JPH1021166A - 回覧電子メールの状況管理方式 - Google Patents

回覧電子メールの状況管理方式

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JPH1021166A
JPH1021166A JP8186833A JP18683396A JPH1021166A JP H1021166 A JPH1021166 A JP H1021166A JP 8186833 A JP8186833 A JP 8186833A JP 18683396 A JP18683396 A JP 18683396A JP H1021166 A JPH1021166 A JP H1021166A
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Japan
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mail
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server
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JP8186833A
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Yutaka Yonemasu
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ間通信メールを用いて回覧電子メール
の詳細な状況を組織間をまたがって自動管理する。 【解決手段】 回覧電子メール状況更新手段3は電子メ
ール送信手段1および電子メール受信・編集手段2から
の通知に基づいて回覧電子メールの状況の変化を更新
し、状況管理手段4は回覧電子メールの状況を管理す
る。サーバ間通信メール送信手段5は他組織に状況取得
要求を送信したり状況を返信したりするためのサーバ間
通信メールを送信し、サーバ間通信メール受信手段6は
他組織から状況取得要求を受信したり状況を受信したり
するためのサーバ間通信メールを受信する。これによ
り、送信元の組織で状況の管理を行っている状況管理サ
ーバと送信先の組織で状況の管理を行っている状況管理
サーバとがサーバ間通信メールにより回覧電子メールの
状況の相互交換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークに接続
された計算機を利用する利用者の間で電子メールを交換
する電子メールシステムに関し、特に各組織(ドメイ
ン)間をまたがって回覧される電子メールの状況を自動
管理する回覧電子メールの状況管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステムでは、電子メ
ールが複数の利用者を回覧していく場合に、送信した電
子メールが今現在どこを回覧しているのか、そしてどの
ような状況にあるのかを管理することは難しかった。電
子メールの着信確認および未読/既読確認を返信用の電
子メールを送信して通知する処理は知られていたが、回
覧された電子メールの内容を相手先の利用者が「受理」
あるいは「承認」したか否かなどの高度な状況管理まで
は行われていなかった。
【0003】また、特開平6−195275号公報に
は、電子メールの状況管理について、状況内容を参照す
るために状況を確認するたびに通信を行い、利用者の操
作によってリアルタイムに状況を確認する方法が記載さ
れている。この方法では、回覧される電子メールの状況
を確認する場合には、通信先のクライアントマシンが動
いている必要があり、かつ通信可能な範囲でしか状況を
確認することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
第1の問題点は、通信を用いた状況確認の場合には運用
管理が面倒であるという点である。その理由は、通信先
のクライアントマシンが確認元のクライアントマシンと
同期をとって動いている必要があり、またその環境によ
ってはレスポンスの問題も考えられる。
【0005】第2の問題点は、通信を用いた状況確認の
場合には確認範囲が限定されてしまうという点である。
その理由は、通信可能な範囲でしか状況を確認すること
ができないためである。
【0006】第3の問題点は、回覧される電子メールが
送信先に着信したか否か,相手が内容を読んだか否か以
外の承認済,受理済等の詳細な状況を確認できないとい
う点である。
【0007】本発明の目的は、各組織においた状況管理
サーバ間で、回覧される電子メール(以下、単に回覧電
子メールという)とは別に、サーバ間通信用の電子メー
ル(以下、単にサーバ間通信メールという)を用いて回
覧電子メールの状況を相互交換することによって、電子
メールの使える組織であれば通信可能の有無を問わず
に、組織間をまたがった回覧電子メールの詳細な状況を
自動管理することができるようにした回覧電子メールの
状況管理方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回覧電子メール
の状況管理方式は、図1に示すように、電子メール送信
手段1と、電子メールを着信および操作する電子メール
受信・編集手段2とを有するクライアントが各組織毎に
ネットワークに接続されている電子メールシステムにお
いて、各組織毎に、回覧電子メールの状況の変化を更新
する回覧電子メール状況更新手段3と、回覧電子メール
の状況を管理する状況管理手段4と、他組織に状況取得
要求を送信したり状況を返信したりするためのサーバ間
通信メールを送信するサーバ間通信メール送信手段5
と、他組織から状況取得要求を受信したり状況を受信し
たりするためのサーバ間通信メールを受信するサーバ間
通信メール受信手段6とを備える状況管理サーバを設
け、電子メールが組織間をまたがって回覧される場合に
は、送信元の組織で状況の管理を行っている状況管理サ
ーバと、送信先の組織で状況の管理を行っている状況管
理サーバとがサーバ間通信メールを用いてサーバ間通信
を行うことにより回覧電子メールの状況の相互交換を行
い、組織間をまたがった回覧電子メールの詳細な状況を
自動管理することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図3は、本発明の一実施の形態に係る回覧
電子メールの状況管理方式が適用された電子メールシス
テムの構成を示すブロック図である。この電子メールシ
ステムは、電子メールを送信する電子メール送信手段1
a,1b,1cと、電子メールを着信および操作する電
子メール受信・編集手段2b,2c,2dとを有するク
ライアントが、各組織A,B,Cの状況管理サーバA,
B,C(以下、組織とそれに対応する状況管理サーバに
は同一符号を付して示す)毎にネットワークに接続され
て構成されている。
【0011】各組織A,B,Cの状況管理サーバA,
B,Cは、回覧電子メール状況更新手段3A,3B,3
Cと、状況管理手段4A,4B,4Cと、サーバ間通信
メール送信手段5A,5B,5Cと、サーバ間通信メー
ル受信手段6A,6B,6Cとをそれぞれ含んで構成さ
れている。
【0012】電子メール送信手段1a,1b,1cは、
回覧電子メールを回覧先に送信する。電子メール送信手
段1a,1b,1cは、一番最初に回覧電子メールを送
信するときには、その電子メールに、図2に示すような
一意のメールIDを付与する。メールIDは、作成時の
時間@作成時の組織のドメイン名という形式で作成さ
れ、これによってほほ一意性を持つことができる。電子
メール送信手段1a,1b,1cは、回覧電子メールの
メールIDおよび状況が送信である旨を、回覧電子メー
ル状況更新手段3A,3B,3Cに伝える。
【0013】電子メール受信・編集手段2b,2c,2
dは、回覧電子メールの着信, 開封および受理を行い、
回覧電子メールのメールIDおよびそのときの状況を回
覧電子メール状況更新手段3A,3B,3Cに伝える。
【0014】回覧電子メール状況更新手段3A,3B,
3Cは、回覧電子メールに関して操作が行われる場合
に、回覧電子メールの状況を更新する。回覧電子メール
の状況は、基本的なもので「送信」, 「着信」, 「開
封」および「受理」の状況を有するが、利用者の必要に
応じて前記以外の「承認」, 「編集中」などの利用者固
有の状況を指定し、より詳細な状況を持つことができ
る。「送信」の状況とは、回覧電子メールが送信中の状
況である。この状況への更新は、回覧電子メールが送信
されると自動的に行われる。「着信」の状況とは、回覧
