バネ14および引張バネ15が
吸収するため、ギヤ付きロープ10a、10bと駆動歯
車8a、8bの歯飛びを防ぐことができ、歯飛びによる
作動不良の発生をなくすことができる。
【0036】ギヤ付きロープ10a、10bを採用する
とともに、これを案内する滑車も歯車(駆動歯車8a、
8bおよび駆動歯車9a、9b)とすることにより、ギ
ヤ付きロープ10a、10bと歯車(駆動歯車8a、8
bおよび駆動歯車9a、9b)との間に滑りがなくな
る。このため、スライダー3を確実にスライドさせるこ
とができ、長期に亘って安定作動を行うことができる。
また、一方の駆動歯車8aと他方の駆動歯車8bとをパ
イプ11で連結するとともに、一方の従動歯車9aと他
方の従動歯車9bとを結合軸16で連結しているため、
一方のギヤ付きロープ10aと他方のギヤ付きロープ1
0bが同時に駆動され、結果的にスライダー3の両端が
同時にスライドする。このため、スクリーン4の開閉時
にズレが生じず、常に高品位な作動を行うことができ
る。
【0037】〔変形例〕上記の実施例では、電動モータ
12をパイプ11内に収納した例を示したが、枠体2に
電動モータ12を固定し、出力軸の回転で一方および他
方の駆動歯車8a、8bを駆動しても良い。また、一方
および他方の駆動歯車8a、8bをパイプ11で結合し
た例を示したが、電動モータ12を枠体2に固定する場
合では、軸によって一方および他方の駆動歯車8a、8
bを結合しても良い。
【0038】上記の実施例では、電動モータ12を用い
て電動でスクリーン4の開閉を行う例を示したが、手動
操作によりスクリーン4を開閉するように設けても良
い。上記の実施例では、スクリーン開閉装置1を天窓に
適用した例を示したが、側面窓など、他の窓に用いても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーン開閉装置の上断面図である。
【図2】スクリーン開閉装置の横断面図である。
【図3】スクリーン開閉装置の巻ロールに沿う断面図で
ある。
【図4】スクリーン開閉装置の分解図である。
【図5】ギヤ付きロープの掛け合わせ状態を示す図であ
る。
【図6】テンション付与手段および回転部材の斜視図で
ある。
【図7】スクリーン開閉装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1 スクリーン開閉装置 2 枠体 3 スライダー 4 スクリーン 5 巻ロール 6 テンション付与手段 7 回転部材 8a 一方の駆動歯車 8b 他方の駆動歯車 9a 一方の従動歯車 9b 他方の従動歯車 10a 一方のギヤ付きロープ 10b 他方のギヤ付きロープ 11 パイプ(結合部材) 13 スイッチボックス(制御手段) 14 圧縮バネ 15 引張バネ 16 結合軸 17 ネジリバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形の枠体と、 この枠体の一辺側と他辺側の間でスライド可能に設けら
    れたスライダーと、 このスライダーをスライド駆動する駆動手段と、 前記スライダーに一端縁が固定された膜状を呈する可撓
    性のスクリーンと、 このスクリーンを巻き取る巻ロールと、を備えるスクリ
    ーン開閉装置において、 前記巻ロールは、前記スクリーンを巻き取る方向にテン
    ションを加えるテンション付与手段を介して、前記スラ
    イダーのスライドに応じて回転駆動される回転部材に連
    結されたことを特徴とするスクリーン開閉装置。
  2. 【請求項2】請求項1のスクリーン開閉装置において、 前記駆動手段は、 前記一辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の
    駆動歯車と、 前記他辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の
    従動歯車と、 前記一方の駆動歯車と前記一方の従動歯車に架け渡され
    た可撓性の一方のギヤ付きロープと、 前記他方の駆動歯車と前記他方の従動歯車に架け渡され
    た可撓性の他方のギヤ付きロープと、 前記一方の駆動歯車と前記他方の駆動歯車を結合する結
    合部材と、 この結合部材によって結合された前記一方および他方の
    駆動歯車を回転駆動する電動モータと、 この電動モータの作動時に、負荷の増大により過電流が
    生じた際に前記電動モータの作動を停止する制御手段
    と、を備え、 前記一方のギヤ付きロープの一端、および前記他方のギ
    ヤ付きロープの一端は、それぞれ圧縮バネを介して前記
    スライダーに取り付けられ、 前記一方のギヤ付きロープの他端、および前記他方のギ
    ヤ付きロープの他端は、引張バネを介して連結されたこ
    とを特徴とするスクリーン開閉装置。
  3. 【請求項3】請求項2のスクリーン開閉装置において、 前記回転部材は、前記一方および他方の駆動歯車と、前
    記一方および他方の従動歯車を結合する結合軸とからな
    り、 前記テンション付与手段は、一端が前記結合軸に結合さ
    れ、他端が前記巻ロールに結合され、捩じり負荷が与え
    られた状態で組み付けられるネジリバネであることを特
    徴とするスクリーン開閉装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3のスクリーン開閉
    装置において、 前記ギヤ付きロープは、可撓性の芯線の周囲に、可撓性
    の線を螺旋状に巻き付けて接合してなることを特徴とす
    るスクリーン開閉装置。
JP1672197A 1997-01-30 1997-01-30 スクリーン開閉装置 Pending JPH10212880A (ja)

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JP1672197A Pending JPH10212880A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 スクリーン開閉装置

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030005031A (ko) * 2001-07-05 2003-01-15 슈미츠-벨케 게엠베하+코 일광욕실 차양류
KR100378872B1 (ko) * 2000-08-14 2003-04-07 (주)동광금속 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치 및 이것이설치된 창문
KR100415409B1 (ko) * 2001-05-02 2004-01-24 (주)동광금속 복층유리 사이에서 햇빛을 차단하는 차단장치를 고정하는고정프레임 및 이것을 구비한 창문
GB2398595A (en) * 2003-02-18 2004-08-25 Hugh Roche Flexible blind for concealment of object
KR100997247B1 (ko) 2010-04-16 2010-11-29 이환길 자동차용 롤러 블라인드
CN103603591A (zh) * 2013-11-28 2014-02-26 张卫 履带式卷帘纱窗
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