電子メールが着信済の状況である。この状況への更新
は、回覧電子メールが着信されると自動的に行われる。
「開封」の状況とは、回覧電子メールが着信し利用者が
内容を読んだときの状況である。この状況への更新は、
利用者が回覧電子メールを読むと自動的に行われる。
「受理」の状況とは、利用者が内容を読んだ後にその内
容を読むとともに、ただ読んだだけではなく、実際に内
容を確認したときの状況である。その状況への更新は、
表示画面から利用者の操作に上って行われる。利用者固
有の状況更新も上記の「受理」と同じように、表示画面
から利用者の操作によって更新される。これらの状況の
更新内容は、各組織に存在する状況管理手段4に伝えら
れ管理される。
【0015】状況管理手段4A,4B,4Cは、回覧電
子メール状況更新手段3A,3B,3Cによって伝えら
れた状況を管理するとともに、利用者に対して現在回覧
されている回覧電子メールの状況を表示する機能も有す
る。状況管理手段4A,4B,4Cでは、メールID,
回覧電子メールの状況, および回覧電子メールの送信先
のドメイン名の各情報を管理している。状況管理手段4
A,4B,4Cは、回覧電子メール状況更新手段3A,
3B,3Cから回覧電子メールの状況の変化を受け取る
と、上記の内容が1行のレコードになる。
【0016】サーバ間通信メール送信手段5A,5B,
5Cは、送信する場面によって回覧電子メールの状況を
取得要求する機能および取得要求された回覧電子メール
の状況を返信する機能の2つの機能を有する。サーバ間
通信メール送信手段5A,5B,5Cは、状況取得用の
サーバ間通信メールを作成し、状況管理手段4A,4
B,4Cより伝えられたドメイン名の特定のユーザに対
しサーバ間通信メールを送信する。サーバ間通信メール
を送信・受信するための特定のユーザは、各組織A,
B, Cでそのための専用のユーザ(以下、サーバ間通信
メール専用ユーザという)を用意する。このユーザ名
は、すべての組織A, B, Cにおいて固定とする。
【0017】サーバ間通信メール受信手段6A,6B,
6Cは、受信する場面によって、状況取得要求結果の回
覧電子メールの状況を受け取る機能および回覧電子メー
ルの状況取得要求を受信する機能の2つの機能を有す
る。サーバ間通信メール受信手段6A,6B,6Cは、
状況取得用のサーバ間通信メールを受信し、サーバ間通
信メールの内容を解析してどの回覧電子メールに対する
状況を取得要求しているかの情報を取得し、その情報を
状況管理手段4A,4B,4Cに伝える。
【0018】図4を参照すると、状況管理手段4A,4
B,4Cの処理は、取得状況他組織送付判断ステップS
101と、状況送信判断ステップS102と、回覧電子
メール送信先他組織判断ステップS103と、状況取得
要求ステップS104と、状況取得要求登録判断ステッ
プS105と、メールIDおよび状況登録ステップS1
06と、他組織状況返信要求ステップS107と、状況
送信判断ステップS108と、回覧電子メール送信先他
組織判断ステップS109と、状況取得要求削除ステッ
プS110と、状況送信判断ステップS111と、回覧
電子メール送信先他組織判断ステップS112と、状況
取得要求ステップS113とからなる。
【0019】図5を参照すると、サーバ間通信メール送
信手段5A,5B,5Cの処理は、回覧電子メール状況
取得要求判断ステップS201と、状況取得用サーバ間
通信メール作成ステップS202と、状況取得処理記述
本文挿入ステップS203と、サーバ間通信メール送信
ステップS204と、状況返信用サーバ間通信メール作
成ステップS205と、状況本文挿入ステップS206
と、サーバ間通信メール送信ステップS207とからな
る。
【0020】図6を参照すると、サーバ間通信メール受
信手段6A,6B,6Cの処理は、サーバ間通信メール
受信ステップS301と、状況取得用判断ステップS3
02と、メールID取得ステップS303と、状況登録
判断ステップ304と、状況返信要求ステップS305
と、状況取得要求登録ステップS306と、メールID
および状況取得ステップS307と、メールIDおよび
状況伝達ステップS308とからなる。
【0021】次に、このように構成された本実施の形態
に係る回覧電子メールの状況管理方式の動作について、
図3ないし図6を参照して説明する。
【0022】利用者aおよび利用者bは同じ組織Aに属
し、利用者cは組織Bに、利用者dは組織Cにそれぞれ
属している場合に、利用者a→利用者b→利用者c→利
用者dと電子メールが回覧される場合の回覧電子メール
の状況について説明する。
【0023】まず、利用者aから利用者bへと回覧電子
メールを送信する場合について考える。
【0024】電子メール送信手段1aは、回覧電子メー
ルを利用者aから利用者bへと送信する際に回覧電子メ
ールを一意に識別できるようなIDとしてメールIDを
作成し、回覧電子メールに付加して送信する。送信が正
常終了すると、電子メール送信手段1aは、メールID
および「利用者aから利用者bへの送信」という状況を
回覧電子メール状況更新手段3Aに通知する。
【0025】回覧電子メール状況更新手段3Aは、電子
メール送信手段1aからメールIDおよび状況の通知を
受けると、メールIDおよび「利用者aから利用者bへ
送信」という状況を状況管理手段4Aに伝える。
【0026】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたのものかどうかを判断し(ステップ
S101)、ノーであるので、取得した状況は送信かど
うかを判断し(ステップS102)、イエスであるの
で、回覧電子メールの送信先が他組織かどうかを判断し
(ステップS103)、ノーであるので、状況を取得し
た回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録さ
れているかどうかを判断し(ステップS105)、ノー
であるので、メールIDおよび状況を送信先のドメイン
名を含めて登録する(ステップS106)。
【0027】回覧電子メールが利用者bに着信すると、
回覧電子メール状況更新手段3Aは、電子メール受信・
編集手段2bから回覧電子メールの着信の通知を受け
て、メールIDおよび「利用者b着信」という状況を状
況管理手段4Aに伝える。
【0028】状況管理手段4Aは、取得した状況が他組
織から送られてきたのものかどうかを判断し(ステップ
S101)、ノーであるので、取得した状況は送信かど
うかを判断し(ステップS102)、ノーであるので、
状況を取得した回覧電子メールのメールIDで状況取得
要求が登録されているかどうかを判断し(ステップS1
05)、ノーであるので、メールIDおよび状況を登録
する(ステップS106)。
【0029】同じようにして、「送信」,「着信」のみ
ならず「開封」,「受理」といった操作が行われる毎に
同じ手順でメールIDおよび状況が登録される。また、
利用者固有の状況もあらかじめ回覧電子メール状況更新
手段3Aに定義しておくことにより、同じように管理さ
れる。
【0030】上記の場合のように、送信先が利用者aか
ら利用者bというように同じ組織A内の状況管理サーバ
Aで管理されている場合には、そのまま状況を状況管理
手段4Aで管理して参照することができる。しかし、送
信先が他組織になった場合には、組織を超えた回覧電子
メールの状況の管理が必要となる。
【0031】次に、利用者bから利用者cへというよう
に回覧電子メールの送信先が他組織である場合にサーバ
間通信メールをやり取りして状況の管理を行う場合の動
作について説明する。
【0032】利用者bから利用者cに対して回覧電子メ
ールを送信すると、回覧電子メール状況更新手段3A
は、電子メール送信手段1bから回覧電子メールの送信
の通知を受けて、メールIDおよび「利用者bから利用
者cへ送信」という状況を状況管理手段4Aに伝える。
【0033】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況は送信かどう
かを判断し(ステップS102)、イエスであるので、
回覧電子メールの送信先が他組織かどうかを判断し(ス
テップS103)、イエスであるので、サーバ間通信メ
ール送信手段5Aに状況の取得を要求する(ステップS
104)。
【0034】サーバ間通信メール送信手段5Aは、回覧
電子メールの状況を取得要求しているかどうかを判断し
(ステップS201)、イエスであるので、状況取得用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS202)、
回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間通信メ
ールの本文に挿入し(ステップS203)、サーバ間通
信メールを回覧電子メールの送信先である組織Bのサー
バ間通信メール専用ユーザ宛に送信する(ステップS2
04)。
【0035】次に、状況管理手段4Aは、状況を取得し
た回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録さ
れているかどうかを判断し(ステップS105)、ノー
であるので、メールIDおよび状況を送信先のドメイン
名を含めて登録する(ステップS106)。
【0036】サーバ間通信メール送信手段5Aにより送
信された状況取得用のサーバ間通信メールは、組織Bの
状況管理サーバBにおけるサーバ間通信メール受信手段
6Bで受信される。
【0037】サーバ間通信メール受信手段6Bは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、イエ
スであるので、サーバ間通信メールの本文を解析して状
況取得対象のメールIDを取得し(ステップS30
3)、状況管理手段4BにこのメールIDを有する回覧
電子メールの状況が登録されているかどうかを判断する
(ステップS304)。いま、回覧電子メールが先に着
信して状況がすでに登録されているとすれば、サーバ間
通信メール受信手段6Bは、サーバ間通信メール送信手
段5Bに状況の返信を要求する(ステップS305)。
【0038】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況を取得要求しているかどうかを判断し
(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用の
サーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、回
覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿入
し(ステップS206)、サーバ間通信メールを状況取
得要求元の組織Aのサーバ間通信メール専用ユーザ宛に
送信する(ステップS207)。
【0039】一方、ステップS304でまだ回覧電子メ
ールが着信しておらず状況が登録されていなければ、サ
ーバ間通信メール受信手段6Bは、状況取得要求REQ
UESTを状況取得要求元の組織Aの状況管理サーバA
のドメイン名とともに状況管理手段4Bに登録する(ス
テップS306)。
【0040】このように、状況管理手段4Bに、メール
IDを有する回覧電子メールの状況が登録されているか
どうかの違いによって処理が異なるのは、回覧電子メー
ルと状況取得用のサーバ間通信メールとをそれぞれ送信
した場合に、経由するネットワークの状態によってどち
らが先に着信するか解らないためである。よって、回覧
電子メールが先に着信した場合には、状況を状況管理手
段4Bに登録しておいて状況取得用のサーバ間通信メー
ルによって状況が取得要求されるまで待つ(状況が取得
要求され次第、サーバ間通信メール送信手段5Bによっ
て折り返し状況を返信する)。逆に、状況取得用のサー
バ間通信メールが先に着信した場合には、状況取得要求
REQUESTを状況管理手段4Bに登録する。登録さ
れた状況取得要求REQUESTは、他組織からの状況
の取得要求が受け付けられていることを意味を示し、回
覧電子メールがさらに次の組織に回覧されるまで登録内
容は保持される。
【0041】回覧電子メールが利用者cに着信すると、
回覧電子メール状況更新手段3Bは、電子メール受信・
編集手段2cから回覧電子メールの着信の通知を受け
て、回覧電子メールのメールIDおよび「利用者c着
信」という状況を状況管理手段4Bに伝える。
【0042】状況管理手段4Bは、取得した状況が他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況が送信かどう
かを判断し(ステップS102)、ノーであるので、状
況を取得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要
求が登録されているかどうかを判断する(ステップS1
05)。
【0043】ステップS105でイエスの場合、すでに
送信された状況取得用のサーバ間通信メールが処理され
て状況取得要求が登録されているので、状況管理手段4
Bは、サーバ間通信メール送信手段5BにメールIDで
使用されているドメイン名の状況管理サーバへの状況の
返信を要求する(ステップS107)。
【0044】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを状況
取得要求元の組織Aのサーバ間通信メール専用ユーザ宛
に送信する(ステップS207)。
【0045】次に、状況管理手段4Bは、状況は送信か
どうかを判断し(ステップS108)、ノーであるの
で、メールIDおよび状況を登録する(ステップS10
6)。
【0046】ステップS105でノーの場合、まだ状況
取得要求が登録されていないので、状況管理手段4B
は、メールIDおよび状況を登録する(ステップS10
6)。
【0047】この結果、状況が登録され、すでにそのメ
ールIDに対する回覧電子メールの状況取得要求が状況
管理手段4Bに登録されている場合には、状況返信用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0048】登録された状況取得要求は、回覧電子メー
ルが利用者cから次に他組織Cに送信されるまで保持さ
れ、状況が更新される契機があるたびごとに上記と同じ
ように状況返信用のサーバ間通信メールの送信が行われ
る。これによって「開封」,「受理」などの状況への更
新も行うことができる。
【0049】状況返信用のサーバ間通信メールが返信さ
れてきた状況管理サーバAでは、サーバ間通信メール受
信手段6Aがこれを受信する。
【0050】サーバ間通信メール受信手段6Aは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、ノー
であるので、サーバ間通信メールの本文を解析してメー
ルIDおよび状況を取得し(ステップS307)、メー
ルIDおよび状況を状況管理手段4Aに伝える(ステッ
プS308)。
【0051】状況管理手段4Aは、取得した状況が他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、イエスであるので、取得した状況は送信かど
うかを判断し(ステップS111)、ノーであるので、
メールIDおよび状況を登録する(ステップS10
6)。
【0052】上記のサーバ間通信メールの送信/受信
は、利用者cでの回覧電子メールの状況が変化するたび
毎に行われ、以上の処理を回覧が進むのと同じように繰
り返すことによって、組織Aの状況管理サーバAから、
組織Bの状況管理サーバBで随時変化する回覧電子メー
ルの回覧先の状況の変化を確認することができる。
【0053】次に、利用者cから利用者dへというよう
に、さらに違う組織へ回覧電子メールを送信する場合に
ついて述べる。
【0054】利用者cから利用者dに対して回覧電子メ
ールを送信すると、回覧電子メール状況更新手段3B
は、電子メール送信手段1cから回覧電子メールの送信
の通知を受けて、メールIDおよび「利用者cから利用
者dへ送信」という状況を状況管理手段4Bに伝える。
【0055】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況は送信かどう
かを判断し(ステップS102)、イエスであるので、
回覧電子メールの送信先が他組織かどうかを判断し(ス
テップS103)、イエスであるので、サーバ間通信メ
ール送信手段5Bに状況の取得を要求する(ステップS
104)。
【0056】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況を取得要求しているかどうかを判断し
(ステップS201)、イエスであるので、状況取得用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS202)、
回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間通信メ
ールの本文に挿入し(ステップS203)、サーバ間通
信メールを回覧電子メールの送信先である組織Cのサー
バ間通信メール専用ユーザ宛に送信する(ステップS2
04)。
【0057】次に、状況管理手段4Bは、状況を取得し
た回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録さ
れているかどうかを判断する(ステップS105)。イ
エスの場合、すでに状況取得用のサーバ間通信メールが
処理されて状況取得要求が登録されているので、状況管
理手段4Bは、サーバ間通信メール送信手段5Bにメー
ルIDで使用されているドメイン名の状況管理サーバへ
の状況の返信を要求する(ステップS107)。
【0058】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況を取得要求しているかどうかを判断し
(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用の
サーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、回
覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿入
し(ステップS206)、サーバ間通信メールを状況取
得要求元の組織Aのサーバ間通信メール専用ユーザ宛に
送信する(ステップS207)。
【0059】次に、状況管理手段4Bは、状況は送信か
どうかを判断し(ステップS108)、イエスであるの
で、回覧電子メールの送信先が他組織かどうかを判断し
(ステップS109)、イエスであるので、回覧電子メ
ールが他組織に送信されてしまうと状況取得要求は役目
を終えるため、メールIDを有する状況取得要求を削除
し(ステップS110)、メールIDおよび状況を登録
する(ステップS106)。
【0060】ステップS105でノーの場合、状況管理
手段4Bは、まだ状況取得要求が登録されていないの
で、メールIDおよび状況を登録する(ステップS10
6)。
【0061】この結果、組織Bの状況管理手段4Bに状
況が登録され、組織Cに対する状況取得用のサーバ間通
信メールの送信が行われ、そのメールIDを有する回覧
電子メールの状況取得要求が組織Bの状況管理手段4B
に登録されている場合には、組織Aに対する状況返信用
のサーバ間通信メールの送信も行われる。
【0062】組織Aの状況管理サーバAでは、状況返信
用のサーバ間通信メールをサーバ間通信メール受信手段
6Aで受信する。
【0063】サーバ間通信メール受信手段6Aは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、ノー
であるので、サーバ間通信メールの本文を解析してメー
ルIDおよび状況を取得し(ステップS307)、メー
ルIDおよび状況を状況管理手段4Aに伝える(ステッ
プS308)。
【0064】状況管理手段4Aは、取得した状況が他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、イエスであるので、取得した状況は送信かど
うかを判断し(ステップS111)、イエスであるの
で、回覧電子メールの送信先は他組織かどうかを判断し
(ステップS112)、イエスであるので、サーバ間通
信メール送信手段5Aに状況の取得を要求する(ステッ
プS113)。
【0065】サーバ間通信メール送信手段5Aは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、イエスであるので、状況取得
用のサーバ間通信メールを作成し(ステップS20
2)、回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間
通信メールの本文に挿入し(ステップS203)、サー
バ間通信メールを回覧電子メールの送信先である組織の
サーバ間通信メール専用ユーザ宛に送信する(ステップ
S204)。
【0066】次に、状況管理手段4Aは、メールIDお
よび状況を登録する(ステップS106)。
【0067】この結果、組織Aの状況管理手段4Aに状
況が登録され、組織Cに対する状況取得用のサーバ間通
信メールの送信も行われる。
【0068】組織Cでは、サーバ間通信メール受信手段
6Cによって組織Aおよび組織Bから発信された状況取
得用のサーバ間通信メールがそれぞれ受信される。
【0069】サーバ間通信メール受信手段6Cは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判定し(ステップS302)、イエ
スであるので、サーバ間通信メールの本文を解析して状
況取得対象のメールIDを取得し(ステップS30
3)、状況管理手段4Cに状況取得対象のメールIDを
有する回覧電子メールの状況が登録されているかどうか
を判断する(ステップS304)。
【0070】ステップS304でイエスの場合、サーバ
間通信メール受信手段6Cは、すでに回覧電子メールが
先に着信して状況が登録されているので、サーバ間通信
メール送信手段5CにメールIDで使用されているドメ
イン名の状況管理サーバに状況の返信を要求する(ステ
ップS305)。
【0071】サーバ間通信メール送信手段5Cは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを回覧
電子メールの送信元である組織のサーバ間通信メール専
用ユーザ宛に送信する(ステップS207)。
【0072】ステップS304でノーの場合、サーバ間
通信メール受信手段6Cは、状況取得要求を状況管理手
段4Cに登録する(ステップS306)。
【0073】この結果、組織Cの状況管理手段4Cに状
況が登録され、そのメールIDに対する回覧電子メール
の状況が組織Cの状況管理手段4Cに登録されている場
合には、組織Aおよび組織Bそれぞれに状況を返信する
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0074】これ以降、利用者dに回覧電子メールが着
信した際には、上記に述べた利用者cの場合と同じこと
が言える。
【0075】以下、これまでの操作を繰り返すことによ
り、組織A、組織B、あるいはそれ以降に回覧される組
織、それぞれから自組織以降で回覧される回覧電子メー
ルの状況を確認することができる。
【0076】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0077】図7は、本発明の一実施例を示す。この実
施例は、本社Aから支社Bへ、次に支社Bから支社Cに
対して順に営業目標に関する回覧電子メールを回覧して
いく例である。回覧する順序は、本社Aの部長aから担
当bへ、そして支社Bの課長cから営業員dへ、その次
に支社Cの課長eから営業員fへと回覧していくものと
する。なお、図7中の本社A,支社Bおよび支社Cは、
それぞれ図1中の組織A,組織Bおよび組織Cに対応し
ているものとし、図1中の各手段を図5においても使用
するものとする。また、本社Aの状況管理サーバAのド
メイン名はxx.co.jp、支社Bの状況管理サーバ
Bのドメイン名はyy.co.jp、支社Cの状況管理
サーバCのドメイン名はzz.co.jpであるものと
する。さらに、各状況管理サーバA, B,Cにおけるサ
ーバ間通信メール専用ユーザ名は、m−severであ
るものとする。
【0078】図8は、本社Aの状況管理手段4Aの内容
の一例を示す図である。
【0079】図9は、支社Bの状況管理手段4Bの内容
の一例を示す図である。
【0080】図10は、支社Cの状況管理手段4Cの内
容の一例を示す図である。
【0081】(1) まず、本社Aの部長aから回覧電
子メールを時刻1996/03/10 15:06:2
4に担当bに対して送信したとする。このとき、電子メ
ール送信手段1aは、メールIDとして1996031
0150624@xx.co.jpを生成する。この生
成されたメールIDをキーにして状況が管理される。
【0082】本社Aの部長aから担当bに対して回覧電
子メールが送信されると、本社Aの回覧電子メール状況
更新手段3Aは、電子メール送信手段1aから回覧電子
メールの送信の通知を受けて、メールIDおよび「部長
aが担当bに送信」という状況を状況管理手段4Aに伝
える。
【0083】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたのものかどうかを判断し(ステップ
S101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判
断し(ステップS102)、イエスであるので、回覧電
子メールの送信先が他組織かどうかを判断し(ステップ
S103)、ノーであるので、状況を取得した回覧電子
メールのメールIDで状況取得要求が登録されているか
どうかを判断し(ステップS105)、ノーであるの
で、メールIDおよび状況を送信先のドメイン名xx.
co.jpとともに図8−1の形式で登録する(ステッ
プS106)。
【0084】(2) 次に、回覧電子メールが担当bの
ところに着信すると、回覧電子メール状況更新手段3A
は、電子メール受信・編集手段2bから担当bでの回覧
電子メールの着信の通知を受けて、メールIDおよび
「担当bで着信」という状況を状況管理手段4Aに伝え
る。
【0085】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判断
し(ステップS102)、ノーであるので、状況を取得
した回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録
されているかどうかを判断し(ステップ105)、ノー
であるので、メールIDおよび状況を図8−2の形式で
登録する(ステップS106)。
【0086】(3) 次に、担当bが回覧電子メールを
読む(開封する)と、回覧電子メール状況更新手段3A
は、電子メール受信・編集手段2bから担当bでの回覧
電子メールの開封の通知を受けて、メールIDおよび
「担当bで開封」という状況を状況管理手段4Aに伝え
る。
【0087】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況は送信かどう
かを判断し(ステップS102)、ノーであるので、状
況を取得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要
求が登録されているかどうかを判断し(ステップS10
5)、ノーであるので、メールIDおよび状況を図8−
3の形式で登録する(ステップ106)。
【0088】(4) 次に、担当bが回覧電子メールを
確認(受理)すると、回覧電子メール状況更新手段3A
は、電子メール受信・編集手段2bから担当bでの回覧
電子メールの受理の通知を受けて、メールIDおよび
「担当bで受理」という状況を状況管理手段4Aに伝え
る。
【0089】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判断
し(ステップS102)、ノーであるので、状況を取得
した回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録
されているかどうかを判断し(ステップS105)、ノ
ーであるので、メールIDおよび状況を図8−4の形式
で登録する(ステップS106)。
【0090】(5) 次に、本社Aの担当bから支店B
の課長cに対して回覧電子メールを送信すると、本社A
の回覧電子メール状況更新手段3Aは、電子メール送信
手段1bから回覧電子メールの送信の通知を受けて、メ
ールIDおよび「担当bが課長cに送信」という状況を
状況管理手段4Aに伝える。
【0091】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判定
し(ステップS102)、イエスあるので、回覧電子メ
ールの送信先が他組織かどうかを判断し(ステップS1
03)、イエスであるので、サーバ間通信メール送信手
段5Aに状況の取得を要求する(ステップS104)。
【0092】サーバ間通信メール送信手段5Aは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、イエスであるので、状況取得
用のサーバ間通信メールを作成し(ステップS20
2)、回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間
通信メールの本文に挿入し(ステップS203)、サー
バ間通信メールを回覧電子メールの送信先である支社B
の状況管理サーバBにメールアドレスm−sever@
yy.co.jpとして送信する(ステップS20
4)。
【0093】次に、状況管理手段4Aは、状況を取得し
た回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録さ
れているかどうかを判断し(ステップS105)、ノー
であるので、メールIDおよび状況を送信先のドメイン
名yy.co.jpとともに図8−5の形式で登録する
(ステップS106)。
【0094】この結果、本社Aの状況管理手段4Aに状
況が登録されるとともに、支社Bに対する状況取得用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0095】(6) 上記(5)で本社Aの状況管理サ
ーバAから送信された状況取得用のサーバ間通信メール
は、支社Bの状況管理サーバBにおけるサーバ間通信メ
ール受信手段6Bによって受信される。
【0096】サーバ間通信メール受信手段6Bは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、イエ
スであるので、サーバ間通信メールの本文を解析して状
況取得対象のメールIDを取得し(ステップS30
3)、状況管理手段4BにこのメールIDを有する回覧
電子メールの状況が登録されているかどうかを判断する
(ステップS304)。
【0097】ステップS304でイエスの場合、すでに
回覧電子メールが先に着信して状況が登録されているの
で、サーバ間通信メール受信手段6Bは、サーバ間通信
メール送信手段5BにメールIDで使用されているドメ
イン名の状況管理サーバに状況を返信することを要求す
る(ステップS305)。
【0098】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0099】一方、ステップS304でノーの場合、ま
だ状況取得要求が登録されていないので、サーバ間通信
メール受信手段6Bは、状況管理手段4Bに状況取得要
求REQUESTを状況取得要求元のドメイン名xx.
co.jpとともに図9−6の形式で登録する(ステッ
プS306)。
【0100】この結果、状況取得要求が登録され、すで
にそのメールIDを有する回覧電子メールの状況が状況
管理手段4Bに登録されている場合には、状況返信用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。また、状況管理
手段4Bに登録された状況取得要求は、回覧電子メール
が次の他組織に送信されるまで保持される。
【0101】(7) 本社Aの担当bから送信された回
覧電子メールが支社Bの課長cに着信すると、回覧電子
メール状況更新手段3Bは、電子メール受信・編集手段
2cから回覧電子メールの着信の通知を受けて、メール
IDおよび「課長cで着信」という状況を状況管理手段
4Bに伝える。
【0102】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判断
し、(ステップS102)、ノーであるので、状況を取
得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登
録されているかどうかを判断する(ステップS10
5)。
【0103】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Bは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理され状況取得要求が登録されているため、サーバ
間通信メール送信手段5BにメールIDで使用されてい
るドメイン名の状況管理サーバに状況を返信することを
要求する(ステップS107)。
【0104】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0105】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、ノーで
あるので、メールIDおよび現在の状況を図9−7の形
式で登録する(ステップS106)。
【0106】また、ステップS105でノーの場合、ま
だ状況取得要求が登録されていないので、状況管理手段
4Bは、メールIDおよび状況を図9−7の形式で登録
する(ステップS106)。
【0107】この結果、状況が登録され、すでにそのメ
ールIDに対するメールの状況取得要求が支社Bの状況
管理手段4Bに登録されている場合には、状況返信用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0108】(8) 次に、課長cが回覧電子メールを
読む(開封する)と、回覧電子メール状況更新手段3B
は、電子メール受信・編集手段2cから課長cでの回覧
電子メールの開封の通知を受けて、メールIDおよび
「課長cで開封」という状況を状況管理手段4Bに伝え
る。
【0109】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況は送信かどう
かを判断し(ステップS102)、ノーであるので、状
況を取得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要
求が登録されているかどうかを判断する(ステップS1
05)。
【0110】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Bは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理され状況取得要求が登録されているため、サーバ
間通信メール送信手段5BにメールIDで使用されてい
るドメイン名の状況管理サーバに状況を返信することを
要求する(ステップS107)。
【0111】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0112】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、ノーで
あるので、メールIDおよび現在の状況を図9−8の形
式で登録する(ステップS106)。
【0113】ステップS105でノーの場合、状況管理
手段4Bは、まだ状況取得要求が登録されていないの
で、メールIDおよび状況を図9−8の形式で登録する
(ステップS106)。
【0114】この結果、状況が登録され、すでにそのメ
ールIDを有する回覧電子メールの状況取得要求が状況
管理手段4Bに登録されている場合には、状況返信用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0115】(9) 上記(8)と同様にして、課長c
による回覧電子メールの受理も行われる。その結果、図
9−9の形式でメールIDおよび状況が登録される。
【0116】(10) 上記の課長cのそれぞれの状況
(着信,開封,受理)に対して、上記に述べてきた手順
で状況返信用のサーバ間通信メールによって本社Aの状
況管理サーバAに対してそれぞれ状況を返信する。
【0117】サーバ間通信メール受信手段6Aは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、ノー
であるので、サーバ間通信メールの本文を解析してメー
ルIDおよび状況を取得し(ステップS307)、メー
ルIDおよび状況を状況管理手段4Aに伝える(ステッ
プS308)。
【0118】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、イエスであるので、状況は送信かどうかを判
断し(ステップS111)、ノーであるので、メールI
Dおよび状況を図8−10の形式で登録する(ステップ
S106)。
【0119】(11) 次に、課長cから営業員dに対
して回覧電子メールを支社B内で送信すると、回覧電子
メール状況更新手段3Bは、電子メール送信手段1cか
ら回覧電子メールの送信の通知を受けて、メールIDお
よび「課長cが営業員dに送信」という状況を状況管理
手段4Bに伝える。
【0120】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判断
し(ステップS102)、イエスであるので、回覧電子
メールの送信先が他組織かどうかを判断し(ステップS
103)、ノーであるので、状況を取得した回覧電子メ
ールのメールIDで状況取得要求が登録されているかど
うかを判断する(ステップS105)。
【0121】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Bは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理されて状況取得要求が登録されているため、サー
バ間通信メール送信手段5BにメールIDで使用されて
いるドメイン名の状況管理サーバに状況を返信すること
を要求する(ステップS107)。
【0122】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0123】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、イエス
であるので、回覧電子メールの送信先が他組織かどうか
を判断し(ステップS109)、ノーであるので、メー
ルIDおよび状況をドメイン名yy.co.jpととも
に図9−11の形式で登録する(ステップS106)。
【0124】一方、ステップS105でノーの場合、状
況管理手段4Bは、まだ状況取得要求が登録されていな
いので、メールIDおよび状況をドメイン名yy.c
o.jpとともに図9−11の形式で登録する(ステッ
プ106)。
【0125】この結果、状況が登録され、すでにそのメ
ールIDに対する回覧電子メールの状況取得要求が支社
Bの状況管理手段4Bに登録されている場合には、状況
返信用のサーバ間通信メールの送信も行われる。
【0126】(12) 次に、課長cから営業員dに回
覧メールが着信すると、回覧電子メール状況更新手段3
Bは、電子メール受信・編集手段2cから回覧電子メー
ルの着信の通知を受けて、メールIDと「営業員dで着
信」という状況を状況管理手段4Bに登録する。
【0127】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、取得した状況は送信かどう
かを判断し(ステップS102)、ノーであるので、状
況を取得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要
求が登録されているかどうかを判断する(ステップS1
05)。
【0128】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Bは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理されて状況取得要求が登録されているため、サー
バ間通信メール送信手段5BにメールIDで使用されて
いるドメイン名の状況管理サーバに状況を返信すること
を要求する(ステップS107)。
【0129】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0130】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、ノーで
あるので、メールIDおよび状況を図9−12の形式で
登録する(ステップS106)。
【0131】また、ステップS105でノーの場合、状
況管理手段4Bは、まだ状況取得要求が登録されていな
いので、メールIDおよび状況を図9−12の形式で登
録する(ステップS106)。
【0132】この結果、状況が登録され、そのメールI
Dに対する回覧電子メールの状況取得要求が支社Bの状
況管理手段4Bに登録されている場合には、状況返信用
のサーバ間通信メールの本社Aへの送信も行われる。
【0133】(13) 以下同様にして、営業員dによ
る回覧電子メールの「開封」,「受理」も同じように行
われる。この結果、状況管理手段4Bに図9−13の形
式でメールIDおよび状況が登録される。営業員dに関
する状況の変化も、それぞれ上記(10)に述べたのと
同じ手順で、本社Aのサーバ間通信メール受信手段6A
および状況管理手段4AがメールIDおよび状況を図8
−14の形式で登録する。
【0134】(14) 次に、支社Bの営業員dから支
社Cの課長eに対して回覧電子メールを送信すると、支
社Bの回覧電子メール状況更新手段3Bは、電子メール
送信手段1cから回覧電子メールの送信の通知を受け
て、メールIDおよび「営業員dが課長eに送信」とい
う状況を状況管理手段4Bに伝える。
【0135】状況管理手段4Bは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判断
し(ステップS102)、イエスであるので、回覧電子
メールの送信先が他組織かどうかを判断し(ステップS
103)、イエスであるので、サーバ間通信メール送信
手段5Bに状況の取得を要求する(ステップS10
4)。
【0136】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、イエスであるので、状況取得
用のサーバ間通信メールを作成し(ステップS20
2)、回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間
通信メールの本文に挿入し(ステップS203)、サー
バ間通信メールを回覧電子メールの送信先の支社Cの状
況管理サーバCにメールアドレスm−sever@z
z.co.jpとして送信する(ステップS204)。
【0137】次に、状況管理手段4Bは、状況を取得し
た回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登録さ
れているかどうかを判断する(ステップS105)。
【0138】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Bは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理されて状況取得要求が登録されているため、サー
バ間通信メール送信手段5BにメールIDで使用されて
いるドメイン名の状況管理サーバに状況を返信すること
を要求する(ステップS107)。
【0139】サーバ間通信メール送信手段5Bは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aの状況管理サーバAにメールアドレスm−sever
@xx.co.jpとして送信する(ステップS20
7)。
【0140】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、イエス
であるので、回覧電子メールの送信先が他組織かどうか
を判断し(ステップS109)、イエスであるので、回
覧電子メールが他組織に送信されてしまうと状況取得要
求は役目を終えるため、そのメールIDに対する状況取
得要求REQUESTを削除し(ステップS110)、
メールIDおよび状況をドメイン名zz.co.jpと
ともに図9−15の形式で登録する(ステップS10
6)。
【0141】一方、ステップS105でノーの場合、状
況管理手段4Bは、まだ状況取得要求が登録されていな
いので、メールIDおよび状況をドメイン名zz.c
o.jpとともに図9−15の形式で登録する(ステッ
プ106)。
【0142】この結果、支社Bの状況管理手段4Bに状
況が登録され、支社Cに対する状況取得用のサーバ間通
信メールの送信が行われ、そのメールIDに対する回覧
電子メールの状況取得要求が支社Bの状況管理手段4B
に登録されている場合には、本社Aに対する状況返信用
のサーバ間通信メールの送信も行われる。
【0143】(15) 次に、(14)の手順で本社A
に対して「営業員dから課長eへ送信」という状況を状
況返信用のサーバ間通信メールによって本社Aの状況管
理サーバAに対して返信する。
【0144】本社Aの状況管理サーバAでは、サーバ間
通信メール受信手段6Aは、サーバ間通信メールを受信
すると(ステップS301)、状況取得用かどうかを判
断し(ステップS302)、ノーであるので、サーバ間
通信メールの本文を解析してメールIDおよび状況を取
得し(ステップS307)、メールIDおよび状況を状
況管理手段4Aに伝える(ステップS308)。
【0145】状況管理手段4Aは、取得した状況は他組
織から送られてきたものかどうかを判断し(ステップS
101)、イエスであるので、状況は送信かどうかを判
断し(ステップS111)、イエスであるので、回覧電
子メールの送信先は他組織かどうかを判断し(ステップ
S112)、イエスであるので、サーバ間通信メール送
信手段5Aに状況の取得を要求する(ステップS11
3)。
【0146】サーバ間通信メール送信手段5Aは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、イエスであるので、状況取得
用のサーバ間通信メールを作成し(ステップS20
2)、回覧電子メールの状況取得処理の記述をサーバ間
通信メールの本文に挿入し(ステップS203)、サー
バ間通信メールを支社Cの状況管理サーバCにメールア
ドレスm−sever@zz.co.jpとして送信す
る(ステップS204)。
【0147】次に、状況管理手段4Aは、メールIDお
よび状況をドメイン名zz.co.jpとともに図8−
16の形式で登録する(ステップS106)。
【0148】この結果、本社Aの状況管理手段4Aに状
況が登録され、支社Cに対する状況取得用のサーバ間通
信メールの送信も行われる。
【0149】(16) 上記(14),(15)でそれ
ぞれ支社Bおよび本社Aから送信された状況取得用のサ
ーバ間通信メールは、支社Cのサーバ間通信メール受信
手段6Cによってそれぞれ受信される。
【0150】サーバ間通信メール受信手段6Cは、サー
バ間通信メールを受信すると(ステップS301)、状
況取得用かどうかを判断し(ステップS302)、イエ
スであるので、サーバ間通信メールの本文を解析して状
況取得対象のメールIDを取得し(ステップS30
3)、状況管理手段4CにこのメールIDを有する回覧
電子メールの状況が登録されているかどうかを判断する
(ステップS304)。
【0151】ステップS304でイエスの場合、すでに
回覧電子メールが先に着信して状況を登録しているの
で、サーバ間通信メール受信手段6Cは、サーバ間通信
メール送信手段5CにメールIDで使用されているドメ
イン名の状況管理サーバに状況を返信することを要求す
る(ステップS305)。
【0152】サーバ間通信メール送信手段5Cは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間通信メールを本社
Aおよび支社Bの状況管理サーバAおよびBにメールア
ドレスm−sever@xx.co.jpおよびm−s
ever@yy.co.jpとして送信する(ステップ
S207)。
【0153】一方、ステップS304でノーの場合、サ
ーバ間通信メール受信手段6Cは、状況取得要求REQ
ESTをドメイン名xx.co.jpおよびyy.c
o.jpとともに状況管理手段4Cに図10−17の形
式で登録する(ステップS306)。
【0154】この結果、支社Cの状況管理手段4Cに状
況が登録され、そのメールIDを有する回覧電子メール
の状況が状況管理手段4Cに登録されている場合には、
支社Bおよび本社Aそれぞれに状況返信用のサーバ間通
信メールの送信も行われる。
【0155】(17) 支社Bの営業員dから支社Cの
課長eに回覧メールが着信すると、回覧電子メール状況
更新手段3Cは、電子メール受信・編集手段2dから回
覧電子メールの着信の通知を受けて、メールIDおよび
「課長eで着信」という状況を状況管理手段4Cに伝え
る。
【0156】状況管理手段4Cは、取得した状況は他組
織からの送られてきたものかどうかを判断し(ステップ
S101)、ノーであるので、状況は送信かどうかを判
断し(ステップS102)、ノーであるので、状況を取
得した回覧電子メールのメールIDで状況取得要求が登
録されているかどうかを判断する(ステップS10
5)。
【0157】ステップS105でイエスの場合、状況管
理手段4Cは、すでに状況取得用のサーバ間通信メール
が処理されて状況取得要求が登録されているため、サー
バ間通信メール送信手段5CにメールIDで使用されて
いるドメイン名の状況管理サーバに状況を返信すること
を要求する(ステップS107)。
【0158】サーバ間通信メール送信手段5Cは、回覧
電子メールの状況の取得を要求しているかどうかを判断
し(ステップS201)、ノーであるので、状況返信用
のサーバ間通信メールを作成し(ステップS205)、
回覧電子メールの状況をサーバ間通信メールの本文に挿
入し(ステップS206)、サーバ間送信用メールを本
社Aの状況管理サーバAおよび支社Bの状況管理サーバ
Bにメールアドレスm−sever@xx.co.jp
およびm−sever@yy.co.jpとして送信す
る(ステップS207)。
【0159】次に、状況管理手段4Bは、取得した状況
は送信かどうかを判断し(ステップS108)、ノーで
あるので、メールIDおよび状況を登録する(ステップ
S106)。
【0160】また、ステップS105でノーの場合、状
況管理手段4Cは、まだ状況取得要求が登録されていな
いので、メールIDおよび状況を図10−18の形式で
登録する(ステップS106)。
【0161】この結果、状況が登録され、すでにそのメ
ールIDを有する回覧電子メールの状況取得要求が状況
管理手段4Cに登録されている場合には、状況返信用の
サーバ間通信メールの送信も行われる。
【0162】(18) 上記(17)と同様にして、課
長eによる回覧電子メールの「開封」,「受理」も行わ
れる。その結果、支社Cの状況管理手段4Cには、図1
0−19の形式でメールIDおよび状況が登録される。
また、これら(着信,開封,受理)の状況を状況返信用
のサーバ間通信メールによって送信された本社Aおよび
支社Bでも、上記(10)の手順に従って、それぞれ図
8−20および図9−21の形式でメールIDおよび状
況が登録される。
【0163】(19) 次に、支社C内で課長eから営
業員fに対して回覧電子メールが送信されると、上記
(11)の手順と同様にして、支社Cの状況管理手段4
Cに図10−22の形式でメールIDおよび状況が登録
される。本社Aおよび支社Bでは、その状況も上記(1
0)の手続きに従って、ぞれぞれ図8−23および図9
−24の形式で状況が登録される。
【0164】以下、営業員fにおいてもこれまでと同じ
手続きを繰り返し、この回覧電子メールがさらに他支社
に対して送信されても、上記と同じ処理を繰り返すこと
によって、回覧電子メールの逐次変化する状況をそれぞ
れの組織から確認することができる。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の効
果は、回覧電子メールの状況を管理する状況管理サーバ
を組織毎に置くことによって、回覧電子メールの状況を
確認することができることである。また、組織間をまた
がった回覧電子メールの回覧の場合には、状況管理サー
バ間の通信をサーバ間通信メールという手段を用いて行
うことにより、回覧電子メールの状況の相互交換を行え
るようにして、組織をまたがった回覧電子メールの状況
の管理を行うことができるということである。
【0166】第2の効果は、組織毎に状況管理サーバを
置いてマルチサーバにして、回覧電子メールの状況を管
理することで、1つの状況管理サーバで回覧範囲全てを
管理するよりも、他組織の利用者を管理することが容易
になるということである。
【0167】第3の効果は、状況管理サーバ間の通信に
サーバ間通信メールを用いることにより、通信を使った
状況確認に比して、通信先のクライアントマシンが確認
元のクライアントマシンと同期をとって動いている必要
がなくなりために運用上の制約がなくなるとともに、環
境によってはレスポンスや通信可能な範囲でしか状況を
確認することができないなどの問題も回避することがで
きることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回覧電子メールの状況管理方式の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の回覧電子メールの状況管理方式で用い
られるメールIDの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る回覧電子メールの
状況管理方式の構成を示すブロック図である。
【図4】図1中の状況管理手段の処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】図1中のサーバ間通信メール送信手段の処理を
示すフローチャートである。
【図6】図1中のサーバ間通信メール受信手段の処理を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の回覧電子メールの状況管理方式が適用
された実施例を説明する図である。
【図8】図7中の本社Aの状況管理サーバの状況管理手
段での状況登録例を示す図である。
【図9】図7中の支社Bの状況管理サーバの状況管理手
段での状況登録例を示す図である。
【図10】図7中の支社Cの状況管理サーバの状況管理
手段での状況登録例を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 電子メール送信手段 2,2b,2c,2d 電子メール受信・編集手段 3,3A,3B,3C 回覧電子メール状況更新手段 4,4A,4B,4C 状況管理手段 5,5A,5B,5C サーバ間通信メール送信手段 6,6A,6B,6C サーバ間通信メール受信手段 A,B,C 状況管理サーバ(組織)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを送信する電子メール送信手
    段と、電子メールを着信および操作する電子メール受信
    ・編集手段とを有するクライアントが各組織毎にネット
    ワークに接続されている電子メールシステムにおいて、 各組織毎に、回覧電子メールの状況の変化を更新する回
    覧電子メール状況更新手段と、回覧電子メールの状況を
    管理する状況管理手段と、他組織に状況取得要求を送信
    したり状況を返信したりするためのサーバ間通信メール
    を送信するサーバ間通信メール送信手段と、他組織から
    状況取得要求を受信したり状況を受信したりするための
    サーバ間通信メールを受信するサーバ間通信メール受信
    手段とを備える状況管理サーバを設け、 電子メールが組織間をまたがって回覧される場合には、
    送信元の組織で状況の管理を行っている状況管理サーバ
    と、送信先の組織で状況の管理を行っている状況管理サ
    ーバとがサーバ間通信メールを用いてサーバ間通信を行
    うことにより回覧電子メールの状況の相互交換を行い、
    組織間をまたがった回覧電子メールの詳細な状況を自動
    管理することを特徴とする回覧電子メールの状況管理方
    式。
  2. 【請求項2】 前記電子メール送信手段が、回覧電子メ
    ールを最初に送信するときに、作成時の時間と作成時の
    組織のドメイン名とからなるメールIDを付与する請求
    項1記載の回覧電子メールの状況管理方式。
  3. 【請求項3】 前記状況管理サーバが、サーバ間通信メ
    ールを送信および受信するために各組織で固定のユーザ
    名を有するサーバ間通信メール専用ユーザを用意する請
    求項1記載の回覧電子メールの状況管理方式。
JP8186833A 1996-06-27 1996-06-27 回覧電子メールの状況管理方式 Pending JPH1021166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381832C (zh) * 2001-11-28 2008-04-16 亚帕托尼克斯公司 时间解析非入侵式诊断***
US7885869B2 (en) 2000-04-26 2011-02-08 Computer Applications Co., Ltd. Method for managing buyer transactions and settlements using communication network between computers, and method for relaying information following buyer consumption trends to the buyer

Cited By (5)

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US8688555B2 (en) 2000-04-26 2014-04-01 Computer Applications Co., Ltd. Method for managing buyer transactions and settlements using communication network between computers, and method for relaying information following buyer consumption trends to the buyer
CN100381832C (zh) * 2001-11-28 2008-04-16 亚帕托尼克斯公司 时间解析非入侵式诊断***

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